JP2000353420A - シールドビーム形放電ランプ - Google Patents
シールドビーム形放電ランプInfo
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Abstract
との間で絶縁破壊が発生するのを防止する。 【解決手段】 一端部に開口部1aを有し、かつ内面に
導電性の蒸着膜10が形成されているリフレクター1
と、このリフレクター1内に設けられている発光管2
と、リフレクター1の開口部1aに接合されている前面
ガラス3と、リフレクター1の他端部に設けられ、かつ
リフレクター1側が開口しているフェルール4と、この
フェルール4の開口端から導出し、発光管2に電力を供
給する電力供給線5a,5bとを備えている。フェルー
ル4の開口端から蒸着膜10のフェルール4側の端まで
の最短距離dが、3≦d≦40なる関係式を満たす。
Description
放電ランプに関するものである。
は、一端部に開口部を有し、かつ内面にアルミニウムの
蒸着膜が形成されているリフレクターと、このリフレク
ター内に設けられている発光管と、リフレクターの開口
部に接合されている前面ガラスと、リフレクターの他端
部に設けられ、かつリフレクター側が開口しているフェ
ルールとを備えているものがある。
ている。発光管内には、発光金属が封入されている。
ルールの開口端まで形成されている。つまり、フェルー
ルの開口端から蒸着膜のフェルール側の端までのリフレ
クター内面に沿った最短距離dは0mmである。
いパルス電圧が印加される。
ともに、色温度を自由に選択できるので、スポット形ラ
ンプとして対象物をより効果的に照射することができ
る。
ものでは、点灯中に高くなった発光金属の蒸気圧によっ
て、消灯直後に再始動しようとしても点灯せず、電力供
給線と蒸着膜との間で絶縁破壊が発生するという問題が
あった。
にフローティング状態ではあるが、始動時に高いパルス
電圧を印加するために、一方の電力供給線から放電を受
け、他方の電力供給線へ放電を起こす。これにより、電
力供給線が変形してリフレクター内での発光管の位置が
ずれ、配光特性が変化してしまうという問題や、電力供
給線が折損してランプが不点灯になるという問題があっ
た。
になされたもので、消灯直後の再始動時に、電力供給線
と蒸着膜との間で絶縁破壊が発生するのを防止して、配
光特性の変化やランプの不点灯が起こらないようにした
シールドビーム形放電ランプを提供するものである。
形放電ランプは、一端部に開口部を有し、かつ内面に導
電性の蒸着膜が形成されているリフレクターと、このリ
フレクター内に設けられ、かつ両端部に電極が取り付け
られている発光管と、前記開口部に接合されている前面
ガラスと、前記リフレクターの他端部に設けられ、かつ
前記リフレクター側が開口しているフェルールと、前記
フェルールの開口端から導出され、かつ前記発光管に電
力を供給する電力供給線とを備え、前記電力供給線と前
記蒸着膜との間で放電が起こるのを防止する所定の手段
を有する構成を有している。
パルス電圧を印加しても、電力供給線と蒸着膜との間に
十分な絶縁距離を得ることができるので、電力供給線と
蒸着膜との間で放電が起こるのを防止することができ
る。
て、図面を用いて説明する。
ルドビーム形放電ランプは、全長が130mm、最大外
径が120mmであり、図1に示すように、一端部に外
径110mmの開口部1aを有するアルミナセラミック
製のリフレクター1と、このリフレクター1内に設けら
れている全長50mm、最大外径12mmの発光部2a
とこの発光部2aの両端部に設けられた封止部2bとを
有するアルミナセラミック製の発光管2とを備えてい
る。
の前面ガラス3が接合されている。また、リフレクター
1の他端部には、リフレクター1側が開口している全長
9mm、最大外径11mmの金属製のフェルール4と、
このフェルール4の開口端から導出され、発光管2に電
力を供給するとともに、発光管2を支持している電力供
給線5a,5bと、フェルール4を覆うような口金6と
がそれぞれ設けられている。
グステンからなる電極7が取り付けられている。また、
発光管2内には水銀、アルゴン等の希ガスおよび発光金
属がそれぞれ所定量封入されている。
6mm、外径19mm、長さ35mmの石英製のスリー
ブ8に囲繞されている。このスリーブ8は、電力供給線
5aに保持されているスリーブ支持板9によって支持さ
れており、発光管2を保温することができるので、十分
な光特性を導き出すことができるとともに、発光管2か
ら放出される紫外線をカットすることができ、また寿命
末期に発光管2が破損してもリフレクター1が破損する
のを防止することができる。
近傍までの部分には、アルミニウムの蒸着膜10が形成
されている。
にそれぞれ接続されている。また、同他端部は、フェル
ール4の底部にろう付けされるとともに、リード線11
(一方は図示せず)を介して口金6にそれぞれ接続され
ている。
(図示せず)によって接続されている。
ンプの作用効果について説明する。
から蒸着膜のフェルール側の端までのリフレクター内面
に沿った最短距離d(mm)(以下、単に「最短距離
d」という)と放電による絶縁破壊との関係を調べるた
めに、上記したシールドビーム形放電ランプにおいて、
最短距離dを種々変化させたものを作製し、消灯直後に
再始動をした場合の電力供給線と蒸着膜との間に発生す
る絶縁破壊の有無、口金温度および発光効率を調べたと
ころ、表1に示すとおりの結果が得られた。
にソケットに差し込んだのみの状態で点灯させ、また周
囲温度を室温として行った。
mm以上では、電力供給線5a,5bと蒸着膜10との
間で絶縁破壊が発生しないことがわかった。一方、最短
距離dが2mm以下では、電力供給線と蒸着膜との間で
絶縁破壊が発生することがわかった。これは、電力供給
線と蒸着膜との間隔が狭いので、電力供給線と蒸着膜と
の間で放電が起こりやすいためと考えられる。
いる半田(図示せず)が溶融するのを防止するために、
通常、口金6の最高温度は210℃以下になるように規
定されている。しかし、このようなシールドビーム形放
電ランプでは、一般的な照明器具を用いて点灯させた場
合、口金6の温度が、照明器具を用いずに点灯させた場
合に比して、10℃程度高くなる。そこで、口金6の最
高温度が200℃未満のものであれば、一般的な照明器
具を用いてランプを点灯させても実用上問題はないと考
えることができる。
短距離dを40mm以下に規定することが好ましい。
なる関係式を満たすことにより、消灯直後に再始動して
も、電力供給線5a,5bと蒸着膜10との間に十分な
絶縁距離を得ることができるので、電力供給線5a,5
bと蒸着膜10との間で放電が起こるのを、すなわち絶
縁破壊が発生するのを防止することができる。その結
果、配光特性の変化やランプの不点灯が起こらないよう
にすることができる。
を得るために、最短距離dが3≦d≦20なる関係式を
満たすことが好ましい。
が封入されていることが好ましい。
5bと蒸着膜10との間で放電が起こるのを抑制するの
で、電力供給線5a,5bと蒸着膜10との間で絶縁破
壊が発生するのをより防止することができる。
ールドビーム形放電ランプは、図3に示すように、リフ
レクター1の他端と発光管2内の放電空間との間に遮蔽
体12が設けられている点を除いて、本発明の第1の実
施の形態である150Wのシールドビーム形放電ランプ
と同じ構成を有している。
り、電力供給線5aに支持されている。
の場合において、遮蔽体12を設けていないランプの口
金の温度は、183℃(表1参照)であったのに対し
て、遮蔽体12を設けているランプの口金6の温度は、
154℃であった。つまり、遮蔽体12を設けることに
より、口金6の温度を16%下げることができる。
温度を低減することができる。また、発光管2から放射
された光の口金6の方向への迷光を防止することができ
る。
bとの間での絶縁破壊や発光管2からの熱の影響を考慮
して、絶縁性および耐熱性を有していることが好まし
い。
ミック製の発光管2を用いた場合について説明したが、
石英製やYAG製等の発光管を用いても、上記と同様の
効果を得ることができる。
a,5bと蒸着膜10との間で放電が起こるのを防止す
る手段として、最短距離dが3≦d≦40なる関係式を
満たすものについて説明したが、電力供給線5a,5b
を絶縁体で覆う等の手段を用いても、上記と同様の効果
を得ることができる。
後の再始動時に、電力供給線と蒸着膜との間で絶縁破壊
が発生するのを防止することができるので、配光特性の
変化やランプの不点灯が起こらないようにすることがで
きるシールドビーム形放電ランプを提供することができ
るものである。
ールドビーム形放電ランプの一部切欠正面図
図
ム形放電ランプの一部切欠正面図
Claims (6)
- 【請求項1】 一端部に開口部を有し、かつ内面に導電
性の蒸着膜が形成されているリフレクターと、このリフ
レクター内に設けられ、かつ両端部に電極が取り付けら
れている発光管と、前記開口部に接合されている前面ガ
ラスと、前記リフレクターの他端部に設けられ、かつ前
記リフレクター側が開口しているフェルールと、前記フ
ェルールの開口端から導出され、かつ前記発光管に電力
を供給する電力供給線とを備え、前記電力供給線と前記
蒸着膜との間で放電が起こるのを防止する所定の手段を
有することを特徴とするシールドビーム形放電ランプ。 - 【請求項2】 前記所定の手段は、前記フェルールの開
口端から前記蒸着膜の前記フェルール側の端までの前記
リフレクター内面に沿った最短距離をd(mm)とした
場合、3≦d≦40なる関係式を満たすことであること
を特徴とする請求項1記載のシールドビーム形放電ラン
プ。 - 【請求項3】 3≦d≦20なる関係式を満たすことを
特徴とする請求項2記載のシールドビーム形放電ラン
プ。 - 【請求項4】 前記リフレクター内に不活性ガスが封入
されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載のシールドビーム形放電ランプ。 - 【請求項5】 前記リフレクターの他端と前記発光管内
の放電空間との間に遮蔽体が設けられていることを特徴
とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のシー
ルドビーム形放電ランプ。 - 【請求項6】 前記遮蔽体は、絶縁性および耐熱性を有
していることを特徴とする請求項5記載のシールドビー
ム形放電ランプ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16329399A JP3293591B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | シールドビーム形放電ランプ |
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JP3293591B2 JP3293591B2 (ja) | 2002-06-17 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3293591B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007139058A1 (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-06 | Panasonic Corporation | 金属蒸気放電ランプ及び照明装置 |
JP2009272304A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | General Electric Co <Ge> | ショートアークhid電球及びアーク放電を防止するためのアルミニウム内のカットアウトを備えたparランプ |
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JP5392639B1 (ja) * | 2012-08-28 | 2014-01-22 | 岩崎電気株式会社 | シールドビーム形放電ランプ |
-
1999
- 1999-06-10 JP JP16329399A patent/JP3293591B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7741779B2 (en) | 2006-05-31 | 2010-06-22 | Panasonic Corporation | Metal vapor discharge lamp and illumination apparatus |
JP2009272304A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | General Electric Co <Ge> | ショートアークhid電球及びアーク放電を防止するためのアルミニウム内のカットアウトを備えたparランプ |
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JP3293591B2 (ja) | 2002-06-17 |
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