JP3893886B2 - 反射鏡付きランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、OHPやスライドプロジェクター、実物投影機、液晶プロジェクター等の投影機器に組み込まれる、反射鏡付きランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)や液晶プロジェクタがプレゼンテーションツールとして活用されている。これらの投映機器においては、光源ランプとして、発光効率の優れたショートアーク型のメタルハライドランプや水銀ランプ等の放電ランプが使用され、これらの放電ランプに設けられた封止部を凹面反射鏡の中央底部開口に挿入して固定し、一体的な構造にした反射鏡付きランプが投映機器に内蔵されている。
【0003】
以下に、従来の反射鏡付きランプについて詳細に説明する。
図7は、従来の反射鏡付きランプに用いられるランプの一例を示す図である。
ランプ1はショートアーク型のメタルハライドランプ、水銀ランプ等の放電ランプであり、発光空間を形成する略楕円球状の発光管部3と、この発光管部3の両端から外側へ伸びるように連接されたロッド状の封止部4a,4bとを有してなり、例えば石英ガラスによって形成された放電容器2を有する。
発光管部3内には、タングステンからなる一対の電極5a,5bが放電容器2の管軸に沿って対向配置され、一対の電極5a,5bは、各々を先端に有する内部リード棒6a,6bが、例えば封止部4a,4b内に埋設されたモリブデン等からなる金属箔7a,7bを介して、外部リード棒8a,8bと電気的に接続されている。
尚、発光管部3内には、水銀もしくは水銀と発光金属としての金属ハロゲン化物が封入され、且つ始動用ガスとしてアルゴン等の希ガスも封入される。金属ハロゲン化物としては、例えば沃化ジスプロシウム、沃化ネオジウムや沃化セシウム等が封入される。
【0004】
次に、上述のランプに取り付けられる口金について、組み立て工程順にしたがって説明する。
図8は、従来の反射鏡付きランプに用いられるランプに取り付けられる口金の断面構造を示す図である。
最初に、ランプ1の、一方の封止部4aより突出した外部リード棒8aとニッケル撚り線30とを電気的に接続する。接続方法には種々の方法がある。図8の場合、外部リード棒8aとNi撚り線30の先端を重ね合せ、その重ね合せ部をスポット溶接することにより、外部リード棒8aとNi撚り線30との接続を行っている。
次に、外部リード棒8aに接続されたNi撚り線30を真鍮製の口金31の撚り線挿通部31aに挿入し、ランプ1と口金31との位置関係を定めた後、口金31の接着剤注入部31bに無機接着剤32、例えばセラミックス系接着剤を注入する。接着剤は硬化し、ランプ1と口金31は一体化する。
そして、最後に撚り線30と口金31とを口金ピン部31cにおいて電気的に接続する。接続方法には、前述と同様に種々の方法があり、口金ピン部31cに銀ロウを供給し、加熱溶融・固化させて接続しても良いし、アーク溶接により接続しても良い。
【0005】
上述の工程によりランプ1に口金31がを取り付けられると、次に、そのランプ1に凹面反射鏡が取り付けられる。
図9は、従来の反射鏡付きランプの一例であり、反射鏡部分はその断面を示している。
凹面反射鏡9は、耐熱性を有する硬質ガラス、例えば硼珪酸ガラスからなり、放物面もしくは楕円面形状を有する。
また、凹面反射鏡9には、口金31が取り付けられた側のランプ1の封止部4aを挿入するための開口9aがその中央底部に、もう一方の封止部4bから突出した外部リード棒8bに接続された給電線10bを凹面反射鏡9の外表面に引き出すための貫通孔9cが凹面反射鏡9の光反射部9bに設けられている。
また、凹面反射鏡9の光反射部9bには、例えば蒸着法によりチタニア(TiO)とシリカ(SiO)とを交互に積層した誘電体多層膜が形成され、紫外線領域及び赤外線領域の光を透過して可視光のみを反射するように、それぞれの誘電体膜の厚み、膜数が規定されている。
そして、上記凹面反射鏡9は、凹面反射鏡9の中心軸とランプ1の長手軸とが一致し、且つランプ1の発光輝点が凹面反射鏡9の焦点位置にくるように、ランプ1に対して配置され、無機接着剤11、例えばセラミックス系接着剤により、ランプ1と一体化されている。
【0006】
更に、口金31のネジ部31dには、絶縁素材により被覆された給電線10aが接続されている。取付方法には、種々の方法が有り、図9の場合、給電線10aの先端に、挿通孔(図示しない)を有する圧着端子12が取り付けられ、該挿通孔にネジ部31dが挿入される。そしてネジ部31dと螺合するナット13を用いて、圧着端子12の固定及び、口金31に対する給電線10aの接続がなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年反射鏡付きランプに関して、製造コストを削減するために、部品点数及び生産工程の削減が求められている。
ランプ1に取り付けられる口金31は、凹面反射鏡9の中心軸とランプ1の長手軸とが一致し、且つランプ1の発光輝点が凹面反射鏡9の焦点位置にくるように、凹面反射鏡9に対してランプ1を移動させる際にランプ1を把持する部材として設けられ、同時に、外部リード棒8aと給電線10aとを電気的に接続する機能を有している。
しかし、外部リード棒8aと給電線10aとを直接接続することが可能であれば、反射鏡付きランプを構成する上で、口金31は必ずしも必要なものではなかった。また、口金31の取り付けには複数の工程が必要であったことから、口金31を用いずに反射鏡付きランプを作製することが求められていた。
【0008】
図10は、口金の無いランプを反射鏡に取りつけた反射鏡付きランプの断面構造を示す図である。
口金の無いランプ1を凹面反射鏡9に取り付ける場合、凹面反射鏡9に対してランプ1を移動させる際には、ランプ1を把持する治具が必要になるが、口金の無いランプを凹面反射鏡9に取り付けることは可能である。
ところが、この構造の反射鏡付きランプを使用していく上で別の問題、すなわち図10における反射鏡付きランプにおいて、給電線10aを持って凹面反射鏡を搬送したり、給電線10aを捻じる、引っ張るなどの意図しない行為を行った場合、使用時に所望の照度が得られなくなるという問題が発生した。
【0009】
そして、本発明者は、上記問題について鋭意検討し、以下の理由によるものと推定した。
すなわち、給電線10aを持って、図10に示した凹面反射鏡付きランプを搬送したり、給電線10aを捻じる、引っ張るなどの意図しない行為を行った場合、ランプ1の封止部4aと無機接着剤11の界面には、給電線10aを通してあらゆる方向からの力が働く。そして、図9に示した真鍮からなる口金31と無機接着剤11との接着力に比べ、石英ガラスからなるランプ1の封止部4aと無機接着剤11との接着力は弱いため、無理な力が加わった場合、ランプ1の発光輝点が凹面反射鏡11の焦点位置からずれる。そして、その結果、使用時の照度低下がもたらされると考えられる。
【0010】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、口金をランプに取り付ける工程が不要で、且つランプの発光輝点が凹面反射鏡の焦点位置からずれることの無い反射鏡付きランプを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、凹面反射鏡の中央底部に設けられた開口にベースが固定され、発光管部の少なくとも一端に封止部を有し、該封止部から外部リードが突出してなるランプの一つの封止部が、該ベースに接着剤により固定され、該封止部から突出した外部リードに、給電線が接続されてなる反射鏡付きランプにおいて、前記給電線を固定する、給電線固定部材の一端を、前記接着剤に埋設させて固定、もしくは前記ベースの外周に固定し、前記給電線を、前記給電線固定部材の他端に固定したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、発光管部の少なくとも一端に封止部を有し、該封止部から外部リードが突出してなるランプの一つの封止部が、凹面反射鏡の中央底部に設けられた開口に挿入され、接着剤により固定され、該封止部から突出した外部リードに、給電線が接続されてなる反射鏡付きランプにおいて、前記給電線を固定する、給電線固定部材の一端を、前記接着剤に埋設させて固定、もしくは前記凹面反射鏡の外表面に固定し、前記給電線を、前記給電線固定部材の他端に固定したことを特徴としている。
【0012】
【作用】
上記構成によれば、給電線に加えられた力は、給電線固定部材により遮られるので、外部リードを介してランプの封止部と接着剤との界面に、大きな力が伝わることはない。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の第1の実施例に係る反射鏡付きランプの断面構造を示す。
ランプ1は、直流点灯型のものであり、その放電容器2は石英ガラスにより形成され、発光空間を形成する楕円球形の発光管部3とこの発光管部3の両端から外方に伸びるように連設されたロッド状の陽極側封止部40a,陰極側封止部40bを有する。
発光管部3には、放電容器2の管軸上において、電極間距離が例えば2.0mm以下となる状態で陽極50a、陰極50bとが対向配置しており、陰極50bは、該陰極50bを先端に有する陰極側内部リード棒60bが陰極側封止部40b内を伸び、当該陰極側封止部40bに気密に埋設された陰極側金属箔70bを介して陰極側外部リード棒80bに電気的に接続されている。
陽極50aについても、同様の構成とされる。図において、60aは陽極側内部リード棒、70aは陽極側金属箔である。
また、放電ランプ1の放電容器2の陽極側封止部40aから突出した陽極側外部リード棒80a、及び陰極側封止部40bから突出した陰極側外部リード棒80bのそれぞれの端部には、電力を供給する給電線10a,10bが接続されている。
【0014】
そして、発光管部3内には、発光物質として水銀が封入され、また、点灯始動ガスとしてアルゴン、キセノン等の希ガスが封入される。希ガスは例えば、1.3×10Pa封入される。
ここで、水銀の封入量は0.15mg/mm以上であって、これは安定点灯時の水銀蒸気圧が百数十気圧以上になるものである。
【0015】
このような高圧水銀ランプの一例を紹介すると、発光管部の最大外径12mm、最大内径5mm、発光空間長(ランプの軸方向の長さ)12mm、封入水銀量17mg、発光空間の内容積120mm、定格電力160Wである。
【0016】
凹面反射鏡9は、従来と同様、耐熱性を有する硬質ガラス、例えば硼珪酸ガラスからなり、放物面もしくは楕円面形状を有する。また、凹面反射鏡9には、ランプ1の陽極側封止部40aを挿入するための開口部9aがその中央底部に、陰極側封止部40bから突出した外部リード棒80bに接続された給電線10bを凹面反射鏡9の外表面に引き出すための貫通孔9cが凹面反射鏡9の光反射部9bに設けられている。
更に、凹面反射鏡9の光反射部9bには、例えば蒸着法によりチタニア(TiO)とシリカ(SiO)とを交互に積層した誘電体多層膜が形成され、紫外線領域及び赤外線領域の光を透過して可視光のみを反射するように、それぞれの誘電体膜の厚み、膜数が規定されている。
そして、上記凹面反射鏡9は、凹面反射鏡9の中心軸とランプ1の長手軸とが一致し、且つランプ1の発光輝点が凹面反射鏡9の焦点位置にくるように、ランプ1に対して配置され、無機接着剤11、例えばセラミックス系接着剤により、ランプ1と一体化されている。
【0017】
次に、本発明の第1の実施例に係る反射鏡付きランプの組み立て手順について説明する。
図2に、本発明の第1の実施例に係る反射鏡付きランプに用いられるベースの断面構造、給電線固定部材の構造を示す。
最初に、セラミックスからなる筒状のベース14の接着部14aに、凹面反射鏡9の中央底部に設けられた開口9aを挿入し、無機接着剤11、例えばセラミックス系接着剤をその間に充填し、凹面反射鏡9とベース14とを互いに固定する。
次に、ランプ1の陽極側封止部40aを、凹面反射鏡9の開口9aを介して、ベース14内部に挿入し、凹面反射鏡9の中心軸とランプ1の長手軸とが一致し、ランプ1の発光輝点(陽極50aと陰極50bの対向部)が凹面反射鏡9の焦点位置にくるように配置し、無機接着剤11をベース14の接着部14bに充填し、ベース14にランプ1を固定する。
更に、ベース14の接着部14bから突出した、ランプ1の陽極側封止部40aを、金属、例えば銅からなる給電線固定部材15の、円筒状のランプ挿通部15aに挿通し、無機接着剤11をベース14の接着部14cに充填し、ベース14と給電線固定部材15とを一体化させる。したがって、給電線固定部材15の一端、即ち円筒状のランプ挿通部15aは、接着剤11に埋設されて固定されることになる。
最後に、給電線10a,10bを各外部リード棒80a,80bに接続する。この時、陽極側外部リード棒80aに接続された給電線10aを、給電線固定部材15の他端、即ち給電線把持部15bに挟み、圧着・固定する。
【0018】
次に、図1に示した本発明の実施例の作用・効果を説明する。
本発明の第1の実施例に係る反射鏡付きランプにおいて、給電線固定部材15の一端、即ち円筒状のランプ挿通部15aは、接着剤11に埋設されて固定され、給電線10aは給電線固定部材15の他端、即ち給電線把持部15bに固定されるので、給電線10aに加えられた力、即ち給電線10aを持って凹面反射鏡付きランプを搬送したり、給電線10aを捻じる、引っ張るなどの行為を行った場合に生じる力は、給電線把持部15bで遮られ、給電線10aが接続された外部リード棒80aを介してランプの封止部40aと接着剤11との界面に伝わることはない。
よって、ランプ1の発光輝点が凹面反射鏡9の焦点位置からずれて、照度が低下することが無く、且つ口金をランプに取り付ける工程が不要な反射鏡付きランプを提供することができる。
【0019】
図3に、本発明の第2の実施例に係る反射鏡付きランプの断面構造を示す。また、図4に、本発明の第2の実施例に係る反射鏡付きランプに用いられるベースの断面構造、給電線固定部材の構造を示す。
本発明の第2の実施例に係る反射鏡付きランプにおいて、凹面反射鏡9は、その開口部9aはベース16の接着部16aに挿入され、無機接着剤11、例えばセラミックス系接着剤により凹面反射鏡9とベース16とは互いに固定されている。
また、ランプ1の陽極側封止部40aは、凹面反射鏡9の中央底部に設けられた開口9aを介して、セラミックスからなる筒状のベース16の接着部16bに挿通され、ベース16の接着部16bに充填した無機接着剤11により、ベース16に固定されている。
更に、金属、例えば銅からなる給電線固定部材17のベース挟持部17aが、ベース16の固定部材係止部16cを挟み込んだ状態で圧着され、ベース16に固定されている。
したがって、給電線固定部材17の一端、即ちベース挟持部17aは、ベース16の外周に固定されることになる。
そして最後に、給電線10a,10bが各外部リード棒80a,80bに接続される。この時、陽極側外部リード棒80aに接続された給電線10aは、第1の実施例と同様に、給電線固定部材17の他端、即ち給電線把持部17bに挟まれ、圧着・固定される。
【0020】
次に、図3に示した本発明の実施例の作用・効果を説明する。
本発明の第2の実施例に係る反射鏡付きランプにおいて、給電線固定部材17の一端、即ちベース挟持部17aは、ベース16の外周に固定され、給電線10aは給電線固定部材17の他端、即ち給電線把持部17bに固定されるので、給電線10aに加えられた力、即ち給電線10aを持って凹面反射鏡付きランプを搬送したり、給電線10aを捻じる、引っ張るなどの行為を行った場合に生じる力は、給電線把持部17bで遮られ、給電線10aが接続された外部リード棒80aを介してランプの封止部40aと接着剤11との界面に伝わることはない。よって、ランプ1の発光輝点が凹面反射鏡9の焦点位置からずれて、照度が低下することが無く、且つ口金をランプに取り付ける工程が不要な反射鏡付きランプを提供することができる。
【0021】
図5,6に、本発明の第3,第4の実施例に係る反射鏡付きランプの断面構造を示す。
本発明の第3,第4の実施例に係る反射鏡付きランプにおいて、ランプ1は、その封止部40aが凹面反射鏡9の開口部9aに挿入され、凹面反射鏡9の中心軸とランプ1の長手軸とが一致し、ランプ1の発光輝点(陽極50aと陰極50bの対向部)が凹面反射鏡9の焦点位置にくるように配置されて、無機接着剤11により凹面反射鏡9に固定されている。
そして、金属、例えば銅からなる給電線固定部材19の一端が、第3の実施例の場合には、凹面反射鏡9の開口部9a内の無機接着剤11に埋設されて固定され、第4の実施例の場合には、凹面反射鏡9の外表面、即ち開口部9aの外周に固定されている。
更に、陽極側外部リード棒80aに接続された給電線10aは、第1,2の実施例と同様に、給電線固定部材19の他端、即ち給電線把持部19aに挟まれ、圧着・固定されている。
【0022】
次に、図5,6に示した本発明の実施例の作用・効果を説明する。
本発明の第3,4の実施例に係る反射鏡付きランプにおいて、給電線固定部材19の一端は、凹面反射鏡9の開口部9a内の無機接着剤11に埋設されて固定、もしくは凹面反射鏡9の外表面、即ち開口部9aの外周に固定され、給電線10aは、給電線固定部材19の他端、即ち給電線把持部19aに固定されるので、給電線10aに加えられた力、即ち給電線10aを持って凹面反射鏡付きランプを搬送したり、給電線10aを捻じる、引っ張るなどの行為を行った場合に生じる力は、給電線把持部19aで遮られ、給電線10aが接続された外部リード棒80aを介してランプの封止部40aと接着剤11との界面に伝わることはない。
よって、ランプ1の発光輝点が凹面反射鏡9の焦点位置からずれて、照度が低下することが無く、且つ口金をランプに取り付ける工程が不要な反射鏡付きランプを提供することができる。
【0023】
なお、上記第1乃至第4の実施例においては、ランプ1として、直流点灯型のものを用いたが、これに限るものではなく交流点灯型のものであっても良い。
【0024】
【効果】
本発明の反射鏡付きランプによれば、ランプの発光輝点が凹面反射鏡の焦点位置からずれて、照度が低下することの無い、そして口金をランプに取り付ける工程が不要な反射鏡付きランプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る反射鏡付きランプの断面構造を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施例に係る反射鏡付きランプに用いられるベースの断面構造、給電線固定部材の構造を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施例に係る反射鏡付きランプの断面構造を示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る反射鏡付きランプに用いられるベースの断面構造、給電線固定部材の構造を示す図である。
【図5】 本発明の第3の実施例に係る反射鏡付きランプの断面構造を示す図である。
【図6】 本発明の第4の実施例に係る反射鏡付きランプの断面構造を示す図である。
【図7】 従来の反射鏡付きランプに用いられるランプの一例を示す図である。
【図8】 従来の反射鏡付きランプに用いられるランプに取り付けられる口金の断面構造を示す図である。
【図9】 従来の反射鏡付きランプの一例を示す図である。
【図10】 口金の無いランプを凹面反射鏡に取りつけた反射鏡付きランプの断面構造を示す図である。
【符号の説明】
1 ランプ
2 放電容器
3 発光管部
4a,4b 封止部
5a,5b 電極
6a,6b 内部リード棒
7a,7b 金属箔
8a,8b 外部リード棒
9 凹面反射鏡
9a 開口
9b 光反射部
9c 貫通孔
10a,10b 給電線
11,32 無機接着剤
12 圧着端子
13 ナット
14,16 ベース
14a,14b,14c,16a,16b 接着部
15,17,19 給電線固定部材
15a ランプ挿通部
15b,17b,19a 給電線把持部
16c 固定部材係止部
17a ベース挟持部
18 ネジ
30 Ni撚り線
31 口金
31a 撚り線挿通部
31b 接着剤注入部
31c 口金ピン部
31d ネジ部
40a 陽極側封止部
40b 陰極側封止部
50a 陽極
50b 陰極
60a 陽極側内部リード棒
60b 陰極側内部リード棒
70a 陽極側金属箔
70b 陰極側金属箔
80a 陽極側外部リード棒
80b 陰極側外部リード棒

Claims (2)

  1. 凹面反射鏡の中央底部に設けられた開口にベースが固定され、発光管部の少なくとも一端に封止部を有し、該封止部から外部リードが突出してなるランプの一つの封止部が、該ベースに接着剤により固定され、該封止部から突出した外部リードに、給電線が接続されてなる反射鏡付きランプにおいて、
    前記給電線を固定する、給電線固定部材の一端を、前記接着剤に埋設させて固定、もしくは前記ベースの外周に固定し、
    前記給電線を、前記給電線固定部材の他端に固定したことを特徴とする反射鏡付きランプ。
  2. 発光管部の少なくとも一端に封止部を有し、該封止部から外部リードが突出してなるランプの一つの封止部が、凹面反射鏡の中央底部に設けられた開口に挿入され、接着剤により固定され、該封止部から突出した外部リードに、給電線が接続されてなる反射鏡付きランプにおいて、
    前記給電線を固定する、給電線固定部材の一端を、前記接着剤に埋設させて固定、もしくは前記凹面反射鏡の外表面に固定し、
    前記給電線を、前記給電線固定部材の他端に固定したことを特徴とする反射鏡付きランプ。
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