JP3154874U - インバータ式蛍光灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】螺旋形状の蛍光管を電子回路から離隔して保持する保持部材と蛍光管との組み付け作業を簡略化させるとともに、蛍光管の膨張、および収縮に伴って生じ得るひび割れを好適に防止するインバータ式蛍光灯を提供する。【解決手段】インバータ式蛍光灯10は、基準となる中心軸cの周りに螺旋状に巻きつけられるように湾曲して形成された螺旋部22を有する蛍光管20と、一方の面55aの側において蛍光管を保持し、他方の面の側55bに配置され蛍光管の点灯を制御する電子安定器43を蛍光管から離隔させる保持部材50と、を有している。保持部材は、一方の面から伸びるとともに蛍光管の螺旋部が引っ掛けられて蛍光管を弾性的に保持するフック51を有している。【選択図】図2

Description

本考案は、インバータ式蛍光灯に関する。
インバータ式蛍光灯は、グロースターター等の点灯管が採用されたスターター形の蛍光灯と比較して、内蔵された電子回路の制御によって効率よく点灯を行うことが可能な点、および製品の小型化を図ることが可能な点において優れている。特に、螺旋状に巻きつけられるように湾曲した形状の蛍光管を採用し、より一層の小型化が図られたインバータ式蛍光灯が注目されている。
特許文献1には、螺旋形状の蛍光管を制御回路から離隔して保持する保持部材と蛍光管との組み付け作業を簡略化させた蛍光灯が提案されている。蛍光管の端部を保持部材に設けられた案内溝を介して保持部材の受け入れ口内に挿入して組み付け作業を行っている。
特開2004−71555号公報
一般に、蛍光管は点灯時に熱を放出する。この熱の影響によって蛍光管自体の膨張が生じる。また、消灯時には熱の放出が止むため、蛍光管が冷却して収縮する。
上記の特許文献1に記載された蛍光灯にあっては、蛍光管と保持部材との組み付け作業を簡略化することは可能になる。しかしながら、蛍光管を受け入れ口内に挿入した状態で保持するため、蛍光管の膨張、および収縮に伴って保持部材から蛍光管に対して締め付け力が付与されることになる。点灯、および消灯の度に繰り返して蛍光管に締め付け力が付与されると、蛍光管にひび割れが発生する虞がある。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、螺旋形状の蛍光管を電子回路から離隔して保持する保持部材と蛍光管との組み付け作業を簡略化させるとともに、蛍光管の膨張、および収縮に伴って生じ得るひび割れを好適に防止するインバータ式蛍光灯を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本考案に係るインバータ式蛍光灯は、基準となる中心軸の周りに螺旋状に巻きつけられるように湾曲して形成された螺旋部を有する蛍光管を有している。さらに、一方の面の側において蛍光管を保持し、他方の面の側に配置され蛍光管の点灯を制御する電子回路を蛍光管から離隔させる保持部材を有している。保持部材は、一方の面から伸びるとともに蛍光管の螺旋部が引っ掛けられて蛍光管を弾性的に保持するフックを有している。
本考案によれば、保持部材に設けられたフックに螺旋形状の蛍光管を引っ掛ける簡単な作業によって、保持部材と蛍光管とを組み付けることができる。さらに、保持部材がフックに引っ掛けられた蛍光管を弾性的に保持するため、蛍光管の膨張、および収縮に伴って保持部材から蛍光管に対して付与される締め付け力を緩和させることができ、蛍光管のひび割れを好適に防止することができる。
本考案の実施形態に係るインバータ式蛍光灯の外観図である。 インバータ式蛍光灯の組立て図である。 図3(A)は、蛍光管を組み付ける前の保持部材の正面図、図3(B)は、蛍光管を組み付けた後の保持部材の正面図である。 図4(A)は、図3の矢印4A方向から見た保持部材の斜視図、図4(B)は、図3の矢印4B方向から見た保持部材の斜視図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本考案の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図2および図3を参照して、本実施形態のインバータ式蛍光灯10を概説すれば、基準となる中心軸cの周りに螺旋状に巻きつけられるように湾曲して形成された螺旋部22を有する蛍光管20と、一方の面55aの側において蛍光管20を保持し、他方の面55bの側に配置され蛍光管20の点灯を制御する電子安定器43(電子回路に相当する)を蛍光管20から離隔させる保持部材50と、を有している。保持部材50は、一方の面55aから伸びるとともに蛍光管20の螺旋部22が引っ掛けられて蛍光管20を弾性的に保持するフック51を有している。以下、実施形態について詳述する。
図1および図2を参照して、蛍光灯10は、蛍光管20と、蛍光管20を保持する保持部材50と、電子安定器43が収納された外装ケース40と、を有している。蛍光管20は、外部からの衝撃による破損を防止するためのグローブ33によって覆っている。
グローブ33は、はめ込みによって保持部材50に取り付けることが可能なものを利用している。グローブ33を構成する材料は、特に限定されるものではなく、樹脂製や、ガラス材質等の従来公知のものを採用することができる。外形形状も特に限定されるものではなく、図示されるように、球形に近似したG形のものや、その他の形状のものを適宜選択することができる。
蛍光管20は、中心軸c上に位置する中心部21から両端部23a、23bを折り返して螺旋状に巻き付けるように加工している。このような加工によって、所定の傾斜角度αをなす螺旋部22を形成させている。外形形状は、一方の端部23aが中心部21に向けて螺旋状に湾曲し、他方の端部23bが中心部21に向けて螺旋状に湾曲した2重螺旋形状を有している。螺旋部22の傾斜角度αは、特に限定されるものではないが、例えば、70°程度の角度で形成することができる。蛍光管20にはガラス管を利用しているが、これに限定されるものではなく、蛍光管として利用することが可能な従来公知の材質のものを適宜選択することができる。
2重螺旋形状に形成された蛍光管20は、2重に巻きつけて形成されているため、単純な直線形状や円形形状に形成された蛍光管と比較して全長を小さくして形成することができる。蛍光管20を小さくして形成することができるため、蛍光管20を覆うグローブ33、および蛍光灯10の小型化を図ることが可能になっている。蛍光管20の寸法は、特に限定されるものではないが、例えば、管径dが7mm程度のものを利用することができる。
蛍光管20内には発光用ガスを封入し、蛍光管20の内面には蛍光体を塗布している。発光用ガスには、水銀、および緩衝用ガスとしてのアルゴン・ネオンガスの混合ガスを利用している。蛍光体には、YO:Eu、LaPO:Ce、Tb、およびBaMgAl1627:Eu、Mn蛍光体などを混合したものを利用している。発光用ガス、および蛍光体は、上記のものに限定されず、蛍光灯に用いられる従来公知のものを適宜採用することができる。
蛍光管20内の両端部23a、23b付近に一対の電極25を設けている。電極25には、タングステン製のコイル電極を用いている。
電極25にはリード線31を接続している。リード線31は、蛍光管20の両端部23a、23bから蛍光管20外部へそれぞれ引き伸ばして配置している。リード線31を利用して、保持部材50の一方の面55aに位置する蛍光管20の電極25と、保持部材50の他方の面55bに位置する外装ケース40に収納された電子安定器43とを電気的に接続している。蛍光管20から引き伸ばしたリード線31は、保持部材50の外周側面を形成する側面部58に沿わせるように配置させる(図3(B)参照)。保持部材50の一方の面55aの側に位置するリード線31を、他方の面55bの側へ容易に引き回すことを可能にするためである。これによって、リード線31の接続作業を容易に行うことを可能にし、接続不良や短絡等が誤って生じることを未然に防止している。リード線31には、銅線等の導電性材料に樹脂性の被覆を施した従来公知のものを利用することができる。
電子安定器43は、高周波安定器やインバータ回路等を含み、蛍光管20の点灯、および消灯を制御する。商用電源を高周波電源に変換し、リード線31によって接続された電極25に必要な電流を供給して蛍光管20を発光させる。電子安定器43を構成する回路基板の種類は、特に限定されるものではなく、インバータ式蛍光灯に利用されている従来公知のものを採用することが可能になっている。
電子安定器43は、外部設備に対する取り付けを行うための口金41が着脱自在な外装ケース40内に予め収納して準備している。外装ケース40には、保持部材50に対する取り付け作業を簡略化させることが可能となるように、はめ込み式や、ワンタッチ式で取り付けることが可能な構成を有しているものを採用することが望ましい。
図3および図4を参照して、保持部材50は、一方の面55aと他方の面55bとに連なる側面部58を有し、他方の面55bの側から一方の面55aの側に窪ませた蓋状の外形形状を有している。保持部材50を保持するためのフック51は、一方の面55aから蛍光管20の螺旋部22に向けて伸びるように形成している。
保持部材50とフック51とは、樹脂成形によって一体的に形成している。フック51と保持部材50とを別体に形成し、別工程で両者を組み付ける構成とすることを妨げるものではないが、樹脂成形によって一体的に製作することによって、製作に要する工程数を削減し、製作コストの低減を図っている。
フック51の先端部分52は、蛍光管20の螺旋部22を引っ掛けることが可能となるように、保持部材50の外部に向けて反った形状(外掛け形状)に形成している。比較的薄肉な樹脂材料で形成されたフック51は、根元部分53を基点にして先端部分52を揺動させ、先端部分52に引っ掛けられた蛍光管20を弾性的に保持する。フック51の根元部分53には、補強部材57を設けている。図3中の左右方向における過度な揺動によってフック51が折れることを防止するためである。
保持部材50に蛍光管20を組み付ける際には、蛍光管20の端部23a、23b側に位置する螺旋部22をフック51に引っ掛ける(図3(B)参照)。フック51に蛍光管20を引っ掛ける簡単な作業によって組み付けを行うことを可能にしている。
蛍光管20が発光すると周囲に熱を放出するが、この熱の影響を受けて蛍光管20の膨張が生じる。蛍光管20の消灯時には熱の放出が止むため、蛍光管20が冷却して収縮する。蛍光管20が膨張、および収縮すると、フック51から蛍光管20に対して締め付け力が付与されることになるが、フック51は、膨張、および収縮に追従するように弾性的に変形し、蛍光管20に付与される締め付け力を緩和させる。
蛍光管20は、フック51の先端部分52と接する部位以外が露出した状態で保持されることになる。蛍光管20と保持部材50との間で熱が滞留すると、蛍光管20の寿命の低下や、熱による蛍光管20の過剰な変形が引き起こされる虞がある。フック51によって保持した蛍光管20は、保持部材50から露出した部位が比較的多くなるため、フック51と蛍光管20との間に滞留する熱を速やかに放熱させることが可能になる。したがって、滞留した熱によって生じる蛍光管20の寿命の低下や、蛍光管20の過剰な変形を抑制することが可能になる。また、蛍光管20において保持部材50から露出した部位が比較的多くなるため、保持部材50を利用することによって生じる光束の低下、および発光効率の低下を抑制することができる。保持部材50を利用した場合においても、同程度の光束、および発光効率を維持することが可能になっているため、蛍光管20を大型化する必要がない。これによって、大型化による製造コストの増加が招かれることを防止できる。
フック51と、フック51に引っ掛けられた螺旋部22との間には、接着剤60を塗布している(図3(B)参照)。
接着剤60は、フック51によって保持した蛍光管20に位置ずれが生じることを防止するために塗布する。接着剤60は、蛍光管20が引っ掛けられたフック51の先端部分52と、蛍光管20との間に塗布する。接着剤60を塗布する部位は、蛍光管20が引っ掛けられるフック51の先端部分52周辺のみとなるため、蛍光管20の位置ずれ防止に要する接着剤60の塗布量を比較的少量に抑えることができる。これによって、製造コストを削減させることが可能になっている。接着剤60には、樹脂硬化性のものを利用しているが、これに限定されるものではない。フック51と蛍光管20との接着を行うことが可能な限りにおいて適宜変更することが可能である。
接着剤60は、保持部材50においフック51と対向する位置に形成した貫通穴56を利用して塗布する(図4参照)。
塗布用ノズル等(図示せず)を他方の面55bの側から貫通穴56内に挿入し、フック51の先端部分52に接着剤60を塗布する。接着剤60の塗布量にむらが生じると、蛍光管20が傾いて固定されてしまうため、精度よく保持部材50に対して組み付けることができない虞がある。上述した方法によれば、比較的少量の接着剤60を、貫通穴56を利用した簡単な作業によって塗布するため、作業者は接着剤60をより均一に塗布することが可能になる。したがって、蛍光管20が傾いて組み付けられるような問題が生じることを未然に防止することができる。
接着剤60を塗布した後、保持部材50に蛍光管20を保持させた状態で硬化を行うことが可能なため、組み付け時に特別な治具を用いる必要がない。このため、組み付け作業をより簡略化して行うことが可能になっている。
保持部材50の側面部58には、溝部59を形成し、リード線31を配置している(図3(B)参照)。
溝部59を利用することによって、一方の面55aの側から他方の面55bの側にリード線31を引き回す際に、リード線31に過剰に引っ張り力が付与されることを防止している。フック51に接着剤60を塗布する作業を行う際に、溝部59内にリード線31を避けて配置しておくことによって、塗布作業がリード線31によって妨げられることを防止している。これによって、塗布作業をより円滑に行うことが可能になる。溝部59の形状や個数は、図示されたものに限定されず、リード線31の形状や個数に合わせて適宜変更することが可能である。
保持部材50の他方の面55bの側には、外装ケース40を取り付ける(図1および図2参照)。保持部材50は、一方の面55aの側において保持した蛍光管20と、一方の面55aの側の背面側となる他方の面55bの側に取り付けた電子安定器43との間において隔壁として機能する。電子安定器43が蛍光管20から放出された熱の影響を受けると、信頼性の低下や、寿命の低下が招かれる虞がある。保持部材50を隔壁として機能させることによって、蛍光管20から放出された熱の影響が電子安定器43に直接的に作用することを防止している。
次に、インバータ式蛍光灯10の組立て方法について説明する。
図2を参照して、フック51に蛍光管20を引っ掛ける作業に先立って、フック51の先端部分52に接着剤60を塗布する(図3(B)参照)。接着剤60は、フック51に引っ掛けた蛍光管20の位置ずれを防止するために塗布する。接着剤60を塗布する部位が、蛍光管20が引っ掛けられるフック51の先端部分52周辺のみとなるため、接着剤60の塗布量を比較的少量に抑えることができる。
接着剤60の塗布作業は、貫通穴56を利用して塗布する(図4参照)。比較的少量の接着剤60を、貫通穴56を利用した簡単な作業によって塗布するため、接着剤60をより均一に塗布することができる。
蛍光管20の両端部23a、23bから伸びたリード線31は、側面部58に沿わせて保持部材50の一方の面55aの側から他方の面55bの側へ引き回しておく(図3(B)参照)。この際、側面部58に形成された溝部59にリード線31を配置する。溝部59内に配置することによって、リード線31を引き回す際にリード線31に過剰に引っ張り力が付与されることを防止する。溝部59にリード線31を避けて配置しておくことによって、リード線31が接着剤60の塗布作業の妨げになることを防止する。
次に、保持部材50に蛍光管20を組み付ける。保持部材50の一方の面55aの側に伸びたフック51に蛍光管20の螺旋部22を引っ掛ける(図3(B)参照)。蛍光管20が引っ掛けられたフック51は、蛍光管20を弾性的に保持する。フック51に蛍光管20を引っ掛ける簡単な作業によって組み付けを行うことができる。
ここで、従来の技術として、螺旋形状の外形形状を有する蛍光灯の端部を、保持部材に設けられた案内溝を介して保持部材の受け入れ口内に挿入して組み付けて製造する蛍光灯が提案されている。このような蛍光灯にあっては、蛍光管と保持部材との組み付け作業を容易に行うことは可能になる。しかしながら、受け入れ口内に挿入した状態で蛍光管を保持するため、蛍光管から放出された熱の影響によって蛍光管自体が膨張、および収縮すると、保持部材から蛍光管に対して締め付け力が付与されることになる。蛍光管から放出された熱による膨張、および消灯に伴う収縮が繰り返されることによって、蛍光管にひび割れが発生する虞がある。
これに対して、本実施形態にあっては、蛍光管20から放出された熱の影響によって蛍光管20自体が膨張、および収縮した場合であっても、保持部材50に設けられたフック51が膨張、および収縮に追従するように弾性的に変形し、蛍光管20に付与される締め付け力を緩和させる。したがって、保持部材50に組み付けた蛍光管20にひび割れが発生することを好適に防止でき、蛍光灯10の長寿命化を図ることができる。
次に、保持部材50の他方の面55bの側に、電子安定器43が収納された外装ケース40を取り付ける。保持部材50は、一方の面55aの側において保持した蛍光管20と、一方の面55aの側の背面側となる他方の面55bの側に取り付けた電子安定器43との間において隔壁として機能する。
外装ケース40内に収納された電子安定器43と、蛍光管20内に配置された電極25とを、リード線31によって電気的に接続する。
最後に、外装ケース40に口金41を取り付け、保持部材50にグローブ33を取り付ける。以上の作業によって、蛍光灯10を完成させる(図1参照)。
上述したように、本実施形態にあっては、フック51に蛍光管20を引っ掛ける簡単な作業によって組み付けを行うことができる。蛍光管20から放出された熱の影響によって蛍光管20が膨張、および収縮した場合であっても、保持部材50に設けられたフック51が膨張、および収縮に追従するように弾性的に変形し、蛍光管20に付与される締め付け力を緩和させる。このため、保持部材50に組み付けた蛍光管20にひび割れが生じることを好適に防止できる。
フック51に引っ掛けた蛍光管20の位置ずれを防止するために塗布する接着剤60の塗布量を比較的少量に抑えることができ、製造コストを削減することができる。
保持部材50に設けられた貫通穴56を利用した簡単な作業によって、比較的少量の接着剤60を塗布するため、接着剤60をより均一に塗布することができる。
側面部58に形成された溝部59にリード線31を配置するため、リード線31を引き回す際に、リード線31に過剰に引っ張り力が付与されることを防止できる。溝部59にリード線31を避けて配置しておくことによって、リード線31が接着剤60の塗布作業の妨げになることを防止できる。
保持部材50とフック51とを樹脂成形によって一体的に形成しているため、製作に要する工程数を削減することができ、製作コストを削減することができる。
本考案は、実施形態において説明された構成に限定されるものではなく、保持部材に設けられたフックによって螺旋形状の蛍光管を弾性的に保持し、蛍光管の膨張、および収縮に伴って生じ得る蛍光管のひび割れを防止することを目的としたインバータ式蛍光灯に適用し得る範囲内において、適宜変更することが可能である。
例えば、実施形態にあっては、樹脂成形によって保持部材50にフック51を一体的に形成しているが、保持部材と別体にして形成されたフックを、別工程で取り付けた構成とすることも可能である。保持部材、およびフックの材質も特に限定されるものではなく、弾性的に蛍光管を保持し得る金属材料等を選択することが可能である。また、フックの先端部分を保持部材の内部に向けて反った形状に形成することも可能である。
10 蛍光灯(インバータ式蛍光灯)、
20 蛍光管、
21 中心部、
22 螺旋部、
23a 端部、
23b 端部、
25 電極、
31 リード線、
33 グローブ、
40 外装ケース、
41 口金、
43 電子安定器(電子回路)、
50 保持部材、
51 フック、
52 先端部分、
53 根元部分、
55a 一方の面、
55b 他方の面、
56 貫通穴、
57 補強部材、
58 側面部、
59 溝部、
60 接着剤、
c 中心軸、
α 傾斜角度。

Claims (5)

  1. 基準となる中心軸の周りに螺旋状に巻きつけられるように湾曲して形成された螺旋部を有する蛍光管と、
    一方の面の側において前記蛍光管を保持し、他方の面の側に配置され前記蛍光管の点灯を制御する電子回路を前記蛍光管から離隔させる保持部材と、を有し、
    前記保持部材は、前記一方の面から伸びるとともに前記蛍光管の前記螺旋部が引っ掛けられて前記蛍光管を弾性的に保持するフックを有するインバータ式蛍光灯。
  2. 前記螺旋部と前記フックとの間に接着剤が塗布された、請求項1に記載のインバータ式蛍光灯。
  3. 前記保持部材は、前記フックと対向する位置に形成され前記接着剤を塗布するための貫通穴を有する、請求項2に記載のインバータ式蛍光灯。
  4. 離隔して配置された前記蛍光管と前記電子回路とを電気的に接続するリード線をさらに有し、
    前記保持部材は、前記一方の面と前記他方の面とに連なる側面部に形成され前記リード線が配置される溝部を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のインバータ式蛍光灯。
  5. 前記保持部材と前記フックとが樹脂成形によって一体的に形成された、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインバータ式蛍光灯。
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