JP2000352957A - シフトレジスタおよびデータラッチ回路と液晶表示装置 - Google Patents

シフトレジスタおよびデータラッチ回路と液晶表示装置

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JP2000352957A
JP2000352957A JP11164528A JP16452899A JP2000352957A JP 2000352957 A JP2000352957 A JP 2000352957A JP 11164528 A JP11164528 A JP 11164528A JP 16452899 A JP16452899 A JP 16452899A JP 2000352957 A JP2000352957 A JP 2000352957A
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transistor
input
circuit
shift register
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JP11164528A
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English (en)
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Hiroshi Tomitani
央 富谷
Tetsuya Otomo
哲哉 大友
Yoshinori Furubayashi
好則 古林
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の回路構成における消費電力を減少する
ことができ、装置全体として、省電力化を図ることがで
きるシフトレジスタおよびデータラッチ回路と液晶表示
装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置に用いるシフトレジスタ5
1とデータラッチ回路52の各段に、低信号振幅の入力
信号を高信号振幅の出力信号に変換する信号レベル変換
回路13を有する構成によって、シフトレジスタ51と
データラッチ回路52に5ボルト程度の低信号振幅の入
力信号を直接与え、バッファ回路を無くし、信号振幅を
小さくすることで消費電力を減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
を用いた集積回路からなるシフトレジスタおよびデータ
ラッチ回路と液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に従来の薄膜トランジスタを用いた
集積回路により構成した液晶表示装置の一例を示す。図
1において、1は液晶表示装置の画素を駆動する薄膜ト
ランジスタ、2は画素の蓄積容量、3は液晶で容量性の
負荷になる。4は薄膜トランジスタ1のソース端子に接
続するソース電極、5は薄膜トランジスタ1のゲート端
子に接続するゲート電極、6は蓄積容量2および液晶3
の対向電極につながる共通電極を示している。7はゲー
ト電極5を駆動するゲート線駆動回路、15はシフトレ
ジスタ、17はデータラッチ回路、19はラインラッチ
回路、8はDAコンバータである。
【0003】シフトレジスタ15はソース電極4に対応
する段数のシフトレジスタで、各段の出力はデータラッ
チ回路17のクロック入力に接続される。シフトレジス
タ15はデータを順番にシフトさせ、データラッチ回路
17の画像データを取り込むタイミングを発生させる。
データラッチ回路17もソース電極4に対応する段数
で、各段のデータ数は6ビットか8ビットで、濃淡画像
データに対応できる構成となっている。データラッチ回
路17のそれぞれのデータ入力には画像データが入力さ
れ、シフトレジスタ15の出力タイミングで、シリアル
に転送される画像データを順番にデータラッチ回路17
に取り込む。
【0004】ラインラッチ回路19もソース電極4に対
応する段数で、各段のデータ数は6ビットか8ビットで
構成されている。データラッチ回路17の出力はライン
ラッチ回路19の入力にそれぞれ接続されている。ライ
ンラッチ回路19は水平同期信号のタイミングでデータ
ラッチ回路17の出力を読み込む。ラインラッチ回路1
9の出力はDAコンバータ8の入力にそれぞれ出力され
る。DAコンバータ8はデジタルの画像データからソー
ス電極4を駆動するアナログ信号を発生するためのDA
コンバータである。DAコンバータ8の出力はそれぞれ
のソース電極4に接続されている。
【0005】14は薄膜トランジスタからなるCMOS
インバータを多段にしたバッファ回路で、シフトレジス
タ15、データラッチ回路17、ラインラッチ回路19
の入力容量が大きいため、信号レベル変換回路13によ
って高信号振幅にレベル変換された信号をバッファして
これら回路を駆動する必要がある。これらの回路はおよ
そ3ボルト程度のしきい値電圧を有する薄膜トランジス
タからなる集積回路からなり、これら薄膜トランジスタ
による集積回路はおよそ15ボルト程度の電源電圧と信
号振幅で動作するC−MOS回路になっている。
【0006】信号レベル変換回路13は、通常5ボルト
程度の低信号振幅のロジック信号で供給されるクロック
信号9、反転クロック信号10、シフトデータ信号1
1、画像データ信号16、ラッチ信号18を、薄膜トラ
ンジスタ集積回路で用いる15ボルトの高信号振幅のロ
ジック信号に変換するものである。反転クロック信号1
0はクロック信号9を反転したものである。シフトデー
タ信号11はシフトレジスタ15を走査するパルスが入
力される。画像データ信号16としては、6ビットか8
ビットの濃淡画像データが入力される。ラッチ信号18
はラインラッチ回路19のデータを取り込むタイミング
信号である。12はこれら入力信号のハイレベル電圧に
等しい直流電圧があたえられているものとする。これら
の入力信号は信号レベル変換回路13によって5ボルト
から15ボルトに信号レベル変換され、バッファ回路1
4によってバッファされそれぞれの回路に供給される。
【0007】シフトレジスタ15、データラッチ回路1
7、ラインラッチ回路19の各段は図2に示すラッチ回
路からなる。図2のラッチ回路の動作を簡単に説明す
る。図2の21、22はアナログスイッチ、23、2
4、25はインバータで薄膜トランジスタを用いた論理
回路である。26はデータ信号、27はクロック信号、
28は反転クロック信号で、クロック信号27の論理を
反転したものである。29はラッチ出力信号である。
【0008】クロック信号27がハイレベル、反転クロ
ック信号28がローレベルのとき、アナログスイッチ2
1はオンになり、アナログスイッチ22はオフになり、
ラッチ出力信号29としては、データ信号26と同じ論
理値があらわれる。クロック信号27がハイからロー
へ、反転クロック信号28がローからハイへ切り替わる
時、アナログスイッチ21がオンからオフにかわり、ア
ナログスイッチ22がオフからオンにかわって、ラッチ
出力信号29としては、クロックの切り替わる時のデー
タ信号26の論理値が保持され、出力される。
【0009】シフトレジスタ15は、図2に示したラッ
チ回路を多段に接続し、先頭のラッチ回路の入力にはシ
フトするデータを入力し、そのラッチ回路の出力を次段
のラッチ回路の入力につないで、クロック信号27の入
力と反転クロック信号28の入力を各段ごとに逆につな
いで、多段接続している。データラッチ回路17は、図
2のラッチ回路をデータビット数とソース電極数だけ用
い、データ入力に画像データを入力し、クロック信号2
7としてはシフトレジスタ15の出力をつないでいる。
【0010】ラインラッチ回路19は、図2のラッチ回
路をデータビット数とソース電極数だけ用い、データ入
力にデータラッチ回路17の出力をつなぎ、クロック信
号27としてはラッチ信号18を与えて画像データを取
り込ませている。図3、図4に信号レベル変換回路13
の一例を示し、その動作を図3、図4を用いて簡単に説
明する。
【0011】図3の31、32は入力トランジスタであ
り、n−chの薄膜トランジスタからなりおよそ3ボル
ト程度のしきい値電圧を有する。35は入力端子で5ボ
ルト程度の信号振幅の入力信号が入力トランジスタ31
のゲートに印加される。36は反転入力端子で、入力端
子35に印加されるロジック信号を論理反転した信号が
入力トランジスタ32のゲートに印加される。33、3
4は負荷トランジスタであり、p−chの薄膜トランジ
スタからなりおよそ3ボルト程度のしきい値電圧を有す
る。負荷トランジスタ33、34のドレインは入力トラ
ンジスタ31、32のドレインに接続している。負荷ト
ランジスタ33、34のゲートは入力トランジスタ31
のドレインに接続し、カレントミラー回路になってい
る。
【0012】37は出力端子で、15ボルト程度の高信
号振幅の信号に信号レベル変換された信号出力が出力さ
れる。入力端子35にハイレベル、反転入力端子36に
ローレベルの入力信号、反転入力信号が印加された場
合、入力トランジスタ31はオンし、負荷トランジスタ
33のドレイン電圧が低下し、負荷トランジスタ34の
ゲート電圧を下げて、負荷トランジスタ34をオンさせ
る。このとき、他方の入力トランジスタ32はローレベ
ルの入力信号が与えられているので入力トランジスタ3
2はオフになり、そのドレイン電圧は上がり、出力端子
37には信号レベル変換回路の電源電圧である15ボル
トが出力される。
【0013】入力端子35にローレベル、反転入力端子
36にハイレベルの入力信号が印加された場合、入力ト
ランジスタ31はオフし、負荷トランジスタ33のドレ
イン電圧が上がり、負荷トランジスタ34のゲート電圧
をあげて、負荷トランジスタ34をオフさせる。このと
き、他方の入力トランジスタ32はハイレベルの入力信
号が与えられているので入力トランジスタ32はオンに
なり、そのドレイン電圧は下がり、出力端子37には信
号レベル変換回路のグランド電圧が出力される。
【0014】図4は図3の反転入力を必要とせず入力信
号のみで動作する信号レベル変換回路である。図3と同
じ機能のものには同じ番号を付加している。31、32
は入力トランジスタであり、n−chの薄膜トランジス
タからなりおよそ3ボルト程度のしきい値電圧を有す
る。35は入力端子で5ボルト程度の信号振幅の入力信
号が入力トランジスタ31のゲートと入力トランジスタ
32のソースに印加される。41は入力信号のハイレベ
ル電圧に等しい直流電圧であり、入力トランジスタ32
のゲートに印加される。33、34は負荷トランジスタ
であり、p−chの薄膜トランジスタからなりおよそ3
ボルト程度のしきい値電圧を有する。負荷トランジスタ
33、34のドレインは入力トランジスタ31、32の
ドレインに接続している。負荷トランジスタ33、34
のゲートは入力トランジスタ31のドレインに接続し、
カレントミラー回路になっている。
【0015】37は出力端子で、15ボルト程度の高信
号振幅の信号に信号レベル変換された信号出力が出力さ
れる。入力端子35にハイレベルの入力信号が印加され
た場合、入力トランジスタ31はオンし、負荷トランジ
スタ33のドレイン電圧が低下し、負荷トランジスタ3
4のゲート電圧を下げて、負荷トランジスタ34をオン
させる。このとき、他方の入力トランジスタ32のゲー
トには入力信号のハイレベル電圧に等しい直流電圧が印
加されており、入力トランジスタ32のソースにはハイ
レベルの入力信号が印加されるため、入力トランジスタ
32のゲート−ソース間に電圧が印加されず、入力トラ
ンジスタ32はオフになり、そのドレイン電圧は上が
り、出力端子37には信号レベル変換回路の電源電圧で
ある15ボルトが出力される。
【0016】入力端子35にローレベルの入力信号が印
加された場合、入力トランジスタ31はオフし、負荷ト
ランジスタ33のドレイン電圧が上がり、負荷トランジ
スタ34のゲート電圧をあげて、負荷トランジスタ34
をオフさせる。このとき、他方の入力トランジスタ32
のゲートには入力信号のハイレベル電圧に等しい直流電
圧が印加されており、入力トランジスタ32のソースに
はローレベルの入力信号が印加されるため、入力トラン
ジスタ32のゲート−ソース間に電圧が印加され、入力
トランジスタ32はオンになり、そのドレイン電圧は下
がり、出力端子37には信号レベル変換回路のグランド
電圧が出力される。
【0017】このようにして、信号レベル変換回路は5
ボルト程度の低信号振幅の入力信号を15ボルト程度の
高信号振幅の信号に変換する。図10(a)は従来の信
号レベル変換回路の入力トランジスタのしきい値特性と
動作点を示す図である。図10(a)では、入力信号が
ローレベルのときに、入力トランジスタがオフし、ドレ
イン電流が流れず、入力信号がハイレベルのときに、入
力トランジスタのしきい値電圧Vtnを超えると、入力
トランジスタがオンし、ドレイン電流が流れる様子を示
している。従来の信号レベル変換回路では、入力トラン
ジスタのしきい値電圧が3ボルト程度と入力信号の信号
振幅の5ボルトに対して大きく、オン時のドレイン電流
を大きくすることができず、高速化ができない構成とな
っていた。
【0018】従来の液晶表示装置の入力信号と各部の波
形を図11に示す。CPはクロック信号9、/CPは反
転クロック信号10、STHはシフトデータ信号11を
示す。Q1からQ6はシフトレジスタ15の各段の出力
信号かつデータラッチ回路の17の取り込みクロック信
号である。シフトレジスタ15は最初の段を1段目とす
ると、1段目のラッチはクロック信号CPの立ち下がり
でシフトデータを取り込み、2段目のラッチはクロック
信号CPの立ち上がりで1段目の出力を取り込む。3段
めのラッチはクロック信号CPの立ち下がりで2段目の
出力を取り込む。このように奇数段目のラッチはクロッ
ク信号CPの立ち下がりでデータを取り込み、偶数段目
のラッチはクロック信号CPの立ち上がりでデータを取
り込む。また、n段目のラッチはn−1段目のラッチの
出力を取り込むように動作する。
【0019】クロック信号CPの立ち下がりでシフトデ
ータSTHのハイレベルが取り込まれ、クロック信号C
Pの変化にともなって、順にデータがシフトされてい
く。D0〜D7は画像データ信号16であり、Q1〜Q
6の立ち下がりでデータラッチ回路17に取り込まれ
る。LOADはラッチ信号18であり、データラッチ回
路17の出力をラインライッチ回路19にとりこみ、D
Aコンバータ8の出力を変化させる。
【0020】DATAOUTはラインラッチ回路19の
出力であり、かつDAコンバータ8の入力データを示し
ている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、図1に示す従来の液晶表示装置では、クロック信
号9と反転クロック信号10を、バッファ回路14を使
って電流駆動能力をあげてシフトレジスタ15に供給し
ており、このバッファ回路14の電源電圧は15ボルト
程度と高く、また、動作周波数も数メガヘルツから数十
メガヘルツ程度と高速であるので消費電力が多く、液晶
表示装置の装置全体での省電力化に対して問題点となっ
ていた。
【0022】また、画像データ信号16についても、同
様に、図1に示す従来の液晶表示装置では、バッファ回
路14を使って電流駆動能力をあげてデータラッチ回路
17に供給しており、このバッファ回路14の電源電圧
は15ボルト程度と高く、また、動作周波数もクロック
信号と同等で数メガヘルツから数十メガヘルツ程度と高
速であるので消費電力が多く、液晶表示装置の装置全体
での省電力化に対して合わせて問題点となっていた。
【0023】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、個々の回路構成における消費電力を減少すること
ができ、装置全体として、省電力化を図ることができる
シフトレジスタおよびデータラッチ回路と液晶表示装置
を提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のシフトレジスタは、5ボルト程度の低信
号振幅のクロック信号と反転クロック信号が直接与えら
れることによって、バッファ回路を無くすことを可能と
し、信号振幅を5ボルト程度に小さくすることを特徴と
する。
【0025】また、本発明のデータラッチ回路は、5ボ
ルト程度の低信号振幅の画像データ信号が直接与えられ
ることによって、バッファ回路を無くすことを可能と
し、信号振幅を5ボルト程度に小さくすることを特徴と
する。また、本発明の液晶表示装置は、シフトレジスタ
に5ボルト程度の低信号振幅のクロック信号と反転クロ
ック信号を直接与えるとともに、データラッチ回路に5
ボルト程度の低信号振幅の画像データ信号を直接与える
ことによって、それらの回路に接続されるバッファ回路
を無くし、信号振幅を5ボルト程度に小さくすることを
特徴とする。
【0026】以上により、個々の回路構成における消費
電力を減少することができ、装置全体として、省電力化
を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のシフト
レジスタは、薄膜トランジスタを用いた集積回路からな
る複数段のシフトレジスタの各段に、低信号振幅の入力
信号を高信号振幅の出力信号に変換する信号レベル変換
回路を備えた構成とする。この構成によると、シフトレ
ジスタに5ボルト程度の低信号振幅のクロック信号と反
転クロック信号を直接与えることによって、バッファ回
路を無くし、信号振幅を5ボルト程度に小さくする。
【0028】請求項2に記載のシフトレジスタは、請求
項1記載の信号レベル変換回路に、一対の入力トランジ
スタを備え、一方の入力トランジスタのゲートに所定の
バイアス電圧を入力信号に加えた信号を印加するととも
にソースに前記入力信号の反転信号を印加し、他方の入
力トランジスタのゲートに前記所定のバイアス電圧を入
力信号に加えた信号の反転信号を印加するとともにソー
スに前記入力信号を印加し、かつ、前記バイアス電圧を
加える手段として、前記入力トランジスタに対する負荷
トランジスタとソースフォロワのトランジスタとを用い
て構成する。
【0029】この構成によると、入力トランジスタのし
きい値電圧が大きくても、入力信号にバイアス電圧を加
えることによって、入力トランジスタのオン電流を大き
くして、回路の高速化を可能とする。請求項3に記載の
シフトレジスタは、請求項2記載の入力信号にバイアス
電圧を加える手段に、所定の制御信号によってバイアス
電圧回路の動作状態を切り替える手段と、入力トランジ
スタのゲートとグランド間に接続したトランジスタスイ
ッチとを設け、信号レベル変換回路を動作させる場合に
は、前記バイアス電圧回路を動作させ、前記トランジス
タスイッチをオフして、前記入力トランジスタのゲート
に所定のバイアス電圧を入力信号に加えた信号を印加す
るようにし、前記信号レベル変換回路を動作させない場
合には、前記バイアス電圧回路を停止させ、前記トラン
ジスタスイッチをオンして、前記入力トランジスタをオ
フするようにした構成とする。
【0030】この構成によると、所定の制御信号によっ
て、信号レベル変換回路を必要なときだけ動作させるよ
う制御することで、信号レベル変換回路の回路電流を減
らす。請求項4に記載のシフトレジスタは、請求項3記
載の所定の制御信号を、シフトレジスタの各段のシフト
データ入力とシフトデータ出力によって発生し、信号レ
ベル変換回路の動作を制御する構成とする。
【0031】この構成によると、シフトしようとするシ
フトデータがない時には信号レベル変換回路を停止させ
て回路電流を減らし、シフトデータが前段にきたとき、
信号レベル変換回路を動作させるようにし、シフトデー
タがなくなると、再び信号レベル変換回路を停止させて
回路電流を減らす。請求項5に記載のシフトレジスタ
は、請求項2から請求項4のいずれかに記載のシフトレ
ジスタに印加するバイアス電圧を、入力トランジスタの
しきい値電圧と入力信号の振幅との和と略同一の電圧と
する構成とする。
【0032】この構成によると、入力信号を入力トラン
ジスタのしきい値電圧と入力信号の振幅の和と同等の電
圧でバイアスし、入力トランジスタのオフ電流を小さく
しながらオン電流を大きくとって、オン−オフ電流の比
を最大にするように最適化して回路の高速化を可能とす
る。請求項6に記載のシフトレジスタは、請求項2から
請求項4のいずれかに記載のシフトレジスタに印加する
バイアス電圧を、入力トランジスタのしきい値電圧と入
力信号の振幅との和以上の電圧とする構成とする。
【0033】この構成によると、バイアス電圧をしきい
値電圧と入力信号の振幅の和と同等の電圧より大きめに
与えることで、入力信号の振幅が低い場合においても、
十分なオン電流を確保し、かつオフ電流の増加に対して
信号レベル変換回路をシフトデータの無い場合には信号
レベル変換回路を停止させて、信号レベル変換回路の高
速化と低消費電力化を両立させる。
【0034】以上のように、本発明のシフトレジスタ
は、5ボルト程度の低信号振幅のクロック信号と反転ク
ロック信号が直接与えられることによって、バッファ回
路を無くすことを可能とし、信号振幅を5ボルト程度に
小さくする。請求項7に記載のデータラッチ回路は、薄
膜トランジスタを用いた集積回路からなる複数段のデー
タラッチ回路の各段に、低信号振幅の入力信号を高信号
振幅の出力信号に変換する信号レベル変換回路を備えた
構成とする。
【0035】この構成によると、データラッチ回路に5
ボルト程度の低信号振幅の画像データ信号を直接与える
ことによって、バッファ回路を無くし、信号振幅を5ボ
ルト程度に小さくする。請求項8に記載のデータラッチ
回路は、請求項7記載の信号レベル変換回路に、一対の
入力トランジスタを備え、一方の入力トランジスタのゲ
ートに所定のバイアス電圧を入力信号に加えた信号を印
加するとともにソースをグランドに接続し、他方の入力
トランジスタのゲートに前記所定のバイアス電圧を入力
信号のハイレベル電圧に加えた信号を印加するとともに
ソースに前記入力信号を印加し、かつ、前記バイアス電
圧を加える手段として、前記入力トランジスタに対する
負荷トランジスタとソースフォロワのトランジスタとを
用いて構成する。
【0036】この構成によると、入力トランジスタのし
きい値電圧が大きくても、入力信号にバイアス電圧を加
えることによって、入力トランジスタのオン電流を大き
くして、回路の高速化を可能とする。請求項9に記載の
データラッチ回路は、請求項8記載の入力信号にバイア
ス電圧を加える手段に、所定の制御信号によってバイア
ス電圧回路の動作状態を切り替える手段と、入力トラン
ジスタのゲートとグランド間に接続したトランジスタス
イッチとを設け、信号レベル変換回路を動作させる場合
には、前記バイアス電圧回路を動作させ、前記トランジ
スタスイッチをオフして、前記入力トランジスタのゲー
トに所定のバイアス電圧を入力信号に加えた信号を印加
するようにし、前記信号レベル変換回路を動作させない
場合には、前記バイアス電圧回路を停止させ、前記トラ
ンジスタスイッチをオンして、前記入力トランジスタを
オフするようにした構成とする。
【0037】この構成によると、所定の制御信号によっ
て、信号レベル変換回路を必要なときだけ動作させるよ
う制御することで、信号レベル変換回路の回路電流を減
らす。請求項10に記載のデータラッチ回路は、請求項
9記載のデータラッチ回路に印加するバイアス電圧を、
入力トランジスタのしきい値電圧と略同一の電圧とする
構成とする。
【0038】この構成によると、入力信号を入力トラン
ジスタのしきい値電圧でバイアスし、入力トランジスタ
のオフ電流を小さくしながらオン電流を大きくとって、
オン−オフ電流の比を最大にするように最適化して、回
路の高速化を可能とする。請求項11に記載のデータラ
ッチ回路は、請求項9記載のデータラッチ回路に印加す
るバイアス電圧を、入力トランジスタのしきい値電圧以
上の電圧とする構成とする。
【0039】この構成によると、バイアス電圧をしきい
値電圧より大きめに与えることで、入力信号の振幅が低
い場合においても、十分なオン電流を確保し、かつオフ
電流の増加に対して信号レベル変換回路を、ラッチする
データの無い場合には停止させて、信号レベル変換回路
の高速化と低消費電力化を両立させる。請求項12に記
載のデータラッチ回路は、請求項8記載のデータラッチ
回路に印加するバイアス電圧を、入力トランジスタのし
きい値電圧と略同一の電圧とする構成とする。
【0040】この構成によると、入力信号を入力トラン
ジスタのしきい値電圧でバイアスし、入力トランジスタ
のオフ電流を小さくしながらオン電流を大きくとって、
オン−オフ電流の比を最大にするように最適化して、回
路の高速化を可能とする。請求項13に記載のデータラ
ッチ回路は、請求項8記載のデータラッチ回路に印加す
るバイアス電圧を、入力トランジスタのしきい値電圧以
上の電圧とする構成とする。
【0041】この構成によると、バイアス電圧をしきい
値電圧より大きめに与えることで、入力信号の振幅が低
い場合においても、十分なオン電流を確保し、かつオフ
電流の増加に対して信号レベル変換回路を、ラッチする
データの無い場合には停止させて、信号レベル変換回路
の高速化と低消費電力化を両立させる。以上のように、
本発明のデータラッチ回路は、5ボルト程度の低信号振
幅の画像データ信号が直接与えられることによって、バ
ッファ回路を無くすことを可能とし、信号振幅を5ボル
ト程度に小さくする。
【0042】請求項14に記載の液晶表示装置は、液晶
表示画素と、その駆動用であり薄膜トランジスタにより
形成された画素駆動用トランジスタと、前記画素駆動用
トランジスタのソース線を駆動するソース線駆動回路
と、前記画素駆動用トランジスタのゲート線を駆動する
ゲート線駆動回路とを有するアクティブマトリクス型の
液晶表示装置において、前記ソース線駆動回路および前
記ゲート線駆動回路の少なくとも一方に請求項1から請
求項6のいずれかに記載のシフトレジスタを有する構成
とする。
【0043】この構成によると、低消費電力のシフトレ
ジスタを用いて液晶表示装置を実現する。請求項15に
記載の液晶表示装置は、液晶表示画素と、その駆動用で
あり薄膜トランジスタにより形成された画素駆動用トラ
ンジスタと、前記画素駆動用トランジスタのソース線を
駆動するソース線駆動回路と、前記画素駆動用トランジ
スタのゲート線を駆動するゲート線駆動回路とを有する
アクティブマトリクス型の液晶表示装置において、前記
ソース線駆動回路に請求項7から請求項13のいずれか
に記載のデータラッチ回路を有する構成とする。
【0044】この構成によると、低消費電力のデータラ
ッチ回路を用いて液晶表示装置を実現する。請求項16
に記載の液晶表示装置は、液晶表示画素と、その駆動用
であり薄膜トランジスタにより形成された画素駆動用ト
ランジスタと、前記画素駆動用トランジスタのソース線
を駆動するソース線駆動回路と、前記画素駆動用トラン
ジスタのゲート線を駆動するゲート線駆動回路とを有す
るアクティブマトリクス型の液晶表示装置において、前
記ソース線駆動回路に請求項1から請求項6のいずれか
に記載のシフトレジスタと請求項9から請求項11のい
ずれかに記載のデータラッチ回路を有し、前記シフトレ
ジスタの各段の出力信号を前記データラッチ回路の各段
への制御信号とするよう構成する。
【0045】この構成によると、低消費電力のシフトレ
ジスタと低消費電力のデータラッチ回路を用いて液晶表
示装置を実現する。以上のように、本発明の液晶表示装
置は、シフトレジスタに5ボルト程度の低信号振幅のク
ロック信号と反転クロック信号を直接与えるとともに、
データラッチ回路に5ボルト程度の低信号振幅の画像デ
ータ信号を直接与えることによって、それらの回路に接
続されるバッファ回路を無くし、信号振幅を5ボルト程
度に小さくする。
【0046】以下、本発明の実施の形態を示すシフトレ
ジスタおよびデータラッチ回路と液晶表示装置につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1のシフトレジス
タおよびデータラッチ回路と液晶表示装置を、図5、図
6、図8、図10、図11を用いて説明する。
【0047】図5は本実施の形態1の液晶表示装置の構
成を示すブロック図である。なお、従来例を示す図1と
同じ部分には同じ符号を付けて、その説明を省略する。
図5において、51はレベル変換回路付きシフトレジス
タ、52はレベル変換回路付きデータラッチ回路であ
り、レベル変換回路付きシフトレジスタ51の各段の出
力は、レベル変換回路付きデータラッチ回路52のそれ
ぞれのクロック入力端子に接続されている。
【0048】このレベル変換回路付きシフトレジスタ5
1は、データを順番にシフトさせ、データラッチ回路5
2に順番に画像データを取り込ませる。これらの回路
は、従来例と同様に、3ボルト程度のしきい値電圧を有
する薄膜トランジスタにより構成された集積回路で、お
よそ15ボルト程度の電源電圧と信号振幅で動作するC
−MOS回路になっている。
【0049】また、シフトデータ信号11は、5ボルト
程度の振幅をもつロジック信号であり、信号レベル変換
回路13で15ボルト程度の信号振幅のロジック信号に
変換した後に、レベル変換回路付きシフトレジスタ51
の1段目のラッチのデータ入力に接続する。レベル変換
回路付きシフトレジスタ51は、図6に示すようなレベ
ルシフタ付きのラッチ回路が多段に接続されてシフトレ
ジスタ51を構成している。図6において、63は信号
レベル変換回路、67はラッチ回路である。
【0050】また、図6において、61はクロック信号
で5ボルト程度の低信号振幅のクロック信号が入力され
る。62はクロック信号61を論理反転した同じく5ボ
ルト程度の低振幅の反転クロック信号である。クロック
信号61および反転クロック信号62は、信号レベル変
換回路63によって、薄膜トランジスタの集積回路の電
源電圧である15ボルト程度の高信号振幅の信号に変換
され、インバータを接続してレベル変換した反転クロッ
ク信号64、さらにもう一段インバータを接続してレベ
ル変換したクロック信号65を発生し、これらを前述の
ラッチ回路67に入力するクロック信号61と反転クロ
ック信号62としている。
【0051】次に、信号レベル変換回路63の動作につ
いて説明する。図6のトランジスタMP4とトランジス
タMP6はPチャンネルのトランジスタで、Pチャンネ
ルトランジスタMP7とNチャンネルトランジスタMN
3によってゲート電圧を与えられ、電流源となる。Pチ
ャンネルトランジスタMP3とPチャンネルトランジス
タMP5はソースフォロワのトランジスタで、ソースを
電流源であるトランジスタMP4、MP6のドレインと
接続し、ドレインはグランドに接続して、入力されたク
ロック信号61と反転クロック信号62の振幅に、Nチ
ャンネル入力トランジスタMN1とNチャンネル入力ト
ランジスタMN2のしきい値電圧を加えた電圧が、その
ソースに発生するように、バイアス電圧が設定されてい
る。
【0052】入力トランジスタMN1、MN2の各ゲー
トは、それぞれトランジスタMP3、MP5の各ソース
に接続され、入力されたクロック信号61および反転ク
ロック信号62にバイアス電圧を加えた電圧が印加さ
れ、ソースには反転クロック信号62およびクロック信
号61が接続されている。入力トランジスタMN1、M
N2の各ドレインは、負荷トランジスタであるPチャン
ネルトランジスタMP1、MP2の各ドレインにそれぞ
れ接続され、トランジスタMP1、MP2の各ゲート
は、トランジスタMP1のドレインに接続されてカレン
トミラー回路を構成している。出力信号はトランジスタ
MP2のドレインから取り出される。
【0053】入力信号であるクロック信号61がハイレ
ベルで、反転入力信号である反転クロック信号62がロ
ーレベルのとき、入力トランジスタMN1はオンし、負
荷トランジスタMP1のドレイン電圧を引き下げてトラ
ンジスタMP2をオンさせ、一方、トランジスタMN2
はオフし、出力端子の電圧レベルが上がりハイレベルが
あらわれる。
【0054】反対に、クロック信号61がローレベル
で、反転クロック信号62がハイレベルのとき、入力ト
ランジスタMN1はオフし、負荷トランジスタMP1の
ドレイン電圧を引き上げてトランジスタMP2をオフさ
せ、一方、トランジスタMN2はオンし、出力端子の電
圧レベルが下がりローレベルがあらわれる。このように
して、信号レベル変換回路63は、低信号振幅の入力信
号を高信号振幅の信号に変換することができる。
【0055】図10(b)は本発明の実施の形態1にお
けるレベル変換回路付きシフトレジスタ51の各段に内
蔵される信号レベル変換回路の入力トランジスタのしき
い値特性と動作点を示す図である。本実施の形態1にお
けるレベル変換回路付きシフトレジスタ51の各段に内
蔵される信号レベル変換回路63では、入力信号(クロ
ック信号)にバイアス電圧を加えて入力トランジスタの
ゲートに与え、入力トランジスタのソースに反転入力信
号(反転クロック信号)を与える構成としている。バイ
アス電圧の値を本発明の実施の形態1では入力トランジ
スタのしきい値電圧に入力信号振幅を加えた電圧とし
た。
【0056】入力トランジスタのしきい値電圧をVt
n、入力信号の振幅をVINとすると、図10(b)で
は、入力信号がローレベルのときに、入力トランジスタ
のゲートにはVIN+Vtnの電圧がかかり、ソースに
は反転入力信号が印加されて、VINの電圧がかかり、
入力トランジスタのゲート−ソース間にはVtnの電圧
が印加されて入力トランジスタがオフし、ドレイン電流
が流れない。
【0057】一方、入力信号がハイレベルのときには、
入力トランジスタのゲートには2VIN+Vtnの電圧
がかかり、ソースには反転入力信号が印加されて、0V
の電圧がかかり、入力トランジスタのゲート−ソース間
には2VIN+Vtnの電圧が印加されて入力トランジ
スタがオンし、大きなドレイン電流を得ることができ
る。
【0058】この構成により、入力トランジスタのオン
時のドレイン電流を大きく、かつオン時のドレイン電流
とオフ時のドレイン電流の比を大きくとれることによ
り、従来例のものに比べて高速化が可能になっている。
図6において、66は15ボルト程度の高信号振幅のデ
ータ信号、68はラッチ回路67のラッチ出力信号であ
り、データ信号66がクロック信号61で取り込まれて
出力される。ラッチ出力信号68の信号振幅は電源電圧
である15ボルト程度が出力される。
【0059】レベル変換回路付きシフトレジスタ51
は、図6に示したラッチ回路を多段に接続し、クロック
信号9と反転クロック信号10を、各段ごとに逆に接続
している。レベル変換回路付きシフトレジスタ51の先
頭のラッチ回路の入力にはシフトするデータを入力し、
ラッチ回路の出力を次段のラッチ回路の入力に接続して
多段接続している。
【0060】次に、図5の本実施の形態1のレベル変換
回路付きシフトレジスタ51の動作を、図11の波形図
を用いて説明する。レベル変換回路付きシフトレジスタ
51は、最初の段を1段目とすると、1段目のラッチは
クロック信号CPの立ち下がりでシフトデータを取り込
み、2段目のラッチはクロック信号CPの立ち上がりで
1段目の出力を取り込む。3段目のラッチはクロック信
号CPの立ち下がりで2段目の出力を取り込む。このよ
うに奇数段目のラッチはクロック信号CPの立ち下がり
でデータを取り込み、偶数段目のラッチはクロック信号
CPの立ち上がりでデータを取り込む。また、n段目の
ラッチはn−1段目のラッチの出力を取り込むように動
作する。
【0061】クロック信号CPの立ち下がりでシフトデ
ータ信号STHのハイレベルが折り込まれ、クロックの
変化にともなって、順にデータがシフトされていく。レ
ベル変換回路付きデータラッチ回路52は、図8に示す
ようなレベルシフタ付きのラッチ回路が多段に接続され
てデータラッチ回路を構成している。図8において、8
1は信号レベル変換回路、86はラッチ回路、82はデ
ータ信号で5ボルト程度の低信号振幅の画像データ信号
16が入力される。83は入力信号のハイレベル電圧に
相当する直流電圧で、5ボルトの電圧が印加される。デ
ータ信号82は、信号レベル変換回路81によって、薄
膜トランジスタの集積回路の電源電圧である15ボルト
程度の高信号振幅の信号に変換され、これらを先のラッ
チ回路86に入力されるデータ信号82としている。8
4はラッチ回路86へ入力されているクロック信号、8
5はクロック信号84をインバータにより反転して発生
した反転信号であり、ラッチ回路86へ入力される反転
クロック信号となる。
【0062】信号レベル変換回路81の動作について説
明する。図8において、トランジスタMP4とトランジ
スタMP6は、Pチャンネルのトランジスタで、Pチャ
ンネルトランジスタMP7とNチャンネルトランジスタ
MN3によってゲート電圧を与えられ、電流源となる。
PチャンネルトランジスタMP3はソースフォロワのト
ランジスタで、ソースは電流源トランジスタMP4のド
レインに接続し、ドレインはグランドに接続し、入力信
号であるデータ信号82に入力Nチャンネルトランジス
タMN1のしきい値電圧を加えた信号が、そのソースに
発生するようにバイアス電圧が設定されている。
【0063】PチャンネルトランジスタMP5はソース
フォロワのトランジスタで、ソースは電流源トランジス
タMP6のドレインに接続し、ドレインはグランドに接
続し、入力されたハイレベル電圧83に入力Nチャンネ
ルトランジスタMN2のしきい値電圧を加えた信号が、
そのソースに発生するようにバイアス電圧が設定されて
いる。
【0064】入力トランジスタMN1、MN2の各ゲー
トは、それぞれトランジスタMP3、MP5の各ソース
に接続され、トランジスタMN1のゲートには入力信号
であるデータ信号82にバイアス電圧を加えた電圧が印
加され、ソースはグランドに接続されている。一方、ト
ランジスタMN2のゲートにはハイレベル電圧83にバ
イアス電圧を加えた電圧が印加され、ソースには入力信
号であるデータ信号82が接続されている。
【0065】入力トランジスタMN1、MN2の各ドレ
インは、負荷トランジスタであるPチャンネルトランジ
スタMP1、MP2の各ドレインにそれぞれ接続され、
トランジスタMP1、MP2の各ゲートは、トランジス
タMP1のドレインに接続されてカレントミラー回路を
構成している。出力はトランジスタMP2のドレインか
ら取り出される。
【0066】入力信号であるデータ信号82がハイレベ
ルのとき、入力トランジスタMN1はオンし、負荷トラ
ンジスタMP1のドレイン電圧を引き下げてトランジス
タMP2をオンさせ、一方、トランジスタMN2はオフ
し、出力端子の電圧レベルが上がりハイレベルがあらわ
れる。反対に入力信号であるデータ信号82がローレベ
ルのとき、入力トランジスタMN1はオフし、負荷トラ
ンジスタMP1のドレイン電圧を引き上げてトランジス
タMP2をオフさせ、一方、トランジスタMN2はオン
し、出力端子の電圧レベルが下がりローレベルがあらわ
れる。
【0067】このようにして、信号レベル変換回路81
は、低信号振幅の入力信号を高信号振幅の信号に変換す
ることができる。図10(c)は本実施の形態1におけ
るレベル変換回路付きデータラッチ回路52の各段に内
蔵される信号レベル変換回路63の入力トランジスタの
しきい値特性と動作点を示す図である。
【0068】本実施の形態1におけるレベル変換回路付
きデータラッチ回路52の各段に内蔵される信号レベル
変換回路63では、入力信号にバイアス電圧を加えて入
力トランジスタのゲートに与える構成としている。バイ
アス電圧の値を本発明の実施の形態1では入力トランジ
スタのしきい値電圧とした。入力トランジスタのしきい
値電圧をVtn、入力信号の振幅をVINとすると、図
10(c)では、入力信号がローレベルのときに、入力
トランジスタのゲートにはVtnの電圧がかかり、入力
トランジスタがオフし、ドレイン電流が流れない。ま
た、入力信号がハイレベルのときには、入力トランジス
タのゲートにはVIN+Vtnの電圧がかかり、入力ト
ランジスタがオンし、ドレイン電流を流すことができ
る。
【0069】一方、他方の入力トランジスタのゲートは
入力信号のハイレベル電圧にバイアス電圧を加えた電圧
を与え、ソースに入力信号を与える構成としている。こ
の場合においても、入力トランジスタのしきい値電圧を
Vtn、入力信号の振幅をVINとすると、入力トラン
ジスタのゲートにはVIN+Vtnの電圧が印加されて
おり、入力信号がローレベルのときに、入力トランジス
タのゲート−ソース間にはVIN+Vtnの電圧がかか
り、入力トランジスタがオンし、ドレイン電流が流れ
る。また、入力信号がハイレベルのときには、入力トラ
ンジスタのゲート−ソース間にはVtnの電圧がかか
り、入力トランジスタがオフし、ドレイン電流は流れな
い。
【0070】この構成により、反転入力がなく、入力信
号のみのレベル変換回路においても、入力トランジスタ
のオン時のドレイン電流を大きく、かつオン時のドレイ
ン電流とオフ時のドレイン電流の比を大きくとれること
により、従来例のものに比べて高速化が可能になってい
る。図8において、84は15ボルト程度の高信号振幅
のクロック信号、85は反転クロック信号であり、信号
レベル変換回路81の出力はラッチ回路86に入力され
て、クロック信号84および反転クロック信号85でラ
ッチ回路86に取り込まれて、ラッチ出力信号87とな
る。ラッチ出力信号87の信号振幅は電源電圧である1
5ボルト程度が出力される。
【0071】レベル変換回路付きデータラッチ回路52
は、図8に示したラッチ回路を多段に接続したもので、
クロック信号84に先のレベル変換回路付きシフトレジ
スタ51の各段の出力を接続している。レベル変換回路
付きデータラッチ回路52のデータ入力には、画像デー
タ信号16が接続され、レベル変換回路付きデータラッ
チ回路52の出力は、ラインラッチ回路19のデータ入
力端子に接続されている。
【0072】次に、図5の本実施の形態1のレベル変換
回路付きデータラッチ回路の動作を、図11の波形図を
用いて説明する。レベル変換回路付きデータラッチ回路
52は、レベル変換回路付きシフトレジスタ51の各段
の出力信号Qnの立ち下がりによって、入力された画像
データ信号D0〜D7の値を取り込む。レベル変換回路
付きデータラッチ回路52の出力はラッチ信号LOAD
によってラインラッチ回路19にとりこまれ、その出力
DATAOUTを変化させて、DAコンバータ8を駆動
して、ソース電極4の駆動信号となる。
【0073】以上のようにして、本発明の液晶表示装置
に用いるシフトレジスタは、シフトレジスタの各段に低
信号振幅の入力信号を高信号振幅の出力信号に変換する
信号レベル変換回路を有することによって、シフトレジ
スタに5ボルト程度の低信号振幅のクロック信号と反転
クロック信号を直接与えることによって、バッファ回路
を無くし、信号振幅を5ボルト程度に小さくすることで
消費電力を減らすことが可能となり、このシフトレジス
タを用いることによって、液晶表示装置の全体として省
電力化を実現することができる。
【0074】同様に、本発明の液晶表示装置に用いるデ
ータラッチ回路は、データラッチ回路の各段に低信号振
幅の入力信号を高信号振幅の出力信号に変換する信号レ
ベル変換回路を有することによって、データラッチ回路
に5ボルト程度の低信号振幅の画像データ信号を直接与
えることによって、バッファ回路を無くし、信号振幅を
5ボルト程度に小さくすることで消費電力を減らすこと
が可能となり、このデータラッチ回路を用いることによ
って、液晶表示装置の全体として省電力化を実現するこ
とができる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2のシフトレジス
タおよびデータラッチ回路と液晶表示装置を、図5、図
7、図9、図10、図11を用いて説明する。
【0075】図5は本実施の形態2の液晶表示装置の構
成を示すブロック図である。なお、この液晶表示装置の
構成は本発明の実施の形態1と同じであり、本発明の実
施の形態2と本発明の実施の形態1は、図5のレベル変
換回路付きシフトレジスタ51の各段の構成が異なる。
また、レベル変換回路付きデータラッチ回路52の各段
の構成も異なる。この点について以下に説明する。
【0076】図7は本実施の形態2の液晶表示装置にお
けるシフトレジスタの各段の構成を示す図であり、図6
で示した実施の形態1と同じ部分には同じ符号を付け
て、その説明を省略する。レベル変換回路付きシフトレ
ジスタ51は、図7に示すようなレベルシフタ付きのラ
ッチ回路が多段に接続されてシフトレジスタを構成して
いる。
【0077】図7において、71は信号レベル変換回
路、67はラッチ回路、61はクロック信号であり、5
ボルト程度の低信号振幅のクロック信号が入力される。
62はクロック信号61を論理反転した同じく5ボルト
程度の低振幅の反転クロック信号である。クロック信号
61および反転クロック信号62は、信号レベル変換回
路71によって薄膜トランジスタの集積回路の電源電圧
である15ボルト程度の高信号振幅の信号に変換され、
インバータを接続してレベル変換した反転クロック信号
64、さらにもう一段、インバータを接続してレベル変
換したクロック信号65を発生し、これらを先のラッチ
回路67に入力するクロック信号61と反転クロック信
号62としている。
【0078】信号レベル変換回路71の動作について説
明する。信号レベル変換回路71は、図6に示した実施
の形態1に所定の制御信号によってバイアス電圧を発生
する回路の一部であるトランジスタMN3をオンオフさ
せるとともに、所定の制御信号をインバータで反転し
て、入力トランジスタMN1、MN2のゲートとグラン
ド間に接続するトランジスタMN4とMN5を付加した
点が実施の形態1と異なる。
【0079】信号レベル変換回路71では、所定の制御
信号がハイレベルの場合、バイアス電圧を発生する回路
のトランジスタMN3はオンし、また入力トランジスタ
MN1、MN2の各ゲートに付加したトランジスタMN
4、MN5はオフして、信号レベル変換回路71は、本
実施の形態1のとおり動作する。また、所定の制御信号
がローレベルの場合、バイアス電圧を発生する回路のト
ランジスタMN3はオフし、また入力トランジスタMN
1、MN2の各ゲートに付加したトランジスタMN4、
MN5はオンして、信号レベル変換回路71は回路電流
を減らした状態で動作を停止する。
【0080】以上のように、本実施の形態2における信
号レベル変換回路71は、所定の制御信号によって、必
要に応じて信号レベル変換回路を動作させたり、停止さ
せたるすることができ、回路の省電力化を実現すること
ができる。本実施の形態2におけるレベル変換回路付き
シフトレジスタ51の各段に内蔵される信号レベル変換
回路71の入力トランジスタのしきい値特性と動作点
は、動作状態では図10の(b)となり、本実施の形態
1と同じである。
【0081】また、停止状態においては、入力トランジ
スタのゲート−ソース間の電圧は0Vになり、電流の少
ない状態で停止している。図7において、66は15ボ
ルト程度の高信号振幅のデータ信号、68はラッチ回路
67のラッチ出力信号であり、データ信号66がクロッ
ク信号61で取り込まれて出力される。ラッチ出力信号
68の信号振幅は電源電圧である15ボルト程度が出力
される。
【0082】図7のレベル変換回路付きのシフトレジス
タの各段では、データ信号66とラッチ出力信号68の
論理和をとり、信号レベル変換回路71の制御信号とし
て与える構成としている。この構成によって、データ信
号66またはラッチ出力信号68がハイレベルのときに
信号レベル変換回路71が動作し、それ以外の場合に
は、信号レベル変換回路71は低消費電力状態で停止す
るようになっている。
【0083】レベル変換回路付きシフトレジスタ51
は、図7に示したラッチ回路を多段に接続し、クロック
信号と反転クロック信号を各段ごとに逆に接続してい
る。レベル変換回路付きのシフトレジスタ51は、シフ
トするデータがない時には信号レベル変換回路63を停
止させて回路電流を減らし、シフトデータが前段にきた
とき、信号レベル変換回路63を動作させて、シフトデ
ータがなくなると、再び信号レベル変換回路63を停止
させて回路電流を減らすことによって、回路の省電力化
を実現することができる。
【0084】レベル変換回路付きシフトレジスタ51の
入力信号および出力信号の各波形は、図11に示すよう
に、本実施の形態1と同じになる。図9は本実施の形態
2の液晶表示装置におけるデータラッチ回路52の各段
の構成を示す図であり、図7に示す実施の形態1と同じ
部分には同じ符号を付けてその説明を省略する。
【0085】レベル変換回路付きデータラッチ回路52
は、図9に示すようなレベルシフタ付きのラッチ回路が
多段に接続されてシフトレジスタのラッチ回路を構成し
ている。図9において、91は信号レベル変換回路、8
6はラッチ回路、82はデータ信号であり、5ボルト程
度の低信号振幅の画像データ信号16が入力される。8
3は入力信号のハイレベル電圧に相当する直流電圧で、
5ボルトの電圧が印加される。データ信号82は、信号
レベル変換回路91によって、薄膜トランジスタの集積
回路の電源電圧である15ボルト程度の高信号振幅の信
号に変換され、これらを先のラッチ回路86のデータ入
力としている。84はラッチ回路86へ入力されている
クロック信号、85はクロック信号84をインバータに
より反転して発生した反転信号であり、ラッチ回路86
へ入力される反転クロック信号とする。
【0086】信号レベル変換回路91の動作について説
明する。信号レベル変換回路91は、図7に示す実施の
形態1に所定の制御信号によってバイアス電圧を発生す
る回路の一部であるトランジスタMN3をオンオフさせ
るとともに、所定の制御信号をインバータで反転して、
入力トランジスタMN1、MN2の各ゲートとグランド
間に接続するトランジスタMN4、MN5を付加した点
が、図7に示す実施の形態1と異なる。
【0087】信号レベル変換回路91では、所定の制御
信号がハイレベルの場合、バイアス電圧を発生する回路
のトランジスタMN3はオンし、また入力トランジスタ
MN1、MN2の各ゲートに付加したトランジスタMN
4、MN5はオフして、信号レベル変換回路91は、本
実施の形態1のとおり動作する。また、所定の制御信号
がローレベルの場合、バイアス電圧を発生する回路のト
ランジスタMN3はオフし、また入力トランジスタMN
1、MN2の各ゲートに付加したトランジスタMN4、
MN5はオンして、信号レベル変換回路91は回路電流
を減らした状態で動作を停止する。
【0088】以上のように本実施の形態2における信号
レベル変換回路91は、所定の制御信号によって、必要
に応じて信号レベル変換回路91を動作させたり、停止
させたるすることができ、回路の省電力化を実現するこ
とができる。本実施の形態2におけるレベル変換回路付
きデータラッチ回路52の各段に内蔵される信号レベル
変換回路91の入力トランジスタのしきい値特性と動作
点は、動作状態では図10の(c)となり、本実施の形
態1と同じである。
【0089】また、停止状態においては、入力トランジ
スタのゲート−ソース間の電圧は0Vになり、電流の少
ない状態で停止している。図9において、84は15ボ
ルト程度の高信号振幅のクロック信号、85は反転クロ
ック信号であり、信号レベル変換回路81の出力はラッ
チ回路86に入力されて、クロック信号84および反転
クロック信号85でラッチ回路86に取り込まれて、ラ
ッチ出力信号87となる。ラッチ出力信号87の信号振
幅は、電源電圧である15ボルト程度が出力される。
【0090】レベル変換回路付きデータラッチ回路52
は、図9に示したラッチ回路を多段に接続したものでク
ロック信号に前述のレベル変換回路付きシフトレジスタ
51の各段の出力を接続している。レベル変換回路付き
データラッチ回路52のデータ入力には画像データ信号
16が接続され、レベル変換回路付きデータラッチ回路
52の出力は、ラインラッチ回路19のデータ入力端子
に接続されている。
【0091】この構成によって、クロック信号84がハ
イレベルのときに信号レベル変換回路91が動作し、そ
れ以外の場合には、信号レベル変換回路91は低消費電
力状態で停止するようになっている。レベル変換回路付
きのデータラッチ回路52は、画像データを取り込まな
い時には信号レベル変換回路を停止させて回路電流を減
らし、データを取り込ませるときに信号レベル変換回路
を動作させて、データを取り込まなくてよくなると、再
び信号レベル変換回路を停止させて回路電流を減らすこ
とによって、回路の省電力化を実現することができる。
【0092】レベル変換回路付きデータラッチ回路52
の入力信号および出力信号は、図11に示すように、本
実施の形態1と同じになる。以上のようにして、本実施
の形態2の液晶表示装置に用いるシフトレジスタは、シ
フトレジスタの各段に信号レベル変換回路を有するシフ
トレジスタであって、シフトしようとするデータがない
時には信号レベル変換回路を停止させて回路電流を減ら
し、シフトデータが前段にきたとき、信号レベル変換回
路を動作させて、シフトデータがなくなると再び信号レ
ベル変換回路の動作を停止させて回路電流を減らすこと
によって、液晶表示装置の省電力化を実現することがで
きる。
【0093】同様に、本実施の形態2の液晶表示装置に
用いるデータラッチ回路は、データラッチ回路の各段に
信号レベル変換回路を有するデータラッチ回路であっ
て、シフトレジスタの出力をクロック入力端子に接続す
ることによって、画像データを取り込まない時には信号
レベル変換回路を停止させて回路電流を減らし、データ
を取り込ませるときに信号レベル変換回路を動作させ
て、データを取り込まなくてよくなると、再び信号レベ
ル変換回路を停止させて回路電流を減らすことによっ
て、液晶表示装置の省電力化を実現することができる。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シフトレ
ジスタに5ボルト程度の低信号振幅のクロック信号と反
転クロック信号を直接与えるとともに、データラッチ回
路に5ボルト程度の低信号振幅の画像データ信号を直接
与えることによって、それらに接続されるバッファ回路
を無くし、信号振幅を5ボルト程度に小さくすることが
できる。
【0095】また、シフトレジスタの信号レベル変換回
路を所定の制御信号によって動作を切り替えられる構成
とし、シフトレジスタの各段のシフトデータ入力信号と
シフトデータ出力信号によって、シフトしようとするシ
フトデータがない時には信号レベル変換回路を停止させ
て回路電流を減らし、シフトデータが前段にきたとき、
信号レベル変換回路を動作させるようにし、シフトデー
タがなくなると、再び信号レベル変換回路を停止させて
回路電流を減らすことができる。
【0096】また、データラッチ回路の信号レベル変換
回路においても所定の制御信号によって動作を切り替え
られる構成とし、シフトレジスタの出力信号をこの制御
信号として用いることで、必要なデータラッチ回路のみ
を動作させることができる。以上により、個々の回路構
成における消費電力を減少することができ、装置全体と
して、省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図
【図2】同従来例の液晶表示装置におけるラッチ回路の
構成図
【図3】同従来例の液晶表示装置の入力と反転入力を有
するレベル変換回路の構成図
【図4】同従来例の液晶表示装置の反転入力を必要とし
ないレベル変換回路の構成図
【図5】本発明の実施の形態1、2の液晶表示装置の構
成を示すブロック図
【図6】同実施の形態1の液晶表示装置におけるシフト
レジスタのラッチ回路の構成図
【図7】同実施の形態2の液晶表示装置におけるシフト
レジスタのラッチ回路の構成図
【図8】同実施の形態1の液晶表示装置におけるデータ
ラッチ回路のラッチ回路の構成図
【図9】同実施の形態2の液晶表示装置におけるデータ
ラッチ回路のラッチ回路の構成図
【図10】従来および本発明の実施の形態1、2の液晶
表示装置における信号レベル変換回路の入力トランジス
タのしきい値特性と動作点の説明図
【図11】同従来例および同実施の形態1、2の液晶表
示装置における入力信号および出力信号の波形図
【符号の説明】
1 (画素駆動用の)薄膜トランジスタ 2 蓄積容量 3 液晶 4 ソース電極 5 ゲート電極 6 共通電極 7 ゲート線駆動回路 8 DAコンバータ 9 クロック信号 10 反転クロック信号 11 シフトデータ信号 12 ハイレベル電圧 13 信号レベル変換回路 14 バッファ回路 15 シフトレジスタ 16 画像データ信号 17 データラッチ回路 18 ラッチ信号 19 ラインラッチ回路 21、22 アナログスイッチ 23、24、25 インバータ 26 データ信号 27 クロック信号 28 反転クロック信号 29 ラッチ出力信号 31、32 入力トランジスタ 33、34 負荷トランジスタ 35 入力端子 36 反転入力端子 37 出力端子 41 ハイレベル電圧 51 (レベル変換回路付き)シフトレジスタ 52 (レベル変換回路付き)データラッチ回路 61 クロック信号 62 反転クロック信号 63 信号レベル変換回路 64 (レベル変換した)反転クロック信号 65 (レベル変換した)クロック信号 66 データ信号 67 ラッチ回路 68 ラッチ出力信号 71 (制御端子付き)信号レベル変換回路 81 信号レベル変換回路 82 データ信号 83 ハイレベル電圧 84 クロック信号 85 反転クロック信号 86 ラッチ回路 87 ラッチ出力信号 91 (制御端子付き)信号レベル変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 623 G09G 3/20 623G G02F 1/136 500 (72)発明者 古林 好則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JB31 JB67 NA26 PA06 2H093 NA34 NB26 NC22 NC26 ND39 5C006 AA11 AC11 AC21 AF25 AF42 BB16 BC12 BC16 BF03 BF04 BF25 BF27 FA47 5C080 AA10 BB05 DD26 EE29 FF11 GG12 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜トランジスタを用いた集積回路から
    なる複数段のシフトレジスタの各段に、低信号振幅の入
    力信号を高信号振幅の出力信号に変換する信号レベル変
    換回路を備えたことを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 【請求項2】 信号レベル変換回路に、一対の入力トラ
    ンジスタを備え、一方の入力トランジスタのゲートに所
    定のバイアス電圧を入力信号に加えた信号を印加すると
    ともにソースに前記入力信号の反転信号を印加し、他方
    の入力トランジスタのゲートに前記所定のバイアス電圧
    を入力信号に加えた信号の反転信号を印加するとともに
    ソースに前記入力信号を印加し、かつ、前記バイアス電
    圧を加える手段として、前記入力トランジスタに対する
    負荷トランジスタとソースフォロワのトランジスタとを
    用いて構成したことを特徴とする請求項1記載のシフト
    レジスタ。
  3. 【請求項3】 入力信号にバイアス電圧を加える手段
    に、所定の制御信号によってバイアス電圧回路の動作状
    態を切り替える手段と、入力トランジスタのゲートとグ
    ランド間に接続したトランジスタスイッチとを設け、信
    号レベル変換回路を動作させる場合には、前記バイアス
    電圧回路を動作させ、前記トランジスタスイッチをオフ
    して、前記入力トランジスタのゲートに所定のバイアス
    電圧を入力信号に加えた信号を印加するようにし、前記
    信号レベル変換回路を動作させない場合には、前記バイ
    アス電圧回路を停止させ、前記トランジスタスイッチを
    オンして、前記入力トランジスタをオフするようにした
    ことを特徴とする請求項2記載のシフトレジスタ。
  4. 【請求項4】 所定の制御信号を、シフトレジスタの各
    段のシフトデータ入力とシフトデータ出力によって発生
    し、信号レベル変換回路の動作を制御することを特徴と
    する請求項3記載のシフトレジスタ。
  5. 【請求項5】 シフトレジスタに印加するバイアス電圧
    を、入力トランジスタのしきい値電圧と入力信号の振幅
    との和と略同一の電圧とすることを特徴とする請求項2
    から請求項4のいずれかに記載のシフトレジスタ。
  6. 【請求項6】 シフトレジスタに印加するバイアス電圧
    を、入力トランジスタのしきい値電圧と入力信号の振幅
    との和以上の電圧とすることを特徴とする請求項2から
    請求項4のいずれかに記載のシフトレジスタ。
  7. 【請求項7】 薄膜トランジスタを用いた集積回路から
    なる複数段のデータラッチ回路の各段に、低信号振幅の
    入力信号を高信号振幅の出力信号に変換する信号レベル
    変換回路を備えたことを特徴とするデータラッチ回路。
  8. 【請求項8】 信号レベル変換回路に、一対の入力トラ
    ンジスタを備え、一方の入力トランジスタのゲートに所
    定のバイアス電圧を入力信号に加えた信号を印加すると
    ともにソースをグランドに接続し、他方の入力トランジ
    スタのゲートに前記所定のバイアス電圧を入力信号のハ
    イレベル電圧に加えた信号を印加するとともにソースに
    前記入力信号を印加し、かつ、前記バイアス電圧を加え
    る手段として、前記入力トランジスタに対する負荷トラ
    ンジスタとソースフォロワのトランジスタとを用いて構
    成したことを特徴とする請求項7記載のデータラッチ回
    路。
  9. 【請求項9】 入力信号にバイアス電圧を加える手段
    に、所定の制御信号によってバイアス電圧回路の動作状
    態を切り替える手段と、入力トランジスタのゲートとグ
    ランド間に接続したトランジスタスイッチとを設け、信
    号レベル変換回路を動作させる場合には、前記バイアス
    電圧回路を動作させ、前記トランジスタスイッチをオフ
    して、前記入力トランジスタのゲートに所定のバイアス
    電圧を入力信号に加えた信号を印加するようにし、前記
    信号レベル変換回路を動作させない場合には、前記バイ
    アス電圧回路を停止させ、前記トランジスタスイッチを
    オンして、前記入力トランジスタをオフするようにした
    ことを特徴とする請求項8記載のデータラッチ回路。
  10. 【請求項10】 データラッチ回路に印加するバイアス
    電圧を、入力トランジスタのしきい値電圧と略同一の電
    圧とすることを特徴とする請求項9記載のデータラッチ
    回路。
  11. 【請求項11】 データラッチ回路に印加するバイアス
    電圧を、入力トランジスタのしきい値電圧以上の電圧と
    することを特徴とする請求項9記載のデータラッチ回
    路。
  12. 【請求項12】 データラッチ回路に印加するバイアス
    電圧を、入力トランジスタのしきい値電圧と略同一の電
    圧とすることを特徴とする請求項8記載のデータラッチ
    回路。
  13. 【請求項13】 データラッチ回路に印加するバイアス
    電圧を、入力トランジスタのしきい値電圧以上の電圧と
    することを特徴とする請求項8記載のデータラッチ回
    路。
  14. 【請求項14】 液晶表示画素と、その駆動用であり薄
    膜トランジスタにより形成された画素駆動用トランジス
    タと、前記画素駆動用トランジスタのソース線を駆動す
    るソース線駆動回路と、前記画素駆動用トランジスタの
    ゲート線を駆動するゲート線駆動回路とを有するアクテ
    ィブマトリクス型の液晶表示装置において、前記ソース
    線駆動回路および前記ゲート線駆動回路の少なくとも一
    方に請求項1から請求項6のいずれかに記載のシフトレ
    ジスタを有することを特徴とする液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 液晶表示画素と、その駆動用であり薄
    膜トランジスタにより形成された画素駆動用トランジス
    タと、前記画素駆動用トランジスタのソース線を駆動す
    るソース線駆動回路と、前記画素駆動用トランジスタの
    ゲート線を駆動するゲート線駆動回路とを有するアクテ
    ィブマトリクス型の液晶表示装置において、前記ソース
    線駆動回路に請求項7から請求項13のいずれかに記載
    のデータラッチ回路を有することを特徴とする液晶表示
    装置。
  16. 【請求項16】 液晶表示画素と、その駆動用であり薄
    膜トランジスタにより形成された画素駆動用トランジス
    タと、前記画素駆動用トランジスタのソース線を駆動す
    るソース線駆動回路と、前記画素駆動用トランジスタの
    ゲート線を駆動するゲート線駆動回路とを有するアクテ
    ィブマトリクス型の液晶表示装置において、前記ソース
    線駆動回路に請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    シフトレジスタと請求項9から請求項11のいずれかに
    記載のデータラッチ回路を有し、前記シフトレジスタの
    各段の出力信号を前記データラッチ回路の各段への制御
    信号とするよう構成したことを特徴とする液晶表示装
    置。
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