JP2000352209A - 二段式駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車を上下二段に駐車させるた
めの二段式駐車装置に関し、設置面の傾斜に関係なく容
易に設置することができる二段式駐車装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 一対の前側支柱と一対の後側支柱とを、
設置面上に所定間隔を置いて矩形状に立設するととも
に、前記前側支柱および後側支柱の間に、駆動装置の作
動により昇降されるパレットを配置してなる二段式駐車
装置において、前記パレットの後側が前記後側支柱の前
記設置面の近傍上方となる後側下限位置の上方に位置す
る時に、前記パレットを水平に昇降し、前記パレットの
後側が前記後側下限位置に位置する時に、前記パレット
の前側のみを昇降することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を上下二段
に駐車させるための二段式駐車装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、自動車を上下二段に駐車させる二
段式駐車装置を用いて、駐車スペースの有効利用を図る
ことが頻繁に行われている。図１１は、従来の二段式駐
車装置を示すもので、この二段式駐車装置では、設置面
１上に、一対の前側支柱２と一対の後側支柱３とが立設
されている。

【０００３】また、一対の前側支柱２と一対の後側支柱
３との間に、自動車が載置されるパレット４が昇降自在
に配置されている。そして、従来、このような二段式駐
車装置では、パレット４が常に水平状態で昇降され、最
下降時には、パレット４の下側が設置面１上に載置され
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の二段式駐車装置では、パレット４の最下降時
に、水平状態のパレット４の下側が設置面１上に載置さ
れるため、設置面１を水平にする必要があり、基礎工事
に多大な工数が必要になるという問題があった。

【０００５】そして、設置面１を水平にしているため
に、水はけが悪くなるという問題があった。また、パレ
ット４を水平にしているため、パレット４の前側に、自
動車のタイヤを円滑に案内するための傾斜面４ａを形成
する必要があり、製造コストが増大するという問題があ
った。

【０００６】本発明は、かかる従来の問題を解決すべく
なされたもので、設置面の傾斜に関係なく容易に設置す
ることができる二段式駐車装置を提供することを目的と
する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の二段式駐車装
置は、一対の前側支柱と一対の後側支柱とを、設置面上
に所定間隔を置いて矩形状に立設するとともに、前記前
側支柱および後側支柱の間に、駆動装置の作動により昇
降されるパレットを配置してなる二段式駐車装置におい
て、前記パレットの後側が前記後側支柱の前記設置面の
近傍上方となる後側下限位置の上方に位置する時に、前
記パレットを水平に昇降し、前記パレットの後側が前記
後側下限位置に位置する時に、前記パレットの前側のみ
を昇降することを特徴とする。

【０００８】請求項２の二段式駐車装置は、請求項１記
載の二段式駐車装置において、前記パレットの前側を昇
降するための前側昇降用部材と、前記パレットの後側を
昇降するための後側昇降用部材と、前記パレットの後側
が前記後側下限位置に位置する時に前記後側昇降用部材
の昇降動作を停止する昇降停止手段とを有することを特
徴とする。

【０００９】請求項３の二段式駐車装置は、請求項２記
載の二段式駐車装置において、前記昇降停止手段は、前
記パレットに連結され前記後側昇降用部材の一端が上方
から挿通される貫通穴が形成される吊り部を有する昇降
部材と、前記貫通穴からの前記後側昇降用部材の一端が
連結され前記貫通穴より大径とされる吊り部材と、前記
昇降部材の下方への移動を前記パレットの後側が前記後
側下限位置にある時に阻止する阻止手段とを有すること
を特徴とする。

【００１０】（作用）請求項１の二段式駐車装置では、
パレットの後側が後側支柱の設置面の近傍上方となる後
側下限位置の上方に位置する時には、パレットが水平に
昇降される。また、パレットの後側が後側下限位置に位
置する時には、パレットの前側のみが昇降される。

【００１１】そして、パレットの最下降位置では、パレ
ットが所定角度で傾斜され、パレットの前側のみが設置
面に接触される。請求項２の二段式駐車装置では、パレ
ットの前側が前側昇降用部材により昇降され、パレット
の後側が後側昇降用部材により昇降される。そして、パ
レットの後側が後側下限位置に位置する時に、昇降停止
手段により後側昇降用部材の昇降動作が停止される。

【００１２】請求項３の二段式駐車装置では、後側昇降
用部材を駆動手段により移動することにより、吊り部材
を介して昇降部材が昇降され、この昇降によりパレット
の後側が昇降される。そして、パレットの後側が後側下
限位置にある時には、阻止手段により、昇降部材の下方
への移動が阻止され、昇降部材の吊り部の下方において
吊り部材のみが移動され、パレットの後側の昇降動作が
停止される。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。図１ないし図３は、本発明
の二段式駐車装置の一実施形態を示しており、これ等の
図において符号１１は一対の前側支柱を、符号１３は一
対の後側支柱を示している。

【００１４】一対の前側支柱１１と一対の後側支柱１３
とは、所定間隔を置いて矩形状に立設されており、その
上部を連結梁１５により補強されている。そして、前側
支柱１１と後側支柱１３の間には、自動車を載置するた
めのパレット１７が昇降自在に配置されている。パレッ
ト１７の前側および後側は、バランスチェーン１９，２
１により、左右方向に傾斜しないように支持されてい
る。

【００１５】前側のバランスチェーン１９は、その一端
を一方の前側支柱１１の上端に、調整ボルト２３を介し
て固定されている。そして、パレット１７に固定される
スプロケット２５，２７を介してパレット１７の下側を
通過し、他方の前側支柱１１の下端に固定されている。
後側のバランスチェーン２１は、その一端を一方の後側
支柱１３の上端に、調整ボルト２９を介して固定されて
いる。

【００１６】そして、パレット１７に固定されるスプロ
ケット３１，３３を介してパレット１７の下側を通過
し、他方の後側支柱１３の下端に固定されている。この
実施形態では、パレット１７の前側が、前側昇降用チェ
ーン３５により昇降され、パレット１７の後側が後側昇
降用チェーン３７により昇降される。前側昇降用チェー
ン３５の一端は、パレット１７の前側に連結されてい
る。

【００１７】そして、前側支柱１１の上端に配置される
スプロケット３９、後側支柱１３の上端に配置される２
段スプロケット４１、および、後側支柱１３の下部に配
置される２段スプロケット４３を介して昇降部材４５に
連結されている。この昇降部材４５は、後側支柱１３に
沿って上下方向に移動自在に配置されている。

【００１８】後側昇降用チェーン３７の一端は、後述す
る図５に示すように、昇降部材４５の吊り部４５ａに形
成される貫通穴４５ｂに、上方から挿通可能とされてい
る。そして、吊り部４５ａの下方に配置される吊り部材
４７の上端に連結されている。この吊り部材４７は、吊
り部４５ａに形成される貫通穴４５ｂより大径とされて
いる。

【００１９】そして、後側昇降用チェーン３７は、後側
支柱１３の上端に配置される２段スプロケット４１、お
よび、後側支柱１３の下部に配置される２段スプロケッ
ト４３を介して吊り部材４７の下端に連結されている。
後側支柱１３の下部には、２段スプロケット４３の回転
軸４９に固定されるスプロケット５１を回転するための
駆動手段５３が配置されている。

【００２０】この駆動手段５３は、モータ５５，減速機
５７，スプロケット５９，駆動チェーン６１により構成
されている。図４は、前側昇降用チェーン３５の一端の
パレット１７への取付構造の詳細を示すもので、前側昇
降用チェーン３５が連結されるフック６３が、ブラケッ
ト６５を介して、パレット１７の下面に配置される横梁
６７に連結されている。

【００２１】ブラケット６５の横梁６７への連結は、ピ
ン部材６９を介して行われており、横梁６７に対してブ
ラケット６５が回動可能とされている。横梁６７は、取
付部材７１を介してパレット１７の下面に固定されてい
る。図５は、後側昇降用チェーン３７の一端の昇降部材
４５への取付構造の詳細を示すもので、昇降部材４５
が、ブラケット７３を介して、パレット１７の下面に配
置される横梁７５に連結されている。

【００２２】ブラケット７３の横梁７５への連結は、ピ
ン部材７７を介して行われており、横梁７５に対してブ
ラケット７３が回動可能とされている。横梁７５は、取
付部材７９を介してパレット１７の下面に固定されてい
る。そして、この実施形態では、後側支柱１３の下部に
は、昇降部材４５の下方への移動を阻止する阻止手段で
あるブロック部材８１が配置されている。

【００２３】このブロック部材８１は、金属からなり後
側支柱１３に溶接により固定されている。上述した二段
式駐車装置では、パレット１７の昇降が以下述べるよう
にして行われる。先ず、図１に示したパレット１７の上
限位置では、パレット１７が水平状態で位置されてい
る。

【００２４】この状態から、操作釦８３をキーにより操
作してオンにすると、駆動手段５３の作動により２段ス
プロケット４３が回転され、前側昇降用チェーン３５お
よび後側昇降用チェーン３７が、パレット１７を下降す
る方向に移動される。そして、この時には、前側昇降用
チェーン３５および後側昇降用チェーン３７が、２段ス
プロケット４３に巻装されているため、前側昇降用チェ
ーン３５および後側昇降用チェーン３７の移動量が同一
になり、パレット１７が水平に下降される。

【００２５】パレット１７が所定距離下降すると、図６
に示すように、昇降部材４５の下端が、図５に示したブ
ロック部材８１の上端に当接し、昇降部材４５の下降が
阻止される。そして、昇降部材４５の下降が阻止された
時のパレット１７の後側の位置が後側下限位置となる。

【００２６】この状態から前側昇降用チェーン３５およ
び後側昇降用チェーン３７を、パレット１７を下降する
方向にさらに移動すると、図７に示すように、後側昇降
用チェーン３７の移動により、昇降部材４５の下方に配
置される吊り部材４７のみが下方に向けて移動され、パ
レット１７の後側は下降せず、後側下限位置に停止され
る。

【００２７】そして、前側昇降用チェーン３５の移動に
より、パレット１７の前側のみが下降され、パレット１
７が傾斜され、図８に示すように、パレット１７の前側
が設置面８５に当接した位置でパレット１７の下降が停
止される。このように、パレット１７の前側が設置面８
５に当接した位置で、パレット１７から自動車８７が降
ろされ、あるいは、パレット１７に自動車８７が乗せら
れる。

【００２８】そして、この状態からパレット１７が上昇
される。パレット１７の上昇は、以下述べるようにして
行われる。先ず、操作釦８３をキーにより操作してオン
にすると、駆動手段５３の作動により２段スプロケット
４３が回転され、前側昇降用チェーン３５および後側昇
降用チェーン３７が、パレット１７を上昇する方向に移
動される。

【００２９】そして、吊り部材４７が、昇降部材４５の
吊り部４５ａに当接するまでは、吊り部材４７のみが上
方に向けて移動され、パレット１７の後側は上昇せず、
後側下限位置に停止される。

【００３０】そして、前側昇降用チェーン３５の移動に
より、パレット１７の前側のみが上昇され、パレット１
７が徐々に水平状態にされる。パレット１７が水平状態
になったところで、吊り部材４７が、昇降部材４５の吊
り部４５ａに当接し、昇降部材４５の上昇が開始され、
パレット１７の後側の上昇が開始される。

【００３１】そして、パレット１７が水平に上昇され、
図１に示した、パレット１７の上限位置で停止される。
上述した二段式駐車装置では、図８に示したように、パ
レット１７の最下降位置では、パレット１７が所定角度
で傾斜され、パレット１７の前側のみが設置面８５に接
触されるため、二段式駐車装置を、設置面８５の傾斜に
関係なく容易に設置することができる。

【００３２】そして、設置面８５を水平にする必要がな
くなるため、基礎工事の工数を従来より大幅に低減する
ことができる。また、設置面８５を傾斜して形成するこ
とにより、水はけを良好なものにすることができる。さ
らに、パレット１７の最下降位置では、パレット１７が
所定角度で傾斜され、パレット１７の前側のみが設置面
８５に接触されるため、パレット１７の前側に、タイヤ
を案内するための傾斜面を形成する必要がなくなり、製
造コストを低減することができる。

【００３３】また、パレット１７の最下降位置では、パ
レット１７が所定角度で傾斜されるため、パレット１７
の水はけを良好なものにすることができる。そして、上
述した二段式駐車装置では、パレット１７の傾斜が、例
えば、設置面８５から１００ｍｍ〜２１０ｍｍの位置で
行われるため、安全性を充分に確保することができる。

【００３４】なお、上述した二段式駐車装置は、図９に
示すように、設置面８９が水平である場合にも、容易に
設置することができる。そして、上述した二段式駐車装
置では、パレット１７の前側および後側を、前側昇降用
チェーン３５および後側昇降用チェーン３７により昇降
するようにし、パレット１７の後側が後側下限位置に位
置する時に、後側昇降用チェーン３７の昇降動作のみを
停止するようにしたので、パレット１７の後側が後側下
限位置に位置する時に、パレット１７の前側のみを容
易，確実に昇降することができる。

【００３５】さらに、上述した二段式駐車装置では、パ
レット１７の後側が後側下限位置にある時には、阻止手
段であるブロック部材８１により、昇降部材４５の下方
への移動が阻止され、昇降部材４５の吊り部４５ａの下
方において吊り部材４７のみが移動されるため、非常に
簡易な構造により、パレット１７の後側の昇降動作を確
実に停止することができる。

【００３６】また、上述した二段式駐車装置では、図４
および図５に示したように、前側昇降用チェーン３５が
連結されるフック６３のブラケット６５を横梁６７に対
して回動可能にし、昇降部材４５が固定されるブラケッ
ト７３を横梁７５に対して回動可能にしたので、図１０
に示すように、パレット１７が傾斜した場合にも、ブラ
ケット６５，７３を垂直に維持することが可能になり、
前側のバランスチェーン１９および後側のバランスチェ
ーン２１を常に垂直状態で位置させることができる。

【００３７】そして、これにより、スプロケットからチ
ェーンが外れることを確実に防止することができる。さ
らに、上述した二段式駐車装置では、後側昇降用チェー
ン３７の一端および他端を吊り部材４７に固定しエンド
レスに接続したので、下限位置近くで後側昇降用チェー
ン３７が撓みスプロケットから外れるおそれを確実に解
消することができる。

【００３８】また、上述した二段式駐車装置では、パレ
ット１７の上昇開始時に、先ず、パレット１７の前側の
みが上昇されるため、モータ５５の起動時にモータ５５
に作用する負荷を低減することが可能になり、モータ５
５の小型化を図ることができる。なお、上述した実施形
態では、昇降停止手段を、昇降部材４５，吊り部材４７
およびブロック部材８１により構成した例について説明
したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでは
なく、例えば、クラッチ等を用いて構成しても良い。

【００３９】また、上述した実施形態では、昇降部材４
５の下方への移動を阻止する阻止手段を、ブロック部材
８１を後側支柱１３に溶接して構成した例について説明
したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでは
なく、例えば、パレット１７の後側の下面に、下方に突
出する突出部を形成し、この突出部を設置面に当接する
ことによりパレット１７の後側の下降を阻止し、昇降部
材４５の下方への移動を阻止するようにしても良い。

【００４０】さらに、上述した実施形態では、前側昇降
用部材および後側昇降用部材にチェーン３５，３７を用
いた例について説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、例えば、ワイヤー等を用いて
も良い。

【００４１】

【発明の効果】以上述べたように、請求項１の二段式駐
車装置では、パレットの最下降位置では、パレットが所
定角度で傾斜され、パレットの前側のみが設置面に接触
されるため、二段式駐車装置を、設置面の傾斜に関係な
く容易に設置することができる。

【００４２】そして、設置面を水平にする必要がなくな
るため、基礎工事の工数を従来より大幅に低減すること
ができる。また、設置面を傾斜して形成することによ
り、水はけを良好なものにすることができる。

【００４３】さらに、パレットの最下降位置では、パレ
ットが所定角度で傾斜され、パレットの前側のみが設置
面に接触されるため、パレットの前側に、タイヤを案内
するための傾斜面を形成する必要がなくなり、製造コス
トを低減することができる。また、パレットの最下降位
置では、パレットが所定角度で傾斜されるため、パレッ
トの水はけを良好なものにすることができる。

【００４４】請求項２の二段式駐車装置では、パレット
の前側および後側を、前側昇降用部材および後側昇降用
部材により昇降するようにし、パレットの後側が後側下
限位置に位置する時に、昇降停止手段により後側昇降用
部材の昇降動作を停止するようにしたので、パレットの
後側が後側下限位置に位置する時に、パレットの前側の
みを容易，確実に昇降することができる。

【００４５】請求項３の二段式駐車装置では、パレット
の後側が後側下限位置にある時には、阻止手段により、
昇降部材の下方への移動が阻止され、昇降部材の吊り部
の下方において吊り部材のみが移動されるため、非常に
簡易な構造により、パレットの後側の昇降動作を確実に
停止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の二段式駐車装置の一実施形態を示す説
明図である。

【図２】図１の二段式駐車装置を示す斜視図である。

【図３】図１の二段式駐車装置を示す側面図である。

【図４】図１の前側昇降用チェーンのパレットへの取付
構造の詳細を示す側面図である。

【図５】図１の昇降部材のパレットへの取付構造の詳細
を示す側面図である。

【図６】図１のパレットが後側下限位置で水平になって
いる状態を示す説明図である。

【図７】図１のパレットが傾斜した状態を示す説明図で
ある。

【図８】傾斜した設置面に二段式駐車装置を設置した状
態を示す説明図である。

【図９】水平な設置面に二段式駐車装置を設置した状態
を示す説明図である。

【図１０】パレットが傾斜した時の前側昇降用チェーン
および後側昇降用チェーンの状態を示す側面図である。

【図１１】従来の二段式駐車装置を示す説明図である。

【符号の説明】

１１ 前側支柱 １３ 後側支柱 １７ パレット ３５ 前側昇降用チェーン ３７ 後側昇降用チェーン ４５ 昇降部材 ４７ 吊り部材 ４５ａ 吊り部 ４５ｂ 貫通穴 ８１ ブロック部材 ８５ 設置面

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対の前側支柱と一対の後側支柱とを、
   設置面上に所定間隔を置いて矩形状に立設するととも
   に、前記前側支柱および後側支柱の間に、駆動装置の作
   動により昇降されるパレットを配置してなる二段式駐車
   装置において、 前記パレットの後側が前記後側支柱の前記設置面の近傍
   上方となる後側下限位置の上方に位置する時に、前記パ
   レットを水平に昇降し、前記パレットの後側が前記後側
   下限位置に位置する時に、前記パレットの前側のみを昇
   降することを特徴とする二段式駐車装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の二段式駐車装置におい
   て、 前記パレットの前側を昇降するための前側昇降用部材
   と、 前記パレットの後側を昇降するための後側昇降用部材
   と、 前記パレットの後側が前記後側下限位置に位置する時に
   前記後側昇降用部材の昇降動作を停止する昇降停止手段
   と、 を有することを特徴とする二段式駐車装置。
3. 【請求項３】 請求項２記載の二段式駐車装置におい
   て、 前記昇降停止手段は、 前記パレットに連結され前記後側昇降用部材の一端が上
   方から挿通される貫通穴が形成される吊り部を有する昇
   降部材と、 前記貫通穴からの前記後側昇降用部材の一端が連結され
   前記貫通穴より大径とされる吊り部材と、 前記昇降部材の下方への移動を前記パレットの後側が前
   記後側下限位置にある時に阻止する阻止手段と、 を有することを特徴とする二段式駐車装置。