JP2000352061A - 型枠連結具、建物基礎構造および建物基礎の施工方法 - Google Patents

型枠連結具、建物基礎構造および建物基礎の施工方法

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JP2000352061A
JP2000352061A JP11164591A JP16459199A JP2000352061A JP 2000352061 A JP2000352061 A JP 2000352061A JP 11164591 A JP11164591 A JP 11164591A JP 16459199 A JP16459199 A JP 16459199A JP 2000352061 A JP2000352061 A JP 2000352061A
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Isamu Koike
勇 小池
Hiroshi Mitsuzuka
寛 三塚
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Hokko KK
Original Assignee
Hokko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストを抑えるとともに、作業効率を高め
て施工を容易にできる。 【解決手段】型枠連結具1は間隙保持部材11と2つの
取付部材12とを有する。間隙保持部材11は所定の長
さを有する。間隙保持部材11は両端に各型枠を内側か
ら押さえるための内側押さえ面13と結合孔14とを有
する。各取付部材12は各型枠を外側から押さえるため
の外側押さえ面17と嵌合部18とを有する。嵌合部1
8は、外側押さえ面17に垂直に設けられ、各型枠の取
付け孔を貫通して結合孔14に結合可能である。型枠連
結具1は、対称の位置に取付け孔を有する2枚の型枠の
間隔を所定の間隔に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対称の位置に取付
け孔を有する2枚の型枠の間隔を所定の間隔に保つため
の型枠連結具、その型枠連結具を用いた建物基礎構造お
よび建物基礎の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物基礎に断熱性を持たせるため、型枠
に断熱性パネルを用いたものが知られている。例えば、
特開平11−100852号公報には、発泡合成樹脂成
形品のパネルを対向させて配置し、各パネルを連結部材
により連結してコンクリート基礎の型枠としたものが開
示されている。使用される連結部材は、2つの間隙保持
部材を各パネルの内側からその取付け孔に差し込んで互
いに連結し、取付け孔から各パネルの外側に突出する間
隙保持部材の端部に取付部材を螺合させて、各パネルの
間隙を保つようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
連結部材は、4つの部分から成って部品点数が多く、製
造コストが嵩むという問題点があった。また、従来の連
結部材では、2つの間隙保持部材を各パネルの内側から
その取付け孔に差し込む作業、各間隙保持部材を互いに
連結する作業、間隙保持部材の端部に取付部材を螺合さ
せる作業など、作業が煩瑣で、施工に手間がかかるとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、製造コストを抑えるとともに、作
業効率を高めて施工を容易にすることができる型枠連結
具、建物基礎構造および建物基礎の施工方法を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る型枠連結具は、対称の位置に取付け孔
を有する2枚の型枠の間隔を所定の間隔に保つための型
枠連結具であって:間隙保持部材と2つの取付部材とを
有し;前記間隙保持部材は、所定の長さを有し、両端に
各型枠を内側から押さえるための内側押さえ面と結合孔
とを有し;各取付部材は、各型枠を外側から押さえるた
めの外側押さえ面と、前記外側押さえ面に垂直に設けら
れ、各型枠の取付け孔を貫通して前記結合孔に結合可能
な嵌合部とを有することを、特徴とする。
【0006】本発明に係る建物基礎構造は、対称の位置
に取付け孔を有し、コンクリート基礎の上に並列に配置
された複数の型枠と、前述の型枠連結具とを有し;その
型枠連結具の前記間隙保持部材が各内側押さえ面を各型
枠の内側に当てて並列の各型枠の間に配置され、各取付
部材が前記外側押さえ面を各型枠の外側に当て、前記嵌
合部を各型枠の取付け孔を貫通させて各結合孔に結合さ
せており;並列の各型枠の間にコンクリートが打設され
ていることを、特徴とする。
【0007】本発明に係る建物基礎の施工方法は、対称
の位置に取付け孔を有する複数の型枠を、コンクリート
基礎の上に並列に配置する工程と;型枠連結具であっ
て、間隙保持部材と2つの取付部材とを有し、前記間隙
保持部材は、所定の長さを有し、両端に各型枠を内側か
ら押さえるための内側押さえ面と結合孔とを有し、各取
付部材は、各型枠を外側から押さえるための外側押さえ
面と、前記外側押さえ面に垂直に設けられ、各型枠の取
付け孔を貫通して前記結合孔に結合可能な嵌合部とを有
する型枠連結具を用いて、各内側押さえ面を各型枠の内
側に当てて前記間隙保持部材を並列の各型枠の間に配置
し、各取付部材の前記外側押さえ面を各型枠の外側に当
て、各型枠の取付け孔を貫通して前記嵌合部を各結合孔
に結合させる工程と;並列の各型枠の間にコンクリート
を打設する工程とを、有することを特徴とする。
【0008】本発明に係る型枠連結具は、間隙保持部材
と2つの取付部材とで全体が3つの部分から成るため、
従来の4つの部分から成る連結部材に比べて部品点数が
少なく、製造コストを抑えることができる。また、本発
明に係る型枠連結具は、各内側押さえ面を各型枠の内側
に当てて間隙保持部材を並列の各型枠の間に配置する作
業と、各取付部材の外側押さえ面を各型枠の外側に当
て、各型枠の取付け孔を貫通して嵌合部を各結合孔に結
合させる作業とにより、型枠を連結することができる。
従って、型枠の連結作業の作業効率を高めて施工を容易
にすることができる。なお、間隙保持部材と2つの取付
部材とは、製造コストを抑えるため、プラスチックから
成ることが好ましい。また、型枠は、断熱性を持ち、強
度が高い発泡スチロール製パネルから成ることが好まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図5は、本発明の実施
の形態を示している。図1に示す型枠連結具1は、図4
に示す2枚の型枠2の間隔を所定の間隔に保つための連
結具1である。型枠2は、断熱性を持ち、強度が高い発
泡スチロール製パネルから成る。型枠2は、矩形状であ
って、多数の取付け孔21を有する。各取付け孔21
は、型枠2の厚さ方向に貫通しており、型枠2の四辺に
沿って整列している。型枠2は、左右対称であって、対
向させたとき対称の位置に取付け孔21を有する。
【0010】型枠連結具1は、硬質プラスチック製の、
間隙保持部材11と2つの取付部材12(図2参照)と
から成る。間隙保持部材11は、型枠2を所定の幅に保
つための所定の長さを有する。間隙保持部材11は、軸
状であって、両端に各型枠2を内側から押さえるための
内側押さえ面13と結合孔14とを有する。結合孔14
の中心線は、間隙保持部材11の中心軸線と一致してい
る。結合孔14は、径の異なる複数の円錐台を径の小さ
いものから順に同一軸上で高さ方向に重ねて成る形状を
有する。これにより、結合孔14は、間隙保持部材11
の中央側から端部側にかけて広くなるよう傾斜する複数
の内周面15と、各内周面15の間に設けられた段部1
6とを有する。
【0011】なお、間隙保持部材は、図3に示すよう
に、2本の間隙保持部材11を並列に間隔をあけて配置
し、内側押さえ面13を一体の連結部13aにより互い
に連結した構造から成ってもよい。
【0012】図2に示すように、各取付部材12は、各
型枠2を外側から押さえるための外側押さえ面17と、
嵌合部18とを有する。嵌合部18は、外側押さえ面1
7の中央に垂直に設けられ、各型枠2の取付け孔21を
貫通して結合孔14に結合可能となっている。嵌合部1
8の先端部18aは、二股に分かれていて弾力性を有
し、中間部18bより細くなって、結合孔14と一致す
る形状を有する。嵌合部18の先端部18aは、結合孔
14に結合したとき間隙保持部材11の内周面15に沿
って配置され、段部16と係合して結合孔14から外れ
ないようになっている。
【0013】型枠連結具1を用いて、建物基礎を施工す
る場合、以下の各工程により施工する。まず、図5に示
すように、複数の型枠2を、コンクリート基礎Aの上に
並列に配置する。次に、型枠連結具1を用いて並列の型
枠2を互いに連結する。連結には、まず、各内側押さえ
面13を各型枠2の内側に当てて間隙保持部材11を並
列の各型枠2の間に配置する。次に、各取付部材12の
外側押さえ面17を各型枠2の外側に当て、各型枠2の
取付け孔21を貫通して嵌合部18を各結合孔14に結
合させる。
【0014】型枠組立て後、並列の各型枠2の間Bにコ
ンクリートを打設し、コンクリートを養生する。こうし
て、建物基礎構造を施工することができる。
【0015】型枠連結具1は、間隙保持部材11と2つ
の取付部材12とで全体が3つの部分から成るため、従
来の4つの部分から成る連結部材に比べて部品点数が少
なく、製造コストを抑えることができる。また、型枠連
結具1は、各内側押さえ面13を各型枠2の内側に当て
て間隙保持部材11を並列の各型枠2の間に配置する作
業と、各取付部材12の外側押さえ面17を各型枠2の
外側に当て、各型枠2の取付け孔21を貫通して嵌合部
18を各結合孔14に結合させる作業とにより、型枠2
を連結することができる。従って、型枠2の連結作業の
作業効率を高めて施工を容易にすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る型枠連結具、建物基礎構造
および建物基礎の施工方法によれば、製造コストを抑え
るとともに、作業効率を高めて施工を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の型枠連結具の断面図であ
る。
【図2】図1の型枠連結具の取付部材の拡大側面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の型枠連結具で用いられる
間隙保持部材の変形例を示す断面図である。
【図4】図1の型枠連結具で連結する型枠の正面図であ
る。
【図5】図1の型枠連結具で型枠を連結した状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 型枠連結具 2 型枠 11 間隙保持部材 12 取付部材 13 内側押さえ面 14 結合孔 17 外側押さえ面 18 嵌合部 21 取付け孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対称の位置に取付け孔を有する2枚の型枠
    の間隔を所定の間隔に保つための型枠連結具であって、 間隙保持部材と2つの取付部材とを有し、 前記間隙保持部材は、所定の長さを有し、両端に各型枠
    を内側から押さえるための内側押さえ面と結合孔とを有
    し、 各取付部材は、各型枠を外側から押さえるための外側押
    さえ面と、前記外側押さえ面に垂直に設けられ、各型枠
    の取付け孔を貫通して前記結合孔に結合可能な嵌合部と
    を有することを、 特徴とする型枠連結具。
  2. 【請求項2】対称の位置に取付け孔を有し、コンクリー
    ト基礎の上に並列に配置された複数の型枠と、 請求項1記載の型枠連結具とを有し、 請求項1記載の型枠連結具の前記間隙保持部材が各内側
    押さえ面を各型枠の内側に当てて並列の各型枠の間に配
    置され、各取付部材が前記外側押さえ面を各型枠の外側
    に当て、各型枠の取付け孔を貫通して前記嵌合部を各結
    合孔に結合させており、 並列の各型枠の間にコンクリートが打設されていること
    を、 特徴とする建物基礎構造。
  3. 【請求項3】対称の位置に取付け孔を有する複数の型枠
    を、コンクリート基礎の上に並列に配置する工程と、 型枠連結具であって、間隙保持部材と2つの取付部材と
    を有し、前記間隙保持部材は、所定の長さを有し、両端
    に各型枠を内側から押さえるための内側押さえ面と結合
    孔とを有し、各取付部材は、各型枠を外側から押さえる
    ための外側押さえ面と、前記外側押さえ面に垂直に設け
    られ、各型枠の取付け孔を貫通して前記結合孔に結合可
    能な嵌合部とを有する型枠連結具を用いて、各内側押さ
    え面を各型枠の内側に当てて前記間隙保持部材を並列の
    各型枠の間に配置し、各取付部材の前記外側押さえ面を
    各型枠の外側に当て、各型枠の取付け孔を貫通して前記
    嵌合部を各結合孔に結合させる工程と、 並列の各型枠の間にコンクリートを打設する工程とを、 有することを特徴とする建物基礎の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105777A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 基礎工法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105777A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 基礎工法
JP4726366B2 (ja) * 2001-09-28 2011-07-20 住友林業株式会社 基礎工法

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