JP2000351786A - 有機ケイ素化合物の製造法およびその方法で製造された有機ケイ素化合物 - Google Patents

有機ケイ素化合物の製造法およびその方法で製造された有機ケイ素化合物

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JP2000351786A
JP2000351786A JP2000143682A JP2000143682A JP2000351786A JP 2000351786 A JP2000351786 A JP 2000351786A JP 2000143682 A JP2000143682 A JP 2000143682A JP 2000143682 A JP2000143682 A JP 2000143682A JP 2000351786 A JP2000351786 A JP 2000351786A
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bis
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methane
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Il Nam Jung
ナム ジュン イル
Bok Ryul Yoo
リュル ヨー ボク
Joon Soo Han
ソー ハン ヨーン
Weon Cheol Lim
チェオル リム ウェオン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化ケイ素の製造に有用な新規な有機ケイ素
化合物およびその製造法を提供する。 【解決手段】 ビス(ジクロロシリル)メタン類、例え
ばビス(ジクロロシリル)トリクロロシリルメタンを、
アセチレンのようなアルキン類と、ベンゼンのような有
機溶媒の存在下または非存在下で、0.1〜10のアル
キン類対ビス(ジクロロシリル)メタン類のモル比で、
ビス(ジクロロシリル)メタン類1モル当たりの金属量
として1×10-5〜0.05モルの白金族金属触媒、例
えばH2PtCl 6/イソプロピルアルコール溶液の存在下にお
いて、10〜150℃の温度で0.5〜20時間反応さ
せる。得られた反応混合物を真空蒸留すると、1,1,
3,3−テトラクロロ−2−トリクロロシリル−1,3
−ジシラシクロヘプテ−4−エンおよび1,1,3,3
−テトラクロロ−2−トリクロロシリル−1,3−ジシ
ラシクロヘプタンのような有機ケイ素化合物が得られ
る。これらの有機ケイ素化合物は炭化ケイ素を製造する
のに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な有機ケイ素
化合物、およびヒドロシリル化反応によるその有機ケイ
素化合物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペーアー(Speier)等により、J. Am.
Chem. Soc.、1957、79、974において、1957年に、
ヘキサクロロ白金酸のヒドロシリル化(hydrosi
lation)用触媒としての記述がなされて以来、ヒ
ドロシリル化反応は有機ケイ素化合物を合成する基本的
な方法の1つとなった。そのヒドロシリル化プロセスに
おいては、Si-H結合含有ケイ素化合物が、有機化合物の
炭素−炭素、炭素−酸素、炭素−窒素、窒素−窒素およ
び窒素−酸素結合のような多重結合に反応し、付加せし
められる。
【0003】ワタナベ(Watanabe)等は、1980年
に、J. Organomet. Chem.、1980、195、363において、
ヒドリドシランを、RuCl2(PPh3)3、PtCl2(PPh3)2、RhCl
(PPh3)3、RhH(PPh3)4またはPt(PPh3)4のような金属触媒
の存在下でアセチレンと反応させると、ビニルシランが
良好な収率で得られることを報告した。1,2−ビスシ
リルエタンの二重ヒドロシリル化(double hydrosilati
on)生成物も副生成物として得られた。
【0004】ポルヤコワ(Polyakova)等は、Izv. Aka
d. Nauk SSSR、Ser. Khim.、1965、1267において、ビス
(ヒドロシリル)化合物のアルキン類によるヒドロシリ
ル化により環式有機シランを得ることができることを報
告した。
【0005】タナカ(Tanaka)等は、Organometallic
s、1991、10、16において、不飽和炭化水素のビス(ヒ
ドロシリル)化合物による、白金錯体を触媒とする、脱
水素・二重シリル化(dehydrogenative double silatio
n)を報告した。タナカ等は、Pt(CH2=CH2)(PPh3)2、PtC
l2(PPh3)2、Ru3(CO)12、Pd(dba)2 PPh3、RhCl(PPh3)3
PdCl2(PPh3)2およびPd(PPh3)4のような色々な触媒を調
べた。
【0006】ユング(Jung)等の米国特許第5,39
9,740号明細書には、ジクロロメチル基含有シラン
と塩化水素との混合物とケイ素金属との、トリス(シリ
ル)メタン類を適度に高い収率で得る反応が記載され
る。
【0007】ハン(Han)等は、Organometallics、199
7、16、93において、ケイ素金属をクロロホルムと塩化
水素との混合物と反応させることによるSi-H含有トリス
(シリル)メタン類の直接合成を報告した。
【0008】イエオン(Yeon)等は、J. Organomet. Ch
em.、1996、516、91において、ケイ素金属を塩化メチレ
ンと塩化水素との混合物と反応させることによるSi-H含
有ビス(シリル)メタン類の直接合成を報告した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、炭化ケイ素
の製造に有用な新規な有機ケイ素化合物およびその製造
法を提供することを主たる目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の有機ケイ素化合
物は、熱分解により炭化ケイ素を形成するのに有用であ
る。
【0011】本発明は、後記の式(1)および(2)で
表される環式の有機ケイ素化合物、および後記の式
(3)および(4)で表される線状の有機ケイ素化合
物、並びにそれらの混合物の製造法に関する。この方法
は、式(5):
【化6】
【0012】で表されるビス(ジクロロシリル)メタン
の、式(6):
【化7】
【0013】で表されるアルキンによるヒドロシリル化
を、有効量の金属ヒドロシリル化触媒の存在下で行う工
程を含んで成る:但し、上記の式において、R1は水素
原子、ジクロロシリル基、トリクロロシリル基、メチル
ジクロロシリル基、ジメチルクロロシリル基またはトリ
メチルシリル基から選ばれ、そしてR2は、各々、水素
原子、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、または
アリール基から独立に選ばれる。
【0014】ビス(ジクロロシリル)メタンの例に、ビ
ス(ジクロロシリル)メタン、ビス(ジクロロシリル)
トリクロロシリルメタン、ビス(ジクロロシリル)ジク
ロロメチルシリルメタンおよびトリス(ジクロロシリ
ル)メタンがある。ビス(ジクロロシリル)メタンの好
ましい例としては、ビス(ジクロロシリル)トリクロロ
シリルメタンおよびトリス(ジクロロシリル)メタンが
挙げられる。
【0015】式(6)で表されるアルキンの置換基R2
は、R2について上記した基のいずれであってもよく、
またそれらは同一でも、或いは異なっていてもよい。R
2は水素原子またはフェニル基から選ばれる場合が好ま
しい。アルキンは、例えばアセチレン、フェニルアセチ
レンおよびジフェニルアセチレンであることができる。
【0016】アルキン対ビス(ジクロロシリル)メタン
のモル比は、0.1〜10の範囲内であることができ
る。アルキン対ビス(ジクロロシリル)メタンのモル比
は、0.8より大きいことが好ましく、1〜2の範囲内
のモル比が最も好ましい。
【0017】本発明の方法は、有効量の金属ヒドロシリ
ル化触媒の存在を必要とする。この金属ヒドロシリル化
触媒は、ケイ素結合水素原子とアルキン基との反応を触
媒することが知られている任意のそのような触媒である
ことができる。本発明の方法での使用に好ましい金属ヒ
ドロシリル化触媒は、白金族金属含有触媒である。「白
金族金属」とは、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、
オスミウム、イリジウムおよび白金を意味する。本発明
の方法で有用な白金族金属含有触媒の例は、例えばウィ
リング(Willing)の米国特許第3,419,593
号、リー(Lee)等の米国特許第3,989,668
号、チャン(Chang)等の米国特許第5,036,11
7号、アシュバイ(Ashby)の米国特許第3,159,
601号、ラモリークス(Lamoreaux)の米国特許第
3,220,972号、チョーク(Chalk)等の米国特
許第3,269,291号、モーディック(Modic)の
米国特許第3,516,946号、カールステッツ(Ka
rstedt)の米国特許第3,814,730号およびチャ
ンドラ(Chandra)等の米国特許第3,928,629
号明細書に見られ、それらの全てに有用な白金族金属含
有触媒とそれらの製造法が示されている。1つの好まし
い白金族金属は白金である。好ましい白金族金属触媒は
白金の化合物および錯体である。本発明の方法で有用な
金属ヒドロシリル化触媒の例に、H2PtCl6、イソプロピ
ルアルコール(IPA)に溶解しているH2PtCl6、H2PtCl6/
IPA/PPh3溶液、H2PtCl6/THF(テトラヒドロフラン)溶
液、H2PtCl6/I2、Pt((CH2=CHSiMe2)2O)2、RhCl(PP
h3)3、Pt(CH2=CH)(PPh3)2、Pd(PPh3)4、Pt(PPh3)4およ
びNi(PEt3)4がある。ここで、Etはエチルであり、Meは
メチルであり、そしてPhはフェニルである。
【0018】本発明の方法は、有効量の金属ヒドロシリ
ル化触媒を加えることを必要とする。「有効量」なる用
語は、ビス(ジクロロシリル)メタンのケイ素結合水素
原子とアルキンとの反応を促進するのに十分である触媒
の量を意味する。金属ヒドロシリル化触媒の有効量は、
一般的には、ビス(ジクロロシリル)メタン1モル当た
りの金属量が1×10-5〜0.05モルの範囲内の量で
ある。
【0019】ビス(ジクロロシリル)メタンのアルキン
によるヒドロシリル化を行う方法は、ヒドロシリル化反
応を金属ヒドロシリル化触媒の存在下で行う公知のその
ような方法のいずれであってもよい。1つの好ましいプ
ロセスにおいては、任意成分としての有機溶媒、ビス
(ジクロロシリル)メタンおよび金属ヒドロシリル化触
媒が、反応器に乾燥窒素のような不活性雰囲気下で加え
られる。次いで、アルキンがその反応器に攪拌しながら
徐々に加えられる。アルキンの添加後、その反応器の内
容物は、10〜150℃の温度で、ヒドロシリル化反応
を確実に完了させるのに十分な時間さらに加熱すること
ができる。反応器の内容物を20〜150℃の範囲内の
温度で加熱するのが好ましく、80〜110℃の範囲内
の温度で加熱するのがさらに好ましい。ヒドロシリル化
反応を行うために反応器の内容物を加熱する時間の長さ
は、反応体と、反応器の内容物が加熱される温度とに依
存する。一般的には、0.5〜20時間の時間が有効で
あり、1〜5時間の加熱時間が好ましい。
【0020】本発明の方法において、有機溶媒の使用は
任意である。本発明の方法で有用な有機溶媒に、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンおよびアニソ
ールがある。有機溶媒は希釈剤としていかなる量でも加
えることができるが、反応体を反応速度と収率に悪影響
を及ぼす点までは希釈しない量であるのが好ましい。
【0021】本発明の更なる態様は、上記の方法で製造
された有機ケイ素化合物である。これらの有機ケイ素化
合物は、式(1):
【化8】
【0022】および式(2):
【化9】
【0023】で表される環式の有機ケイ素化合物、並び
に式(3):
【化10】
【0024】および式(4):
【化11】
【0025】で表される線状の有機ケイ素化合物、また
はそれらの混合物である:但し、上記の式において、R
1は水素原子、ジクロロシリル基、トリクロロシリル
基、メチルジクロロシリル基、ジメチルクロロシリル基
またはトリメチルシリル基から選ばれ、そしてR2は、
各々、水素原子、1〜6個の炭素原子を有するアルキル
基、およびアリール基から独立に選ばれる。
【0026】式(1)、(2)、(3)および(4)に
おいて、R2は、例えば水素原子、メチル、エチル、プ
ロピル、n−ブチル、t−ブチル、ヘキシル、フェニル
およびトリル基であることができる。R2は、各々、水
素原子またはメチル基から独立に選ばれるのが好まし
い。本発明の方法で製造することができる有機ケイ素化
合物の例は、本明細書に与えられる実施例に見いだされ
る。
【0027】
【実施例】次の実施例は本発明を例証するために与えら
れるものである。これらの実施例は本願の特許請求の範
囲を限定しようとするものではない。
【0028】実施例1 アセチレンのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリル
メタンによるH2PtCl6の存在下におけるヒドロシリル化
【0029】磁気攪拌子を備える、50mLの乾燥され
た三口フラスコに、200μLの0.1M・H2PtCl6/イ
ソプロピルアルコール(IPA)溶液を加えた。このフラ
スコを乾燥窒素雰囲気下に置き、そしてそのIPAを真空
下で除去した。次に、このフラスコに6.29gのビス
(ジクロロシリル)トリクロロシリルメタンと25mL
の乾燥ベンゼンを加え、溶液を形成した。この溶液を還
流温度に保持し、その溶液にアセチレンガスを90mL
/分の速度で10時間供給した。得られた生成物を67
Paで真空蒸留すると、6.36gの1,1,3,3−
テトラクロロ−2−トリクロロシリル−1,3−ジシラ
シクロペンテ−4−エン(TCD-GCは81.4%である)
(TCD-GC=熱伝導度検出器を使用するガスクロマトグラ
フィー)および1,1,3,3−テトラクロロ−2−ト
リクロロシリル−1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-
GC:4.2%)が混合物として得られた。1,1,3,
3−テトラクロロ−2−トリクロロシリル−1,3−ジ
シラシクロペンテ−4−エンの構造は、1H-NMR(CDC
l3、ppm):1.52(s、1H、SiCHSi)、7.42
(s、2H、CH=CH)であることによって確認された。
【0030】実施例2 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)トリクロ
ロシリルメタンによるH2PtCl6の存在下におけるヒドロ
シリル化
【0031】実施例1に記載したものと同じ装置に、1
38μLの0.1M・H2PtCl6/IPAを入れ、そしてそのI
PAを真空下で除去した。このフラスコに4.96gのビ
ス(ジクロロシリル)トリクロロシリルメタンと25m
Lの乾燥ベンゼンを加えて混合物を形成した。この混合
物を加熱、還流させ、そして2.55mLのフェニルア
セチレンを20分間にわたって加えた。得られた混合物
を攪拌しながら還流温度でさらに5時間加熱した。その
溶媒を大気圧において除去し、その残分を67Paで真
空蒸留した。得られた生成物は、5.94gの1,1,
3,3−テトラクロロ−2−トリクロロシリル−4−フ
ェニル−1,3−ジシラシクロペンテ−4−エン(TCD-
GC面積:46.3%)および3,3,5,5−テトラク
ロロ−4−トリクロロシリル−1,7−ジフェニル−
3,5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン(TCD-GC面積:
42.3%)を含む混合物であった。1,1,3,3−
テトラクロロ−2−トリクロロシリル−4−フェニル−
1,3−ジシラシクロペンテ−4−エン=1H-NMR(CDCl
3、ppm):1.68(s、1H、SiCHSi)、7.27
(s、1H、CHCPh)、7.36−7.60(m、5
H、ArH)。3,3,5,5−テトラクロロ−4−トリ
クロロシリル−1,7−ジフェニル−3,5−ジシラヘ
プタ−1,6−ジエン=1H-NMR(CDCl3、ppm):1.98
(s、1H、SiCHSi)、6.12(d、2.4Hz、2
H、CH=CHPh)、7.13−7.33(m、7H、CH=CH
ArH)。
【0032】実施例3 ジフェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)トリク
ロロシリルメタンによるH2PtCl6/IPAの存在下における
ヒドロシリル化
【0033】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.60gのジフェニルアセチレン、1.06gのビス
(ジクロロシリル)トリクロロシリルメタン、31μL
の0.1M・H2PtCl6/IPAおよび25mLの乾燥ベンゼ
ンを入れ、混合物を形成した。得られた混合物を攪拌し
ながら5時間還流させ、次いでその溶媒を大気圧におい
て除去した。その残分を67Paで真空蒸留すると、
1.42gの1,1,3,3−テトラクロロ−2−トリ
クロロシリル−4,5−ジフェニル−1,3−ジシラシ
クロペンタン(TCD-GC面積:71.2%)および3,
3,5,5−テトラクロロ−4−トリクロロシリル−
1,2,6,7−テトラフェニル−3,5−ジシラヘプ
タ−1,6−ジエン(TCD-GC面積:5.9%)を含む混
合物が得られた。1,1,3,3−テトラクロロ−2−
トリクロロシリル−4,5−ジフェニル−1,3−ジシ
ラシクロペンタン=1H-NMR(CDCl3、ppm):1.82
(s、1H、SiCHSi)、3.35−3.44(m、2
H、CHPh)、7.06−7.18(m、5H、ArH)。
【0034】実施例4 アセチレンのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリル
メタンによるPt(C2H4)(PPh3)2の存在下におけるヒドロ
シリル化
【0035】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.103gのPt(C2H4)(PPh3)2、2.99gのビス
(ジクロロシリル)トリクロロシリルメタンおよび20
mLの乾燥ベンゼンを入れ、混合物を形成した。この混
合物を還流させ、そしてその混合物にアセチレンガスを
90mL/分で4時間吹き込んだ。この混合物を67P
aで真空蒸留すると、2.02gの1,1,3,3−テ
トラクロロ−2−トリクロロシリル−1,3−ジシラシ
クロペンテ−4−エン(TCD-GC面積:50.8%)を含
む混合物が得られた。
【0036】実施例5 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)トリクロ
ロシリルメタンによるPt(C2H4)(PPh3)2の存在下におけ
るヒドロシリル化
【0037】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.99gのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリル
メタン、0.101gのPt(C2H4)(PPh3)2および25m
Lの乾燥ベンゼンを加え、混合物を形成した。この混合
物に、還流下で、0.32mLのフェニルアセチレンを
10分間にわたって加えた。得られた混合物を還流温度
でさらに15時間攪拌し、次いでその溶媒を除去した。
その残分を67Paで真空蒸留すると、0.58gの
1,1,3,3−テトラクロロ−2−トリクロロシリル
−4−フェニル−1,3−ジシラシクロペンテ−4−エ
ン(TCD-GC面積:43.9%)を含む混合物が得られ
た。
【0038】実施例6 ジフェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)トリク
ロロシリルメタンによるPt(C2H4)(PPh3)2の存在下にお
けるヒドロシリル化
【0039】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.99gのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリル
メタン、0.102gのPt(C2H4)(PPh3)2および25m
Lの乾燥ベンゼンを加えて混合物を形成した。この混合
物に、還流下で、10mLのベンゼン中に含まれる0.
52gのジフェニルアセチレンを30分間にわたって加
えた。得られた混合物をさらに18時間攪拌し、次いで
その溶媒を大気圧において除去した。その残分を67P
aで真空蒸留すると、0.61gの1,1,3,3−テ
トラクロロ−2−トリクロロシリル−4,5−ジフェニ
ル−1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-GC面積:1
3.8%)を含む混合物が得られた。
【0040】実施例7 アセチレンのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリル
メタンによるPd(PPh3) 4の存在下におけるヒドロシリル
【0041】実施例1に記載したものと同じ装置に、
1.01gのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリル
メタン、0.103gのPd(PPh3)4および25mLの乾
燥ベンゼンを加えて混合物を形成した。この混合物にア
セチレンガスを90mL/分で3時間吹き込んだ。得ら
れた混合物を67Paで真空蒸留すると、0.89gの
1,1,3,3−テトラクロロ−2−トリクロロシリル
−1,3−ジシラシクロペンテ−4−エン(TCD-GC面
積:50.3%)を含む混合物が得られた。
【0042】実施例8 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)トリクロ
ロシリルメタンによるPd(PPh3)4の存在下におけるヒド
ロシリル化
【0043】実施例1に記載したものと同じ装置に、
1.0gのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリルメ
タン、0.102gのPd(PPh3)4および25mLの乾燥
ベンゼンを加えて混合物を形成した。この混合物を還流
温度にもたらし、そして0.32mLのフェニルアセチ
レンを10分間にわたって加えた。この混合物を還流温
度でさらに8時間攪拌し、次いでその溶媒を大気圧にお
いて除去した。その残分を67Paで真空蒸留すると、
0.348gの1,1,3,3−テトラクロロ−2−ト
リクロロシリル−4−フェニル−1,3−ジシラシクロ
ペンテ−4−エン(TCD-GC面積:43.9%)を含む混
合物が得られた。
【0044】実施例9 ジフェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)トリク
ロロシリルメタンによるPd(PPh3)4の存在下におけるヒ
ドロシリル化
【0045】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.98gのビス(ジクロロシリル)トリクロロシリル
メタン、0.101gのPd(PPh3)4および25mLの乾
燥ベンゼンを加えて混合物を形成した。この混合物を還
流温度にもたらし、そして10mLのベンゼン中に含ま
れる0.52gのジフェニルアセチレンを30分間にわ
たって加えた。この混合物を還流温度でさらに18時間
攪拌し、次いでその溶媒を大気圧において除去した。そ
の残分を真空蒸留すると、0.417gの1,1,3,
3−テトラクロロ−2−トリクロロシリル−4,5−ジ
フェニル−1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-GC面
積:25%)を含む混合物が得られた。
【0046】実施例10 アセチレンのトリス(ジクロロシリル)メタンによるH2
PtCl6の存在下におけるヒドロシリル化
【0047】実施例1に記載したものと同じ装置に、2
00μLの0.1M・H2PtCl6/IPA溶液を入れ、そのフ
ラスコを乾燥窒素雰囲気下に置いた。そのIPAをフラス
コから真空下で除去し、そして5.31gのトリス(ジ
クロロシリル)メタンと30mLの乾燥ベンゼンを加え
て混合物を形成した。この混合物にアセチレンガスを9
0mL/分の速度で8時間吹き込んだ。得られた混合物
を67Paで真空蒸留すると、4.51gの1,1,
3,3−テトラクロロ−2−ジクロロシリル−1,3−
ジシラシクロペンテ−4−エン(TCD-GC面積:31.7
%)および3,3,5,5−テトラクロロ−4−ジクロ
ロシリル−3,5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン(TC
D-GC面積:8.6%)を含む混合物が得られた。1,
1,3,3−テトラクロロ−2−ジクロロシリル−1,
3−ジシラシクロペンテ−4−エン= 1H-NMR(CDCl3、p
pm):1.33(d、3.9Hz、1H、SiCHSi)、
5.73(d、3.9Hz、1H、SiH)、7.43
(s、2H、CH=CH)。
【0048】実施例11 ジフェニルアセチレンのトリス(ジクロロシリル)メタ
ンによるH2PtCl6/IPAの存在下におけるヒドロシリル化
【0049】実施例1に記載したものと同じ装置に、
3.39gのジフェニルアセチレン、5.91gのトリ
ス(ジクロロシリル)メタン、40mLの乾燥ベンゼン
および100μLの0.1M・H2PtCl6/IPA溶液を入れ
て混合物を形成した。この混合物を還流温度で5時間攪
拌し、次いでその溶媒を大気圧において除去した。その
残分を67Paで真空蒸留すると、7.51gの1,
1,3,3−テトラクロロ−2−ジクロロシリル−4,
5−ジフェニル−1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-
GC面積:12.3%)および1,1,3,3−テトラク
ロロ−2−(1,2−ジクロロ−2,3−ジフェニル−
1−シラ−2−プロペニル)−4,5−ジフェニル−
1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-GC面積:74%)
を含む混合物が得られた。1,1,3,3−テトラクロ
ロ−2−ジクロロシリル−4,5−ジフェニル−1,3
−ジシラシクロペンタン=1H-NMR(CDCl3、ppm):1.
74(d、3.4Hz、1H、SiCHSi)、3.47−
3.53(m、2H、CHPh)、5.8(d、3.5H
z、1H、SiH)、7.15−7.28(m、10H、A
rH)。1,1,3,3−テトラクロロ−2−(1,2−
ジクロロ−2,3−ジフェニル−1−シラ−2−プロペ
ニル)−4,5−ジフェニル−1,3−ジシラシクロペ
ンタン=1H-NMR(CDCl3、ppm):1.73(s、1H、
SiCHSi)、3.52−3.55(m、2H、CHPh)、
7.12−7.50(m、21H、C=CHPhおよびAr
H)。
【0050】実施例12 アセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンによるH2Pt
Cl6の存在下におけるヒドロシリル化
【0051】実施例1に記載したものと同じ装置に、1
25μLの0.1M・H2PtCl6/IPA溶液を乾燥窒素雰囲
気下で入れ、そしてそのIPAを真空下で除去した。その
フラスコに3.01gのビス(ジクロロシリル)メタン
と20mLの乾燥ベンゼンを加えた。そのフラスコ内容
物を還流温度まで加熱し、そしてその内容物にアセチレ
ンガスを90mL/分の速度で3時間吹き込んだ。その
反応生成物を67Paで真空蒸留すると、1.99gの
1,1,3,3−テトラクロロ−1,3−ジシラシクロ
ペンテ−4−エン(TCD-GC面積:3.6%)、1,1,
3,3−テトラクロロ−1,3−ジシラシクロペンタン
(TCD-GC面積:47.4%)、1,1,3,3,6,
6,8,8−オクタクロロ−1,3,6,8−テトラシ
ラオクタン(TCD-GC面積:17.2%)および1,1,
3,3,6,6,8,8,11,11,13,13−ド
デカクロロ−1,3,6,8,11,13−ヘキサシラ
トリデカン(TCD-GC面積:8.6%)を含む混合物が得
られた。1,1,3,3−テトラクロロ−1,3−ジシ
ラシクロペンテ−4−エン=1H-NMR(CDCl3、ppm):
1.14(s、2H、SiCH2Si)、7.36(s、2
H、CH=CH);1,1,3,3−テトラクロロ−1,3
−ジシラシクロペンタン=1H-NMR(CDCl3、ppm):1.
12(s、2H、SiCH2Si)、1.50(s、4H、CH2
CH2);および1,1,3,3,6,6,8,8−オク
タクロロ−1,3,6,8−テトラシラオクタン=1H-N
MR(CDCl3、ppm):1.41−1.50(m、8H、Si
CH2SiCH2 CH2SiCH2Si)、5.71(s、2H、SiH)。
【0052】実施例13 アセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンによるH2Pt
Cl6/PPh3の存在下におけるヒドロシリル化
【0053】実施例1に記載したものと同じ装置に、2
35μLの0.1M・H2PtCl6/IPAを入れ、そのフラス
コを乾燥窒素でパージし、そしてそのIPAを真空下で除
去した。そのフラスコに10gのビス(ジクロロシリ
ル)メタン、235μLの0.1M・PPh3/ベンゼン溶
液および20mLの乾燥ベンゼンを加えた。そのフラス
コ内容物にアセチレンガスを90mL/分の速度で10
時間吹き込んだ。その生成物を67Paで真空蒸留する
と、8.35gの1,1,3,3−テトラクロロ−1,
3−ジシラシクロペンテ−4−エン(TCD-GC面積:2
2.4%)、1,1,3,3−テトラクロロ−1,3−
ジシラシクロペンタン(TCD-GC面積:27.4%)およ
び1,1,3,3,6,6,8,8−オクタクロロ−
1,3,6,8−テトラシラオクタン(TCD-GC面積:2
2.9%)を含む混合物が得られた。
【0054】実施例14 アセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンによるPt
((CH2=CHSiMe2)2O)2の存在下におけるヒドロシリル化
【0055】実施例1に記載したものと同じ装置に、
1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビニル−
1,3−ジシロキサン中に含まれる18μLのPt((CH2=
CHSi−Me 2)2O)2(Pt4重量%)および20mLの乾燥ベ
ンゼンを入れた。そのフラスコにアセチレンガスを90
mL/分で5時間吹き込んだ。その生成物を0.5トル
で真空蒸留すると、3.32gの1,1,3,3−テト
ラクロロ−1,3−ジシラシクロペンテ−4−エン(TC
D-GC面積:6.2%)、1,1,3,3−テトラクロロ
−1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-GC面積:47.
9%)および1,1,3,3,6,6,8,8−オクタ
クロロ−1,3,6,8−テトラシラオクタン(TCD-GC
面積:27.1%)を含む混合物が得られた。
【0056】実施例15 アセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンによるRhCl
(PPh3)3の存在下におけるヒドロシリル化
【0057】実施例1に記載したものと同じ装置に、
1.02gのビス(ジクロロシリル)メタン、0.10
2gのRhCl(PPh3)3および20mLの乾燥ベンゼンを入
れた。そのフラスコにアセチレンガスを90mL/分で
2時間吹き込んだ。その生成物を67Paで真空蒸留す
ると、0.61gの1,1,3,3−テトラクロロ−
1,3−ジシラシクロペンテ−4−エン(TCD-GC面積:
3.7%)および1,1,3,3−テトラクロロ−1,
3−ジシラシクロペンタン(TCD-GC面積:35.6%)
を含む混合物が得られた。
【0058】実施例16 アセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンによるPt(C
H2=CH)(PPh3)2の存在下におけるヒドロシリル化
【0059】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.89gのビス(ジクロロシリル)メタン、0.06
gのPt(CH2=CH)(PPh3)2および20mLの乾燥ベンゼン
を入れた。そのフラスコにアセチレンガスを90mL/
分で3時間吹き込んだ。その生成物を67Paで真空蒸
留すると、0.26gの1,1,3,3−テトラクロロ
−1,3−ジシラシクロペンテ−4−エン(TCD-GC面
積:32.1%)および1,1,3,3−テトラクロロ
−1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-GC面積:7.5
%)を含む混合物が得られた。
【0060】実施例17 アセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンによるPd(P
Ph3)4の存在下におけるヒドロシリル化
【0061】実施例1に記載したものと同じ装置に、1
0gのビス(ジクロロシリル)メタン、0.103gの
Pd(PPh3)4および20mLの乾燥ベンゼンを入れた。そ
のフラスコにアセチレンガスを90mL/分で3時間吹
き込んだ。その生成物を67Paで真空蒸留すると、
8.29gの1,1,3,3−テトラクロロ−1,3−
ジシラシクロペンテ−4−エン(TCD-GC面積:55.2
%)、3,3,5,5−テトラクロロ−3,5−ジシラ
シクロペンテ−1−エン(TCD-GC面積:12.7%)、
1,1,3,3−テトラクロロ−1,3−ジシラシクロ
ペンタン(TCD-GC面積:5.3%)および1,1,3,
3,6,6,8,8−オクタクロロ−1,3,6,8−
テトラシラオクタン(TCD-GC面積:0.3%)を含む混
合物が得られた。
【0062】実施例18 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンに
よるH2PtCl6の存在下におけるヒドロシリル化
【0063】実施例1に記載したものと同じ装置に、2
5μLの0.1M・H2PtCl6/IPAを窒素下で入れ、そし
てそのイソプロピルアルコールを除去した。次いで、そ
のフラスコに4.95gのビス(ジクロロシリル)メタ
ン、20mLの乾燥ベンゼンおよび2.5mLのフェニ
ルアセチレンを加え、そしてそのフラスコ内容物を2時
間還流させた。その溶媒をフラスコから大気圧において
除去し、そしてその生成物を67Paで蒸留すると、
3,3,5,5−テトラクロロ−1−フェニル−3,5
−ジシラペンテ−1−エン(TCD-GC面積:61.3%)
および3,3,5,5−テトラクロロ−1,7−ジフェ
ニル−3,5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン(TCD-GC
面積:28.1%)を含む混合物が得られた。3,3,
5,5−テトラクロロ−1−フェニル−3,5−ジシラ
ペンテ−1−エン=1H-NMR(CDCl3、ppm):1.45
(s、2H、SiCH2Si)、5.71(s、1H、SiH)、
6.45(d、J=18.8Hz、2H、SiCH=CHP
h)、7.26−7.53(m、7H、CHArH);3,
3,5,5−テトラクロロ−1,7−ジフェニル−3,
5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン=1H-NMR(CDCl3、p
pm):1.48(s、2H、SiCH2Si)、6.18
(s、2H、SiCH=CHPh)、7.27−7.47(m、
7H、CHArH)。
【0064】実施例19 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンに
よるH2PtCl6/THFの存在下におけるヒドロシリル化
【0065】実施例1に記載したものと同じ装置に、1
gのビス(ジクロロシリル)メタン、20μLのTHF
(テトラヒドロフラン)中0.1M・H2PtCl6溶液およ
び20mLの乾燥ベンゼンを加えた。そのフラスコ内容
物を加熱、還流させ、そして0.52mLのフェニルア
セチレンを10分間にわたって加えた。そのフラスコ内
容物を攪拌しながらさらに8時間還流させ、次いでその
溶媒を大気圧において除去した。その生成物を67Pa
で真空蒸留すると、1.66gの3,3,5,5−テト
ラクロロ−1−フェニル−3,5−ジシラペンテ−1−
エン(TCD-GC面積:27.3%)および3,3,5,5
−テトラクロロ−1,7−ジフェニル−3,5−ジシラ
ヘプタ−1,6−ジエン(TCD-GC面積:26.4%)を
含む混合物が得られた。
【0066】実施例20 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンに
よるPt((CH2=CHSiMe2) 2O)2の存在下におけるヒドロシリ
ル化
【0067】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.99gのビス(ジクロロシリル)メタン、1,1,
3,3−テトラメチル−1,3−ジビニル−1,3−ジ
シロキサン中に含まれる20μLのPt((CH2=CHSiMe2)
2O)2(Pt4重量%)および20mLの乾燥ベンゼンを加
えた。そのフラスコ内容物を加熱、還流させ、そして
0.52mLのフェニルアセチレンを10分間にわたっ
て加えた。そのフラスコ内容物を攪拌しながらさらに2
時間還流させ、次いでその溶媒を大気圧において除去し
た。その生成物を67Paで真空蒸留すると、1.05
gの3,3,5,5−テトラクロロ−1−フェニル−
3,5−ジシラペンテ−1−エン(TCD-GC面積:18.
9%)および3,3,5,5−テトラクロロ−1,7−
ジフェニル−3,5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン
(TCD-GC面積:74.1%)を含む混合物が得られた。
【0068】実施例21 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンに
よるRhCl(PPh3)3の存在下におけるヒドロシリル化
【0069】実施例1に記載したものと同じ装置に、
0.99gのビス(ジクロロシリル)メタン、0.10
2gのRhCl(PPh3)3および20mLの乾燥ベンゼンを加
えた。そのフラスコ内容物を加熱、還流させ、そして
0.52mLのフェニルアセチレンを10分間にわたっ
て加えた。そのフラスコ内容物を攪拌しながらさらに2
時間還流させ、次いでその溶媒を大気圧において除去し
た。その生成物を67Paで真空蒸留すると、0.9g
の3,3,5,5−テトラクロロ−1−フェニル−3,
5−ジシラペンテ−1−エン(TCD-GC面積:5.5%)
および3,3,5,5−テトラクロロ−1,7−ジフェ
ニル−3,5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン(TCD-GC
面積:66.5%)を含む混合物が得られた。
【0070】実施例22 フェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタンに
よるPd(PPh3)4の存在下におけるヒドロシリル化
【0071】実施例1に記載したものと同じ装置に、1
gのビス(ジクロロシリル)メタン、0.101gのPd
(PPh3)4および20mLの乾燥ベンゼンを加えた。その
フラスコ内容物を加熱、還流させ、そして0.52mL
のフェニルアセチレンを10分間にわたって加えた。そ
のフラスコ内容物を攪拌しながらさらに5時間還流さ
せ、次いでその溶媒を大気圧において除去した。その生
成物を67Paで真空蒸留すると、0.89gの1,
1,3,3−テトラクロロ−4−フェニル−1,3−ジ
シラシクロペンテ−4−エン(TCD-GC面積:48.2
%)および3,3,5,5−テトラクロロ−1,7−ジ
フェニル−3,5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン(TC
D-GC面積:6%)を含む混合物が得られた。
【0072】実施例23 ジフェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタン
によるH2PtCl6/IPAの存在下におけるヒドロシリル化
【0073】実施例1に記載したものと同じ装置に、
6.1gのビス(ジクロロシリル)メタン、6.1gの
ジフェニルアセチレン、28.3μLの0.1M・H2Pt
Cl6/IPAおよび20mLの乾燥ベンゼンを加えた。その
フラスコ内容物を攪拌しながら12時間還流させ、次い
でその溶媒を大気圧において除去した。その生成物を6
7Paで真空蒸留して粗生成物としての混合物を得た。
その混合物をベンゼンから再結晶化すると、7.83g
の1,1,3,3−テトラクロロ−4,5−ジフェニル
−1,3−ジシラシクロペンタン(収率71%)および
0.7gの3,3,5,5−テトラクロロ−1,2,
6,7−テトラフェニル−3,5−ジシラヘプタ−1,
6−ジエン(収率4%)が得られた。1,1,3,3−
テトラクロロ−4,5−ジフェニル−1,3−ジシラシ
クロペンタン=1H-NMR(CDCl3、ppm):1.51(s、
2H、SiCH2Si)、3.50(s、2H、CHCH)、7.
12−7.28(m、10H、ArH)および3,3,
5,5−テトラクロロ−1,2,6,7−テトラフェニ
ル−3,5−ジシラヘプタ−1,6−ジエン=1H-NMR
(CDCl3、ppm):1.28(s、2H、SiCH2Si)、
7.07(s、1H、CHPh)、7.16−7.41
(m、20H、ArH)。
【0074】実施例24 ジフェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタン
によるH2PtCl6/I2の存在下におけるヒドロシリル化
【0075】実施例1に記載したものと同じ装置に、1
gのビス(ジクロロシリル)メタン、0.84gのジフ
ェニルアセチレン、30μLの0.1M・H2PtCl6/TH
F、30μLの0.1M・I2/THFおよび25mLの乾燥
ベンゼンを加えた。そのフラスコ内容物を攪拌しながら
15時間還流させ、次いでその溶媒を大気圧において除
去した。その生成物を67Paで蒸留すると、1.73
gの1,1,3,3−テトラクロロ−4,6−ジフェニ
ル−1,3−ジシラシクロペンタン(TCD-GC面積:2
2.7%)および3,3,5,5−テトラクロロ−1,
2,6,7−テトラフェニル−3,5−ジシラヘプタ−
1,6−ジエン(TCD-GC面積:57.9%)を含む混合
物が得られた。
【0076】実施例25 ジフェニルアセチレンのビス(ジクロロシリル)メタン
によるPt((CH2=CHSiMe 2)2O)2の存在下におけるヒドロシ
リル化
【0077】実施例1に記載したものと同じ装置に、1
gのビス(ジクロロシリル)メタン、0.84gのジフ
ェニルアセチレン、1,1,3,3−テトラメチル−
1,3−ジビニル−1,3−ジシロキサン中に含まれる
20μLのPt((CH2=CHSi−Me2) 2O)2(Pt4重量%)およ
び20mLの乾燥ベンゼンを加えた。そのフラスコ内容
物を攪拌しながら4時間還流させ、次いでその溶媒を大
気圧において除去した。その生成物を67Paで蒸留す
ると、0.735gの1,1,3,3−テトラクロロ−
4,5−ジフェニル−1,3−ジシラシクロペンタン
(TCD-GC面積:73.7%)および3,3,5,5−テ
トラクロロ−1,2,6,7−テトラフェニル−3,5
−ジシラヘプタ−1,6−ジエン(TCD-GC面積:13.
2%)を含む混合物が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ボク リュル ヨー 韓国 キュンギ、コヤンシ、イルサンク、 イルサン − 3 − ドン 1058、ロッ テ アパート 903 − 303 (72)発明者 ヨーン ソー ハン 韓国 ソウル、クワンギジンク、クワング ジアン − ドン、ヒンダイ アパート 801 − 2401 (72)発明者 ウェオン チェオル リム 韓国 ソウル、クロク、カエボン − ド ン、ドンギン アパート 1 − 906

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 で表されるビス(ジクロロシリル)メタンの、式: 【化2】 で表されるアルキンによるヒドロシリル化を、有効量の
    金属ヒドロシリル化触媒の存在下で行う工程を含んで成
    る有機ケイ素化合物の製造法:但し、上記の式におい
    て、R1は水素原子、ジクロロシリル基、トリクロロシ
    リル基、メチルジクロロシリル基、ジメチルクロロシリ
    ル基またはトリメチルシリル基から選ばれ、そしてR2
    は、各々、水素原子、1〜6個の炭素原子を有するアル
    キル基、またはアリール基から独立に選ばれる。
  2. 【請求項2】 式: 【化3】 で表される環式の有機ケイ素化合物、並びに式: 【化4】 で表される線状の有機ケイ素化合物、またはそれらの混
    合物から選ばれる有機ケイ素化合物を製造する、請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法により製造され
    た、式: 【化5】 で表される化合物またはそれらの混合物から選ばれる有
    機ケイ素化合物:但し、上記の式において、R1は水素
    原子、ジクロロシリル基、トリクロロシリル基、メチル
    ジクロロシリル基、ジメチルクロロシリル基またはトリ
    メチルシリル基から選ばれ、そしてR2は、各々、水素
    原子、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、または
    アリール基から独立に選ばれる。
  4. 【請求項4】 有機溶媒が存在することをさらに含んで
    いる、請求項1に記載の方法。
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