JP2000351610A - ゾルゲル液合成方法 - Google Patents

ゾルゲル液合成方法

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JP2000351610A
JP2000351610A JP11164404A JP16440499A JP2000351610A JP 2000351610 A JP2000351610 A JP 2000351610A JP 11164404 A JP11164404 A JP 11164404A JP 16440499 A JP16440499 A JP 16440499A JP 2000351610 A JP2000351610 A JP 2000351610A
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liquid
gel
temperature
synthesizing
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Yuko Yamada
祐子 山田
Takuya Shindo
卓也 信藤
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテクト薬剤を不要にして従来の反応系に
残留するプロテクト薬剤による薄膜やバルク値中に残る
有機残さによる薄膜やバルクの特性の阻害を阻止して、
ゾルゲル液の白濁を防止するとともに、ゾルゲル液のポ
ットライフの延長を図ること。 【解決手段】 金属、ガラスあるいはセラミックス等の
基材上に、酸化物被膜等を形成するゾルゲル原液を調整
する際、またはバルク体成分をゾルゲル法にて合成する
際において、金属アルコキシド加水分解時における第1
の温度である室温においてa液に対して滴下液であるb
液がゆっくり滴下され、反応槽1を氷槽2内に載置して
冷却し前記室温より低い第2の温度である5℃において
残りの滴下液が滴下されるゾルゲル液合成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属、ガラス、セ
ラミックなどの基材表面にゾルゲル法を用いて各種薄膜
を形成するゾルゲル液の合成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、金属酸化物の水和物や金属ア
ルコキシドなどの非金属化合物をガラス系成分として用
い、基板上に所望の酸化物の被膜を形成する方法(特開
平10−17335)が、よく知られている。
【0003】この際アルコキシドの加水分解速度が速い
ため、室温下で合成すると白濁し所望のゾルゲル液が得
られない。そのため秤量を窒素ガス雰囲気下で行った
後、アルコキシドの官能基をアセト酢酸エチルなどの薬
剤を用いてプロテクトし反応性を下げたり、反応系を氷
槽などで冷却し反応性を下げて合成する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来における前述
した薬剤でプロテクトする方法は、反応が煩雑になる
上、有機溶剤を使用する必要が有り、反応系にプロテク
トする薬剤が残留し、薄膜やバルク中に有機残さが残
り、薄膜やバルクの特性を著しく阻害するという問題が
あった。
【0005】また反応系を冷却する方法は、簡易的では
あるが、反応を全体的に下げるため、短鎖ゲルが多量に
生じ、ゾルゲル液の白濁を生じ、その後の薄膜形成やバ
ルク作成が出来ないなどの問題があった。
【0006】本発明者は、上記従来方法の問題点に鑑
み、加水分解当初の反応速度を高めてゲル化分子鎖の長
さを適度な長さにするとともに、その後は反応系を冷却
し反応速度を遅くするという技術的知見に着目した。
【0007】そこで本発明者は、金属、ガラスあるいは
セラミックス等の基材上に、酸化物被膜等を形成するゾ
ルゲル原液を調整する際、またはバルク体成分をゾルゲ
ル法にて合成する際において、金属アルコキシド加水分
解時における第1の温度において滴下液をゆっくり滴下
し、前記第1の温度より低い少なくとも1以上の第2の
温度において残りの滴下液を滴下するという本発明の技
術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、プロテ
クト薬剤を不要にして従来の反応系に残留するプロテク
ト薬剤による薄膜やバルク値中に残る有機残さによる薄
膜やバルクの特性の阻害を阻止して、ゾルゲル液の白濁
を防止するとともに、ゾルゲル液のポットライフの延長
を図るという目的を達成する本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のゾルゲル液合成方法は、金属、ガラスあ
るいはセラミックス等の基材上に、酸化物被膜等を形成
するゾルゲル原液を調整する際、またはバルク体成分を
ゾルゲル法にて合成する際において、金属アルコキシド
加水分解時における第1の温度において滴下液がゆっく
り滴下され、前記第1の温度より低い少なくとも1以上
の第2の温度において残りの滴下液が滴下されるもので
ある。
【0009】本発明(請求項2に記載の第2発明)のゾ
ルゲル液合成方法は、前記第1発明において、前記滴下
液の滴下量が徐々に増加されるものである。
【0010】本発明(請求項3に記載の第3発明)のゾ
ルゲル液合成方法は、前記第1発明において、前記滴下
液の滴下量が、定められた時間間隔毎に段階的に増加さ
れるものである。
【0011】本発明(請求項4に記載の第4発明)のゾ
ルゲル液合成方法は、前記第1発明において、前記第1
の温度における前記滴下液の滴下量が、滴下量全体の
1.5%ないし50%の範囲内に設定され、滴下された
前記滴下液が攪拌されるものである。
【0012】本発明(請求項5に記載の第5発明)のゾ
ルゲル液合成方法は、前記第4発明において、前記第1
の温度および第2の温度における前記滴下液の滴下量
が、一定時間間隔毎に段階的に増加されるものである。
【0013】本発明(請求項6に記載の第6発明)のゾ
ルゲル液合成方法は、前記第4発明において、前記第1
の温度が室温であり、前記第2の温度が室温の液温を氷
槽により冷却された温度であるものである。
【0014】本発明(請求項7に記載の第7発明)のゾ
ルゲル液合成方法は、前記第1発明において、前記金属
アルコキシドが、Ti,Zr,Sn,In,Zn,Ta
の内少なくとも一種以上からなるものである。
【0015】本発明(請求項8に記載の第8発明)のゾ
ルゲル液合成方法は、前記第1発明において、前記ゾル
ゲル液が、その分子量が100ないし100000の範
囲内になるように合成されるものである。
【0016】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
ゾルゲル液合成方法は、金属アルコキシド加水分解時に
おける第1の温度において滴下液をゆっくり滴下して、
加水分解当初の反応速度を高めてゲル化分子鎖の長さを
適度な長さにするとともに、前記第1の温度より低い少
なくとも1以上の第2の温度において残りの滴下液を滴
下して、反応系を冷却し反応速度を遅くするので、プロ
テクト薬剤を不要にして従来の反応系に残留するプロテ
クト薬剤による薄膜やバルク値中に残る有機残さによる
薄膜やバルクの特性の阻害を阻止して、ゾルゲル液の白
濁を防止するとともに、ゾルゲル液のポットライフの延
長を図るという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第2発明のゾルゲル液合
成方法は、前記第1発明において、前記滴下液の滴下量
を徐々に増加させるので、加水分解当初の前記滴下液の
滴下量を抑制してその後徐々に増加することにより、反
応速度を高めてゲル化分子鎖の長さを適度な長さにする
という効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第3発明のゾルゲル液合
成方法は、前記第1発明において、前記滴下液の滴下量
が、定められた時間間隔毎に段階的に増加されるので、
加水分解当初の前記定められた時間前記滴下液の滴下量
を抑制してその後定められた時間間隔毎に段階的に増加
することにより、反応速度を高めてゲル化分子鎖の長さ
を適度な長さにするとともに、制御をシンプルにすると
いう効果を奏する。
【0019】上記構成より成る第4発明のゾルゲル液合
成方法は、前記第1発明において、前記第1の温度にお
ける前記滴下液の滴下量が、滴下量全体の1.5%ない
し50%の範囲内に設定され、滴下された前記滴下液が
攪拌されるので、ゲル化分子鎖の長さを適度な長さにす
るとともに、ゾルゲル液の白濁を防止するという効果を
奏する。
【0020】上記構成より成る第5発明のゾルゲル液合
成方法は、前記第4発明において、前記第1の温度およ
び第2の温度における前記滴下液の滴下量が、一定時間
間隔毎に段階的に増加されるので、加水分解当初の前記
一定時間前記滴下液の滴下量を抑制してその後前記一定
時間間隔毎に段階的に増加することにより、反応速度を
高めてゲル化分子鎖の長さを適度な長さにするととも
に、制御をシンプルにするという効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第6発明のゾルゲル液合
成方法は、前記第4発明において、前記第1の温度が室
温であり、前記第2の温度が室温の液温を氷槽により冷
却された温度であるので、温度制御を容易にするという
効果を奏する。
【0022】上記構成より成る第7発明のゾルゲル液合
成方法は、前記第1発明において、前記金属アルコキシ
ドが、Ti,Zr,Sn,In,Zn,Taの内少なく
とも一種以上からなるので、各種金属アルコキシドが適
用可能であるという効果を奏する。
【0023】上記構成より成る第8発明のゾルゲル液合
成方法は、前記第1発明において、前記ゾルゲル液が、
その分子量が100ないし100000の範囲内になる
ように合成されるので、ゲル化分子鎖の長さを適度な長
さにするとともに、ゾルゲル液の白濁を防止するという
効果を奏する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
説明する。
【0025】(実施形態)本実施形態のゾルゲル液合成
方法は、金属、ガラスあるいはセラミックス等の基材上
に、酸化物被膜等を形成するゾルゲル原液を調整する際
またはバルク体成分をゾルゲル法にて合成する際におい
て、図1に示されるように金属アルコキシド加水分解時
における第1の温度である室温においてa液に対して滴
下液であるb液がゆっくり滴下され、反応槽1を氷槽2
内に載置して冷却し前記室温より低い第2の温度である
5℃において残りの滴下液が滴下されるものである。
【0026】本実施形態においては、前記滴下液の滴下
量が、定められた時間間隔毎に段階的に増加される。す
なわち前記第1の温度および第2の温度における前記滴
下液の滴下量が、一定時間間隔毎に段階的に増加される
ことにより、滴下スピードを段階的に制御されるもので
ある。
【0027】前記第1の温度が室温であり、前記第2の
温度が室温の液温を氷槽により冷却された5℃である。
前記第1の温度である室温における前記滴下液の滴下量
が、滴下量全体の1.5%ないし50%の範囲内に設定
され、滴下された前記滴下液が攪拌される。
【0028】前記金属アルコキシドは、Ti,Zr,S
n,In,Zn,Taの内少なくとも一種以上から選択
されるものである。
【0029】本実施形態においては、温度および時間条
件、前記滴下液の滴下量その他の条件を制御して、前記
ゾルゲル液が、その分子量が100ないし100000
の範囲内になるように合成される。
【0030】前記ゾルゲル液の分子量が100未満の場
合は、短鎖ゾルの凝集によるコーティングゾル液の不安
定化を招き、逆に前記ゾルゲル液の分子量が10000
0を越える場合は、ゾル液のゲル化や、ゲルの不溶析出
が生じ、ゾル液の安定性が悪くなる。好ましくは、前記
ゾルゲル液の分子量が1000ないし50000程度で
ある。
【0031】すなわち本実施形態においては、ゾルゲル
合成反応は、金属アルコキシドの加水分解と重縮合反応
によって進行する。金属アルコキシドは、例えばTiの
場合4個の官能基を分子内に持っている。
【0032】加水分解時の反応速度によってゲル化分子
鎖の大きさや長さが変化する。加水分解当初の反応速度
を速め、このゲル化分子鎖の長さを適度に長くし、その
後反応系を冷却し反応速度を遅くすることで、ゾルゲル
液のポットライフの延長を図るものである。
【0033】以上前述したように、本実施形態のゾルゲ
ル液合成方法によれば、ゾルゲル液のポットライフを格
段に長くし、金属、ガラス、セラミックなどの基材表面
にゾルゲル法を用いて各種薄膜を形成することが可能と
なる。
【0034】また、従来の方法のようにアセト酢酸エチ
ルなどのプロテクトする薬剤を用いないため、薄膜やバ
ルク中に有機残さが残り、薄膜やバルクの特性の阻害が
阻止される。
【0035】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて具
体的に説明する。
【0036】(第1実施例)チタンイソプロポキシドT
i(iso−OC3 H7 )4 28.4gを、窒素雰囲気
下で秤量し、無水エタノール18.4gを混合しa液を
調整した。無水エタノール18.4gに水1.8g、お
よび塩酸(HCl)0.292gを加えてb液を調整し
た。
【0037】図1(A)に示されるように前記a液に対
して室温22〜25℃にて前記b液を20分間(図2中
Ta)ゆっくり滴下し全体量の1.5%量を滴下して攪
拌した。その後図1(B)に示されるように反応槽1を
氷槽2に入れ、温度を室温から摂氏5度まで冷却し、残
りの前記b液を70分間(図2中Tb)滴下して攪拌し
た。その後30分間攪拌し分子量1200のゾルゲル液
を得た。
【0038】すなわち図2中のTbの期間の最初の20
分間は、図2中のTa期間の全体量の1.5%量に対し
て滴下量を段階的に増加させて滴下して攪拌し、次の2
0分間は滴下量をさらに段階的に増加させて滴下して攪
拌し、次の20分間は滴下量をさらに段階的に増加させ
て滴下して攪拌し、次の10分間は最終的に全体量の1
00%量になるように滴下量をさらに段階的に増加させ
て滴下して攪拌した。
【0039】アセトン洗浄で脱脂したスライドガラス
を、得られたゾルゲル液に浸漬し、摂氏200度で焼成
したところ、屈折率2.1の薄膜が作成できた。このゾ
ルゲル液を密栓し室温で保管し、3日後に同様に浸漬
し、摂氏200度で焼成したところ、屈折率2.1の薄
膜が作成できた。
【0040】(第2実施例)チタンイソプロポキシドT
i(iso−OC3 H7 )4 28.4gを、窒素雰囲気
下で秤量し、無水エタノール18.4gを混合しa液を
調整した。無水エタノール18.4gに水1.8g、お
よび塩酸(HCl)0.292gを加えてb液を調整し
た。
【0041】図1(A)に示されるように前記a液に室
温22〜25℃にてb液を60分間(図2中Tc)ゆっ
くり滴下し全体量の50%量を滴下した。すなわち最初
の20分間は全体量の1.5%量を滴下して攪拌し、次
の20分間は滴下量を段階的に増加させて滴下して攪拌
し、次の20分間は最終的に全体量の50%量になるよ
うに滴下量をさらに段階的に増加させて滴下して攪拌し
た。
【0042】その後図1(B)に示されるように反応槽
を氷槽に入れ、室温を摂氏5度まで冷却し、残りのb液
を30分間(図2中Td)滴下した。すなわち最初の2
0分間は滴下量を段階的に増加させて滴下して攪拌し、
次の10分間は最終的に全体量の100%量になるよう
に滴下量をさらに段階的に増加させて滴下して攪拌し
た。その後30分間攪拌し分子量8000のゾルゲル液
を得た。
【0043】アセトン洗浄で脱脂したスライドガラス
を、得られたゾルゲル液に浸漬し、摂氏200度で焼成
したところ、屈折率2.1の薄膜が作成できた。このゾ
ルゲル液を密栓し室温で保管し、3日後に同様に浸漬
し、摂氏200度で焼成したところ、屈折率2.1の薄
膜が作成できた。
【0044】(比較例1)チタンイソプロポキシドTi
(iso−OC3 H7 )4 28.4gを、窒素雰囲気下
で秤量し、無水エタノール18.4gを混合しa液を調
整した。無水エタノール18.4gに水1.8g、およ
び塩酸(HCl)0.292gを加えてb液を調整し
た。
【0045】反応槽を氷槽に入れ、a液を液温5℃まで
冷却し、b液を冷却下でゆっくり滴下した。その後30
分間攪拌しゾルゲル液を得た。しかし、10時間後に
は、ゾル液の白濁が生じ、コーティングがバルク体作製
には利用できなかった。
【0046】(比較例2)チタンイソプロポキシドTi
(iso−OC3 H7 )4 28.4gを、窒素雰囲気下
で秤量し、無水エタノール18.4gを混合しa液を調
整した。無水エタノール18.4gに水1.8g、およ
び塩酸(HCl)0.292gを加えてb液を調整し
た。
【0047】a液に室温22℃にてb液をゆっくり滴下
した。その後30分間攪拌しゾルゲル液を得た。しか
し、10時間後には、ゾル液の白濁が生じ、コーティン
グがバルク体作製には利用できなかった。
【0048】上述の実施形態および実施例は、説明のた
めに例示したもので、本発明としてはそれらに限定され
るものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明お
よび図面の記載から当業者が認識することができる本発
明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態ならびに第1および第2実施
例のゾルゲル液合成方法における室温および冷却された
5℃におけるb液の滴下を説明するための説明図であ
る。
【図2】本第1および第2実施例における温度と滴下量
の時間推移を示す線図である。
【符号の説明】
1 反応槽 2 氷槽
フロントページの続き Fターム(参考) 4G042 DA01 DA02 DB11 DB22 DB24 DD02 DE09 DE14 4G047 CA02 CA05 CB06 CD02 4G059 AA01 AB09 AC12 AC16 AC18 AC22 EA01 EA02 EA03 EA04 EB07 4K022 AA02 AA03 AA04 BA10 BA15 BA21 BA22 BA23 BA25 BA26 BA33 DA06 DB14 DB20 DB26 DB30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属、ガラスあるいはセラミックス等の
    基材上に、酸化物被膜等を形成するゾルゲル原液を調整
    する際、またはバルク体成分をゾルゲル法にて合成する
    際において、 金属アルコキシド加水分解時における第1の温度におい
    て滴下液がゆっくり滴下され、 前記第1の温度より低い少なくとも1以上の第2の温度
    において残りの滴下液が滴下されることを特徴とするゾ
    ルゲル液合成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記滴下液の滴下量が徐々に増加されることを特徴とす
    るゾルゲル液合成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記滴下液の滴下量が、定められた時間間隔毎に段階的
    に増加されることを特徴とするゾルゲル液合成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第1の温度における前記滴下液の滴下量が、滴下量
    全体の1.5%ないし50%の範囲内に設定され、滴下
    された前記滴下液が攪拌されることを特徴とするゾルゲ
    ル液合成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第1の温度および第2の温度における前記滴下液の
    滴下量が、一定時間間隔毎に段階的に増加されることを
    特徴とするゾルゲル液合成方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記第1の温度が室温であり、前記第2の温度が室温の
    液温を氷槽により冷却された温度であることを特徴とす
    るゾルゲル液合成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記金属アルコキシドが、Ti,Zr,Sn,In,Z
    n,Taの内少なくとも一種以上からなることを特徴と
    するゾルゲル液合成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記ゾルゲル液が、その分子量が100ないし1000
    00の範囲内になるように合成されることを特徴とする
    ゾルゲル液合成方法。
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