JP2000351526A - ウェブのジグザグ折り畳み装置 - Google Patents

ウェブのジグザグ折り畳み装置

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JP2000351526A
JP2000351526A JP11163459A JP16345999A JP2000351526A JP 2000351526 A JP2000351526 A JP 2000351526A JP 11163459 A JP11163459 A JP 11163459A JP 16345999 A JP16345999 A JP 16345999A JP 2000351526 A JP2000351526 A JP 2000351526A
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英夫 石川
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慶徳 西
Kunitomi Kamei
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来処理できなかった不織布や厚い紙、滑り
やすい紙等の素材のウェブであっても、シャープな切断
面をもってカットでき、カットされた切断片の掴み損な
いを減少でき、正確な折り位置でジグザグ折りすること
ができる。 【解決手段】 型付ロール10、トランスファーロール
20およびブレードロール30からなるカットユニット
1が設けられている。型付ロール10は、折り畳みロー
ル40に同調して回転し、型付溝11と棒状突起12と
を、交互にロール周面に備えている。トランスファーロ
ール20は、型付ロール10と折り畳みロール40に同
調して回転し、型付溝11と重なり合ってウェブWに型
付けする型付突起22と、カッター21とを、交互にロ
ール周面に備えている。ブレードロール30は、トラン
スファーロール20に同調して回転し、カッター21と
せん断し合ってウェブWを切断するブレード31をロー
ル周面に備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティッシュペーパ
ーやタオルペーパーなどのような比較的薄い紙だけでな
く、不織布やキッチンペーパーなどの厚い紙、油取り紙
や化粧紙などの滑りやすい紙などを素材とするウェブで
あっても、一続きのウェブを連続して供給しつつ幅方向
に切断し、切断片を分離することなく、2枚合わせの切
断片を連続状に交互にジグザグ折りして積み重ねて集積
を製造するウェブのジグザグ折り畳み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウェブのジグザグ折り畳み装置と
して、特許第2796078号公報記載の装置がある。
図8は従来のウェブのジグザグ折り畳み装置の正面図で
ある。同図において、符号Wは、ティッシュペーパーや
タオルペーパーなどの一続きのウェブを示している。
【0003】左右一対の型付ロール120 ,120 および左
右一対の型付ロール130 ,130 が回転自在に設けられて
いる。型付ロール130 ,130 間に、左右一対の折り畳み
ロール140 ,140 が回転自在に設けられている。各折り
畳みロール140 のロール周面上には、回転方向に沿って
ムーバブルジョー141 とカッターアンビル142 とが交互
に設けられている。各折り畳みロール140 の上方には、
カッターブレード102 がそれぞれ固設されている。この
カッターブレード102 は、前記折り畳みロール140 のカ
ッターアンビル142 とせん断し合って、ウェブWをカッ
トさせるためのものである。符号50は、フォールディ
ングバーを示している。左右一対のフォールディングバ
ー50,50は、2枚合わせの切断片を連続状にジグザ
グ折りするためのものである。
【0004】一続きのウェブWが供給されると、ウェブ
Wは型付ロール120 の突起121 と型付ロール130 の溝13
2 とによって、切り型が付けられる。そして、型付ロー
ル130 の棒状突起131 と他方の型付ロール120 の溝122
とによって、前記ウェブWは折り型が付けられる。した
がって、ウェブWに、切り型と折り型とが等間隔に、交
互に形成される。
【0005】図9に示すように、型付けられた一続きの
ウェブWは折り畳みロール140 に連続して送られ、前記
折り畳みロール140 のカッターアンビル142 の凸部に、
ウェブWの切り型が掛止される。ウェブWは、カッター
ブレード102 と折り畳みロール140 のカッターアンビル
142 とによって、切断され同一長さの切断片Pを連続し
て製造することができる。
【0006】図10に示すように、切断片Pの折り型
は、折り畳みロール140 のムーバブルジョー141 の凹部
に掛止される。切断片Pは、折り畳みロール140 のムー
バブルジョー141 によって掴まれる。ついで、折り畳み
ロール140 の表面に吸着され保持されたまま下方へ進行
していき、その途中で左右いずれかのフォールディング
バー50により折り畳みロール140 の表面からはぎ取ら
れると同時に、そのフォールディングバー50によって
上から押さえ付けられて折り畳まれ、折り畳み集積物T
となる。
【0007】このようにして、従来ウェブのジグザグ折
り畳み装置によって、図示しない一対のウェブロールか
らそれぞれ繰り出された一続きの左右一対のウェブW,
Wは、カットされて、切断片Pとなり、2枚合わせの切
断片Pが連続状にジグザグ折りされて集積物Tが製造さ
れるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のウェ
ブのジグザグ折り畳み装置では、カッターブレード102
が固設されているので、ウェブWの素材が不織布やキッ
チンペーパーなどの厚い紙である場合、カッターブレー
ド102 とカッターアンビル142 との間で生じる抵抗が大
きい。このため、カッターブレード102 の刃の寿命は短
くなるとともに、ウェブWをシャープな切断面でカット
できないことがあるという問題がある。また、従来のウ
ェブのジグザグ折り畳み装置では、再び図10に示すよ
うに、一方の折り畳みロール140 のロール周面上の切断
片Pが、他方の折り畳みロール140 のムーバブルジョー
141 によって掴まれてロール周面上から剥されるとき
に、切断片Pとカッターアンビル142 との間で摩擦抵抗
が生じる。この摩擦抵抗が小さければ小さい程、切断片
Pを折り畳みロール140 のロール周面上から剥がしやす
くなるのである。しかし、カッターアンビル142 は、前
記カッターブレード102 とせん断し合って、ウェブWを
カットするという大切な役目がある。このため、折り畳
みロール140 のカッターアンビル142 は硬い超鋼しか使
用することができない。カッターアンビル142 の素材を
滑りやすいものにすることができない。したがって、処
理しうるウェブWの素材は滑りにくい紙に限定されてお
り、もし処理できない素材のウェブWを加工する場合、
ムーバブルジョー141 が切断片Pを掴み損ねることがあ
り、製品のロスを発生させることになるという問題があ
る。
【0009】本発明はかかる事情に鑑み、従来処理でき
なかった不織布や厚い紙、滑りやすい紙等の素材のウェ
ブであっても、シャープな切断面をもってカットでき、
カットされた切断片の掴み損ないを減少でき、正確な折
り位置でジグザグ折りすることができ、製品の形状を良
くし製品ロスを減少させ、大量生産しても高い歩留まり
を維持でき、しかも、ブレードの刃の寿命を延長させる
ことができるウェブのジグザグ折り畳み装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のウェブのジグ
ザグ折り畳み装置は、左右一対のウェブロールから繰り
出された一続きのウェブを、それぞれ連続してカットし
て切断片とする左右一対のカットユニットと、カットさ
れた左右の切断片を、2枚合わせで互い違いに連続して
重ね合わせる左右一対の折り畳みロールと、前記2枚合
わせの切断片を連続状にジグザグ折りする左右一対のフ
ォールディングバーとからなる折り畳み装置であって、
前記カットユニットが、前記折り畳みロールに同調して
回転自在に設けられ、ロールの軸方向に延びた型付溝
と、ロールの軸方向に延びた棒状突起とが、回転方向に
沿って交互にロール周面上に設けられた型付ロールと、
該型付ロールおよび前記折り畳みロールに同調して回転
自在に設けられ、前記型付溝と重なり合って前記ウェブ
に型付けしうる型付突起と、ロールの軸方向に延びたカ
ッターとが、回転方向に沿って交互にロール周面上に設
けられたトランスファーロールと、該トランスファーロ
ールに同調して回転自在に設けられ、前記カッターとせ
ん断し合って前記ウェブを切断しうるブレードを、回転
方向に沿って間隔をもってロール周面上に設けられたブ
レードロールとからなることを特徴とする。請求項2の
ウェブのジグザグ折り畳み装置は、請求項1記載の発明
において、前記トランスファーロールのロール周面上に
おいて、前記型付突起の近傍に、前記切断片を吸着する
ための吸引孔が設けられ、前記カッターの近傍に、前記
切断片を吸着するための吸引孔が設けられたことを特徴
とする前記トランスファーロールのロール周面上におい
て、前記型付突起の近傍に、前記切断片を吸着するため
の吸引孔が設けられ、前記カッターの近傍に、前記切断
片を吸着するための吸引孔が設けられたことを特徴とす
る。請求項3のウェブのジグザグ折り畳み装置は、請求
項1または2記載の発明において、前記折り畳みロール
が、ムーバブルジョーとタッカーとを、回転方向に沿っ
て交互にロール周面上に設けられ、前記タッカーの素材
として、該タッカーと切断片との間で生じる摩擦抵抗
が、前記切断片同士間で生じる摩擦抵抗よりも小さくな
る素材を選択したことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、ウェブロールか
ら繰り出された一続きのウェブは、型付ロールの型付溝
とトランスファーロールの型付突起との間に挟まれるの
で、走行方向に沿って等間隔に型付けされる。型付けさ
れたウェブは、トランスファーロールとブレードロール
との間に送られ、トランスファーロールのカッターとブ
レードロールのブレードとの間で生じるせん断力によっ
てカットされる。トランスファーロールとブレードロー
ルとは、互いに同調して回転しているので、前記カッタ
ーとブレードの間で生じる抵抗力は小さい。このため、
ウェブは、ほとんど抵抗力を受けずに、シャープな切断
面をもってカットされる。また、カットされた切断片
は、トランスファーロールから折り畳みロールに、直接
送られる。このため、切断片は位置ズレせずに折り畳み
ロールに送られ、フォールディングバーによって連続状
にジグザグ折りされるのである。さらに、カットユニッ
トによって既に切断された切断片が、折り畳みロールに
送られる構成なので、折り畳みロールのロール周面上に
は、カッターを設ける必要がない。このため、折り畳み
ロールのロール周面上に、カッターの代わりに、切断片
をロール周面上から剥がしやすくするための滑りやすい
素材のタッカーを設けることができる。請求項2の発明
によれば、切断片の両側切断部分および中間部分を、い
ずれも吸引孔によって、トランスファーロールのロール
周面上に吸着させるので、位置ズレを防止することがで
きる。請求項3の発明によれば、タッカーと切断片との
間で生じる摩擦抵抗が、切断片同士の間で生じる摩擦抵
抗よりも小さくなるので、一方の折り畳みロールのムー
バブルジョーによって、他方の折り畳みロール上の切断
片を、ロール周面から剥がしやすくなる。
【0012】本発明において、「カッター」と「タッカ
ー」とは異なる部材であり、「カッター」はウェブを切
断するための部材であり、「タッカー」は切断片を折る
ための部材である。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態のウェブのジグザ
グ折り畳み装置の正面図である。同図に示すように、本
実施形態のウェブのジグザグ折り畳み装置は、左右一対
のカットユニット1,1、左右一対の折り畳みロール4
0,40および左右一対のフォールディングバー50,
50から構成されたものである。前記左右一対の折り畳
みロール40,40は、いずれも回転自在に設けられて
いるが、詳細は後述する。同図において、符号Wは、一
続きのウェブを示している。このウェブWの素材は、テ
ィッシュペーパーやタオルペーパーなどのような比較的
薄い紙だけでなく、不織布や厚い紙、滑りやすい紙であ
ってもよいが、その理由は後述する。
【0014】まず、カットユニット1を説明する。図2
はカットユニット1の拡大図である。図1〜2に示すよ
うに、カットユニット1は、型付ロール10、トランス
ファーロール20およびブレードロール30から構成さ
れたものであり、一続きのウェブWを、連続してカット
して、図示しない切断片Pとするものである。
【0015】つぎに、カットユニット1の型付ロール1
0を説明する。図3は型付ロール10およびトランスフ
ァーロール20の動作説明図である。図2〜3に示すよ
うに、型付ロール10は、前記折り畳みロール40に同
調して回転自在に設けられている。型付ロール10の周
面上には、型付溝11と、棒状突起12とが、回転方向
に沿って交互に設けられている。型付溝11は、折り畳
みロール40のロールの軸方向に延びた、断面視V字状
の溝である。棒状突起12は、折り畳みロール40のロ
ールの軸方向に延びた、棒状の突起であり、鉄製であ
る。
【0016】つぎに、カットユニット1のトランスファ
ーロール20を説明する。トランスファーロール20
は、前記型付ロール10および折り畳みロール40に同
調して回転自在に設けられている。トランスファーロー
ル20の周面上には、型付突起21およびカッター22
が、回転方向に沿って交互に設けられている。型付突起
21は、トランスファーロール20のロール軸方向に延
びた棒状の突起であり、前記型付ロール10の型付溝1
1に重なり合って、ウェブWを型付しうる。カッター2
2は、トランスファーロール20のロール軸方向に延び
た形状の刃であり、高速度工具鋼製である。
【0017】つぎに、カットユニット1のブレードロー
ル30を説明する。図4はトランスファーロール20お
よびブレードロール30の動作説明図である。同図に示
すように、ブレードロール30は、前記トランスファー
ロール20に同調して回転自在に設けられている。ブレ
ードロール30のロール周面上には、ブレード31が回
転方向に沿って間隔をもって設けられている。ブレード
31は、高速度工具鋼製であって、ブレードロール30
のロール周面上に、ロールの軸方向に平行でなく、回転
方向に少しずつズレて、斜めに設けられている。このブ
レード31は、前記トランスファーロール20のカッタ
ー22とせん断し合って、前記ウェブWを切断するため
のものである。
【0018】つぎに、折り畳みロール40を説明する。
図5および図6は、いずれもトランスファーロール20
および折り畳みロール40の拡大図である。図5〜6に
示すように、折り畳みロール40の周面には、ムーバブ
ルジョー41およびタッカー42が回転方向に沿って交
互に設けられている。一方の折り畳みロール40のタッ
カー42が、他方の折り畳みロール40のムーバブルジ
ョー41と合わさるように位相をずらして配設されてい
る。ムーバブルジョー41は、図示していないがカムと
スプリングが連結されており、以下のように動作する。
各ムーバブルジョー41は、折り畳みロール40の接触
部付近以外では開いており、ウェブWの切断片Pを掴む
ために待機している。折り畳みロール40の接触部付近
では、ムーバブルジョー41が閉じており、左右のウェ
ブW、Wの切断片Pを保持しうるものである。符号41h
,42h は吸引孔を示しており、図示しないバキューム
装置に連結されており、このバキューム装置の負圧によ
って切断片Pを折り畳みロール40のロール周面に吸着
するものである。
【0019】カットユニット1によって既に切断された
切断片Pが、折り畳みロール40に送られる構成なの
で、折り畳みロール40のロール周面上には、カッター
を設ける必要がない。このため、折り畳みロール40の
ロール周面上に、カッターの代わりに、切断片Pをロー
ル周面上から剥がしやすくするための滑りやすい素材の
タッカー42を設けることができる。
【0020】タッカー42は、カッターでなく、折り畳
みロール40のロール軸方向に延びた棒状の突起であ
る。タッカー42は、カッターでないので、その素材は
超硬鋼でなくてもよい。タッカー42の素材は、鉄の表
面にテフロンコーティングしたものである。このため、
タッカー42と切断片Pとの間に生じる摩擦抵抗は、切
断片Pと切断片Pとの間に生じる摩擦抵抗よりも小さ
い。このため、切断片Pの素材が、油取り紙や化粧紙等
の滑りやすい紙であっても、ムーバブルジョー41によ
って確実に掴むことができる。よって、正確な位置でジ
グザク折りすることができるという効果を奏する。
【0021】図7は一対の折り畳みロール40,40の
拡大図である。同図に示すように、切断片Pの切断部分
はタッカー42の凸部に掛止されており、切断片Pの中
間部分はムーバブルジョー41の凹部に掛止されてい
る。すなわち、型付けられた切断片Pは、折り畳みロー
ル40の周面上の所定の位置からズレることなく正確に
位置決めされ図中左側の折り畳みロール40の接触部付
近のムーバブルジョー41は、右側切断片Pの切断部分
とともに左側切断片Pを掴んで閉じている。同様に、図
中右側の折り畳みロール40の接触部付近のムーバブル
ジョー41は、左側の切断片Pの切断部分とともに右側
切断片Pの中間部分を掴んで閉じている。したがって、
折り畳みロール40が転動すれば、切断片Pが交互に一
方の切断片Pの真ん中に、他方の切断片Pの切断縁がく
るように互い違いにずらされ、折り畳みロール40のム
ーバブルジョー41によって前記切断片Pの真ん中と前
記切断片Pの切断縁とがともに掴まれる。また、この切
断片Pの切断縁は常に同一の深さで型付けられた部分な
ので、ムーバブルジョー41が掴むだけの長さが常に確
保できており、ムーバブルジョー41の掴み外れを減少
させるという効果を奏する。
【0022】つぎに、フォールディングバー50を説明
する。左右一対のフォールディングバー50,50が設
けられている。フォールディングバー50は公知のもの
である。フォールディングバー50は、2枚合わせの切
断片を連続状にジグザグ折りするものである。
【0023】つぎに、本実施形態のウェブのジグザグ折
り畳み装置の作用効果を説明する。図示しない左右一対
のウェブロールから左右一対のウェブW,Wが繰り出さ
れる。それぞれのウェブWは、型付ロール10とトラン
スファーロール20との間に送られる。図3(A) に示す
ように、ウェブWは、型付ロール10の型付溝11とト
ランスファーロール20の型付突起21との間に挟まれ
て、型付けされるのである。しかも、型付ロール10お
よびトランスファーロール20は、互いに同調して回転
しているので、ウェブWを連続して型付けすることがで
きるのである。したがって、ウェブWは、その走行方向
に等間隔に型付けされるのである。
【0024】ウェブWは、トランスファーロール20の
吸引孔21h および吸引孔22h によって、トランスファー
ロール20のロール周面上に吸着されているので、位置
ズレを防止することができるという効果を奏する。
【0025】ついで、ウェブWは、トランスファーロー
ル20とブレードロール30との間に送られる。図4
(A) に示すように、ウェブWは、トランスファーロール
20のカッター22とブレードロール30のブレード3
1との間で生じるせん断力によって、ウェブWはカット
される。トランスファーロール20およびブレードロー
ル30は互いに同調して回転しているので、前記棒状突
起22とブレード31との間で生じる抵抗力は、小さ
い。このため、ウェブWは、ほとんど抵抗力を受けず
に、ギザギザ状にならずにシャープな切断面でもって、
カットされて切断片Pとなるのである。したがって、ウ
ェブWの素材が、従来処理できなかった不織布やキッチ
ンペーパー等の厚い紙であっても、シャープな切断面で
もってカットすることができるという効果を奏する。
【0026】ついで、切断片Pは、トランスファーロー
ル20と折り畳みロール40との間に送られる。図5に
示すように、切断片Pの両側切断部分は、折り畳みロー
ル40の吸引孔42h 、42h の吸着力によって、折り畳み
ロール40のロール周面に吸着される。しかも、図6に
示すように、切断片Pの中間部は、折り畳みロール40
の吸引孔41h によって、折り畳みロール40のロール周
面に吸着される。切断片Pは、その両側切断部分および
中間部を吸引孔42h 、41h によって、折り畳みロール4
0のロール周面に吸着されるので、切断片Pの位置ズレ
を防止することができるという効果を奏する。
【0027】そして、トランスファーロール20のロー
ル周面上の切断片Pは、折り畳みロール40のロール周
面上へ、直接送られるので、位置ズレを防止することが
できるという効果を奏する。
【0028】ついで、切断片Pは、左右一対の折り畳み
ロール40,40間へ送られる。タッカー42と切断片
Pとの間で生じる摩擦抵抗が、切断片P,P同士の間で
生じる摩擦抵抗よりも小さくなるので、一方の折り畳み
ロール40のムーバブルジョー41によって、他方の折
り畳みロール40上の切断片Pを、ロール周面上から剥
がしやすくなる。したがって、ウェブWの素材が、従来
処理できなかった油取り紙や化粧紙等の滑りやすい紙で
あっても、一方の折り畳みロール40のムーバブルジョ
ー41によって、他方の折り畳みロール40上の切断片
Pを、ロール周面上から確実に剥がすことができるとい
う効果を奏する。このようにして、左右の切断片P,P
は、2枚合わせで互い違いに連続して重ね合わせられ
る。
【0029】最後に、左右一対のフォールディングバー
50,50によって、前記2枚合わせの切断片P,Pが
連続状にジグザグ折りされて、集積物Tが製造されるの
である。
【0030】
【発明の効果】請求項1のウェブのジグザグ折り畳み装
置によれば、従来処理できなかった不織布や厚い紙の素
材のウェブであっても、シャープな切断面をもってカッ
トでき、カットされた切断片の掴み損ないを減少でき、
正確な折り位置でジグザグ折りすることができ、製品の
形状を良くし製品ロスを減少させ、大量生産しても高い
歩留まりを維持でき、しかも、ブレードの刃の寿命を延
長させることができる。請求項2のウェブのジグザグ折
り畳み装置によれば、切断片の両側切断部分および中間
部分を、いずれも吸引孔によって、トランスファーロー
ルのロール周面上に吸着させるので、位置ズレを防止す
ることができる。請求項3のウェブのジグザグ折り畳み
装置によれば、タッカーと切断片との間で生じる摩擦抵
抗が、切断片同士の間で生じる摩擦抵抗よりも小さくな
るので、従来処理できなかった滑りやすい紙の素材の切
断片であっても、一方の折り畳みロールのムーバブルジ
ョーによって、他方の折り畳みロール上の切断片を、ロ
ール周面から剥がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のウェブのジグザグ折り畳み装置の
正面図である。
【図2】カットユニット1の拡大図である。
【図3】型付ロール10およびトランスファーロール2
0の動作説明図である。
【図4】トランスファーロール20およびブレードロー
ル30の動作説明図である。
【図5】トランスファーロール20および折り畳みロー
ル40の拡大図である。
【図6】トランスファーロール20および折り畳みロー
ル40の動作説明図である。
【図7】一対の折り畳みロール40,40の拡大図であ
る。
【図8】従来のウェブのジグザグ折り畳み装置の正面図
である。
【図9】一対の折り畳みロール40,40の動作説明図
である。
【図10】折り畳みロール40の動作説明図である。
【図11】集積物Tの模式図である。
【符号の説明】
1 カットユニット 10 型付ロール 11 型付溝 12 棒状突起 20 トランスファーロール 21 型付突起 22 カッター 30 ブレードロール 31 ブレード 40 折り畳みロール 41 ムーバブルジョー 42 タッカー W ウェブ P 切断片 T 集積物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 邦富 愛媛県川之江市川之江町1514番地 川之江 造機株式会社内 Fターム(参考) 3F108 AA01 AB02 AC10 BA04 BB33 CC13 CC19 CC23 CC33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のウェブロールから繰り出された
    一続きのウェブを、それぞれ連続してカットして切断片
    とする左右一対のカットユニットと、カットされた左右
    の切断片を、2枚合わせで互い違いに連続して重ね合わ
    せる左右一対の折り畳みロールと、前記2枚合わせの切
    断片を連続状にジグザグ折りする左右一対のフォールデ
    ィングバーとからなる折り畳み装置であって、前記カッ
    トユニットが、前記折り畳みロールに同調して回転自在
    に設けられ、ロールの軸方向に延びた型付溝と、ロール
    の軸方向に延びた棒状突起とが、回転方向に沿って交互
    にロール周面上に設けられた型付ロールと、該型付ロー
    ルおよび前記折り畳みロールに同調して回転自在に設け
    られ、前記型付溝と重なり合って前記ウェブに型付けし
    うる型付突起と、ロールの軸方向に延びたカッターと
    が、回転方向に沿って交互にロール周面上に設けられた
    トランスファーロールと、該トランスファーロールに同
    調して回転自在に設けられ、前記カッターとせん断し合
    って前記ウェブを切断しうるブレードを、回転方向に沿
    って間隔をもってロール周面上に設けられたブレードロ
    ールとからなることを特徴とするウェブのジグザグ折り
    畳み装置。
  2. 【請求項2】前記トランスファーロールのロール周面上
    において、前記型付突起の近傍に、前記切断片を吸着す
    るための吸引孔が設けられ、前記カッターの近傍に、前
    記切断片を吸着するための吸引孔が設けられたことを特
    徴とする請求項1記載のウェブのジグザグ折り畳み装
    置。
  3. 【請求項3】前記折り畳みロールが、ムーバブルジョー
    とタッカーとを、回転方向に沿って交互にロール周面上
    に設けられ、前記タッカーの素材として、該タッカーと
    切断片との間で生じる摩擦抵抗が、前記切断片同士間で
    生じる摩擦抵抗よりも小さくなる素材を選択したことを
    特徴とする請求項1または2記載のウェブのジグザグ折
    り畳み装置。
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