JP2575247B2 - 単葉ウエブの多重折畳方法とその装置 - Google Patents

単葉ウエブの多重折畳方法とその装置

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    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00—Folding thin material
    • B65H45/12—Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/24—Interfolding sheets, e.g. cigarette or toilet papers
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K10/00—Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
    • A47K10/24—Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
    • A47K10/32—Dispensers for paper towels or toilet-paper
    • A47K10/42—Dispensers for paper towels or toilet-paper dispensing from a store of single sheets, e.g. stacked
    • A47K2010/428—Details of the folds or interfolds of the sheets
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2402/00—Constructional details of the handling apparatus

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えばペーパータオル又
はティシュペーパーの如き容器内に収容して取出口から
順次連続的に取り出し得るようにした拭掃用のウエブ、
殊に単葉ウエブを用いて上記取り出しが適正に行なえる
ようにした多重折畳方法とその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来トイレットの洗面所等に設置されて
いるペーパータオルは図４Ａに示すように、厚手のウエ
ブ１の両耳を観音折りにして平積みした多重折畳ウエブ
を容器内に収容し、該多重折畳みウエブをバネ２により
弾持し最下位のウエブ１の遊離端（折り頭ａ）又は折り
尻ｂを容器の取出口３に押付け、該折り尻ｂ又は折り頭
ａを順次摘出できるようにしている。
【０００３】他方テッシュペーパーは図４Ｂに示すよう
に、薄手のウエブ１を腰折りし、各腰折りウエブの腰折
り片間に上位と下位の腰折りウエブの腰折り片が介入す
るようにして平積みし、ウエブ１の遊離端を容器の取出
口３から順次摘出することによって下位の腰折りウエブ
の遊離端ｂが取出口から引き出され、次の取り出しに供
されるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする問題点】而して、図４に示す
ペーパータオルの如き多重折畳方法では取出口３に接す
るウエブ１を摘出した場合、次のウエブの折り尻ｂ又は
折り頭ａが取出口３から引き出されず摘出に不便を来
す。又取出口を下向きにして重量で次のウエブ端が取出
口３から垂れ下がるようにしたとしてもその確実性に乏
しい。又図４Ａの場合にはウエブ１の折り尻（遊離端）
ｂの一辺を摘持し取り出した場合、はし切れを生ずる恐
れがある。
【０００５】そこで図４Ｂに示すように、腰折りしたウ
エブ１の腰折り片が互いに交叉するように平重ねして連
続取り出しの便に供するようにすることが考えられる
が、この図４Ｂに示す方法でもウエブの折り尻（遊離端
ｂ）が摘出端となるため、はし切れの問題が解消され
ず、同図に示すように二枚重ねにして腰折りした場合に
は上記はし切れの問題は幾分改善されるものの、ペーパ
ータオルの如く単葉のウエブを用いるような場合には図
４Ｂの方法では摘出時のはし切れの問題は解消できず、
勿論テッシュペーパーの如き薄葉紙からなるウエブの場
合には、単葉のウエブを図４Ｂの方法で摘出に供する方
法を採ることは困難である。
【０００６】上記の如き背景があってその対策として図
４Ｃに示す新規な多重折畳形態が思考され、これを工業
上実施するための加工方法及び装置の開発が要請される
に至った。発明者は種々検討の結果、これを工業上量産
し得る加工方法及び装置をはじめて創成し、本発明を提
供するに到ったものである。
【０００７】因に図４Ｃに示すウエブ１は単葉のウエブ
を取り出し単位にし、このウエブを二度腰折し、各ウエ
ブの折り片間に上位のウエブの折り尻と下位のウエブの
折り頭が介在され、前記連続取り出しが行なえるように
したものであり、この多重折畳形態では一枚のウエブを
取り出し単位として上記連続取り出しに供することがで
き、前記ペーパータオルの如きに有利に実施できる。又
常に各ウエブの折り頭（折曲部）を摘出する多重折畳形
態を形成でき、図４Ａ、図４Ｂに示す折り尻を摘出する
場合の如きウエブのはし切れの問題を生起しない利点を
有している。又広面積のウエブを連続取り出しする場合
の多重折畳方法として、容器の大型化を招かず有利に実
施できる。
【０００８】
【問題点を解決するための手段】前記の通り、本発明は
上記単葉ウエブの多重折畳方法及び装置を工業上はじめ
て合理的に実施できるようにした、従って上述の作用効
果を市場レベルにおいて享有できるようにしたものであ
り、その手段として、単葉のウエブに別々の工程におい
て一次腰折りを施し、該一次腰折りによって拡大された
一方と他方の腰折りウエブの供給間隔を狭小にしつつ、
該一方の工程で形成された腰折りウエブの折り尻側葉片
に他方の工程で形成された腰折りウエブの折り頭側葉片
を、次いで他方の腰折りウエブの折り尻側葉片に一方の
腰折りウエブの折り頭側葉片を夫々交互にオーバーラッ
プされるようにし、上記先行のオーバーラップ動作から
後行のオーバーラップ動作に移行する間に他方の腰折り
ウエブをその折り頭と折り尻にオーバーラップされた一
方の腰折りウエブの折り尻と折り頭間において二次腰折
りし、次に上記後行のオーバーラップ動作から次のオー
バーラップ動作に移行する間に一方の腰折りウエブをそ
の折り頭と折り尻にオーバーラップされた他方の腰折り
ウエブの折り尻と折り頭間において二次腰折りし、該二
次腰折り動作を交互に繰り返し、各二次腰折りにより前
記図４Ｃに示した、単葉ウエブを取り出し単位とする多
重折畳ウエブを形成するようにした多重折畳法を提供す
るものである。
【０００９】又本発明は上記手段として、別々の帯状ウ
エブを別々の工程で交互に定長に切断する二組の切断手
段と、該定長に切断された一方の単葉ウエブと他方の単
葉ウエブを別々の工程で交互に一次腰折りする二組の一
次腰折り手段と、該一方の腰折りウエブの整列間隔と他
方の腰折りウエブの整列間隔を狭め両ウエブを一方の片
面側において交互にオーバーラップする手段と、該各オ
ーバーラップ動作に移行する間において一方の腰折りウ
エブと他方の腰折りウエブとを各ウエブの折り尻に沿う
線上においてオーバーラップ側へ向け交互に二次腰折り
する二次腰折り手段とを備える単葉ウエブの多重折畳装
置を提供するものである。
【００１０】
【作用】本発明は上記の如く、上記別々の工程で一次腰
折りされた一方と他方の腰折りウエブを別々に形成する
上記工程と、この一方と他方の腰折りウエブの各整列間
隔を狭めつつ交互にオーバーラップする上記工程と、各
オーバーラップ動作に移行する間において一方と他方の
一次腰折りウエブを上記各位置において二次腰折りする
工程を一連の工程として実施することにより、各工程の
組み合わせによりこれらが協働して所期の図４Ｃに示す
多重折畳ウエブを得ることができる。
【００１１】即ち、前記のように本発明は図４Ｃに示す
形態の単葉ウエブを単位とする多重折畳ウエブを工業上
有効に量産し得る多重折畳方法及び装置を端緒につけた
ものであり、従って図４Ｃに示す形態の多重折畳ウエブ
を商業ベースにおいて市場へはじめて提供可能としたも
のである。これによって同形態の多重折畳ウエブが有す
る前記した利点を享受でき、例えばペーパータオルの如
き単葉ウエブの連続的取り出しが行なえる多重折畳形態
として有効に実施できるものである。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を図１乃至図３に基づいて説
明する。
【００１３】図２に示すように、装置の上部に左右対称
に配置された一対の第１切断ロール１ａ，１ｂと、他の
一対の第２切断ロール１ａ′，１ｂ′から成る二組の切
断手段を備える。該第１切断ロール１ａ，１ｂと第２切
断ロール１ａ′，１ｂ′はロールの周面に突刃と突刃の
組合せ、突刃と受刃の組み合わせから成る切断刃２ａ，
２ｂと２ａ′，２ｂ′を夫々有しており、両者は所定回
転角毎に合致して第１切断ロール１ａ，１ｂ間と、第２
切断ロール１ａ′，１ｂ′間に別々に給紙された第１帯
状ウエブＷ１と第２帯状ウエブＷ１′を夫々定長に切断
し、図１Ａに示す第１単葉ウエブＷ２と第２単葉ウエブ
Ｗ２′を別々に形成する。
【００１４】上記第１切断ロール１ａ，１ｂと第２切断
ロール１ａ′，１ｂ′とは上記第１，第２単葉ウエブＷ
２，Ｗ２′の略二分の一長に相当する分だけ切断タイミ
ングに差を持たせており、従って図１Ａに示すように第
１単葉ウエブＷ２と第２単葉ウエブＷ２′はその長さの
略二分の一程度送り方向に位置をずらして次工程に供給
される。
【００１５】上記第１，第２切断ロールを形成する下部
切断ロール１ｂ，１ｂ′の切断刃２ｂ，２ｂ′には刃先
の直後に吸着口３ａ，３ａ′を夫々設け、切断したウエ
ブの先端縁を吸着保持しロール１ｂ，１ｂ′の周面に沿
い次工程へ移送するようにしている。
【００１６】上記第１，第２単葉ウエブＷ２，Ｗ２′の
長さは下部切断ロール１ｂ，１ｂ′の円周長と切断刃３
ａ，３ａ′の数によって設定される。図２は下部切断ロ
ール１ｂ，１ｂ′の円周長を二等分する位置に二個の上
記切断刃２ｂ，２ｂ′を配置しており、従って上記第
１，第２単葉ウエブＷ２，Ｗ２′は下部切断ロール１
ｂ，１ｂ′の二分の一円周長と略等しい長さを有する。
【００１７】更に上記第１切断ロールの下部切断ロール
１ｂの内側に第１紙衡えロール４ａを、第２切断ロール
の下部切断ロール１ｂ′の内側に第２紙衡えロール４
ａ′を夫々配し、該紙衡えロール４ａ，４ａ′の周面に
は紙衡え爪５ａ，５ａ′を、上記下部切断ロール１ｂ，
１ｂ′には押し込みブレード６ａ，６ａ′を夫々配す
る。
【００１８】上記紙衡え爪５ａ，５ａ′と押し込みブレ
ード６ａ，６ａ′はロール１ｂ，４ａと１ｂ′，４ａ′
の所定回転角毎に合致し、該合致した時に前記第１単葉
ウエブＷ２と第２単葉ウエブＷ２′の中間部をブレード
６ａ，６′で紙衡え爪５ａ，５ａ′の衡え口へ押し込み
各ウエブＷ２，Ｗ２′の一次腰折りを行なう手段となっ
ている。
【００１９】図２においては、上記ブレード６ａ，６
ａ′をロール１ｂ，１ｂ′の円周長を二等分する位置で
あって、なお且つ切断刃２ｂ，２ｂ′に対し等距離とな
る位置、即ち切断刃２ｂ，２ｂ′間の周面距離を二等分
する位置に配置している。換言すればブレード６ａ，６
ａ′と切断刃１ｂ，１ｂ′とは互いに等角度（９０度）
となる位置に交互に配されている。従ってブレード６
ａ，６ａ′は切断刃１ｂ，１ｂ′によって切断された、
又は切断されんとする第１，第２単葉ウエブＷ２，Ｗ
２′を略二等分する位置で紙衡え爪５ａに押し込み前記
一次腰折りを行なう。
【００２０】上記のように下部切断ロール１ｂ，１ｂ′
はウエブの押し込みロールを兼ね、下部切断ロール１ｂ
及び紙衡えロール４ａの対と、下部切断ロール１ｂ′及
び紙衡えロール４ａ′の対は二組の一次腰折り手段を形
成しており、第１，第２単葉ウエブＷ２，Ｗ２′は各対
の別々の一次腰折り手段によって一次腰折りされる。
【００２１】図１Ｂは上記各別に腰折りされた第１一次
腰折りウエブＷ３と第２一次腰折りウエブＷ３′の整列
状態を示しており、図示のように各一次腰折りウエブＷ
３，Ｗ３′は上記腰折りによって単葉ウエブＷ２，Ｗ
２′を略二分する長さだけ間隔が拡大される。
【００２２】前記のように紙衡え爪５ａと５ａ′の関係
及び押し込みブレード６ａと６ａ′の関係は前記切断刃
２ｂと２ｂ′の関係と同じピッチずれを以て設けて紙衡
えタイミングに一定の差を持たせており、従って第１一
次腰折りウエブＷ３の相互と、第２一次腰折りウエブＷ
３′の相互は上記拡大間隔Ｓを以て次工程に供されると
同時に、両ウエブＷ３とＷ３′とは少なくともその長さ
に略等しい寸法だけ送り方向へ相互に位置をずらし次工
程に供される。
【００２３】更に上記紙衡えロール４ａ，４ａ′の下位
に一対の二次腰折りロール７ａ，７ａ′を配する。上記
第１，第２一次腰折りウエブＷ３，Ｗ３′は上記紙衡え
爪５ａ，５ａ′にて紙衡えされてロール１ｂ，１ｂ′か
らロール４ａ，４ａ′へ夫々転着され、更にロール４
ａ，４ａ′の周面に沿い移送されて上記第１，第２二次
腰折りロール７ａ，７ａ′の周面へと転着される。図
２，図３Ａは第１一次腰折りウエブＷ３を第１紙衡えロ
ール４ａの下死点付近から第１二次腰折りロール７ａの
上死点付近に転着した状態を示しており、第２一次腰折
りウエブＷ３′は一定の遅れタイミングを以て上記と同
一位置において第２紙衡えロール４ａ′から第２二次腰
折りロール７ａ′へと転着される。
【００２４】即ち、紙衡え爪５ａ，５ａ′はその側死点
付近でウエブの紙衡えを開始し、同位置からロール４
ａ，４ａ′の下死点付近まで同ウエブＷ３，Ｗ３′を移
送し、同位置において上記紙衡えを解除すると同時に、
第１，第２一次腰折りウエブＷ３，Ｗ３′の折り頭ａを
紙衡え爪５，５ａ′によって第１，第２二次腰折りロー
ル７ａ，７ａ′の上死点付近の周面へ押し付け同ロール
７ａ，７ａ′へと交互に転着する。
【００２５】該第１，第２二次腰折りロール７ａ，７
ａ′には上記第１，第２一次腰折りウエブＷ３，Ｗ３′
をロール４ａ，４ａ′からロール７ａ，７ａ′に受け取
るための吸着孔８ａ，８ａ′を夫々有している。ウエブ
Ｗ３，Ｗ３′はその折り頭ａを該吸着孔８ａ，８ａ′に
交互に吸着され、該吸着位置からロール７ａ，７ａ′の
周面に沿い移送してロール７ａ，７ａ′の側死点、即ち
両ロールの対向面間へと導入し、更に両ロールの下死点
へ向け移送し後述するオーバーラップ作業を行なう。
【００２６】而して、図１Ｂにて説明したように第１，
第２一次腰折りウエブＷ３，Ｗ３′はその腰折りによっ
て間隔が拡大され、このままの状態ではオーバーラップ
が不能である。そこで本発明においては前記一次腰折り
によって拡大された間隔Ｓを図１Ｃに示す如く狭小にす
る工程を有し、その手段として第１，第２二次腰折りロ
ール７ａ，７ａ′の周速を紙衡えロール４ａ，４ａ′の
周速より充分に遅くし、第１，第２二次腰折りロール７
ａ，７ａ′の周面に上記一次腰折り紙Ｗ３，Ｗ３′の長
さに間隔Ｓ１，Ｓ２を加えた寸法と略等しい間隔で、紙
衡え爪５ａの数より多い吸着孔８ａ，８ａ′を等間隔に
配置する。図２においては折り頭を吸着する吸着孔８
ａ，８ａ′を三等分配置にし、更に各吸着孔の間に別の
吸着孔を三等分配置にしている。
【００２７】上記によって、第１，第２一次腰折りウエ
ブＷ３，Ｗ３′はロール４ａ，４ａ′からロール７ａ，
７ａ′の吸着孔８ａ，８ａ′に転着される時に、両ロー
ルの周速度の差分だけ間隔が狭められ、即ち図１Ｃに示
すようにオーバラップ可能な供給間隔に狭められ、然る
後第１，第２二次腰折りロール７ａ，７ａ′の対向面間
に導入され、図３Ａ乃至図３Ｃ及び図１Ｄに示す如きオ
ーバーラップ状態が次々と形成される。
【００２８】即ち、ウエブＷ３の相互の供給間隔とウエ
ブＷ３′の相互の供給間隔を図１Ｃに示す如く狭小に
し、且つ両ウエブＷ３，Ｗ３′の相互の位置を同図に示
す如くずらしてロール７ａ，７ａ′間に導入することに
より、図１Ｄ、図３Ａ乃至図３Ｃに示す如く、第１一次
腰折りウエブＷ３の折り尻ｂ側葉片（ウエブの遊離端側
葉片）の一方の片面と後方の第２一次腰折りウエブＷ
３′の折り頭ａ側葉片（ウエブの折曲側葉片）の一方の
片面とをオーバーラップし、次いで上記第２一次腰折り
ウエブＷ３′の折り尻ｂ側葉片の一方の片面と後方の第
１一次腰折りウエブＷ３の折り頭ａ側葉片の一方の片面
とをオーバーラップし、以下同様にしてオーバーラップ
動作を交互に繰り返す。
【００２９】本発明は上記先行のオーバーラップ動作か
ら後行のオーバーラップ動作に移行する間に各ウエブＷ
３，Ｗ３′に二次腰折りを施す工程を有する。この二次
腰折り手段として、第１，第２二次腰折りロール７ａ，
７ａ′の周面に複数の紙衡え爪９ａ，９ａ′をロール周
面長を等分割する間隔で配置する。図２はロール７ａ，
７ａ′の周面長を三等分する間隔を以て三個の紙衡え爪
９ａ，９ａ′を配し、各紙衡え爪９ａ，９ａ′の間にロ
ール円周長を三等分する間隔を以て三個の押し込みブレ
ード又は押し込み刃１０ａ，１０ａ′を配置し、更に前
記吸着孔８ａ，８ａ′を各押し込み刃１０ａ，１０ａ′
と紙衡え爪９ａ，９ａ′間に配置する。
【００３０】又第１二次腰折りロール７ａの各要素８
ａ，９ａ，１０ａと第２二次腰折りロール７ａ′の各要
素８ａ′，９ａ′，１０ａ′とは互いに位置をずらして
設けられる。即ち吸着孔８ａがウエブＷ３の折り頭ａを
吸着した後一定の遅れタイミングを以て吸着孔８ａ′が
ウエブＷ３′の折り頭ａを吸着するように交互に動作
し、又一方のロール７ａの紙衡え爪９ａが他方のロール
７ａ′の押し込み刃１０ａ′と合致した後一定の遅れタ
イミングを以て他方のロール７ａ′の紙衡え爪９ａ′が
一方のロール７ａの押し込み刃１０ａと合致するように
交互に動作する。
【００３１】上記紙衡え爪９ａ，９ａ′と押し込み刃１
０ａ，１０ａ′とが上記の如く交互に合致することによ
り前記交互二次腰折りを交互に遂行する。詳述すると、
図３Ａ乃至図３Ｃ及び図１Ｅに示す様に、第１一次腰折
りウエブＷ３の折り尻側葉片に後方の第２一次腰折りウ
エブＷ３′の折り頭葉片がオーバーラップされた後、即
ち第１二次腰折りロール７ａの紙衡え爪９ａが第１一次
腰折りウエブＷ３の二次腰折り部Ｃを衡えてロール７
ａ，７ａ′の対向面からロール７ａの下死点方向へ移送
し二次腰折りが完成した時（図３Ｃ参照）に上記オーバ
ーラップが完成し、このオーバーラップを完成した直後
にロール７ａ′の紙衡え爪９ａ′とロール７ａの押し込
み刃１０ａとが合致し、この合致により第２一次腰折り
ウエブＷ３′を上記先行して二次腰折りされている第１
一次腰折りウエブＷ３の折り尻ｂに沿う線上（図１Ｄの
Ｐ１の位置）において紙衡え爪９ａ′内へ押し込み該第
２一次腰折りウエブＷ３′を上記オーバーラップ面側へ
向け二次腰折りする。 換言すると、第２一次腰折りウ
エブＷ３´を既に先行して二次腰折りされた第１一次腰
折りウエブＷ３の折り尻ｂとその後方に隣接する一次腰
折りウエブＷ３の折り頭ａとの間隔Ｓ１において上記二
次腰折りを行なう。
【００３２】次に上記第２二次腰折りウエブＷ４′の折
り尻側葉片の一方の片面に後続の第１一次腰折りウエブ
Ｗ３の折り頭側葉片の一方の片面がオーバーラップされ
た後、即ち第２二次腰折りロール７ａ′の紙衡え爪９
ａ′が第２二次腰折りウエブＷ４′の二次腰折り部Ｃを
衡えてロール７ａ，７ａ′の対向面からロール７ａ′の
下死点方向へ移送した時（図３Ｂ参照）に上記オーバー
ラップが完成し、このオーバーラップが完成された直後
にロール７ａの紙衡え爪９ａとロール７ａ′の押し込み
刃１０ａ′が合致し、この合致により上記オーバーラッ
プされた第１一次腰折りウエブＷ３が上記第２二次腰折
りウエブＷ４′の折り尻ｂに沿う線上（図１ＤのＰ２の
位置）において紙衡え爪９ａ内へ押し込まれ、第１一次
腰折りウエブＷ３を上記オーバーラップ面側へ向け二次
腰折りする。
【００３３】換言すると、第１一次腰折りウエブＷ３を
第２二次腰折りウエブＷ４′の折り尻ｂとその後方に隣
接する第２一次腰折り紙Ｗ３の折り頭ａとの間隔Ｓ２に
おいて上記二次腰折りを行なう。Ｗ４はこの第１二次腰
折りウエブを示す。
【００３４】以下同様にして引き続き図１ＤのＰ３の位
置、次でＰ４の位置において交互に上記二次腰折りを施
すことにより第１，第２一次腰折りウエブＷ３，Ｗ３′
は図１Ｅに示すように交互に二次腰折りされ、該各交互
二次腰折りによって第２二次腰折りウエブＷ４′の折り
片間に前方の第１二次腰折りウエブＷ４の折り尻側折り
片とその後方に隣接する第１二次腰折りウエブＷ４の折
り頭側折り片とを介入し、第１二次腰折りウエブＷ４の
折り片間に前方の第２二次腰折りウエブＷ４′の折り尻
側折り片とその後方に隣接する第２二次腰折りウエブＷ
４′の折り頭側折り片とを介入する多重折畳形態が形成
される。
【００３５】図２に示すように、上記第１と第２の各二
次腰折りロール７ａ，７ａ′の下位には上下に作動する
一対の折畳レバー１２ａ，１２ａ´を配し、第１二次腰
折りロール７ａの紙衡え爪９ａが第１二次腰折りウエブ
Ｗ４の二次腰折り部Ｃをロール７ａの下死点付近に持ち
来した時、上記第１折畳レバー１２ａが図３Ｃの状態か
ら図３Ｂの状態へと下動し上記二次腰折り部Ｃを下方へ
押し出す。
【００３６】同様に上記第２二次腰折りロール７ａ′の
紙衡え爪９ａ′が第２二次腰折りウエブＷ４′の二次腰
折り部Ｃをロール７ａ′の下死点付近に持ち来した時、
上記第２折畳レバー１２ａ´は図３Ｂの状態から図３Ｃ
の状態へと下動し上記二次腰折り部Ｃを下方へ押し出
す。各レバー１２ａ，１２ａ′は下動後、再びロール７
ａ，７ａ′の周面溝１１ａ，１１ａ′内へ交互に上昇し
て待機状態を形成する。各レバー１２ａ，１２ａ′が上
記のように交互に動作することによって、第１，第２二
次腰折りウエブＷ４，Ｗ４′は図１Ｅに示す状態に平積
みされる。
【００３７】
【発明の効果】本発明は上記各工程及び手段が一連に組
み合わされ、これらが協働して作動することにより、図
１Ｆ及び図４Ｃに示すところの、単葉ウエブを取り出し
単位とし、且つ二重に腰折りされて連続取り出しが可能
とされた、加えて折り頭を摘出端とすることができる多
重折畳ウエブを確実且つ容易に形成できる。
【００３８】即ち、本発明は図４Ｃに示す単葉ウエブを
用いた多重折畳ウエブを生産する方法及び装置を工業上
はじめて合理的に実施できるようにしたものであり、従
って同形態の多重折畳ウエブを商業ベースにおいて市場
へはじめて提供可能としたものであり、これによって上
記折畳ウエブが有する前記利点を確実に享受でき、例え
ばペーパータオルの如き、単葉ウエブの連続的取り出し
が行なえる多重折畳形態として有効に実施できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１Ａ乃至図１Ｆ】単葉ウエブを形成する工程から一
次腰折り工程、ウエブの間隔を狭小にする工程、各ウエ
ブをオーバーラップする工程、二次腰折りする工程を各
工程におけるウエブの形態を以て順を追って説明する側
面図である。
【図２】多重折畳装置を略示する側面図である。
【図３Ａ乃至図３Ｃ】上記装置の動作を説明する同装置
の側面図である。
【図４Ａ】従来のペーパータオルの多重折畳形態を略示
する側面図である。
【図４Ｂ】従来のティッシュペーパーの多重折畳形態を
略示する側面図である。
【図４Ｃ】本発明において生産対象とする多重折畳ウエ
ブを略示する側面図である。
【符号の説明】
Ｗ１，Ｗ１′ 帯状ウエブ Ｗ２，Ｗ２′ 第１，第２単葉ウエブ Ｗ３，Ｗ３′ 第１，第２一次腰折りウエブ Ｗ４，Ｗ４′ 第１，第２二次腰折りウエブ ａ 折り頭 ｂ 折り尻 ｃ 二次腰折り部 １ａ，１ｂ 第１切断ロール １ａ′，１ｂ′ 第２切断ロール ４ａ 第１紙衡えロール ４ａ′ 第２紙衡えロール １ｂと４ａ 第１一次腰折りロール １ｂと４ａ′ 第２一次腰折りロール ７ａ 第１二次腰折りロール ７ａ′ 第２二次腰折りロール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】別々の工程で形成された単葉ウエブに別々
    の工程で一次腰折りを施す工程と；該一次腰折りによっ
    て拡大された上記一方の腰折りウエブの供給間隔と他方
    の腰折りウエブの供給間隔を夫々狭小にする工程と；一
    方の腰折りウエブの折り尻側葉片（ウエブの遊離端側葉
    片）と他方の腰折りウエブの折り頭側葉片（ウエブの折
    曲側葉片）とをオーバーラップし、該オーバーラップさ
    れた他方の腰折りウエブを一方の腰折りウエブの折り尻
    とその後方に隣接する一方の腰折りウエブの折り頭の間
    において上記オーバーラップ面側へ向け二次腰折りする
    工程と；該二次腰折りされた他方の腰折りウエブの折り
    尻側葉片と後続する上記一次腰折りされた一方の腰折り
    ウエブの折り頭側葉片とをオーバーラップし、該オーバ
    ーラップされた一方の腰折りウエブを上記二次腰折り済
    の他方の腰折りウエブの折り尻とその後方に隣接する一
    次腰折りされた他方の腰折りウエブの折り頭の間におい
    て上記オーバーラップ面側へ向け二次腰折りする工程；
    を含む単葉ウエブの多重折畳方法。
  2. 【請求項２】別々の帯状ウエブを別々の工程で交互に定
    長に切断する二組の切断手段と；該定長に切断された一
    方の単葉ウエブと他方の単葉ウエブを別々の工程で交互
    に一次腰折りする二組の一次腰折り手段と；該一次腰折
    りされた一方のウエブの整列間隔と他方のウエブの整列
    間隔を狭め両ウエブを一方の片面側において交互にオー
    バーラップするオーバーラップ手段と；該オーバーラッ
    プされた一方のウエブと他方のウエブとを各ウエブの折
    り尻に沿う線上においてオーバーラップ側へ向け交互に
    二次腰折りする二次腰折り手段とを備えることを特徴と
    する単葉ウエブの多重折畳装置。
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