JP4201283B1 - 連続取出しに供する多重腰折紙の形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各腰折紙の上部折片の誘出長を短縮するとともに、上部折片を取出口から容易に摘出・収納でき、相の手組部の寸法を大きく変更できる多重腰折紙の形成装置を提供する。
【解決手段】スリッタ53aの後段であって下刃ロール56a(又は下刃付折り重ねロール87a)の前段に位置し、紙Aの後縁部を腰折方向に対して垂直方向に折り返して後縁重畳部16aを形成する折り板58aと、スリッタ53bの後段であって下刃ロール56b(又は下刃付折り重ねロール87b)の前段に位置し、紙Bの前縁部を腰折方向に対して垂直方向に折り返して前縁重畳部17bを形成する折り板58bとを備え、折り板58a、及びスリッタ53a(又は原反52a)の位置と、折り板58b、及びスリッタ53b(又は原反52b)の位置とを腰折方向に対して垂直方向の後縁重畳部16aと前縁重畳部17bとが遠ざかる向きにずらした構成とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、ウェットティシュー等の多重腰折紙を容器に収容し、容器に設けた取出口より各腰折紙を順次連続して取出し得るようにした連続取出しに供する多重腰折紙の形成装置に関する。
ウエットティシュー,乾ティシュー,ペーパタオル等の多重腰折紙は容器内に収容し、容器に設けた取出口より順次取出し得るようにしており、この多重腰折紙としては図16乃至図21に示すものが知られている。これらの多重腰折紙は何れも、各右向き腰折紙101(又は左向き腰折紙102)の下部折片101a(又は102a)と各左向き腰折紙102(又は右向き腰折紙101)の上部折片102b(又は101b)とを相の手に組んで多重腰折紙を形成し、この多重腰折紙を容器103内に収容しその天板に設けた取出口103aより最上位の腰折紙101又は102の上部折片101b又は102bを引き出すことにより上記相の手組部において摩擦係合する下位の腰折紙の上部折片101b又は102bの遊離端を上記取出口103aより誘出させ連続取出しが行なえるようにした構成を採用している点で共通している。
而して、図16,図17に示した多重腰折紙は当初より最も普遍的に用いられてきているが、図16に示す多重腰折紙104は定寸法の腰折紙を二つ折りして略二分の一の折片が他の折片と相の手に組まれるようにした構成なので、容器103の取出口103aからは腰折紙101又は102の略二分の一の折片が誘出される。
また、図17に示す多重腰折紙104は定寸法の各腰折紙101,102をZ形に腰折し下端の折片を他の腰折紙の折片と相の手に組む構成なので、容器103の取出口103aからは腰折紙101,102の略三分の一の折片が誘出される。
上記のように、図16,図17に示す多重腰折紙104は何れも定長の腰折紙101,102の略二分の一乃至三分の一が取出口103aより外方へ誘出され、誘出長が長過ぎ美感を損なうとの指摘がなされている。
殊に多重腰折紙4が薬液等を湿潤したウェットティシューである場合には、各腰折紙の折片がその端末から相当の長さに亘って薬液により接着するので、取出口103aより取り出そうとする腰折紙に次に続く腰折紙の全体が友連れされて取出されてしまう欠点を有する。
加えて、ウェットティシューである場合には容器の取出し口から誘出された部分が乾いてしまいその効用を喪失するので、上記誘出長はできるだけ短かくすることが望まれるが、図16,図17の場合には上記誘出長が長過ぎる欠点を有する。上記二つの理由から図16,図17の例はウェットティシューには実施困難であり加えて美感を損なう問題点を有している。
また、図18A,図19Aに示すように、上記Z形に腰折りした各腰折紙101,102の腰折位置を調整することにより各腰折紙の端部折片間の相の手組部の寸法をできるだけ短縮する方法が思考されているが、図18Aの場合には相の手組部が、図18Bに示すように多重腰折紙104の左半部又は右半部の一方に偏在するため一方が嵩高になってしまう欠点を有している。
また、図19Aの場合には相の手組部が、図19Bに示すように多重腰折紙104の中間部に集中し膨らみを生ずる欠点を有している。したがって、図18又は図19の何れの場合も、複数の多重腰折紙104を積上げた場合には荷崩れを生じがちであり、又局部が嵩高になり商品性を損なう問題を有している。
次に、図20に示すように、上記多重腰折紙104が極部的に嵩高になるのを防止せんとして、二つ折りにした各腰折紙101,102の腰折位置を調整することにより各腰折紙の端部折片の相の手組部が多重腰折紙の左半部と右半部に按分されるようにした例が思考されている。
しかしながら、この方法は多重腰折紙の局部が嵩高になる欠点を防止できるが、二つ折りした各腰折紙101,102の上部折片101b,102bの巾が下部折片101a,102aを短縮した分だけ長くなり、結果として容器の巾が図16の場合よりも大巾に長くなってしまい、実施し難い問題を有している。
また、図20の場合には、摘出に供される各腰折紙101,102の上部折片101b,102bの誘出長が、図17の場合と同様腰折紙の略三分の一に達する問題を内在している。
このような問題を解決する多重腰折紙として、図21に示す技術が知られている(特許文献1を参照。)。この多重腰折ウェットティシュー114は、各右向き腰折ウェットティシュー111と左向き腰折ウェットティシュー112とを相の手に組んで多重腰折ウェットティシュー114を形成し、この多重腰折ウェットティシュー114を容器113内に収容して上部接片111b,112bを摘出し連続取出しを行なうようにする場合に、上記各右向きと左向き腰折ウェットティシュー111,112の下部折片111a,112aの遊離端側を各腰折紙の腰折り方向とは逆方向に折り返して短巾の重畳端111c,112cを形成し、上記各右向き腰折ウェットティシュー111の短巾重畳端111cと各左向き腰折ウェットティシュー112の短巾重畳端112cとを下位の腰折ウェットティシューの上部折片111b,112bの遊離端側と相の手に組むようにし、上記右向き腰折ウェットティシュー111の短巾重畳端111cと左向き腰折ウェットティシュー112の短巾重畳端112cとが多重腰折ウェットティシュー114の左側と右側に按分されるように構成したものである。
この多重腰折ウェットティシュー114によれば、各上位腰折ウェットティシュー111,112の下部折片111a,112aの上記短巾重畳端111c,112cと各下位腰折ウェットティシューの上部折片111b,112bとによる相の手組部の寸法を腰折ウェットティシュー111,112の展開長の略四分の一に縮小でき、この結果、相の手組部における摩擦係合によって容器113の取出口113aから誘出される各腰折ウェットティシュー111,112の上部折片111b,112bの寸法は最大上記略四分の一の寸法に短縮できる。
したがって、この多重腰折ウェットティシュー114によれば、上位腰折ウェットティシュー101,102の下部折片101a,102aの全巾と下位腰折ウェットティシュー101,102の上部折片101b,102bの全巾とが液により接着して下位腰折ウェットティシュー101,102全体又は同下位ウェットティシュー101,102の上部折片101b,102bを容器103の取出口103aより過度に引き出してしまう不具合を解消できる。
また、この多重腰折ウェットティシュー114によれば、上記相の手組部を多重腰折ウェットティシュー114の左側と右側に略均等に按分することができるので、多重腰折ウェットティシュー114の局部を嵩高にする問題も併せて解消できる。
特開平7−213453号公報 特開平8−188331号公報 特開平5−269051号公報 特公昭63−63216号公報 実開昭57−124297号公報 特開昭59−194723号公報 実開昭57−123773号公報 実開平2−25443号公報 実開平5−70388号公報 実開昭63−186689号公報
ところで、通常、ウェットティシュー等の多重腰折紙の容器には取出口を密閉する蓋材が剥離可能に貼着されており、ユーザは、腰折紙の取出し時には、蓋材を剥がして取出口を露出させ、収納されている最上位の腰折紙の上部折片を摘んで取り出し、腰折紙の連続取出し後には、腰折紙の乾燥を防ぐため、摘出されている上記上部折片を容器内に収納し、蓋材を再度貼着して取出口を密閉する。
しかしながら、従来の多重腰折ウェットティシュー114は、各上位腰折ウェットティシュー111,112の下部折片111a,112aの上記短巾重畳端111c,112cと各下位腰折ウェットティシューの上部折片111b,112bとを腰折方向に対して垂直方向にずらすことなく多重ねして相の手組部を形成しているため、下位腰折ウェットティシュー111,112の上部折片111b,112bの遊離端が容器113の取出口113aから腰折方向に対して垂直方向に全巾で誘出される。
また、従来の多重腰折ウェットティシュー114は、各下位腰折ウェットティシュー111,112の上部折片111b,112bの末端が各腰折ウェットティシュー111,112の腰折線S1に揃うように多重ねされている。
さらに、通常、多重腰折ウェットティシュー114の乾燥を可及的に回避するとともに薬液等によって接着した各腰折ウェットティシュー111,112が友連れされて取り出されることを防止するため、多重腰折ウェットティシュー114の容器113の上面部中心に設けられた取出口113aは、乾式ティシューペーパ等の場合と比較してより小さなものとなっている。
而して、従来の多重腰折ウェットティシュー114は、上述した構造的な理由に起因して次のような問題を有している。上述のとおり、上記上部折片111b,112bの遊離端は、容器113の上面部中心に設けられた小さな取出口113aを介して腰折方向に対して垂直方向に全巾で誘出されるため、皺が幾重にも寄った状態にならざるを得ない。このため、ユーザは、摘出された状態にある上記上部折片111b,112bの皺を伸ばした後、上記上部折片111b,112bの末端が各腰折ウェットティシュー111,112の腰折線S1のところまで達するように小さな取出口113aを介して重ね合わせるか、或いは、取出口113aの付近に上記上部折片111b,112bを皺が幾重にも寄った状態のまま無理矢理折固めるようにして容器113に収納することになる。
前者の場合には、ユーザの手を煩わせるとともに、ユーザの手を介して上記上部折片111b,112bに雑菌等が付着し易く、上記上部折片111b,112bの末端が容器113内の端にくるため、次回に、腰折ウェットティシュー111,112を取り出し難くなるという欠点がある。一方、後者の場合には、取出口113aの付近が嵩高になり、美感を損なうことに加えて、比較的軟質な材料からなる容器に皺が寄り容器113の密閉性を保ち難くなるため、多重腰折ウェットティシュー114が乾燥し易くなるという欠点がある。すなわち、従来の多重腰折ウェットティシュー114は、収納されている最上位の腰折ウェットティシュー111,112の上部折片111b,112bを取出口113aから摘出し難く、摘出された状態にある上記上部折片111b,112bを容器113内に収納し難いという問題を有している。
また、従来の多重腰折ウェットティシュー114は次のような問題を有している。従来の多重腰折ウェットティシュー114は、理論上、上記相の手組部の寸法を縮小しながら、上記相の手組部を多重腰折ウェットティシュー114の左側と右側に略均等に按分することは可能であるが、上記相の手組部の縮小巾が大きいと図19に示した例とは逆に多重腰折ウェットティシュー114の両端部が嵩高になるという欠点がある。すなわち、従来の多重腰折ウェットティシュー114は、両端部が嵩高になり商品性を損なわないためには、実用上、ウェットティシューの材質や薬液等の種類・量に応じて上記相の手組部の寸法を大きく変更することができないという問題を有している。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、多重腰折紙における各腰折紙の上部折片の誘出長を従来よりも効果的に短縮するとともに、収納されている最上位の腰折紙の上部折片を取出口から容易に摘出でき、摘出された状態にある上記上部折片を容器内に収納し易くでき、実用上、腰折紙の材質や薬液等の種類・量に応じて各腰折紙間の相の手組部の寸法を大きく変更することができる多重腰折紙の形成装置を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、第1紙の第1原反から第1短形紙に切断する第1の切断手段と、第2紙の第2原反から第2短形紙に切断する第2の切断手段と、対峙して相対回転するように配した折り重ねロールに上記第1短形紙と上記第2短形紙とを上記折り重ねロールの流れ方向にずらして重ね合わせて導入し、上記折り重ねロールの流れ方向に上記第1短形紙と上記第2短形紙とに夫々腰折りを施して右向き腰折紙と左向き腰折紙とを形成し、上記各右向き腰折紙(又は左向き腰折紙)の下部折片の内面に上記各左向き腰折紙(又は上記右向き腰折紙)の上部折片の内面が重なる状態に相の手に組む手段とを備えた多重腰折紙の形成装置において、上記第1原反の後段であって上記第1の切断手段の前段に位置し、上記第1紙の後縁部(又は前縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して後縁重畳部(又は前縁重畳部)を形成する第1の折り手段と、上記第2原反の後段であって上記第2の切断手段の前段に位置し、上記第2紙の前縁部(又は後縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して前縁重畳部(又は後縁重畳部)を形成する第2の折り手段とを備え、上記第1の折り手段及び上記第1原反の位置と、上記第2の折り手段及び上記第2原反の位置とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部と上記前縁重畳部とが遠ざかる向きにずらした構成とすることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、第1紙の第1原反から第1スリッタを介してスリットする第1のスリット手段と、第2紙の第2原反から第2スリッタを介してスリットする第2のスリット手段と、上記第1のスリット手段によりスリットされた第1紙を第1短形紙に切断する第1の切断手段と、上記第2のスリット手段によりスリットされた第2紙を第2短形紙に切断する第2の切断手段と、対峙して相対回転するように配した折り重ねロールに上記第1短形紙と上記第2短形紙とを上記折り重ねロールの流れ方向にずらして重ね合わせて導入し、上記折り重ねロールの流れ方向に上記第1短形紙と上記第2短形紙とに夫々腰折りを施して右向き腰折紙と左向き腰折紙とを形成し、上記各右向き腰折紙(又は左向き腰折紙)の下部折片の内面に上記各左向き腰折紙(又は上記右向き腰折紙)の上部折片の内面が重なる状態に相の手に組む手段とを備えた多重腰折紙の形成装置において、上記第1のスリット手段の後段であって上記第1の切断手段の前段に位置し、上記第1紙の後縁部(又は前縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して後縁重畳部(又は前縁重畳部)を形成する第1の折り手段と、上記第2のスリット手段の後段であって上記第2の切断手段の前段に位置し、上記第2紙の前縁部(又は後縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して前縁重畳部(又は後縁重畳部)を形成する第2の折り手段とを備え、上記第1の折り手段及び上記第1のスリット手段の位置と、上記第2の折り手段及び上記第2のスリット手段の位置とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部と上記前縁重畳部とが遠ざかる向きにずらした構成とすることを特徴としている。
本発明によれば、多重腰折紙における各腰折紙の上部折片の誘出長を従来よりも効果的に短縮するとともに、収納されている最上位の腰折紙の上部折片を取出口から容易に摘出でき、摘出された状態にある上記上部折片を容器内に収納し易くでき、実用上、腰折紙の材質や薬液等の種類・量に応じて各腰折紙間の相の手組部の寸法を大きく変更することができる多重腰折紙の形成装置を提供することができる。
以下、本発明によって形成される多重腰折紙について説明し、次いでその形成装置について説明する。
1.多重腰折紙
先ず、図1乃至図5を参照して、多重腰折紙1の構成について説明する。本発明によって生産される第1乃至第3実施例に係る多重腰折紙1は、図1又は図2に示すように、右向き腰折紙11と左向き腰折紙12とからなり、各右向き腰折紙11(又は左向き腰折紙12)の下部折片11a(又は12a)と、各左向き腰折紙12(又は右向き腰折紙11)の上部折片12b(又は11b)とを相の手に組んで多重ねにしている。
換言すると、各右向き腰折紙11(又は各左向き腰折紙12)の下部折片11a(又は12a)の内面に各左向き腰折紙12(又は各右向き腰折紙11)の上部折片12b(又は11b)の内面が重なるように交叉掛けにする。この重なった部分を相の手組部15と称する。
ここで、右向き腰折紙11とは左側に腰折り用の腰折線S1を有して右オープンとなされた腰折紙を意味し、左向き腰折紙12とは左側に腰折り用の腰折線S1を有して左オープンとなされた腰折紙を意味する。また、紙とは、乾式紙や乾式紙状のものの他、ウェットティシューやウェットタオル等の湿潤紙又は湿潤紙状のものを含んでいる。なお、相の手組部15の組み方は、各右向き腰折紙11の下部折片11aと、各左向き腰折紙12の上部折片12bとを相の手に組む場合と、各左向き腰折紙12の下部折片12aと、各右向き腰折紙11の上部折片11bとを相の手に組む場合との2通りあるが、便宜上後者の場合の図示を省略している。
また、第1及び第3実施例は、図3に示すように、上記各右向き腰折紙11の後縁部11cを腰折方向に対して垂直方向に折り返してなる後縁重畳部16と、上記各左向き腰折紙12の前縁部12dを腰折方向に対して垂直方向に折り返してなる前縁重畳部17とを備えている。
また、第2実施例は、図4に示すように、上記各右向き腰折紙11の前縁部11dを腰折方向に対して垂直方向に折り返してなる前縁重畳部17と、上記各左向き腰折紙12の後縁部12cを腰折方向に対して垂直方向に折り返してなる後縁重畳部16とを備えている。図4に示す第2実施例は、図3に示す第1及び第3実施例と各腰折紙11,12の腰折方向に平行な軸を対称軸とする線対称の関係にある。
また、第1乃至第3実施例は、図1又は図2に示すように、上記各右向き腰折紙11と上記各左向き腰折紙12とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部16と上記前縁重畳部17とが遠ざかる向きにずらした構成とする。
上記各右向き腰折紙11と上記各左向き腰折紙12との腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾は、腰折紙の材質や薬液等の種類・量に応じて決めることができる。上記相の手組部15における、各右向き腰折紙11(又は各左向き腰折紙12)の下部折片11a(又は12a)(以下、組部下部折片11e(又は12e)という。)と各左向き腰折紙12(又は各右向き腰折紙11)の上部折片12b(又は11b)(以下、組部上部折片12f(又は11f)という。)との接着の程度が強い場合には、容器13の取出口13aから腰折紙が友連れされて取り出されることを回避するため、腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾を大きくして上記相の手組部15の面積を小さくし、多重腰折紙1が局部的に嵩高とならないように、後縁部11c(又は前縁部11d)及び前縁部12d(又は後縁部12c)の腰折方向に対して垂直方向の寸法を大きくして上記前縁重畳部17及び上記後縁重畳部16の折巾を大きくする。
一方、上記相の手組部15における、各右向き腰折紙11(又は各左向き腰折紙12)の組部下部折片11e(又は12e)と各左向き腰折紙12(又は各右向き腰折紙11)の組部上部折片12f(又は11f)との接着の程度が弱い場合には、容器13の取出口13aから各腰折紙11,12を連続的に取り出せるように、腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾を小さくして上記相の手組部15の面積を大きくし、多重腰折紙1が局部的に嵩高とならないように、後縁部11c(又は前縁部11d)及び前縁部12d(又は後縁部12c)の腰折方向に対して垂直方向の寸法を小さくして上記前縁重畳部17及び上記後縁重畳部16の折巾を小さくする。
第1実施例は、図3に示すように、腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾を二分の一としている。この場合、上記相の手組部15の面積は各腰折紙11,12の面積の四分の一の面積となる。ここで、上記相の手組部15が上記前縁重畳部17又は上記後縁重畳部16の何れとも重ならないようにするには、後縁部11c(又は前縁部11d)及び前縁部12d(又は後縁部12c)並びに上記前縁重畳部17及び上記後縁重畳部16の腰折方向に対して垂直方向の寸法は各腰折紙の腰折方向に対して垂直方向の寸法の四分の一以下とする。
また、第3実施例では、図5に示すように、腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾を三分の二としている。この場合、上記相の手組部15の面積は各腰折紙11,12の面積の六分の一の面積となる。ここで、上記相の手組部15が上記前縁重畳部17又は上記後縁重畳部16の何れとも重ならないようにするには、後縁部11c(又は前縁部11d)及び前縁部12d(又は後縁部12c)並びに上記前縁重畳部17及び上記後縁重畳部16の腰折方向に対して垂直方向の寸法は各腰折紙の腰折方向に対して垂直方向の寸法の三分の一以下とする。
なお、第1乃至第3実施例は、図16に示す折構造を腰折方向に適用し、上記後縁重畳部16を設けた上記各右向き腰折紙11と上記前縁重畳部17を設けた上記各左向き腰折紙12とを腰折方向に対して垂直方向にずらした構成であるが、腰折方向の折構造については、図16に示す例に限定されない。例えば、図17や図21に示す折構造を腰折方向に適用することもできる。図17に示す折構造を腰折方向に適用し、腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾を二分の一とした場合、上記相の手組部15の面積は各腰折紙11,12の面積の六分の一の面積に縮小できる。
2.多重腰折紙の形成装置
続いて、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、例えば図6又は図7に示すような構成を主要部として備える多重腰折紙1の形成装置51に適用される。
(1)形成装置51の構成
先ず、図6及び図7を参照して、多重腰折紙1の形成装置51の構成の概略について説明する。この形成装置51は、紙Aの第1原反(原反52a(図示省略))から第1スリッタ(スリッタ53a)を介してスリットする第1のスリット手段と、紙Bの第2原反(原反52b(図示省略))から第2スリッタ(スリッタ53b)を介してスリットする第2のスリット手段と、上記第1のスリット手段によりスリットされた紙Aを第1短形紙(短形紙54)に切断する第1の切断手段(下刃ロール56a又は下刃付折り重ねロール87a,上刃ロール80a)と、上記第2のスリット手段によりスリットされた紙Bを第2短形紙(短形紙55)に切断する第2の切断手段(下刃ロール56b又は下刃付折り重ねロール87b,上刃ロール80b)と、上記短形紙54と上記短形紙55とに夫々腰折りを施して右向き腰折紙11と左向き腰折紙12とを形成し、上記各右向き腰折紙11(又は左向き腰折紙12)の下部折片11a(又は下部折片12a)と、上記各左向き腰折紙12(又は上記右向き腰折紙11)の上部折片12b(又は上部折片11b)とを相の手に組む手段(折り重ねロール84a,84b又は下刃付折り重ねロール87a,87b)とを主要部として備えている。
また、この形成装置51は、上記第1のスリット手段の後段であって上記第1の切断手段の前段に位置し、上記紙Aの後縁部(又は前縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して後縁重畳部16a(又は前縁重畳部17b)を形成する第1の折り手段(折り板58a)と、上記第2のスリット手段の後段であって上記第2の切断手段の前段に位置し、上記紙Bの前縁部(又は後縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して前縁重畳部17b(又は後縁重畳部16a)を形成する第2の折り手段(折り板58b)とを主要部として備え、上記第1の折り手段及び上記第1のスリット手段の位置と、上記第2の折り手段及び上記第2のスリット手段の位置とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部16aと上記前縁重畳部17bとが遠ざかる向きにずらした構成としている。
上記第1及び第2のスリット手段は、該スリット手段の前段及び後段に設けられたロールが長尺巻物の体をなす原反52a(図示省略)及び原反52b(図示省略)からシート状の紙A,Bを巻戻しながら、図6及び図7に示すように左右対称に配されたスリッタ53a及びスリッタ53bが、流れ方向(腰折方向)に沿って設けられた円盤状のスリッター刃によって製品として指定した縦方向巾に夫々連続して切断する。スリッタ53a及びスリッタ53bに設けられた円盤状のスリッター刃は、該スリッタ53a及びスリッタ53bが設置された状態で紙A,Bに向かって前後に移動できるようになっており、コンプレッサー(図示省略)から送られるエアーの圧力を調節することでシート状の紙A,Bに加える圧力を調整することができるようになっている。
複数台のスリッタ53a及びスリッタ53bは、図8に示すように、流れ方向(腰折方向)に対して垂直方向に折り板58a,58bと同じ巾で等間隔に配置されている。このスリッタ53a及びスリッタ53bの位置については、折り板58a,58bとスリッタ53a,53bとの位置関係の説明のところで詳述する。
次に、上記第1の折り手段及び上記第2の折り手段の構成について説明する。図9に示すように、折り板58aは、紙Aの流れ方向に対して垂直方向にスリッタ間巾を有する(図8参照)下部折畳ボード59と、該下部折畳ボード59に固設された上部折畳ボード可動機構63を介して該下部折畳ボード59上を紙Aの流れ方向に対して垂直方向にスライドできるように固定された上部折畳ボード60とを主要部として備えている。
下部折畳ボード59は、下部折畳ボード可動機構62が固設されており、該下部折畳ボード可動機構62とシャフト67a(図8参照)とを介して紙Aの流れ方向に対して垂直方向にスライドできるようになっている。また、下部折畳ボード59は、図9に示すように、紙Aの流れ方向に対して平行に下部折畳エッジ64と、下部折畳ボード59と上部折畳ボード60との間に紙Aが折り畳まれて入れ込まれ易い角度を有する下部折畳エッジ65とが設けられている。
下部折畳ボード59は、シート状の紙Aが下部折畳ボード59の下側にスムーズに流れるように、図9に示すように、流れ方向の上流に位置する縁部が斜めに折り曲げられた傾斜部59aが設けられている。
図6及び図7に示すように、折り板58aよりも上側であって折り板58aとスリッタ53aとの間に第1ロール70aが設けられており、折り板58aと略同じ高さであって折り板58aの後段に第2ロール71aが設けられているため、折り板58aは、シート状の紙Aから上側方向に力を受け、折り板58aの流れ方向の上流に位置する縁部において摩擦力が大きくなる。このため、紙Aの材質や薬液等の種類・量によっては、シート状の紙Aが下部折畳ボード59の下側にスムーズに流れない場合もあり得る。かかる場合、折り板58aに傾斜部59aを設けず、代わりに、図10に示すように、シート状の紙Aが下部折畳ボード59の下側にスムーズに流れるように誘導ロール68を設けてもよい。
上部折畳ボード60は、下部折畳ボード59と上部折畳ボード60との間に紙Aが下部折畳エッジ64に沿って折り畳まれて入れ込まれるように下部折畳エッジ65と協働してガイドの役割を果たす上部折畳エッジ66が設けられている。この上部折畳エッジ66は、図8に示すように、下部折畳ボード59において流れ方向に対して垂直方向にスリッタ間巾の四分の一の巾のところに位置している。
折り板58aは、図9に示す紙Aの流れ方向に下部折畳ボード59の下側から紙Aを通し、該紙Aの縁部を、下部折畳エッジ65及び上部折畳エッジ66、又は、誘導ロール及び上部折畳エッジ66をガイドとして下部折畳ボード59と上部折畳ボード60との間に下部折畳エッジ64に沿って入れ込んで後段へ取り出すと、該縁部が上に折り畳まれて流れ方向に対して平行に後縁重畳部16aを形成するように動作する。
折り板58bは、折り板58aと同様の構成である。複数台の折り板58aと折り板58bとを、図6及び図7に示すように左右対称に、図8に示すように互いの折り板58a,58bによって形成される後縁重畳部16a,前縁重畳部17bが夫々遠ざかる向きにずらした状態で相対するようにシャフト67a,67bを介して配置し固定する。互いの折り板58a,58bのずらし巾は、後段の工程によって形成される相の手組部15の巾、例えば図8に示すように、スリッタ間巾の二分の一とする。このように配置された複数台の折り板58aと折り板58bとによって流れ方向に対して平行に後縁重畳部16a,前縁重畳部17bを形成する上記第1の折り手段及び上記第2の折り手段を構成する。
ここで、図11乃至図13を参照して、折り板58a,58bとスリッタ53a,53bとの位置関係について説明する。上述の通り、複数台のスリッタ53aは、流れ方向(腰折方向)に対して垂直方向に折り板58aと同じ巾で等間隔に配置されているため、折り板58aとの位置関係として次の3つのケースがある。
一つ目は、図11に示すように、折り板58aと、隣り合う一組のスリッタ53aとが同列に位置するケースである(以下、実施例Aとする。)。二つ目は、図12に示すように、折り板58aに対して、スリッタ53aがA方向(図12参照)にずれたところに位置するケースである(以下、実施例Bとする。)。三つ目は、図13に示すように、折り板58aに対して、スリッタ53aがB方向(図13参照)にずれたところに位置するケースである(以下、実施例Cとする。)。
実施例Aの場合、図11に示すように、複数台のスリッタ53aを介して流れ方向に切断された紙Aが流れ方向(腰折方向)に対して垂直方向にずれることなく折り板58aに供給される。そして、上述の通り、上部折畳エッジ66は、下部折畳ボード59において流れ方向に対して垂直方向にスリッタ間巾の四分の一の巾のところに位置している。このため、該紙Aにおいて上部折畳エッジ66に接する部分を折り目としてスリッタ間巾の四分の一の巾を有す後縁重畳部16aが形成される。一方、後段へ取り出される紙Aの巾はスリッタ間巾の四分の三の巾となる。
実施例Bの場合、図12に示すように、複数台のスリッタ53aを介して流れ方向に切断された紙AがA方向にずれた状態で折り板58aに供給される。このため、実施例Aの場合と比べて、折り返し巾は広くなり、後縁重畳部16aの巾も広くなる。一方、後段へ取り出される紙Aの巾は実施例Aの場合よりも狭くなる。例えば、スリッタ間巾の1/12の巾だけスリッタ53aをA方向にずらすとスリッタ間巾の三分の一の巾を有する後縁重畳部16aが形成され、後段へ取り出される紙Aの巾はスリッタ間巾の三分の二の巾となる。
実施例Cの場合、図13に示すように、複数台のスリッタ53aを介して流れ方向に切断された紙AがB方向にずれた状態で折り板58aに供給される。このため、実施例Aの場合と比べて、折り返し巾は狭くなり、後縁重畳部16aの巾も狭くなる。一方、後段へ取り出される紙Aの巾は実施例Aの場合よりも広くなる。例えば、スリッタ間巾の1/12の巾だけスリッタ53aをB方向にずらすとスリッタ間巾の六分の一の巾を有する後縁重畳部16aが形成され、後段へ取り出される紙Aの巾はスリッタ間巾の六分の五の巾となる。
折り板58b及びスリッタ53bは、図8に示すように折り板58a及びスリッタ53aと相対する関係にあるので、折り板58bとスリッタ53bとの位置関係も、折り板58aとスリッタ53aとの位置関係と同様に3つのケースがある。3つのケースについての実施例は、折り板58bに対して、スリッタ53bをずらす向きを逆にすると上述した実施例A乃至Cと同様になる。夫々の上記3つのケースは、スリッタ53a,53bに対して、折り板58a,58bを移動させることによっても実現できる。
次に、折り板58aから後段へ取り出される紙Aと折り板58bから後段へ取り出される紙Bとのオーバーラップ巾(後段の工程によって形成される相の手組部15の巾に相当)について説明する。このオーバーラップ巾は、スリッタ53aとスリッタ53bとの位置関係によって決まる。例えば図8に示すように、互いのスリッタ53a,53bのずらし巾をスリッタ間巾の二分の一とした場合、上記オーバーラップ巾は、スリッタ間巾の二分の一となる。この場合、図8に示すように(実施例A)、一組のスリッタ53a,一組のスリッタ53bと、折り板58a,折り板58bとを同列に配置すると、オーバーラップ部15aに重ならないようにオーバーラップ部15aの前後にスリッタ間巾の四分の一の巾の後縁重畳部16a,前縁重畳部17bを形成することができる。
また、例えば、オーバーラップ巾がスリッタ間巾の三分の一となるようにスリッタ53aとスリッタ53bとの位置関係を決めた場合、スリッタ53aに対してスリッタ間巾の1/12の巾だけ折り板58aを後方(図8参照)にずらし、スリッタ53bに対してスリッタ間巾の1/12の巾だけ折り板58bを前方(図8参照)にずらすと、オーバーラップ部15aに重ならないようにオーバーラップ部15aの前後にスリッタ間巾の三分の一の巾の後縁重畳部16a,前縁重畳部17bを形成することができる。
このように、折り板58a,58bから後段へ取り出される紙A,Bにおいて、重畳部の巾を決める要素は折り板58a,58bとスリッタ53a,53bとの位置関係であり、折り板58a,58b及び/又はスリッタ53a,53bを移動させることにより後縁重畳部16a,前縁重畳部17bの巾を変更することができる。また、折り板58a,58bから後段へ取り出される紙A,Bにおいて、オーバーラップ部15aの巾を決める要素はスリッタ53aとスリッタ53bとの位置関係であり、スリッタ53a及び/又はスリッタ53bを移動させることによりオーバーラップ部15aの巾を変更することができる。
ここで、上述の多重腰折紙1の形成装置51は、スリッタ53a,53bを備えているが、これを備えていない他の実施例について説明する。上述したスリッタ53a,53bを備えている実施例は、原反52a,52bが夫々広い幅を有しており、スリッタ53a,53bによって流れ方向(腰折方向)に沿って複数列に切断して、同時に複数の多重腰折紙1を生産する形成装置51である。これに対して、原反52a,52b自体が、製品として指定した縦方向巾に加工されている場合には、スリッタ53a,53bを設けなくても、複数の原反52a,52bの配置の仕方によってスリッタ53a,53bを経て複数列に切断された状態と同じ状態を実現できる。
したがって、スリッタ53a,53bを備えていない実施例は、上述のスリッタ53a,53bを備えている実施例の説明において、スリッタ53a,53bを原反52a,52bに、スリッタ間巾を原反巾に置き換えることで説明できる。すなわち、スリッタ53a,53bを備えていない実施例において、上記後縁重畳部16a,前縁重畳部17bの巾を決める要素は折り板58a,58bと原反52a,52bとの位置関係であり、折り板58a,58b及び/又は原反52a,52bを移動させることにより後縁重畳部16a,前縁重畳部17bの巾を変更することができる。また、スリッタ53a,53bを備えていない実施例において、上記オーバーラップ部15aの巾を決める要素は原反52aと原反52bとの位置関係であり、原反52a及び/又は原反52bを移動させることによりオーバーラップ部15aの巾を変更することができる。なお、原反52a,52bは夫々複数個でも単数個でもよい。
次に、上記第1の切断手段(下刃ロール56a,上刃ロール80a)及び上記第2の切断手段(下刃ロール56b,上刃ロール80b)の構成について説明する。第1の切断手段は、図6に示す下刃ロール56a及び上刃ロール80aが、第2ロール71aから後段へ取り出される紙Aを定長に切断して短形紙54を形成する手段であり、第2の切断手段は、この下刃ロール56a及び上刃ロール80aと対称に配された別の下刃ロール56b及び上刃ロール80bが、上記第2ロール71aと対称に配された別の第2ロール71bから後段へ取り出される紙Bを定長に切断して短形紙55を形成する手段である。
上記下刃ロール56a,56bはその周面長を三等分した位置に下刃75a,75bを有し、下刃ロール56aの下刃75aと下刃ロール56bの下刃75bとは回転角において所定角度、例えば60度のずれを有する。図6に示す上刃ロール80a,80bは、下刃ロール56a,56bの夫々と相対回転し、上刃78a,78bが下刃75a,75bの夫々と対置する。
また、下刃ロール56a,56bには上記下刃75a,75bの直前に吸引口76a,76b(図示省略)を設け、切断された短形紙54,55の流れ方向側の縁部を吸着しロールから離反しないようにしている。
ここで、図6に示す形成装置51は、受け渡しロール82a,82bが設けられている。この受け渡しロール82a,82bは、上記下刃ロール56a,56b及び上刃ロール80a,80bから後段へ取り出される短形紙54,55を折り重ねロール84a,84bへ受け渡す役割を果たす。
この受け渡しロール82a,82bは、下刃ロール56a,56b及び折り重ねロール84a,84bの夫々と相対回転する。受け渡しロール82a,82bには吸引口83a,83b(図示省略)が設けられ、この吸引口83a,83bにより下刃ロール56a,56b上の短形紙54,55と対峙するタイミングで短形紙54,55が吸着されると共に、下刃ロール56a,56bの吸引口76a,76bの吸着が解除されることにより、短形紙54,55が下刃ロール56a,56bから受け渡しロール82a,82bへと受け渡される。
そして、折り重ねロール84a,84bの吸引口85a,85bが受け渡しロール82a,82b上の短形紙54,55と対峙するタイミングで短形紙54,55が吸着されると共に、受け渡しロール82a,82bの吸引口83a,83bが吸着を解除することにより、短形紙54,55が受け渡しロール82a,82bから折り重ねロール84a,84bへと受け渡される。
図7は、この受け渡しロール82a,82bを有していない形成装置51の他の実施例を示している。この実施例において、下刃付折り重ねロール87a,87bは、上述の受け渡しロール82a,82bを有する実施例における下刃ロール56a,56bの機能と折り重ねロール84a,84bの機能とを併せ持っている。
この受け渡しロール82a,82bを有していない実施例は、上述の受け渡しロール82a,82bを有する実施例と同様に、図7に示す下刃付折り重ねロール87a,87b及び上刃ロール80aによって、第2ロール71aから後段へ取り出される紙Aを定長に切断して短形紙54を形成する第1の切断手段を構成し、この下刃ロール56a及び上刃ロール80aと対称に配された別の下刃付折り重ねロール87a,87b及び上刃ロール80bによって、上記第2ロール71aと対称に配された別の第2ロール71bから後段へ取り出される紙Bを定長に切断して短形紙55を形成する第2の切断手段を構成する。
次に、図6及び図7を参照して、上記短形紙54と上記短形紙55とに夫々腰折りを施して右向き腰折紙11と左向き腰折紙12とを形成し、上記各右向き腰折紙11(又は左向き腰折紙12)の下部折片11a(又は下部折片12a)と、上記各左向き腰折紙12(又は上記右向き腰折紙11)の上部折片12b(又は上部折片11b)とを相の手に組む手段(折り重ねロール84a,84b又は下刃付折り重ねロール87a,87b)の構成について説明する。
上記受け渡しロール82a,82b又は上記第2ロール71a,71bの各々と相対回転する折り重ねロール84a,84b又は下刃付折り重ねロール87a,87bを対峙して相対回転するように配することによって、短形紙54,55を腰折りする手段と、上記右向き腰折紙11の下部折片11aを左向き腰折紙12の上部折片12bと相の手に組み、左向き腰折紙12の下部折片12aを右向き腰折紙11の上部折片11bと相の手に組む手段とを構成する。
図6に示す受け渡しロール82a,82bを有する実施例において、上記折り重ねロール84a及び折り重ねロール84bは互いに等径で、かつ、受け渡しロール82a,82bと等径であり、各折り重ねロール84a,84bの周面長を三等分する位置に紙銜え爪88a,88bを配置している。この紙銜え爪88a,88bは吸引口に置き換えることができる。折り重ねロール84aの紙銜え爪88aと折り重ねロール84bの紙銜え爪88bとは所定回転角度、例えば60度位相をずらして配置する。また、折り重ねロール84a,84bにはその周面長を三等分する位置に押込み爪89a,89bを配置する。
図7に示す受け渡しロール82a,82bを有していない実施例において、上記下刃付折り重ねロール87a及び下刃付折り重ねロール87bは互いに等径であり、各下刃付折り重ねロール87a,87bの周面長を三等分する位置に紙銜え爪88a,88bを配置している。この紙銜え爪88a,88bは吸引口に置き換えることができる。下刃付折り重ねロール87aの紙銜え爪88aと下刃付折り重ねロール87bの紙銜え爪88bとは所定回転角度、例えば60度位相をずらして配置する。また、下刃付折り重ねロール87a,87bにはその周面長を三等分する位置に押込み爪89a,89bを配置する。
この押込み爪89a,89bは隣接する紙銜え爪88a,88bの中間、即ち紙銜え爪88a,88bと60度位相をずらして配置する。また、上記紙銜え爪88a,88bと押込み爪89a,89bの中間には吸引口90a,90b(図示省略)を設ける。
而して、図6に示す受け渡しロール82a,82bを有する実施例において、図14に示すように、下刃ロール56a及び上刃ロール80a間と、下刃ロール56b及び上刃ロール80b間とにおいて形成された短形紙54,55は、その流れ方向側の縁部が下刃ロール56a,折り重ねロール84aと下刃ロール56b,折り重ねロール84bとの対向部において、折り重ねロール84a,84bの吸引口90a,90bにより吸着されると共に、受け渡しロール82a,82bの吸引口83a,83bによる吸着が解除されることで、折り重ねロール84a,84bの周面に転送され、折り重ねロール84a,84b間に導入される。この時、短形紙54,55は、その流れ方向とは反対側の縁部が、隣接する別の吸引口90a,90b(図示省略)によって吸着され、折り重ねロール84a,84bの周面からの離反が防止される。
また、図7に示す受け渡しロール82a,82bを有しない実施例において、下刃付折り重ねロール87a及び上刃ロール80a間と、下刃付折り重ねロール87b及び上刃ロール80b間とにおいて形成された短形紙54,55は、その流れ方向側の縁部が下刃付折り重ねロール87aと下刃付折り重ねロール87bとの対向部において、下刃付折り重ねロール87a,87bの吸引口90a,90b(図示省略)により吸着されることで、下刃付折り重ねロール87a,87bの周面に転送され、下刃付折り重ねロール87a,87b間に導入される。この時、短形紙54,55は、その流れ方向とは反対側の縁部が、隣接する別の吸引口90a,90bによって吸着され、下刃付折り重ねロール87a,87bの周面からの離反が防止される。
次で、図15に示すように、折り重ねロール84a,84b間又は下刃付折り重ねロール87a,87b間に導入された短形紙54,55は、両ロールの対向部間において、上記腰折線S1(例えば図1参照)が一方のロールの押込み爪89a,89bにより他方のロールの紙銜え爪88a,88b内へ押し込まれて腰折りが施され、右向き腰折紙11と左向き腰折紙12とを形成する。
図15を参照して詳述すると、折り重ねロール84a,84b又は下刃付折り重ねロール87a,87bの対向部間に短形紙54と短形紙55とを導入した時に、この短形紙55の下半部(又は短形紙54の下半部)を先行する短形紙54の上半部(又は短形紙55の上半部)の遊離端部に重ね、短形紙55(又は短形紙54)の腰折線S1を紙銜え爪88b(又は紙銜え爪88a)へ押込んで腰折りを行なうと共に、短形紙55の下半部(又は短形紙54の下半部)と短形紙54の上半部(又は短形紙55の上半部)とを相の手に重ね組みし、この相の手組み状態を保持しつつ腰折線S1を紙銜え爪88b(又は紙銜え爪88a)で銜え込んだまま折り重ねロール84a,84b又は下刃付折り重ねロール87a,87bの下死点へと移送する。
折り重ねロール84a,84b又は下刃付折り重ねロール87a,87bの下死点付近に上記相の手組部15が交互に持ち来たされた時、紙銜え爪88a,88bによる吸着を解除しつつ、第1,第2折畳みレバー91,92が上記相の手組部15に交互に作用して下方へと畳み込む相の手に組み、これらの繰り返しによって上記多重腰折紙1が形成される。
(2)形成装置51の動作
続いて、多重腰折紙1の形成装置51の動作の概略について説明する。この形成装置51は、第1のスリット手段により紙Aの第1原反(原反52a(図示省略))から第1スリッタ(スリッタ53a)を介してスリットするステップと、第1の折り手段(折り板58a)により上記スリットされた紙Aの後縁部(又は前縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して後縁重畳部16aを形成するステップと、第2のスリット手段により紙Bの第2原反(原反52b(図示省略))から第2スリッタ(スリッタ53b)を介してスリットするステップと、第2の折り手段(折り板58b)により上記スリットされた紙Bの前縁部(又は後縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して前縁重畳部17bを形成するステップと、第1の切断手段(下刃ロール56a又は下刃付折り重ねロール87a,上刃ロール80a)により第1の折り手段により後縁重畳部16aが形成された紙Aを第1短形紙(短形紙54)に切断するステップと、第2の切断手段(下刃ロール56b又は下刃付折り重ねロール87b,上刃ロール80b)により第2の折り手段により前縁重畳部17bが形成された紙Bを第2短形紙(短形紙55)に切断するステップと、上記短形紙54と上記短形紙55とに夫々腰折りを施して右向き腰折紙11と左向き腰折紙12とを形成するステップと、上記各右向き腰折紙11(又は左向き腰折紙12)の下部折片11a(又は下部折片12a)と、上記各左向き腰折紙12(又は上記右向き腰折紙11)の上部折片12b(又は上部折片11b)とを相の手に組む(折り重ねロール84a,84b又は下刃付折り重ねロール87a,87b)ステップとをこの順に実行する。なお、第1,第2原反の巾が製品巾である場合はスリットするステップは不要である。
形成装置51は、上記ステップを実行するにあたって、上記第1の折り手段及び上記第1のスリット手段の位置と、上記第2の折り手段及び上記第2のスリット手段の位置とは腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部16aと上記前縁重畳部17bとが遠ざかる向きにずらして配置する。なお、スリットするステップが不要な場合、上記第1の折り手段及び上記第1原反の位置と、上記第2の折り手段及び上記第2原反の位置とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部16aと上記前縁重畳部17bとが遠ざかる向きにずらして配置する。
形成装置51の動作の上記各ステップについての詳細は、上記ステップの順に説明した各手段の構成の説明と重複するため、ここでの説明を省略する。
(3)形成装置51の作用
形成装置51によれば、上記第1の折り手段(折り板58a)及び上記第1原反(原反52a)の位置と上記第2の折り手段(折り板58b)及び上記第2原反(原反52b)の位置とを、或いは、上記第1の折り手段(折り板58a)及び上記第1のスリット手段(スリッタ53a)の位置と上記第2の折り手段(折り板58b)及び上記第2のスリット手段(スリッタ53b)の位置とを、腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部16aと上記前縁重畳部17bとが遠ざかる向きにずらしているため、上記各右向き腰折紙11と上記各左向き腰折紙12とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部16と上記前縁重畳部17とが遠ざかる向きにずらした構成の多重腰折紙1を量産することができる。この結果、この形成装置51によって形成される多重腰折紙1は、上記相の手組部15の面積を縮小できる。例えば、図16に示す折構造を腰折方向に適用し腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾を二分の一とした場合、上記相の手組部15の面積は各腰折紙11,12の面積の四分の一の面積に縮小できる。また、例えば、図17に示す折構造を腰折方向に適用し腰折方向に対して垂直方向へのずらし巾を二分の一とした場合、上記相の手組部15の面積は各腰折紙11,12の面積の六分の一の面積に縮小できる。
また、この形成装置51によって形成される多重腰折紙1は、上記各右向き腰折紙11と上記各左向き腰折紙12とを腰折方向に対して垂直方向にずらした構成となるため、腰折方向の引張力に対して、最上位の腰折紙11,12の下部折片11a,12aと下位腰折紙11,12の上部折片11b,12bとの関係では、上記相の手組部15でのみ摩擦力が作用し、上記前縁重畳部17又は上記後縁重畳部17では摩擦力が作用しない。
このため、この形成装置51によって形成される多重腰折紙1は、最上位の腰折紙11,12の上部折片11b,12bを摘出すると、最上位の腰折紙11,12の上記前縁重畳部17又は上記後縁重畳部17の下部折片11a,12aが順に取り出され、続いて、摩擦力が最も大きくなる対角線方向に上記相の手組部15の下部折片11a,12aが徐々に取り出され、最後に、上記相の手組部15を形成する最上位の腰折紙の下部折片11a,12aの、摩擦力が最も大きくなる対角線方向のコーナー18が取り出されるように引張力が作用する。この結果、この形成装置51によって形成される多重腰折紙1は、下位腰折紙11,12の上部折片11b,12bのコーナー18が容器の取出口から誘出される。
さらに、この形成装置51によって形成される多重腰折紙1は、上記各右向き腰折紙11と上記各左向き腰折紙12とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部16と上記前縁重畳部17とが遠ざかる向きにずらした構成となるため、上記相の手組部15が多重腰折紙1の中心部に形成される。このため、容器13の上面部中心に設けられた取出口13aから誘出される下位腰折紙11,12の上部折片11b,12bのコーナー18が取出口13aの近傍にくるようにできる。
上記のように、この形成装置51によって形成される多重腰折紙1は、上記相の手組部15の面積を従来よりも縮小できることに加えて、下位腰折紙11,12の上部折片11a,12bのコーナー18が取出口13aから誘出されるため、多重腰折紙1における各腰折紙11,12の上部折片11b,12bの誘出長を従来よりも効果的に短縮することができる。
また、この形成装置51によって形成される多重腰折紙1は、多重腰折紙1における各腰折紙11,12の上部折片11b,12bの誘出長を従来よりも効果的に短縮できることに加えて、下位腰折紙11,12の上部折片11b,12bのコーナー18が容器13の上面部中心に設けられた取出口13aの近傍にくるため、収納されている最上位の腰折紙11,12の上部折片11b,12bを取出口13aから容易に摘出でき、摘出された状態にある上記上部折片11b,12bを容器13内に収納し易くできる。
また、この形成装置51は、上記前縁重畳部17及び上記後縁重畳部17の折巾を調節することができるため、多重腰折紙1の局部を嵩高にすることなく上記各右向き腰折紙11と上記各左向き腰折紙12とのずらし巾を変更することができる。
したがって、実用上、腰折紙11,12の材質や薬液等の種類・量に応じて上記相の手組部15の寸法を大きく変更することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、前縁重畳部17及び後縁重畳部17における折向きは上向き又は下向きの何れでもよい。
本発明によって生産される第1実施例に係る多重腰折紙の折構造の説明に供する図である。 本発明によって生産される多重腰折紙の第1実施例であり、各腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略平面断面図である。 本発明によって生産される多重腰折紙の第1実施例であり、各腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略正面断面図である。 本発明によって生産される多重腰折紙の第1実施例であり、各腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略側面断面図である。 本発明によって生産される多重腰折紙の第1実施例における各腰折紙の展開図を示す平面図である。 本発明によって生産される多重腰折紙の第2実施例における各腰折紙の展開図を示す平面図である。 本発明によって生産される多重腰折紙の第3実施例における各腰折紙の展開図を示す平面図である。 本発明の一実施形態を示す多重腰折紙形成装置の主要部の側面図である。 本発明に係る多重腰折紙形成装置の他の実施例であり、同装置の主要部の側面図である。 本発明の一実施形態を示す多重腰折紙形成装置おいて、各折り板の位置関係を示す図である。 本発明に係る多重腰折紙形成装置の折り板の一実施形態を示す図である。 本発明に係る多重腰折紙形成装置の折り板の他の実施形態を示す側面図である。 折り板とスリッタとの位置関係を示す図であって、実施例Aの説明に供する図である。 折り板とスリッタとの位置関係を示す図であって、実施例Bの説明に供する図である。 折り板とスリッタとの位置関係を示す図であって、実施例Cの説明に供する図である。 本発明の一実施形態を示す多重腰折紙形成装置の主要部の側面図であって、多重腰折紙形成装置の動作の説明に供する図である。 本発明の一実施形態を示す多重腰折紙形成装置の図14に続く動作の説明に供する図である。 第1従来例であり、多重腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略断面図である。 第2従来例であり、多重腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略断面図である。 第3従来例であり、多重腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略断面図である。 第3従来例であり、この例における多重腰折紙の局部嵩高状態を示す側面図である。 第4従来例であり、多重腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略断面図である。 第4従来例であり、この例における多重腰折紙の局部嵩高状態を示す側面図である。 第5従来例であり、多重腰折紙を容器内に収容した状態を以て示す概略断面図である。 第6従来例であり、多重腰折ウェットティシューを容器内に収容した状態を以て示す概略断面図である。
符号の説明
1 多重腰折紙、11 右向き腰折紙、11a 下部折片、11b 下部折片、11c 後縁部、11d 前縁部、11e 組部下部折片、11f 組部上部折片、12 左向き腰折紙、12a 下部折片、12a 上部折片、12b 上部折片、12c 後縁部、12d 前縁部、12e 組部下部折片、12f 組部上部折片、13 容器、13a 取出口、15 相の手組部、15a オーバーラップ部、16 後縁重畳部、16a 後縁重畳部、17 前縁重畳部、17b 前縁重畳部、18 コーナー、51 形成装置、52a 原反、52b 原反、53a スリッタ、53b スリッタ、54 短形紙、55 短形紙、56a 下刃ロール、56b 下刃ロール、58a 折り板、58b 折り板、59 下部折畳ボード、59a 傾斜部、60 上部折畳ボード、62 下部折畳ボード可動機構、63 上部折畳ボード可動機構、64 下部折畳エッジ、65 下部折畳エッジ、66 上部折畳エッジ、67a シャフト、67b シャフト、68 誘導ロール、70a 第1ロール、70b 第1ロール、71a 第2ロール、71b 第2ロール、75a 下刃、75b 下刃、76a 吸引口、76b 吸引口、78a 上刃、78b 上刃、80a 上刃ロール、80b 上刃ロール、82a 受け渡しロール、82b 受け渡しロール、83a 吸引口、83b 吸引口、84a 折り重ねロール、84b 折り重ねロール、85a 吸引口、85b 吸引口、87a 下刃付折り重ねロール、87a 下刃付折り重ねロール、88a 紙銜え爪、88b 紙銜え爪、89a 押込み爪、89b 押込み爪、91 レバー、92 レバー

Claims (2)

  1. 第1紙の第1原反から第1短形紙に切断する第1の切断手段と、第2紙の第2原反から第2短形紙に切断する第2の切断手段と、対峙して相対回転するように配した折り重ねロールに上記第1短形紙と上記第2短形紙とを上記折り重ねロールの流れ方向にずらして重ね合わせて導入し、上記折り重ねロールの流れ方向に上記第1短形紙と上記第2短形紙とに夫々腰折りを施して右向き腰折紙と左向き腰折紙とを形成し、上記各右向き腰折紙(又は左向き腰折紙)の下部折片の内面に上記各左向き腰折紙(又は上記右向き腰折紙)の上部折片の内面が重なる状態に相の手に組む手段とを備えた多重腰折紙の形成装置において、
    上記第1原反の後段であって上記第1の切断手段の前段に位置し、上記第1紙の後縁部(又は前縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して後縁重畳部(又は前縁重畳部)を形成する第1の折り手段と、
    上記第2原反の後段であって上記第2の切断手段の前段に位置し、上記第2紙の前縁部(又は後縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して前縁重畳部(又は後縁重畳部)を形成する第2の折り手段とを備え、
    上記第1の折り手段及び上記第1原反の位置と、上記第2の折り手段及び上記第2原反の位置とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部と上記前縁重畳部とが遠ざかる向きにずらした構成とすることを特徴とする連続取り出しに供する多重腰折紙の形成装置。
  2. 第1紙の第1原反から第1スリッタを介してスリットする第1のスリット手段と、第2紙の第2原反から第2スリッタを介してスリットする第2のスリット手段と、上記第1のスリット手段によりスリットされた第1紙を第1短形紙に切断する第1の切断手段と、上記第2のスリット手段によりスリットされた第2紙を第2短形紙に切断する第2の切断手段と、対峙して相対回転するように配した折り重ねロールに上記第1短形紙と上記第2短形紙とを上記折り重ねロールの流れ方向にずらして重ね合わせて導入し、上記折り重ねロールの流れ方向に上記第1短形紙と上記第2短形紙とに夫々腰折りを施して右向き腰折紙と左向き腰折紙とを形成し、上記各右向き腰折紙(又は左向き腰折紙)の下部折片の内面に上記各左向き腰折紙(又は上記右向き腰折紙)の上部折片の内面が重なる状態に相の手に組む手段とを備えた多重腰折紙の形成装置において、
    上記第1のスリット手段の後段であって上記第1の切断手段の前段に位置し、上記第1紙の後縁部(又は前縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して後縁重畳部(又は前縁重畳部)を形成する第1の折り手段と、
    上記第2のスリット手段の後段であって上記第2の切断手段の前段に位置し、上記第2紙の前縁部(又は後縁部)を腰折方向に対して垂直方向に折り返して前縁重畳部(又は後縁重畳部)を形成する第2の折り手段とを備え、
    上記第1の折り手段及び上記第1のスリット手段の位置と、上記第2の折り手段及び上記第2のスリット手段の位置とを腰折方向に対して垂直方向の上記後縁重畳部と上記前縁重畳部とが遠ざかる向きにずらした構成とすることを特徴とする連続取り出しに供する多重腰折紙の形成装置。
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