JP2000351007A - 熱間継目無管製造用マンドレルバー - Google Patents
熱間継目無管製造用マンドレルバーInfo
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- JP2000351007A JP2000351007A JP16751199A JP16751199A JP2000351007A JP 2000351007 A JP2000351007 A JP 2000351007A JP 16751199 A JP16751199 A JP 16751199A JP 16751199 A JP16751199 A JP 16751199A JP 2000351007 A JP2000351007 A JP 2000351007A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- mandrel bar
- axial direction
- mandrel
- undulation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】長寿命で、しかもバー毎の寿命に大きなばらつ
きがない安価な熱間継目無管製造用のマンドレルバーを
提供する。 【解決手段】軸長方向の表面うねり形状を、うねりの凹
凸深さを△h(mm)、凹凸ピッチを△p(mm)としたと
き、式「△h≦0.0001×△p+0.1」を満たす形状にす
る。
きがない安価な熱間継目無管製造用のマンドレルバーを
提供する。 【解決手段】軸長方向の表面うねり形状を、うねりの凹
凸深さを△h(mm)、凹凸ピッチを△p(mm)としたと
き、式「△h≦0.0001×△p+0.1」を満たす形状にす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間継目無管を製
造する際のマンドレルミルで使用されるマンドレルバー
に関する。
造する際のマンドレルミルで使用されるマンドレルバー
に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間継目無管の製造工程の一つにマンド
レルミル圧延がある。マンドレルミル圧延は、素管の内
面をマンドレルバーによって拘束する一方、多スタンド
の孔型ロールによって素管の外面を拘束しながら軸方向
に送りを与える縮径減肉圧延である。この際、マンドレ
ルバーには、固体潤滑剤を主成分とする潤滑被膜を予め
形成させておくのが普通である。しかし、マンドレルバ
ーと素管の内面とは、厳しいすべり摩擦状態になるの
で、完全な潤滑状態を実現するのは容易でない。このた
め、マンドレルバーは、繰り返し使用するうちに焼付き
が生じて表面が損傷し、使用不能になる。
レルミル圧延がある。マンドレルミル圧延は、素管の内
面をマンドレルバーによって拘束する一方、多スタンド
の孔型ロールによって素管の外面を拘束しながら軸方向
に送りを与える縮径減肉圧延である。この際、マンドレ
ルバーには、固体潤滑剤を主成分とする潤滑被膜を予め
形成させておくのが普通である。しかし、マンドレルバ
ーと素管の内面とは、厳しいすべり摩擦状態になるの
で、完全な潤滑状態を実現するのは容易でない。このた
め、マンドレルバーは、繰り返し使用するうちに焼付き
が生じて表面が損傷し、使用不能になる。
【0003】上記のような状況下で使用される従来のマ
ンドレルバーには、次のようなものがある。母材がJ
IS G 4404に規定されるSKD6やSKD61
等の熱間加工用工具鋼、またはこれらの相当鋼で、表面
研磨後に焼入れ焼戻し処理を施すことにより、硬度調整
を行うと同時に、スケール被膜を形成させたもの、耐
摩耗性を高めるために硬質Crメッキ皮膜を形成させた
もの、Crメッキ皮膜をはじめとする多種多層の皮膜
を形成させたもの(特開平8−71619号公報)、
軸長方向の表面粗さをJIS B 0601に規定され
る中心線平均粗さRaで4〜12μmとしたもの(特開
平4−284905号公報、同8−71618号公報)
などである。
ンドレルバーには、次のようなものがある。母材がJ
IS G 4404に規定されるSKD6やSKD61
等の熱間加工用工具鋼、またはこれらの相当鋼で、表面
研磨後に焼入れ焼戻し処理を施すことにより、硬度調整
を行うと同時に、スケール被膜を形成させたもの、耐
摩耗性を高めるために硬質Crメッキ皮膜を形成させた
もの、Crメッキ皮膜をはじめとする多種多層の皮膜
を形成させたもの(特開平8−71619号公報)、
軸長方向の表面粗さをJIS B 0601に規定され
る中心線平均粗さRaで4〜12μmとしたもの(特開
平4−284905号公報、同8−71618号公報)
などである。
【0004】しかし、近年、13Cr鋼等の高合金鋼管
の需要が高まるに従い、種々の問題が生じてきた。すな
わち、13Cr鋼等の高合金鋼は、変形抵抗が高く、し
かも素管自体の内面に潤滑作用のある酸化スケールが形
成されにくい。このため、マンドレルバーの表面に潤滑
剤を塗布しているにもかかわらず潤滑不十分となり、素
管の内面とマンドレルバー表面との間で焼付きが生じや
すい。
の需要が高まるに従い、種々の問題が生じてきた。すな
わち、13Cr鋼等の高合金鋼は、変形抵抗が高く、し
かも素管自体の内面に潤滑作用のある酸化スケールが形
成されにくい。このため、マンドレルバーの表面に潤滑
剤を塗布しているにもかかわらず潤滑不十分となり、素
管の内面とマンドレルバー表面との間で焼付きが生じや
すい。
【0005】そして、上記従来のマンドレルバーのう
ち、とでは、焼付きが生じて圧延後の管内面に軸方
向の筋状疵が多発し、これを製品にする場合に多大な手
入れ工数と費用がかかるという問題があった。また、マ
ンドレルバーの表面にも軸長方向に筋状疵が生じ、これ
が著しい場合には数十本の圧延にしか使用できず、工具
原単位が高くなるという問題もあった。
ち、とでは、焼付きが生じて圧延後の管内面に軸方
向の筋状疵が多発し、これを製品にする場合に多大な手
入れ工数と費用がかかるという問題があった。また、マ
ンドレルバーの表面にも軸長方向に筋状疵が生じ、これ
が著しい場合には数十本の圧延にしか使用できず、工具
原単位が高くなるという問題もあった。
【0006】なお、とのマンドレルバーは、発明者
らが行った実験結果によれば、13Cr鋼等の高合金鋼
の圧延に用いた場合、確かに有効であった。しかし、
のマンドレルバーは、多種多層の皮膜を形成させるの
で、その製造コストや整備コストが極めて高いという欠
点を有している。また、のマンドレルバーは、その寿
命がバー毎に大きくばらつくという欠点を有していた。
らが行った実験結果によれば、13Cr鋼等の高合金鋼
の圧延に用いた場合、確かに有効であった。しかし、
のマンドレルバーは、多種多層の皮膜を形成させるの
で、その製造コストや整備コストが極めて高いという欠
点を有している。また、のマンドレルバーは、その寿
命がバー毎に大きくばらつくという欠点を有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、13
Cr鋼等の高合金鋼の圧延に用いた際、長寿命で、しか
もバー毎の寿命に大きなばらつきがない安価な熱間継目
無管製造用のマンドレルバーを提供することにある。
Cr鋼等の高合金鋼の圧延に用いた際、長寿命で、しか
もバー毎の寿命に大きなばらつきがない安価な熱間継目
無管製造用のマンドレルバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、下記の
熱間継目無管製造用マンドレルバーにある。
熱間継目無管製造用マンドレルバーにある。
【0009】軸長方向の表面うねり形状が、うねりの凹
凸深さを△h(mm)、凹凸ピッチを△p(mm)とし
たとき、下式を満たす熱間継目無管製造用マンドレルバ
ー。
凸深さを△h(mm)、凹凸ピッチを△p(mm)とし
たとき、下式を満たす熱間継目無管製造用マンドレルバ
ー。
【0010】△h≦0.0001×△p+0.1 上記本発明のマンドレルバーは、軸長方向の表面粗さR
aが、0.1μm以上、4μm未満であることが好まし
く、この場合にはより長寿命である。
aが、0.1μm以上、4μm未満であることが好まし
く、この場合にはより長寿命である。
【0011】上記の本発明は、次の知見に基づいて完成
させた。すなわち、本発明者らは、使用前のバー表面
と、使用により表面に焼付きが発生したバー表面とを詳
細に観察し、これを比較対比した結果、次のことが判明
した。
させた。すなわち、本発明者らは、使用前のバー表面
と、使用により表面に焼付きが発生したバー表面とを詳
細に観察し、これを比較対比した結果、次のことが判明
した。
【0012】(a) 未使用の新作バー表面には、螺旋状の
凹凸部が存在しており、その軸長方向の表面形状はうね
り形状である。
凹凸部が存在しており、その軸長方向の表面形状はうね
り形状である。
【0013】(b) 使用により発生したバー表面の焼付き
は、一見無秩序な位置に発生したように見えるが、その
発生起点は螺旋状に連なっている。
は、一見無秩序な位置に発生したように見えるが、その
発生起点は螺旋状に連なっている。
【0014】(c) 上記の発生起点は凸状になっており、
その連なりは螺旋状に連なっていてその螺旋ピッチが新
作バー表面の螺旋状凹凸うねりのうちの凸部の螺旋ピッ
チと一致している。
その連なりは螺旋状に連なっていてその螺旋ピッチが新
作バー表面の螺旋状凹凸うねりのうちの凸部の螺旋ピッ
チと一致している。
【0015】(d) そして、焼付きは、新作バーの表面う
ねりの凹凸ピッチが同じの場合は凹凸深さが大きな凸
部、凹凸深さが同じの場合は凹凸ピッチが小さな凸部に
限って発生している。
ねりの凹凸ピッチが同じの場合は凹凸深さが大きな凸
部、凹凸深さが同じの場合は凹凸ピッチが小さな凸部に
限って発生している。
【0016】(e) 上記(d) の現象は、その表面にCrメ
ッキ皮膜やスケール皮膜を形成させたバーの場合でも同
じである。
ッキ皮膜やスケール皮膜を形成させたバーの場合でも同
じである。
【0017】つまり、上記従来ののマンドレルバーの
ように、その軸長方向の表面粗さRaを規定しただけで
はバー毎の寿命ばらつきはなくならず、軸長方向の表面
うねり形状を適切な形状にする必要のあることが判明し
た。
ように、その軸長方向の表面粗さRaを規定しただけで
はバー毎の寿命ばらつきはなくならず、軸長方向の表面
うねり形状を適切な形状にする必要のあることが判明し
た。
【0018】そこで、数多くの製造実験を行い、使用前
のマンドレルバー表面の螺旋状凹凸部寸法、すなわち表
面うねりの程度と焼付き発生との関係を詳細に調べた。
その結果、バー軸長方向の表面うねり形状が、上記の式
を満たす形状であれば、焼付き発生が可及的に抑制さ
れ、長寿命で、しかもバー毎の寿命がほぼ同じになるこ
とを知見した。
のマンドレルバー表面の螺旋状凹凸部寸法、すなわち表
面うねりの程度と焼付き発生との関係を詳細に調べた。
その結果、バー軸長方向の表面うねり形状が、上記の式
を満たす形状であれば、焼付き発生が可及的に抑制さ
れ、長寿命で、しかもバー毎の寿命がほぼ同じになるこ
とを知見した。
【0019】なお、未使用の新作バー表面に螺旋状の凹
凸部が形成され、その軸長方向の表面形状がうねり形状
になるのは、次の理由による。バー素材は、一般に、外
径が100〜450mm、長さが15〜30mと大径長
尺である。このため、熱処理時に円周方向と長手方向に
偏熱が生じ、極端な場合には数十mmにおよぶ曲がりを
生じる。この曲がりが生じたバー素材をそのままマンド
レルバーに加工処理して使用すると、圧延後の管に曲が
りが生じたり、マンドレルバー自体の搬送トラブルが発
生し、製品品質や製管能率の点で大きな問題となる。
凸部が形成され、その軸長方向の表面形状がうねり形状
になるのは、次の理由による。バー素材は、一般に、外
径が100〜450mm、長さが15〜30mと大径長
尺である。このため、熱処理時に円周方向と長手方向に
偏熱が生じ、極端な場合には数十mmにおよぶ曲がりを
生じる。この曲がりが生じたバー素材をそのままマンド
レルバーに加工処理して使用すると、圧延後の管に曲が
りが生じたり、マンドレルバー自体の搬送トラブルが発
生し、製品品質や製管能率の点で大きな問題となる。
【0020】したがって、熱処理されたバー素材は、軸
長方向のプロフィルが、一方は凸、他方は凹の左右一対
のロール、または両方とも凹の左右一対のロールをパス
ラインに対して傾斜配置した曲がり矯正機(ロータリー
ストレートナー)に通し、その曲がりが矯正される。そ
の際、バー素材は回転しながら軸長方向に移動する。こ
のため、バー素材表面上のロールとの接触点の軌跡は螺
旋状になり、バー素材に大きな曲がりがあると、バー素
材がロール上の特定の点に強く押さえつけられる。その
結果、バー素材の表面には螺旋状の凹凸部が形成され、
その軸長方向の表面形状がうねり形状になるのである。
長方向のプロフィルが、一方は凸、他方は凹の左右一対
のロール、または両方とも凹の左右一対のロールをパス
ラインに対して傾斜配置した曲がり矯正機(ロータリー
ストレートナー)に通し、その曲がりが矯正される。そ
の際、バー素材は回転しながら軸長方向に移動する。こ
のため、バー素材表面上のロールとの接触点の軌跡は螺
旋状になり、バー素材に大きな曲がりがあると、バー素
材がロール上の特定の点に強く押さえつけられる。その
結果、バー素材の表面には螺旋状の凹凸部が形成され、
その軸長方向の表面形状がうねり形状になるのである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
のマンドレルバーについて説明する。
のマンドレルバーについて説明する。
【0022】図1は、バー軸長方向の表面うねり形状を
示す模式的拡大縦断面図で、その表面は凸部1と凹部2
が交互に連続するうねり面である。
示す模式的拡大縦断面図で、その表面は凸部1と凹部2
が交互に連続するうねり面である。
【0023】本発明のマンドレルバーは、相隣り合う凸
部1、1の頂点間隔を凹凸ピッチ△p(mm)、当該凸
部1、1の頂点間を結ぶ高さと凹部2の底点との高さの
差を凹凸深さ△h(mm)としたとき、少なくとも実際
の圧延に供される領域の軸長方向の表面うねり形状が、
式「△h≦0.0001×△p+0.1」を満たす形状
でなければならない。このことは、後述する実施例から
明らかである。
部1、1の頂点間隔を凹凸ピッチ△p(mm)、当該凸
部1、1の頂点間を結ぶ高さと凹部2の底点との高さの
差を凹凸深さ△h(mm)としたとき、少なくとも実際
の圧延に供される領域の軸長方向の表面うねり形状が、
式「△h≦0.0001×△p+0.1」を満たす形状
でなければならない。このことは、後述する実施例から
明らかである。
【0024】ここで、軸長方向の表面うねり形状が、式
「△h≦0.0001×△p+0.1」を満たす場合に
焼付きが発生しにくくなるのは、詳細には不明である
が、次の理由によるものと推定される。
「△h≦0.0001×△p+0.1」を満たす場合に
焼付きが発生しにくくなるのは、詳細には不明である
が、次の理由によるものと推定される。
【0025】軸長方向の表面形状がうねり形状のバー表
面に発生する焼付きは、前述したように、表面うねりの
凹凸ピッチ△pが同じ場合は凹凸深さ△hが大きな凸部
1に、凹凸深さ△hが同じ場合は凹凸ピッチ△pが小さ
な凸部1に発生する。これは、凹凸深さ△h、換言すれ
ば凸部1の高さが高く、かつうねりの凹凸ピッチ△pが
短いほど応力集中が起こりやすく、逆に、凸部の高さが
低く、かつうねりの凹凸ピッチ△pが長くなだらかな場
合は応力集中が起こらないためと推定される。
面に発生する焼付きは、前述したように、表面うねりの
凹凸ピッチ△pが同じ場合は凹凸深さ△hが大きな凸部
1に、凹凸深さ△hが同じ場合は凹凸ピッチ△pが小さ
な凸部1に発生する。これは、凹凸深さ△h、換言すれ
ば凸部1の高さが高く、かつうねりの凹凸ピッチ△pが
短いほど応力集中が起こりやすく、逆に、凸部の高さが
低く、かつうねりの凹凸ピッチ△pが長くなだらかな場
合は応力集中が起こらないためと推定される。
【0026】上記の式「△h≦0.0001×△p+
0.1」を満たす表面は、例えば次のようにすれば得ら
れる。すなわち、熱処理されたバー素材を曲がり矯正機
で矯正する際の送り速度を遅くする、矯正後のバー素材
を外削加工する際の送り速度を遅くする、外削加工時に
おける一回当たりの切削量を少なくする、などの方法で
ある。
0.1」を満たす表面は、例えば次のようにすれば得ら
れる。すなわち、熱処理されたバー素材を曲がり矯正機
で矯正する際の送り速度を遅くする、矯正後のバー素材
を外削加工する際の送り速度を遅くする、外削加工時に
おける一回当たりの切削量を少なくする、などの方法で
ある。
【0027】なお、うねり形状を呈する表面は、その軸
長方向の表面粗さRa(JIS B0601に規定され
る中心線平均粗さ)が、0.1μm以上、4μm未満で
あることが望ましい。これは、軸長方向の表面粗さRa
が、0.1μm未満または4μm以上であると、表面に
塗布する潤滑剤の付着性および保持性が低下し、焼き付
きが発生しやすくなるためである。
長方向の表面粗さRa(JIS B0601に規定され
る中心線平均粗さ)が、0.1μm以上、4μm未満で
あることが望ましい。これは、軸長方向の表面粗さRa
が、0.1μm未満または4μm以上であると、表面に
塗布する潤滑剤の付着性および保持性が低下し、焼き付
きが発生しやすくなるためである。
【0028】また、本発明のマンドレルバーは、その表
面に厚さ30〜200μm程度のCrメッキ皮膜、また
は厚さ5〜50μm程度のスケール皮膜を形成させたも
のであってもよく、この場合にはこれらの皮膜を形成さ
せないものに比べて寿命が長くなる。
面に厚さ30〜200μm程度のCrメッキ皮膜、また
は厚さ5〜50μm程度のスケール皮膜を形成させたも
のであってもよく、この場合にはこれらの皮膜を形成さ
せないものに比べて寿命が長くなる。
【0029】バーの素材は、炭素鋼や低合金鋼等でもよ
いが、マンドレルバーに加わる圧延中の大きな張力を考
慮すると、JIS G 4404に規定されるSKD6
やSKD61等の熱間加工用工具鋼、またはこれらの相
当鋼とするが好ましい。
いが、マンドレルバーに加わる圧延中の大きな張力を考
慮すると、JIS G 4404に規定されるSKD6
やSKD61等の熱間加工用工具鋼、またはこれらの相
当鋼とするが好ましい。
【0030】
【実施例】JIS G 4404に規定されるSKD6
1からなり、軸長方向の表面うねり形状が種々異なる外
径250mm、長さ24mのマンドレルバーを準備し
た。
1からなり、軸長方向の表面うねり形状が種々異なる外
径250mm、長さ24mのマンドレルバーを準備し
た。
【0031】準備した各マンドレルバーは、その軸長方
向の表面粗さRaを3μmに調整した後、厚さ50μm
のCrメッキ皮膜を施し、このCrメッキ皮膜表面に主
成分が黒鉛の潤滑剤を塗布し、約70%が普通鋼または
Cr含有量が5重量%以下の低合金鋼、残りの約30%
がCr含有量が5重量%以上の合金鋼からなる継目無鋼
管のマンドレルミル圧延に供した。
向の表面粗さRaを3μmに調整した後、厚さ50μm
のCrメッキ皮膜を施し、このCrメッキ皮膜表面に主
成分が黒鉛の潤滑剤を塗布し、約70%が普通鋼または
Cr含有量が5重量%以下の低合金鋼、残りの約30%
がCr含有量が5重量%以上の合金鋼からなる継目無鋼
管のマンドレルミル圧延に供した。
【0032】そして、2000パスの圧延に供した時点
で、その表面を目視観察して焼付き発生の有無を調査
し、使用前における軸長方向の表面うねり形状と焼付き
発生との関係を調べ、その結果を図2に示した。
で、その表面を目視観察して焼付き発生の有無を調査
し、使用前における軸長方向の表面うねり形状と焼付き
発生との関係を調べ、その結果を図2に示した。
【0033】なお、図2に示す結果は、横軸に表面うね
りの凹凸ピッチ△p、縦軸に凹凸深さ△hを採って示
し、図中の×印は焼付きの発生が認められたことを、○
印認められなかったことを示している。
りの凹凸ピッチ△p、縦軸に凹凸深さ△hを採って示
し、図中の×印は焼付きの発生が認められたことを、○
印認められなかったことを示している。
【0034】図2からわかるように、軸長方向の表面う
ねり形状が式「△h≦0.0001×△p+0.1」を
満たす形状のマンドレルバーには焼付きの発生は全く認
められなかった。これに対し、式「△h≦0.0001
×△p+0.1」を満たさないマンドレルバーにはいず
れも焼付きの発生が認められた。
ねり形状が式「△h≦0.0001×△p+0.1」を
満たす形状のマンドレルバーには焼付きの発生は全く認
められなかった。これに対し、式「△h≦0.0001
×△p+0.1」を満たさないマンドレルバーにはいず
れも焼付きの発生が認められた。
【0035】
【発明の効果】本発明のマンドレルバーは、軸長方向の
表面うねり形状を可及的に滑らかにしたので、軸長方向
の表面粗さRaのみを小さくしもののようにバー毎の寿
命が大きくばらつくことがなく、長寿命である。
表面うねり形状を可及的に滑らかにしたので、軸長方向
の表面粗さRaのみを小さくしもののようにバー毎の寿
命が大きくばらつくことがなく、長寿命である。
【図1】バー軸長方向の表面うねり形状を示す模式的拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図2】実施例の結果を示す図で、バー軸長方向の表面
うねりの凹凸の深さと凹凸ピッチが焼付き発生に及ぼす
影響を示す図である。
うねりの凹凸の深さと凹凸ピッチが焼付き発生に及ぼす
影響を示す図である。
1:凸部、2:凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永瀬 豊 和歌山県和歌山市湊1850番地住友金属工業 株式会社和歌山製鉄所内 (72)発明者 今村 正美 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号住 友金属工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】軸長方向の表面うねり形状が、うねりの凹
凸深さを△h(mm)、凹凸ピッチを△p(mm)とし
たとき、下式を満たすことを特徴とする熱間継目無管製
造用マンドレルバー。 △h≦0.0001×△p+0.1 - 【請求項2】軸長方向の表面粗さRaが、0.1μm以
上、4μm未満であることを特徴とする請求項1に記載
の熱間継目無管製造用マンドレルバー。 - 【請求項3】その表面に、Crメッキ皮膜が形成されて
いることを特徴とする請求項1または2に記載の熱間継
目無管製造用マンドレルバー。 - 【請求項4】その表面に、スケール皮膜が形成されてい
ることを特徴とする請求項1または2に記載の熱間継目
無管製造用マンドレルバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16751199A JP2000351007A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 熱間継目無管製造用マンドレルバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16751199A JP2000351007A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 熱間継目無管製造用マンドレルバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000351007A true JP2000351007A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15851047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16751199A Pending JP2000351007A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 熱間継目無管製造用マンドレルバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000351007A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004108311A1 (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-16 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 熱間継目無製管用Crめっきマンドレルバーおよびその製造方法 |
| US7661284B2 (en) * | 2007-06-11 | 2010-02-16 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Application method of Cr-plated mandrel bar for hot rolling |
| US8065901B2 (en) * | 2006-03-28 | 2011-11-29 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Mandrel bar for high-alloy rolling, method for surface treating a mandrel bar, method for producing mandrel bar, and method for operating seamless pipe mill |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP16751199A patent/JP2000351007A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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