JP2000350500A - 交流発電機の自動電圧調整装置 - Google Patents

交流発電機の自動電圧調整装置

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JP2000350500A
JP2000350500A JP11159190A JP15919099A JP2000350500A JP 2000350500 A JP2000350500 A JP 2000350500A JP 11159190 A JP11159190 A JP 11159190A JP 15919099 A JP15919099 A JP 15919099A JP 2000350500 A JP2000350500 A JP 2000350500A
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Japan
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voltage
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coil
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JP11159190A
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English (en)
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Toshihiko Tanuma
敏彦 田沼
Toru Yoshioka
徹 吉岡
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Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流発電機に水銀灯などの進相負荷を接続し
た場合でも、交流出力電圧の電圧変動の効果的に抑制
し、フリッカーを防止することができるようにした交流
発電機の自動電圧調整装置を提供する。 【解決手段】 メインコイル2の一部の検出コイル9に
整流器10を介して第1の電圧検出回路11と第2の電
圧検出回路12とを接続する。第1の電圧検出回路11
は出力の定電圧化を図るべく第1のフォトカプラ30を
介して界磁電流をスイッチング制御するトランジスタ3
3を制御する。第2の電圧検出回路12で基準電圧設定
回路27に基づいてPUT28を交流電圧のピーク付近
で作動させ第2のフォトカプラ29を介して一定期間第
1のフォトカプラ30の作動を無効化し、交流電圧の半
サイクル毎に少なくとも一回界磁電流をスイッチング制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン等によっ
て駆動される交流発電機の自動電圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エキサイタコイルの出力を整流し
て界磁コイルに界磁電流を供給する交流発電機における
自動電圧調整装置としては、発電機の出力電圧に比例し
た電圧信号を検出コイルによって検出し、その検出され
た電圧信号を整流した後、ある程度平滑することによっ
て故意に脈流状の検出信号を形成し、その検出信号を予
めツェナーダイオードなどを用いることによって一定値
に設定された基準信号とを比較し、その比較効果に基づ
いて前記発電機の出力電圧が一定となるように界磁電流
の導通遮断のスイッチング制御を行なわせるようにして
いるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような自動電圧調
整装置では、水銀灯などの進相負荷を接続することによ
って発電機の出力電圧の波形が大きく歪むような場合に
は、前記検出信号の脈動パターンが不規則になり、一定
値に設定された前記基準信号と比較したときに、検出信
号がその基準信号を境として変動する周期が不規則にな
って、界磁電流のスイッチング周期が発電機の出力周波
数と同期のとれない状態で不規則に増大してしまい、発
電機自身がそのスイッチング制御による自動電圧調整動
作に追従できなくなって、その発電機の出力電圧が不安
定となり、フリッカーの発生原因となる電圧変動率の悪
化のおそれがあった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、交流発電機に水銀灯などの進相負荷を接続し
た場合でも、交流出力電圧の電圧変動の効果的に抑制
し、フリッカーを防止することができるようにした交流
発電機の自動電圧調整装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、検出コイルに整流回路を備えるととも
に、該整流回路に第1の電圧検出回路と第2の電圧検出
回路とを並列に接続し、第1の電圧検出回路に接続され
る第1のスイッチ素子と該第1のスイッチ素子の信号に
基づいて界磁電流をスイッチング制御するトランジスタ
を有するとともに、第2の電圧検出回路に基準電圧設定
回路とPUTと該PUTの導通非導通により制御される
第2のスイッチ素子を備えて、基準電圧設定回路の基準
電圧に基づいてPUTを交流電圧の実質的なピークでパ
ルス状に作動せしめ、、第2のスイッチ素子の出力によ
って一定期間第1のスイッチ素子の作動を無効化し、交
流電圧の半サイクル毎に少なくとも一回界磁電流をスイ
ッチング制御する技術手段を採用した。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0007】図1は本発明の実施例を示すものであり、
回路構成図である。交流発電機は、ステータコア1に巻
装されたメインコイル2と、同じくステータコア1に巻
装されたエキサイタコイル3、ロータコア4に巻装され
た界磁コイル5とで構成されている。
【0008】また、エキサイタコイル3の出力は、全波
整流器6によって整流され、その出力側には平滑用のコ
ンデンサ7が設けられており、また界磁コイル5と並列
にフライホイール用のダイオード8が設けられて、界磁
コイル5に界磁電流として供給されるように構成されて
いる。
【0009】自動電圧調整装置は、メインコイル2にお
ける出力電圧に比例する電圧信号をメインコイル2の一
部をなす検出コイル9と、その検出コイル9の検出電圧
を全波整流器10によって整流する整流回路と、該整流
回路に並列的に接続された第1の電圧検出回路11と第
2の電圧検出回路12と、界磁電流をスイッチング制御
するスイッチング制御回路13を含むものである。
【0010】第1の電圧検出回路11は、全波整流器1
0に接続されるダイオード14を介して、抵抗15と平
滑コンデンサ16の直列回路と、平滑コンデンサ16に
連なる一対の分圧抵抗17,18と、分圧抵抗17,1
8の接続点からツェナーダイオード19と抵抗20の直
列回路を備える。
【0011】第1の電圧検出回路11は、検出コイル9
即ち発電機の出力電圧に比例した電圧信号を全波整流器
10で整流した後、ダイオード14を介して抵抗15と
平滑コンデンサ16の直列回路である程度平滑すること
によって故意に脈流状の検出信号を形成し、その検出信
号を一対の分圧抵抗17,18で電圧変換して予めツェ
ナー電圧が設定されたツェナーダイオード19で比較
し、その比較効果に基づいて、抵抗20の両端にオンオ
フのスイッチング信号が現れる。
【0012】第2の電圧検出回路12は、全波整流器1
0に接続されるダイオード21を介して接続される抵抗
22と、抵抗22の両端に接続される抵抗23とコンデ
ンサ24および該コンデンサ24に接続される一対の分
圧抵抗25,26からなる基準電圧設定回路27と、抵
抗22の両端に接続される抵抗40と小容量コンデンサ
41、並びに小容量コンデンサ41の両端に接続される
PUT(プログラマブル・ユニジャンクション・トラン
ジスタ)28とスイッチ素子たるフォトカプラ29の直
列回路の構成を含むものである。
【0013】第2の電圧検出回路12は、検出コイル9
即ち発電機の出力電圧に比例した電圧信号を全波整流器
10で整流した後、ダイオード21を介して抵抗22の
両端に脈流電圧が現れ、この脈流電圧が抵抗40を介し
て小容量コンデンサ41に充電され、この充電電圧がP
UT28とフォトカプラ29入力側ダイオードの直列接
続間に印加される。また、脈流電圧は基準電圧設定回路
27にも印加され、抵抗23とコンデンサ24の直列回
路で平滑化された後、一対の分圧抵抗25,26で基準
電圧が生成される。この基準電圧は脈流電圧の最大値よ
りも僅かに低い電圧となるように予め一対の分圧抵抗2
5,26の定数が選定されてある。
【0014】基準電圧設定回路27から出力される基準
電圧をPUT28の制御電極に加えることによって、P
UT28のアノード電極とカソード電極間、ほぼ抵抗2
2の両端に発生する脈流電圧が基準電圧を超えた時PU
T28がオンして、小容量コンデンサ41に充電された
電圧がアノード電極とカソード電極間つまりフォトカプ
ラ29入力側ダイオードにパルス状の電流が流れる。
【0015】フォトカプラ29出力側トランジスタのコ
レクタ電極およびエミッタ電極は、第1の電圧検出回路
11の抵抗20の両端に接続されており、フォトカプラ
29がオンすると、第1の電圧検出回路11のツェナー
ダイオード19の電流を側路する。
【0016】スイッチング制御回路13は、第1の電圧
検出回路11の抵抗20の両端に接続されるスイッチ素
子たるフォトカプラ30入力側ダイオードと抵抗31と
ダイオード32の直列回路と、該フォトカプラ30出力
側トランジスタのコレクタ端子に接続されるスイッチン
グトランジスタ33のベース端子、該スイッチングトラ
ンジスタ33のベース端子とエミッタ端子間に接続され
る抵抗34、スイッチングトランジスタ33のコレクタ
端子とフォトカプラ30のベース端子間に接続されるコ
ンデンサ35と抵抗36の直列回路、およびフォトカプ
ラのベース端子とコレクタ端子間に接続されるコンデン
サ37、スイッチングトランジスタ33のベース抵抗3
8、そして、スイッチングトランジスタ33の内部には
コレクタエミッタ間に逆接続寄生ダイオード39を備え
る。
【0017】スイッチング制御回路13は、第1の電圧
検出回路11の抵抗20の両端の電圧に応じて、フォト
カプラ30がオン・オフすることにより、スイッチング
トランジスタ33がオフ・オンに対応し、スイッチング
トランジスタ33のコレクタ端子に接続されている界磁
コイル5の界磁電流の通電および遮断のスイッチング制
御を行なっている。
【0018】次にこの実施例の作用を説明する。ロータ
が回転しロータコア4の残留磁束によるエキサイタコイ
ル3への励磁電流の誘起による自励、もしくは界磁コイ
ル5への外部電源の注入による他励で交流発電機が立ち
上がると、メインコイル2に誘起される出力電圧に比例
した電圧信号がメインコイル2の一部をなす検出コイル
9から出力され、全波整流器10で整流され第1の電圧
検出回路11および第2の電圧検出回路12に導入され
る。第1の電圧検出回路11では、ある程度平滑され分
圧された電圧がツェナー電圧と比較されることによっ
て、フォトカプラ30がオンオフし、スイッチングトラ
ンジスタ33を制御することによって界磁電流を制御
し、メインコイル2の出力電圧を一定にするよう制御さ
れる。
【0019】一方、第2の電圧検出回路12では、抵抗
22に現れる脈流の電圧が基準電圧設定回路27で生成
された基準電圧を超えた時点で、PUT28がパルス状
に導通しフォトカプラ29がオンすることによって、第
1の電圧検出回路11のフォトカプラ30の作動を、そ
の期間だけ強制的に無効化する。これを換言すると交流
電圧のピーク値の直前を検出してフォトカプラ29の出
力側トランジスタがパルス状にオンして、第1の電圧検
出回路11のフォトカプラ30がパルス状にオフするこ
とを意味している。従って、第1の電圧検出回路11の
電圧補償としての働きとは別に、第2の電圧検出回路1
2が発電機出力波形に同期した割り込み信号を発生さ
せ、スイッチングトランジスタ33が出力電圧波形の半
波の中で少なくとも一回はスイッチング動作を行う。
【0020】しかして、第2の電圧検出回路12で、自
動電圧調整時における交流電圧の半サイクル毎に少なく
とも一回界磁電流をスイッチング制御することにより、
発電機の負荷として水銀灯などの進相負荷が接続され
て、発電機の出力電圧の波形が大きく歪むような場合
に、発電機自身がそのスイッチング制御による自動電圧
調整動作に追従できず出力電圧が不安定となることに起
因するフリッカーの発生を防止することができ、電圧変
動率を大幅に低減することができる。
【0021】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。たとえば、スイッチ素
子をフォトカプラにしたが、初期他励を行わない場合に
は出力側と界磁回路側を分離する必要がなく、この場合
にはスイッチ素子をトランジスタ等を使用することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、検出コイルに整流回路を備え
るとともに、該整流回路に第1の電圧検出回路と第2の
電圧検出回路とを並列に接続し、第1の電圧検出回路に
接続される第1のスイッチ素子と該第1のスイッチ素子
の信号に基づいて界磁電流をスイッチング制御するトラ
ンジスタを有するとともに、第2の電圧検出回路に基準
電圧設定回路とPUTと該PUTの導通非導通により制
御される第2のスイッチ素子を備えて、基準電圧設定回
路の基準電圧に基づいてPUTを交流電圧の実質的なピ
ークでパルス状に作動せしめ、第2のスイッチ素子の出
力によって一定期間第1のスイッチ素子の作動を無効化
し、交流電圧の半サイクル毎に少なくとも一回界磁電流
をスイッチング制御したので、交流発電機に水銀灯など
の進相負荷を接続した場合でも、交流出力電圧の電圧変
動の効果的に抑制し、フリッカーを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の交流発電機の自動電圧調整装置
を示す回路構成図である。
【符号の説明】
3・・・・エキサイタコイル 5・・・・界磁コイル 9・・・・検出コイル 10・・・整流回路 11・・・第1の電圧検出回路 12・・・第2の電圧検出回路 30・・・第1のスイッチ素子 33・・・トランジスタ 27・・・基準電圧設定回路 28・・・PUT 29・・・第2のスイッチ素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキサイタコイルの出力を整流して界磁
    コイルに界磁電流を供給する交流発電機における交流出
    力電圧を検出コイルによって検出し、その検出された電
    圧に基づいて前記発電機の交流出力電圧が一定となるよ
    うに界磁電流をスイッチング制御する自動電圧調整装置
    において、前記検出コイルに整流回路を備えるととも
    に、該整流回路に第1の電圧検出回路と第2の電圧検出
    回路とを並列に接続し、前記第1の電圧検出回路に接続
    される第1のスイッチ素子と該第1のスイッチ素子の信
    号に基づいて前記界磁電流をスイッチング制御するトラ
    ンジスタを有するとともに、前記第2の電圧検出回路に
    基準電圧設定回路とPUTと該PUTの導通非導通によ
    り制御される第2のスイッチ素子を備えて、前記基準電
    圧設定回路の基準電圧に基づいて前記PUTを交流電圧
    の実質的なピークでパルス状に作動せしめ、前記第2の
    スイッチ素子の出力によって一定期間前記第1のスイッ
    チ素子の作動を無効化し、交流電圧の半サイクル毎に少
    なくとも一回界磁電流をスイッチング制御することを特
    徴とする交流発電機の自動電圧調整装置。
JP11159190A 1999-06-07 1999-06-07 交流発電機の自動電圧調整装置 Pending JP2000350500A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087441A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Honda Motor Co Ltd 発電機の出力電圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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