JP2547390Y2 - 発電出力制御回路 - Google Patents

発電出力制御回路

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JP2547390Y2
JP2547390Y2 JP5955791U JP5955791U JP2547390Y2 JP 2547390 Y2 JP2547390 Y2 JP 2547390Y2 JP 5955791 U JP5955791 U JP 5955791U JP 5955791 U JP5955791 U JP 5955791U JP 2547390 Y2 JP2547390 Y2 JP 2547390Y2
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善弘 加藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は発電出力制御回路に係
り、とくにステータ側に設けられているエキサイタコイ
ルの出力を整流してロータに設けられている界磁コイル
に供給して励磁を行なうようにした発電機の発電出力制
御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンによって駆動される同期発電機
として、従来より図2に示すような発電機が用いられて
いる。この発電機は、エキサイタコイル1の出力を整流
器2によって全波整流するとともに、点線の矢印で示す
方向に直流電流を流して界磁コイル3を励磁するように
している。そして界磁コイル3を備えるロータを回転さ
せることにより、ステータ側の発電コイル4によって出
力を取出すようにしており、負荷5を駆動するようにし
ている。
【0003】発電コイル4に生ずる出力電圧を中点タッ
プ6を介して取出し、整流器7によって整流するととも
に、抵抗8、9、10の直列回路に加え、抵抗8、9の
接続点に生ずる電圧をツェナダイオード11によって検
出するようにしている。発電出力が所定の値を超えた場
合には、ツェナダイオード11が降伏してトランジスタ
12がONになり、これによってトランジスタ13、1
4、15をOFFにして界磁電流を遮断するようにして
いる。すなわち発電出力に応じてトランジスタ15のス
イッチングを行なうことにより、出力電圧が過大になる
のを防止するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のこの種のエンジ
ン発電機は、定格力率が100%で設計されているのに
対して、負荷としては白熱電球、電熱器、水中ポンプ等
のモータが大半を占めていた。これらの負荷は遅れ力率
になっている。
【0005】ところが最近エンジン発電機の負荷とし
て、水銀灯やメタルハライドランプ等の進相負荷が使用
されるようになってきた。また水銀灯類の負荷力率は通
常のランプ点灯時が約100%で、ランプが熱時にて再
点灯した場合ランプが冷えるまで点灯せず、この間の5
〜15分位は、力率が進み50%以下になる。これは発
電コイルにコンデンサ負荷を接続した場合と同じ状態に
なる。
【0006】このように発電コイル4に進相負荷電流が
流れる状態でこの発電機を使用すると、定格出力電流の
約50%以下で電圧調整器を構成しているコンデンサ1
6が過電圧となりコンデンサ16またはトランジスタ1
5が電圧破壊を起す。すなわち界磁コイル3に生ずる実
線で示す方向の電流がコンデンサ16からダイオード1
7に流れ、コンデンサ16またはトランジスタ15を破
壊して発電不能の状態に至る。従って従来のこの種の発
電機は、水銀灯やメタルハライドランプ等の進相負荷に
対しては使用上問題があった。
【0007】本考案はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、進相負荷が接続されても、整流された
エキサイタコイルの出力を平滑にするコンデンサを破壊
することがないようにした発電出力制御回路を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、ステータ側に
設けられているエキサイタコイルの出力を整流してロー
タに設けられている界磁コイルに供給して励磁を行なう
とともに、発電コイルの出力電圧が所定の値を超えたら
半導体開閉素子を開成して前記界磁コイルへの励磁電流
の供給を遮断するようにした発電機の制御回路におい
て、整流された前記エキサイタコイルの出力を平滑する
コンデンサが前記界磁コイルの出力によって充電されて
その電圧が所定の値を超えたら前記半導体開閉素子を閉
成するようにしたものである。
【0009】
【作用】整流されたエキサイタコイルの出力を平滑にす
るコンデンサに加わる電圧が所定の値を超えた場合に
は、界磁コイルへの電流の供給を遮断する半導体開閉素
子が閉成されることになる。この半導体開閉素子を通し
て供給される界磁電流によってコンデンサが放電するこ
とになり、過電圧から平滑用コンデンサおよびトランジ
スタが保護される。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る発電出力制御
回路40を備える同期発電機を示している。この発電機
は一対の発電コイル21、22と、エキサイタコイル2
3とを備え、これらがステータ側に巻装されている。こ
れに対して回転するロータ側には界磁コイル24が巻装
されるようになっている。そして発電コイル21、22
には負荷25が接続されるようになっている。これに対
してエキサイタコイル23には整流器26が接続される
ようになっている。
【0011】整流器26のプラス側の端子であって界磁
コイル24と接続されるラインとは反対側のラインには
ダイオード29とトランジスタ30の直列回路が接続さ
れている。またトランジスタ30のコレクタ・エミッタ
間にはダイオード31が接続されている。また上記整流
器26の出力端と並列になるようにコンデンサ32が接
続されており、このコンデンサ32によってエキサイタ
コイル23の出力を平滑にするようにしている。
【0012】コンデンサ32の両端には一対の抵抗3
3、34の直列回路が接続されるとともに、これらの抵
抗33、34の接続点にはツェナダイオード35が接続
されている。ツェナダイオード35のアノードには抵抗
36とコンデンサ37とが接続されるとともに、トラン
ジスタ38のベースに接続されるようになっている。
【0013】発電コイル22の中間タップ41は電圧調
整回路40の整流器42に接続されるようになってい
る。この整流器42と並列に平滑用コンデンサ43が接
続されている。そしてコンデンサ43に対して並列に、
抵抗44、45、46の直列回路が接続されるようにな
っている。また抵抗44、45の接続点にはツェナダイ
オード47が接続されている。
【0014】ツェナダイオード47のアノードには抵抗
50が接続されるとともに、さらにトランジスタ51の
ベースに接続されている。トランジスタ51のコレクタ
は、抵抗52を介して整流器26のプラス側の出力端子
に接続されている。またトランジスタ51のコレクタ・
ベース間にはコンデンサ53が接続されている。そして
トランジスタ51のコレクタはトランジスタ54のエミ
ッタとダイオード55を介して接続されている。またト
ランジスタ54のエミッタはトランジスタ56のベース
と接続されるようになっている。そしてトランジスタ5
6のエミッタがトランジスタ30のベースに接続されて
いる。
【0015】つぎに以上のような構成に係る発電機の発
電動作について説明する。この発電機の界磁コイル24
を備えるロータの軸はエンジンに直結されており、エン
ジン発電機を構成している。エンジンによってロータを
回転駆動すると、エキサイタコイル23の出力が整流器
26によって整流され、整流出力が点線の矢印で示すよ
うに界磁コイル24に流れて励磁を行なう。そして界磁
コイル24による磁束が発電コイル21、22と鎖交す
るために、これらのコイル21、22に発電出力を生ず
ることになる。従って負荷25が駆動されるようにな
る。
【0016】発電機の回転数が低い場合および出力が短
絡されている場合には、トランジスタ30は導通されて
おり、エキサイタコイル23の出力を整流器26で整流
してトランジスタ30を通して常に界磁コイル24に流
すようにしている。
【0017】つぎに通常の使用時であって負荷25が接
続されている場合には、負荷に応じてトランジスタ30
をON・OFFするようにしている。
【0018】発電出力は中間タップ41を通して取出さ
れるようになっており、この出力が整流器42によって
整流されるとともに、コンデンサ43によって平滑にさ
れる。そして平滑にされた発電出力は抵抗44、45、
46によって分圧されることになり、抵抗44、45の
接続点に生ずる電圧が所定の値に達すると、ツェナダイ
オード47が降伏し、トランジスタ51のベースに供給
されるようになる。するとトランジスタ51がONにな
り、トランジスタ54、56がOFFになる。これによ
ってトランジスタ30がOFFになり、界磁電流が遮断
される。
【0019】界磁電流が遮断されると発電コイル21、
22の出力も低下するために、再びトランジスタ30が
導通される。この動作を繰返すことによって、電圧調整
回路40は出力電圧が常にほぼ一定の値になるように制
御する。
【0020】発電コイル21、22に進相負荷が接続さ
れた場合に、負荷電流が小さいときには、トランジスタ
30は上記の動作と同様にしてON・OFFのスイッチ
ングを繰返すことになる。
【0021】進相負荷電流が中程度に達すると、トラン
ジスタ30はOFFの状態に維持される。すなわち進相
負荷電流による電機子反作用により、界磁コイル24に
は実線で示す矢印方向および鎖線で示す矢印方向の
電圧が誘起される。実線方向電圧はコンデンサ32、
ダイオード31を通して界磁コイル24に戻り、コンデ
ンサ32の電圧を高くする。他方鎖線方向電圧は、ダ
イオード29を通して界磁コイル24に戻り、この正方
向界磁電流により、発電機は自励状態が維持される。
【0022】進相負荷電流が大きくなると、コンデンサ
32に加わる電圧はさらに高くなる。コンデンサ32の
電圧は抵抗33、34の直列回路によって検出されるこ
とになる。そして抵抗33、34の接続点に生ずる電圧
が所定の値を超えた場合には、ツェナダイオード35が
降伏する。するとトランジスタ38にベース電流が流
れ、トランジスタ38がONになる。
【0023】従ってこのトランジスタ38によって抵抗
44、45の接続点に生ずる発電出力の検出電圧を短絡
する。よってツェナダイオード47は非導通に転ずるよ
うになる。これによってトランジスタ30がONにな
る。トランジスタ30がONになると点線の矢印で示す
電流が整流器26からコイル24に流れる。この電流は
コンデンサ32を充電する実線の矢印の電圧と逆極性で
あって、両者が互いに打消しあう。従ってコンデンサ3
2およびトランジスタ30に加わる電圧は所定の電圧以
上に上昇せず、コンデンサ32およびトランジスタ30
が保護されるようになる。
【0024】なおコンデンサ32はエキサイタコイル2
3の出力を整流する整流器26の出力を平滑にするとと
もに、抵抗52を介してトランジスタ54、56に加わ
るベース電流を平滑にする働きを有しており、界磁電流
の安定供給および半導体開閉素子の安定動作のための構
成部品である。
【0025】このように本実施例に係る発電出力制御回
路は、進相負荷電流が流れた場合にロータ側の界磁コイ
ル24に発生する発電出力によって平滑用コンデンサ3
2およびトランジスタ30が破壊するのを防止するよう
にしたものである。従って定格出力電流以内ならば、発
電不能に陥ることなく進相負荷を駆動して使用すること
が可能になる。またこのような構成によれば、出力短絡
や商用逆接時のトランジスタ30の保護の機能をも有す
ることになる。
【0026】
【考案の効果】以上のように本考案は、整流されたエキ
サイタコイルの出力を平滑するコンデンサが界磁コイル
の出力によって充電されてその電圧が所定の値を超えた
ら半導体開閉素子を閉成するようにしたものである。従
ってこれにより定格出力電流の範囲内における進相負荷
の駆動が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る発電出力制御回路の回
路図である。
【図2】従来の発電出力制御回路の回路図である。
【符号の説明】
1 エキサイタコイル 2 整流器 3 界磁コイル 4 発電コイル 5 負荷 6 中点タップ 7 整流器 8、9、10 抵抗 11 ツェナダイオード 12、13、14、15 トランジスタ 16 コンデンサ 17 ダイオード 21、22 発電コイル 23 エキサイタコイル 24 界磁コイル 25 負荷 26 整流器 29 ダイオード 30 トランジスタ 31 ダイオード 32 コンデンサ 33、34 抵抗 35 ツェナダイオード 36 抵抗 37 コンデンサ 38 トランジスタ 40 電圧調整回路 41 中間タップ 42 整流器 43 コンデンサ 44、45、46 抵抗 47 ツェナダイオード 50 抵抗 51 トランジスタ 52 抵抗 53 コンデンサ 54 トランジスタ 55 ダイオード 56 トランジスタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ側に設けられているエキサイタ
    コイルの出力を整流してロータに設けられている界磁コ
    イルに供給して励磁を行なうとともに、 発電コイルの出力電圧が所定の値を超えたら半導体開閉
    素子を開成して前記界磁コイルへの励磁電流の供給を遮
    断するようにした発電機の制御回路において、整流され
    た前記エキサイタコイルの出力を平滑するコンデンサが
    前記界磁コイルの出力によって充電されてその電圧が所
    定の値を超えたら前記半導体開閉素子を閉成するように
    したことを特徴とする発電出力制御回路。
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