JPH06339299A - 自励式発電機の自動電圧調整装置 - Google Patents

自励式発電機の自動電圧調整装置

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JPH06339299A
JPH06339299A JP5124553A JP12455393A JPH06339299A JP H06339299 A JPH06339299 A JP H06339299A JP 5124553 A JP5124553 A JP 5124553A JP 12455393 A JP12455393 A JP 12455393A JP H06339299 A JPH06339299 A JP H06339299A
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JP
Japan
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voltage
diode
capacitor
self
gate
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Pending
Application number
JP5124553A
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English (en)
Inventor
Toru Yoshioka
徹 吉岡
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Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電機の立ち上がり回転数を低くし、回路部
品の低耐電圧化を可能にする。 【構成】 発電コイル(3)に発電された交流電圧を基
に、界磁巻線(5)に流れる界磁電流をMOSFETト
ランジスタ(9)によって制御する構成の自励式発電機
の自動電圧調整装置において、上記MOSFETトラン
ジスタ(9)のゲートとソースとの間にはゲート・ソー
ス間をオン・オフし界磁電流を制御する制御回路(2
1)と、過電圧保護用の定電圧ダイオード(28)とを
備えると共に、上記MOSFETトランジスタ(9)の
ゲートは発電コイル(3)の一方が抵抗(31)とダイ
オード(27)との直列回路を介して接続され、かつ発
電コイル(3)の他方が抵抗(32)とコンデンサ(3
0)との直列回路を介して接続された回路構成を備えて
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自励式発電機の自動電
圧調整装置、特にエンジン駆動の自励式発電機におい
て、界磁電流をMOSFETトランジスタで制御するに
当たって定格動作時の回転数より低い低回転時から電圧
が立ち上がるようにした自励式発電機の自動電圧調整装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のエンジン駆動発電機においては、
PWM方式で制御する方法が用いられるようになってき
ている。
【0003】図3は従来のPWM方式による自励式発電
機の自動電圧制御装置の構成を示しており、1は固定
子、2は回転子、3は発電コイル、4はエキサイタ巻
線、5は界磁巻線、6、7は整流器、8はPWM制御回
路、9は電界効果トランジスタ(MOSFETトランジ
スタ)、10は定電圧ダイオード、11はダイオード、
12ないし15は抵抗、16はコンデンサを表してい
る。
【0004】自励式発電機の場合は、当然のことながら
バッテリ等の外部電源を備えておらず、回転子2の残留
磁気等を利用してエキサイタ巻線4に誘起電圧を発生さ
せる。すなわちエンジンによって駆動させられる回転子
2が回転すると、エキサイタ巻線4に誘起電圧が発生す
るようになり、該電圧が整流器7で整流され、整流され
た直流電圧が界磁巻線5に印加される。これにより界磁
巻線5に界磁電流が流れるようになり、エキサイタ巻線
4に誘起される起電力が大きくなる。従って界磁巻線5
に流れる界磁電流が益々増加し、発電コイル3の出力電
圧が立ち上がる。
【0005】ところで、従来のPWM方式による自励式
発電機の自動電圧制御装置は、図3図示の如くPWM方
式の高周波パルスで駆動されるMOSFETトランジス
タ9をオン・オフさせ、界磁巻線5に流れる界磁電流を
制御する構成であった。すなわち発電コイル3の出力電
圧の一部を抽出して整流器6で整流し、その整流電圧の
高低に対応したパルス幅の高周波パルスを出力するPW
M制御回路8を用い、該高周波パルスでMOSFETト
ランジスタ9をオン・オフさせ界磁電流を制御する構成
であった。
【0006】なお、整流器7の直流電圧を抵抗12と定
電圧ダイオード10とで定電圧された電圧が、PWM制
御回路8の電源として使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】界磁電流を制御するM
OSFETトランジスタ9はバイポーラトランジスタに
比べドライブ電力が少なくてすむ利点を有するが、その
動作電圧はバイポーラトランジスタが約1V程度である
のに対し、MOSFETトランジスタ9の場合約4V程
度と高い。
【0008】そのためエンジンの始動時において、回転
子2の残留磁気によってエキサイタ巻線4に発生する微
弱な電圧では当該MOSFETトランジスタ9が動作す
るに至らず、これにより弊害が生じていた。
【0009】すなわちMOSFETトランジスタ9の動
作電圧が約4Vと高いため、電圧が立ち上がるときの回
転子2の回転数は定格回転数より高くなってしまい、電
圧を立ち上げるために回転数を一旦定格回転数より高く
しなければならない欠点があった。
【0010】本発明は、上記の欠点を解決することを目
的としており、定格回転数より十分低い回転時に電圧が
立ち上がるようにして回路部品の耐電圧を下げられる様
にすると共に、始動の際の操作性が良好な自励式発電機
の自動電圧調整機を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の自励式発電機の自動電圧調整装置は発電
コイルに発電された交流電圧をダイオード・ブリッジを
介し界磁巻線に加え、その界磁電流がMOSFETトラ
ンジスタによって制御される構成の自励式発電機の自動
電圧調整装置において、上記MOSFETトランジスタ
のゲートとソースとの間にはゲート・ソース間をオン・
オフし界磁電流を制御する制御回路と、過電圧保護用の
定電圧ダイオードとを備えると共に、上記MOSFET
トランジスタのゲートは発電コイルの一方が抵抗とダイ
オードとの直列回路を介して接続され、かつ発電コイル
の他方が抵抗とコンデンサとの直列回路を介して接続さ
れた回路構成を備えたことを特徴としている。
【0012】また上記抵抗とコンデンサとの直列回路に
おいて、当該コンデンサが逆方向に充電されるのを防ぐ
ダイオードをコンデンサと並列に接続されていてもよ
い。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係る自励式発電機の自動電圧
調整装置の一実施例構成を示している。
【0014】同図において、3、5、9、11は図3の
ものに対応しており、本発明の自励式発電機の自動電圧
調整装置では発電コイル3に発生した電圧を基に界磁巻
線5に流す界磁電流をMOSFETトランジスタ9で制
御する構成が採られている。
【0015】21は制御回路、22はトランジスタ、2
3ないし27はダイオード、28は定電圧ダイオード、
29、30はコンデンサ、31、32は抵抗を表してい
る。発電コイル3に発生した交流電圧はダイオード23
ないし26の整流回路で整流され、コンデンサ29で平
滑されて界磁巻線5に供給されるようになっている。当
該界磁巻線5に流れる界磁電流はMOSFETトランジ
スタ9によって制御される。すなわち発電コイル3に発
生する交流電圧が予め決められている基準電圧と制御回
路21内で比較され、その比較値に応じてMOSFET
トランジスタ9をオン・オフさせるPWM制御信号をト
ランジスタ22が出力することにより、界磁巻線5に流
れる界磁電流が制御され、発電コイル3に発生する交流
電圧が定電圧化される。
【0016】当該MOSFETトランジスタ9のゲート
は、発電コイル3のA側から抵抗31とダイオード27
との直列回路を介して接続され、かつ発電コイル3のB
側から抵抗32とコンデンサ30との直列回路を介して
接続されており、この倍圧回路によってもMOSFET
トランジスタ9が駆動されるようになっている。
【0017】この倍圧回路の動作を、エンジン回転数が
低い時の始動時とエンジン回転数が定常の時の定格動作
時に分けて次に説明する。 (イ)始動時 この時、図示されていない回転子の残留磁気によって発
電コイル3に発生する電圧は微弱であり、制御回路21
内のトランジスタ22はオフ状態となっている。
【0018】エンジンの回転数が上がり、上記発電コイ
ル3に発生する微弱な電圧もその回転数に応じて微弱で
はあるが上昇する。今、発電コイル3のA側に正の交流
電圧が発生したとき、発電コイル3のA、ダイオード2
7、抵抗31、抵抗32、コンデンサ30及び発電コイ
ル3のBの閉回路でコンデンサ30が抵抗32側を+に
して充電される。次の半サイクルで発電コイル3のB側
に正の交流電圧が発生すると、発電コイル3のB、コン
デンサ30、抵抗32、MOSFETトランジスタ9、
ダイオード24及び発電コイル3のAの閉回路でコンデ
ンサ30には前の半サイクルに充電された電圧と今回の
電圧とが加算された約2倍の電圧が発生し、この約2倍
の電圧がMOSFETトランジスタ9のゲートに掛か
る。約2倍の電圧をMOSFETトランジスタ9のゲー
トに掛けることができるので、エンジン回転数が低い時
点でMOSFETトランジスタ9がオンとなり、界磁巻
線5に界磁電流が流れ、電圧が立ち上がる。すなわち電
圧の立ち上がり回転数が従来の約半分となり、立ち上が
り回転数が定格回転数を超えることがなくなる。 (ロ)定格動作時 この時、制御回路21が作動しており、トランジスタ2
2からPWM制御信号が出力され、MOSFETトラン
ジスタ9をオン或いはオフに制御するようになってい
る。
【0019】今、発電コイル3のA側に正の交流電圧が
発生したとき、発電コイル3のA、ダイオード27、抵
抗31、抵抗32、コンデンサ30及び発電コイル3の
Bの閉回路でコンデンサ30が抵抗32側を+にして充
電される。しかしながら制御回路21内のトランジスタ
22がオフの状態にあるとき、コンデンサ30の電圧は
定電圧ダイオード28とダイオード26とによってクラ
ンプされ、定電圧ダイオード28のツェナ電圧VZ とダ
イオード26の順方向降下電圧VD との加算電圧VZ
D に抑えられる。MOSFETトランジスタ9のゲー
トは定電圧ダイオード28のツェナ電圧VZ に抑えられ
保護される。
【0020】一方、次の半サイクルの発電コイル3のB
側に正の交流電圧が発生したとき、発電コイル3のB、
コンデンサ30、抵抗32、MOSFETトランジスタ
9、ダイオード24及び発電コイル3のAの閉回路でM
OSFETトランジスタ9のベースには制御回路21の
トランジスタ22がオフのときには定電圧ダイオード2
8のツェナ電圧VZ が掛かり、当該トランジスタ22が
オンのときには0Vが掛かる。この半サイクル時におい
て、ダイオード27には発電コイル3に発生した電圧と
前の半サイクル時にコンデンサ30に充電された電圧と
を加えた電圧が掛かる。公称電圧が100Vないし24
0Vのとき、発電コイル3には150V〜300V程度
の波高値を有する電圧が発生するが、定電圧ダイオード
28のツェナ電圧VZ が例えば15V〜18Vのものが
選ばれると、コンデンサ30の耐電圧は25V、上記ダ
イオード27の耐電圧は400V程度のものが使用で
き、特に耐電圧の高い部品を使用しなくても済ますこと
ができる。
【0021】図2は本発明に係る自励式発電機の自動電
圧調整装置の他の実施例構成を示している。同図におい
て、コンデンサ30の両端にダイオード33が接続さ
れ、当該ダイオード33によってコンデンサ30が逆方
向に充電されるのを防ぐようにすると共に、ダイオード
34と抵抗35とを介してMOSFETトランジスタ9
のゲートに安定したバイアスを掛けるようにしている。
このダイオード34は、エンジンの始動時コンデンサ3
0に発生する上記約2倍の電圧が抵抗35を通ってコン
デンサ29を充電しMOSFETトランジスタ9のゲー
トに掛かる電圧が低下するのを防止するためのものであ
る。
【0022】その他の回路構成は図1のものと同じであ
り、図2の動作も図1のものと同様であるので、その説
明は省略する。図1、図2に示された構成は図3の様に
エキサイタ巻線4を備えていない自励式発電機のもので
あるが、図3に示された構成のものでも本発明を適用す
ることができる。
【0023】すなわち図3において、エキサイタ巻線4
の各端から図1に示されたダイオード27と抵抗31と
の直列回路及びコンデンサ30と抵抗32との直列回路
をMOSFETトランジスタ9のゲートにそれぞれ接続
し、MOSFETトランジスタ9とアース間に定電圧ダ
イオードを接続した回路構成にする。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、発
電機の立ち上がりが従来の立ち上がり回転数の半分にな
り、通常運転(定格動作)時の回転数以下で電圧が立ち
上がる。そして定格動作時ではMOSFETトランジス
タ保護用の定電圧ダイオードで倍圧回路を構成するコン
デンサの電圧をクランプするので、低い耐電圧の部品を
使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自励式発電機の自動電圧調整装置
の一実施例構成である。
【図2】本発明に係る自励式発電機の自動電圧調整装置
の他の実施例構成である。
【図3】従来の自励式発電機の自動電圧調整装置の構成
図である。
【符号の説明】
3 発電コイル 5 界磁巻線 9 MOSFETトランジスタ 21 制御回路 28 定電圧ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電コイルに発電された交流電圧をダイ
    オード・ブリッジを介し界磁巻線に加え、その界磁電流
    がMOSFETトランジスタによって制御される構成の
    自励式発電機の自動電圧調整装置において、 上記MOSFETトランジスタのゲートとソースとの間
    にはゲート・ソース間をオン・オフし界磁電流を制御す
    る制御回路と、 過電圧保護用の定電圧ダイオードとを備えると共に、 上記MOSFETトランジスタのゲートは発電コイルの
    一方が抵抗とダイオードとの直列回路を介して接続さ
    れ、かつ発電コイルの他方が抵抗とコンデンサとの直列
    回路を介して接続された回路構成を備えたことを特徴と
    する自励式発電機の自動電圧調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記抵抗とコンデン
    サとの直列回路に当該コンデンサが逆方向に充電される
    のを防止するダイオードを当該コンデンサと並列接続さ
    れていることを特徴とする自励式発電機の自動電圧調整
    装置。
JP5124553A 1993-05-27 1993-05-27 自励式発電機の自動電圧調整装置 Pending JPH06339299A (ja)

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