JPS60121999A - エンジン駆動自励式発電機 - Google Patents
エンジン駆動自励式発電機Info
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- JPS60121999A JPS60121999A JP58227671A JP22767183A JPS60121999A JP S60121999 A JPS60121999 A JP S60121999A JP 58227671 A JP58227671 A JP 58227671A JP 22767183 A JP22767183 A JP 22767183A JP S60121999 A JPS60121999 A JP S60121999A
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- Japan
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- generator
- output
- phase
- transistor
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P9/00—Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
- H02P9/14—Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field
- H02P9/26—Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices
- H02P9/30—Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output by variation of field using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エンジン駆動自励式発電機、特に自動電圧調
整器を備えたエンジン駆動の発電機において、低速運転
時自動電圧調整器の動作に起因して界磁コイルに流れる
界磁電流が増大するのを抑制するようにしたエンジン駆
動自励式発電機に関するものである。
整器を備えたエンジン駆動の発電機において、低速運転
時自動電圧調整器の動作に起因して界磁コイルに流れる
界磁電流が増大するのを抑制するようにしたエンジン駆
動自励式発電機に関するものである。
従来の自動電圧調整器を備えたエンジン駆動の自励式三
相発電機として第1図に示す回路構成が用いられていた
。同図において、エキサイタコイル3に発生した電圧は
全波整流器10で電流され、コンデンサ21で平滑され
た直流電圧となる。この直流電圧はダーリントン接続さ
れたトランジスタ7、8からなる制御トランジスタ4と
直列に接続されている界磁コイル2へ供給される。界磁
コイル2に流れる界磁電流によって出力コイル1の端子
U、V、Wに出力電圧が発生するが、出力コイルの途中
から出力電圧の変動を検出するための中間タップが出さ
れており、該中間タップに発生した電圧は全波整流器1
1及び抵抗20、コンデンサ24を有する出力電圧検出
回路6から直流の検出電圧となって出力される。この検
出電圧は制御トランジスタ4を制御する制御トランジス
タ制御回路5に入力されており、点Aの電圧は抵抗17
及び抵抗18、19の抵抗値の比に按分される。
相発電機として第1図に示す回路構成が用いられていた
。同図において、エキサイタコイル3に発生した電圧は
全波整流器10で電流され、コンデンサ21で平滑され
た直流電圧となる。この直流電圧はダーリントン接続さ
れたトランジスタ7、8からなる制御トランジスタ4と
直列に接続されている界磁コイル2へ供給される。界磁
コイル2に流れる界磁電流によって出力コイル1の端子
U、V、Wに出力電圧が発生するが、出力コイルの途中
から出力電圧の変動を検出するための中間タップが出さ
れており、該中間タップに発生した電圧は全波整流器1
1及び抵抗20、コンデンサ24を有する出力電圧検出
回路6から直流の検出電圧となって出力される。この検
出電圧は制御トランジスタ4を制御する制御トランジス
タ制御回路5に入力されており、点Aの電圧は抵抗17
及び抵抗18、19の抵抗値の比に按分される。
従って出力コイル1に発生する出力電圧の変動が直列に
接続されている抵抗18、19の両端に現われる。この
抵抗18、19で按分された点Aの電圧は定電圧ダイオ
ード12を介してトランジスタ9に印加されている。こ
のトランジスタ9の動作によって制御トランジスタ4に
流れる電流、すなわち、これと直列に接続されている界
磁コイル2へ流れる界磁電流を制御することにより、出
力コイル1の端子間電圧は定電圧に保持される。なお界
磁コイル2に並列に接続されたダイオード13は逆起電
力を流すフリーホイールダイオードであり、符号14な
いし16は抵抗、22、23はコンデンサを表わしてい
る。
接続されている抵抗18、19の両端に現われる。この
抵抗18、19で按分された点Aの電圧は定電圧ダイオ
ード12を介してトランジスタ9に印加されている。こ
のトランジスタ9の動作によって制御トランジスタ4に
流れる電流、すなわち、これと直列に接続されている界
磁コイル2へ流れる界磁電流を制御することにより、出
力コイル1の端子間電圧は定電圧に保持される。なお界
磁コイル2に並列に接続されたダイオード13は逆起電
力を流すフリーホイールダイオードであり、符号14な
いし16は抵抗、22、23はコンデンサを表わしてい
る。
ところでエンジンで駆動される発電機の回転数が低速回
転となるのに従い、出力コイル1に発生する出力電圧が
降下し、それに伴って出力電圧検出回路6から出力され
る検出電圧も次第に降下する形となる。従って抵抗17
、及び抵抗18と19によって按分される点Aの電圧V
Aも降下する形となり、トランジスタ9に流れるベース
電流が平均的にみて減少する。これによりトランジスタ
9のコレクタ電圧が高くなり、すなわち制御トランジス
タ4のベース電位が次第に高くなり、トランジスタ7の
コレクタ電流、すなわち界磁電流が増加する方向に動作
する。つまり発電機の回転が低速になっても自動電圧調
整器の作用で出力電圧を一定に保つべく界磁電流を増加
させようとする。これを数量的に説明すると次のようで
ある。
転となるのに従い、出力コイル1に発生する出力電圧が
降下し、それに伴って出力電圧検出回路6から出力され
る検出電圧も次第に降下する形となる。従って抵抗17
、及び抵抗18と19によって按分される点Aの電圧V
Aも降下する形となり、トランジスタ9に流れるベース
電流が平均的にみて減少する。これによりトランジスタ
9のコレクタ電圧が高くなり、すなわち制御トランジス
タ4のベース電位が次第に高くなり、トランジスタ7の
コレクタ電流、すなわち界磁電流が増加する方向に動作
する。つまり発電機の回転が低速になっても自動電圧調
整器の作用で出力電圧を一定に保つべく界磁電流を増加
させようとする。これを数量的に説明すると次のようで
ある。
今、出力コイル1の出力電圧をE、界磁コイル2に発生
する磁束をΦ、発電機の回転数をnとすると Φ=E/(Kn)・・・・・・・・・・・・・・・(1
)(但しKは比例定数) が成立する。
する磁束をΦ、発電機の回転数をnとすると Φ=E/(Kn)・・・・・・・・・・・・・・・(1
)(但しKは比例定数) が成立する。
発電機の回転数nが小さくなっても自動電圧調整器の動
作で出力電圧Eは一定の大きさを保持しようとするので
、磁束Φが大となり、界磁コイル2に流れる界磁電流が
増大することが式(1)から明らかである。
作で出力電圧Eは一定の大きさを保持しようとするので
、磁束Φが大となり、界磁コイル2に流れる界磁電流が
増大することが式(1)から明らかである。
第4図は発電機の回転数に対する出力電圧と界磁電流と
の関係を示した特性曲線であり、破線Cで示された曲線
が従来の自動電圧調整器を備えた発電機のものを示して
いる。なおNoは定速回転数を表わしている。
の関係を示した特性曲線であり、破線Cで示された曲線
が従来の自動電圧調整器を備えた発電機のものを示して
いる。なおNoは定速回転数を表わしている。
最近のエンジン駆動発電機は省力エネルギーと騒音防止
を目的にスロー・ダウン装置が設けられており、無負荷
の場合はエンジンの回転をアイドリング状態にまで落す
ようにしている。しかしながら従来の自動電圧調整器を
備えた自励式三相発電機では、上記説明の如く、また第
4図破線Cの如く、エンジンをアイドリング状態に落し
た低速運転を行うと、その状態でも自動電圧調整器が働
らいて界磁電流が増大してしまい、界磁コイル2の温度
を上昇させ、これによって界磁コイル2の焼損或いは耐
久性を著しく低下させる欠点がある。
を目的にスロー・ダウン装置が設けられており、無負荷
の場合はエンジンの回転をアイドリング状態にまで落す
ようにしている。しかしながら従来の自動電圧調整器を
備えた自励式三相発電機では、上記説明の如く、また第
4図破線Cの如く、エンジンをアイドリング状態に落し
た低速運転を行うと、その状態でも自動電圧調整器が働
らいて界磁電流が増大してしまい、界磁コイル2の温度
を上昇させ、これによって界磁コイル2の焼損或いは耐
久性を著しく低下させる欠点がある。
また制御部品、殊にトランジスタ7を破壊させる欠点も
存在する。又、これは発電機の入力トルクの多くを発熱
に消費してしまうことになり、無駄なエネルギー消費を
行っている欠点もある。
存在する。又、これは発電機の入力トルクの多くを発熱
に消費してしまうことになり、無駄なエネルギー消費を
行っている欠点もある。
またエンジン駆動発電機は水中ポンプ等のモータを負荷
として使用することが多く、この為の対策としてエキサ
イタコイル3の巻線を多くする方法や負荷回路にカレン
トトランス(CT)を用い、負荷に流れる電流に比例し
て界磁電流を制御する方法が存在するが、カレントトラ
ンスを用いる方法は重量が重くなり、またコストがアッ
プする上に、出力特性にも影響を及ぼす欠点がある。ま
た単に自動電圧調整器を備えた発電機でエキサイタコイ
ル3の巻線を多くする方法は前述の如く低速運転時に温
度上昇が高くなる欠点を有している。
として使用することが多く、この為の対策としてエキサ
イタコイル3の巻線を多くする方法や負荷回路にカレン
トトランス(CT)を用い、負荷に流れる電流に比例し
て界磁電流を制御する方法が存在するが、カレントトラ
ンスを用いる方法は重量が重くなり、またコストがアッ
プする上に、出力特性にも影響を及ぼす欠点がある。ま
た単に自動電圧調整器を備えた発電機でエキサイタコイ
ル3の巻線を多くする方法は前述の如く低速運転時に温
度上昇が高くなる欠点を有している。
本発明は、上記の欠点を解決することを目的としており
、低速運転時における発電機入力トルクの削減と界磁電
流増加の抑制とを行い得る自動電圧調整器を備えたエン
ジン駆動自励式発電機を提供することを目的としている
。以下第2図以降の図面を参照しながら説明する。
、低速運転時における発電機入力トルクの削減と界磁電
流増加の抑制とを行い得る自動電圧調整器を備えたエン
ジン駆動自励式発電機を提供することを目的としている
。以下第2図以降の図面を参照しながら説明する。
第2図は本発明に係る一実施例構成を示しており、第1
図図示の従来例との差異はベース電圧附加回路25を制
御トランジスタ制御回路5内に設けた点である。該ベー
ス電圧附加回路25は次のように構成されている。すな
わち、出力電圧検出回路6に入力されている検出電圧の
一相、例えばW相の半波整流電圧が抵抗33を介してS
CR26のアノード側に印加されている。該SCR26
がオフ状態にあるとき、SCR26のアノード側に接続
されている抵抗32、定電圧ダイオード27、及び(逆
流)保設ダイオード28を介してトランジスタ9のベー
スに印加され、出力電圧検出回路6からの定電圧ダイオ
ード12を介して供給される電圧と重畳される。出力電
圧検出回路6に入力されている検出電圧の他相、例えば
U相の検出電圧が抵抗36、ダイオード29を介してコ
ンデンサ37を充電させ、該コンデンサ37に充電され
た充電電圧によって抵抗35を介してSCR26のゲー
トにゲート電流が流れ、SCR26をターン・オンさせ
る。コンデンサ37の両端に可変抵抗31が設けられて
おり、コンデンサ37の充放電特性を決定している。S
CR26のゲートとカソードとの間にはサーミスタ30
と抵抗34とが接続され、ゲート回路の温度補償を行っ
ている。
図図示の従来例との差異はベース電圧附加回路25を制
御トランジスタ制御回路5内に設けた点である。該ベー
ス電圧附加回路25は次のように構成されている。すな
わち、出力電圧検出回路6に入力されている検出電圧の
一相、例えばW相の半波整流電圧が抵抗33を介してS
CR26のアノード側に印加されている。該SCR26
がオフ状態にあるとき、SCR26のアノード側に接続
されている抵抗32、定電圧ダイオード27、及び(逆
流)保設ダイオード28を介してトランジスタ9のベー
スに印加され、出力電圧検出回路6からの定電圧ダイオ
ード12を介して供給される電圧と重畳される。出力電
圧検出回路6に入力されている検出電圧の他相、例えば
U相の検出電圧が抵抗36、ダイオード29を介してコ
ンデンサ37を充電させ、該コンデンサ37に充電され
た充電電圧によって抵抗35を介してSCR26のゲー
トにゲート電流が流れ、SCR26をターン・オンさせ
る。コンデンサ37の両端に可変抵抗31が設けられて
おり、コンデンサ37の充放電特性を決定している。S
CR26のゲートとカソードとの間にはサーミスタ30
と抵抗34とが接続され、ゲート回路の温度補償を行っ
ている。
次に本発明に係る一実施例構成の動作を説明する。
出力電圧検出回路6に入力されているU相の正の検出電
圧は、抵抗36、ダイオード29を介してコンデンサ3
7を充電する。このコンデンサ37に充電された充電電
圧は可変抵抗31と抵抗35及びSCR26のゲートと
を介して放電されるが、該SCR26がターン・オンす
るか否かはSCR26のアノード側に接続されているW
相の半波整流された検出電圧と上記コンデンサ37の充
放電特性とに依存する。W相の半波整流電圧が立上る前
、すなわちSCR26のアノード側に正電圧が印加され
る前にコンデンサ37の放電が完了してしまうと、SC
R26はターン・オンとなることはできない。またコン
デンサ37の放電が完了する前に、すなわちSCR26
をターン・オンするに足る放電電流がSCR26のゲー
トに流れている内に、W相の検出電圧が正となりSCR
26のアノード側に印加されると、SCR26はターン
・オンとなる。このSCR26の動作は発電機の回転速
度によって決定付けられるので、低速回転時と高速回転
時に分けて説明をする。
圧は、抵抗36、ダイオード29を介してコンデンサ3
7を充電する。このコンデンサ37に充電された充電電
圧は可変抵抗31と抵抗35及びSCR26のゲートと
を介して放電されるが、該SCR26がターン・オンす
るか否かはSCR26のアノード側に接続されているW
相の半波整流された検出電圧と上記コンデンサ37の充
放電特性とに依存する。W相の半波整流電圧が立上る前
、すなわちSCR26のアノード側に正電圧が印加され
る前にコンデンサ37の放電が完了してしまうと、SC
R26はターン・オンとなることはできない。またコン
デンサ37の放電が完了する前に、すなわちSCR26
をターン・オンするに足る放電電流がSCR26のゲー
トに流れている内に、W相の検出電圧が正となりSCR
26のアノード側に印加されると、SCR26はターン
・オンとなる。このSCR26の動作は発電機の回転速
度によって決定付けられるので、低速回転時と高速回転
時に分けて説明をする。
(I)低速回転時
コンデンサ37に充電された充電電圧は上記説明の如く
、U相の正の検出電圧の減少とともに放電を開始し、そ
の放電電流は第3図(1)図示の如く、期間t1で終る
。SCR26のアノード側に接続されているW相の検出
電圧は、コンデンサ37の放電開始T1経過後に正の電
圧が現われ、SCR26のアノードに印加されるが、S
CR26はターン・オンしない。発電機の回転数が上昇
するにつれ期間T1は短かくなり、t1に近づくが、T
1≧t1の限りにおいてはSCR26がターン・オンと
なることはない。
、U相の正の検出電圧の減少とともに放電を開始し、そ
の放電電流は第3図(1)図示の如く、期間t1で終る
。SCR26のアノード側に接続されているW相の検出
電圧は、コンデンサ37の放電開始T1経過後に正の電
圧が現われ、SCR26のアノードに印加されるが、S
CR26はターン・オンしない。発電機の回転数が上昇
するにつれ期間T1は短かくなり、t1に近づくが、T
1≧t1の限りにおいてはSCR26がターン・オンと
なることはない。
このSCR26がオフ状態にあるとき、SCR26のア
ノード側に印加されるW相の正の検出電圧は抵抗32、
定電圧ダイオード27、ダイオード28を介してトラン
ジスタ9のベース電圧に加わるようになる。そのためト
ランジスタ9のベース電流は出力電圧検出回路6のみか
ら定電圧ダイオード12を介して流れているときよりも
増大し、トランジスタ9がオンとなる時間が増加する。
ノード側に印加されるW相の正の検出電圧は抵抗32、
定電圧ダイオード27、ダイオード28を介してトラン
ジスタ9のベース電圧に加わるようになる。そのためト
ランジスタ9のベース電流は出力電圧検出回路6のみか
ら定電圧ダイオード12を介して流れているときよりも
増大し、トランジスタ9がオンとなる時間が増加する。
従がって制御トランジスタ4のオフ状態が増加し、制御
トランジスタ4に直列に接続されている界磁コイル2へ
流れ込む界磁電流が抑制される。
トランジスタ4に直列に接続されている界磁コイル2へ
流れ込む界磁電流が抑制される。
なおコンデンサ37の充放電特性は可変抵抗31の値に
よって定まり、時間t1を色々変えることができ、SC
R26がターン・オンとなるタイミングを調整すること
ができる。
よって定まり、時間t1を色々変えることができ、SC
R26がターン・オンとなるタイミングを調整すること
ができる。
(II)高速回転時
発電機の回転が上昇し定格回転近傍となると、コンデン
サ37に充電された充電電圧が完全に放電される前に、
SCR26のアノード側にW相の正の検出電圧が印加さ
れるようになる。第3図(II)図示の如くSCR26
のゲートに当該SCR26をターン・オンとするに足る
放電電流が流れ、かつアノード側に正の電圧が印加され
ると、SCR26はターン・オンとなる。すなわちT1
<t1のときSCR26はオン状態となる。これにより
SCR26のアノード側に印加されるW相の半波整流電
圧はSCR26を介してアース・ラインへおちる。この
ときのトランジスタ9へ流れ込むベース電流は、ベース
電圧附加回路25が存在しない従来の回路の出力電圧検
出回路6から定電圧ダイオード12を介して流れ込む電
流だけである。
サ37に充電された充電電圧が完全に放電される前に、
SCR26のアノード側にW相の正の検出電圧が印加さ
れるようになる。第3図(II)図示の如くSCR26
のゲートに当該SCR26をターン・オンとするに足る
放電電流が流れ、かつアノード側に正の電圧が印加され
ると、SCR26はターン・オンとなる。すなわちT1
<t1のときSCR26はオン状態となる。これにより
SCR26のアノード側に印加されるW相の半波整流電
圧はSCR26を介してアース・ラインへおちる。この
ときのトランジスタ9へ流れ込むベース電流は、ベース
電圧附加回路25が存在しない従来の回路の出力電圧検
出回路6から定電圧ダイオード12を介して流れ込む電
流だけである。
オン状態となったSCR26はW相の検出電圧が零にな
ったときターン・オフとなり、次の正の検出電圧で上記
説明のように再びSCR26はターン・オンとなる。こ
のようにSCR26はT1<t1のときオン・オフを繰
返す。
ったときターン・オフとなり、次の正の検出電圧で上記
説明のように再びSCR26はターン・オンとなる。こ
のようにSCR26はT1<t1のときオン・オフを繰
返す。
以上説明した如き制御が発電機の回転速度の変化に伴な
って行われ、発電機の出力電圧Eと界磁電流ifとは発
電機の回転数Nの値に応じて第4図図示の実線Aの如く
変化する。即ち発電機が低速回転となるアイドリンク状
態の下で界磁電流ifが従来の回路の破線Cで表わされ
た如く非所望に増大してしまうことがなくなる。
って行われ、発電機の出力電圧Eと界磁電流ifとは発
電機の回転数Nの値に応じて第4図図示の実線Aの如く
変化する。即ち発電機が低速回転となるアイドリンク状
態の下で界磁電流ifが従来の回路の破線Cで表わされ
た如く非所望に増大してしまうことがなくなる。
そして発電機の低速回転時、すなわちアイドリング状態
時における界磁電流値は定電圧ダイオード27のツェナ
ー電圧を変更することによって変えることができる。ア
イドリング状態時の発電機の界磁電流値規格に応じて定
電圧ダイオード27のツェナー電圧を設定する。
時における界磁電流値は定電圧ダイオード27のツェナ
ー電圧を変更することによって変えることができる。ア
イドリング状態時の発電機の界磁電流値規格に応じて定
電圧ダイオード27のツェナー電圧を設定する。
第5図は本発明に係る他の実施例構成を示しており、第
2図のものに対し更に、V相の検出電圧を抵抗40、定
電圧ダイオード38、ダイオード39を介してトランジ
スタ9のベースに加えたものである。
2図のものに対し更に、V相の検出電圧を抵抗40、定
電圧ダイオード38、ダイオード39を介してトランジ
スタ9のベースに加えたものである。
第5図の動作は第2図の動作と基本的には同一でちる。
第2図の場合において、定電圧ダイオード27のツェナ
ー電圧の変更だけではアイドリング状態での界磁電流i
fを規格値に低下させられないとき、第5図で新たに追
加したV相の検出電圧を定電圧ダイオード38を介して
トランジスタ9のベースに流し込むことにより、上記界
磁電流ifを減少させることができる。しかしながら、
発電機の回転が高速の定格回転近傍となり、上記説明し
た如くSCR26がオン状態となるようになっても、V
相の検出電圧が定電圧ダイオード38を介してトランジ
スタ9のベースへ依然として印加される。従がって出力
電圧Eとの兼ねあいで定電圧ダイオード38のツェナー
電圧を決定することを要する。
ー電圧の変更だけではアイドリング状態での界磁電流i
fを規格値に低下させられないとき、第5図で新たに追
加したV相の検出電圧を定電圧ダイオード38を介して
トランジスタ9のベースに流し込むことにより、上記界
磁電流ifを減少させることができる。しかしながら、
発電機の回転が高速の定格回転近傍となり、上記説明し
た如くSCR26がオン状態となるようになっても、V
相の検出電圧が定電圧ダイオード38を介してトランジ
スタ9のベースへ依然として印加される。従がって出力
電圧Eとの兼ねあいで定電圧ダイオード38のツェナー
電圧を決定することを要する。
第5図図示の発電機の出力電圧Eと界磁電流ifとは発
電機の回転数Nに応じて第4図図示の実線中に点線が混
合した線Bの如き特性曲線が得られる。
電機の回転数Nに応じて第4図図示の実線中に点線が混
合した線Bの如き特性曲線が得られる。
以上説明した如く、本発明によれば、発電機の低速回転
時、すなわちエンジンのアイドリング状態時における界
磁電流の増加が抑制され、界磁コイルその他の部品の焼
損、破壊が防止される。同時に界磁コイルでエネルギー
の消費が少なくなるので、発電機への入力トルクの削減
が可能となる。
時、すなわちエンジンのアイドリング状態時における界
磁電流の増加が抑制され、界磁コイルその他の部品の焼
損、破壊が防止される。同時に界磁コイルでエネルギー
の消費が少なくなるので、発電機への入力トルクの削減
が可能となる。
第1図は従来のエンジン駆動自励式発電機の構成例、第
2図は本発明に係るエンジン駆動自励式発電機の一実施
例構成、第3図(I)、(II)はSCRのターン・オ
ンを説明する波形説明図、第4図は発電機の回転数に対
する出力電圧や界磁電流の関係を示した特性曲線、第5
図は本発明に係るエンジン駆動自励式発電機の他の実施
例構成を示している。 図中、1は出力コイル、2は界磁コイル、3はエキサイ
タ・コイル、4は制御トランジスタ、5は制御トランジ
スタ制御回路、6は出力電圧検出回路、7ないし9はト
ランジスタ、10、11は全波整流器、12、27、3
8は定電圧ダイオード、13、26、28、29、39
はダイオード、14ないし20、32ないし36、40
は抵抗、21ないし24はコンデンサ、25、25′は
ベース電圧附加回路、30はサーミスタ、31は可変抵
抗を表わしている。 第3図 (1) (I[) 第4図
2図は本発明に係るエンジン駆動自励式発電機の一実施
例構成、第3図(I)、(II)はSCRのターン・オ
ンを説明する波形説明図、第4図は発電機の回転数に対
する出力電圧や界磁電流の関係を示した特性曲線、第5
図は本発明に係るエンジン駆動自励式発電機の他の実施
例構成を示している。 図中、1は出力コイル、2は界磁コイル、3はエキサイ
タ・コイル、4は制御トランジスタ、5は制御トランジ
スタ制御回路、6は出力電圧検出回路、7ないし9はト
ランジスタ、10、11は全波整流器、12、27、3
8は定電圧ダイオード、13、26、28、29、39
はダイオード、14ないし20、32ないし36、40
は抵抗、21ないし24はコンデンサ、25、25′は
ベース電圧附加回路、30はサーミスタ、31は可変抵
抗を表わしている。 第3図 (1) (I[) 第4図
Claims (1)
- 出力コイル、界磁コイル、該界磁コイルに界磁電流を流
すための直流源、界磁コイルに直列に接続され該界磁コ
イルに流れる界磁電流を制御する制御トランジスタ、出
力電圧の電圧変動を検出する出力電圧検出回路、及び該
出力電圧検出回路の平滑された検出電圧に基づいて上記
制御トランジスタを制御するトランジスタが設けられて
いる制御トランジスタ制御回路を備え、出力電圧の変動
に応じて制御トランジスタを制御し出力電圧を定電圧に
保持するエンジン駆動自励式三相発電機において、制御
トランジスタ制御回路内に設けられた上記トランジスタ
のベース電圧に、発電機の回転数が低速度のとき上記出
力電圧検出回路から少なくとも一相の検出電圧に基づく
リップル電圧を重畳し、かつ発電機の回転数が定格回転
の近傍のとき上記一相の検出電圧に基づくリップル電圧
の重畳を切り離す制御が行われるベース電圧附加回路を
設け、エンジンの低速回転に伴う発電機の低速運転時に
おける界磁電流を減少させるようにしたことを特徴とす
るエンジン駆動自励式発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58227671A JPS60121999A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | エンジン駆動自励式発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58227671A JPS60121999A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | エンジン駆動自励式発電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60121999A true JPS60121999A (ja) | 1985-06-29 |
JPH0345999B2 JPH0345999B2 (ja) | 1991-07-12 |
Family
ID=16864500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58227671A Granted JPS60121999A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | エンジン駆動自励式発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60121999A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0297900U (ja) * | 1989-01-18 | 1990-08-03 | ||
JPH0350999U (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-17 |
-
1983
- 1983-12-01 JP JP58227671A patent/JPS60121999A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0297900U (ja) * | 1989-01-18 | 1990-08-03 | ||
JPH0350999U (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0345999B2 (ja) | 1991-07-12 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |