JP2000350498A - 制御選択装置 - Google Patents

制御選択装置

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JP2000350498A JP11157961A JP15796199A JP2000350498A JP 2000350498 A JP2000350498 A JP 2000350498A JP 11157961 A JP11157961 A JP 11157961A JP 15796199 A JP15796199 A JP 15796199A JP 2000350498 A JP2000350498 A JP 2000350498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2系列装置間の制御選択装置において、2系
列ともに動作する場合に、系列毎に制御出力結果がマス
ター(主)とスレーブ(従)の制御選択装置で同一とな
り、マスター(主)がなんらかの要因で動作できずスレ
ーブ(従)の制御選択装置でもって動作する場合におい
ても、制御出力の遅れを生じることなく制御すること。 【解決手段】 マスター(主)側の選択優先順位情報を
選択優先順位情報送信部205からスレーブ(従)へ転
送し、スレーブ(従)側の演算が終了するまでスレーブ
側(従)の出力を制御ロック送信部204から出力され
る信号で抑制し、接点渡し方式による簡易な結合で、2
系列間の遮断選択結果を同じにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は2系列装置間の制
御選択装置に関し、特に、電力系統における系統事故が
発生した場合、発電量を制御することにより、電力系統
の安定運転維持をはかる系統安定化装置における2系列
装置間の動作協調の向上を図ったものに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば、電力系統の系統事故に
対する電力系統制御機器として、発電機を制御して電力
系統の安定維持を図ることを目的とする、従来の2系列
装置間の制御選択装置のブロック図である。図におい
て、自所の発電機出力は計器用変圧器(PT)、及び計
器用変流器(CT)を介して、A/D変換部101a
(101b)に導入され、ここでアナログ値からディジ
タル値へのA/D変換が実行される。そして変換された
ディジタル値は後段のP演算部102a(102b)に
入力され、この値に基づいて発電電力量を算出する。
【0003】選択優先順位情報作成部105a(105
b)では、前記の発電電力量に基づいて選択優先順位情
報107a(107b)が作成され、遮断選択処理部1
03a(103b)は別途内蔵される演算アルゴリズム
(図示せず)によって算出された制御量と、上記発電電
力量と選択優先順位情報107a(107b)とによ
り、遮断選択結果を得る。ここで得られた遮断選択結果
は、制御出力部104a(104b)で保持され、起動
信号106a(106b)と他系動作受信部108a
(108b)の信号がないことの論理積の条件で制御出
力が行われるように構成されている。
【0004】次に動作について説明する。選択優先順位
情報作成部105a(105b)では、発電電力量の大
きい順または、小さい順に順位を決定し、選択優先順位
情報107a(107b)を得る。遮断選択処理部10
3a(103b)では、演算アルゴリズム(図示せず)
によって得られた制御量を上回るように、発電機を選択
優先順位情報107a(107b)の順序で加算選択し
ていく。この結果、得られた遮断選択結果は制御出力部
104a(104b)に保持される。
【0005】このような処理を行う制御選択装置は、故
障などに影響されることなく電力を安定供給し続けるた
めに、マスター(主)とスレーブ(従)の2系統設けら
れている。
【0006】上記マスター(主)とスレーブ(従)の制
御選択装置で各々制御出力部104a(104b)に保
持される遮断選択結果は、発電電力量の計測誤差による
選択優先順位情報の違いや、遮断選択処理部103a
(103b)の演算周期のずれにより、全く異なった遮
断選択結果となり得る。このため、制御出力はマスター
とスレーブ2系列のどちらか一方のみが行われるよう
に、起動信号106a(106b)の動作協調回路10
8a(108b),109a(109b),110,1
11が設けられている。
【0007】すなわち、マスター(主)の制御選択装置
では、起動信号106aが活性で、スレーブ(従)の制
御選択装置が動作していないことの論理積条件で制御出
力が行われる。
【0008】スレーブ(従)の制御選択装置では、起動
信号106bが活性で、マスター(主)の制御選択装置
が動作していないことの論理積条件で制御出力が行われ
る。
【0009】なお、スレーブ(従)の制御選択装置に設
けられた110,111は、動作信号の系列間伝達遅延
時間を考慮した動作遅延タイマーである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の2系列装置間の
制御選択装置は以上のように構成されているので、なん
らかの要因により、マスター(主)の制御選択装置が動
作できず、スレーブ(従)の制御選択装置が動作する場
合、動作信号の系列間伝達遅延時間を考慮してスレーブ
の制御選択装置に設けられた遅延タイマー分だけ、制御
出力時間が遅延することとなる。以上のような問題に鑑
みて、マスター(主)、スレーブ(従)の制御選択装置
ともに動作時間を同一とするには、それぞれの制御出力
部で保持される遮断選択結果を2系列間で合わせ込みを
行い、マスター、スレーブ同時に制御出力することが可
能となるように構成する必要がある。しかしながら、こ
れを実現するには、演算周期の同期をとったり、演算ア
ルゴリズムで使用する入力パラメータの照合や、異常時
の処理等が複雑となるなどの問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、2系列ともに動作する場合
において、系列毎に非同期に遮断選択結果を得るにも関
わらず、制御出力結果がマスター(主)とスレーブ
(従)の制御選択装置で同一となり、マスター(主)が
なんらかの要因で動作できずスレーブ(従)の制御選択
装置でもって動作する場合においても、制御出力の遅れ
を生じることなく制御することのできる2系列装置間の
制御選択装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る制御選択装置は、発電機の発電量に基づいて複数の発
電機から所定の発電機を選択するための優先順位情報を
作成する選択優先順位情報作成部と、選択優先順位情報
により遮断する発電機の選択演算を行う遮断選択演算処
理部と、遮断選択演算処理部の出力を、起動信号を受け
ることによって制御する制御出力部とを含む第1の制御
選択系と、上記第1の制御選択系と同様の構成を有し、
上記第1の制御選択系が停止した場合に、上記第1の制
御選択系に代わって作動する第2の制御選択系と、上記
第1の制御選択系の選択優先順位情報作成部の出力を受
けるとともに、出力である選択優先順位情報によって遮
断される発電機の選択演算処理が完了するまで、上記第
2の制御選択系の動作を抑制する制御抑制手段とを備え
たものである。
【0013】また、本発明の請求項2にかかる制御選択
装置は、上記請求項1記載の制御選択装置において、上
記第1の制御選択系の選択優先順位情報作成部から送信
され、上記第2の制御選択系に入力された選択優先順位
情報を、上記第1の制御選択系に転送する選択優先順位
情報返送手段を、上記第2の制御選択系に備え、上記第
2の制御選択系から返送されてきた選択優先順位情報を
受けて、上記第1の制御選択系で生成した選択優先順位
情報と比較照合を行う比較照合手段を、上記第1の制御
選択系に備え、上記比較照合手段の結果が不一致の場合
に、上記制御抑制手段によって、上記第2の制御選択系
の出力を抑制するようにしたものである。
【0014】また、本発明の請求項3にかかる制御選択
装置は、上記請求項1記載の制御選択装置において、そ
れぞれ相手側の制御選択系の動作状態を監視する動作監
視手段を設け、他方の制御選択系が正常に動作していな
いことが検出された場合に、自系の選択優先順位情報作
成部で作成した選択優先順位情報を用いて自系で単独動
作するようにしたものである。
【0015】また、本発明の請求項4にかかる制御選択
装置は、上記請求項3記載の制御選択装置において、上
記動作監視手段は、上記第1の制御選択系から上記第2
の制御選択系に出力される所定の情報に冗長ビットを付
加し、第2の制御選択系から返送されてきた上記冗長ビ
ットを付加された所定の信号と、上記第1の制御選択系
から上記第2の制御選択系に出力した上記所定の信号と
を比較参照し、その比較参照結果に応じて正常に動作し
ていると判定される制御選択系を単独動作させるように
したものである。
【0016】また、本発明の請求項5にかかる制御選択
装置は、上記請求項4記載の制御選択装置において、上
記所定の情報が、上記選択優先順位情報としたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1にかかる制御選択装置を図に基づいて説明
する。図1において、マスター(主)の制御選択装置の
制御ロック送信部204の信号は選択優先順位情報10
7aが更新された時、更新チェック部203によりチェ
ックされ生成される。また、制御ロック中受信部206
で受信したスレーブ(従)からの信号は、切り替えスイ
ッチ201へ導入され、信号「有り」で選択優先順位情
報107aの情報を選択優先順位情報202へ導入する
ように構成されている。
【0018】また、スレーブ(従)の演算完了チェック
部212では、遮断選択処理部213の演算が起動さ
れ、演算結果が得られたことを検出してマスター(主)
の制御選択装置からの制御ロック信号のラッチ(フリッ
プフロップ)210をリセットするように構成されてい
る。その他、図5と同一符号は同一、または相当部分を
示す。
【0019】次に以上にように構成された制御選択装置
の動作について説明する。マスター(主)の制御選択装
置で新規に選択優先順位情報107aが生成されると、
更新チェック部203ではスレーブ(従)の制御選択装
置の制御ロック信号が作成され、制御ロック送信部20
4へ導入される。
【0020】そして、スレーブ(従)の制御選択装置の
制御ロック受信部207へ接点渡しされた制御ロック信
号は、一旦、その後段のフリップフロップ210で保持
され、スレーブ(従)の制御選択装置の起動信号106
bをロックするとともに、制御ロック中信号として制御
ロック中送信部209、制御ロック中受信部206を経
て、マスター(主)の制御選択装置の切り替えスイッチ
201へ導入される。
【0021】そして、マスター(主)の制御選択装置で
の遮断選択処理部103で使用される選択優先順位情報
202は、新規に生成された選択優先順位情報107a
に置き換わり、新たな遮断選択結果を得ることになる。
【0022】マスター(主)の制御選択装置では、スレ
ーブ(従)の制御選択装置の制御ロック中信号の確認と
同時に、上記新規生成された選択優先順位情報107a
を接点渡しにより選択優先順位情報送信部208を経て
スレーブ(従)の制御選択装置の遮断選択処理部213
へ導入され、新たな遮断選択結果を得ることになる。
【0023】演算完了チェック部212によってチェッ
クしスレーブ(従)の制御選択装置のフリップフロップ
210をリセットして起動信号106bを有効として制
御ロック状態のスレーブ(従)の制御選択装置を動作可
能状態にする。
【0024】また、以上のような構成において、なんら
かの原因でマスター(主)の制御選択装置が動作しない
場合には、スレーブ(従)の制御選択装置側は、起動信
号101bによって直ちに動作開始し、マスター(主)
の制御選択装置側から導入された選択優先順位情報でも
って動作することになる。
【0025】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、接点渡しによる簡易な結合で2系列間の遮断選
択結果が同じになるまでスレーブ(従)の起動信号10
6bをロックするようにしたので、遮断選択結果が系列
毎に非同期に得られても、制御出力結果がマスター
(主)とスレーブ(従)の制御選択装置で同一となり、
しかも、マスター(主)がなんらかの要因で動作できず
スレーブ(従)の制御選択装置が動作するような場合に
おいても、制御出力の遅れを生じることがない。
【0026】実施の形態2.次に本発明の実施の形態2
による制御選択装置について説明する。上記実施の形態
1では、マスター(主)の制御選択装置からスレーブ
(従)の制御選択装置へ選択優先順位情報を一方的に送
信する構成としたが、スレーブ(従)の制御選択装置へ
伝達された選択優先順位情報が誤って伝わったとしても
スレーブ(従)の制御選択装置での演算が終了すればス
レーブ(従)の制御選択装置の制御ロックは解除されて
しまうおそれがある。本実施の形態2はこのような場合
に鑑みてなされたものであり、図2に示すように、スレ
ーブ(従)の制御選択装置からマスター(主)の制御選
択装置へ選択優先順位情報を折り返す回路を追加し、選
択優先順位情報の認識が、2系列間で完全に一致するま
でスレーブ(従)の制御選択装置を制御ロックするよう
にしたものである。すなわち、マスターとスレーブの制
御選択装置にそれぞれ、選択優先順位情報送信部205
(305)と選択優先順位情報受信部304(208)
を設け、マスターからスレーブに選択優先順位情報を折
り返し、一致チェック部301によってその一致が確認
されたら、マスター(主)の制御選択装置のフリップフ
ロップ303がリセットされ、これを受けて、制御ロッ
ク状態にあるスレーブ(従)の制御選択装置のフリップ
フロップ210がリセットされるように構成されてい
る。
【0027】次に動作について説明する。なお、基本的
な動作については図1で示したものと同じであるため、
ここでは、本実施の形態2の特徴的なものについて説明
する。
【0028】まず、実施の形態1で説明した構成によっ
て、すでに、選択優先順位情報が生成されて、スレーブ
(従)の制御選択装置が制御ロック状態になっているも
のとする。図2において、マスター(主)の制御選択装
置で選択優先順位情報107aが新たに生成されたこと
により、制御ロック信号がフリップフロップ303で保
持される。このフリップフロップ303のリセット条件
は、マスター(主)の制御選択装置で生成された選択優
先順位情報107aとスレーブ(従)の制御選択装置か
ら折り返された選択優先順位情報302とが一致チェッ
ク部301で一致したと判定される場合である。
【0029】一方、マスター(主)の制御選択装置で生
成された選択優先順位情報107aとスレーブ(従)の
制御選択装置から折り返された選択優先順位情報302
とが一致チェック部301で不一致と判定された場合
は、スレーブ(従)の制御選択装置が制御ロックの状態
で保持されることとなる。
【0030】以上のように、本実施の形態2によれば、
マスター(主)からスレーブ(従)に選択優先順位情報
を転送し、再度マスター(主)へ返送し一致チェック部
301において、両者が一致しているか否かの判定を行
った後、スレーブ(従)の制御選択装置の制御ロックを
解除するようにしたので、選択優先順位情報の合わせ込
みをマスター(主)の制御選択装置で一括管理すること
ができ、選択優先順位情報の合わせ込み回路の信頼度を
向上させることができる。
【0031】実施の形態3.次に本発明の実施の形態3
による制御選択装置について説明する。上記実施の形態
1,2では、2系列とも正常に選択優先順位情報が合わ
せ込みできる場合について述べたが、本実施の形態3で
は、図3に示すように、相手系の装置運転状態を監視す
る回路を組み込むことで片系運転を可能としたものであ
る。
【0032】すなわち、図3において、401a
(b),402a(b)は、図示しない診断回路におい
て、装置に異常があることを通知する装置異常情報、お
よび装置ロック情報であり、それぞれの出力は相手側の
制御選択装置に入力される構成となっている。また、4
05はスレーブ(従)の制御選択装置に設けられた切り
替えスイッチであり、マスター(主)の制御選択装置に
異常、もしくは装置ロック状態があった場合に、マスタ
ー(主)の制御選択装置から転送されてきた選択優先順
位情報211(306)から、スレーブ(従)の制御選
択装置で作成された選択優先順位情報404に切り替え
るように構成されている。
【0033】次に動作について説明する。図3でマスタ
ー(主)の装置状態401a,402aの情報が、装置
ロックまたは、装置異常の場合、スレーブ(従)の制御
選択装置に入力された選択優先順位情報信号は、切り替
えスイッチ405へ導入される。
【0034】そして、遮断選択処理部213で使用する
選択優先順位情報をマスター(主)から伝送された選択
優先順位情報から、スレーブ(従)の制御選択装置で独
自に生成した選択優先順位情報404へ切り替えられ、
スレーブ(従)の単独運転となる。
【0035】一方、スレーブ(従)の制御選択装置の装
置状態401b,402bの情報が、装置ロックまた
は、装置異常の場合、マスター(主)の制御選択装置に
入力された信号は、切り替えスイッチ201へ導入さ
れ、遮断選択処理部103で使用する選択優先順位情報
を、選択優先順位情報作成部105aで新規生成された
選択優先順位情報107aをそのまま選択優先順位情報
202として導入するよう、切り替えスイッチ201が
固定され、マスター(主)の単独運転となる。
【0036】当然ながら、装置ロックまたは、装置異常
の系列は制御ロック状態となる。
【0037】以上のように、本実施の形態3によれば、
マスター(主)とスレーブ(従)の制御選択装置の動作
状態を監視する回路を設け、他方が正常に動作していな
い場合には、正常系で生成された選択優先順位情報を用
いて動作するようにしたので、片系が制御ロックをとも
なう異常の場合、健全系列が単独で運転することがで
き、システムの信頼度を向上させることができるという
効果がある。
【0038】実施の形態4.次に本発明の実施の形態4
による制御選択装置について説明する。上記実施の形態
3では、相手系の制御ロック状態の有無の監視を行う場
合について述べたが、本実施の形態4では、図4に示す
ように、接点渡しの信号に冗長ビットを付加して入出力
回路の監視を行い、相手系が制御ロック状態に至らない
場合でも異常を検知して片系のみ単独運転することがで
きるようにしたものである。すなわち、図4において、
マスター(主)の制御選択装置の制御ロック送信部20
4’から定マーク化された制御ロック信号506aが出
力され、選択優先順位情報送信部205’からはパリテ
ィーを付加した選択優先順位情報507aが出力され、
それぞれスレーブ(従)側の定マークチェック部50
3,パリティーチェック部504において検出される。
また、スレーブ(従)の制御選択装置の制御ロック中送
信部209’から定マーク化された制御ロック信号50
6bが出力され、選択優先順位情報送信部305’から
はパリティーを付加した選択優先順位情報507bが出
力され、それぞれマスター(主)側の定マークチェック
部502,パリティーチェック部501において検出さ
れる。また、505は定マークおよびパリティの両方が
OR回路で検出され、異常とするための確定タイマーで
ある。
【0039】次に本発明の特徴的な動作について説明す
る。制御ロック信号506aは定マーク化され、また、
選択優先順位情報507aはパリティーを付加されて、
各々受信側でチェックを実施される。
【0040】マスター(主)側の制御選択装置のパリテ
ィーチェック部501、定マークチェック部502で
「異常」が検出された場合、すなわちスレーブ(従)の
制御選択装置側に異常が発生した場合は、確定タイマー
505が所定時間動作した後、マスター(主)を単独運
転可能なように、切り替えスイッチ201へ信号を伝送
する。この時、スレーブ(従)からの選択優先順位情
報、又は制御ロック中信号が更新できないため、マスタ
ー(主)側で生成された選択優先順位情報107aと、
スレーブ(従)側から転送されてきた選択優先順位情報
302とが不一致または、制御ロック中信号が「なし」
となることにより、制御ロック保持用フリップフロップ
303がリセットされずにスレーブ(従)の制御選択装
置は制御ロックのままとなる。
【0041】一方、スレーブ(従)側のパリティーチェ
ック部504、定マークチェック部503で「異常」が
検出された場合、すなわちマスター(主)の制御選択装
置側に異常が発生した場合は、確定タイマー505が所
定時間作動した後、マスター(主)の制御選択装置の切
り替えスイッチ201を作動させるための3入力OR回路
に信号が入力されるとともにスレーブ(従)の制御選択
装置を装置ロックとし、切り替えスイッチ201が接続
されて選択優先順位情報107aを選択優先順位情報2
02として遮断選択処理部103に導入することで、マ
スター(主)の制御選択装置のみで単独運転が可能とな
る。
【0042】以上のように、本実施の形態4では、接点
渡しの入出力回路の信号のやり取りを監視をするように
したので、系が制御ロック状態に至らない場合でも異常
を検知して、片系で単独に運転することができ、システ
ムの信頼性を向上させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明本発明の請求項1
にかかる制御選択装置によれば、発電機の発電量に基づ
いて複数の発電機から所定の発電機を選択するための優
先順位情報を作成する選択優先順位情報作成部と、選択
優先順位情報により遮断する発電機の選択演算を行う遮
断選択演算処理部と、遮断選択演算処理部の出力を、起
動信号を受けることによって制御する制御出力部とを含
む第1の制御選択系と、上記第1の制御選択系と同様の
構成を有し、上記第1の制御選択系が停止した場合に、
上記第1の制御選択系に代わって作動する第2の制御選
択系と、上記第1の制御選択系の選択優先順位情報作成
部の出力を受けるとともに、該出力である選択優先順位
情報によって遮断される発電機の選択演算処理が完了す
るまで、上記第2の制御選択系の動作を抑制する制御抑
制手段とを備えたものとしたので、遮断選択結果が系列
毎に非同期に得られても、制御出力結果が双方の制御選
択装置で同一となり、しかも、第1の制御選択系がなん
らかの要因で動作できず第2の制御選択系が動作するよ
うな場合においても、制御出力の遅れを生じることな
く、迅速な動作を行うことができるという効果がある。
【0044】また、本発明の請求項2にかかる制御選択
装置によれば、上記請求項1記載の制御選択装置におい
て、上記第1の制御選択系の選択優先順位情報作成部か
ら送信され、上記第2の制御選択系に入力された選択優
先順位情報を、上記第1の制御選択系に転送する選択優
先順位情報返送手段を、上記第2の制御選択系に備え、
上記第2の制御選択系から返送されてきた選択優先順位
情報を受けて、上記第1の制御選択系で生成した選択優
先順位情報と比較照合を行う比較照合手段を、上記第1
の制御選択系に備え、上記比較照合手段の結果が不一致
の場合に、上記制御抑制手段によって、上記第2の制御
選択系の出力を抑制するようにしたので、選択優先順位
情報の合わせ込みを第1の制御選択装置で一括管理する
ことができ、選択優先順位情報の合わせ込み回路の信頼
度を向上させることができるという効果がある。
【0045】また、本発明の請求項3にかかる制御選択
装置によれば、上記請求項1記載の制御選択装置におい
て、それぞれ相手側の制御選択系の動作状態を監視する
動作監視手段を設け、他方の制御選択系が正常に動作し
ていないことが検出された場合に、自系の選択優先順位
情報作成部で作成した選択優先順位情報を用いて自系で
単独動作するようにしたので、片系が制御ロックをとも
なう異常の場合、健全系列が単独で運転することがで
き、システムの信頼度を向上させることができるという
効果がある。
【0046】また、本発明の請求項4にかかる制御選択
装置によれば、上記請求項3記載の制御選択装置におい
て、上記動作監視手段は、上記第1の制御選択系から上
記第2の制御選択系に出力される所定の情報に冗長ビッ
トを付加し、第2の制御選択系から返送されてきた上記
冗長ビットを付加された所定の信号と、上記第1の制御
選択系から上記第2の制御選択系に出力した上記所定の
信号とを比較参照し、その比較参照結果に応じて正常に
動作していると判定される制御選択系を単独動作させる
ようにしたので、系が制御ロック状態に至らない場合で
も異常を検知して、片系で単独に運転することができ、
システムの信頼性を向上させることができるという効果
がある。
【0047】また、本発明の請求項5にかかる制御選択
装置は、上記請求項4記載の制御選択装置において、上
記所定の情報が、上記選択優先順位情報としたので、処
理を複雑化することなく、既存のデータを利用して上記
系の動作状態を判定することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による制御選択方式
を使用した2系列間の制御選択装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による制御優先順位
の折り返し機能を備えた2系列間の制御選択装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による結合部の監視
機能を備えた2系列間の制御選択装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による結合部に冗長
ビットを付加した監視機能を備えた2系列間の制御選択
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の制御選択方式を使用した2系列間の制
御選択装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101a,101b A/D変換部、102a,102
b 潮流演算部、103a,103b 遮断選択作成
部、104a,104b 制御出力部、105a,10
5b 選択優先順位情報作成部、106a,106b
起動信号、107,202,211,302,306,
404 選択優先順位情報、108他系動作受信、20
1,405 切り替えスイッチ、203 更新チェック
部、204 制御ロック送信部、205 選択優先順位
情報送信部、206 制御ロック中受信部、208 選
択優先順位情報受信部、209 制御ロック中送信部、
212 演算起動、213 遮断選択処理部、303
フリップフロップ、401a,401b 装置ロック、
402a,402b 装置異常、501,503 パリ
ティーチェック部、502,504 定マークチェッ
ク、505 確定タイマー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機の発電量に基づいて複数の発電機
    から所定の発電機を選択するための優先順位情報を作成
    する選択優先順位情報作成部と、選択優先順位情報によ
    り遮断する発電機の選択演算を行う遮断選択演算処理部
    と、遮断選択演算処理部の出力を、起動信号を受けるこ
    とによって制御する制御出力部とを含む第1の制御選択
    系と、 上記第1の制御選択系と同様の構成を有し、上記第1の
    制御選択系が停止した場合に、上記第1の制御選択系に
    代わって作動する第2の制御選択系と、 上記第1の制御選択系の選択優先順位情報作成部の出力
    を受けるとともに、出力である選択優先順位情報によっ
    て遮断される発電機の選択演算処理が完了するまで、上
    記第2の制御選択系の動作を抑制する制御抑制手段とを
    備えたことを特徴とする制御選択装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御選択装置において、 上記第1の制御選択系の選択優先順位情報作成部から送
    信され、上記第2の制御選択系に入力された選択優先順
    位情報を、上記第1の制御選択系に転送する選択優先順
    位情報返送手段を、上記第2の制御選択系に備え、 上記第2の制御選択系から返送されてきた選択優先順位
    情報を受けて、上記第1の制御選択系で生成した選択優
    先順位情報と比較照合を行う比較照合手段を、上記第1
    の制御選択系に備え、 上記比較照合手段の結果が不一致の場合に、上記制御抑
    制手段によって、上記第2の制御選択系の出力を抑制す
    ることを特徴とする制御選択装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の制御選択装置において、 それぞれ相手側の制御選択系の動作状態を監視する動作
    監視手段を設け、 他方の制御選択系が正常に動作していないことが検出さ
    れた場合に、自系の選択優先順位情報作成部で作成した
    選択優先順位情報を用いて自系で単独動作することを特
    徴とする制御選択装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の制御選択装置において、 上記動作監視手段は、上記第1の制御選択系から上記第
    2の制御選択系に出力される所定の情報に冗長ビットを
    付加し、第2の制御選択系から返送されてきた上記冗長
    ビットを付加された所定の信号と、上記第1の制御選択
    系から上記第2の制御選択系に出力した上記所定の信号
    とを比較参照し、その比較参照結果に応じて正常に動作
    していると判定される制御選択系を単独動作させるもの
    であることを特徴とする制御選択装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の制御選択装置において、 上記所定の情報が、上記選択優先順位情報であることを
    特徴とする制御選択装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102362751B1 (ko) * 2021-09-27 2022-02-15 한화시스템(주) 함정 예비 발전기 우선순위 선정 방법 및 장치

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