JP2000349801A - Ponのプロテクション切り換え方法および装置 - Google Patents

Ponのプロテクション切り換え方法および装置

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JP2000349801A JP11231313A JP23131399A JP2000349801A JP 2000349801 A JP2000349801 A JP 2000349801A JP 11231313 A JP11231313 A JP 11231313A JP 23131399 A JP23131399 A JP 23131399A JP 2000349801 A JP2000349801 A JP 2000349801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現用系バーチャルパスの故障発生時に予備系
バーチャルパスに自動的に切り替えできるPONのプロ
テクション切り替え装置を提供すること。 【解決手段】 局内装置6内の0系送受信部1aは光カ
プラ2a、光ファイバ11a、加入者装置71の0系送
受信部31a、セレクタ81を通して加入者端末91間
に確立したバーチャルパスを通して通信中にこのバーチ
ャルパスの異常を0系送受信部1aが検出すると、警報
信号を局内装置6の制御部10に出力し、制御部10に
よりスイッチ4に対して局内装置6の1系送受信部1
b、光カプラ2b、光ファイアバ21b、加入者装置7
1の1系送受信部31b、セレクタ81、加入者端末9
1の伝送路に新規のバーチャルパスを確立させ、局内装
置6と加入者端末91間の通信を継続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、局内装置{以
下、OLT(Optical Line Terminal)という}と複
数のたとえば、光加入者装置{以下、ONU(Optical
Network Unit)という}との間に光カプラを介して
スター型に接続するPON(Passive Optical Networ
k)システムに適用して、OLTとONUを通して加入
者端末と間に確立されているバーチャルパスをOLT内
に設けたスイッチにより切り換えるようにして、他の正
常通信経路を変更することなく障害を受けたバーチャル
パスだけ予備系経由に切り換えるようにしたPONのプ
ロテクション切り換え方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PONシステムにおける信頼性を
確保するために、図25に示すような二重化構成が一般
的に構成されてきた。図24は、このような二重化構成
にするための一般的なPONシステムの基本的な構成を
示すブロック図である。まず、図24の基本的なPON
システムの構成から述べると、図24におけるOLT6
には、スイッチ4のポートに送受信部1が接続されてお
り、この送受信部1は光カプラ2と光ファイバを通し
て、複数のONU71〜ONU7nの送受信部31〜3
nに接続し、これらのONU71〜ONU7nは単一の
OLT6に対してスター型に接続されている。
【0003】ONU71〜ONU7n内の各送受信部3
1〜3nはそれぞれ加入者端末91〜9nに接続されて
いる。OLT6内の送受信部1と端末91〜9nのいず
れかと通信を行う場合には、OLT6内の制御部10の
制御によりスイッチ4の切り換え制御を行って、ONU
71〜ONU7nに対して光カプラ2から同じ信号が分
配されて、ONU71〜ONU7nが自己宛ての信号で
あることを判断して抽出する。この場合、たとえば、O
NU71が自己宛ての信号であると判断すると、OLT
6の送受信部1と加入者端末91との間にバーチャルパ
スを確立して、このOLT6の送受信部1と加入者端末
91との間で通信が可能になる。すなわち、OLT6内
の送受信部1は、光カプラ2と光ファイバを通してON
U71の送受信部31を経由し、加入者端末91との通
信を可能になるようにしている。
【0004】このような基本構成をなすPONシステム
の信頼性を確保するために二重化すると、図25に示す
ようになり、この図25は第1従来例のPONの二重化
構成を示したものであり、この図25に示す第1従来例
のPONの二重化構成とするために、OLT6には、0
系送受信部1aと1系送受信部1bの2系統を設けてい
る。同様にして、加入者装置71〜7nにもそれぞれ0
系送受信部31a〜3naと、1系送受信部31b〜3
nbが設けられ、2系統にしている。このように2系統
にすることにより、OLT6には、上記スイッチ4と制
御部10の他に、セレクタ(以下、SELという)5が
設けられている。
【0005】SEL5は0系送受信部1aと1系送受信
部1bとを選択的に切り換えることとにより、0系送受
信部1aは光カプラ2aと、光ファイバを通して、ON
U71〜7nの各0系送受信部31a〜31nに接続さ
れ、OLT6内の1系送受信部1bは光カプラ2bと光
ファイバを通してONU71〜7nの1系送受信部31
b〜3nbに接続されている。これらのONU71〜7
n内の0系送受信部31a〜3naと、1系送受信部3
1b〜3nbはOLT6内のSEL5による0系あるい
は1系の選択に応じて、ONU71〜7n内の各SEL
81〜8nにより選択され、その選択された0系送受信
部31a〜3naと、1系送受信部31b〜3nbがそ
れぞれ加入者端末91〜9nに接続されるようになって
いる。
【0006】いま、説明の都合上、0系送受信部1aと
0系送受信部31a〜31nを現用系とし、1系送受信
部1bと1系送受信部31b〜3nbが予備系としてP
ONシステムが運用されているものとする。なお、0系
送受信部1aと0系送受信部31a〜31nと1系送受
信部1bと1系送受信部31b〜3nbは、物理的に識
別するために付された名称であり、0系送受信部1aと
0系送受信部31a〜3naが常に現用系で、1系送受
信部1bと1系送受信部31b〜3nbが常に予備系と
なるものではなく、0系送受信部1aと0系送受信部3
1a〜3na、1系送受信部1bと1系送受信部31b
〜3nbは現用系、予備系との関連性は特にないが、説
明の都合上現用系は現在使用している系統であり、ここ
では、予備系は現用系から切り替わったときに運用する
系統であることを意味するものとする。以下の説明で
は、これと同様であるものとする。
【0007】さて、上述のように、0系送受信部1aを
現用系とし、1系送受信部1bが予備系としてPONシ
ステムが運用されているものとして説明を進めると、図
25において、OLT6の0系送受信部1aは光カプラ
2a、ONU71〜7nの0系送受信部31a〜31
n、セレクタ81〜8nを通して加入者端末91〜9n
との通信が可能状態にあるが、いま、OLT6の0系送
受信部1aは光カプラ2a、ONU71の0系送受信部
31a、SEL81を通して加入者端末91と間にバー
チャルパスが確立されてこの両者間が通信状態にあると
する。この通信状態にある場合に、何らかの原因によ
り、OLT6の0系送受信部1aと加入者端末91と間
のバーチャルパスに異常が発生すると、この異常により
OLT6の0系送受信部1aに加入者端末91からのデ
ータが送信されなくなり、0系送受信部1aがこのバー
チャルパスの異常発生を検出し、警報信号を制御部10
に送出する。
【0008】この警報信号を入力した制御部10は、S
EL5に対して切り換え命令を出し、SEL5が0系送
受信部1aから1系送受信部1bに切り換える。これに
より、OLT6と加入者端末91〜9n間のバーチャル
パスがすべて同時に1系に切り替わる。すなわち、OL
T6の1系送受信部1bは光カプラ2b、光ファイバを
通してONU71〜7nの1系送受信部31b〜3n
b、SEL81〜8nを通して加入者端末91〜9nと
間にバーチャルパスが確立される。したがって、OLT
6と加入者端末91との間の異常により途絶えていた通
信が瞬時にOLT6の1系送受信部1b―光カプラ2b
―光ファイバを通してONU71の1系送受信部31
b、SEL81経由で加入者端末91との通信を再開し
て、引き続き通信を続行することができる。
【0009】また、図26は第2従来例のPONシステ
ムの二重化構成を示すブロック図である。この図26の
場合には、上記図25の構成において、新たに各ONU
71〜7nのそれぞれに制御部111〜11nが設けら
れている。これらの制御部111〜11nは、それぞれ
ONU71〜7n内のSEL81〜8nに対して0系送
受信部31a〜3naと1系送受信部31b〜3nbへ
の切り換え選択制御あるいその逆方向への切り換え選択
制御を行うためのものである。その他の構成は図25と
同じであり、図25と同一部分には、同一符号が付され
ており、図26において、再度の構成の説明は省略す
る。
【0010】上記図25の場合と同様にして、いま、0
系が現用系、1系が予備系としてPONシステムが運用
されている折りに、0系のOLT6内の送受信部1a、
光電送路である光カプラ2aと、光ファイバ、ONU7
1〜7n内の送受信部31a〜3naのいずれかに障害
が起きたものとする。OLT6内の0系の送受信部1a
は、常にOLT6とONU71〜7n間の信号をモニタ
しており、信号に異常を認識すると、その認識結果をO
LT6内の制御部10に通知する。この通知を受けた制
御部10は、OLT6内のSEL5に対して切り換え指
令を出し、それによってSEL5は物理的な伝送路を図
25の場合と同様にして0系から1系に切り換えること
により、1系の光伝送路を用いてOLT6とONU71
〜7n間の接続を回復する。
【0011】このように、制御部10はSEL5に対す
る切り換え指令を出力して後に、制御部10は1系を通
した接続、すなわち、SEL5−1系送受信部1b−光
カプラ2b−ONU71〜7nの1系送受信部31b〜
3nbの系統を通してONU71〜7nへの切り換え指
令を出して、ONU71〜7n内の制御部111〜11
nがSEL81〜8nへの切り替え制御を行い、目的の
加入者端末91〜9nまでの伝送パスが回復する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この図25、
図26に示すような従来例のPONシステムの二重化構
成では、たとえば、0系のONU71内の送受信部31
aのようなPONシステムの一部だけに障害が起きた場
合でも、通信経路を復旧するために、PONシステム全
体を一斉に1系に切り換えなければならない。したがっ
て、正常に動作しているONU72〜7nに対しても切
り換えを行うことになり、この際に生じる瞬断などによ
り、かえって通信の品質を劣化させてしまうという課題
がある。
【0013】また、図25、図26に示すような従来例
のPONシステムの構成の場合には、現用系に対して予
備系というように、物理的に区別されており、予備系統
はSEL5で選択されるまで一切使用することができな
い。さらに、現用系から予備系への切り換え時には、物
理的な伝送線路を入れ替えているだけであり、それまで
と同じコネクションを復元するだけである。
【0014】なお、スターカプラを用いたスター型光加
入者伝送装置に関して、たとえば、特開平05−153
053号公報には、2対Nの分岐を持つスターカプラの
N分岐側の1端子に光方向性結合器を介して障害検出回
路と障害検出信号発生回路を接続し、スターカプラの2
分岐側の1端子に第1の局側光加入者伝送路と、他の1
端子に光分岐器を介して障害検出信号発生回路と第2の
局側光加入者伝送装置を接続し、第1と第2の局側光加
入者伝送装置は障害検出信号抽出回路からの出力信号を
受けた選択回路により切り換え制御されることが開示さ
れている。
【0015】また、特開平10−294753号公報
(2重化切り換え方式)には、加入者側装置の現用系送
受信部と予備系送受信部の受信状態が正常である場合に
おける現用系送受信部と予備系送受信部との間の受信位
相差を位相差算出手段で算出し、この受信位相差と現用
系送信位相とを用いて予備系送信位相ポインタ制御手段
により算出することが開示されている。
【0016】しかしながら、これらの公報では、いずれ
も障害を受けたバーチャルパスのみを予備系経由に切り
換えることに関しての開示が成されておらず、上記課題
の解決策を提示するものではない。
【0017】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、OLT内のスイッチによりバーチ
ャルパスの設定を切り換えることで、OLTまでの物理
的な通信経路を切り換え、PONシステム内の正常なバ
ーチャルパスの通信に影響を及ぼすことなく、復旧すべ
きパスのみ容易に予備系へ切り換えることができるPO
Nのプロテクション切り換え方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のPONのプロテクション切り換え方法
は、スイッチの別ポートに現用系送受信部と予備系送受
信部を接続して通信状態異常時に第1の制御部によりこ
のスイッチの切り換え制御を行って上記現用系送受信部
と上記予備系送受信部を切り換える局内装置と、通信状
態異常時にそれぞれ現用系送受信部と予備系送受信部と
をセレクタにより選択的に切り換えて加入者端末に接続
する複数の加入者装置と、上記加入者装置の各現用系送
受信部を上記局内装置の現用系送受信部とスター型に接
続するとともに、上記加入者装置の各予備系送受信部を
上記局内装置の予備系送受信部とスター型に接続する伝
送路とを備えたPONシステムにおいて、上記加入者装
置を通して上記局内装置と上記加入者端末との間の伝送
路の通信状態異常時に少なくとも上記局内装置の上記現
用系送受信部あるいは上記予備系送受信部から警報信号
を発生し、上記警報信号を上記第1の制御部に送出する
ことにより上記スイッチの切り換え制御を行って正常伝
送路を通して上記局内装置と上記加入者端末との間にバ
ーチャルパスを確立させることを特徴とする。そのた
め、局内装置の少なくとも現用系送受信部と加入者装置
内の現用系送受信部とセレクタを通して局内装置と加入
者端末との間に確立されたバーチャルパスを通しての通
信時にこのバーチャルパスに異常が発生すると、局内装
置の現用系送受信部がこの異常を検出し、警報信号を局
内装置の第1の制御部に送出し、第1の制御部によりス
イッチに対してバーチャルパスの設定の切り換え制御を
行い、局内装置の予備系送受信部から加入者装置の予備
系送受信部とセレクタ経由で通信中であった加入者端末
との間に新たなバーチャルパスを確立し、局内装置の予
備系送受信部は加入者装置の予備系送受信部とセレクタ
経由でこの加入者端末との通信の継続を可能にするよう
にしたので、PONシステム内の正常なバーチャルパス
の通信に影響を及ぼすことなく、復旧すべきパスのみ容
易に予備系へ切り換えることができ、通信の続行を可能
にする。
【0019】また、この発明のPONのプロテクション
切り換え装置は、伝送路の通信状態の監視機能を有し、
異常検出に警報信号を発生する現用系送受信部と予備系
送受信部とを設けた局内装置と、上記局内装置の現用系
送受信部とそれぞれ伝送路を通して接続された現用系送
受信部と上記局内装置の上記予備系送受信部とそれぞれ
伝送路を通して接続された予備系送受信部とを有して上
記局内装置に対してスター接続された複数の加入者装置
と、上記複数の加入者装置のそれぞれに設けられ、正常
伝送路に接続されている上記加入者装置の上記現用系送
受信装置あるいは予備系送受信装置を選択して加入者端
末を接続するセレクタと、上記局内装置に設けられ、上
記現用系送受信部と上記予備系送受信部とをそれぞれ別
ポートに接続して上記伝送路の切り換え機能を行って上
記局内装置と上記端末装置との間のバーチャルパスを確
立させるスイッチと、上記局内装置に設けられ、上記局
内装置の現用系送受信部または上記局内装置の予備系送
受信部の発生する上記警報信号を入力して上記スイッチ
対して異常発生伝送路から正常伝送路へのバーチャルパ
スを確立するように切り換え制御する第1の制御部とを
備えることを特徴とする。そのため、局内装置の現用系
送受信部と加入者装置の現用系送受信部とセレクタを通
して加入者端末と間で確立されたバーチャルパスを通し
ての通信中に、このバーチャルパスに異常が発生する
と、局内装置の現用系送受信部がこのバーチャルパスに
異常が発生したことを検出し、局内装置の現用系送受信
部から第1の制御部に警報信号を送出し、第1の制御部
はスイッチに対してバーチャルパスの設定切り換え制御
を行い、局内装置の予備系送受信部から加入者装置の予
備系送受信部とセレクタ経由で通信中であった加入者端
末との間に新たなバーチャルパスを確立し、局内装置の
予備系送受信部は加入者装置の予備系送受信部とセレク
タ経由でこの加入者装置に接続する加入者端末との通信
の継続を可能にするようにしたので、PONシステム内
の正常なバーチャルパスの通信に影響を及ぼすことな
く、復旧すべきパスのみ容易に予備系へ切り換えて通信
の続行を可能にする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるPONのプ
ロテクション切り換え方法および装置の実施の形態につ
いて図面に基づき説明する。図1は、この発明によるP
ONのプロテクション切り換え装置の第1実施の形態の
構成を示すブロック図である。この図1において、上記
図25と同一部分には、同一符号を付して説明する。ま
た、現用系を0系とし、予備系を1系として説明を進め
る。OLT6内には、スイッチ4と0系送受信部1a、
1系送受信部1bが設けられている。
【0021】これらの0系送受信部1aと1系送受信部
1bはそれぞれ後述するONU71〜7n(この第1実
施の形態では、これらのONU71〜7nとして光加入
者装置の場合を例示している)に接続された加入者端末
91〜9nとの間に確立するバーチャルパスの通信状態
を検出する機能を有しており、このバーチャルパスに通
信の異常状態が発生するとそれぞれ警報信号を第1の制
御部としての制御部10に送出するようになっている。
また、これらの0系送受信部1aと1系送受信部1bは
それぞれOLT6内に設けられたスイッチ4の別のポー
トに接続されている。
【0022】スイッチ4は制御部10の制御によりバー
チャルパスの確立の切り換えを行うようになっている。
このスイッチ4と制御部10とにより、バーチャルパス
の確立切り換え手段を構成している。この第1の実施の
形態でいうバーチャルパスとは、ATMのPONを想定
しているものとして説明を進めることにするが、バーチ
ャルパスは、バーチャルチャネルを束ねたものであり、
バーチャルチャネルによるコネクションを切り換えるこ
とも全く同様に実施することができる。
【0023】OLT6内の0系送受信部1aと1系送受
信部1bはそれぞれ光カプラ2a、2bに接続されてい
る。光カプラ2aは伝送路としての光ファイバ11a〜
1naを通してONU71〜7n内の0系送受信部31
a〜3naに接続されており、これによりONU71〜
7nは光カプラ2aに対して(すなわち、OLT6の0
系送受信部1aに対して)スター型接続としている。同
様にして、光カプラ2bは伝送路として光ファイバ21
b〜2nbを通してONU71〜7n内の1系送受信部
31b〜3nbに接続されており、これによりONU7
1〜7nは光カプラ2bに対して(すなわち、OLT6
の1系送受信部1bに対して)スター型接続としてい
る。
【0024】さらに、各ONU71〜7n内には、それ
ぞれSEL81〜8nが設けられている。これらのSE
L81〜8nはそれぞれOLT6内におけるスイッチ4
のバーチャルパスの切り換え制御時に制御部10から光
ファイアバ11a〜1naあるいは、光ファイバ21b
〜2nbを通して送出されてくるSEL81〜8nの切
り換え要求信号をONU71〜7n送出することにより
0系送受信部31a〜3naから1系送受信部31b〜
3nbに切り替えて(その逆の方向の切り換えも可能で
ある)、それぞれ加入者端末91〜9nに接続するため
に設けられている。
【0025】次に、以上のように構成されたこの発明に
よるPONのプロテクション切り換え装置の第1実施の
形態の動作について説明する。この動作の説明を行うこ
とにより、この発明によるPONのプロテクション切り
換え方法の第1実施の形態の説明を兼ねることにする。
図2は上記のように、この発明によるPONのプロテク
ション切り換え装置を構成することにより、加入者端末
91とOLT6との間に通信を行うために、バーチャル
パスを確立することにより通信が可能になる例を示して
いる。
【0026】この図2の例では、OLT6の0系送受信
部1aが光カプラ2aを通して光ファイバ11a経由で
ONU71の0系送受信部31aと接続することによ
り、OLT6の0系送受信部1aと加入者端末91間に
バーチャルパスVP1aをスイッチ4の設定により確立
するとともに、OLT6の1系送受信部1bが光カプラ
2bを通して光ファイバ21b経由でONU71の1系
送受信部31bと接続することにより、OLT6の0系
送受信部1bと加入者端末91間にバーチャルパスVP
1bをスイッチ4の設定により確立している状態を示し
ている。この図2に示す例では、加入者端末91は、O
LT6の0系送受信部1aとOLT6の1系送受信部1
bの何れでも通信が可能であるという状態を示してい
る。
【0027】次に、実際に正常に通信動作をしている現
用バーチャルパスから予備系バーチャルパスへの切り換
え動作について説明する。図3はこの説明を行うための
上記図2とは異なるバーチャルパスを確立した例を示し
ており、図3中の太線で示すのが確立したバーチャルパ
スVP1、VP2であり、この図3の状態では、スイッ
チ4−OLT6内の0系送受信部1a−光カプラ2a−
光ファイバ11a−ONU71内の0系送受信部31a
−SEL81−加入者端末91の接続系でバーチャルパ
スVP1を確立し、このバーチャルパスVP1を通し
て、0系送受信部1aと加入者端末91との間で通信を
行っている。
【0028】また、スイッチ4−OLT6内の0系送受
信部1a−光カプラ2a−光ファイバ12a−ONU7
2内の0系送受信部32a−SEL82−加入者端末9
2の接続系でバーチャルパスVP2を確立し、このバー
チャルパスVP2を通して、0系送受信部1aと加入者
端末92との間で通信を行っている。すなわち、図3で
は、OLT6と加入者端末91間の通信をバーチャルパ
スVP1が受け持っており、OLT6と加入者端末92
間の通信をバーチャルパスVP2が受け持っている。
【0029】このような正常な通信状態において、スイ
ッチ4は図4に示すように動作する。すなわち、スイッ
チ4からONU71の0系送受信部31aに送信するA
TMセル#1はスイッチ4から0系送受信部1a−光カ
プラ2a−バーチャルパスVP1を経由してONU71
の0系送受信部31a方向に送信される。また、スイッ
チ4からONU72の0系送受信部32aに送信するA
TMセル#2はスイッチ4から0系送受信部1a−光カ
プラ2a−バーチャルパスVP2を経由してONU72
の0系送受信部32a方向に送信される。この場合、A
TMセル#1、#2はともに0系送受信部1aを経由す
るようになる。また、ATMセル#1、#2のヘッダH
1,H2の値にしたがい、スイッチ4はスイッチ4の目
的のポートにATMセル#1、#2を出力する機能を呈
する。
【0030】次に、このような正常な通信状態におい
て、図5に示すように光カプラ2aとONU71内の0
系送受信部31aとの間のバーチャルパスVP1が
「X」印で示すように異常(たとえば、切断など)が発
生すると、OLT6内の0系送受信部1aには、ONU
71からの信号だけが来ないことになり、このOLT6
内の0系送受信部1aがこのバーチャルパスVP1の通
信状態の異常を検出し、0系送受信部1aが警報信号を
発生してOLT6内の制御部10に送出する。これによ
り、制御部10はこの警報信号を入力することにより、
制御部10はスイッチ4に対してバーチャルパスの設定
の変更を行うように制御する。
【0031】この結果、スイッチ4は図6に示すよう
に、バーチャルパスVP1に代えて、バーチャルパスV
P1aに切り換える。すなわち、この場合は、OLT6
内の1系送受信部1b−光カプラ2b−光ファイバ21
b−ONU71内の1系送受信部31bの系統にバーチ
ャルパスVP1aを確立する。したがって、OLT6と
0NU71との通信を再開することができる。このとき
のOLT6とONU72との通信に使用されているバー
チャルパスVP2は、通信に何ら影響を受けずそのまま
通信を継続している。
【0032】このようなバーチャルパスVP1からVP
1aへの切り換え時におけるスイッチ4の信号の流れは
図7に示すようになる。この図7において、スイッチ4
に対するバーチャルパスの設定にしたがい、ONU71
に送信するATMセル#1はスイッチ4からOLT6内
の1系送受信部1b−光カプラ2b−光ファイバ21b
の系によるバーチャルパスVP1aに送信される。ま
た、スイッチ4からONU72に送信するATMセル#
2は、OLT6内の0系送受信部1a−光カプラ2a−
光ファイバ12a−ONU72の1系送受信部32aの
系のバーチャルパスVP2に送信される。これらのAT
Mセル#1、#2も上記と同様に、それに付加されてい
るヘッダH1,H2の値にしたがい、スイッチ4のポー
トに向けて振り分けられる。
【0033】次に、上記のようにバーチャルパスVP1
からVP1aへの切り換えに伴うONU71内のSEL
81も連動して0系送受信部31aから1系送受信部3
1bに切り換え選択して加入者端末91を1系送受信部
31bに接続する場合について説明する。図8はこの状
態を示す説明図である。この図8に示すように、OLT
6内の制御部10はスイッチ4を制御することにより、
上記のようにして確立されたバーチャルパスVP1aを
通してONU71に対してSEL81の切り換え要求信
号を送信する。
【0034】ONU71はこの切り換え要求信号を受け
ると、ONU71内のSEL81を1系送受信部31b
により選択して接続し、それによって加入者端末91を
SEL81経由で1系送受信部31bと接続状態にす
る。したがって、ONU71内の1系送受信部31bか
らの信号をSEL81を通して加入者端末91に送信す
る。この結果、OLT6と加入者端末91との通信が上
記バーチャルパスVP1aを通して再開できることにな
る。
【0035】なお、上記第1実施の形態では、伝送路と
して光カプラ2a,2b、光ファイバ11a〜1na,
21b〜2nbによる光伝送路を使用する場合について
の説明を行ったが、この発明はこれに限定されるもので
はなく、伝送路として同軸ケーブルを使用する場合や、
他の金属回線を使用する場合にも適用できることはいう
までもない。
【0036】また、上記の説明では、通信状態の異常例
として、バーチャルパスVP1の断線による異常の場合
について説明したが、その外に、ONU71〜7n内の
0系送受信部31a〜3nbや、1系送受信部31b〜
3nbのいずれか、あるいは複数個の故障時や、さらに
は、光カプラ2a、2bの故障、SEL81〜8nの故
障などによる異常時にも適用できることはいうまでもな
い。
【0037】さらに、上記の説明では、ATMシステム
を適用してバーチャルパスVP1からVP1aへの切り
換え時に、ATMセル#1、#2の各ヘッダH1、H2
の値によりスイッチ4のポートにATMセル#1、#2
を振り分けることによりバーチャルパスVP1からVP
1aへの切り換えを行うようにしている場合についての
説明であるが、この発明は、STM(同期転送モード)
PONシステムの適用も可能であり、所定の周期で制御
部10から出力されるフレームのタイムスロットでデー
タのスイッチ4のポートへの行先を決定してバーチャル
パスを確立することもできる。
【0038】なお、上記第1実施の形態の場合は、バー
チャルパスVP1の異常発生時の説明であるが、その他
の部分、たとえば、図6に示す光ファイバ22bに異常
が発生した場合でも、OLT6と加入者端末92との間
の通信が可能なようにスイッチ4の切り換え作用によ
り、バーチャルパスの確立が可能である。すなわち、こ
の場合、図6に示すようなバーチャルパスVP2が確立
されていない状態で光ファイバ22bの異常をOLT6
内の1系送受信部1bが検出することにより、制御部1
0に警報信号を出力すると、制御部10はスイッチ4に
対してポートの切り換え制御を行い、スイッチ4−0系
送受信部1a−光カプラ2a−光ファイバ12a−ON
U72の送受信部32aの接続系にバーチャルパスVP
2が確立されるとともに、上記と同様の要領でSEL8
2も連動してONU72内の0系送受信部32aを選択
して、この0系送受信部32aはSEL82を通して加
入者端末92と接続され、その結果、加入者端末92と
OLT6との間の通信を可能にすることもできる。
【0039】さらに、上記説明では、いずれも1本の光
ファイバ、すなわち1系統の伝送路の異常発生時におけ
るバーチャルパスの切り換えの説明であるが、スイッチ
4によりバーチャルパスをOLT6とONU71〜ON
U7nと間に一斉に切り換えることも可能である。この
場合、ONU71〜ONU7n内のたとえば、各0系送
受信部31a〜3naから一斉に警報信号が出された場
合に、この警報信号がOLT6の制御部10に入力され
ることにより、制御部10はスイッチ4のポートを一斉
に切り替えて、バーチャルパスをOLT6とONU71
〜7nとの間の現用系から予備系に一斉に切り換えるこ
ともできる。
【0040】次に,この発明によるPONのプロテクシ
ョン切り換え装置の第2実施の形態について説明する。
図9はこの発明によるPONのプロテクション切り換え
装置の第2実施の形態の構成を示すブロック図である。
この図9において、構成の説明に際して、図1で示した
この発明によるPONのプロテクション切り換え装置の
第1実施の形態と同一部分には、同一符号を付して説明
する。
【0041】この図9を図1と比較しても明らかなよう
に、図9では、OLT6内の構成は図1の場合と同様で
ある。OLT6内において、0系送受信部1aと1系送
受信部1bはスイッチ4の別々のポートに接続されてい
る。OLT6内の0系送受信部1aは光カプラ2aに接
続され、この光カプラ2a、光ファイバ11a〜11n
aを通して0NU71〜7n内の0系送受信部31a〜
3naに接続されている。OLT6内の1系送受信部1
bは光カプラ2bに接続されている。この光カプラ2b
は光ファイバを通してONU71〜7n内の1系送受信
部31b〜3nbに接続されている。
【0042】このような接続関系とすることにより、O
LT6内の0系送受信部1aとONU71〜7n内の0
系送受信部31a〜3naは互いに信号の送受信を行う
ようになっている。光カプラ2aは0系送受信部1aか
らの光信号を分岐してONU71〜7n内の0系送受信
部31a〜3naへ送信する。同様に、OLT6内の1
系送受信部1bとONU71〜7n内の1系送受信部3
1b〜3nbは互いに信号の送受信をする。光カプラ2
bは1系送受信部1bからの光信号を分岐してONU7
1〜7N内の送受信部31b〜3nbへ送信する。
【0043】ONU71〜7n内には、図1の場合と同
様にSEL81〜8nが設けられている。このSEL8
1〜8nによりそれぞれ0系送受信部31a〜3naあ
るいは1系送受信31b〜3nbの信号を選択して加入
者端末91〜9nに出力するようになっている。また、
OLT6内の0系送受信部1aと1系送受信部1bは、
常に信号をモニタする機能を有している。これにより、
0系送受信部1aと1系送受信部1bは、配下の異常を
検出すると、第1の制御部としての制御部10に通知す
るようになっている。
【0044】制御部10は、0系送受信部1a、1系送
受信部1bからの異常検出通知を受けると、スイッチ4
に対して切り換え指令を出力するようになっている。ス
イッチ4は制御部10から切り換え指令を受けると、入
力されるATMセルのヘッダ情報を判別して、目的のポ
ートへ出力するようになっている。
【0045】各ONU71〜7n内には、それぞれ第2
の制御部としての制御部111〜11nが設けられてお
り、各ONU71〜7n内の0系送受信部31a〜3n
aと1系送受信部31b〜3nbはそれぞれ伝送路を通
して0LT6から送信される切り替え制御信号を制御部
111〜11nへ通知する。制御部111〜11nはS
EL81〜8nへの切り替え制御を行うようになってい
る。
【0046】したがって、たとえば、図10に示すよう
に、ONU71を経由して加入者端末91と信号のやり
取りを行うためのバーチャルパスを確立する場合に、ス
イッチ4の設定の仕方により、OLT6内の0系送受信
部1aを経由する経路、すなわちバーチャルパスVP1
aと、OLT6内の1系送受信部1bを介する経路、す
なわち、バーチャルパスVP1bの両方を使い分けるこ
とができるようにしている。これを利用して、現用バー
チャルパスの通過するいずれかの要素が故障した場合
に、スイッチ4において、バーチャルパスを切り替える
ことで、予備バーチャルパスを選択し、物理的に異なる
伝送路を通じて目的の加入者との通信を再開することが
できる。
【0047】OLT6内の0系送受信部1aと1系送受
信部1bがスイッチ4の別々のポートに接続されている
ために、この両バーチャルパスVP1a,VP1bは異
なった帯域を持つように設定することができる。さら
に、この構成により、0系、1系の両系のリソースを常
に使用することができるために、どちらの系を通して現
用バーチャルパスを張るかという点も自由に決められ
る。このようなことを利用すると、以下の述べるような
柔軟なネットワーク設計が可能になる。
【0048】この場合の第1の例として、現用バーチャ
ルパスより帯域の狭い予備バーチャルパスをもう一方の
系統を通じて準備しておき、残りの帯域はサービスのた
めに利用する。これにより、障害時に最低限のサービス
を保証するという制限をつけることで、0系、1系両物
理リソースに与えられた合計帯域を有効に振り分け、一
系統のみのリソースを最大限に利用する場合よりも多く
の帯域をサービスに用いることができる。
【0049】また、第2の例として、運用中の全てのバ
ーチャルパスに対して一斉に障害が起きるとは限らない
ため、常にすべての現用バーチャルパスに対して予備バ
ーチャルパスを張るための帯域を保持しておく必要がな
いとし、ある一定の帯域を全ての運用中のバーチャルパ
スに対する共通予備帯域として確保しておき、障害が起
きたバーチャルパスのみ、その帯域を利用して予備バー
チャルパスを張り直す。これにより、すべての運用中の
バーチャルパスに対して1対1に予備バーチャルパス用
の帯域を確保しておく場合に比べて、サービスに利用で
きる帯域を増すことができる。万一、複数のバーチャル
パスに同時に障害が発生し、共通予備帯域として確保し
ておいた以上の帯域が必要となった場合、正常に運用さ
れているバーチャルパスの帯域を制限し、バーチャルパ
ス用の帯域を確保する。
【0050】さらに、第3の例として、正常時には予備
バーチャルパスを張るための帯域を確保しておかず、物
理的リソースに許された最大限の帯域をサービスに利用
し、障害発生時にのみ他の正常バーチャルパスに対する
帯域を制限し、予備バーチャルパスを張るために必要な
帯域を確保して予備バーチャルパスを張る。
【0051】第4の例として、二重化プロテクションの
必要のない加入者と二重プロテクションの必要のある加
入者とを同じシステムに収容する。
【0052】次に、この第2実施の形態の動作について
説明する。この動作説明に際して、この発明によるPO
Nのプロテクション切り替え方法の第2実施の形態の説
明を兼ねることにする。また、この動作の説明に際し
て、簡単のために、ONUが4台、つまりn=4の場合
を例にとって説明する。図11は第1のバーチャルパス
設定例を示している。いま、0系を利用してバーチャル
パスVP1aがONU71に対して設定されており、バ
ーチャルパスVP2aがONU72に対して設定されて
おり、それぞれを経由して加入者端末91,92との信
号の授受が行われている。このとき、ONU71内のS
EL81と、ONU72内のSEL82はそれぞれ0系
送受信部31a,32aを選択している。
【0053】1系を利用してバーチャルパスVP3aが
ONU73に対して、バーチャルパスVP4aがONU
74に対して設定されており、それぞれを経由して加入
者端末93,94との信号の授受が行われている。この
とき、ONU73のSEL83と、ONU74のSEL
84はそれぞれ1系送受信部33b,34bを選択して
いる。また、0系を利用してバーチャルパスVP3aの
予備系のバーチャルパスVP3bと、バーチャルパスV
P4aの予備系のバーチャルパスVP4bが設定されて
いる。さらに、1系を利用してバーチャルパスVP1a
の予備系のバーチャルパスVP1bと、バーチャルパス
VP2aの予備系のバーチャルパスVP2bが設定され
ている。
【0054】通常、バーチャルパスVP1a,VP2
a,VP3a,VP4aを用いて通信が行われている。
それぞれのバーチャルパスVP1a,VP2a,VP3
a,VP4aに障害が起きた場合には、OLT6内の制
御部10からの指令により、スイッチ4において、予備
系のバーチャルパスVP1b,VP2b,VP3b,V
P4bに切り替え、対応する0NUと再接続する。制御
部10は、この予備系のバーチャルパスVP1b,VP
2bを用いてそれぞれのONU71〜72の1系送受信
部31b〜32bに対してSEL81〜82の切り替え
信号を送る。また制御部10は、この予備系のバーチャ
ルパスVP3b,VP4bを用いてそれぞれのONU7
3〜74の0系送受信部33a〜34aに対してSEL
83〜84の切り替え信号を送る。
【0055】ONU71〜74の送受信部31b、32
b、33a、34aはこの切り替え信号を受信して、O
NU71〜74内の各制御部111〜114に対して通
知する。各制御部111〜114は、この通知を受ける
ことにより、それぞれSEL81〜84を切り替え、目
的の加入者端末との通信を再開することができる。
【0056】このとき、OLT6内の0系送受信部1
a、1系送受信部1bがそれぞれ100の帯域を持って
いるものとする。たとえば、 バーチャルパスVP1a=40、 バーチャルパスVP2a=40、 バーチャルパスVP3a=40、 バーチャルパスVP4a=40、 バーチャルパスVP1b=10、 バーチャルパスVP2b=10、 バーチャルパスVP3b=10、 バーチャルパスVP4b=10、 のように、帯域を振り分けたとすると、故障時に加入者
端末91〜94はそれぞれ「10」の帯域しか使用する
ことができないが、正常時には、それぞれ「40」の帯
域が使用でき、合計「160」の帯域をサービスのため
に使用することができることになる。つまり、従来の方
式における1系統を最大に使用した場合の帯域である
「100」を超えてサービスを提供できるとともに、故
障時のプロテクションも保証できる。
【0057】次に、第2のバーチャルパス設定例を図1
2を参照して説明する。上記第1のバーチャルパス設定
例と同様に、加入者端末91〜94に対してそれぞれバ
ーチャルパスVP1a〜VP4aが設定されている。こ
の状態で、バーチャルパスVP1aまたはバーチャルパ
スVP2aが異常となった場合に切り替えるために、第
1群のバーチャルパスとしてのバーチャルパスVP6が
設定されており、バーチャルパスVP3aまたはVP4
aが異常となった場合に切り替えるために第2群のバー
チャルパスとしてのバーチャルパスVP5が設定されて
いる。
【0058】このとき、OLT6内の0系送受信部1
a、1系送受信部1bはそれぞれ「100」の帯域をも
っているものとし、たとえば、 バーチャルパスVP1a=33、 バーチャルパスVP2a=33、 バーチャルパスVP3a=33、 バーチャルパスVP4a=33、 バーチャルパスVP5=33、 バーチャルパスVP6=33、 のように帯域を振り分けたとする。
【0059】この場合、正常時において、サービスに使
用できる合計帯域は、「132」となり、従来の方式で
1系統を最大に使用した場合の帯域である「100」を
越えてサービスを提供できることになる。バーチャルパ
スVP1a、バーチャルパスVP2aのどちらかが異常
となった場合、そのままバーチャルパスVP6に切り替
えることで復旧できる。また、バーチャルパスVP1a
とバーチャルパスVP2aが同時に異常となった場合に
は、加入者端末91〜94でOLT6内の1系送受信部
1bのもつ帯域「100」を共有するように、それぞれ
のバーチャルパスを張り直す。これにより、故障時のプ
ロテクションも保証できる。バーチャルパスVP3a,
VP4aの故障時の切り替えも同様である。
【0060】次に、第3のバーチャルパスの設定例を図
13を参照して説明する。第1のバーチャルパスの設定
例と同様に、加入者端末91〜94に対してそれぞれバ
ーチャルパスVP1a〜VP4aが設定されている。こ
のときOLT6内の0系送受信部1a、1系送受信部1
bがそれぞれ「100」の帯域を持っているものとし、
たとえば、 バーチャルパスVP1a=50、 バーチャルパスVP2a=50、 バーチャルパスVP3a=50、 バーチャルパスVP4a=50、 のように帯域を振り分けたとする。
【0061】この場合、正常時において、サービスに使
用できる合計帯域は「200」となり、従来の方式で1
系統を最大に使用した場合の帯域である「100」を越
えてサービスを提供できることになる。バーチャルパス
が異常となったときに、バーチャルパスを張り直す帯域
は、あらかじめ設定されておらず、異常が起きる度に、
他の正常バーチャルパスが利用していた帯域を制限し、
その分を異常バーチャルパスの復旧のために使用する。
これにより、故障時のプロテクションも保証することが
できる。
【0062】次に、第4のバーチャルパス設定例を図1
4を参照して説明する。この場合第1バーチャルパス設
定例の場合と同様に、加入者端末91〜94に対してそ
れぞれバーチャルパスVP1a〜バーチャルパスVP4
aが設定されている。ただし、加入者端末92に対する
サービスのみプロテクションが必要ないものとし、した
がって、ONU72には送受信部が1つあればよい(図
14では、1系送受信部32aが使用されている場合を
示している)。通常、バーチャルパスVP1a、バーチ
ャルパスVP2a、バーチャルパスVP3a、バーチャ
ルパスVP4aを用いて通信が行われており、バーチャ
ルパスVP2aを除くそれぞれのバーチャルパスVP1
a、バーチャルパスVP3a、バーチャルパスVP4a
に障害が発生した場合には、OLT内の制御部10から
の指令により、スイッチ4において、予備系のバーチャ
ルパスVP1b,バーチャルパスVP3b,バーチャル
パスVP4bに切り替えて、目的の加入者端末との通信
を再開する。この場合も、物理的リソースのもつ最大の
帯域の範囲内で、任意の帯域で現用バーチャルパス、予
備バーチャルパスを張ることができる。
【0063】このように、第2実施の形態では、物理的
に異なる系統を現用系と予備系というように区別するこ
となく、スイッチ4においてバーチャルパスを切り替え
ることにより、物理的に異なる伝送経路を通して目的の
ONUの予備系までのパスを確立できる構成としている
ので、自由度の高いネットワーク設計をすることができ
る。したがって、限られた物理的リソースを効率よく利
用して現用バーチャルパスを提供できるとともに、サー
ビスに応じて予備バーチャルパスを柔軟に用意すること
ができるという利点がある。
【0064】次に、この発明によるPONのプロテクシ
ョン切り替え方法および装置の第3実施の形態について
説明する。図15はこの発明によるPONのプロテクシ
ョン切り替え方法の第3実施の形態を適用するこの発明
によるPONのプロテクション切り替え装置の第3実施
の形態の構成を示すブロック図である。この第3実施の
形態の場合には、OLT6内に送受信部11〜13がス
イッチ4の別々のポートに接続されている。OLT6内
の送受信部11は光カプラ21を介してONU711〜
71n内の送受信部311a〜31naに接続されてい
る。
【0065】OLT6内の送受信部12は光カプラ22
を介して、ONU721〜72n内の送受信部321a
〜送受信部32naに接続されている。0LT6内の送
受信部13は、光カプラ23を介してONU711〜O
NU71n内の送受信部311b〜送受信部31nb,
ONU721〜0NU72n内の送受信部321b〜送
受信部32nbに接続されている。
【0066】通常時には、加入者端末911〜加入者端
末91nに対してOLT6内の送受信部11を介してバ
ーチャルパスを張る。また、加入者端末921〜加入者
端末92nに対してOLT6内の送受信部12を介して
バーチャルパスを張る。これらのバーチャルパスが同時
に異常となる場合は、まれであると考えられるため、現
用バーチャルパスに異常が発生するたびに、送受信部1
3が持つ帯域を利用して予備バーチャルパスを張り直
す。
【0067】このように構成することにより、OLT6
内の複数の送受信部とその配下のONUに対するプロテ
クションを1つのOLT内の送受信部で賄うことができ
るという利点がある。なお、OLT6内の送受信部とそ
の配下のONUはさらに複数あってもよい。
【0068】次に、この発明によるPONのプロテクシ
ョン方法および装置の第4実施の形態について説明す
る。図16は、この発明によるPONのプロテクション
装置の第4実施の形態の構成を示すブロック図である。
この第4実施の形態は、上記第1実施の形態を変形した
ものであり、図1における各ONU71〜7n内に新た
に制御部111〜11nを設け、この制御部111〜1
1nにより、ONU71〜7n内の0系送受信部31a
〜3naの信号と、1系送受信部31b〜3nbの信号
とを各SEL81〜8nに対して切り替え選択制御を行
うようにしている。その他の構成は図1と同様であり、
図1と同一部分には、同一符号を付して構成の説明を省
略する。
【0069】次に、この発明によるPONのプロテクシ
ョン切り替え装置の第4実施の形態の動作について説明
する。この動作の説明に際して、この発明によるPON
のプロテクション切り替え方法の第4実施の形態の説明
を兼ねることにする。図17は上記のように、この発明
によるPONのプロテクション切り換え装置を構成する
ことにより、加入者端末91とOLT6との間に通信を
行うために、バーチャルパスを確立することにより通信
が可能になる例を示している。
【0070】この図17の例では、OLT6の0系送受
信部1aが光カプラ2aを通して光ファイバ11a経由
でONU71の0系送受信部31aと接続することによ
り、OLT6の0系送受信部1aと加入者端末91間に
バーチャルパスVP1aをスイッチ4の設定により確立
するとともに、OLT6の1系送受信部1bが光カプラ
2bを通して光ファイバ21b経由でONU71の1系
送受信部31bと接続することにより、OLT6の0系
送受信部1bと加入者端末91間にバーチャルパスVP
1bをスイッチ4の設定により確立している状態を示し
ている。この図17に示す例では、加入者端末91は、
OLT6の0系送受信部1aとOLT6の1系送受信部
1bの何れでも通信が可能であるという状態を示してい
る。
【0071】次に、実際に正常に通信動作をしている現
用バーチャルパスから予備系バーチャルパスへの切り換
え動作について説明する。図18はこの説明を行うため
の上記図2とは異なるバーチャルパスを確立した例を示
しており、図18中の太線で示すのが確立したバーチャ
ルパスVP1、VP2であリ、この図3の状態では、ス
イッチ4−OLT6内の0系送受信部1a−光カプラ2
a−光ファイバ11a−ONU71内の0系送受信部3
1a−SEL81−加入者端末91の接続系でバーチャ
ルパスVP1を確立し、このバーチャルパスVP1を通
して、0系送受信部1aと加入者端末91との間で通信
を行っている。
【0072】また、スイッチ4−OLT6内の0系送受
信部1a−光カプラ2a−光ファイバ12a−ONU7
2内の0系送受信部32a−SEL82−加入者端末9
2の接続系でバーチャルパスVP2を確立し、このバー
チャルパスVP2を通して、0系送受信部1aと加入者
端末92との間で通信を行っている。すなわち、図18
では、OLT6と加入者端末91間の通信をバーチャル
パスVP1が受け持っており、OLT6と加入者端末9
2間の通信をバーチャルパスVP2が受け持っている。
【0073】このような正常な通信状態において、スイ
ッチ4は図19に示すように動作する。この図19は上
記図4と同じであり、信号の流れを示している。すなわ
ち、スイッチ4からONU71の0系送受信部31aに
送信するATMセル#1はスイッチ4から0系送受信部
1a−光カプラ2a−バーチャルパスVP1を経由して
ONU71の0系送受信部31a方向に送信される。ま
た、スイッチ4からONU72の0系送受信部32aに
送信するATMセル#2はスイッチ4から0系送受信部
1a−光カプラ2a−バーチャルパスVP2を経由して
ONU72の0系送受信部32a方向に送信される。こ
の場合、ATMセル#1、#2はともに0系送受信部1
aを経由するようになる。また、ATMセル#1、#2
のヘッダH1,H2の値にしたがい、スイッチ4はスイ
ッチ4の目的のポートにATMセル#1、#2を出力す
る機能を呈する。
【0074】次に、このような正常な通信状態におい
て、図20に示すように光カプラ2aとONU71内の
0系送受信部31aとの間のバーチャルパスVP1が
「X」印で示すように異常(たとえば、切断など)が発
生すると、OLT6内の0系送受信部1aには、ONU
71からの信号だけが来ないことになり、このOLT6
内の0系送受信部1aがこのバーチャルパスVP1の通
信状態の異常を検出し、0系送受信部1aが警報信号を
発生してOLT6内の制御部10に送出する。これによ
り、制御部10はこの警報信号を入力することにより、
制御部10はスイッチ4に対してバーチャルパスの設定
の変更を行うように制御する。
【0075】この結果、スイッチ4は図21に示すよう
に、バーチャルパスVP1に代えて、バーチャルパスV
P1aに切り換える。すなわち、この場合は、OLT6
内の1系送受信部1b−光カプラ2b−光ファイバ21
b−ONU71内の1系送受信部31bの系統にバーチ
ャルパスVP1aを確立する。したがって、OLT6と
0NU71との通信を再開することができる。このとき
のOLT6とONU72との通信に使用されているバー
チャルパスVP2は、通信に何ら影響を受けず、そのま
ま通信を継続している。
【0076】このようなバーチャルパスVP1からVP
1aへの切り換え時におけるスイッチ4の信号の流れは
図22に示すようになる。この図22は上記図7で示し
た信号の流れを説明するための図と同じであり、この図
22において、スイッチ4に対するバーチャルパスの設
定にしたがい、ONU71に送信するATMセル#1は
スイッチ4からOLT6内の1系送受信部1b−光カプ
ラ2b−光ファイバ21bの系によるバーチャルパスV
P1aに送信される。また、スイッチ4からONU72
に送信するATMセル#2は、OLT6内の0系送受信
部1a−光カプラ2a−光ファイバ12a−ONU72
の0系送受信部32aの系のバーチャルパスVP2に送
信される。これらのATMセル#1、#2も上記と同様
に、それに付加されているヘッダH1,H2の値にした
がい、スイッチ4のポートに向けて振り分けられる。
【0077】次に、上記のようにバーチャルパスVP1
からVP1aへの切り換えに伴うONU71内のSEL
81も連動して0系送受信部31aから1系送受信部3
1bに切り換え選択して加入者端末91を1系送受信部
31bに接続する場合について説明する。図23はこの
状態を示す説明図である。この図23に示すように、O
LT6内の制御部10はスイッチ4を制御することによ
り、上記のようにして確立されたバーチャルパスVP1
aを通してONU71に対してSEL81の切り換え要
求信号を送信する。
【0078】ONU71はこの切り換え要求信号を受け
ると、ONU71内の制御部111に対して、SEL切
り替え信号を通知する。制御部111はこのSEL切り
替え信号を受けることにより、ONU71内のSEL8
1に対して、切り替え制御信号を出力する。これによ
り、SEL81はONU71内の0系送受信部31aか
ら1系送受信部31bに切り替え選択し、それによって
加入者端末91をSEL81経由で1系送受信部31b
と接続状態にする。
【0079】したがって、ONU71内の1系送受信部
31bからの信号をSEL81を通して加入者端末91
に送信する。この結果、OLT6と加入者端末91との
通信が上記バーチャルパスVP1aを通して再開できる
ことになる。
【0080】このように、第4実施の形態では、各0N
U71〜7n内に制御部111〜11nを設け、加入者
端末装置とOLT6との間に異常が発生すると、OLT
からONUに対してSELの切り替え信号を通知し、O
NUから制御部に対して0系送受信部と1系送受信部の
切り替えを行う用に指令を出すことにより、制御部がS
ELに対して0系送受信部と1系送受信部の切り替え選
択を行わせるようにしたので、上記第1実施の形態の効
果に加えて、より確実に0系送受信部と1系送受信部の
切り替えが可能となり、加入者端末とOLTとの間の通
信の確立が確実になり、ネットワークの設計を柔軟に行
うことができる。
【0081】なお、この第4実施の形態においても、上
記第1実施の形態と同様に、伝送路として光カプラ2
a,2b、光ファイバ11a〜1na,21b〜2nb
による光伝送路を使用する場合に限定されるものではな
く、伝送路として同軸ケーブルを使用する場合や、他の
金属回線を使用する場合にも適用できることはいうまで
もない。また、この第4実施の形態の説明では、通信状
態の異常例として、バーチャルパスVP1の断線による
異常の場合を想定して説明したが、その外に、ONU7
1〜7n内の0系送受信部31a〜3nbや、1系送受
信部31b〜3nbのいずれか、あるいは複数個の故障
時や、さらには、光カプラ2a、2bの故障、SEL8
1〜8nの故障などによる異常時にも適用できることは
いうまでもない。さらに、上記第4実施の形態の説明で
は、ATMシステムを適用してバーチャルパスVP1か
らVP1aへの切り換え時に、ATMセル#1、#2の
各ヘッダH1、H2の値によりスイッチ4のポートにA
TMセル#1、#2を振り分けることによりバーチャル
パスVP1からVP1aへの切り換えを行うようにして
いる場合についての説明であるが、この第4実施の形態
でも、STM(同期転送モード)PONシステムの適用
も可能であり、所定の周期で制御部10から出力される
フレームのタイムスロットでデータのスイッチ4のポー
トへの行先を決定してバーチャルパスを確立することも
できる。
【0082】なお、上記第4実施の形態の場合は、バー
チャルパスVP1の異常発生時の説明であるが、その他
の部分、たとえば、図21に示す光ファイバ22bに異
常が発生した場合でも、OLT6と加入者端末92との
間の通信が可能なようにスイッチ4の切り換え作用によ
り、バーチャルパスの確立が可能である。すなわち、こ
の場合、図21に示すようなバーチャルパスVP2が確
立されていない状態で光ファイバ22bの異常をOLT
6内の1系送受信部1bが検出することにより、制御部
10に警報信号を出力すると、制御部10はスイッチ4
に対してポートの切り換え制御を行い、スイッチ4−0
系送受信部1a−光カプラ2a−光ファイバ12a−O
NU72の0系送受信部32aの接続系にバーチャルパ
スVP2が確立されるとともに、上記と同様の要領でO
NU72はONU72内の制御部112に対してSEL
切り替え信号の通知を行い、これにより制御部112は
SEL82に対してONU72内の1系送受信部32b
から0系送受信部32aに切り替え制御を行う。
【0083】これにより、0NU72内の0系送受信部
32aはSEL82を通して加入者端末92と接続さ
れ、その結果、加入者端末92とOLT6との間の通信
を可能にすることもできる。さらに、上記第4実施の形
態の説明では、いずれも1本の光ファイバ、すなわち1
系統の伝送路の異常発生時におけるバーチャルパスの切
り換えの説明であるが、スイッチ4によりバーチャルパ
スをOLT6とONU71〜ONU7nと間に一斉に切
り換えることも可能である。この場合、ONU71〜O
NU7n内のたとえば、各0系送受信部31a〜3na
から一斉に警報信号が出された場合に、この警報信号が
OLT6の制御部10に入力されることにより、制御部
10はスイッチ4のポートを一斉に切り替えて、バーチ
ャルパスをOLT6とONU71〜7nとの間の現用系
から予備系に一斉に切り換えることもできる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、この発明のPONのプロ
テクション切り換え方法および装置によれば、局内装置
の現用系送受信部と加入者装置内の現用系送受信部とセ
レクタを通して加入者端末との間に確立されたバーチャ
ルパス経由での通信時にこのバーチャルパスに異常が発
生すると、局内装置の現用系送受信部がこの異常を検出
し、警報信号を局内装置の制御部に送出することによ
り、制御部からスイッチに対してバーチャルパスの設定
の切り換え制御を行い、局内装置の予備系送受信部から
加入者装置の予備系送受信部とセレクタ経由で通信中で
あった加入者端末との間に新たなバーチャルパスを確立
し、局内装置の予備系送受信部と加入者装置の予備系送
受信部とセレクタ経由で加入者端末との通信の継続を可
能にするようにしたので、PONシステム内の正常なバ
ーチャルパスの通信に影響を及ぼすことなく、復旧すべ
きパスのみ容易に予備系へ切り換えることができ、通信
の続行を可能にすることができる。したがって、正常な
装置に瞬断などを発生させることなく、容易に切り換え
を行うことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるPONのプロテクション装置の
第1実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明によるPONのプロテクション装置の
第1実施の形態におけるOLTと所定の加入者端末との
間のバーチャルパスの確立例を示す説明図である。
【図3】この発明によるPONのプロテクション装置の
第1実施の形態における正常状態時の説明図である。
【図4】この発明によるPONのプロテクション装置の
第1実施の形態における正常状態時のスイッチの信号の
流れを説明するための説明図である。
【図5】この発明によるPONのプロテクション装置の
第1実施の形態におけるOLTと加入者端末との間のバ
ーチャルパスVP1の異常発生時の説明図である。
【図6】図5におけるよるPONのプロテクション装置
の第1実施の形態におけるOLTと加入者端末との間の
バーチャルパスVP1の異常発生により新たなバーチャ
ルパスVP2aの確立状態の説明図である。
【図7】図6のPONのプロテクション装置の第1実施
の形態におけるOLTと加入者端末との間のバーチャル
パスVP1の異常発生により新たなバーチャルパスVP
2aの確立状態時のスイッチの信号の流れを説明するた
めの説明図である。
【図8】図6のPONのプロテクション装置の第1実施
の形態におけるOLTと加入者端末との間のバーチャル
パスVP1の異常発生により新たなバーチャルパスVP
2aの確立に伴うONU内のセレクタの切り換えの説明
図である。
【図9】この発明によるPONのプロテクション装置の
第2実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図10】この発明によるPONのプロテクション装置
の第2実施の形態におけるOLTと所定の加入者端末と
の間のバーチャルパスの確立例を示す説明図である。
【図11】図10のPONのプロテクション装置におけ
る第1のバーチャルパスの設定例を示す説明図である。
【図12】図10のPONのプロテクション装置におけ
る第2のバーチャルパスの設定例を示す説明図である。
【図13】図10のPONのプロテクション装置におけ
る第3のバーチャルパスの設定例を示す説明図である。
【図14】図10のPONのプロテクション装置におけ
る第4のバーチャルパスの設定例を示す説明図である。
【図15】この発明によるPONのプロテクション装置
の第3実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図16】この発明によるPONのプロテクション装置
の第4実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図17】図16のPONのプロテクション装置におけ
るOLTと所定の加入者端末との間のバーチャルパスの
確立例を示す説明図である。
【図18】図16のPONのプロテクション装置におけ
る正常状態時の説明図である。
【図19】図16のPONのプロテクション装置におけ
る正常状態時のスイッチの信号の流れを説明するための
説明図である。
【図20】図16のPONのプロテクション装置におけ
るOLTと加入者端末との間のバーチャルパスVP1の
異常発生時の説明図である。
【図21】図16のPONのプロテクション装置におけ
るOLTと加入者端末との間のバーチャルパスVP1の
異常発生により新たなバーチャルパスVP2aの確立状
態の説明図である。
【図22】図16のPONのプロテクション装置におけ
るOLTと加入者端末との間のバーチャルパスVP1の
異常発生により新たなバーチャルパスVP2aの確立状
態時のスイッチの信号の流れを説明するための説明図で
ある。
【図23】図16のPONのプロテクション装置におけ
るOLTと加入者端末との間のバーチャルパスVP1の
異常発生により新たなバーチャルパスVP2aの確立に
伴うONU内の制御部の制御によるセレクタの切り換え
の説明図である。
【図24】PONシステムの基本構成を示すブロック図
である。
【図25】図24のPONシステムの第1従来例のPO
Nシステムの2重化構成をした場合のブロック図であ
る。
【図26】図24のPONシステムの第2従来例のPO
Nシステムの2重化構成をした場合のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1a,31a〜3na……0系送受信部、1b,31b
〜3nb……1系送受信部、2a,2b,21〜23…
…光カプラ、4……スイッチ、6……OLT(局内装
置)、10,111〜11n……制御部、71〜7n、
711〜72n……ONU(光加入者装置)、81〜8
n,811〜82n……SEL(セレクタ)、91〜9
n,911〜92n……加入者端末、11a〜1na,
21b〜2nb……光ファイバ、VP1,VP2,VP
5,VP6、VP1a,VP2a,VP3a,VP4
a,VP1b,VP3b,VP4b……バーチャルパ
ス。

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチの別ポートに現用系送受信部と
    予備系送受信部を接続して通信状態異常時に第1の制御
    部によりこのスイッチの切り換え制御を行って上記現用
    系送受信部と上記予備系送受信部を切り換える局内装置
    と、通信状態異常時にそれぞれ現用系送受信部と予備系
    送受信部とをセレクタにより選択的に切り換えて加入者
    端末に接続する複数の加入者装置と、上記加入者装置の
    各現用系送受信部を上記局内装置の現用系送受信部とス
    ター型に接続するとともに、上記加入者装置の各予備系
    送受信部を上記局内装置の予備系送受信部とスター型に
    接続する伝送路とを備えたPONシステムにおいて、 上記加入者装置を通して上記局内装置と上記加入者端末
    との間の伝送路の通信状態異常時に少なくとも上記局内
    装置の上記現用系送受信部あるいは上記予備系送受信部
    から警報信号を発生し、 上記警報信号を上記第1の制御部に送出することにより
    上記スイッチの切り換え制御を行って正常伝送路を通し
    て上記局内装置と上記加入者端末との間にバーチャルパ
    スを確立させる、 ことを特徴とするPONのプロテクション切り換え方
    法。
  2. 【請求項2】 上記伝送路は、金属回線で形成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のPONのプロテクション
    切り換え方法。
  3. 【請求項3】 上記伝送路は、同軸ケーブルで形成され
    ることを特徴とする請求項1記載のPONのプロテクシ
    ョン切り換え方法。
  4. 【請求項4】 上記伝送路は、光伝送路であることを特
    徴とする請求項1記載のPONのプロテクション切り換
    え方法。
  5. 【請求項5】 上記加入者装置は、光加入者装置である
    ことを特徴とする請求項4記載のPONのプロテクショ
    ン切り換え方法。
  6. 【請求項6】 上記光伝送路は、光カプラを介して上記
    局内装置の現用系送受信部と上記光加入者装置の現用系
    送受信部とを接続することを特徴とする請求項5記載の
    PONのプロテクション切り換え方法。
  7. 【請求項7】上記光伝送路は、光カプラを介して上記局
    内装置の予備系送受信部と上記光加入者装置の予備系送
    受信部とを接続することを特徴とする請求項5記載のP
    ONのプロテクション切り換え方法。
  8. 【請求項8】 上記スイッチは、ATMセルに付加され
    たヘッダの値により目的のポートに上記ATMセルを出
    力して上記バーチャルパスの確立を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のPONのプロテクション切り換え方
    法。
  9. 【請求項9】 上記スイッチは、同期転送モードにより
    フレームのタイムスロットでデータのポートを決定して
    バーチャルパスを確立することを特徴とする請求項1記
    載のPONのプロテクション切り換え方法。
  10. 【請求項10】 上記第1の制御部は、上記加入者装置
    が一斉に通信状態異常の警報信号を発生した場合に上記
    スイッチのポートの一斉切り換え制御を行って上記局内
    装置と上記加入者端末との間の上記バーチャルパスを現
    用系から予備系に一斉に切り換えることを特徴とする請
    求項1記載のPONのプロテクション切り換え方法。
  11. 【請求項11】 上記第1の制御部は、上記局内装置か
    ら分配される信号をアクセスした上記加入者装置が一斉
    に通信状態異常の警報信号を発生した場合に上記スイッ
    チの所定のポートを一斉に切り換え制御を行って上記局
    内装置と上記信号をアクセスした上記加入者装置に接続
    された上記加入者端末との間の上記バーチャルパスを現
    用系から予備系に一斉に切り換えることを特徴とする請
    求項1記載のPONのプロテクション切り換え方法。
  12. 【請求項12】 上記加入者装置は、上記加入者装置を
    通して上記局内装置と上記加入者端末との間の伝送路の
    通信状態異常時に上記局内装置の上記現用系送受信部あ
    るいは上記予備系送受信部から発生する警報信号を受け
    ると、上記加入者装置に設けられた第2の制御部に対し
    て上記セレクタの切り替え信号を通知してこの第2の制
    御部により上記セレクタを現用系送受信部と予備系送受
    信部とを選択的に切り替えさせることを特徴とする請求
    項1記載のPONのプロテクション切り換え方法。
  13. 【請求項13】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、現用バーチャルパスと予備バ
    ーチャルパスを異なる帯域をもつように設定されること
    を特徴とする請求項1記載のPONのプロテクション切
    り換え方法。
  14. 【請求項14】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、複数の現用バーチャルパスと
    複数の予備バーチャルパスがそれぞれ異なる帯域をもつ
    て設定され、上記複数の現用バーチャルパスあるいは複
    数の予備バーチャルパスの異常時に上記第1の制御部に
    よりそれぞれ第1群のバーチャルパスあるいは第2群の
    バーチャルパスに切り替えるようにそれぞれ異なる帯域
    をもって設定されることを特徴とする請求項1記載のP
    ONのプロテクション切り換え方法。
  15. 【請求項15】 上記複数の現用バーチャルパスは、同
    時にすべて異常状態になると、上記加入者端末により局
    内装置の上記予備系送受信部のもつ帯域を共有するよう
    にそれぞれのバーチャルパスを張り直すことを特徴とす
    る請求項14記載のPONのプロテクション切り換え方
    法。
  16. 【請求項16】 上記複数の予備バーチャルパスは、同
    時にすべて異常状態となると、上記加入者端末により上
    記局内装置内の上記現用系送受信部のもつ帯域を共有す
    るようにそれぞれのバーチャルパスを張り直すことを特
    徴とする請求項14記載のPONのプロテクション切り
    換え方法。
  17. 【請求項17】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、現用バーチャルパスと予備バ
    ーチャルパスを等しい帯域をもつように設定され、異常
    の発生ごとに正常な方のバーチャルパスが利用していた
    帯域を制限して、その制限した分の帯域を異常の発生し
    たバーチャルパスの復旧に使用することを特徴とする請
    求項1記載のPONのプロテクション切り換え方法。
  18. 【請求項18】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、複数の現用バーチャルパスと
    複数の予備バーチャルパスが設定され、上記加入者端末
    のうちの所定の加入者端末に対してプロテクションを不
    用とした場合において、このプロテクションを不要とし
    た加入者端末に関連するバーチャルパスを除く他の現用
    バーチャルパスの異常の発生時に上記プロテクションを
    不要とした加入者端末に関連する予備バーチャルパスを
    除く他の予備バーチャルパスに上記第1の制御部により
    切り替わることを特徴とする請求項1記載のPONのプ
    ロテクション切り換え方法。
  19. 【請求項19】 上記局内装置は、複数の送受信部と上
    記加入者端末との間にそれぞれ複数のバーチャルパスを
    設定し、このバーチャルパスに異常が発生する度に上記
    複数の送受信部のうちの所定の送受信部がもつ帯域を利
    用して異常が発生したバーチャルパスに予備バーチャル
    パスを張ることを特徴とする請求項1記載のPONのプ
    ロテクション切り換え方法。
  20. 【請求項20】 伝送路の通信状態の監視機能を有し、
    異常検出に警報信号を発生する現用系送受信部と予備系
    送受信部とを設けた局内装置と、上記局内装置の現用系
    送受信部とそれぞれ伝送路を通して接続された現用系送
    受信部と上記局内装置の上記予備系送受信部とそれぞれ
    伝送路を通して接続された予備系送受信部とを有して上
    記局内装置に対してスター接続された複数の加入者装置
    と、 上記複数の加入者装置のそれぞれに設けられ、正常伝送
    路に接続されている上記加入者装置の上記現用系送受信
    装置あるいは予備系送受信装置を選択して加入者端末を
    接続するセレクタと、 上記局内装置に設けられ、上記現用系送受信部と上記予
    備系送受信部とをそれぞれ別ポートに接続して上記伝送
    路の切り換え機能を行って上記局内装置と上記端末装置
    との間のバーチャルパスを確立させるスイッチと、 上記局内装置に設けられ、上記局内装置の現用系送受信
    部または上記局内装置の予備系送受信部の発生する上記
    警報信号を入力して上記スイッチ対して異常発生伝送路
    から正常伝送路へのバーチャルパスを確立するように切
    り換え制御する第1の制御部と、 を備えることを特徴とするPONのプロテクション切り
    換え装置。
  21. 【請求項21】 上記伝送路は、金属回線であることを
    特徴とする請求項20記載のPONのプロテクション切
    り換え装置。
  22. 【請求項22】 上記伝送路は、同軸ケーブルで形成さ
    れることをことを特徴とする請求項20記載のPONの
    プロテクション切り換え装置。
  23. 【請求項23】 上記伝送路は、光伝送路であることを
    特徴とする請求項20記載のPONのプロテクション切
    り換え装置。
  24. 【請求項24】 上記加入者装置は、光加入者装置であ
    ることを特徴とする請求項23記載のPONのプロテク
    ション切り換え装置。
  25. 【請求項25】 上記光伝送路は、光カプラを介して上
    記局内装置の現用系送受信部と上記光加入者装置の現用
    系送受信部とを接続することを特徴とする請求項24記
    載のPONのプロテクション切り換え装置。
  26. 【請求項26】 上記光伝送路は、光カプラを介して上
    記局内装置の予備系送受信部と上記光加入者装置の予備
    系送受信部とを接続することを特徴とする請求項24記
    載のPONのプロテクション切り換え装置。
  27. 【請求項27】 上記スイッチは、ATMセルに付加さ
    れたヘッダの値により目的のポートに上記ATMセルを
    出力して上記バーチャルパスの確立を行うことを特徴と
    する請求項20記載のPONのプロテクション切り換え
    装置。
  28. 【請求項28】 上記スイッチは、同期転送モードによ
    りフレームのタイムスロットでデータのポートを決定し
    てバーチャルパスを確立することを特徴とする請求項2
    0記載のPONのプロテクション切り換え装置。
  29. 【請求項29】 上記制御部は、上記加入者装置が一斉
    に通信状態異常の警報信号を発生した場合に上記スイッ
    チのポートの一斉切り換え制御を行って上記局内装置と
    上記加入者端末との間の上記バーチャルパスを現用系か
    ら予備系に一斉に切り換えることを特徴とする請求項2
    0記載のPONのプロテクション切り換え装置。
  30. 【請求項30】 上記制御部は、上記局内装置から分配
    される信号をアクセスした上記加入者装置が一斉に通信
    状態異常の警報信号を発生した場合に上記スイッチの所
    定のポートを一斉に切り換え制御を行って上記局内装置
    と上記信号をアクセスした上記加入者に接続された上記
    加入者端末との間の上記バーチャルパスを現用系から予
    備系に一斉に切り換えることを特徴とする請求項20記
    載のPONのプロテクション切り換え装置。
  31. 【請求項31】 上記加入者装置は、上記加入者装置を
    通して上記局内装置と上記加入者端末との間の伝送路の
    通信状態異常時に上記局内装置の上記現用系送受信部あ
    るいは上記予備系送受信部から発生する警報信号を受け
    るとセレクタ切り替え信号を通知して、上記セレクタに
    現用系送受信部と予備系送受信部とを選択的に切り替え
    させる第2の制御部とを備えることを特徴とする請求項
    20記載のPONのプロテクション切り換え装置。
  32. 【請求項32】 上記加入者装置は、上記加入者装置を
    通して上記局内装置と上記加入者端末との間の伝送路の
    通信状態異常時に上記局内装置の上記現用系送受信部あ
    るいは上記予備系送受信部から発生する警報信号を受け
    ると、上記加入者装置に設けられた第2の制御部に対し
    て上記セレクタの切り替え信号を通知してこの第2の制
    御部により上記セレクタを現用系送受信部と予備系送受
    信部とを選択的に切り替えさせることを特徴とする請求
    項20記載のPONのプロテクション切り換え装置。
  33. 【請求項33】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、現用バーチャルパスと予備バ
    ーチャルパスを異なる帯域をもつように設定されること
    を特徴とする請求項20記載のPONのプロテクション
    切り換え装置。
  34. 【請求項34】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、複数の現用バーチャルパスと
    複数の予備バーチャルパスがそれぞれ異なる帯域をもつ
    て設定され、上記複数の現用バーチャルパスあるいは複
    数の予備バーチャルパスの異常時に上記第1の制御部に
    よりそれぞれ第1群のバーチャルパスあるいは第2群の
    バーチャルパスに切り替えるようにそれぞれ異なる帯域
    をもって設定されることを特徴とする請求項20記載の
    PONのプロテクション切り換え装置。
  35. 【請求項35】 上記複数の現用バーチャルパスは、同
    時にすべて異常状態になると、上記加入者端末により局
    内装置の上記予備系送受信部のもつ帯域を共有するよう
    にそれぞれのバーチャルパスを張り直すことを特徴とす
    る請求項34記載のPONのプロテクション切り換え装
    置。
  36. 【請求項36】 上記複数の予備バーチャルパスは、同
    時にすべて異常状態となると、上記加入者端末により上
    記局内装置内の上記現用系送受信部のもつ帯域を共有す
    るようにそれぞれのバーチャルパスを張り直すことを特
    徴とする請求項34記載のPONのプロテクション切り
    換え装置。
  37. 【請求項37】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、現用バーチャルパスと予備バ
    ーチャルパスを等しい帯域をもつように設定され、異常
    の発生ごとに正常な方のバーチャルパスが利用していた
    帯域を制限して、その制限した分の帯域を異常の発生し
    たバーチャルパスの復旧に使用することを特徴とする請
    求項20記載のPONのプロテクション切り換え装置。
  38. 【請求項38】 上記局内装置と上記加入者端末との間
    の上記バーチャルパスは、複数の現用バーチャルパスと
    複数の予備バーチャルパスが設定され、上記加入者端末
    のうちの所定の加入者端末に対してプロテクションを不
    用とした場合において、このプロテクションを不要とし
    た加入者端末に関連するバーチャルパスを除く他の現用
    バーチャルパスの異常の発生時に上記プロテクションを
    不要とした加入者端末に関連する予備バーチャルパスを
    除く他の予備バーチャルパスに上記第1の制御部により
    切り替わることを特徴とする請求項20記載のPONの
    プロテクション切り換え装置。
  39. 【請求項39】 上記局内装置は、複数の送受信部と上
    記加入者端末との間にそれぞれ複数のバーチャルパスを
    設定し、このバーチャルパスに異常が発生する度に上記
    複数の送受信部のうちの所定の送受信部がもつ帯域を利
    用して異常が発生したバーチャルパスに予備バーチャル
    パスを張ることを特徴とする請求項20記載のPONの
    プロテクション切り換え装置。
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