JP2000349401A - フレキシブルプリント配線基板、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

フレキシブルプリント配線基板、電気光学装置、および電子機器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子接続プロセスを簡単するとともに、表示
領域の面積比率を拡大できる電気光学装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル21における第2の基板
25の配線接合領域25Aの短辺部に、走査用ドライバ
ICチップ32に接続する接合端子部を配置し、この接
続端子部と、第1の基板24の配線接合領域24Aの長
辺部に配置した接続端子部とを、1つのフレキシブルプ
リント配線基板22で同方向から接合させる。このた
め、フレキシブルプリント配線基板22の利便性を高め
ることができる。また、第1の基板24の配線接合領域
の突出寸法を短くすることが可能となり、液晶表示パネ
ル21全体に対する表示領域の面積比率を大きくするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶装置、
EL(エレクトロルミネッセンス)電気光学装置などの
電気光学装置に関する。また、本発明は、電気光学装置
に用いるフレキシブルプリント配線基板、並びに電気光
学装置を備える電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】近年、電気光学装置は、携帯機器、家庭、
オフィス・工場、自動車などの情報表示端末として広く
用いられている。特に、液晶表示装置は、薄型、軽量、
低電圧、低消費電力などの特徴を有している。このた
め、液晶表示装置は現在、未来を含めて電子ディスプレ
イの中心的存在であり、低消費電力を生かしてPDA
(個人携帯情報端末)などへの応用が益々盛んになって
いる。
【0003】従来の液晶表示装置としては、図9に示す
ような、例えばパッシブマトリクス駆動方式の液晶表示
装置1がある。この液晶表示装置1は、基本には、液晶
表示パネル2とプリント基板3とから構成されている。
液晶表示パネル2とプリント基板3とは、第1および第
2のフレキシブルプリント配線基板4、5を介して電気
的に接続されている。
【0004】液晶表示パネル2は、相対向して配置され
た一対のガラス基板6、7を有している。これらガラス
基板6、7の間には、表示領域を周回するように介在さ
れた図示しないシール材が配置されている。そして、こ
れらガラス基板6、7とシール材とで形成される間隙に
は、液晶が封入されている。また、ガラス基板6の面で
あってガラス基板7と対向する面(ガラス基板6の対向
面)には、複数の信号電極8が平行をなすように形成さ
れている。一方、ガラス基板7の面であってガラス基板
6と対向する面(ガラス基板7の対向面)には、信号電
極8と直交する方向に沿って複数の走査電極9が形成さ
れている。
【0005】液晶表示パネル2の所定の側縁部(図9に
おいて下側縁部)においては、一方のガラス基板6の縁
部が他方のガラス基板7の縁部より側方(図9において
下側)へ突出するように設定されている。この突出領域
(ガラス基板6がガラス基板7と重ならない領域)が配
線接合領域6Aを構成する。また、液晶表示パネル2の
上記した側縁部に隣接する側縁部(図9において左側縁
部)においては、他方のガラス基板7の縁部が一方のガ
ラス基板6の縁部より側方(図9において左側)へ突出
するように設定されている。この突出領域(ガラス基板
7がガラス基板6と重ならない領域)が配線接合領域7
Aを構成する。そして、ガラス基板6の配線接合領域6
Aには、信号用ドライバICチップ10、11がCOG
(Chip On Glass)実装されている。これらの信号用ド
ライバICチップ10、11は、複数の信号電極8が延
在された出力端子部8Aと、配線接合領域6Aの縁部側
に形成された入力端子部12とに接続されている。ま
た、ガラス基板7の配線接合領域7Aには、走査用ドラ
イバICチップ13がCOG実装されている。この走査
用ドライバICチップ13は、複数の走査電極9が延在
された出力端子部9Aと、配線接合領域7Aの縁部側に
形成された入力端子部14とに接続されている。
【0006】そして、第1のフレキシブルプリント配線
基板4の出力側端子領域4Aは、ガラス基板6の配線接
合領域6Aの長辺部に沿って配置された複数の入力端子
部12に対して電気的に接続するように、異方性導電フ
ィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を介
して接合されている。また、同様に、第2のフレキシブ
ルプリント配線基板5の出力側端子領域5Aは、ガラス
基板7の配線接合領域7Aの長辺部に沿って配置された
複数の入力端子部14に対して電気的に接続するよう
に、異方性導電フィルムを介して接合されている。
【0007】第1のフレキシブルプリント配線基板4の
入力側端子領域4Bは、図9に示すように、プリント基
板3に形成された出力端子部15に異方性導電フィルム
やコネクタを介して接合されている。また、第2のフレ
キシブルプリント配線基板5の入力側端子領域5Bは、
プリント基板3に形成された出力端子部16に異方性導
電フィルムやコネクタを介して接合されている。プリン
ト基板3には、所定の配線が形成されるとともに、各種
の電子部品が搭載されている。そして、第1のフレキシ
ブルプリント配線基板4の入力側端子領域4Bと、第2
のフレキシブルプリント配線基板5の入力側端子領域5
Bとは、プリント基板3のそれぞれ異なる面で接合され
ている。
【0008】上記した構成の液晶表示装置を用いた電子
機器としては、例えばキーボードやテンキーなどの入力
部を備え、入力部への入力操作に応じて液晶表示パネル
でデータの表示を行なうものがある。このような電子機
器においては、液晶表示パネルとプリント基板とがシャ
ーシ(パネル収納枠)に組み込まれている。このとき、
プリント基板が液晶表示パネルの後方側に配置されるよ
うに、2つのフレキシブルプリント配線基板が曲げ込ま
れている。
【0009】しかしながら、上述したような液晶表示装
置やそれを用いた電子機器では、軽量・薄型化を図って
携帯性を追求するに伴って液晶表示パネルの表示領域が
小さくなり、視認性を低下させるおそれがある。携帯電
話や携帯性を重視したポケットサイズのパーソナルコン
ピュータなどの携帯用情報機器では、特に筺体の幅寸法
や、表示領域外側の枠部分の幅寸法の縮小化が限界まで
進められている。
【0010】図10に示すように、上記した構成の液晶
表示装置1では、ガラス基板7の配線接合領域7Aが幅
方向(同図中左側)に存在し、この配線接合領域7A
に、走査用ドライバICチップ13を実装するための幅
寸法x1と、フレキシブルプリント配線基板5の出力側
端子領域5Aを貼り合わせるための所定の接合代x2
と、走査用ドライバICチップ13およびフレキシブル
プリント配線基板5の出力側端子領域5Aを離間させる
寸法x3とを、確保する必要がある。このため、液晶表
示パネル2の幅寸法が短くなるに従って、液晶表示パネ
ル2の全面に対する表示領域の占める面積比率がより小
さくなるという問題がある。
【0011】また、このような液晶表示パネルにおける
配線接合領域に起因する問題は、液晶表示装置やそれを
用いた電子機器の小型化を図る場合に限られるものでは
ない。すなわち、比較的大型の液晶表示装置を備えた電
子機器においても、液晶表示パネルの表示領域外側の枠
部分の幅寸法の縮小を図って、表示装置を収納するシャ
ーシなどの筺体における表示面積を最大限に拡大するこ
とが要望されている。
【0012】さらに、上記した液晶表示装置1では、信
号用ドライバICチップ10、11が実装されたガラス
基板6の配線接合領域6Aに接合させるフレキシブルプ
リント配線基板4と、走査用ドライバICチップ13が
実装されたガラス基板7の配線接合領域7Aに接合させ
るフレキシブルプリント配線基板5とを、それぞれ独立
にプリント基板3の表面および裏面に接合させる必要が
ある。このため、モジュール工程が繁雑になり利便性を
欠くという問題を有している。また、それぞれのフレキ
シブルプリント配線基板4、5を別々にプリント基板3
に接合するため、プリント基板3に形成する出力端子部
15、16どうしが近接し過ぎることは好ましくない。
すなわち、実装機を用いてフレキシブルプリント配線基
板4、5をプリント基板3へ接合させる際に、フレキシ
ブルプリント配線基板どうしが互いに干渉しないだけの
距離を確保する必要がある。このように、複数(この例
では2つ)のフレキシブルプリント配線基板を用いるこ
とが、プリント基板3の小型化を阻む要因となってい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、端
子接続プロセスを簡単にするとともに、たとえば表示領
域の占有面積を拡大できる電気光学装置を提供すること
にある。
【0014】また、この発明の他の目的は、利便性の高
いフレキシブルプリント配線基板を提供することにあ
る。
【0015】さらに、この発明の他の目的は、本発明に
係る電気光学装置を用い、モジュール工程が簡単で、た
とえば視認性の高い表示が行える電子機器を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ルプリント配線基板は、絶縁性のフレキシブル基板の表
面に所定のパターンで形成された配線を有し、基板本体
と、前記基板本体から分岐して設けられた分岐配線部
と、前記基板本体に設けられた第1の出力側端子領域
と、前記分岐配線部に設けられた第2の出力側端子領域
と、入力側端子領域と、を含み、前記第1の出力側端子
領域は、前記基板本体の一方の面に設けられ、前記第2
の出力側端子領域は、前記第1の出力側端子領域が設け
られる面と反対側の面に設けられ、前記入力側端子領域
の配線は、前記フレキシブル基板の一つの面に設けら
れ、かつ前記第1および第2の出力側端子領域の配線
は、前記入力側端子領域の前記配線と連続し、さらに、
前記第1の出力側端子領域における配線の配列方向と、
前記第2の出力側端子領域における配線の配列方向とは
同じである。
【0017】本発明に係るフレキシブルプリント配線基
板によれば、たとえば、第1の基板と第2の基板に対し
て、1つのフレキシブルプリント配線基板で接続を行な
うことが可能となる。その結果、本発明によれば、フレ
キシブルプリント配線基板の点数を削減できるため、接
続作業を簡便にできる。
【0018】この構成によれば、例えば、第1の基板と
第2の基板との対向する面にそれぞれドライバICチッ
プなどの半導体装置が実装されている場合に、これらの
対向面に1つのフレキシブルプリント配線基板で接合を
行なうことができる。また、これらの半導体装置に接合
されたフレキシブルプリント配線基板の他端側を、例え
ばパワーICチップなどの各種電子部品が搭載されたプ
リント基板に一括して接合することが可能となる。
【0019】前記入力側端子領域の一部の配線と、該入
力側端子領域が形成された面と反対の面に形成された前
記第1または第2のいずれかの出力側端子領域の配線と
は、スルーホールを介して接続されていることが好まし
い。この構成によれば、スルーホールを介してフレキシ
ブル基板の両面に配線を形成することができる。その結
果、異なる被接合面に対して1つのフレキシブルプリン
ト配線基板を接合することができる。
【0020】前記分岐配線部は、前記基板本体からほぼ
L字状に屈曲して延びる構造をとることができる。ま
た、前記分岐配線部は、その端部が前記基板本体の端部
より前に位置する構造をとることができる。
【0021】本発明に係る電気光学装置は、互いに対向
する第1の基板と第2の基板との間に電気光学材料層を
有し、前記第1の基板は、前記第2の基板に対して重な
らない第1の配線接合領域を有し、前記第2の基板は、
前記第1の基板に対して重ならない第2の配線接合領域
を有し、前記第1の配線接合領域および前記第2の配線
接合領域は、本発明に係るフレキシブルプリント配線基
板と接続され、前記フレキシブルプリント配線基板の前
記第1の出力側端子領域は、前記第1の配線接合領域と
接続され、前記フレキシブルプリント配線基板の前記第
2の出力側端子領域は、前記第2の配線接合領域と接続
され、前記第1の出力側端子領域と前記第1の配線接合
領域とが接合される方向と、前記第2の出力側端子領域
と前記第2の配線接合領域とが接合される方向とが同じ
である。
【0022】本発明に係る電気光学装置によれば、第1
の基板の第1の配線接合領域および第2の基板の第2の
配線接合領域に対して、フレキシブルプリント配線基板
の第1および第2の出力側端子領域が、それぞれ同一方
向で接合される。言い換えれば、フレキシブルプリント
配線基板は、第1および第2の基板の隣接する2つの配
線接合領域へ、X方向およびY方向の双方向で接合する
のではなく、X方向またはY方向の一方向で接合させれ
ばよい。したがって、本発明の電気光学装置は、一方の
配線接合領域の長辺と他方の配線接合領域の短辺に対し
て、フレキシブルプリント配線基板の2つの出力側端子
領域が接合した構成を有する。
【0023】このような構成とした結果、第1の配線接
合領域および第2の配線接合領域のうち一方の配線接合
領域の長辺側には、フレキシブルプリント配線基板との
接続に用いられる入力用配線端子を配置する必要がな
い。その結果、前記一方の配線接合領域の長辺側では、
フレキシブルプリント配線基板との接合代を必要とせ
ず、この配線接合領域の突出寸法(幅)を短く設定する
ことができる。
【0024】本発明の電気光学装置によれば、一方の配
線接合領域の突出寸法を短くすることにより、たとえ
ば、表示パネル全体に対する表示領域の占める面積比率
を大きくすることができる。このように表示領域の面積
比率を大きくすることにより、表示パネルを収納する筺
体(シャーシ)の表示開口部を取り囲む表示枠部分の幅
寸法を短くすることができ、表示の視認性を高めること
ができる。
【0025】本発明の電気光学装置によれば、フレキシ
ブルプリント配線基板を、表示パネルの一方向から接合
させるものであるため、端子接続プロセスを簡単にでき
るという効果を有する。
【0026】さらに、本発明の電気光学装置によれば、
1つのフレキシブルプリント配線基板を用いて、2つの
基板の配線接合領域に接続ができるため、フレキシブル
プリント配線基板の利便性を高めることができる。この
結果、本発明においては、電気光学装置を電子機器に組
み込むモジュール工程を簡略化できる。
【0027】本発明の電気光学装置は、さらに、以下の
各種態様をとりうる。
【0028】(a)前記第1の配線接合領域および前記
第2の配線接合領域の少なくとも一方に、好ましくは両
方に半導体装置が搭載される。この半導体装置は、ドラ
イバICチップを有することができる。
【0029】(b)フレキシブルプリント配線基板の入
力側端子領域が、プリント基板に接続される。この構成
では、第1および第2の出力側端子領域と一体的に接続
されたフレキシブルプリント配線基板の出力側端子領域
は、プリント基板と一カ所で接合することができる。こ
のため、プリント基板とフレキシブルプリント配線基板
との接合が簡単になる。また、フレキシブルプリント配
線基板が上記したようにプリント基板の一カ所で接合で
きるため、プリント基板の小型化を図れる。
【0030】(c)前記第1の出力側端子領域には、信
号用配線が設けられ、前記第2の出力側端子領域には、
走査用配線が設けられる。この構成では、走査電極と信
号電極とが交差する構造のパッシブマトリクス駆動方式
の液晶表示装置並びにEL表示装置や、TFD(Thin F
ilm Diode)素子を画素毎に備えたアクティブマトリク
ス駆動方式の液晶表示装置などにおいて、表示パネル全
体に対する表示領域の占める面積比率を大きくすること
ができる。
【0031】(d)前記第1の基板および前記第2の基
板の少なくとも一方は、表示光に対して透明性を有し、
透明な基板上には、前記走査電極および前記信号電極の
少なくとも一方であって、表示光に対して透明な電極が
形成されている。この構成では、反射型表示装置並びに
透過型表示装置の表示パネル全体に対する表示領域の占
める面積比率を大きくすることができる。
【0032】(e)前記電気光学材料層は、液晶層であ
ることが好ましい。このような構成とすることにより、
携帯用情報端末の電気光学装置の組み付け利便性を向上
でき、表示領域の面積比率の増大により、表示視認性を
高めることができる。
【0033】また、本発明に係る電子機器は、本発明に
係る電気光学装置を含む。
【0034】この電子機器は、たとえば、本発明の電気
光学装置と、この電気光学装置の駆動系に信号入力を行
なう入力部を備え、かつ、表示パネルが筺体内に収納さ
れ、この筺体に表示パネルの表示領域全体を露呈させる
開口部を有することができる。この構成によれば、筺体
の開口部の開口面積の比率を高めることが可能となり、
表示部を取り囲む枠部分の幅を狭くすることができる。
このため、電子機器の小型化を進めた場合でも、表示領
域が縮小するのを抑制することができ、表示視認性を向
上するという効果を有する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る電気光学装
置が適用された液晶装置(この例では液晶表示装置)、
フレキシブルプリント配線基板、および電子機器の詳細
を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1〜図
8は、本発明をパッシブマトリクス駆動方式の反射型液
晶表示装置に適用した実施の形態を示している。
【0036】本実施の形態に係る液晶表示装置20は、
図1に示すように、液晶表示パネル(電気光学パネル)
21と、この液晶表示パネル21を構成する第1の基板
24および第2の基板25と接続されたフレキシブルプ
リント配線基板22と、このフレキシブルプリント配線
基板22に接続されたプリント基板23とを含む。
【0037】(液晶表示パネル)まず液晶表示パネル2
1について説明する。
【0038】液晶表示パネル21は、互いに対向して配
置された第1の基板24および第2の基板25を有す
る。これらの第1および第2の基板24および25の間
には、表示領域を周回するようにシール材(図示せず)
が配置されている。そして、これらの第1,第2の基板
24,25とシール材とで形成される領域には、図示し
ない液晶層が封入されている。第1および第2の基板2
4,25は、たとえばガラス基板,プラスチック基板な
どから構成される。
【0039】また、第1の基板24の面であって、第2
の基板25と対向する側の面(以下、これを「第1の基
板24の対向面」という)には、複数の信号電極27が
平行に配置されている。この信号電極27は、表示光に
対して透明性を有する導電材料、たとえばITO(Indi
um Tin Oxide)で形成されている。これらの信号電極2
7は、所定の方向(図1においてX方向)に沿って、互
いに所定間隔をおいて配置されている。一方、第2の基
板25の面であって、第1の基板24と対向する側の面
(以下、これを「第2の基板25の対向面」という)に
は、複数の走査電極28が配置されている。これらの走
査電極28は、表示光を反射する導電材料、たとえばア
ルミニウムまたは銀−パラジウム−銅合金などの金属で
形成されている。また、これらの走査電極28は、所定
の方向(図1においてY方向)に沿って、互いに所定間
隔をおいて平行に配置されている。すなわち、第1の基
板24に形成された複数の信号電極27と、第2の基板
25に形成された複数の走査電極28とは、互いに液晶
層等(図示しない配向膜を含む)を介して直交し、いわ
ゆるX−Yマトリクスを構成している。
【0040】また、液晶表示パネル21は、その隣接す
る2辺において、第1の配線接合領域24Aと、第2の
配線接合領域25Aとを有する。第1の配線接合領域2
4Aは、図1の下側において、第1の基板24の縁部が
第2の基板25の縁部より突出し、第1の基板24が第
2の基板25に対して重ならない対向面に形成されてい
る。第2の配線接合領域25Aは、図1の左側におい
て、第2の基板25の縁部が第1の基板24の縁部より
突出し、第2の基板25が第1の基板24に対して重な
らない対向面に形成されている。
【0041】そして、第1の基板24の第1の配線接合
領域24Aには、信号用ドライバ(Xドライバ)ICチ
ップ29および30が実装されている。これらの信号用
ドライバICチップ29,30の実装方法は特に制限さ
れないが、たとえばCOG(Chip On Glass)方式によ
って実装されている。これらの信号用ドライバICチッ
プ29,30は、図2に示すように、信号電極27に連
続する端子部27Aと、第1の基板24の第1の配線接
合領域24Aの長辺側に配置された接合端子部31とに
接続されている。そして、信号用ドライバICチップ2
9,30は、それぞれ、信号線27の端子部27Aと、
接合端子部31に対して、たとえばフェースダウンによ
るフリップチップ実装されている。
【0042】一方、図2に示すように、第2の基板25
の第2の配線接合領域25Aには、走査用ドライバIC
チップ32がたとえばCOG実装されている。この走査
用ドライバICチップ32は、複数の走査電極28の端
子部28Aと、複数の接合端子部33とに接続されてい
る。そして、走査用ドライバICチップ32は、走査電
極28の端子部28Aと、接合端子部33に対して、た
とえばフェースダウンによるフリップチップ実装されて
いる。さらに、接合端子部33は、第2の配線接合領域
25Aで引き回されて、その入力側端子部33Aがフレ
キシブルプリント配線基板22側の端部まで伸びるよう
に配置されている。
【0043】このように、本実施の形態においては、第
2の配線接合領域25Aにおいて、接合端子部33は、
その入力側端子部33Aが走査電極28と直交する方
向、すなわち信号電極27と平行な方向に伸びるように
配置されている。接合端子部33がこのように配置され
ることにより、第2の配線接合領域25Aの短辺側でフ
レキシブルプリント配線基板22が接合される。したが
って、図10で示した従来例のように、フレキシブルプ
リント配線基板5の出力側端子領域5Aの幅寸法x2
と、走査用ドライバICチップ13とフレキシブルプリ
ント配線基板5の出力側端子領域5Aとを離間させる寸
法x3と、フレキシブルプリント配線基板5の屈曲に必
要な折りしろ分と、が不要となる。その結果、液晶表示
パネル21の全面に対する表示領域の占める面積比率を
より大きくすることができる。なお、走査用ドライバI
Cチップ32の入力側の端子数は、出力側の端子数に比
べて大幅に少ないため、配線接合領域25Aの短辺部に
沿って配置しても、接合端子の配置面積が狭くなるとい
う問題は生じない。
【0044】(フレキシブルプリント配線基板)次に、
本実施の形態におけるフレキシブルプリント配線基板2
2の構成について説明する。図5はフレキシブルプリン
ト配線基板22の平面図である。また、図6は図5のC
−C線に沿った断面図である。
【0045】フレキシブルプリント配線基板22は、た
とえば電気絶縁性樹脂からなるフレキシブル基板221
の両面に配線、すなわち、複数の信号用配線222と、
複数の走査用配線223と、必要に応じて形成される他
の配線(図示せず)と、が形成されている。
【0046】フレキシブルプリント配線基板22は、幅
寸法(図5において符号L1で示す)の長い端部を有す
る基板本体224と、この基板本体224の一方の側部
からL字状に分岐して前方(入力配線部226とは反対
側、すなわち出力側端子領域224Aが配置される側)
へ突出する、幅寸法(図5において符号L2で示す)の
短い分岐配線部225と、基板本体224の後部から後
方(図5の右側)へ突出する入力配線部226とを有す
る。そして、基板本体224の前方(図5の左側)の端
部は第1の出力側端子領域224Aを構成し、分岐配線
部225の前方の端部は第2の出力側端子領域225A
を構成し、入力配線部226の端部は入力側端子領域2
26Aを構成している。
【0047】基板本体224および入力配線部226の
表面には、第1の出力側端子領域224Aと、入力側端
子領域226Aとの間に亙って複数の信号用配線222
が配置されている。また、分岐配線部225の第2の出
力側端子領域225Aから入力配線部226の入力側端
子領域226Aに亙って複数の走査用配線223が配置
されている。
【0048】走査用配線223は、図6に示すように、
分岐配線部225から入力配線部226の中間部分ま
で、フレキシブル基板221の裏面に沿って形成されて
いる。そして、これら走査用配線板223は、入力配線
部226の中間部分に形成されたスルーホール223A
を介してフレキシブル基板221の表面に至るように形
成されている。このため、入力配線部226の入力側端
子領域226Aでは、信号用配線222および走査用配
線223の全部がフレキシブル基板221の表面に配置
されている。
【0049】このように、本実施の形態のフレキシブル
プリント配線基板22では、基板本体224と入力配線
部226とにおいて、配線(信号用配線222と走査用
配線223の部分)がフレキシブル基板221の表面側
に形成され、分岐配線部225においては、走査用配線
223の部分がフレキシブル基板221の裏面側に形成
されている。なお、この実施の形態では、走査用配線2
23がスルーホール223Aを介してフレキシブル基板
221の両面に形成されたが、逆に、信号用配線222
がスルーホールを介して両面に存在するように形成し
て、入力配線部226の入力側端子領域226Aで走査
用配線と同一面で配置させる構成としてもよい。
【0050】(接合構造)このような構成のフレキシブ
ルプリント配線基板22と上記した液晶表示パネル21
との接合構造を図3および図4を用いて説明する。図3
は図2のA−A線に沿った断面図であり、図4は図2の
B−B線に沿った断面図である。
【0051】図3に示すように、フレキシブルプリント
配線基板22は、第2の基板25の配線接合領域25A
の短辺部分に沿って配置された複数の入力側端子部33
Aに対して、分岐配線部225の第2の出力側端子領域
225Aの裏面側に配置された走査用配線223が対応
するように、異方性導電フィルム(ACF:Anisotropi
c Conductive Film)34を介して接合されている。一
方、第1の基板24の配線接合領域24Aの長辺部に配
置された複数の接合端子部31には、図4に示すよう
に、フレキシブルプリント配線基板22の基板本体22
4の第1の出力側端子領域224Aに形成された、信号
用配線222の端子部が対応するように、異方性導電フ
ィルム35を介して接合されている。
【0052】プリント基板23は、図1に示すように、
例えば電源用ICチップなどの各種の電子部品231が
実装された配線回路を有する。そして、プリント基板2
3は、フレキシブルプリント配線基板22の入力配線部
226の入力側端子領域226Aの配線端子(信号用配
線222、走査用配線223)と電気的に接続される接
続部232を備えている。フレキシブルプリント配線基
板22の入力配線部226の入力側端子領域226A
は、図示しない異方性導電フィルムあるいはコネクタを
介して、接続部232に電気的に接続されている。
【0053】図7は、液晶表示パネル21とプリント基
板23とをフレキシブルプリント配線基板22で接続し
た状態を示す斜視図であり、フレキシブルプリント配線
基板22を撓ませてプリント基板23を液晶表示パネル
21の後方へ配置した状態を示している。
【0054】(作用効果)次に、本実施の形態に係る液
晶装置の主な作用効果について説明する。
【0055】本実施の形態では、第2の配線接合領域2
5Aの短辺側で、フレキシブルプリント配線基板22の
第2の出力側端子領域225Aと接合配線部33とを接
合することにより、すくなくとも液晶表示パネル21の
一辺でのフレキシブルプリント配線基板の接合代および
折り代が不要となるので、基板25上の配線接合領域2
5Aを小さくできるとともに、液晶表示パネル21全体
に対する表示領域の占める面積比率を大きくすることが
できる。このように表示領域の面積比率を大きくするこ
とにより、表示視認性を高めることができる。
【0056】また、本実施の形態によれば、フレキシブ
ルプリント配線基板22は、液晶表示パネル21の一方
向(図1のX方向)で接合させることができるため、端
子接続工程を容易にすることができる。さらに、本実施
の形態によれば、1つのフレキシブルプリント配線基板
22を用いて、第1および第2の基板24,25にそれ
ぞれ形成された第1の配線接合領域24Aおよび第2の
配線接合領域25Aとの接続が可能となるため、フレキ
シブルプリント配線基板22の利便性を高めることがで
きる。
【0057】さらに、フレキシブルプリント配線基板2
2の入力配線部226は、プリント基板23に対して1
箇所で接合することができるため、フレキシブルプリン
ト配線基板22とプリント基板23との接続工程を簡易
にすることができる。また、フレキシブルプリント配線
基板22とプリント基板23とを1箇所で接続できるこ
とから、プリント基板23の小型化を図ることができ
る。
【0058】(フレキシブルプリント配線基板および液
晶パネルの変形例) (1)第1の変形例 図11に、フレキシブルプリント配線基板22の分岐配
線部225の変形例を示す。図11において、図1、図
2、図5および図6と実質的に同一の機能を有する部分
には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0059】図11に示す液晶パネル21では、第2の
配線接合領域25Aの接合端子部33は、図1の実施例
とは反対の方向(図の上方向、すなわち第1の基板24
が第2の基板25から張り出す側とは反対側)に引き出
されている。
【0060】図11に示すフレキシブルプリント配線基
板22においては、分岐配線部225は、第2の基板2
5の第2の配線接合領域25Aの長辺に沿って伸びるよ
うに形成されている。分岐配線部225と第2の基板2
5の第2の配線接合領域25Aとの間に走査線用ドライ
バICチップ32が配置されている。そして、分岐配線
部225の先端部225Aにおいて、第2の配線接合領
域25Aの接合端子部33と、分岐配線部225の走査
用配線223とが接合されている。
【0061】(2)第2の変形例 図12に、フレキシブルプリント配線基板22の分岐配
線部225の変形例を示す。図12において、図1、図
2、図5および図6と実質的に同一の機能を有する部分
には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0062】図12に示す液晶パネル21では、フレキ
シブルプリント配線基板22の第2の出力側端子領域2
25Aは、第2の配線接合領域25Aに搭載された走査
用ドライバICチップ32に近接して設けられている。
この構成によれば、走査用ドライバICチップ32と出
力側端子領域225Aの走査用配線223とを接続する
ための接合端子部33Aの長さを短くできる。その結
果、接合端子部33Aが、例えばITOなどの金属に比
べて導電性が低い材料で構成されている場合に、その長
さをより短くできるので接合端子部の抵抗を小さくでき
る。
【0063】第2の出力側端子領域225Aと走査用ド
ライバICチップ32との距離は、第2の出力側端子領
域225Aの接合工程において支障のない範囲で設定で
きる。したがって、前記距離は接合方法に依存するが、
例えば0.5〜2.5mmにすることができる。
【0064】この例においては、接合端子部33Aは、
出力側端子領域225Aの走査用配線223との接続が
できればよく、その長さやパターンは適宜設定できる。
例えば、接合端子部33Aは、配線接合領域25Aの端
部あるいは中間まで延びるように形成できる。
【0065】(3)第3の変形例 図13に液晶パネル21の変形例を示す。図13におい
て、図1および図2と実質的に同一の機能を有する部分
には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0066】図1に示す液晶パネルでは、本発明のフレ
キシブルプリント配線基板をパッシブマトリクス駆動方
式の液晶表示パネルに適用した例を示したが、本発明の
フレキシブルプリント配線基板は、画素電極のスイッチ
ング素子としてTFD素子を用いたアクティブマトリク
ス駆動方式の液晶パネルにも適用できる。
【0067】第1の接合領域25Aおよび第2の接合領
域26Aの構造は、図1の液晶パネルと同様になるの
で、シール材内部の構造について図13に示す。
【0068】液晶表示パネル21は、互いに対向して配
置された第1の基板24および第2の基板25を有す
る。これらの第1および第2の基板25および26の間
には、表示領域を周回するようにシール材(図示せず)
が配置されている。そして、これらの第1,第2基板2
5,26とシール材とで形成される領域には、図示しな
い液晶層が封入されている。第1および第2の基板2
5,26は、たとえばガラス基板,プラスチック基板な
どから構成される。
【0069】また、第1の基板24の面であって、第2
の基板25と対向する側の面には、マトリクス状に配置
された複数の画素電極1034と、X方向に延在する信
号電極27と、が配置されるとともに、1列分の画素電
極1034の各々が1本の信号電極27にそれぞれTF
D素子1020を介して共通接続されている。画素電極
1034は、表示光に対して透明性を有する導電材料、
たとえばITO(Indium Tim Oxide)で形成されてい
る。TFD素子1020は、基板24側からみると、第
1の金属膜1022と、この第1の金属膜1022を陽
極酸化した酸化膜1024と、第2金属膜1026とか
ら構成されて、金属/絶縁体/金属のサンドイッチ構造
を採る。このため、TFD素子1020は、正負双方向
のダイオードスイッチング特性を有することになる。
【0070】一方、第2の基板25の面であって、第1
の基板24と対向する側の面には、複数の走査電極28
が配置されている。これらの走査電極28は、信号電極
27とは直交する所定の方向(図13においてY方向)
に沿って、互いに所定間隔をおいて平行に配置され、か
つ画素電極1034の対向電極となるように配列してい
る。カラーフィルタは、図10においては図示を省略し
ているが、走査電極28と画素電極1034とが互いに
交差する領域に対応して設けられている。
【0071】また、液晶表示パネル21は、図1および
図2に示した実施例と同様にその隣接する2辺におい
て、第1の配線接合領域24Aと、第2の配線接合領域
25Aとを有し、図1に示した実施例と同様に、本発明
のフレキシブルプリント配線基板(例えば、図5、図6
に示したフレキシブルプリント配線基板、図11に示し
たフレキシブルプリント配線基板、あるいは図12に示
したフレキシブルプリント配線基板)に接続することが
できる。
【0072】(電子機器)次に、図8を用いて本実施の
形態の液晶表示装置20を表示部として用いる電子機器
としてのノート型のパーソナルコンピュータ40の構成
を説明する。同図に示すように、液晶表示パネル21が
筺体41に収納され、この筺体41に形成された開口部
41Aから液晶表示パネル21の表示領域が露呈するよ
うに構成されている。また、入力部としてのキーボード
42を備えている。
【0073】このパーソナルコンピュータ40の表示部
においては、表示領域を取り囲む筺体41の枠部41B
の左右両側部の幅寸法を狭くすることができる。すなわ
ち、図7に示すように、第2の基板25の配線接合領域
25Aの長辺部には、フレキシブルプリント配線基板2
2を接合する接合代を要しないため、配線接合領域25
Aの突出寸法を短くすることができる。このため、例え
ばパーソナルコンピュータ40を小型化した場合に、液
晶表示パネル21の小型化とともに、本実施の形態のよ
うな液晶表示パネル21を用いることで、表示領域の液
晶表示パネル面積全体に対する比率を向上することがで
きる。そこで、筺体41の枠部41Aの幅寸法を短くす
ることで、パーソナルコンピュータ40の表示部の面積
比率を向上できる。
【0074】図14は、本発明に係る電子機器として、
携帯電話50を示す外観斜視図である。携帯電話50の
全面上方において液晶表示パネル21が筺体51に収納
され、この筺体51に形成された開口部51Aから液晶
表示パネル21の表示領域が露呈するように構成されて
いる。
【0075】このように、本実施の形態は、パーソナル
コンピュータおよび携帯電話をはじめとする各種電子機
器、例えばページャ、液晶テレビ、ビューファインダ、
カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロ
セッサ、テレビ電話などの小型化に寄与することができ
る。
【0076】以上、実施の形態について説明したが、本
発明に係る電気光学装置、フレキシブルプリント配線基
板、および電子機器は、上記した構成に限定されるもの
ではなく、発明の範囲内で各種の変更が可能である。例
えば、液晶装置は、反射型に限定されるものではなく、
半透過反射型または透過型の液晶装置でも適用できる。
また、電気光学装置としては、この他に、EL表示装置
を適用することができる。このEL表示装置は、電気光
学材料として、蛍光材料を含むエレクトロルミネッセン
ス材料を用いるものであり、走査電極や信号電極などの
構成は、液晶表示装置と概ね同様の構成することができ
る。さらに、上記した実施の形態では、信号電極27を
表示光に対して透明性を有する材料して、これを形成し
た基板24を前面基板に設定したが、前面基板側に透明
性を有する走査電極を形成する構成としてもよい。
【0077】また、上記した実施の形態においては、フ
レキシブルプリント配線基板22に形成される信号用配
線222や走査用配線223の配置は、液晶表示パネル
21の接合部の配置構成により適宜変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気光学装置を適用した液晶表示装置
の実施の形態を示す分解平面図である。
【図2】本実施の形態の液晶表示装置の要部を拡大して
示す平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿った断面図である。
【図5】本発明に係るフレキシブルプリント配線基板の
実施の形態を示す平面図である。
【図6】図5のC−C線に沿った断面図である。
【図7】本実施の形態の液晶表示装置の斜視図である。
【図8】本発明に係る電子機器(パーソナルコンピュー
タ)の実施の形態を示す斜視図である。
【図9】従来の液晶表示装置の分解平面図である。
【図10】従来の液晶表示装置の要部拡大平面図であ
る。
【図11】本実施の形態の液晶表示装置の第1の変形例
を示す平面図である。
【図12】本実施の形態の液晶表示装置の第2の変形例
を示す部分平面図である。
【図13】本実施の形態の液晶表示装置の第3の変形例
を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る電子機器(携帯電話)の実施の
形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 液晶表示装置 21 液晶表示パネル 22 フレキシブルプリント配線基板 23 プリント基板 24 第1の基板 25 第2の基板 24A、25A 配線接合領域 27 信号電極 28 走査電極 29、30 信号用ドライバICチップ 31 接合端子部 32 走査用ドライバICチップ 33B 接合端子部 221 フレキシブル基板 222 信号用配線 223 走査用配線 223A スルーホール 224 基板本体 224A 第1の出力側端子領域 225 分岐配線部 225A 第2の出力側端子領域 226 入力配線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有賀 泰人 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA48 GA49 GA50 GA51 GA55 GA57 GA60 HA25 JA03 MA32 MA35 NA07 NA15 NA16 NA25 NA27 NA28 NA29 PA06 5E317 AA24 BB03 GG14 5E338 AA02 AA12 BB13 BB25 BB52 BB65 CC01 CD13 EE23 5E344 AA02 AA22 BB02 BB03 BB04 BB10 BB13 CC07 CC09 CC11 CC25 CD04 EE13 5G435 AA00 AA17 BB12 EE33 EE37 EE42 EE47 HH12 LL04 LL07 LL09 LL14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性のフレキシブル基板の表面に所定
    のパターンで形成された配線を有するフレキシブルプリ
    ント配線基板であって、 基板本体と、 前記基板本体から分岐して設けられた分岐配線部と、 前記基板本体に設けられた第1の出力側端子領域と、 前記分岐配線部に設けられた第2の出力側端子領域と、 入力側端子領域と、を含み、 前記第1の出力側端子領域は、前記基板本体の一方の面
    に設けられ、 前記第2の出力側端子領域は、前記第1の出力側端子領
    域が設けられる面と反対側の面に設けられ、 前記入力側端子領域の配線は、前記フレキシブル基板の
    一つの面に設けられ、かつ前記第1および第2の出力側
    端子領域の配線は、前記入力側端子領域の前記配線と連
    続し、さらに、 前記第1の出力側端子領域における配線の配列方向と、
    前記第2の出力側端子領域における配線の配列方向とは
    同じである、フレキシブルプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記入力側端子領域の一部の配線と、該入力側端子領域
    が形成された面と反対の面に形成された前記第1または
    第2のいずれかの出力側端子領域の配線とは、スルーホ
    ールを介して接続されている、フレキシブルプリント配
    線基板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記分岐配線部は、前記基板本体からほぼL字状に屈曲
    して延びる、フレキシブルプリント配線基板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記分岐配線部は、その端部が前記基板本体の端部より
    前に位置する、フレキシブルプリント配線基板。
  5. 【請求項5】 互いに対向する第1の基板と第2の基板
    との間に電気光学材料層を有する電気光学パネルを含む
    電気光学装置であって、 前記第1の基板は、前記第2の基板に対して重ならない
    第1の配線接合領域を有し、 前記第2の基板は、前記第1の基板に対して重ならない
    第2の配線接合領域を有し、 前記第1の配線接合領域および前記第2の配線接合領域
    は、請求項1〜請求項4に記載のいずれかのフレキシブ
    ルプリント配線基板と接続され、 前記フレキシブルプリント配線基板の前記第1の出力側
    端子領域は、前記第1の配線接合領域と接続され、 前記フレキシブルプリント配線基板の前記第2の出力側
    端子領域は、前記第2の配線接合領域と接続され、 前記第1の出力側端子領域と前記第1の配線接合領域と
    が接合される方向と、前記第2の出力側端子領域と前記
    第2の配線接合領域とが接合される方向とが同じであ
    る、電気光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第1の配線接合領域および前記第2の配線接合領域
    の少なくとも一方に、半導体装置が搭載された、電気光
    学装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記半導体装置は、ドライバICチップを有する、電気
    光学装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記第2の出力側端子領域は、前記第2の配線接合領域
    に搭載された半導体装置と近接した位置で接合された、
    電気光学装置。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれかにおいて、 前記第1の出力側端子領域には、信号用配線が設けら
    れ、 前記第2の出力側端子領域には、走査用配線が設けられ
    た、電気光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかにおいて、 前記フレキシブルプリント配線基板の入力側端子領域
    は、プリント基板に接続されている、電気光学装置。
  11. 【請求項11】 請求項5〜10のいずれかにおいて、 前記第1の基板および前記第2の基板の互いに対向する
    面の一方には互いに平行をなす複数の走査電極が形成さ
    れ、他方の面には前記走査電極と交差する方向に沿って
    互いに平行をなす複数の信号電極が形成されている、電
    気光学装置。
  12. 【請求項12】 請求項5〜11のいずれかにおいて、 前記第1の基板および前記第2の基板の少なくとも一方
    は、表示光に対して透明性を有し、透明な基板上には、
    前記走査電極および前記信号電極の少なくとも一方であ
    って、表示光に対して透明な電極が形成されている、電
    気光学装置。
  13. 【請求項13】 請求項5〜12のいずれかにおいて、 前記電気光学材料層は、液晶層である、電気光学装置。
  14. 【請求項14】 請求項5〜13に記載のいずれかの電
    気光学装置を含む電子機器。
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