JP2000347352A - 撮影レンズ及びレンズ付きフイルムユニット - Google Patents
撮影レンズ及びレンズ付きフイルムユニットInfo
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 デジタル画像処理で画質改善を行うのに最適
な撮影レンズを提供する。 【解決手段】 フイルム面64は、撮影レンズ60の像
面湾曲を補正するために露光画面の長手方向に湾曲され
ている。撮影レンズ60は、物体側に凸面を向けたメニ
スカスの第1レンズ61と、像側に凸面を向けたメニス
カスの第2レンズ62とからなり、フイルム面64から
射出瞳63までの光軸60a上における長さをEp、光
軸上のフイルム面64に対する露光画面コーナーにおけ
るフイルム面64の物体側への突出量をδとし、Db=
(δ/Ep)×100としたとき、近軸焦点を含む平面
65上における、射出瞳から露光画面コーナーに向かう
光線の光学的ディストーションDs(%)が、「−10
≦Ds≦Db−0.5」を満たすようにされている。こ
れにより、ディストーションを除く諸収差等が抑えられ
た像をフイルム面64に露光することができ、デジタル
画像処理で画質の改善を行う場合には、ディストーショ
ンだけを補正するだけで高画質の画像が得られる。
な撮影レンズを提供する。 【解決手段】 フイルム面64は、撮影レンズ60の像
面湾曲を補正するために露光画面の長手方向に湾曲され
ている。撮影レンズ60は、物体側に凸面を向けたメニ
スカスの第1レンズ61と、像側に凸面を向けたメニス
カスの第2レンズ62とからなり、フイルム面64から
射出瞳63までの光軸60a上における長さをEp、光
軸上のフイルム面64に対する露光画面コーナーにおけ
るフイルム面64の物体側への突出量をδとし、Db=
(δ/Ep)×100としたとき、近軸焦点を含む平面
65上における、射出瞳から露光画面コーナーに向かう
光線の光学的ディストーションDs(%)が、「−10
≦Ds≦Db−0.5」を満たすようにされている。こ
れにより、ディストーションを除く諸収差等が抑えられ
た像をフイルム面64に露光することができ、デジタル
画像処理で画質の改善を行う場合には、ディストーショ
ンだけを補正するだけで高画質の画像が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズと及び
レンズ付きフイルムユニットに関するものである。
レンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、写真撮影用のカメラとしては用途
や機能に応じて非常に多くの種類のものが販売されてい
る。また、手軽に写真撮影を楽しむことができるよう
に、本出願人によりレンズ付きフイルムユニットが製
造、販売されている。レンズ付きフイルムユニットは、
撮影レンズやシャッタ装置などの撮影機構を組み込んだ
ユニット本体に予め未露光の写真フイルムを内蔵させた
もので、購入したその場ですぐに写真撮影ができ、撮影
後にもそのまま現像取扱い店に出せばよいという簡便性
から、一般に広く利用されている。レンズ付きフイルム
ユニットは、低価格で提供できることを利点としてお
り、可能な限りローコストで製造する必要性から、簡単
な構成となっている。
や機能に応じて非常に多くの種類のものが販売されてい
る。また、手軽に写真撮影を楽しむことができるよう
に、本出願人によりレンズ付きフイルムユニットが製
造、販売されている。レンズ付きフイルムユニットは、
撮影レンズやシャッタ装置などの撮影機構を組み込んだ
ユニット本体に予め未露光の写真フイルムを内蔵させた
もので、購入したその場ですぐに写真撮影ができ、撮影
後にもそのまま現像取扱い店に出せばよいという簡便性
から、一般に広く利用されている。レンズ付きフイルム
ユニットは、低価格で提供できることを利点としてお
り、可能な限りローコストで製造する必要性から、簡単
な構成となっている。
【0003】上記のようなレンズ付きフイルムユニット
や低価格帯のカメラに搭載される撮影レンズは、一般に
1〜2枚の樹脂製のレンズから構成されている。しか
し、このように1〜2枚のレンズで撮影レンズを構成し
た場合に、撮影レンズの性能だけで画質を向上させるの
は困難である。このため、レンズ付きフイルムユニット
では、物体側に曲率中心を持つようにして露光画面の長
手方向を湾曲させて写真フイルムを支持し、この写真フ
イルムのフイルム面に露光を与えることにより撮影レン
ズの像面湾曲を補正している。
や低価格帯のカメラに搭載される撮影レンズは、一般に
1〜2枚の樹脂製のレンズから構成されている。しか
し、このように1〜2枚のレンズで撮影レンズを構成し
た場合に、撮影レンズの性能だけで画質を向上させるの
は困難である。このため、レンズ付きフイルムユニット
では、物体側に曲率中心を持つようにして露光画面の長
手方向を湾曲させて写真フイルムを支持し、この写真フ
イルムのフイルム面に露光を与えることにより撮影レン
ズの像面湾曲を補正している。
【0004】一方、コンピュータの処理速度の高速化に
ともない、スキャナーで写真フイルムから画像を読み取
り、この読み取った画像にデジタル画像処理によるコン
トラストや色味の改善、諸収差の補正を行い、品質の高
い画像を得る技術が確立されている。
ともない、スキャナーで写真フイルムから画像を読み取
り、この読み取った画像にデジタル画像処理によるコン
トラストや色味の改善、諸収差の補正を行い、品質の高
い画像を得る技術が確立されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにしてフイ
ルム面を湾曲させると、像面湾曲によるピントのボケは
改善されるが、このフイルム面の湾曲により像のディス
トーションが大きくなるという問題があった。このディ
ストーションは、露光画面の長手方向を湾曲させた場合
に、露光画面の長手方向に沿った直線を樽型に湾曲させ
るマイナス方向のものとなる。これを解決するために
は、フイルム面の湾曲を緩くするか、撮影レンズのディ
ストーションを意図的にプラス側に振った設計が必要に
なる。
ルム面を湾曲させると、像面湾曲によるピントのボケは
改善されるが、このフイルム面の湾曲により像のディス
トーションが大きくなるという問題があった。このディ
ストーションは、露光画面の長手方向を湾曲させた場合
に、露光画面の長手方向に沿った直線を樽型に湾曲させ
るマイナス方向のものとなる。これを解決するために
は、フイルム面の湾曲を緩くするか、撮影レンズのディ
ストーションを意図的にプラス側に振った設計が必要に
なる。
【0006】フイルム面の湾曲を緩くした場合には、デ
ィストーションがある程度抑えられる代わりに、撮影レ
ンズの像面湾曲に起因するピントのボケの改善効果が少
なくなってしまう。他方、撮影レンズが開口絞りを像側
に有する単玉レンズの場合には、必然的にディストーシ
ョンがプラスとなるため上記問題を改善することが可能
となるが、性能改善を目指した2枚玉レンズの撮影レン
ズでは、周辺性能、特にMTFの向上にともなって、撮
影レンズのディストーションがマイナス傾向となる。し
たがって、このような2枚玉レンズの撮影レンズのディ
ストーションをプラス側に設計することは、画面周辺の
MTFの低下を招き、また倍率の色収差の増大につなが
るため、撮影レンズを2枚のレンズから構成した効果が
少なくなってしまう。また、撮影レンズのディストーシ
ョンをプラス側にした場合に、露光画面の長手方向と直
交した幅方向に沿った直線が糸巻型に湾曲させるディス
トーションが発生することになる。
ィストーションがある程度抑えられる代わりに、撮影レ
ンズの像面湾曲に起因するピントのボケの改善効果が少
なくなってしまう。他方、撮影レンズが開口絞りを像側
に有する単玉レンズの場合には、必然的にディストーシ
ョンがプラスとなるため上記問題を改善することが可能
となるが、性能改善を目指した2枚玉レンズの撮影レン
ズでは、周辺性能、特にMTFの向上にともなって、撮
影レンズのディストーションがマイナス傾向となる。し
たがって、このような2枚玉レンズの撮影レンズのディ
ストーションをプラス側に設計することは、画面周辺の
MTFの低下を招き、また倍率の色収差の増大につなが
るため、撮影レンズを2枚のレンズから構成した効果が
少なくなってしまう。また、撮影レンズのディストーシ
ョンをプラス側にした場合に、露光画面の長手方向と直
交した幅方向に沿った直線が糸巻型に湾曲させるディス
トーションが発生することになる。
【0007】このように従来の撮影レンズで撮影した画
像には、種々の収差やコントラストの低下等が複合して
発生するとことになる。このため、上記のようなデジタ
ル画像処理で、これらを補正、改善しようとすると、様
々な画像処理を行わなければならなくなるので、処理時
間の増大につながるといった問題点があった。
像には、種々の収差やコントラストの低下等が複合して
発生するとことになる。このため、上記のようなデジタ
ル画像処理で、これらを補正、改善しようとすると、様
々な画像処理を行わなければならなくなるので、処理時
間の増大につながるといった問題点があった。
【0008】本発明は上記の問題点を解消するためなさ
れたもので、デジタル画像処理を施すのに最適な撮影レ
ンズとレンズ付きフイルムユニットを提供することを目
的とする。
れたもので、デジタル画像処理を施すのに最適な撮影レ
ンズとレンズ付きフイルムユニットを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の撮影レンズでは、物体側から順に、
物体側に凸面を向けたメニスカスの第1レンズと、像側
に凸面を向けたメニスカスの第2レンズとからなり、物
体側に曲率中心を持つように露光画面の長手方向に湾曲
した形状で支持された写真フイルムのフイルム面から射
出瞳までの前記第1及び第2レンズの光軸上における長
さをEp(>0)、前記光軸上のフイルム面に対する露
光画面コーナーにおけるフイルム面の物体側への突出量
をδ(>0)とし、Db=(δ/Ep)×100とした
とき、近軸焦点を含む平面上における、射出瞳から露光
画面コーナーに向かう光線の光学的ディストーションD
s(%)が「−10≦Ds≦Db−0.5」なる条件を
満たすようにしたものである。
に、請求項1記載の撮影レンズでは、物体側から順に、
物体側に凸面を向けたメニスカスの第1レンズと、像側
に凸面を向けたメニスカスの第2レンズとからなり、物
体側に曲率中心を持つように露光画面の長手方向に湾曲
した形状で支持された写真フイルムのフイルム面から射
出瞳までの前記第1及び第2レンズの光軸上における長
さをEp(>0)、前記光軸上のフイルム面に対する露
光画面コーナーにおけるフイルム面の物体側への突出量
をδ(>0)とし、Db=(δ/Ep)×100とした
とき、近軸焦点を含む平面上における、射出瞳から露光
画面コーナーに向かう光線の光学的ディストーションD
s(%)が「−10≦Ds≦Db−0.5」なる条件を
満たすようにしたものである。
【0010】請求項2記載の撮影レンズでは、第1と第
2のレンズの間に開口絞りを配したものであり、請求項
3記載の撮影レンズでは、第2のレンズの像側に開口絞
りを配したものである。
2のレンズの間に開口絞りを配したものであり、請求項
3記載の撮影レンズでは、第2のレンズの像側に開口絞
りを配したものである。
【0011】請求項4記載のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、請求項1記載の撮影レンズを有する撮影機構を
備え、撮影済の写真フイルムを収納するカートリッジ
に、撮影レンズからの撮影光でフイルム面に記録された
像の光学的ディストーションをデジタル画像処理により
補正するためのディストーションデータを記録し、また
請求項5記載のレンズ付きフイルムユニットでは、写真
フイルムにディストーションデータを光学記録または磁
気記録しておくようにしたものである。
トでは、請求項1記載の撮影レンズを有する撮影機構を
備え、撮影済の写真フイルムを収納するカートリッジ
に、撮影レンズからの撮影光でフイルム面に記録された
像の光学的ディストーションをデジタル画像処理により
補正するためのディストーションデータを記録し、また
請求項5記載のレンズ付きフイルムユニットでは、写真
フイルムにディストーションデータを光学記録または磁
気記録しておくようにしたものである。
【0012】本発明では、フイルム面に露光される像を
劣化させる要因をディストーションに集中させ、その他
の収差等が改善されるように撮影レンズを構成して、デ
ジタル画像処理では像のディストーションの補正だけで
良好な画像が得られるようにしている。
劣化させる要因をディストーションに集中させ、その他
の収差等が改善されるように撮影レンズを構成して、デ
ジタル画像処理では像のディストーションの補正だけで
良好な画像が得られるようにしている。
【0013】図1に模式的に示すように、撮影レンズ6
0は、物体側に凸面を向けたメニスカスの第1レンズ6
1と、像側に凸面を向けたメニスカスの第2レンズ62
とから構成される。撮影レンズ60は、射出瞳63から
射出した撮影光により、フイルム面64に露光を与え
る。周知のように、撮影光は射出瞳63からフイルム面
64に向かって収束するため、フイルム面64上での結
像位置が撮影レンズ60の光軸60a上と異なる場合、
射出瞳63から結像面(フイルム面)までの距離によっ
て結像倍率が変わる。ディストーションは、結像倍率が
異なることで発生する。
0は、物体側に凸面を向けたメニスカスの第1レンズ6
1と、像側に凸面を向けたメニスカスの第2レンズ62
とから構成される。撮影レンズ60は、射出瞳63から
射出した撮影光により、フイルム面64に露光を与え
る。周知のように、撮影光は射出瞳63からフイルム面
64に向かって収束するため、フイルム面64上での結
像位置が撮影レンズ60の光軸60a上と異なる場合、
射出瞳63から結像面(フイルム面)までの距離によっ
て結像倍率が変わる。ディストーションは、結像倍率が
異なることで発生する。
【0014】露光画面に対応するフイルム面64は、撮
影レンズ60の像面湾曲を補正するために、物体側に曲
率中心を持つように露光画面の長手方向に湾曲した形状
で支持されている。この場合に、露光画面の中心から露
光画面の長手方向に離れるほど、フイルム面64は物体
側に大きく迫り出した状態となる。すなわち、露光画面
の長手方向では、フイルム面64の湾曲にともなって射
出瞳63から結像面までの距離の変化が一定でないた
め、結像倍率の変化も一定でなくなる。結果、撮影レン
ズ60のディストーションDsが0%であったとして
も、露光画面の長手方向に沿った直線が歪曲する。
影レンズ60の像面湾曲を補正するために、物体側に曲
率中心を持つように露光画面の長手方向に湾曲した形状
で支持されている。この場合に、露光画面の中心から露
光画面の長手方向に離れるほど、フイルム面64は物体
側に大きく迫り出した状態となる。すなわち、露光画面
の長手方向では、フイルム面64の湾曲にともなって射
出瞳63から結像面までの距離の変化が一定でないた
め、結像倍率の変化も一定でなくなる。結果、撮影レン
ズ60のディストーションDsが0%であったとして
も、露光画面の長手方向に沿った直線が歪曲する。
【0015】符号65に示す近軸焦点を含む平面上での
露光画面のコーナーにおける結像倍率と、フイルム面6
4上での露光画面のコーナーにおける結像倍率との比率
βは、次の式で近似的に与えられる。なお、近軸焦点
を含む平面65は、光軸60aに垂直な近軸焦点面を露
光画面の大きさに広げたものであり、無収差の撮影レン
ズを用いて無限遠の物体を結像したときの結像面であ
る。 β=(Y’/Y) =((Ep−δ)×tanθ)/(Ep×tanθ)・・・
露光画面のコーナーにおける結像倍率と、フイルム面6
4上での露光画面のコーナーにおける結像倍率との比率
βは、次の式で近似的に与えられる。なお、近軸焦点
を含む平面65は、光軸60aに垂直な近軸焦点面を露
光画面の大きさに広げたものであり、無収差の撮影レン
ズを用いて無限遠の物体を結像したときの結像面であ
る。 β=(Y’/Y) =((Ep−δ)×tanθ)/(Ep×tanθ)・・・
【0016】上記式中の「Y’」はフイルム面64上
の、また「Y」は平面65上の露光画面コーナーの像高
である。また、「Ep」は撮影レンズ60の光軸60a
上におけるフイルム面64と射出瞳63の中心との間
隔,「δ」はフイルム面64の露光画面コーナーの部分
が光軸60a上の部分に対して突出した長さである。さ
らに、θは、撮影半画角である。なお、Y’,Y、E
p,δの単位は「mm」とし、Ep,δは、正の値(>
0)とする。
の、また「Y」は平面65上の露光画面コーナーの像高
である。また、「Ep」は撮影レンズ60の光軸60a
上におけるフイルム面64と射出瞳63の中心との間
隔,「δ」はフイルム面64の露光画面コーナーの部分
が光軸60a上の部分に対して突出した長さである。さ
らに、θは、撮影半画角である。なお、Y’,Y、E
p,δの単位は「mm」とし、Ep,δは、正の値(>
0)とする。
【0017】また、湾曲に起因する露光画面のコーナー
にフイルム面64上でのディストーションDは「D=
((Y’−Y)/Y)×100」(%)で与えられ、こ
の式に上記式を適用することで、Dは、次の式で表
すことができる。 D=−δ/Ep×100(%)・・・
にフイルム面64上でのディストーションDは「D=
((Y’−Y)/Y)×100」(%)で与えられ、こ
の式に上記式を適用することで、Dは、次の式で表
すことができる。 D=−δ/Ep×100(%)・・・
【0018】Ep,δは、正の値であるから、Dはマイ
ナスの値(<0)となることがわかる。すなわち、露光
画面の長手方向に沿って湾曲させると、これに起因して
露光画面の長手方向に沿った直線がフイルム面64上で
樽型に歪曲する。なお、フイルム面を湾曲させて撮影し
てもフイルム面を平面にしてプリントする場合等では、
露光画面の対角方向の像高「Y’」としてはフイルム面
を平面にした際の換算値を用いるべきであるが、近似的
には上記のようにして比率β及びディストーションDを
求めることができる。
ナスの値(<0)となることがわかる。すなわち、露光
画面の長手方向に沿って湾曲させると、これに起因して
露光画面の長手方向に沿った直線がフイルム面64上で
樽型に歪曲する。なお、フイルム面を湾曲させて撮影し
てもフイルム面を平面にしてプリントする場合等では、
露光画面の対角方向の像高「Y’」としてはフイルム面
を平面にした際の換算値を用いるべきであるが、近似的
には上記のようにして比率β及びディストーションDを
求めることができる。
【0019】この結果から、近軸焦点を含む平面65上
での露光画面のコーナーにおける撮影レンズ60のディ
ストーションDs、すなわち近軸焦点を含む平面65上
における、射出瞳から露光画面コーナーに向かう光線の
光学的ディストーションDs(%)がフイルム面64の
湾曲に起因するディストーションDの逆符号の値とすれ
ば、すなわちDs=−Dとなるようにプラスの値とすれ
ば、露光画面の長手方向に沿った直線が樽型に歪曲する
のを防止することが可能となる。
での露光画面のコーナーにおける撮影レンズ60のディ
ストーションDs、すなわち近軸焦点を含む平面65上
における、射出瞳から露光画面コーナーに向かう光線の
光学的ディストーションDs(%)がフイルム面64の
湾曲に起因するディストーションDの逆符号の値とすれ
ば、すなわちDs=−Dとなるようにプラスの値とすれ
ば、露光画面の長手方向に沿った直線が樽型に歪曲する
のを防止することが可能となる。
【0020】一方、上記のように湾曲されたフイルム面
64上でも、露光画面の幅方向(長手方向と直交する方
向)では物体側に迫り出す大きさは一定である。すなわ
ち、例えば平面65に対してフイルム面64が射出瞳に
近づくことで結像面までの距離が変化して結像倍率が変
化するが、その変化の大きさは露光画面の幅方向で同じ
であるから、フイルム面64の湾曲は、露光画面の幅方
向に沿った直線にデイストーションを発生させない。し
たがって、上記のように撮影レンズ60のディストーシ
ョンDsをプラスに設定すると、露光画面の幅方向に沿
った直線は、フイルム面64の湾曲による影響で歪曲し
ないが、撮影レンズ60のプラスのディストーションD
sによって糸巻型に歪曲する。
64上でも、露光画面の幅方向(長手方向と直交する方
向)では物体側に迫り出す大きさは一定である。すなわ
ち、例えば平面65に対してフイルム面64が射出瞳に
近づくことで結像面までの距離が変化して結像倍率が変
化するが、その変化の大きさは露光画面の幅方向で同じ
であるから、フイルム面64の湾曲は、露光画面の幅方
向に沿った直線にデイストーションを発生させない。し
たがって、上記のように撮影レンズ60のディストーシ
ョンDsをプラスに設定すると、露光画面の幅方向に沿
った直線は、フイルム面64の湾曲による影響で歪曲し
ないが、撮影レンズ60のプラスのディストーションD
sによって糸巻型に歪曲する。
【0021】上記のような点を考慮して、撮影レンズ6
0のディストーションDsをフイルム面64の湾曲に起
因するディストーションDの逆符号の値Db(=−D)
よりも僅かにマイナス側とすれば,露光画面の長手方向
及び幅方向のデイストーションのバランスを取ることが
できる。
0のディストーションDsをフイルム面64の湾曲に起
因するディストーションDの逆符号の値Db(=−D)
よりも僅かにマイナス側とすれば,露光画面の長手方向
及び幅方向のデイストーションのバランスを取ることが
できる。
【0022】しかし、このようにバランスだけに着目し
た目標に沿って撮影レンズ60のディストーションDs
をプラスに設計すると、倍率の色収差が増大し、露光画
面の周辺部でコントラストが低下するといった不都合が
発生することになる。デジタル画像処理でディストーシ
ョンを補正することを前提にした場合には、撮影レンズ
60のディストーションDsを上記のような目標よりも
マイナス傾向としても差し支えなく、このようにすれば
倍率の色収差の増大に伴うコントラストの低下を抑える
ことができ、デジタル画像処理でコントラストの改善の
ための補正処理をなくすことが可能になる。このため、
撮影レンズ60のディストーションDsの上限を「Ds
−0.5」とし、ディストーションDsを上記のバラン
スを考慮した目標よりもマイナス傾向となようにしてい
る。また、過度の撮影レンズ60のマイナスのディスト
ーションDsは、補正の際に露光画面の周辺部の像の拡
大率を増大させ、画像処理後の像の解像力の低下を招く
ので、ディストーションの補正の限界としてディストー
ションDsの下限を「−10(%)」としている。
た目標に沿って撮影レンズ60のディストーションDs
をプラスに設計すると、倍率の色収差が増大し、露光画
面の周辺部でコントラストが低下するといった不都合が
発生することになる。デジタル画像処理でディストーシ
ョンを補正することを前提にした場合には、撮影レンズ
60のディストーションDsを上記のような目標よりも
マイナス傾向としても差し支えなく、このようにすれば
倍率の色収差の増大に伴うコントラストの低下を抑える
ことができ、デジタル画像処理でコントラストの改善の
ための補正処理をなくすことが可能になる。このため、
撮影レンズ60のディストーションDsの上限を「Ds
−0.5」とし、ディストーションDsを上記のバラン
スを考慮した目標よりもマイナス傾向となようにしてい
る。また、過度の撮影レンズ60のマイナスのディスト
ーションDsは、補正の際に露光画面の周辺部の像の拡
大率を増大させ、画像処理後の像の解像力の低下を招く
ので、ディストーションの補正の限界としてディストー
ションDsの下限を「−10(%)」としている。
【0023】上記撮影レンズでは、開口絞りの位置が撮
影レンズを構成する第1レンズと第2レンズとの間、あ
るいは第2レンズの像側に配してもかまわない。また、
上記撮影レンズを有するレンズ付きフイルムユニットで
は、フイルム面に記録された像に発生する光学的なディ
ストーションの情報を表すディストーションデータをフ
イルムカートリッジのカートリッジ、あるいは写真フイ
ルムに記録しておくようにしている。これにより、ディ
ストーションデータを読み取ることで、デジタル画像処
理におけるディストーションの補正処理を適切にかつ迅
速に行うことができるようになる。
影レンズを構成する第1レンズと第2レンズとの間、あ
るいは第2レンズの像側に配してもかまわない。また、
上記撮影レンズを有するレンズ付きフイルムユニットで
は、フイルム面に記録された像に発生する光学的なディ
ストーションの情報を表すディストーションデータをフ
イルムカートリッジのカートリッジ、あるいは写真フイ
ルムに記録しておくようにしている。これにより、ディ
ストーションデータを読み取ることで、デジタル画像処
理におけるディストーションの補正処理を適切にかつ迅
速に行うことができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施したレンズ
付きフイルムユニットの外観を示すものである。レンズ
付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が組み込まれ
たユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆
う外装紙4とからなり、ユニット本体3にはフイルムカ
ートリッジが予め装填されている。
付きフイルムユニットの外観を示すものである。レンズ
付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が組み込まれ
たユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆
う外装紙4とからなり、ユニット本体3にはフイルムカ
ートリッジが予め装填されている。
【0025】ユニット本体3の前面には、撮影レンズ6
0,ファインダ6の対物側窓6a,ストロボ発光部7,
ストロボユニットをオン,オフするためのストロボ操作
部材8が設けられている。また、上面には、シャッタボ
タン9,残り撮影可能コマ数を表示するカウンタ窓1
0,ストロボ充電の完了を表示する表示用ライトガイド
11が突出される開口12が設けられている。さらに、
ユニット本体10の背面側には、1コマの撮影ごとに回
転操作される巻上げノブ13が露呈され、対物側窓6a
に対面する位置にファインダ6の接眼側窓6b(図3参
照)が設けられている。
0,ファインダ6の対物側窓6a,ストロボ発光部7,
ストロボユニットをオン,オフするためのストロボ操作
部材8が設けられている。また、上面には、シャッタボ
タン9,残り撮影可能コマ数を表示するカウンタ窓1
0,ストロボ充電の完了を表示する表示用ライトガイド
11が突出される開口12が設けられている。さらに、
ユニット本体10の背面側には、1コマの撮影ごとに回
転操作される巻上げノブ13が露呈され、対物側窓6a
に対面する位置にファインダ6の接眼側窓6b(図3参
照)が設けられている。
【0026】図3にユニット本体3の分解斜視図を示
す。ユニット本体3は、本体基部15,前カバー16,
後カバー17,ストロボユニット18,電池19等から
構成され、このユニット本体3内にフイルムカートリッ
ジ20が製造時に装填される。
す。ユニット本体3は、本体基部15,前カバー16,
後カバー17,ストロボユニット18,電池19等から
構成され、このユニット本体3内にフイルムカートリッ
ジ20が製造時に装填される。
【0027】フイルムカートリッジ20は、Advanced
Photo SystemのIX240型式のものであり、カートリ
ッジ21と写真フイルム22とからなる。カートリッジ
21には、写真フイルム22の一端が係止されたスプー
ル23が回動自在に組み込まれるとともに、このスプー
ル23と一体に回動するデータディスク24,スプール
23のフイルム送り出し方向の回転によってカートリッ
ジ21内から写真フイルム22を送り出すフイルム送出
し機構、フイルム送出口を開閉する遮光蓋25(図5参
照)等が組み込まれている。また、カートリッジ21に
は、詳細を後述するディストーションデータ等が記録さ
れたラベル26が貼付されている。
Photo SystemのIX240型式のものであり、カートリ
ッジ21と写真フイルム22とからなる。カートリッジ
21には、写真フイルム22の一端が係止されたスプー
ル23が回動自在に組み込まれるとともに、このスプー
ル23と一体に回動するデータディスク24,スプール
23のフイルム送り出し方向の回転によってカートリッ
ジ21内から写真フイルム22を送り出すフイルム送出
し機構、フイルム送出口を開閉する遮光蓋25(図5参
照)等が組み込まれている。また、カートリッジ21に
は、詳細を後述するディストーションデータ等が記録さ
れたラベル26が貼付されている。
【0028】本体基部15の前面中央部には、撮影レン
ズ60から写真フイルム22までの間の撮影光路を遮光
する暗箱27が一体に形成されている。この暗箱27を
挟む両側方には、カートリッジ21が収納されるカート
リッジ室28と、カートリッジ21から引き出されてロ
ール状に巻かれた写真フイルム22が収納されるフイル
ム室29とが一体に設けられている。
ズ60から写真フイルム22までの間の撮影光路を遮光
する暗箱27が一体に形成されている。この暗箱27を
挟む両側方には、カートリッジ21が収納されるカート
リッジ室28と、カートリッジ21から引き出されてロ
ール状に巻かれた写真フイルム22が収納されるフイル
ム室29とが一体に設けられている。
【0029】暗箱27の外側には、シャッタボタン9の
押圧操作に応答してシャッタ羽根を駆動するシャッタ機
構やフイルムカウント機構等を構成する各種部品と、充
電完了表示部材11,ファインダレンズ30,シャッタ
カバー31,撮影レンズ60等が取り付けられる。暗箱
27の背面には、写真フイルム22上で撮影コマのサイ
ズ、すなわち露光画面を画定するアパーチャが形成され
ている。露光画面は、Advanced Photo Systemの標準画
面サイズ(16.7×30.2mm)となっており、写
真フイルム22の長手方向に長い長方形である。
押圧操作に応答してシャッタ羽根を駆動するシャッタ機
構やフイルムカウント機構等を構成する各種部品と、充
電完了表示部材11,ファインダレンズ30,シャッタ
カバー31,撮影レンズ60等が取り付けられる。暗箱
27の背面には、写真フイルム22上で撮影コマのサイ
ズ、すなわち露光画面を画定するアパーチャが形成され
ている。露光画面は、Advanced Photo Systemの標準画
面サイズ(16.7×30.2mm)となっており、写
真フイルム22の長手方向に長い長方形である。
【0030】カートリッジ室28の上部には、巻上げノ
ブ13が回転自在に取り付けられる。巻上げノブ13の
下面には、カートリッジ21のスプール23の端部に係
合する駆動軸が一体に形成されている。これにより、巻
上げノブ13の回転操作で写真フイルム22の撮影済の
部分がカートリッジ21内に巻き上げられ、未露光の部
分がアパーチャの背後にセットされる。また、カートリ
ッジ室28の上面と巻上げノブ13との間には、写真フ
イルム22が全てカートリッジ21内に巻き上げられた
のを検出して、遮光蓋25を閉じ位置に回動する遮光蓋
閉鎖機構(図示省略)が組み込まれている。
ブ13が回転自在に取り付けられる。巻上げノブ13の
下面には、カートリッジ21のスプール23の端部に係
合する駆動軸が一体に形成されている。これにより、巻
上げノブ13の回転操作で写真フイルム22の撮影済の
部分がカートリッジ21内に巻き上げられ、未露光の部
分がアパーチャの背後にセットされる。また、カートリ
ッジ室28の上面と巻上げノブ13との間には、写真フ
イルム22が全てカートリッジ21内に巻き上げられた
のを検出して、遮光蓋25を閉じ位置に回動する遮光蓋
閉鎖機構(図示省略)が組み込まれている。
【0031】前カバー16は、その前面にファインダ6
の対物側窓6a,撮影レンズ60を露呈させる撮影レン
ズ用開口16a,ストロボ発光部7を露呈させる開口1
6b,ストロボ操作部材8を露呈させる開口16c等が
形成されており、本体基部15の前面を覆う。
の対物側窓6a,撮影レンズ60を露呈させる撮影レン
ズ用開口16a,ストロボ発光部7を露呈させる開口1
6b,ストロボ操作部材8を露呈させる開口16c等が
形成されており、本体基部15の前面を覆う。
【0032】後カバー17は、本体基部15の背面を覆
うように取り付けられる。この後カバー17には、カー
トリッジ室28とフイルム室29との底面を塞ぐ底蓋1
7a,17bが一体に形成されている。フイルムカート
リッジ20が装填された本体基部15に後カバー17を
取り付けた後に、底蓋17a,17bが閉鎖されてカー
トリッジ室28及びフイルム室29が光密に塞がれる。
底蓋17aは、現像所で撮影済のフイルムカートリッジ
20を取り出す際に開放される。
うように取り付けられる。この後カバー17には、カー
トリッジ室28とフイルム室29との底面を塞ぐ底蓋1
7a,17bが一体に形成されている。フイルムカート
リッジ20が装填された本体基部15に後カバー17を
取り付けた後に、底蓋17a,17bが閉鎖されてカー
トリッジ室28及びフイルム室29が光密に塞がれる。
底蓋17aは、現像所で撮影済のフイルムカートリッジ
20を取り出す際に開放される。
【0033】後カバー17には、本体基部15のアパー
チャと対面する部分にフイルム支持面34が形成されて
おり、このフイルム支持面34と本体基部15との隙間
によって、カートリッジ室28とフイルム室29とを連
絡するフイルム給送路が形成される。
チャと対面する部分にフイルム支持面34が形成されて
おり、このフイルム支持面34と本体基部15との隙間
によって、カートリッジ室28とフイルム室29とを連
絡するフイルム給送路が形成される。
【0034】フイルム支持面34は、物体側に向けて凹
状となるように写真フイルム22の給送方向が湾曲さ
れ、アパーチャの上下に設けられたフイルムガイドレー
ル(図示省略)は、フイルム支持面に凸状となるように
写真フイルム22の給送方向が湾曲されている。これに
より、アパーチャー18の背面側に位置決めされる写真
フイルム16、すなわち、露光画面に対応するフイルム
面64は、撮影レンズ60の像面湾曲を補正するように
撮影レンズ側(物体側)に曲率中心を持つようにして、
露光画面の長手方向を湾曲した形状で支持される。
状となるように写真フイルム22の給送方向が湾曲さ
れ、アパーチャの上下に設けられたフイルムガイドレー
ル(図示省略)は、フイルム支持面に凸状となるように
写真フイルム22の給送方向が湾曲されている。これに
より、アパーチャー18の背面側に位置決めされる写真
フイルム16、すなわち、露光画面に対応するフイルム
面64は、撮影レンズ60の像面湾曲を補正するように
撮影レンズ側(物体側)に曲率中心を持つようにして、
露光画面の長手方向を湾曲した形状で支持される。
【0035】ストロボユニット18は、各種電気部品が
取り付けられてストロボ回路が形成されたプリント基板
18aと、放電管やリフレクタ,拡散板等からなるスト
ロボ発光部7、スイッチ35,シンクロスイッチ36,
ストロボ操作部材8が一体に形成されたスイッチ板3
7、このスイッチ板37をスライド自在に支持する受け
板38等から構成され、電池19を電源としている。こ
のストロボユニット18は、ストロボ操作部材8が上方
にスライドされてスイッチ35がオンとなると、充電を
行い、またストロボ発光が許容される。シャッタ羽根の
揺動に同期してシンクロスイッチ37がオンとなると、
ストロボ発光する。
取り付けられてストロボ回路が形成されたプリント基板
18aと、放電管やリフレクタ,拡散板等からなるスト
ロボ発光部7、スイッチ35,シンクロスイッチ36,
ストロボ操作部材8が一体に形成されたスイッチ板3
7、このスイッチ板37をスライド自在に支持する受け
板38等から構成され、電池19を電源としている。こ
のストロボユニット18は、ストロボ操作部材8が上方
にスライドされてスイッチ35がオンとなると、充電を
行い、またストロボ発光が許容される。シャッタ羽根の
揺動に同期してシンクロスイッチ37がオンとなると、
ストロボ発光する。
【0036】図4に撮影レンズ60の構成を概略的に示
すように、撮影レンズ60は、物体側に凸面を向けたメ
ニスカスの第1レンズ61と、像側に凸面を向けたメニ
スカスの第2レンズ62とが物体側から順に配されてお
り、長手方向(図中矢線方向)が湾曲された写真フイル
ム22のフイルム面64に露光を与える。絞り開口67
は、第2レンズ42の像側に配されているが、符号67
aで示す第1レンズ61と第2レンズ62との間の位置
に配した構成とすることもできる。
すように、撮影レンズ60は、物体側に凸面を向けたメ
ニスカスの第1レンズ61と、像側に凸面を向けたメニ
スカスの第2レンズ62とが物体側から順に配されてお
り、長手方向(図中矢線方向)が湾曲された写真フイル
ム22のフイルム面64に露光を与える。絞り開口67
は、第2レンズ42の像側に配されているが、符号67
aで示す第1レンズ61と第2レンズ62との間の位置
に配した構成とすることもできる。
【0037】前述し、また図1に示されるように、撮影
レンズ60の光軸60a上におけるフイルム面64と射
出瞳63の中心との間隔をEp(mm),フイルム面6
4の露光画面コーナーの部分が光軸60a上の部分に対
して突出した長さをδ(mm)としときに、近軸焦点を
含む平面65上における、射出瞳から露光画面コーナー
に向かう光線の光学的ディストーションDs(%)は、
次の条件式を満たすようにしてある。 −10≦Ds≦Db−0.5 ただし、Db=δ/Ep×100(%) δ,Ep>0
レンズ60の光軸60a上におけるフイルム面64と射
出瞳63の中心との間隔をEp(mm),フイルム面6
4の露光画面コーナーの部分が光軸60a上の部分に対
して突出した長さをδ(mm)としときに、近軸焦点を
含む平面65上における、射出瞳から露光画面コーナー
に向かう光線の光学的ディストーションDs(%)は、
次の条件式を満たすようにしてある。 −10≦Ds≦Db−0.5 ただし、Db=δ/Ep×100(%) δ,Ep>0
【0038】図5にフイルムカートリッジ20を示す。
前述のように、フイルムカートリッジ20は、カートリ
ッジ21と写真フイルム22とからなり、カートリッジ
21には、スプール23,データディスク24,遮光蓋
25等が組み込まれ、カートリッジ21にはラベル26
が貼付されている。データディスク24には、撮影コマ
数やフイルム感度を表したバーコードが記されている。
データディスク24は、スプール17と一体に回転し、
カメラあるいはプリンタに設けられたバーコードリーダ
によってデータ内容が読み取られる。
前述のように、フイルムカートリッジ20は、カートリ
ッジ21と写真フイルム22とからなり、カートリッジ
21には、スプール23,データディスク24,遮光蓋
25等が組み込まれ、カートリッジ21にはラベル26
が貼付されている。データディスク24には、撮影コマ
数やフイルム感度を表したバーコードが記されている。
データディスク24は、スプール17と一体に回転し、
カメラあるいはプリンタに設けられたバーコードリーダ
によってデータ内容が読み取られる。
【0039】ラベル26には、写真フイルム22の乳剤
や仕向けられる商品に応じた品種,フイルム感度,撮影
コマ数,カートリッジ毎に割り当てられたID番号を表
した数字列40とバーコード41が記されている。バー
コード41は、プリント処理等の際にハンディ型あるい
は設置型のバーコードリーダで自動読み取りする時に用
いられる。数字列40は、例えば、バーコードリーダに
よるバーコード41の自動読み取りが行えない等といっ
た場合に、ID番号を目視確認するために用いられる。
や仕向けられる商品に応じた品種,フイルム感度,撮影
コマ数,カートリッジ毎に割り当てられたID番号を表
した数字列40とバーコード41が記されている。バー
コード41は、プリント処理等の際にハンディ型あるい
は設置型のバーコードリーダで自動読み取りする時に用
いられる。数字列40は、例えば、バーコードリーダに
よるバーコード41の自動読み取りが行えない等といっ
た場合に、ID番号を目視確認するために用いられる。
【0040】フイルムカートリッジ20は、レンズ付き
フイルムユニットだけでなく一般のカメラ用にも出荷さ
れることになるが、本発明のレンズ付きフイルムユニッ
ト用に分けられたものについては、ディストーションデ
ータが記録される。ディストーションデータは、上記の
ように構成されたレンズ付きフイルムユニット2によっ
てフイルム面64に像を露光した際に発生するディスト
ーションを補正するための情報である。この実施形態で
は、発生するディストーションの形態毎に割り当てられ
た番号がディストーションデータとされ、プリンタプロ
セッサ等に内蔵されたデジタル画像処理装置にはディス
トーションデータと、ディストーション補正処理用の補
正用関数やパラメータ等とが対応付けて登録される。
フイルムユニットだけでなく一般のカメラ用にも出荷さ
れることになるが、本発明のレンズ付きフイルムユニッ
ト用に分けられたものについては、ディストーションデ
ータが記録される。ディストーションデータは、上記の
ように構成されたレンズ付きフイルムユニット2によっ
てフイルム面64に像を露光した際に発生するディスト
ーションを補正するための情報である。この実施形態で
は、発生するディストーションの形態毎に割り当てられ
た番号がディストーションデータとされ、プリンタプロ
セッサ等に内蔵されたデジタル画像処理装置にはディス
トーションデータと、ディストーション補正処理用の補
正用関数やパラメータ等とが対応付けて登録される。
【0041】ディストーションデータに割り当てられる
番号は、露光される像に発生するのディストーションの
形態が同じであるならば、レンズ付きフイルムユニット
の種類が異なる場合でも同じ番号のディストーションデ
ータが付与されるが、撮影レンズ60の構成やフイルム
面64の曲率半径等の相違によってディストーションの
形態が違えば、異なる番号が付与される。
番号は、露光される像に発生するのディストーションの
形態が同じであるならば、レンズ付きフイルムユニット
の種類が異なる場合でも同じ番号のディストーションデ
ータが付与されるが、撮影レンズ60の構成やフイルム
面64の曲率半径等の相違によってディストーションの
形態が違えば、異なる番号が付与される。
【0042】上記ディストーションデータは、バーコー
ド化されて補正用バーコード43として、またその番号
が補正コード44としてそれぞれラベル26に記録され
る。このラベル26が貼付されたカートリッジ21内に
収納されている写真フイルム22から例えばプリント写
真を作成する際には、この補正用バーコード43または
補正コード44からディストーションデータがデジタル
画像処理装置に入力される。デジタル画像処理装置は、
入力されたディストーションデータに対応する補正用関
数,パラメータを用いてディストーションの補正処理を
行う。これにより、ディストーションのない画像を作成
する。補正用関数やパラメータは、撮影レンズ60の仕
様,フイルム面64の曲率半径等からの予め計算して求
めることができる。
ド化されて補正用バーコード43として、またその番号
が補正コード44としてそれぞれラベル26に記録され
る。このラベル26が貼付されたカートリッジ21内に
収納されている写真フイルム22から例えばプリント写
真を作成する際には、この補正用バーコード43または
補正コード44からディストーションデータがデジタル
画像処理装置に入力される。デジタル画像処理装置は、
入力されたディストーションデータに対応する補正用関
数,パラメータを用いてディストーションの補正処理を
行う。これにより、ディストーションのない画像を作成
する。補正用関数やパラメータは、撮影レンズ60の仕
様,フイルム面64の曲率半径等からの予め計算して求
めることができる。
【0043】補正用バーコード43は、バーコードリー
ダによる自動読み取りに利用される。また、補正コード
44は、例えばバーコード43の自動読み取りが行えな
い等といった場合にディストーションデータを手動入力
ができるようするために設けられているが、OCR(光
学的文字読取装置)による自動読み取りに利用すること
もできる。
ダによる自動読み取りに利用される。また、補正コード
44は、例えばバーコード43の自動読み取りが行えな
い等といった場合にディストーションデータを手動入力
ができるようするために設けられているが、OCR(光
学的文字読取装置)による自動読み取りに利用すること
もできる。
【0044】なお、ディストーションデータを他の手法
を用いてカートリッジに記録してもよい。例えば、補正
用のパラメータそのものをディストーションデータと
し、これをスタック式やマトリック式等のバーコードに
してラベル26に記録してもよい。また、カートリッジ
21にメモリICを内蔵させて、このメモリICにディ
ストーションデータを書き込んでもよく、データディス
ク24にディストーションデータのバーコードを記録す
るようにしてもよい。
を用いてカートリッジに記録してもよい。例えば、補正
用のパラメータそのものをディストーションデータと
し、これをスタック式やマトリック式等のバーコードに
してラベル26に記録してもよい。また、カートリッジ
21にメモリICを内蔵させて、このメモリICにディ
ストーションデータを書き込んでもよく、データディス
ク24にディストーションデータのバーコードを記録す
るようにしてもよい。
【0045】また、ディストーションデータを写真フイ
ルム22に記録してもよい。図6(a)に示すように、
写真フイルム22には写真フイルムの品種、カートリッ
ジ21と同じID番号を表したバーコード50,51、
数字列52,53が製造時に光学的にサイドプリントさ
れ、現像処理により顕在化する。これのと同様にして、
ディストーションデータを表すバーコード54や数字列
55を写真フイルム22にサイドプリントして、プリン
ト写真作成時に読み取るようにしてもよい。また、IX
240型式の写真フイルム22では、背面側(乳剤面と
反対側)の全面に透明な磁気記録層が設けられており、
図6(b)に示すように、この磁気記録層には各種のデ
ータトラック56が設けられている。データトラック5
6は、撮影データ,写真フイルムの品種,写真フイルム
のIDナンバー,プリント処理に必要なラボデータ等の
記録に利用可能であるから、このデータトラック56、
あるいはこれと同様にして設けたデータトラックにディ
ストーションデータを磁気記録してもよい。
ルム22に記録してもよい。図6(a)に示すように、
写真フイルム22には写真フイルムの品種、カートリッ
ジ21と同じID番号を表したバーコード50,51、
数字列52,53が製造時に光学的にサイドプリントさ
れ、現像処理により顕在化する。これのと同様にして、
ディストーションデータを表すバーコード54や数字列
55を写真フイルム22にサイドプリントして、プリン
ト写真作成時に読み取るようにしてもよい。また、IX
240型式の写真フイルム22では、背面側(乳剤面と
反対側)の全面に透明な磁気記録層が設けられており、
図6(b)に示すように、この磁気記録層には各種のデ
ータトラック56が設けられている。データトラック5
6は、撮影データ,写真フイルムの品種,写真フイルム
のIDナンバー,プリント処理に必要なラボデータ等の
記録に利用可能であるから、このデータトラック56、
あるいはこれと同様にして設けたデータトラックにディ
ストーションデータを磁気記録してもよい。
【0046】さらには、カートリッジ21や写真フイル
ム22に記録されたバーコード41,50あるいは数字
列40,52からは、フイルムカートリッジ20が仕向
けられるレンズ付きフイルムユニットを識別することが
可能であるから、これをディストーションデータとして
用いることも可能である。
ム22に記録されたバーコード41,50あるいは数字
列40,52からは、フイルムカートリッジ20が仕向
けられるレンズ付きフイルムユニットを識別することが
可能であるから、これをディストーションデータとして
用いることも可能である。
【0047】次に上記構成の作用について説明する。フ
イルムカートリッジ20のカートリッジ21には、装填
されるレンズ付きフイルムユニット2に対応するディス
トーションデータを表す補正用バーコード43,補正コ
ード44が記録されたラベル26が製造時に貼付され
る。このカートリッジ21は、写真フイルム22ととも
にユニット本体3に装填される。そして、完成したユニ
ット本体3にラベル4が貼付されてレンズ付きフイルム
ユニット2が完成し、これが出荷されてユーザのもとで
撮影に供される。
イルムカートリッジ20のカートリッジ21には、装填
されるレンズ付きフイルムユニット2に対応するディス
トーションデータを表す補正用バーコード43,補正コ
ード44が記録されたラベル26が製造時に貼付され
る。このカートリッジ21は、写真フイルム22ととも
にユニット本体3に装填される。そして、完成したユニ
ット本体3にラベル4が貼付されてレンズ付きフイルム
ユニット2が完成し、これが出荷されてユーザのもとで
撮影に供される。
【0048】撮影を行う際には、まず巻き上げノブ13
を回転操作する。これにより、写真フイルム22が1コ
マ分巻き上げられるとともに、シャッタチャージが行わ
れる。この後、撮影者は、ファインダ6でフレーミング
を行った後に、シャッタボタン9を押圧する。また、ス
トロボ撮影を行う場合には、スロトボ操作部材8を上方
にスライド移動し、充電完了後にシャッタボタン9を押
圧する。シャッタボタン9の押圧すると、シャッタ羽根
が揺動されてシャッタ開口が開閉される。
を回転操作する。これにより、写真フイルム22が1コ
マ分巻き上げられるとともに、シャッタチャージが行わ
れる。この後、撮影者は、ファインダ6でフレーミング
を行った後に、シャッタボタン9を押圧する。また、ス
トロボ撮影を行う場合には、スロトボ操作部材8を上方
にスライド移動し、充電完了後にシャッタボタン9を押
圧する。シャッタボタン9の押圧すると、シャッタ羽根
が揺動されてシャッタ開口が開閉される。
【0049】このシャッタ開口の開閉の間に、撮影レン
ズ60を透過した撮影光は、暗箱27に入射し、アパー
チャに露呈されている写真フイルム22、すなわちフイ
ルム面64に露光を与える。
ズ60を透過した撮影光は、暗箱27に入射し、アパー
チャに露呈されている写真フイルム22、すなわちフイ
ルム面64に露光を与える。
【0050】上記同様にして順次に撮影を行い、全コマ
の撮影終了後、ユーザは巻上げノブ13を連続的に回転
操作して、全ての写真フイルム22をカートリッジ21
に収納する。そして、このレンズ付きフイルムユニット
2を現像所やDPE店に提出する。
の撮影終了後、ユーザは巻上げノブ13を連続的に回転
操作して、全ての写真フイルム22をカートリッジ21
に収納する。そして、このレンズ付きフイルムユニット
2を現像所やDPE店に提出する。
【0051】現像所等では、ユニット本体2から撮影済
のフイルムカートリッジ20を取り出す。取り出された
フイルムカートリッジ20は、そのカートリッジ21か
ら写真フイルム22が引き出されて分離される。そし
て、この写真フイルム22は、所定の現像装置にかけら
れて現像処理された後、再び元のカートリッジ21に収
納されてから、デジタルプリンタにセットされる。デジ
タルプリンタは、カートリッジ21がセットされると、
現像済の写真フイルム22を引き出して、これの先端を
スキャナに向けて搬送する。
のフイルムカートリッジ20を取り出す。取り出された
フイルムカートリッジ20は、そのカートリッジ21か
ら写真フイルム22が引き出されて分離される。そし
て、この写真フイルム22は、所定の現像装置にかけら
れて現像処理された後、再び元のカートリッジ21に収
納されてから、デジタルプリンタにセットされる。デジ
タルプリンタは、カートリッジ21がセットされると、
現像済の写真フイルム22を引き出して、これの先端を
スキャナに向けて搬送する。
【0052】図7に示すように、デジタルプリンタでの
処理を示すように、まず最初にカートリッジ21のラベ
ル26に記録されている補正用バーコード43からディ
ストーションデータが読み取られる。次に、写真フイル
ム22の各撮影コマから画像がスキャナで順次に読み取
られる。読み取られた画像は、3色の画像データに変換
されてデジタル画像処理装置に送られる。デジタル画像
処理装置は、各コマの画像の画像データに対して、先に
補正用バーコード43から読み取ったディストーション
データに対応する補正用関数,パラメータを用いてデジ
タル画像処理を行いディストーションの補正を行う。も
ちろん、フイルム面64に結像される像のディストーシ
ョンは、ディストーションデータとして与えられている
から、適切な補正を行うことができる。
処理を示すように、まず最初にカートリッジ21のラベ
ル26に記録されている補正用バーコード43からディ
ストーションデータが読み取られる。次に、写真フイル
ム22の各撮影コマから画像がスキャナで順次に読み取
られる。読み取られた画像は、3色の画像データに変換
されてデジタル画像処理装置に送られる。デジタル画像
処理装置は、各コマの画像の画像データに対して、先に
補正用バーコード43から読み取ったディストーション
データに対応する補正用関数,パラメータを用いてデジ
タル画像処理を行いディストーションの補正を行う。も
ちろん、フイルム面64に結像される像のディストーシ
ョンは、ディストーションデータとして与えられている
から、適切な補正を行うことができる。
【0053】補正された画像データはプリント部に送ら
れ、この3色の画像データに基づいて、例えば赤色,緑
色,青色のレーザ光の光量を調節して長尺の印画紙にカ
ラー画像を露光する。上記のようにして露光された印画
紙は、現像処理工程に送られ、現像、定着、乾燥等が行
われてから、各画像毎に切り分けられてデジタルプリン
タからプリント写真として排紙される。
れ、この3色の画像データに基づいて、例えば赤色,緑
色,青色のレーザ光の光量を調節して長尺の印画紙にカ
ラー画像を露光する。上記のようにして露光された印画
紙は、現像処理工程に送られ、現像、定着、乾燥等が行
われてから、各画像毎に切り分けられてデジタルプリン
タからプリント写真として排紙される。
【0054】こうして得られるプリント写真には、撮影
レンズ60のディストーション、フイルム面64の湾曲
に起因するディストーションが補正された画像が写って
いる。もちろん、撮影レンズ60は、ディストーション
の他の収差等が改善されているから、これに対応する補
正を行わなくても良好な画像のプリント写真が得られ
る。
レンズ60のディストーション、フイルム面64の湾曲
に起因するディストーションが補正された画像が写って
いる。もちろん、撮影レンズ60は、ディストーション
の他の収差等が改善されているから、これに対応する補
正を行わなくても良好な画像のプリント写真が得られ
る。
【0055】従来の撮影レンズで撮影を行った写真フイ
ルムから同様な画質を得るには、例えば図8に示される
ように、デジタル画像処理でディストーションの補正の
他に、倍率の色収差,コントラストの補正を行わなけれ
ばならないので、長い処理時間を必要とするが、本発明
の撮影レンズ60で撮影した写真フイルム22の場合で
は、ディストーションの補正だけを行えばよいので高速
に処理することができる。また、ディストーションの補
正は、赤色,緑色,青色の各画像を一括して行うことが
できるが、倍率の色収差は像倍率が色毎に異なることで
発生するから、倍率の色収差を補正は赤色,緑色,青色
のそれぞれについて別々に補正処理を行わなければなら
ない。したがって、本発明の撮影レンズ60で撮影した
写真フイルム22の画像を補正するのに要する時間は、
従来の場合と比べて大きく短縮することができる。
ルムから同様な画質を得るには、例えば図8に示される
ように、デジタル画像処理でディストーションの補正の
他に、倍率の色収差,コントラストの補正を行わなけれ
ばならないので、長い処理時間を必要とするが、本発明
の撮影レンズ60で撮影した写真フイルム22の場合で
は、ディストーションの補正だけを行えばよいので高速
に処理することができる。また、ディストーションの補
正は、赤色,緑色,青色の各画像を一括して行うことが
できるが、倍率の色収差は像倍率が色毎に異なることで
発生するから、倍率の色収差を補正は赤色,緑色,青色
のそれぞれについて別々に補正処理を行わなければなら
ない。したがって、本発明の撮影レンズ60で撮影した
写真フイルム22の画像を補正するのに要する時間は、
従来の場合と比べて大きく短縮することができる。
【0056】
【実施例】次に第1〜第9実施例について説明する。な
お、第1〜第9実施例では、上記説明と共通な符号を付
して説明する。また、第1〜第9実施例では、いずれも
露光画面のサイズは16.7×30.2mmとなってい
る。
お、第1〜第9実施例では、上記説明と共通な符号を付
して説明する。また、第1〜第9実施例では、いずれも
露光画面のサイズは16.7×30.2mmとなってい
る。
【0057】また、第1〜第9実施例における第1レン
ズ61の物体側の面(第1面),第2レンズ62の像側
の面(第4面)は、次の条件式を満たすように形成され
た非球面である。式中のcは曲率半径の逆数であり、h
は光軸からの光線の高さを表し、各非球面係数は各実施
例の表に示す。 条件式:Z=ch2 /[1+√{1−(1+k)c2 h
2 }]+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10
ズ61の物体側の面(第1面),第2レンズ62の像側
の面(第4面)は、次の条件式を満たすように形成され
た非球面である。式中のcは曲率半径の逆数であり、h
は光軸からの光線の高さを表し、各非球面係数は各実施
例の表に示す。 条件式:Z=ch2 /[1+√{1−(1+k)c2 h
2 }]+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10
【0058】[第1実施例]図9は、撮影レンズ60の
構成の第1実施例を示すものである。第1実施例の仕様
は次の通りである。 f= 23.58mm FNo= 8 f1=−56.39mm f2= 15.42mm θ= 35.84° Ep= 22mm δ= 0.52mm Db= 2.36% Ds= −2.194%
構成の第1実施例を示すものである。第1実施例の仕様
は次の通りである。 f= 23.58mm FNo= 8 f1=−56.39mm f2= 15.42mm θ= 35.84° Ep= 22mm δ= 0.52mm Db= 2.36% Ds= −2.194%
【0059】上記データ中、fは撮影レンズ60全体で
の合成焦点距離、f1は第1レンズ61の焦点距離、f
2は第2レンズ62の焦点距離である。また、図1に示
されるように、θは撮影半画角、Epは光軸60a上に
おけるフイルム面64から射出瞳63までの長さを、δ
は露光画面コーナーにおけるフイルム面64の物体側へ
の突出量、Dbは「(δ/Ep)×100」、Dsは近
軸焦点を含む平面65上における、射出瞳から露光画面
コーナーに向かう光線の光学的ディストーションであ
る。
の合成焦点距離、f1は第1レンズ61の焦点距離、f
2は第2レンズ62の焦点距離である。また、図1に示
されるように、θは撮影半画角、Epは光軸60a上に
おけるフイルム面64から射出瞳63までの長さを、δ
は露光画面コーナーにおけるフイルム面64の物体側へ
の突出量、Dbは「(δ/Ep)×100」、Dsは近
軸焦点を含む平面65上における、射出瞳から露光画面
コーナーに向かう光線の光学的ディストーションであ
る。
【0060】本発明における特徴値である「Ds」は、
上記データからわかるように、 −10≦Ds≦Db−0.5 なる条件式を満たしている。
上記データからわかるように、 −10≦Ds≦Db−0.5 なる条件式を満たしている。
【0061】この第1実施例のレンズデータを次の表1
に示す。また、表1中で(*)で示されるレンズ面の非
球面係数を表2に示す。なお。面番号は、物体側から順
番に付した各レンズ61,62の各レンズ面に付した番
号であり、間隔は次の面との間のレンズ厚みあるいは空
気間隔を表している(単位はmm)。像面の曲率半径
は、図1に示されるように、露光画面の長手方向を湾曲
したフイルム面の曲率半径R’を露光画面の対角方向に
おける曲率半径Rに換算したものである。
に示す。また、表1中で(*)で示されるレンズ面の非
球面係数を表2に示す。なお。面番号は、物体側から順
番に付した各レンズ61,62の各レンズ面に付した番
号であり、間隔は次の面との間のレンズ厚みあるいは空
気間隔を表している(単位はmm)。像面の曲率半径
は、図1に示されるように、露光画面の長手方向を湾曲
したフイルム面の曲率半径R’を露光画面の対角方向に
おける曲率半径Rに換算したものである。
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】上記第1実施例の撮影レンズ60の収差図
を図10及び図11に示す。なお、図9は、像高0.3
5d(1dは露光画面の対角長)の横収差図であり、図
11は、(a)が球面収差を、(b)が非点収差を、
(c)はディストーション(歪曲収差)をそれぞれ示し
ている。図9及び図10(a)において、実線はd線
(波長587.56nm)、破線はg線(波長435.84nm)に対す
る収差を示している。また、図10(b)中の実線はSa
gittal像面(球欠的像面)、破線はTangential像面(子
午的像面)に対する収差を示す。さらに、図10(b)
には、露光画面の対角方向のフイルム面の湾曲を一点鎖
線で示してある。
を図10及び図11に示す。なお、図9は、像高0.3
5d(1dは露光画面の対角長)の横収差図であり、図
11は、(a)が球面収差を、(b)が非点収差を、
(c)はディストーション(歪曲収差)をそれぞれ示し
ている。図9及び図10(a)において、実線はd線
(波長587.56nm)、破線はg線(波長435.84nm)に対す
る収差を示している。また、図10(b)中の実線はSa
gittal像面(球欠的像面)、破線はTangential像面(子
午的像面)に対する収差を示す。さらに、図10(b)
には、露光画面の対角方向のフイルム面の湾曲を一点鎖
線で示してある。
【0064】以下の実施例2〜第9実施例に示す仕様中
のデータ、横収差図,球面収差,非点収差,ディストー
ション(歪曲収差)についても、それぞれ第1実施例と
同様に示し、それぞれの実施例においてはその説明を省
略する。
のデータ、横収差図,球面収差,非点収差,ディストー
ション(歪曲収差)についても、それぞれ第1実施例と
同様に示し、それぞれの実施例においてはその説明を省
略する。
【0065】[第2実施例]図12は、撮影レンズ60
の構成の第2実施例を示すものである。第2実施例の仕
様は次の通りであり、第2実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 24.00mm FNo= 8.00 f1=−58.54mm f2= 15.75mm θ= 35.51° Ep= 22.28mm δ= 1.17mm Db= 5.25% Ds= −0.79%
の構成の第2実施例を示すものである。第2実施例の仕
様は次の通りであり、第2実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 24.00mm FNo= 8.00 f1=−58.54mm f2= 15.75mm θ= 35.51° Ep= 22.28mm δ= 1.17mm Db= 5.25% Ds= −0.79%
【0066】この第2実施例のレンズデータを次の表3
に、また非球面係数を表4に示す。また、第2実施例の
撮影レンズ60の収差図を図13及び図14に示す。
に、また非球面係数を表4に示す。また、第2実施例の
撮影レンズ60の収差図を図13及び図14に示す。
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】[第3実施例]図15は、撮影レンズ60
の構成の第3実施例を示すものである。第3実施例の仕
様は次の通りであり、第3実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 24.00mm FNo= 8.00 f1=−60.95mm f2= 15.79mm θ= 36.00° Ep= 21.95mm δ= 1.17mm Db= 5.33% Ds= 0.5%
の構成の第3実施例を示すものである。第3実施例の仕
様は次の通りであり、第3実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 24.00mm FNo= 8.00 f1=−60.95mm f2= 15.79mm θ= 36.00° Ep= 21.95mm δ= 1.17mm Db= 5.33% Ds= 0.5%
【0070】この第3実施例のレンズデータを次の表5
に、また非球面係数を表6に示す。また、第3実施例の
撮影レンズ60の収差図を図16及び図17に示す。
に、また非球面係数を表6に示す。また、第3実施例の
撮影レンズ60の収差図を図16及び図17に示す。
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】[第4実施例]図18は、撮影レンズ60
の構成の第4実施例を示すものである。第4実施例の仕
様は次の通りであり、第4実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 24.00mm FNo= 8.00 f1=−55.45mm f2= 15.64mm θ= 35.15° Ep= 22.57mm δ= 0.52mm Db= 2.3% Ds= −2.87%
の構成の第4実施例を示すものである。第4実施例の仕
様は次の通りであり、第4実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 24.00mm FNo= 8.00 f1=−55.45mm f2= 15.64mm θ= 35.15° Ep= 22.57mm δ= 0.52mm Db= 2.3% Ds= −2.87%
【0074】この第4実施例のレンズデータを次の表7
に、また非球面係数を表8に示す。また、第4実施例の
撮影レンズ60の収差図を図19及び図20に示す。
に、また非球面係数を表8に示す。また、第4実施例の
撮影レンズ60の収差図を図19及び図20に示す。
【0075】
【表7】
【0076】なお、絞りの間隔の欄に示された数値は、
開口絞り67から近軸焦点位置までの距離を示してお
り、像面の間隔の欄に示された数値は、近軸焦点位置か
ら最良ピント位置までのズレ量であり、フイルム面が最
良ピント位置にあることを表している。
開口絞り67から近軸焦点位置までの距離を示してお
り、像面の間隔の欄に示された数値は、近軸焦点位置か
ら最良ピント位置までのズレ量であり、フイルム面が最
良ピント位置にあることを表している。
【0077】
【表8】
【0078】[第5実施例]図21は、撮影レンズ60
の構成の第5実施例を示すものである。第5実施例の仕
様は次の通りであり、第5実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 22.00mm FNo= 8.00 f1=−49.79mm f2= 14.48mm θ= 38.50° Ep= 21.14mm δ= 0.52mm Db= 2.45% Ds= −6.74%
の構成の第5実施例を示すものである。第5実施例の仕
様は次の通りであり、第5実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 22.00mm FNo= 8.00 f1=−49.79mm f2= 14.48mm θ= 38.50° Ep= 21.14mm δ= 0.52mm Db= 2.45% Ds= −6.74%
【0079】この第5実施例のレンズデータを次の表9
に、また非球面係数を表10に示す。また、第5実施例
の撮影レンズ60の収差図を図22及び図23に示す。
なお、表9の絞り及び像面の間隔の欄に示された数値
は、実施例4と同様である。
に、また非球面係数を表10に示す。また、第5実施例
の撮影レンズ60の収差図を図22及び図23に示す。
なお、表9の絞り及び像面の間隔の欄に示された数値
は、実施例4と同様である。
【0080】
【表9】
【0081】
【表10】
【0082】[第6実施例]図24は、撮影レンズ60
の構成の第6実施例を示すものである。第6実施例の仕
様は次の通りであり、第6実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 22.50mm FNo= 8.00 f1=−58.85mm f2= 14.99mm θ= 37.00° Ep= 20.79mm δ= 0.78mm Db= 3.75% Ds= −2.12%
の構成の第6実施例を示すものである。第6実施例の仕
様は次の通りであり、第6実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 22.50mm FNo= 8.00 f1=−58.85mm f2= 14.99mm θ= 37.00° Ep= 20.79mm δ= 0.78mm Db= 3.75% Ds= −2.12%
【0083】この第6実施例のレンズデータを次の表1
1に、また非球面係数を表12に示す。また、第6実施
例の撮影レンズ60の収差図を図25及び図26に示
す。
1に、また非球面係数を表12に示す。また、第6実施
例の撮影レンズ60の収差図を図25及び図26に示
す。
【0084】
【表11】
【0085】
【表12】
【0086】[第7実施例]図27は、撮影レンズ60
の構成の第6実施例を示すものである。第7実施例の仕
様は次の通りであり、第7実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 23.50mm FNo= 9.50 f1=−47.38mm f2= 14.46mm θ= 35.84° Ep= 21.63mm δ= 1.17mm Db= 5.4% Ds= 0.492%
の構成の第6実施例を示すものである。第7実施例の仕
様は次の通りであり、第7実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 23.50mm FNo= 9.50 f1=−47.38mm f2= 14.46mm θ= 35.84° Ep= 21.63mm δ= 1.17mm Db= 5.4% Ds= 0.492%
【0087】この第7実施例のレンズデータを次の表1
3に、また非球面係数を表14に示す。また、第7実施
例の撮影レンズ60の収差図を図28及び図29に示
す。
3に、また非球面係数を表14に示す。また、第7実施
例の撮影レンズ60の収差図を図28及び図29に示
す。
【0088】
【表13】
【0089】
【表14】
【0090】[第8実施例]図30は、撮影レンズ60
の構成の第8実施例を示すものである。第8実施例の仕
様は次の通りであり、第8実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 23.5mm FNo= 9.5 f1= 79.77mm f2= 29.41mm θ= 36.15° Ep= 21.1mm δ= 1.17mm Db= 5.55% Ds= 0.6%
の構成の第8実施例を示すものである。第8実施例の仕
様は次の通りであり、第8実施例における本発明の特徴
値である「Ds」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」
の条件式を満たしている。 f= 23.5mm FNo= 9.5 f1= 79.77mm f2= 29.41mm θ= 36.15° Ep= 21.1mm δ= 1.17mm Db= 5.55% Ds= 0.6%
【0091】この第8実施例のレンズデータを次の表1
5に、また非球面係数を表16に示す。また、第8実施
例の撮影レンズ60の収差図を図31及び図32に示
す。
5に、また非球面係数を表16に示す。また、第8実施
例の撮影レンズ60の収差図を図31及び図32に示
す。
【0092】
【表15】
【0093】
【表16】
【0094】[第9実施例]図33は、撮影レンズ60
の構成の第9実施例を示すものである。この第9実施例
では、第1レンズ61と第2レンズ62との間に絞り開
口67が配されている。第9実施例の仕様は次の通りで
あり、第9実施例における本発明の特徴値である「D
s」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」の条件式を満
たしている。 f= 22.5mm FNo= 9.5 f1=−167.6mm f2= 17.48mm θ= 38.8° Ep= 25mm δ= 1.17mm Db= 4.68% Ds= −7.55%
の構成の第9実施例を示すものである。この第9実施例
では、第1レンズ61と第2レンズ62との間に絞り開
口67が配されている。第9実施例の仕様は次の通りで
あり、第9実施例における本発明の特徴値である「D
s」は、「−10≦Ds≦Db−0.5」の条件式を満
たしている。 f= 22.5mm FNo= 9.5 f1=−167.6mm f2= 17.48mm θ= 38.8° Ep= 25mm δ= 1.17mm Db= 4.68% Ds= −7.55%
【0095】この第9実施例のレンズデータを次の表1
7に、また非球面係数を表18に示す。また、第9実施
例の撮影レンズ60の収差図を図34及び図35に示
す。
7に、また非球面係数を表18に示す。また、第9実施
例の撮影レンズ60の収差図を図34及び図35に示
す。
【0096】
【表17】
【0097】
【表18】
【0098】なお、本発明の撮影レンズは、レンズ付き
フイルムユニットに搭載されるものに限定されるもので
はなく、カメラにも利用することができる。また、カメ
ラに利用する場合には、カメラ側で写真フイルム等にデ
ィストーションデータを書き込むようにするのがよい。
また、露光画面サイズがIX240型式の場合について
説明したが、本発明は、135タイプの写真フイルムの
例えば24×36mmの露光画面サイスの場合にも適用
でき、同様な効果を得ることができる。
フイルムユニットに搭載されるものに限定されるもので
はなく、カメラにも利用することができる。また、カメ
ラに利用する場合には、カメラ側で写真フイルム等にデ
ィストーションデータを書き込むようにするのがよい。
また、露光画面サイズがIX240型式の場合について
説明したが、本発明は、135タイプの写真フイルムの
例えば24×36mmの露光画面サイスの場合にも適用
でき、同様な効果を得ることができる。
【0099】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の撮影レン
ズによれば、像面湾曲を補正するようにして露光画面の
長手方向が湾曲されたフイルム面に露光を与える撮影レ
ンズにおいて、フイルム面と射出瞳までの光軸上の長さ
をEp(>0)、光軸上のフイルム面に対する露光画面
コーナーにおけるフイルム面の物体側への突出量をδ
(>0)とし、Db=(δ/Ep)×100としたと
き、近軸焦点を含む平面上における、射出瞳から露光画
面コーナーに向かう光線の光学的ディストーションDs
(%)が、「−10≦Ds≦Db−0.5」なる条件を
満たすようにしたから、ディストーションを除く諸収差
等が抑えられた像をフイルム面に露光することができ、
デジタル画像処理で画質の改善を行う場合には、ディス
トーションだけを補正するだけで高画質の画像が得ら
れ、デジタル画像処理の処理時間を短くすることができ
る。
ズによれば、像面湾曲を補正するようにして露光画面の
長手方向が湾曲されたフイルム面に露光を与える撮影レ
ンズにおいて、フイルム面と射出瞳までの光軸上の長さ
をEp(>0)、光軸上のフイルム面に対する露光画面
コーナーにおけるフイルム面の物体側への突出量をδ
(>0)とし、Db=(δ/Ep)×100としたと
き、近軸焦点を含む平面上における、射出瞳から露光画
面コーナーに向かう光線の光学的ディストーションDs
(%)が、「−10≦Ds≦Db−0.5」なる条件を
満たすようにしたから、ディストーションを除く諸収差
等が抑えられた像をフイルム面に露光することができ、
デジタル画像処理で画質の改善を行う場合には、ディス
トーションだけを補正するだけで高画質の画像が得ら
れ、デジタル画像処理の処理時間を短くすることができ
る。
【0100】また、本発明のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、写真フイルムあるいは撮影済の写真フイルムを
収納するカートリッジに光学的ディストーションをデジ
タル画像処理により補正するためのディストーションデ
ータを記録しておくようにしたから、適切なディストー
ション補正を迅速に行うことができる。
トでは、写真フイルムあるいは撮影済の写真フイルムを
収納するカートリッジに光学的ディストーションをデジ
タル画像処理により補正するためのディストーションデ
ータを記録しておくようにしたから、適切なディストー
ション補正を迅速に行うことができる。
【図1】本発明の撮影レンズとフイルム面との関係を模
式的に示す説明図である。
式的に示す説明図である。
【図2】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す斜視図である。
の外観を示す斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの構成を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】撮影レンズの構成を模式的に示す説明図であ
る。
る。
【図5】フイルムカートリッジの外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】写真フイルムにサイドプリントされたデータ及
び写真フイルムに設けられた磁気的なデータトラックを
示す説明図である。
び写真フイルムに設けられた磁気的なデータトラックを
示す説明図である。
【図7】プリント写真を作成する際の手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図8】従来のプリント写真を作成する際の手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】本発明の撮影レンズの第1実施例を示す光路図
である。
である。
【図10】図1に示した撮影レンズの横収差図である。
【図11】図10に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図12】本発明の撮影レンズの第2実施例を示す光路
図である。
図である。
【図13】図12に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図14】図12に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図15】本発明の撮影レンズの第3実施例を示す光路
図である。
図である。
【図16】図15に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図17】図15に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図18】本発明の撮影レンズの第4実施例を示す光路
図である。
図である。
【図19】図18に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図20】図18に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図21】本発明の撮影レンズの第5実施例を示す光路
図である。
図である。
【図22】図21に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図23】図21に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図24】本発明の撮影レンズの第6実施例を示す光路
図である。
図である。
【図25】図24に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図26】図24に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図27】本発明の撮影レンズの第7実施例を示す光路
図である。
図である。
【図28】図27に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図29】図27に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図30】本発明の撮影レンズの第8実施例を示す光路
図である。
図である。
【図31】図30に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図32】図30に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
【図33】本発明の撮影レンズの第9実施例を示す光路
図である。
図である。
【図34】図33に示した撮影レンズの横収差図であ
る。
る。
【図35】図33に示した撮影レンズの球面収差,非点
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
収差、ディストーションの各収差を示す収差図である。
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 21 カートリッジ 22 写真フイルム 60 撮影レンズ 60a 光軸 61 第1レンズ 62 第2レンズ 63 射出瞳 64 フイルム面 67 絞り開口
Claims (5)
- 【請求項1】 像面湾曲を補正するために物体側に曲率
中心を持つように露光画面の長手方向に湾曲した形状で
支持された写真フイルムのフイルム面に露光を与える撮
影レンズにおいて、 物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカスの第
1レンズと、像側に凸面を向けたメニスカスの第2レン
ズとからなり、フイルム面から射出瞳までの前記第1及
び第2レンズの光軸上における長さをEp(>0)、前
記光軸上のフイルム面に対する露光画面コーナーにおけ
るフイルム面の物体側への突出量をδ(>0)とし、D
b=(δ/Ep)×100としたとき、近軸焦点を含む
平面上における、射出瞳から露光画面コーナーに向かう
光線の光学的ディストーションDs(%)が、 −10≦Ds≦Db−0.5 なる条件を満たすことを特徴とする撮影レンズ。 - 【請求項2】 前記第1と第2のレンズの間に開口絞り
が配されていることを特徴とする請求項1記載の撮影レ
ンズ。 - 【請求項3】 前記第2のレンズの像側に開口絞りが配
されていることを特徴とする請求項1記載の撮影レン
ズ。 - 【請求項4】 請求項1記載の撮影レンズを有する撮影
機構を備え、ユニット本体内に未露光の写真フイルム
と、撮影済の写真フイルムを収納するカートリッジとが
予め装填されたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記カートリッジは、前記撮影レンズからの撮影光でフ
イルム面に記録された像の光学的ディストーションをデ
ジタル画像処理により補正するためのディストーション
データが記録されていることを特徴とするレンズ付きフ
イルムユニット。 - 【請求項5】 請求項1記載の撮影レンズを有する撮影
機構を備え、ユニット本体内に未露光の写真フイルム
と、撮影済の写真フイルムを収納するカートリッジとが
予め装填されたレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記写真フイルムは、前記撮影レンズからの撮影光でフ
イルム面に記録された像の光学的ディストーションをデ
ジタル画像処理により補正するためのディストーション
データが光学記録または磁気記録されていることを特徴
とするレンズ付きフイルムユニット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158725A JP2000347352A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 撮影レンズ及びレンズ付きフイルムユニット |
| US09/586,994 US6349171B1 (en) | 1999-06-04 | 2000-06-05 | Taking lens and lens-fitted film unit equipped with the taking lens |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11158725A JP2000347352A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 撮影レンズ及びレンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000347352A true JP2000347352A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15677983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11158725A Pending JP2000347352A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 撮影レンズ及びレンズ付きフイルムユニット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6349171B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000347352A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3452919B1 (ja) | 2003-01-22 | 2003-10-06 | マイルストーン株式会社 | 撮像用レンズ |
| US7035018B2 (en) | 2003-03-10 | 2006-04-25 | Fujinon Corporation | Imaging lens |
| JP2012141572A (ja) * | 2010-12-30 | 2012-07-26 | E-Pin Optical Industry Co Ltd | バーコード読取装置用光学レンズモジュール |
| WO2012147841A1 (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-01 | ソニー株式会社 | 撮像装置および電子機器 |
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| GB0113026D0 (en) * | 2001-05-30 | 2001-07-18 | Eastman Kodak Co | A photographic processing system |
| US6707998B2 (en) | 2002-05-14 | 2004-03-16 | Eastman Kodak Company | Method and system for correcting non-symmetric distortion in an image |
| JP3932996B2 (ja) * | 2002-07-03 | 2007-06-20 | ソニー株式会社 | 電子機器 |
| US8212870B2 (en) * | 2007-09-01 | 2012-07-03 | Hanna Keith J | Mirror system and method for acquiring biometric data |
| US9036871B2 (en) | 2007-09-01 | 2015-05-19 | Eyelock, Inc. | Mobility identity platform |
| US9002073B2 (en) | 2007-09-01 | 2015-04-07 | Eyelock, Inc. | Mobile identity platform |
| US9117119B2 (en) | 2007-09-01 | 2015-08-25 | Eyelock, Inc. | Mobile identity platform |
| RU2589859C2 (ru) | 2011-02-17 | 2016-07-10 | АЙЛОК ЭлЭлСи | Эффективный способ и система для получения данных изображения сцены и изображения радужной оболочки с использованием одного датчика |
| KR102521408B1 (ko) * | 2018-08-27 | 2023-04-14 | 삼성전자주식회사 | 인포그래픽을 제공하기 위한 전자 장치 및 그에 관한 방법 |
Family Cites Families (3)
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|---|---|---|---|---|
| JPH1144801A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 撮影レンズおよびこれを用いるカメラ |
| US6104877A (en) * | 1998-12-28 | 2000-08-15 | Eastman Kodak Company | Method for compensating for film unit defects and system |
| US6272287B1 (en) * | 1998-12-28 | 2001-08-07 | Eastman Kodak Company | Method for handling film customization data and system |
-
1999
- 1999-06-04 JP JP11158725A patent/JP2000347352A/ja active Pending
-
2000
- 2000-06-05 US US09/586,994 patent/US6349171B1/en not_active Expired - Fee Related
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| US6888686B2 (en) | 2003-01-22 | 2005-05-03 | Satoshi Do | Lens for image pickup |
| US7035018B2 (en) | 2003-03-10 | 2006-04-25 | Fujinon Corporation | Imaging lens |
| JP2012141572A (ja) * | 2010-12-30 | 2012-07-26 | E-Pin Optical Industry Co Ltd | バーコード読取装置用光学レンズモジュール |
| WO2012147841A1 (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-01 | ソニー株式会社 | 撮像装置および電子機器 |
| JP2012237966A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-12-06 | Sony Corp | 撮像装置および電子機器 |
| US10330888B2 (en) | 2011-04-26 | 2019-06-25 | Sony Corporation | Imaging device and electronic apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6349171B1 (en) | 2002-02-19 |
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