JP2001264903A - 撮影画像の補正方法及び装置 - Google Patents

撮影画像の補正方法及び装置

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JP2001264903A
JP2001264903A JP2000071739A JP2000071739A JP2001264903A JP 2001264903 A JP2001264903 A JP 2001264903A JP 2000071739 A JP2000071739 A JP 2000071739A JP 2000071739 A JP2000071739 A JP 2000071739A JP 2001264903 A JP2001264903 A JP 2001264903A
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light amount
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photographic film
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JP2000071739A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kamata
和雄 鎌田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺光量の低下の補正を行う。 【解決手段】 写真フイルム22から機種コードを読み
取り、この機種コードに対応した補正係数k1 〜k4
取り出す。露光画面の各位置における補正量は、フイル
ム面を平面に支持して露光したときに発生する周辺光量
の低下量をフイルム面を湾曲して支持することによって
増加する光量を用いて修正した修正補正量として、読み
出した補正係数k1 〜k4 と、露光画面の座標と所定の
演算式に適用することで算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周辺光量の低下分
を補正する撮影画像の補正方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、写真撮影用の撮影装置としては、
一眼レフカメラやコンパクトカメラ等の他に、手軽に写
真撮影を楽しむことができるようにしたレンズ付きフイ
ルムユニットが知られている。レンズ付きフイルムユニ
ットは、撮影レンズやシャッタ装置などの撮影機構を組
み込んだユニット本体に予め未露光の写真フイルムを内
蔵させたもので、購入したその場ですぐに写真撮影がで
き、撮影後にもそのまま現像取扱い店に出せばよいとい
う簡便性から、一般に広く利用されている。レンズ付き
フイルムユニットは、低価格で提供できることを利点と
しており、可能な限りローコストで製造する必要性か
ら、簡単な構成となっている。
【0003】上記のようなレンズ付きフイルムユニット
に搭載される撮影レンズは、一般に1〜2枚の樹脂製の
レンズから構成されている。このように1〜2枚のレン
ズで撮影レンズを構成した場合に、撮影レンズの性能だ
けで諸収差の改善を図り、画質を向上させるのは困難で
ある。このため、従来のレンズ付きフイルムユニットで
は、画質を劣化させる1つの要因である撮影レンズの像
面湾曲に対しては、物体側に曲率中心を持つようにして
露光画面の長手方向を湾曲させて写真フイルムを支持
し、この写真フイルムのフイルム面に露光を与えること
により、露光画面の全域でピントが良好に合うようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に写真フイルムを湾曲させて支持する手法は、像面湾曲
に対する補正としては有効であるが、当然ながらその他
の収差等に対する改善効果はなく、色収差や歪曲収差,
周辺光量の低下等の発生によって、十分に満足のいく画
質を得られるものはなかった。
【0005】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、画質を劣化させる要因のの1つである周辺光
量の低下にともなう画質劣化を補正するためのものであ
り、露光時に湾曲して支持された写真フイルムからの撮
影画像を補正することができる撮影画像の補正方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の撮影画像の補正方法では、撮影レン
ズの背後で写真フイルムを平面に支持した状態で撮影し
たときの周辺光量の低下分を補正する基準補正量に対
し、写真フイルムを凹面に湾曲させたことに伴う周辺光
量の増加分を加味して光量補正データを得るようにした
ものである。
【0007】請求項2記載の撮影画像の補正方法では、
凹面を一方向にのみ湾曲させて撮影した撮影画像に対し
ては、撮影レンズの光軸が写真フイルムと交わる位置を
原点とし、前記湾曲させた方向をX軸方向、X軸方向と
直交する方向をY軸方向とした平面座標を用いて、平面
とした写真フイルム上の任意の位置の座標を表し、写真
フイルム上の任意の位置のX座標をx,このY座標を
y,補正係数をk1 〜k 4 としたときに、 A=(k1 ・r2 +k2 ・r4 )+(k3 ・x2 +k4
・x4 ) 但し、r=√(x2 +y2 ) の式により求めた値Aに基づいて、各座標位置ごとの光
量補正データを得るようにしたものである。
【0008】請求項3記載の撮影画像の補正装置では、
撮影レンズの背後で写真フイルムを平面に支持した状態
で撮影したときの周辺光量の低下分を補正する基準補正
量に対し、写真フイルムを凹面に湾曲させたことに伴う
周辺光量の増加分を加味して光量補正データを得、この
光量補正データを用いて対応する補正画像データを作成
するものである。
【0009】請求項4記載の撮影画像の補正装置では、
凹面を一方向にのみ湾曲させて撮影した撮影画像に対し
ては、撮影レンズの光軸が写真フイルムと交わる位置を
原点とし、前記湾曲させた方向をX軸方向、X軸方向と
直交する方向をY軸方向とした平面座標を用いて、平面
とした写真フイルム上の任意の位置の座標を表し、写真
フイルム上の任意の位置のX座標をx,このY座標を
y,補正係数をk1 〜k 4 としたときに、 A=(k1 ・r2 +k2 ・r4 )+(k3 ・x2 +k4
・x4 ) 但し、r=√(x2 +y2 ) の式により求めた値Aに基づいて、各座標位置ごとの光
量補正データを得るものである。
【0010】請求項5記載の撮影画像の補正装置では、
予め用意された各補正係数を記憶した記憶手段と、この
記憶手段から読み出した各補正係数を用いて、値Aを算
出する算出手段とを備え、周辺光量の低下を補正する際
に前記算出手段によって前記値Aを求めるものである。
【0011】請求項6記載の撮影画像の補正装置では、
撮影に用いられた撮影装置の種類が入力される入力手段
を備え、記憶手段には、撮影装置の種類毎に前記各補正
係数が記憶され、算出手段は、前記入力手段に入力され
た撮影装置の種類に応じた前記各補正係数を前記記憶手
段から読み出して値Aを求めるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図2にフイルム面を湾曲して支持
して撮影を行うレンズ付きフイルムユニットの一例を示
す。レンズ付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が
組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3を
部分的に覆う外装紙4とからなり、ユニット本体3には
未露光の写真フイルムが予め装填されている。
【0013】ユニット本体3の前面には、撮影レンズ
5,ファインダ6の対物側窓6a,ストロボ発光部7,
ストロボユニットをオン,オフするためのストロボ操作
部材8が設けられている。また、上面には、シャッタボ
タン9,残り撮影可能コマ数を表示するカウンタ窓1
0,ストロボ充電の完了を表示する表示用ライトガイド
11が突出される開口12が設けられている。さらに、
ユニット本体10の背面側には、1コマの撮影ごとに回
転操作される巻上げノブ13が露呈されている。
【0014】図3にユニット本体3の分解斜視図を示
す。ユニット本体3は、本体基部15,前カバー16,
後カバー17,ストロボユニット18,電池19等から
構成され、このユニット本体3内にフイルムパトローネ
20が製造時に装填される。フイルムパトローネ20
は、135タイプのものであり、パトローネ21とネガ
タイプの写真フイルム22とからなる。
【0015】本体基部15の前面中央部には、撮影レン
ズ5から写真フイルム22までの間の撮影光路を遮光す
る暗箱24が一体に形成されている。この暗箱24を挟
む両側方には、パトローネ21が収納されるパトローネ
室25と、パトローネ21から引き出されてロール状に
巻かれた写真フイルム22が収納されるフイルム室26
とが一体に設けられている。
【0016】暗箱24の外側には、シャッタボタン9の
押圧操作に応答してシャッタ羽根を駆動するシャッタ機
構やフイルムカウント機構等を構成する各種部品や撮影
レンズ5等が取り付けられる。暗箱24の背面には、写
真フイルム22上で撮影コマのサイズ、すなわち露光画
面22aを画定するアパーチャ(図示省略)が形成され
ている。露光画面22aは、約24×36mmとなって
おり、写真フイルム22の長手方向に長い長方形とされ
る。露光画面22aの中心は、撮影レンンズ5の撮影光
軸5aと一致するように画定される。
【0017】パトローネ室25の上部には、巻上げノブ
13が回転自在に取り付けられている。この巻上げノブ
13の回転操作で写真フイルム22の撮影済の部分がパ
トローネ21内に巻き上げられ、未露光の部分がアパー
チャの背後にセットされる。
【0018】前カバー16は、その前面にファインダ6
の対物側窓6aの他、撮影レンズ5や,ストロボ発光部
7,ストロボ操作部材8を露呈させる開口が形成されて
おり、本体基部15の前面を覆う。
【0019】後カバー17は、本体基部15の背面を覆
うように取り付けられる。この後カバー17には、パト
ローネ室25とフイルム室26との底面を塞ぐ底蓋17
a,17bが一体に形成されている。フイルムパトロー
ネ20が装填された本体基部15に後カバー17を取り
付けた後に、底蓋17a,17bが閉鎖されてパトロー
ネ室25及びフイルム室26が光密に塞がれる。底蓋1
7aは、現像所で撮影済のフイルムパトローネ20を取
り出す際に開放される。
【0020】後カバー17には、本体基部15のアパー
チャと対面する部分にフイルム支持面30が形成されて
いる。このフイルム支持面30と本体基部15との隙間
によって、パトローネ室25とフイルム室26とを連絡
するフイルム給送路が形成される。
【0021】フイルム支持面30は、物体側に向けて凹
状となるように写真フイルム22の給送方向が湾曲さ
れ、アパーチャの上下に設けられたフイルムガイドレー
ル(図示省略)は、フイルム支持面30側に凸状となる
ように写真フイルム22の給送方向に湾曲されている。
【0022】図4に模式的に示すように、撮影レンズ5
からの撮影光は、絞り開口31を介して暗箱24内に入
射し、写真フイルム22の露光画面22a内に露光を与
える。アパーチャの背面側に位置決めされた露光画面2
2aのフイルム面は、前述のフイルム支持面30とガイ
ドレールとによって、撮影レンズ側(物体側)に曲率中
心を持つようにして、曲率半径Rで露光画面の長手方向
を湾曲した形状で支持される。これにより、撮影レンズ
5の像面湾曲に起因するピントのボケを改善する。
【0023】ストロボユニット18は、各種電気部品が
取り付けられたプリント基板32、放電管やリフレク
タ,拡散板等からなるストロボ発光部7、充電スイッチ
33,シンクロスイッチ34,ストロボ操作部材8が一
体に形成されたスイッチ板35、このスイッチ板35を
スライド自在に支持する受け板36等から構成され、電
池19を電源としている。このストロボユニット18
は、ストロボ操作部材8が上方にスライドされて充電ス
イッチ33がオンとなると充電を行い、シャッタ羽根の
開閉に同期してシンクロスイッチ34がオンとなことで
ストロボ発光する。
【0024】上記レンズ付きフイルムユニットに装填さ
れる写真フイルム22には、そのレンズ付きフイルムユ
ニットの種類に固有の機種コードが光学的にサイドプリ
ントされている。本実施形態では、この従来より写真フ
イルム22にサイドプリントされている機種コードを利
用して、詳細を後述するように周辺光量の低下を補正す
る際に用いる補正係数k1 〜k4 を特定する。
【0025】図1に本発明を実施したデジタルプリンタ
の構成を示す。このデジタルプリンタ40は、大別して
補正装置としての機能を有する画像入力部41と、印画
紙に画像をプリントする画像記録部42とからなる、画
像入力部41は、撮影装置の種類が入力される入力手段
としてのコードリーダ43,写真フイルム22の各露光
画面22aからカラー画像を読み取るスキャナ44,画
像メモリ45,画像処理回路46、及びこれらを制御す
るコントローラ47等からなる。
【0026】デジタルプリンタ40に現像済みの写真フ
イルム22がセットされると、この写真フイルム22が
図示しない搬送機構によって搬送され、コードリーダ4
3を介してスキャナ44に送られる。
【0027】コードリーダ43は、写真フイルム22を
照明する光源と、写真フイルム22の搬送路を挟んで光
源の反対側に配されたフォトセンサ等から構成されてお
り、現像によって顕在化した機種コードを搬送中の写真
フイルム22から光学的に読み取る。この機種コードの
読み取りは、写真フイルム1本毎に行われ、読み取られ
た機種コードはコントローラ47を介して画像処理回路
46に送られる。
【0028】スキャナ44は、写真フイルム22を平面
に支持するフイルムキャリア,ランプからの光を拡散し
てフイルムキャリアにセットされている露光画面22a
を照明する照明装置、露光画面22a内のカラー画像を
読み取るCCD、このCCDにカラー画像を結像させる
レンズ等から構成されている。このスキャナ44は、写
真フイルム22が1コマ分送られる毎に、CCDで露光
画面22a内のカラー画像を赤色、青色、緑色で3色分
解測光し、得られる光電信号をA/D変換器48に送
る。
【0029】A/D変換器48は、各色の光電信号をデ
ジタル変換することにより、露光画面22aの各位置の
濃度をそれに応じた3色の画像データに変換する。3色
の画像データは、画像メモリ45に書き込まれる。
【0030】画像処理回路46は、画像メモリ45に1
画面分の画像データが書き込まれると、これを読み出し
て所定の画像処理を行う。機種コードが記録されている
写真フイルム22に対しては、画像メモリ45から読み
出した画像データに対して、周辺光量の低下を補正する
ための周辺光量補正処理を行って補正画像データを作成
した後に、この補正画像データに対してプリント用の色
補正やネガ・ポジ反転処理等の通常画像処理を行う。通
常画像処理が施された補正画像データは、画像記録部4
2に送られる。
【0031】なお、画像処理回路46は、周辺光量補正
処理を行うのに先立って、1本の写真フイルム22の各
露光画面22aに対して共通に用いる、1画面分の修正
補正量からなる補正テーブルをワークメモリ46aに作
成する。このように、1本の写真フイルム22に対して
共通な補正テーブルを用いることで処理時間を短縮して
いる。
【0032】画像処理回路46には、ワークメモリ46
aとEEPROM46bとが接続されている。ワークメ
モリ46aは、画像処理回路46が画像処理を行う際に
必要なデータを一時的に記憶する作業用として用いられ
る。
【0033】EEPROM46aには、補正用係数k1
〜k4 が機種コード毎に書き込まれている。また、EE
PROM46aには、画像データと露光量の変換テーブ
ルが機種コード毎に書き込まれている。変換テーブル
は、画像データを露光時の露光量に、また露光量を画像
データに変換ができるように写真フイルムの特性曲線に
基づいて作成されている。画像処理回路46は、機種コ
ードに対応した補正用係数k1 〜k4 と変換テーブルと
を用いて周辺光量補正処理を行う。
【0034】なお、上記のように補正用係数k1 〜k4
と変換テーブルをEEEPROMに記憶するようにする
ことで、レンズ付きフイルムユニットの新たな機種に対
応した補正用係数k1 〜k4 と変換テーブルとを追加可
能としている。
【0035】画像記録部42は、画像メモリ51,赤
色、青色、緑色の各レーザ光を出力するレーザユニット
52,レーザユニット52の出力を制御するドライバ5
3,ポリゴンミラー54,Fθレンズ55、長尺のカラ
ー印画紙56を搬送する搬送機構(図示せず)等から構
成されている。
【0036】画像入力部41からの補正画像データは、
画像メモリ51に書き込まれる。画像メモリ51の補正
画像データによってレーザユニット52の出力が制御さ
れ、高速回転するポリゴンミラー54にレーザ光が照射
される。これにより、カラー印画紙56の幅方向(搬送
方向と直交する方向)にレーザ光の走査が行われ、カラ
ー印画紙56をその長手方向に搬送することで露光画面
のカラー画像がカラー印画紙56に露光される。露光さ
れたカラー印画紙56は、図示しない現像処理部で現像
処理された後に1個の画像毎に切り分けられてプリント
写真とされる。
【0037】次に周辺光量補正処理について説明する。
画像処理回路46は、露光画面22aの中心、すなわち
撮影レンズ5の撮影光軸5aの位置の露光量を基準露光
量(±0EV)として、露光時にフイルム面が湾曲され
た支持されていることを考慮した周辺光量の修正補正量
(EV値)Aを次の演算式を用いて、露光画面22a
の各位置について求める。 A=k1 ・r2 +k2 ・r4 +k3 ・x2 +k4 ・X4 ・・ 但し、r=√(x2 +y2
【0038】上記式中の値x,yは、露光画面22a内
の位置を示すものであり、図5に示すように、フイルム
面を平面とした状態で、フイルム面上の撮影光軸5aの
位置を原点Oとし、露光画面22aの長手方向をX軸、
長手方向に直交する露光画面の幅方向をY軸とした平面
座標を用いて露光画面22a内の位置を表したときのX
座標及びY座標である。すなわち、値xは、平面にされ
たフイルム面上での湾曲させた方向の撮影光軸5a(露
光画面中心)の位置からの距離、値yは、フイルム面上
での湾曲させた方向と直交する方向の撮影光軸5aの位
置からの距離である。
【0039】露光画面22aの各位置に露光される光量
は、均一な輝度の被写体を撮影した場合であっても、撮
影光軸5a(原点O)の位置からの距離が大きくなるの
にしたがって小さくなる。これは、フイルム上で撮影光
軸5aの位置から離れた位置から絞り開口を望んだ場合
に、絞り開口の形状が歪んでその面積が小さくなるため
である。フイルム面を平面に支持した場合では、このよ
うな現象は周知のコサイン4乗則に基づいているため、
このときの周辺光量の低下量である基準補正量A1は、
所定の補正係数k1 ,k2 と、撮影光軸5aの位置から
の距離rを用いて次の式のように表すことができる。
なお、撮影光軸5aの位置からの距離rは、上記の平面
座標での値x,yを用いて「r=√(x2 +y2 )」で
表される。 A1=k1 ・r2 +k2 ・r4 ・・・・
【0040】ところで、上記のレンズ付きフイルムユニ
ット2のように、像面湾曲を補正するために、露光時に
フイルム面を湾曲させて支持した場合には、周辺光量の
低下を小さくするように光量を増加させる改善効果が現
れるので、基準補正量A1を修正する必要が生じる。改
善効果は、フイルム面を湾曲させた方向の位置で現れる
から、上記のように露光画面22aの長手方向(X軸方
向)に湾曲させて支持した場合には、光量の増加分であ
る修正量A2は、所定の補正係数k3 ,k4 と、撮影光
軸5aの位置からの湾曲させ方向への距離xとを用いて
次の式のように表すことができる。 A2=k3 ・x2 +k4 ・X4 ・・・・
【0041】したがって、露光時にフイルム面を湾曲さ
せて支持していることを考慮した周辺光量の修正補正量
Aは、上記の基準補正量A1と修正量A2とを加算した
演算式で求めることができる。なお、演算式中の各
補正係数は、撮影レンズの設計データ,フイルム面の曲
率半径R等に基づいて、露光画面22a内の複数の座標
位置についての修正補正量Aの理論値を計算して求め、
これらの各理論値と対応する座標位置とを最小二乗法に
適用することで決めている。
【0042】そして、画像データに対応する露光量と、
フイルムの特性曲線とに基づいて修正補正量Aを光量補
正データに変換し、この光量補正データで画像データを
増減することで、露光時にフイルム面を湾曲させて支持
していることを考慮した周辺光量の低下を補正した補正
画像データが作成することができる。
【0043】この例では変換テーブルを用いて画像デー
タを露光量に変換し、この変換された露光量に対して修
正補正量Aで補正を加え、補正された露光量を変換テー
ブルを用いて画像データに変換したものを補正画像デー
タとすることにより、光量補正データを求める処理と、
この算出された光量補正データを用いて画像データを増
減する処理とを同時に行っている。
【0044】なお、この例では基準露光量に対して光量
が低下している場合が負、増加している場合が正となる
ようにして、修正補正量Aの正負の符号を決めており、
またこれに応じて各補正係数k1 〜k4 の正負を決めて
いる。
【0045】次に上記構成の作用について説明する。フ
イルムパトローネ20の写真フイルム22には、装填さ
れるレンズ付きフイルムユニット2に対応する機種コー
ドがサイドプリントされる。この写真フイルム22は、
パトローネ21とともにユニット本体3に装填される。
そして、完成したユニット本体3にラベル4が貼付され
てレンズ付きフイルムユニット2が完成し、これが出荷
されてユーザのもとで撮影に供される。
【0046】撮影を行う際には、まず巻き上げノブ13
を回転操作する。これにより、写真フイルム22が1コ
マ分巻き上げられるとともに、シャッタチャージが行わ
れる。この後、撮影者は、ファインダ6でフレーミング
を行ってからシャッタボタン9を押圧する。また、スト
ロボ撮影を行う場合には、スロトボ操作部材8を上方に
スライド移動し、充電完了後にシャッタボタン9を押圧
する。シャッタボタン9を押圧すると、シャッタ羽根が
揺動されてシャッタ開口が開閉される。
【0047】このシャッタ開口の開閉の間に、撮影レン
ズ5を透過した撮影光は、暗箱24内に入射し、アパー
チャ内に露呈されている写真フイルム22、すなわち露
光画面22aのフイルム面に露光を与える。このとき
に、フイルム面はその長手方向が湾曲されて支持されて
いる。
【0048】上記同様にして順次に撮影を行い、全コマ
の撮影終了後、ユーザは巻上げノブ13を連続的に回転
操作して、全ての写真フイルム22をパトローネ21に
収納する。そして、このレンズ付きフイルムユニット2
を現像所やDPE店に提出する。
【0049】現像所等では、ユニット本体3から撮影済
のフイルムパトローネ20を取り出す。取り出されたフ
イルムパトローネ20は、そのパトローネ21から写真
フイルム22が引き出されて分離される。そして、この
写真フイルム22は、所定の現像装置にかけられて現像
処理された後、デジタルプリンタ40にセットされる。
【0050】デジタルプリンタ40は、写真フイルム2
2がセットされると、これの先端をスキャナ44に向け
て搬送する。この搬送中に、コントローラ47は写真フ
イルム22に記録されている機種コードをコードリーダ
43を用いて読み取り、読み取った機種コードを画像処
理回路46に送る。
【0051】画像処理回路46は、機種コードを受け取
ると、これに対応した変換テーブルをEEPROM46
b内で特定するとともに、各補正係数k1 〜k4 をEE
PROM46bから読み出す。そして、各補正係数k1
〜k4 を演算式に用い、演算式中の値x及び値yを
それぞれ所定のステップずつ変化させて演算を行うこと
により、露光画面22aの各位置に対応する修正補正量
Aをそれぞれ求める。
【0052】上記の演算で得られる各修正補正量Aは、
ワークメモリ46aに書き込まれ、これにより補正テー
ブルが作成される。なお、値x及び値yの絶対値が同じ
あれば、これらの正負が異なっても修正補正量Aは同じ
になるから、例えば値x及び値yが正の範囲(図5に示
す平面座標の第1象限の範囲)の各位置についてだけ演
算を行えば補正テーブルを完成させることができる。
【0053】次に、搬送によって写真フイルム22の最
初の露光画面22aがスキャナ44のフィルムキャリア
に達すると、搬送が停止される。そして、この停止中に
露光画面22a内のカラー画像がスキャナ44で読み取
られ、A/D変換器48によって3色の画像データに変
換され、画像メモリ45に書き込まれる。1画面分の画
像データが画像メモリ45に書き込まれると、画像処理
回路46は、アドレスを指定して画像メモリ45から画
像データを順次に読み出す。
【0054】画像処理回路46は、1個の画像データを
読み出すと、この画像データを先に特定した変換テーブ
ルを用いて露光量に変換する。また、画像処理回路46
は、例えばこの画像データのアドレスに基づいて、この
画像データを得た露光画面22aの位置に対応した修正
補正量Aを補正テーブルから取り出す。そして、変換テ
ーブルから得た露光量を補正テーブルから取り出した修
正補正量Aで補正し、補正した露光量を求める。
【0055】このようにして、露光量を補正した後に、
画像処理回路46は、補正された露光量を変換テーブル
に適用することで、補正された露光量に対応する補正画
像データを作成する。結果的に修正補正量Aに応じた光
量補正データで画像データが増減された補正画像データ
が作成される。得られる補正画像データは、ワークメモ
リ46aに書き込まれる。
【0056】上記のようにして1個の画像データに対し
て周辺光量補正処理が完了すると、新たな画像データが
画像メモリ45から読み出されて、上記と同じ手順で周
辺光量補正処理が行われ、対応する補正画像データがワ
ークメモリ46aに書き込まれる。以降同様にして、順
次に画像データを読み出しながら周辺光量補正処理を行
い、得られる補正画像データをワークメモリ46aに書
き込む。
【0057】1画面分の3色の全ての画像データに対し
て周辺光量補正処理が完了すると、画像処理回路46
は、ワークメモリ46aの各補正画像データに対して、
プリント用の色補正、ネガポジ反転処理等の通常画像処
理を行い、通常画像処理を施した各補正画像データを画
像記録部42の画像メモリ51に書き込む。なお、この
通常画像処理に際して色収差や歪曲収差等の補正を行っ
てもよい。
【0058】画像記録部42は、1画面分の補正画像デ
ータが画像メモリ51に書き込まれると、これらの3色
の補正画像データに基づいてレーザユニット52を駆動
して、カラー印画紙56にカラー画像を潜像として記録
する。
【0059】1画面分のカラー画像の記録が開始される
と、次の露光画面22aがスキャナにセットされ、上記
と同じ手順によって周辺光量補正処理が行われる。な
お、このときにも最初に作成された補正テーブルが用い
られる。1画面分の画像データに対して周辺光量補正処
理が完了後、通常画像処理を行ってから各補正画像デー
タが画像記録部42の画像メモリ51に書き込まれる。
そして、先に記録を開始したカラー画像の記録の完了後
に、この補正画像データに基づいてカラー印画紙56に
カラー画像が記録される。
【0060】以降、同様にして1本の写真フイルム22
の各露光画面22aから読み取ったカラー画像に対して
周辺光量補正処理、通常画像処理を行い、カラー印画紙
56にカラー画像を記録する。
【0061】露光されたカラー印画紙56は、現像処理
工程に送られ、現像、定着、乾燥等が行われてから、各
画像毎に切り分けられてデジタルプリンタ40からプリ
ント写真として排紙される。こうして得られるプリント
写真には、周辺光量の低下が補正されたカラー画像が写
っている。しかも、露光時にフイルム面を湾曲させて支
持していることを考慮した周辺光量の低下の補正を行っ
ているので、良好な画質となっている。
【0062】
【実施例】次に実施例について説明する。なお、実施例
では、上記説明と共通な符号を付して説明する。
【0063】曲率半径Rが100mmでフイルム面を露
光画面22aの長手方向に湾曲させるようにしたレンズ
付きフイルムユニット2を作成し、その撮影レンズ5の
設計データ及び曲率半径Rから露光画面22a上の撮影
光軸5aの位置を含む13個の位置についての周辺光量
の修正補正量Aの理論値を計算し、この結果を用いて最
小二乗法で演算式の各補正係数k1 〜k4 を求め、こ
れをこのレンズ付きフイルムユニット2の補正係数k1
〜k4 とした。補正係数k1 〜k4 は次のような値とな
った。 k1 =−2.357×10-32 =−1.692×10-73 =+4.270×10-34 =−1.343×10-5
【0064】上記のようにして得た各補正係数k1 〜k
4 と、露光画面22aの各座標を用いて、演算式で得
られる周辺光量の修正補正量Aを算出したところ、表1
に示す結果が得られた。なお、表1の修正補正量AはE
V値で表しており、X座標,Y座標の単位は「mm」で
ある。また、表1では13個の位置について示したが、
実際の周辺光量補正処理に際しては、露光画面22aの
全域について修正補正量Aの計算を行って補正テーブル
が作成されるのはいうまでもない。
【0065】
【表1】
【0066】次に、実際の周辺光量の低下量の測定を行
い、演算式によって得られる修正補正量Aとの比較を
行った。この測定では、シャッタの開閉動作による露光
ムラが発生しないようにされた測定用のカメラを用い
て、輝度が均一のサンプルを撮影し、現像された写真フ
イルムのネガ濃度を測定することによって、周辺光量の
低下量を求めた。なお、測定用のカメラの撮影レンズや
フイルム面の曲率半径R等の仕様は、上記レンズ付きフ
イルムユニットのものとを同じにしてある。測定結果を
表1と同様にして表2に示す。なお、表2では、表1と
同じ露光画面の光軸の位置を含む13箇所を示した。
【0067】
【表2】
【0068】上記の結果から分かるように、演算式に
よって得られる修正補正量Aと、実際の測定による周辺
光量の低下量はほぼ同じとなっている。したがって、演
算式によって得られる修正補正量Aを用いて周辺光量
の低下を補正すれば、フイルム面を湾曲させて露光した
こと考慮して良好に周辺光量の低下を補正することがで
きるのが分かる。
【0069】上記実施形態では、写真フイルムにサイド
プリントされている機種コードを利用して補正係数を特
定しているが、パトローネの外側に記された機種コード
を手動で、あるいは機械読み取りで入力するようにして
もよい。また、補正係数を特定できるものであれば、機
種コード以外のものを利用してもよく、補正係数を特定
するための補正コードを写真フイルムにサイドプリント
したり、パトローネの外側等に記してもよい
【0070】補正コードを付与する場合には、同じ補正
係数を用いて補正を行うのであれば、レンズ付きフイル
ムユニットの機種が異なる場合であっても同じものを付
与してもよい。また、補正係数自体を補正コードとして
採用してもよい。さらに、単に補正処理をプリント時に
実行させるための指示を補正コードとして付与し、この
補正コードを読み取ったときには予め決められた補正係
数を用いて周辺光量補正処理を実行するようにしてもよ
い。
【0071】また、上記実施形態では、レンズ付きフイ
ルムユニットによって撮影された写真フィルムに対して
周辺光量の低下の補正を行う例について説明したが、フ
イルム面を湾曲させて支持するようにしたコンパクトカ
メラ等のカメラで撮影された写真フイルムに対しても同
様な処理を行うことができる。カメラで用いられる13
5タイプの写真フイルムからでは、撮影に使用されたカ
メラの種類(機種)に応じた補正パラメータを特定する
ことはできないが、例えば作業者にカメラの機種名を伝
え、この機種名、あるいはこれに応じた補正コードをデ
ジタルプリンタに手動で入力するようにすれば、撮影に
用いたカメラの機種に応じた補正が可能となる。
【0072】さらに、上記実施形態では、135タイプ
の写真フイルムに対して補正を行う例を示したが、Adva
nced Photo SystemのIX240型式等の各種タイプの
写真フイルムを用いることができる。IX240型式の
写真フイルムでは、写真フイルムに透明な磁気記録層が
設けられているから、これに補正コード等を記録しても
よく、またこれに対応したカメラでは磁気記録層にデー
タを記録できるので、カメラ側で補正コード等を記録し
て、周辺光量補正処理の際に利用するようにしてもよ
い。
【0073】上記では、プリント写真を作成するデジタ
ルプリンタに本発明の補正装置を組み込んだ例について
説明したが、これ以外の機器にも利用でき、また周辺光
量の低下を補正する独立した補正装置としても利用でき
る。
【0074】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
写真フイルムを平面に支持した状態で撮影したときの周
辺光量の低下分を、写真フイルムを凹面に湾曲させたこ
とに伴う周辺光量の増加分を加味して光量補正データを
得るようにしたから、良好な補正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデジタルプリンタの構成を示
すブロック図である。
【図2】フイルム面を湾曲して支持するレンズ付きフイ
ルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの構成を示す分解
斜視図である。
【図4】撮影レンズとフイルム面の湾曲とを模式的に示
す説明図である。
【図5】補正の際に用いる露光画面の座標を示す説明図
である。
【符号の説明】
22 写真フイルム 22a 露光画面 43 コードリーダ 44 スキャナ 46 画像処理回路 46b EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/40 H04N 1/40 101Z Fターム(参考) 2H106 AB04 BA55 BH00 2H108 GA06 2H110 CC01 CD02 5B057 AA20 CA08 CA12 CB08 CB12 CC01 CE11 5C077 LL04 LL19 PP10 SS01 SS03 TT09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズ側に凹面を向けて支持された
    状態で撮影された写真フイルム上の撮影画像を読み取っ
    て画像データを得、周辺光量の低下を補正するための光
    量補正データを用いて前記画像データを補正する撮影画
    像の補正方法において、 前記撮影レンズの背後で写真フイルムを平面に支持した
    状態で撮影したときの周辺光量の低下分を補正する基準
    補正量に対し、写真フイルムを凹面に湾曲させたことに
    伴う周辺光量の増加分を加味して光量補正データを得る
    こと特徴とする撮影画像の補正方法。
  2. 【請求項2】 前記凹面を一方向にのみ湾曲させて撮影
    した撮影画像に対しては、撮影レンズの光軸が写真フイ
    ルムと交わる位置を原点とし、前記湾曲させた方向をX
    軸方向、X軸方向と直交する方向をY軸方向とした平面
    座標を用いて、平面とした写真フイルム上の任意の位置
    の座標を表し、写真フイルム上の任意の位置のX座標を
    x,このY座標をy,補正係数をk1 〜k4 としたとき
    に、 A=(k1 ・r2 +k2 ・r4 )+(k3 ・x2 +k4
    ・x4 ) 但し、r=√(x2 +y2 ) の式により求めた値Aに基づいて、各座標位置ごとの光
    量補正データを得ることを特徴とする請求項1記載の撮
    影画像の補正方法。
  3. 【請求項3】 撮影レンズ側に凹面を向けて支持された
    状態で撮影された写真フイルム上の撮影画像を読み取っ
    て画像データを得、周辺光量の低下を補正するための光
    量補正データを用いて前記画像データを補正した補正画
    像データを作成する撮影画像の補正装置において、 前記撮影レンズの背後で写真フイルムを平面に支持した
    状態で撮影したときの周辺光量の低下分を補正する基準
    補正量に対し、写真フイルムを凹面に湾曲させたことに
    伴う周辺光量の増加分を加味して光量補正データを得、
    この光量補正データを用いて対応する補正画像データを
    作成することを特徴とする撮影画像の補正装置。
  4. 【請求項4】 前記凹面を一方向にのみ湾曲させて撮影
    した撮影画像に対しては、撮影レンズの光軸が写真フイ
    ルムと交わる位置を原点とし、前記湾曲させた方向をX
    軸方向、X軸方向と直交する方向をY軸方向とした平面
    座標を用いて、平面とした写真フイルム上の任意の位置
    の座標を表し、写真フイルム上の任意の位置のX座標を
    x,このY座標をy,補正係数をk1 〜k4 としたとき
    に、 A=(k1 ・r2 +k2 ・r4 )+(k3 ・x2 +k4
    ・x4 ) 但し、r=√(x2 +y2 ) の式により求めた値Aに基づいて、各座標位置ごとの光
    量補正データを得ることを特徴とする請求項3記載の撮
    影画像の補正装置。
  5. 【請求項5】 予め用意された前記各補正係数を記憶し
    た記憶手段と、この記憶手段から読み出した各補正係数
    を用いて、前記値Aを算出する算出手段とを備え、周辺
    光量の低下を補正する際に前記算出手段によって前記値
    Aを求めることを特徴とする請求項4記載の撮影画像の
    補正装置。
  6. 【請求項6】 撮影に用いられた撮影装置の種類が入力
    される入力手段を備え、前記記憶手段には、撮影装置の
    種類毎に前記各補正係数が記憶され、前記算出手段は、
    前記入力手段に入力された撮影装置の種類に応じた前記
    各補正係数を前記記憶手段から読み出して前記値Aを求
    めることを特徴とする請求項5記載の撮影画像の補正装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115616700A (zh) * 2022-12-09 2023-01-17 北京灵犀微光科技有限公司 辅助显示结构及光学装置

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