JP2000346968A - 加速電源装置 - Google Patents

加速電源装置

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JP2000346968A
JP2000346968A JP11159295A JP15929599A JP2000346968A JP 2000346968 A JP2000346968 A JP 2000346968A JP 11159295 A JP11159295 A JP 11159295A JP 15929599 A JP15929599 A JP 15929599A JP 2000346968 A JP2000346968 A JP 2000346968A
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勝富 薄井
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憲一郎 大森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷電圧の落込みおよびオーバーシュートを著
しく改善することができる加速電源装置を得る。 【解決手段】サイリスタ整流器11、直流フィルタ1
2,13、インバータ31、変圧器32と、ダイオード
整流器33とから構成された加速電源装置において、負
荷が正常状態であってイオン源6への電力供給が停止さ
れ、かつ再び該負荷への電力供給が開始されるまでの期
間、前記サイリスタ整流器11に与える位相制御信号は
該イオン源6への電力供給が停止される直前の値に保持
し、かつ該位相制御信号の値を前記イオン源6への電力
供給が再開始される時の初期値とする、操作回路7、電
圧設定器81、分圧器2、加算器82、アナログスイッ
チ91、電圧制御調整器83、位相制御回路84からな
る位相制御信号調整手段を備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核融合装置の中性
粒子入射装置などに用いられる加速電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中性粒子入射装置用加速電源装置は、プ
ラズマ化された気体中のイオン、例えば水素イオンを加
速し、これを途中で中性化した粒子を他のプラズマ等に
入射するためのイオン加速用の高電圧直流電源装置であ
る。負荷であるイオン源はしばしば短絡状態となること
があり、加速電源装置は、短絡を検出して高速にしゃ断
する機能を有することが必要となる。
【0003】従来のこの種の加速電源装置の一例として
は図8に示すように構成されたものがある。サイリスタ
整流器11は図示しない交流電源に変圧器を介して接続
され、交流を直流に変換する複数のサイリスタがブリッ
ジ接続されている。自励式インバータ31は、GTOあ
るいはIGBTなどの自励式半導体素子が複数個ブリッ
ジ接続され、サイリスタ整流器11により整流された直
流を交流に変換するものである。直流リアクトル12と
平滑コンデンサ13は、サイリスタ整流器11とインバ
ータ31の間に、それぞれ直列と、並列に接続され、直
流フィルタを構成している。
【0004】変圧器32は、インバータ31の出力であ
る交流電圧を昇圧するものであり、ダイオード整流器3
3は昇圧変圧器32の二次側に接続され、変圧器32に
より昇圧された交流電圧を整流し、この直流電圧をダイ
オード整流器33に並列に接続された平滑コンデンサ3
4を介して負荷であるイオン源6に印加するものであ
る。
【0005】以上述べた構成は、主回路であるが、次に
制御装置の構成について説明する。分圧器2は、抵抗器
21,22からなり、平滑用コンデンサ13の両端電圧
即ち、インバータ31の入力電圧を検出するものであ
る。分圧器4は、抵抗器41,42からなり、平滑コン
デンサ34の両端電圧即ち、イオン源6の入力電圧を検
出するものである。
【0006】過電流検出回路51は、イオン源6と抵抗
器42の間に挿入され、イオン源6に流れる直流電流を
検出する直流電流変流器5により検出された直流電流を
入力し、この入力直流電流が過電流状態すなわちイオン
源6が短絡状態となったとき、過電流検出信号51sを
出力する。ワンショット回路52は、該過電流検出信号
51sを入力し、この入力が任意の期間延長したとき出
力信号52sを発生する。
【0007】操作回路7は、装置全体の運転信号7sを
発生する。
【0008】運転信号7sが“0”の場合はサイリスタ
整流器11用の電圧制御調整器83中の比例ゲイン83
1および積分ゲイン832は“0”にセットされ、また
位相制御回路84からのサイリスタ整流器11へのゲー
ト信号はブロックされる。
【0009】AND回路71は、ワンショット回路の出
力信号52sと運転信号7sが共に存在したとき、出力
信号71sを出力する。
【0010】インバータ31の電圧制御調整器86への
リセットのため、およびパルス変調回路87へのゲート
ブロックのため、AND回路71の出力信号71sを発
生する。即ちAND回路出力信号71sが“0”の場合
は電圧制御調整器86中の比例ゲイン861および積分
ゲイン862は“0”にセットされ、またパルス変調回
路87からのインバータ31へのゲート信号はブロック
される。
【0011】AND回路出力信号71sは運転信号7s
が“1”の場合ワンショット回路出力信号52sに等し
い。
【0012】電圧設定器81はサイリスタ整流器11お
よびインバータ31の出力電圧を設定するものであり、
その電圧設定値81sは図示の極性で加算器82の一方
の入力端子へ入力される。加算器82の他方の入力端子
には分圧器2により検出されたインバータ入力電圧2s
が図示の極性で入力される。
【0013】電圧制御調整器83は、比例ゲイン831
と積分ゲイン832が並列に接続され、この出力側に加
算器833が接続され、電圧設定値81sとインバータ
入力電圧2sの偏差を増幅し位相制御信号83sを発生
する。位相制御回路84は、位相制御信号83sと運転
信号7sを入力し、サイリスタ整流器11の出力電圧を
制御するための位相制御信号を出力する。
【0014】加算器85の一方の入力端子には、分圧器
8で分圧された負荷電圧4sが図示の極性で入力され、
加算器85の他方の入力端子には、電圧設定器81の電
圧設定値81sが図示の極性で入力され、電圧設定値8
1sと負荷電圧4sの偏差が出力される。
【0015】電圧制御調整器86は、比例ゲイン861
と積分ゲイン862が並列に接続され、この出力側に加
算器863が接続され、加算器85からの出力である電
圧設定値81sと負荷電圧4sの偏差が増幅され、かつ
位相制御信号83sを発生する。
【0016】パルス変調回路87は、AND回路71の
出力信号71sと電圧制御調整器86からの変調信号8
6sを入力し、インバータ31の出力電圧を制御するパ
ルス変調信号87sを出力する。
【0017】ここで、電圧制御系がサイリスタ整流器1
1およびインバータ31の2種類があるのは以下の理由
による。加速電源装置の定格は具体的には電圧が100
kV〜500kVで電流が100A程度であり電圧リプ
ルが2%以下を要求される。負荷であるイオン源6はし
ばしば短絡を発生するが、イオン源6の電極確保のた
め、イオン源6へ流入するエネルギーを50ジュール以
下にする必要がある。
【0018】図8に示す方式は上記を実現する方式の一
つであり、サイリスタ整流器11で交流より交換された
直流電力を直流リアクトル12、平滑用コンデンサ13
とで平滑化された直流電圧(具体例としては3kV)を
インバータ31により交流電圧に変換し、変圧器32に
より100kV〜500kVに昇圧し、ダイオード整流
器33により再び直流に変換、平滑コンデンサ34によ
りリプルを低減している。インバータ31の周波数が比
較的高いので、直流リアクトルは省略している。直流電
流変流器5、過電流検出回路51によりイオン源6の短
絡を検出しインバータ31を高速にゲートブロックし、
イオン源6への流入エネルギーを低減している。
【0019】この「電圧リプルが2%以下」と「流入エ
ネルギーを50ジュール以下」の仕様は相反する要求で
あり、これを実現するためインバータ31の周波数は可
能な限り上げる(具体例としては1kHz)と共に、コ
ンデンサ34の静電容量は可能な限り小さくしている。
【0020】また、負荷給電時の電圧落込みを5%以下
にすることが望まれるので、比較的大容量の平滑コンデ
ンサ13を設けると共に、リプル低減のため直流リアク
トル12を設け平滑コンデンサ13の両端電圧が一定と
なるように、サイリスタ整流器11を定電圧制御してい
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の加速電源装置においては、次のような問題点が存
在する。この問題点について図8と、従来の実施形態の
動作説明図である図9を用いて説明する。
【0022】図9に示す時刻t1 までは定常状態にあ
り、インバータ入力電圧2sはVd1、負荷電圧4sは
Vo1 であり、電圧設定値81sに等しい値となってい
る。時刻t1 になりイオン源6に短絡が発生すると、パ
ルス幅T1 の過電流検出信号51sが得られ、インバー
タ31をゲートブロックすることにより過電流状態はす
ぐに復帰するので、このパルス幅T1 の過電流検出信号
51sをワンショット回路52により、負荷であるイオ
ン源6の絶縁が回復する時間まで期間をT2 (具体例と
しては10ms以上)まで延長し、このT2 の期間、A
ND回路出力信号71sの信号“0”によりインバータ
用の電圧制御調整器86中の比例ゲイン861および積
分ゲイン862は“0”にセットされ、またパルス変調
回路87からのインバータ31へのゲート信号はブロッ
クされる。
【0023】一方、サイリスタ整流器11の電圧制御調
整器83に対しては比例ゲイン831および積分ゲイン
832を“0”にセットする作業は行わない。何故なら
直流リアクトル12、平滑コンデンサ13の時定数が大
きく再立ち上げまでの時間が大きいからである(具体例
として200ms以上)。
【0024】インバータ31へのゲート信号をブロック
することにより、直流リアクトル12に蓄えられたエネ
ルギーにより、図9に示すとおりインバータ入力電圧2
sはVd1 よりVd2 へ上昇する。
【0025】それに伴い位相制御信号83sは、定常状
態レベルEc1 より低下したレベルEc2 となり、時刻
2 に至るとついには電圧を最小限に制御すべく飽和値
“0”までに達し、T2 の期間継続する。時刻t3 の時
点になりワンショット回路出力信号52sが“1”にな
ると再びインバータ31は運転状態となり、イオン源6
へ給電するため時刻t4 になると、図示するようにイン
バータ入力電圧2sはVd3 へ低下する。
【0026】それと同時に電圧制御調整器83はインバ
ータ入力電圧2sが電圧設定値81sより低いと判断
し、位相制御信号83sはEC3 まで上昇する。それに
伴い時刻t5 に至りインバータ入力電圧2sはVd4
上昇し、位相制御信号83sはEC4 へ低下し以後時刻
6 になり再び定常状態のEC1 の値となる。
【0027】一方、パルス変調信号86sは時刻t3
なるとAND回路出力信号71sが“1”となり、イン
バータ31のゲートブロックも解除される(ゲートデブ
ロックと言う)ため、負荷電圧4sが電圧設定値81s
になるべく急速に立ち上がり飽和のレベルのEi3 まで
立ち上がりその後時刻t5 に至りインバータ入力電圧2
sはVd4 へ上昇するので、Ei4 へ低下し時刻t6
降定常状態のEi4 へ復帰する。
【0028】負荷電圧4sの挙動は次のようになる。時
刻t1 になりイオン源6に短絡が発生すると、コンデン
サ34の静電容量は前述したように可能な限り小さく選
定されるのでその電荷は急速に放電し、またインバータ
31も瞬時にゲートブロックされるので、図示するよう
に時刻t1 からt3 までの電圧Vo2 は殆ど“0”とな
る。
【0029】時刻t3 になりAND回路出力信号71s
が“1”になると、電圧制御の閉ループが構成され、前
述したようにパルス変調信号86sは負荷電圧4sが電
圧設定値81sになるべく急速に立ち上がり飽和レベル
のEi3 まで立ち上がるので(具体例として積分ゲイン
2 相当であり数10ms)、図示するようにほぼイン
バータ入力電圧2sと同様の波形となり、時刻t4 でV
3 のように落込み時刻t5 でVo4 のようにオーバー
シュートし、その後時刻t6 以降定常値のVo 1 に落着
く。
【0030】以上は便宜上イオン源6に短絡が発生した
場合について説明したが、他の原因に起因する緊急停止
・再運転の場合も同様のことが言える。
【0031】以上、説明したように、従来の加速電源装
置では、イオン源6に短絡が発生後、インバータ31を
ゲートブロックすると、イオン源6の絶縁が回復後再運
転したときの電圧落込みおよび電圧オーバーシュートが
10%以上ある。
【0032】このようなことから、従来イオン加速の安
定な運転のため、この負荷電圧の落込みおよびオーバー
シュートを極力少なくすることが要望されていた。
【0033】本発明の目的は、前述の欠点を解決するた
めになされたもので、負荷電圧の落込みおよびオーバー
シュートを著しく改善することができる加速電源装置の
制御方法を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、交流電源の交流を直流
に変換するサイリスタ整流器と、前記サイリスタ整流器
により得られる直流を直流フィルタを介して入力し、該
直流を交流に変換するインバータと、前記インバータに
より得られる交流を変圧する変圧器と、前記変圧器で変
圧された交流を整流し、この直流出力を負荷に供給する
ダイオード整流器とから構成された加速電源装置におい
て、前記負荷が正常状態であって該負荷への電力供給が
停止され、かつ再び該負荷への電力供給が開始されるま
での期間、前記サイリスタ整流器に与える位相制御信号
は該負荷への電力供給が停止される直前の値に保持し、
かつ該位相制御信号の値を前記負荷への電力供給が再開
始される時の初期値とする位相制御信号調整手段を備え
たことを特徴とする加速電源装置である。
【0035】請求項1に対応する発明によれば、負荷が
正常状態であって該負荷への電力供給が停止後再運転す
るまでの期間、サイリスタ整流器の位相制御信号を保持
し再運転時の位相制御信号の初期値として電力供給停止
直前の値を用いることにより、再運転時の負荷電圧の落
込みおよびオーバシュートを防止することができる。前
記目的を達成するために、請求項2に対応する発明は、
交流電源の交流を直流に変換するサイリスタ整流器と、
前記サイリスタ整流器により得られる直流を直流フィル
タを介して入力し、該直流を交流に変換するインバータ
と、前記インバータにより得られる交流を変圧する変圧
器と、前記変圧器で変圧された交流を整流し、この直流
出力を負荷に供給するダイオード整流器とから構成され
た加速電源装置において、前記負荷が短絡等の事故に伴
い該負荷への電力供給を停止させ、その後前記負荷への
電力供給を行って再運転するまでの期間、前記サイリス
タ整流器に与える位相制御信号は該負荷が短絡される直
前の値に保持し、かつ該位相制御信号の値を前記負荷の
再運転時の初期値とする位相制御信号調整手段を備えた
ことを特徴とする加速電源装置である。
【0036】請求項2に対応する発明によれば、負荷が
短絡等の事故に伴い該負荷への電力供給を停止させ、そ
の後前記負荷への電力供給を行って再運転するまでの期
間、サイリスタ整流器の位相制御信号を保持し再運転時
の位相制御信号の初期値として短絡直前の値を用いるこ
とにより、再運転時の負荷電圧の落込みおよびオーバー
シュートを防止することができる。
【0037】前記目的を達成するために、請求項3に対
応する発明は、交流電源の交流を直流に変換するサイリ
スタ整流器と、前記サイリスタ整流器により得られる直
流を直流フィルタを介して入力し、該直流を交流に変換
するインバータと、前記インバータにより得られる交流
を変圧する変圧器と、前記変圧器で変圧された交流を整
流し、この直流出力を負荷に供給するダイオード整流器
とから構成された加速電源装置において、前記負荷が正
常状態であって該負荷への電力供給が停止され、かつ再
び該負荷への電力供給が開始されるまでの期間、前記サ
イリスタ整流器に与える位相制御信号は該負荷への電力
供給が停止される直前の値に保持し、かつ該位相制御信
号の値を前記負荷への電力供給が再開始される時の初期
値とする位相制御信号調整手段と、前記負荷への電力供
給が停止され、かつ再び該負荷への電力供給が開始され
るまでの期間、前記インバータに与えるパルス変調信号
は該負荷への電力供給が停止される直前の値に保持し、
かつ該パルス変調信号の値を前記負荷への電力供給が再
開始される時の初期値とするパルス変調信号調整手段と
を備えたことを特徴とする加速電源装置である。
【0038】請求項3に対応する発明によれば、負荷が
正常状態であって該負荷への電力供給が停止され、かつ
再び該負荷への電力供給が開始されるまでの期間、サイ
リスタ変換器の位相制御信号、及びインバータのパルス
変調信号それぞれの値を保持し再運転時の位相制御信号
およびパルス変調信号それぞれの初期値として負荷の停
止直前の値を用いるとにより、再運転時の負荷電圧の落
込みおよびオーバーシュートを防止することができる。
【0039】前記目的を達成するために、請求項4に対
応する発明は、交流電源の交流を直流に変換するサイリ
スタ整流器と、前記サイリスタ整流器により得られる直
流を直流フィルタを介して入力し、該直流を交流に変換
するインバータと、前記インバータにより得られる交流
を変圧する変圧器と、前記変圧器で変圧された交流を整
流し、この直流出力を負荷に供給するダイオード整流器
とから構成された加速電源装置において、前記負荷が短
絡されたとき、該負荷への電力供給を停止させ、その後
前記負荷への電力供給を行って再運転するまでの期間、
前記サイリスタ整流器に与える位相制御信号は該負荷が
短絡される直前の値に保持し、かつ該位相制御信号の値
を前記負荷の再運転時の初期値とする位相制御信号調整
手段と、前記負荷が短絡等の事故に伴い該負荷への電力
供給を停止させ、その後前記負荷への電力供給を行って
再運転するまでの期間、前記インバータに与えるパルス
変調信号は該負荷が短絡される直前の値に保持し、かつ
該パルス変調信号の値を前記負荷の再運転時の初期値と
するパルス変調信号調整手段とを備えたことを特徴とす
る加速電源装置である。
【0040】請求項4に対応する発明によれば、負荷短
絡を検出後再運転するまでの任意の期間サイリスタ変換
器の位相制御信号、及びインバータの電圧制御調整器の
値即ちパルス変調信号それぞれの値を保持し再運転時の
位相制御信号およびパルス変調信号それぞれの初期値と
して短絡直前の値を用いることにより、再運転時の負荷
電圧の落込みおよびオーバーシュートを防止することが
できる。
【0041】前記目的を達成するために、請求項5に対
応する発明は、前記直流フィルタとしてコンデンサが含
まれ、かつ前記交流電源と前記サイリスタ整流器の間が
電気的に接続される配線回路のインピーダンスの大きさ
によって、該コンデンサが過充電される場合には、前記
位相制御信号調整手段に前記サイリスタ整流器をゲート
ブロックする機能手段を付加したことを特徴とする請求
項1〜4のいずれか一つに記載の加速電源装置である。
【0042】請求項5に対応する発明によれば、請求項
1〜4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、直流フ
ィルタを構成するコンデンサが過充電されるのを防ぐこ
とができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0044】<第1の実施形態:請求項1に対応> (構成)図1は本発明の第1の実施形態を説明するため
の概略構成図であり、図8の加算器82と電圧制御調整
器83の間に、アナログスイッチ91を接続し、AND
回路71の出力信号71sが“1”のとき閉路し、また
出力信号71sが“0”のとき開路するように構成され
ている。この点以外は、図8と同一構成であるので、同
一部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0045】図1の実施形態において、位相制御信号調
整手段は、操作回路7、電圧設定器81、加算器82、
電圧制御調整器83、位相制御回路84からなり、これ
により、負荷であるイオン源6が正常状態であって該負
荷6への電力供給が停止後再運転するまでの期間、サイ
リスタ整流器11の位相制御信号を保持し再運転時の位
相制御信号の初期値として電力供給停止直前の値を用い
ることにより、再運転時の負荷電圧の落込みおよびオー
バシュートを防止することができる。
【0046】(作用)このように構成された第1の実施
形態の動作について図2を参照して説明する。
【0047】時刻t1 で操作回路7から停止信号7sが
出力され、この停止信号7sが時刻t3 となるまでの期
間T3 出力され、時刻t3 で運転再開信号が出力される
場合は、次のような動作となる。停止信号7sが出力さ
れると、AND回路出力信号71sが“0”となり、ア
ナログスイッチ91は開となるので、電圧制御調整器8
3の入力は“0”となり、積分ゲイン832はその値を
保持する。
【0048】即ち、期間T3 の位相制御信号83sはE
2 でEc1 に全く等しい。
【0049】時刻t3 になりAND回路出力信号71s
が“1”となるので、インバータ31がゲートデブロッ
クされイオン源6へ給電されるため、インバータ入力電
圧2sはVd2 より徐々に低下し、時刻t4 になるとV
3 へ低下するが、その低下の度合は図9に比べはるか
に少ない。
【0050】なぜならば、位相制御信号83sの時刻t
3 における初期値がEc1 (=Ec 2 )になっているか
らである。従って、図示するようにその後の位相制御信
号(83s)の変動も少ない。また、インバータ入力電
圧2sの変動も少なくなる。
【0051】パルス変調信号86sの挙動は、時刻t3
インバータ入力電圧2sの落込みVd3 の度合が極めて
小なので、図9に示すようなオーバーシュート、アンダ
ーシュートはない。
【0052】従って、負荷電圧4sも図示するように落
込み、オーバーシュートは発生しない。
【0053】<第2の実施形態:請求項2に対応> (構成)本発明の第2の実施形態の概略構成図は図1と
同じであり、異なる点は前述の位相制御信号調整手段が
イオン源9が短絡に伴い該イオン源9への電力供給を停
止させ、その後イオン源9への電力供給を行って再運転
するまでの期間T2 、サイリスタ整流器11に与える位
相制御信号は該イオン源9が短絡される直前の値に保持
し、かつ該位相制御信号の値をイオン源9の再運転時の
初期値とするようになっている点である。
【0054】(作用)このように構成された第2の実施
形態の動作について図3を参照して説明する。
【0055】時刻t1 でイオン源6に短絡が発生する
と、AND回路出力信号71sが“0”となり、アナロ
グスイッチ91は開となるので、電圧制御調整器83の
入力は“0”となり、積分ゲイン832はその値を保持
する。
【0056】即ち、期間T2 の位相制御信号83sはE
2 でEc1 に全く等しい。時刻t 3 になりAND回路
出力信号71sが“1”となると、インバータ31がゲ
ートデブロックされイオン源6へ給電されるため、イン
バータ入力電圧2sはVd2より徐々に低下し、時刻t
4 になるとVd3 へ低下するが、その低下の度合は図7
に比べはるかに少ない。
【0057】なぜならば、位相制御信号83sの時刻t
3 における初期値がEc1 (=Ec 2 )になっているか
らである。従って、図示するようにその後の位相制御信
号83sの変動も少ない。また、インバータ入力電圧2
sの変動も少なくなる。
【0058】パルス変調信号86sの挙動は、時刻t3
インバータ入力電圧2sの落込みVd3 の度合が極めて
小なので、図9に示すようなオーバーシュート、アンダ
ーシュートはない。
【0059】従って、負荷電圧4sも図示するように落
込み、オーバーシュートは発生しない。
【0060】<第3の実施形態:請求項3に対応> (構成)図4は第3の実施形態の概略構成を示す図であ
り、図1の実施形態において、加算器85と電圧制御器
86の間に、アナログスイッチ92をさらに設け、アナ
ログスイッチ92は91と同様AND回路71の出力信
号71sが“1”の時閉で、“0”の時開となるように
なっている。この点以外の構成は、図1と同一であり、
同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0061】図4の実施形態において、位相制御信号調
整手段は、操作回路7、電圧設定器81、加算器82、
電圧制御調整器83、位相制御回路84、アナログスイ
ッチ91からなっている。また、図4の実施形態におい
て、パルス変調信号調整手段は、直流電流変流器5、過
電流検出回路51、ワンショット回路52、操作回路
7、AND回路71、電圧設定器81、加算器85、電
圧制御調整器86、パルス変調回路87、アナログスイ
ッチ92からなっていてる。
【0062】第3の実施形態は、位相制御信号調整手段
及びパルス変調信号調整手段を備えているので、負荷が
正常状態であって該負荷への電力供給が停止され、かつ
再び該負荷への電力供給が開始されるまでの期間、サイ
リスタ変換器の位相制御信号、及びインバータのパルス
変調信号それぞれの値を保持し再運転時の位相制御信号
およびパルス変調信号それぞれの初期値として負荷の停
止直前の値を用いるとにより、再運転時の負荷電圧の落
込みおよびオーバーシュートを防止することができる。
【0063】(作用)このように構成された第3の実施
形態の動作について、図4の概略構成図と図5のタイム
チャートを参照して説明する。時刻t1 で操作回路7か
ら停止信号7sが出力され、この停止信号7sが時刻t
3 となるまでの期間T3 出力され、時刻t3 で運転再開
信号が出力される場合は、次のような動作となる。停止
信号7sが出力されると、AND回路出力信号71sが
“0”となり、アナログスイッチ91は開となるので、
電圧制御調整器83の入力は“0”となり、積分ゲイン
832はその値を保持する。
【0064】即ち、期間T3 のパルス変調信号86sの
レベルEi2 はEi1 に全く等しい。時刻t3 になりA
ND回路出力信号71sが“1”となるとインバータ3
1がゲートデブロックされ、イオン源6へ給電されるが
パルス変調信号86sとして時刻t1 直前の値Ei1
用いるので、図1の実施形態の効果に加え、図2に示す
負荷電圧より高速(具体例では10ms以下)の立上が
りが得られる。
【0065】<第4の実施形態:請求項4に対応> (構成)第4の実施形態の概略構成は図4と同じであ
り、異なる点は、負荷が短絡されたとき、該負荷への電
力供給を停止させ、その後前記負荷への電力供給を行っ
て再運転するまでの期間、サイリスタ整流器に与える位
相制御信号は該負荷が短絡される直前の値に保持し、か
つ該位相制御信号の値を前記負荷の再運転時の初期値と
し、また負荷が短絡等に伴い該負荷への電力供給を停止
させ、その後前記負荷への電力供給を行って再運転する
までの期間、前記インバータに与えるパルス変調信号は
該負荷が短絡される直前の値に保持し、かつ該パルス変
調信号の値を前記負荷の再運転時の初期値とするように
構成されている点である。この点以外の構成は、図1と
同一であり、同一部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0066】(作用)このように構成された第4の実施
形態の動作について図6を参照して説明する。時刻t1
でイオン源6に短絡が発生すると、AND回路出力信号
71sが“0”となりアナログスイッチ91は開となる
ので、電圧制御調整器86の入力は“0”となり、積分
ゲイン862はその値を保持する。即ち、期間T2 のパ
ルス変調信号86sのレベルEi2 はEi1 に全く等し
い。時刻t3 になりAND回路出力信号71sが“1”
となるとインバータ31がゲートデブロックされ、イオ
ン源6へ給電されるがパルス変調信号86sとして時刻
1 直前の値Ei1 を用いるので、図1の実施形態の効
果に加え、図3に示す負荷電圧より高速(具体例では1
0ms以下)の立上がりが得られる。
【0067】<第5の実施形態:請求項5に対応>以上
述べた第5の実施形態は、サイリスタ整流器11用の図
示しない変圧器(サイリスタ整流器11とこれに接続さ
れる図示しない交流電源の間に接続される変圧器)のイ
ンピーダンスが比較的小さい場合、即ち全負荷時のサイ
リスタ整流器11のそれぞれの必要な制御遅れ角に差が
無い場合の、例えば図6のT2 の期間サイリスタ整流器
11のゲートブロックが不要の場合についてである。
【0068】ところが、サイリスタ整流器11用の図示
しない変圧器のインピーダンスが比較的大きい場合は必
要な全負荷時の制御遅れ角が無負荷時のそれそれよりも
小となり、時刻t1 以降コンデンサ13が過充電される
ので、T2 の期間サイリスタ整流器11をゲートブロッ
クした方が良く、この場合の構成を図7の概略構成図に
示している。即ち、図4において、位相制御回路84の
入力信号の一つとして操作回路7の出力信号7sが入力
されているのを止め、この代わりとしてAND回路71
の出力信号71sが入力されるようにしたものである。
【0069】図7にT2 の期間サイリスタ整流器11を
ゲートブロックする本発明の第5の実施形態を示す。図
4と異なる点は位相制御回路84の一方の入力信号とし
て操作回路7の出力信号7sではなくAND回路71の
出力信号71sが入力されている点にある。
【0070】図7の構成は、図1の実施形態にも適用し
ても、第5の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、以下のよう
な作用効果が得られる加速電源装置を提供することがで
きる。
【0072】請求項1に対応する発明によれば、負荷が
正常状態であって該負荷への電力供給が停止後再運転す
るまでの期間、サイリスタ整流器の位相制御信号を保持
し再運転時の位相制御信号の初期値として電力供給停止
直前の値を用いることにより、再運転時の負荷電圧の落
込みおよびオーバシュートを防止することができる。
【0073】請求項2に対応する発明によれば、負荷が
短絡等の事故に伴い該負荷への電力供給を停止させ、そ
の後前記負荷への電力供給を行って再運転するまでの期
間、サイリスタ整流器の位相制御信号を保持し再運転時
の位相制御信号の初期値として短絡直前の値を用いるこ
とにより、再運転時の負荷電圧の落込みおよびオーバー
シュートを防止することができる。
【0074】請求項3に対応する発明によれば、負荷が
正常状態であって該負荷への電力供給が停止され、かつ
再び該負荷への電力供給が開始されるまでの期間、サイ
リスタ変換器の位相制御信号、及びインバータのパルス
変調信号それぞれの値を保持し再運転時の位相制御信号
およびパルス変調信号それぞれの初期値として負荷の停
止直前の値を用いるとにより、再運転時の負荷電圧の落
込みおよびオーバーシュートを防止することができる。
【0075】請求項4に対応する発明によれば、負荷短
絡を検出後再運転するまでの任意の期間サイリスタ変換
器の位相制御信号、及びインバータの電圧制御調整器の
値即ちパルス変調信号それぞれの値を保持し再運転時の
位相制御信号およびパルス変調信号それぞれの初期値と
して短絡直前の値を用いることにより、再運転時の負荷
電圧の落込みおよびオーバーシュートを防止することが
できる。
【0076】請求項5に対応する発明によれば、請求項
1〜4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、直流フ
ィルタを構成するコンデンサが過充電されるのを防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加速電源装置の第1の実施形態を説明
するための概略構成図。
【図2】第1の実施形態の動作を説明するための図。
【図3】第2の実施形態の動作を説明するための図。
【図4】本発明の加速電源装置の第3の実施形態を説明
するための概略構成図。
【図5】第3の実施形態の動作を説明するための図。
【図6】第4の実施形態の動作を説明するための図。
【図7】本発明の加速電源装置の第5の実施形態を説明
するための概略構成図。
【図8】従来の加速電源装置の一例を示す概略構成図。
【図9】図8の動作を説明するための図。
【符号の説明】 2…分圧器 4…分圧器 5…直流電流変流器 6…負荷例えばイオン源 7…操作回路 8…分圧器 11…サイリスタ整流器 12…直流リアクトル 13…平滑コンデンサ 31…自励式インバータ 32…昇圧変圧器 33…ダイオード整流器 34…平滑コンデンサ 51…過電流検出回路 52…ワンショット回路 71…AND回路 81…電圧設定器 82…加算器 83…電圧制御調整器 84…位相制御回路 85…加算器 86…電圧制御調整器 87…パルス変調回路 91…アナログスイッチ 92…アナログスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 憲一郎 茨城県那珂郡東海村白方字白根2番地の4 日本原子力研究所東海研究所内 (72)発明者 比嘉 修 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源の交流を直流に変換するサイリ
    スタ整流器と、前記サイリスタ整流器により得られる直
    流を直流フィルタを介して入力し、該直流を交流に変換
    するインバータと、前記インバータにより得られる交流
    を変圧する変圧器と、前記変圧器で変圧された交流を整
    流し、この直流出力を負荷に供給するダイオード整流器
    とから構成された加速電源装置において、 前記負荷が正常状態であって該負荷への電力供給が停止
    され、かつ再び該負荷への電力供給が開始されるまでの
    期間、前記サイリスタ整流器に与える位相制御信号は該
    負荷への電力供給が停止される直前の値に保持し、かつ
    該位相制御信号の値を前記負荷への電力供給が再開始さ
    れる時の初期値とする位相制御信号調整手段を備えたこ
    とを特徴とする加速電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源の交流を直流に変換するサイリ
    スタ整流器と、前記サイリスタ整流器により得られる直
    流を直流フィルタを介して入力し、該直流を交流に変換
    するインバータと、前記インバータにより得られる交流
    を変圧する変圧器と、前記変圧器で変圧された交流を整
    流し、この直流出力を負荷に供給するダイオード整流器
    とから構成された加速電源装置において、 前記負荷が短絡等の事故に伴い該負荷への電力供給を停
    止させ、その後前記負荷への電力供給を行って再運転す
    るまでの期間、前記サイリスタ整流器に与える位相制御
    信号は該負荷が短絡される直前の値に保持し、かつ該位
    相制御信号の値を前記負荷の再運転時の初期値とする位
    相制御信号調整手段を備えたことを特徴とする加速電源
    装置。
  3. 【請求項3】 交流電源の交流を直流に変換するサイリ
    スタ整流器と、前記サイリスタ整流器により得られる直
    流を直流フィルタを介して入力し、該直流を交流に変換
    するインバータと、前記インバータにより得られる交流
    を変圧する変圧器と、前記変圧器で変圧された交流を整
    流し、この直流出力を負荷に供給するダイオード整流器
    とから構成された加速電源装置において、 前記負荷が正常状態であって該負荷への電力供給が停止
    され、かつ再び該負荷への電力供給が開始されるまでの
    期間、前記サイリスタ整流器に与える位相制御信号は該
    負荷への電力供給が停止される直前の値に保持し、かつ
    該位相制御信号の値を前記負荷への電力供給が再開始さ
    れる時の初期値とする位相制御信号調整手段と、 前記負荷への電力供給が停止され、かつ再び該負荷への
    電力供給が開始されるまでの期間、前記インバータに与
    えるパルス変調信号は該負荷への電力供給が停止される
    直前の値に保持し、かつ該パルス変調信号の値を前記負
    荷への電力供給が再開始される時の初期値とするパルス
    変調信号調整手段と、 を備えたことを特徴とする加速電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源の交流を直流に変換するサイリ
    スタ整流器と、前記サイリスタ整流器により得られる直
    流を直流フィルタを介して入力し、該直流を交流に変換
    するインバータと、前記インバータにより得られる交流
    を変圧する変圧器と、前記変圧器で変圧された交流を整
    流し、この直流出力を負荷に供給するダイオード整流器
    とから構成された加速電源装置において、 前記負荷が短絡されたとき、該負荷への電力供給を停止
    させ、その後前記負荷への電力供給を行って再運転する
    までの期間、前記サイリスタ整流器に与える位相制御信
    号は該負荷が短絡される直前の値に保持し、かつ該位相
    制御信号の値を前記負荷の再運転時の初期値とする位相
    制御信号調整手段と、 前記負荷が短絡等の事故に伴い該負荷への電力供給を停
    止させ、その後前記負荷への電力供給を行って再運転す
    るまでの期間、前記インバータに与えるパルス変調信号
    は該負荷が短絡される直前の値に保持し、かつ該パルス
    変調信号の値を前記負荷の再運転時の初期値とするパル
    ス変調信号調整手段とを備えたことを特徴とする加速電
    源装置。
  5. 【請求項5】 前記直流フィルタとしてコンデンサが含
    まれ、かつ前記交流電源と前記サイリスタ整流器の間が
    電気的に接続される配線回路のインピーダンスの大きさ
    によって、該コンデンサが過充電される場合には、前記
    位相制御信号調整手段に前記サイリスタ整流器をゲート
    ブロックする機能手段を付加したことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一つに記載の加速電源装置。
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