JP2000345509A - 転圧車両における路面用散水タンクの構造 - Google Patents
転圧車両における路面用散水タンクの構造Info
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Abstract
維持できるとともに、転圧車両の生産効率を向上させ得
る、転圧車両における路面用散水タンクの構造を提供す
る。 【解決手段】作業走行中に路面に向けて散水を行う転圧
車両に付設される路面用散水タンクの構造において、路
面用散水タンク(右タンク21,左タンク22,中央タ
ンク23)を、車体1に対して分離可能となるように車
体1と別体的に形成する構造とした。また、路面用散水
タンクを複数に分割する構成とした。さらに、前記路面
用散水タンクを、車体1に形成した開口部を介して車体
1の内部に挿脱可能に構成した。また、その挿脱方向と
直交する方向に関しては車体1の内壁部により位置決め
し、挿脱方向に関しては前記開口部における位置決め手
段により位置決めして、車体に固定する構造とした。
Description
転圧車両における路面用散水タンクの構造に関するもの
である。
転圧車両として、自走式のタイヤローラがある。このタ
イヤローラは、車体の下部前後にそれぞれ複数本のタイ
ヤを装着し、低速度で前後進を繰り返すことにより路面
の締固めを行うものである。通常、タイヤローラには、
タイヤ散水に供される散水装置と路面散水に供される散
水装置が各々取り付けられている。前者は、タイヤ表面
へのアスファルト合材等の付着防止を目的とし、タイヤ
用散水ノズルからタイヤの表面に向けて水を霧状に噴射
するものであり、後者は、路面の含水比の調整を目的と
し、路面用散水ノズルから路面に向けて水を散布する。
後者の場合、その路面用散水ノズルは大きなスリット状
の噴射孔を有しており、大量の水が路面に散水される。
(以降、路面用散水タンクという)の従来構造を示す。
路面用散水タンク82は車体81の内部を区画すること
により形成されるものであり、通常、タイヤローラは車
体中央にエンジンやラジエータ等を、また後輪駆動方式
の場合にはその後方部にパワートレーンを搭載するた
め、路面用散水タンク82はこれらと干渉しない場所に
形成されることとなり、本図に示すように車体81の左
右部及び底部に形成されている。図7はこの路面用散水
タンク82の断面構造を示す。なお、符号83は、前記
した路面用散水ノズルを示し、ホース(図示せず)を介
して路面用散水タンク82と連通しており、ポンプ(図
示せず)を作動させることで、水を路面用散水ノズル8
3から散水する。
従来の路面用散水タンクの構造では以下のような不具合
があった。車体81は鋼板で組み立てられていることか
ら、水の給水、放出が繰り返される間に路面用散水タン
ク82の内壁には錆が発生しやすくなる。そのため、従
来より、路面用散水タンク82の内壁には防錆塗装等の
表面処理を施している。しかし、防錆塗装材料の経時劣
化という問題は避けることができず、長期使用の結果、
防錆塗装材料が剥離して鋼板の表面が露出し、赤錆やス
ケールが発生してしまうことになる。その結果、路面用
散水ノズル83から散水される水には赤錆等が含有され
ることとなって、路面用散水ノズル83の目詰まり等に
より路面の品質に支障をきたすという問題があった。ま
た、路面用散水タンク82は溶接により閉塞された構造
であるため、錆が発生した際、その内壁に補修のため再
度防錆塗装等の表面処理を施すことも非常に困難なもの
となっている。
ク82の製作時には厳密な溶接作業を要し、各内壁部の
突き合わせ箇所は内側及び外側の両面から溶接しなけれ
ばならず、非常に手間のかかる、また熟練技術を要する
作業となっていた。さらに、製作終了後には水漏れ試験
を行わなければならず、この試験工程もタイヤローラの
生産効率を低下させる一因となっていた。
めに創作されたものであり、補修作業が容易に行え、ま
た、舗装面の品質を維持できるとともに、転圧車両の生
産効率を向上させ得る、転圧車両における路面用散水タ
ンクの構造を提供することを目的としている。
達成するため、作業走行中に路面に向けて散水を行う転
圧車両に付設される路面用散水タンクの構造において、
前記路面用散水タンクを、車体に対して分離可能となる
ように車体と別体的に形成する構造とした。
構成した。
成した開口部を介して車体内部に挿脱可能に構成した。
脱方向と直交する方向に関しては車体の内壁部により位
置決めし、挿脱方向に関しては前記開口部における位置
決め手段により位置決めして、車体に固定する構造とし
た。
より成型した。
装着した後に互いに連通する構成とした。
て、転圧車両をタイヤローラとした場合を例にとって、
図1ないし図5を参照して説明する。図1(a)はタイ
ヤローラの平面図、図1(b)は同側面図、図2は車体
(一部省略)及び路面用散水タンクの外観斜視図、図3
は車体に路面用散水タンクを取り付けた状態を示す平面
図、図4(a)は図3におけるA−A断面図、図4
(b)は図3におけるB−B断面図、図5は図3におけ
るC矢視図である。
部中央にエンジンやラジエータ等を搭載し、前輪及び後
輪としてそれぞれ複数のタイヤTを車幅方向に等間隔で
配置してある。符号Bはエンジン等を覆うボンネットを
示す。本例のタイヤローラRは前輪操舵・後輪駆動方式
であり、前輪の各タイヤTは、その中央のタイヤTの前
後左右を囲むビーム材2に回転自在に軸支されている。
ビーム材2は上側からステアリングホイールSに連動し
て回動するヨーク3によって支持されており、ステアリ
ングホイールSの操舵に応じて操舵用シリンダ(図示せ
ず)が作動することで、タイヤTが転舵するようになっ
ている。
用散水装置4が配設されており、図示しないブラケット
を介して、前輪側のタイヤ用散水装置4はヨーク3に、
後輪側のタイヤ用散水装置4は車体1に取り付けられて
いる。タイヤ用散水装置4は、タイヤTの表面に沿って
車幅方向に延設される配管部材5と、この配管部材5に
取り付けられ、水をタイヤTの表面に霧状に噴射する複
数(タイヤTの本数と同数)のタイヤ散水ノズル6とか
ら構成されている。霧状に噴射する必要があることか
ら、このタイヤ散水ノズル6の噴射孔は極めて微細な孔
形状となっている。配管部材5にはホースが接続してお
り、このホースを介して水が供給される。また、車体1
の後端部左右には、タイヤ用散水装置4とは全く独立し
た路面散水ノズル7が取り付けられている。路面散水ノ
ズル7は、ホースを介して後記する路面用散水タンクと
連通しており、その噴出口を車両後方に向け、略水平方
向に扇状に細滴状の水を噴射して路面に散水する。
は、図2、図5に示すように、左右の側板部8,8、上
板部9,9、この上板部9よりも低く位置する中央の上
板部10、仕切板部11,11及び底板部12に囲まれ
ることにより凹状を呈している。中央の上板部10の上
方空間は前記したようにエンジンやラジエータ等が搭載
される部位となる。仕切板部11,11は、車体1の前
後方向に延びて左右の上板部9,9と中央の上板部10
を連結する部位であり、本例では、この仕切板部11,
11を底板部12まで延設させて固着することにより、
車体1の剛性を確保する構造となっている。一方、図1
(a)に示す車体1のノーズ部1aは、ヘッドライトや
前記ヨーク3用のベアリング等を収装する部位であり、
図1(b)からも判るように、車体1の両側板部8,8
から段差的に形成されている。このノーズ部1aの側部
は前記仕切板部11の上部を前方に延設させたものであ
り、ノーズ部1aの下部は前記中央の上板部10を前方
に延設させたものとなっている。
部は、仕切板11,11によって仕切られ、車両の前方
向側に各々開口部を形成した3つの空間に区画された内
部構造となる。すなわち、車体1の内部は、側板部8、
上板部9、仕切板部11及び底板部12によって囲まれ
た左右の空間部(以降、右タンク収容部13及び左タン
ク収容部14という)と、上板部10、左右の仕切板部
11,11及び底板部12によって囲まれた中央の空間
部(以降、中央タンク収容部15という)に区画され、
それぞれ車両の前方向側には開口部16,17,18が
形成される。図3及び図4に示すように、右タンク収容
部13及び左タンク収容部14の後面部は、運転席の略
下方に位置した仕切板部19により、中央タンク収容部
15の後面部は、後輪のタイヤ収容部を形成する隔壁板
部20により閉塞されている。
を貯留する路面用散水タンクは、車体1に対して分離可
能となるように車体1と別体的に形成されており、前記
した右タンク収容部13、左タンク収容部14及び中央
タンク収容部15にそれぞれ収容されるように複数に分
割構成されている(以降、それぞれ右タンク21、左タ
ンク22、中央タンク23という)。このように、路面
用散水タンクを車体と別体的に設ける構成とすれば、タ
ンクが水漏れ等の損傷をきたした際には、車体から分離
させて単体で修理可能となるので、その補修作業が容易
なものとなり、また急ぎの場合には新たなタンクと入れ
換えるなどの処置が実施される。なお、本例の場合、車
体1から各タンクを外す際は、ヨーク3を車体1から一
旦外してから行うことになる。
の(合成)樹脂材料により一体成型してある。これによ
り、タンク内には錆が発生しなくなり、路面散水ノズル
7の目詰まりもなくなって、散水される路面の品質が維
持されることになる。また、鋼板製散水タンクの水密性
を要する溶接作業が低減し、水漏れ試験も不要となるこ
とから、タイヤローラの生産効率が向上することとな
る。
ク22及び中央タンク23は、車体1に形成した開口部
16,17,18を介して車体1の内部に挿脱可能とな
るように構成され、その挿脱方向と直交する方向に関し
ては車体1の内壁部により位置決めされ、挿脱方向に関
しては前記開口部16,17,18における位置決め手
段により位置決めされて、車体1の内部に固定される構
造となっている。図5に示すように、挿脱方向(車両の
前後方向)と直交する方向における各タンクの断面形状
は、同方向における各タンク収容部の断面形状に対して
若干小さい程度の相似形をなしており、その結果、右タ
ンク21については、開口部16を介して右タンク収容
部13に挿脱され、車両の前後方向と直交する方向に関
して、側板部8、上板部9、仕切板部11及び底板部1
2によって位置決めされる。同様に、左タンク22につ
いては、開口部17を介して左タンク収容部14に挿脱
され、車両の前後方向と直交する方向に関して、側板部
8、上板部9、仕切板部11及び底板部12によって位
置決めがなされる。また、中央タンク23については、
開口部18を介して中央タンク収容部15に挿脱され、
車両の前後方向と直交する方向に関して、上板部10、
左右の仕切板部11,11及び底板部12によって位置
決めがなされる。
置決めさせる方法としては、前記したように底板部12
等に直接支持させる態様の他に、車体1の内部にブラケ
ット等を部分的に突設させておき、このブラケットに支
持させるようにしても良い。また、車体1の内壁部と各
タンクとの隙間寸法は、タンクの挿脱がスムースに行
え、タンクが車体1の内部において容易に移動しない程
度の寸法であり、適宜に設定されるものである。
置決め手段について説明する。先ず開口部16及び17
については、右タンク21及び左タンク22の前面に形
成された突部を覆うように形成された断面くの字状のブ
ラケット24を車幅方向に延設させて、側板部8及び仕
切板部11の部位にてボルト25、ナット26等により
締結させると共に、右タンク21及び左タンク22の前
面下部に形成されたそれぞれ2ヵ所の凹み部に断面L字
状のブラケット27を当てて底板部12の部位にてボル
ト28により締結させる。これにより、右タンク21及
び左タンク22は、後面側は仕切板部19に当接し、前
面側はブラケット24及びブラケット27,27に当接
して、挿脱方向に関する位置決めがなされる。なお、ブ
ラケット24と右タンク21、左タンク22との間、及
びブラケット27と右タンク21、左タンク22との間
には、タンクの損傷防止のためそれぞれフェルトやゴム
等のクッション材29,30が介設される。また、開口
部18については、中央タンク23の前面に形成された
凹み部に嵌まり込む断面L字状のブラケット31を車幅
方向に延設させて、両仕切板部11,11の部位にてボ
ルト32により締結させる。これにより、中央タンク2
3は、後面側は隔壁板部20に当接し、前面側はブラケ
ット31に当接して、挿脱方向に関する位置決めがなさ
れる。ブラケット31と中央タンク23との間にも、ク
ッション材33が介設される。
部を介して車体の内部に挿脱可能に構成すれば、路面用
散水タンクの着脱作業が容易なものとなり、また、その
挿脱方向と直交する方向に関しては車体の内壁部により
位置決めし、挿脱方向に関しては開口部における位置決
め手段により位置決めして、車体の内部に固定する構造
とすれば、路面用散水タンクの固定作業が容易となり、
また、路面用散水タンクの形状を車体の内壁部ぎりぎり
まで大きくできるので、貯水量の大きい路面用散水タン
クを形成することができる。
に互いに連通される構成となっており、本例では、図3
に示すように、中央タンク23をその両側面において右
タンク21、左タンク22と連通させている。中央タン
ク23の両側面下部と右タンク21、左タンク22の後
面下部には凹み部34が形成されており、この凹み部3
4から管状に立ち上げ成型した管口部35同士を連通部
材36により接続した構成となっている。仕切板部1
1,19には、この連通部材36を通すための切欠き1
1a,19aが形成されている。連通部材36としては
ゴム管等であり、留めバンド37により管口部35に固
定する。なお、管口部35は、その先端がタンクの挿脱
の際に車体1の内壁部に接触しないよう、タンク表面か
ら突出しない程度に成型されている。
水用の水の吸引及び給水を行うポンプ(図示せず)に連
通したホース38が接続しており、中央タンク23の上
面に一体的に埋設成型されたフランジ受け金具39に、
フランジ40をボルト41で締結し、フランジ40の管
口にホース38を留めバンド42で固定してある。符号
43は水の吸込管を示す。前記ポンプは、エンジンによ
り駆動される大型の渦巻きポンプ等であり、バルブの切
換え操作により、中央タンク23から水を吸引して前記
した路面散水ノズル7(図1(b))から水を路面に散
水させたり、或いは河川や用水池等から水を汲み上げて
中央タンク23に給水を行う。
は、ブリーザ44が取り付けられ、ブリーザ44の蓋部
44aに形成された孔(図示せず)を通して、給水時に
おけるタンク内のエア抜きが行われる。中央タンク23
のエア抜きは、中央タンク23の上面と右タンク21の
側面とをホース等の連通部材45で接続することにより
行われる。なお、各タンクへの給水はこの蓋部44aを
開けて行うこともできる。また、この蓋部44aを開け
て右タンク21及び左タンク22の内部の清掃を行うこ
ともできる。また、右タンク21には水位計46が取り
付けられる。車体1の左右の上板部9には、前記ブリー
ザ44の取り付け用の切欠き孔9aが形成されている。
符号9bは水位計46を取り付けるための切欠き孔であ
る。
ク23の前面下部にはそれぞれ水抜きのドレン口47が
形成されており、通常はキャップ47aにより閉塞され
ている。また、中央タンク23の前面上部には、タンク
内部の清掃を行うための清掃口48が形成されており、
通常はキャップ48aにより閉塞されている。
た後に互いに連通する構成とすることにより、各タンク
毎に独立して前記ポンプと切換接続させる必要もなく、
配管構造が簡略化されることになる。また、タンクの下
方に設けた連通部材36の存在により、各タンクの水位
は常に同水位となるので、車両の重心位置が移動するこ
となく、安定した転圧作業が実現されることになる。
タンク22及び中央タンク23は樹脂で成型してあるた
め、錆の発生は皆無である。そこで、本例では、前記し
たタイヤ用散水装置4の水として、この右タンク21、
左タンク22及び中央タンク23に貯水される水を利用
する態様としてあり、右タンク21の後面にはタイヤ用
散水装置4と連通するホース49が接続している。ホー
ス49の経路中には電動ポンプ50が介設されており、
電動ポンプ50により圧送された水はタイヤ散水ノズル
6からタイヤTの表面に向けて噴射される。タンク内の
水には錆が全く含まれていないため、タイヤ散水ノズル
6の微細な噴射孔に目詰まり等が発生することもなく、
タイヤTへの散水機能が正常に維持されることになる。
用散水タンクの構造について好適な実施形態を説明し
た。路面用散水タンクに貯留されるものとしては、単な
る水の他、鉱油からなるアスファルト付着防止剤、乳化
剤を用いて鉱油と水を混合させたアスファルト付着防止
剤などであり、作業条件、環境条件等により適宜選択さ
れるものである。また、上記した形態は、路面用散水タ
ンクを分割構成した場合を例としたが、車体を厚肉の鋼
板で構成することにより、車体内部に仕切板部を設ける
ことなく車体の剛性が確保される場合には、路面用散水
タンクは分割構成することなく、単体として構成するこ
とも可能である。その他、路面用散水タンクの形状等や
本発明の構成手段は図面に記載した内容に限られること
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が
可能である。
る。 (1)路面用散水タンクを、車体に対して分離可能とな
るように車体と別体的に形成すれば、タンクが水漏れ等
の損傷をきたした際には、車体から分離させて単体で修
理可能となるので、その補修作業が容易なものとなり、
新たなタンクと交換することも可能となる。 (2)車体の内部に車体剛性を確保するための仕切板等
が配設されている場合であっても、路面用散水タンクを
複数に分割した構成とすることにより、貯水量を確保す
ることができる。 (3)路面用散水タンクを、開口部を介して車体の内部
に挿脱可能に構成することにより、路面用散水タンクの
着脱作業が容易なものとなる。 (4)路面用散水タンクを、その挿脱方向と直交する方
向に関しては車体の内壁部により位置決めし、挿脱方向
に関しては開口部における位置決め手段により位置決め
して、車体の内部に固定する構造とすれば、路面用散水
タンクの固定作業が容易となり、また、路面用散水タン
クの形状を車体の内壁部ぎりぎりまで大きくできるの
で、貯水量の大きい路面用散水タンクを形成することが
できる。 (5)路面用散水タンクを樹脂材料により成型すること
により、タンク内には錆が発生しなくなり、散水される
路面の品質が維持されることになる。また、鋼板製散水
タンクの水密性を要する溶接作業が低減し、水漏れ試験
も不要となることから、タイヤローラの生産効率が向上
することとなる。さらに、錆の発生が皆無となることか
ら、目詰まりを起こしやすい微細な噴射孔を有するタイ
ヤ散水ノズルにも水の供給が可能となる。したがって、
別途タイヤ用散水タンクを設ける必要もなくなり、経済
的なタイヤローラが実現される。 (6)また、複数に分割構成した路面用散水タンクを、
車体に装着した後に互いに連通する構成とすれば、各タ
ンク毎に独立して、吸引・給水用ポンプと切換接続させ
る必要もなく、配管構造が簡略化されることになる。ま
た、各タンクの水位は常に同水位となるので、車両の重
心位置が移動することなく、安定した転圧作業が実現さ
れることになる。
(b)は同側面図である。
斜視図である。
す平面図である。
(b)は図3におけるB−B断面図である。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 作業走行中に路面に向けて散水を行う転
圧車両に付設される路面用散水タンクの構造であって、 前記路面用散水タンクを、車体に対して分離可能となる
ように車体と別体的に形成したことを特徴とする転圧車
両における路面用散水タンクの構造。 - 【請求項2】 前記路面用散水タンクを複数に分割構成
したことを特徴とする請求項1に記載の転圧車両におけ
る路面用散水タンクの構造。 - 【請求項3】 前記路面用散水タンクは、車体に形成し
た開口部を介して車体内部に挿脱可能に構成されること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の転圧車両に
おける路面用散水タンクの構造。 - 【請求項4】 前記路面用散水タンクは、その挿脱方向
と直交する方向に関しては車体の内壁部により位置決め
され、挿脱方向に関しては前記開口部における位置決め
手段により位置決めされて、車体に固定されることを特
徴とする請求項3に記載の転圧車両における路面用散水
タンクの構造。 - 【請求項5】 前記路面用散水タンクを樹脂材料により
成型したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
ずれかに記載の転圧車両における路面用散水タンクの構
造。 - 【請求項6】 前記各路面用散水タンクを、車体に装着
した後に互いに連通する構成としたことを特徴とする請
求項2に記載の転圧車両における路面用散水タンクの構
造。
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JP15720899A JP4109386B2 (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 転圧車両における路面用散水タンクの構造 |
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- 1999-06-04 JP JP15720899A patent/JP4109386B2/ja not_active Expired - Lifetime
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