JP2000345409A - 水切れの良い水着 - Google Patents
水切れの良い水着Info
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Abstract
乾燥性、動き易さ、風合い、肌触り、ムレ感、洗濯耐久
性のいずれも満足し得る水切れ性の良い水着を提供する
こと。 【解決手段】水切れ性評価試験で5分後の残留水分率が
200%以下の布帛からなる水切れの良い水着。
Description
に関するものである。
用した場合、プールに入り,動いたり,泳いだりすること
で、水着の生地組織及び,水着と体との間に水が滞留す
ると同時に水着自体が多量の水を含むため濡れによる不
快感を感じる。そこで、水着の生地組織からの水の侵入
を防ぐ為に、例えば特開昭55-26243号公報において、生
地表面に対し、全面もしくは部分的に撥水加工するとい
う提案がなされているが撥水加工面が表側にあるために
水着と体の隙間から入った水が水着の肌側に溜まり易
く、実際の水切れは低下するといった問題があった。
て、今日では、水着と体との隙間から浸入する水を防ぐ
ハイネック型の水着などが開発され、デザイン、縫製の
改良が進んでいるが充分に、水の侵入し得るものではな
い。
泳ぎにくく、プールなどから出た後も濡れ感があり不快
感が生じる。
開発された速乾性編地としては、水着の裏側に部分撥水
したものが実開平6-79786号公報に、また濡れ感の少な
い編織物としては、特開平03-000876号公報などに開示
されており、同様の効果を得るために、さまざまな試み
がなされている。しかしながら、従来のこれらの発明
は、撥水加工されているために、(1)風合が硬くなる。
(2)撥水性のために生地の水抜け性が低下する傾向とな
る。(3)繰り返しの洗濯により撥水効果が低下のち消失
する。(4)汗が撥水加工部分に溜まりやすく、むれやす
い。等の欠点がある。
のがあるが、柄やデザインが限定されると共に生地が厚
く、重くなり、またストレッチ性にも劣るため運動性を
妨げるものとなり、かつコストも高くなるという問題が
ある。これら種々の問題点のため、水着に要求されるスト
レッチ性、薄さ、軽さ、風合、水切れ性、水抜け性をも
ち、着用者が快適と感じる速乾性を、洗濯後も繰り返し
持続する水着が得られていないのが実状であった。
のような従来の技術からなる織編地による水着などの欠
点を解消し、プールなどの水から上がった時の身体の水
切れや濡れ感、更には汗をかいた時のムレ感を軽減し、
着用者の不快感を取り除くと共に、水着に必要とされる
生地のストレッチ性、薄さ、軽さ、洗濯耐久性、風合い
をも満足し得る水着を提供することである。
克服するべく鋭意研究を重ねた結果、水切れがよく濡れ
感を減少させることができる、新規なる水着に到達し、
ここに本発明を完成するに至ったものである。即ち、本
発明は、水切れ性評価試験で5分後の残留水分率が25
0%以下の布帛からなることを特徴とする水切れの良い
水着である。具体的には、伸長率がタテ、ヨコともに7
0%以上の伸長率を有する布帛であることを特徴とする
上記記載の水切れの良い水着、布帛が合成繊維マルチフ
ィラメント糸条単独、もしくは合成繊維マルチフィラメ
ントとポリウレタン弾性糸からなることを特徴とする上
記記載の水切れの良い水着、合成繊維マルチフィラメン
ト糸条が単糸繊度0.01〜4デニールのフィラメント
から構成されてなることを特徴とする上記記載の水切れ
の良い水着、布帛の片面に面積比で5〜60%を占める
ように吸水加工が施されていることを特徴とする上記記
載の水切れのよい水着、吸水加工が布帛片面の全面に分
散するように、点状及び/又は線状を構成要素とする模
様状に施されていることを特徴とする上記記載の水切れ
のよい水着、及び吸水加工が吸水性ポリアミド樹脂又は
吸水性ポリエステル樹脂のいずれか1種を主成分とする
吸水剤を用いて施されていることを特徴とする上記記載
の水切れのよい水着である。以下、本発明を詳述する。
5分後の残留水分率が200%以下の布帛を用いてなる
ものである。本発明の第1の目的とする身体の水切れ性
を良好ならしめるためには下記の測定法による5分後の
残留水分率が200%以下の布帛を採用することが肝要
である。200%を超えると水切れ性に優れているとは
言えないからである。好ましくは150%以下、更に好
ましくは100%以下である。以下に水切れ性評価試験
について述べる。第2図に示す装置を用い、以下の要領
で測定する。 1.タテ18cm×ヨコ32.8cmの試料(布帛)aを3枚採取し、各
試料の重量(M)を測定する。一方で、円柱状の容器bの
重量(P)を測定する。なお、使用する容器の直径は12
cmとする。 2.上記試料aを容器が外表になるように筒状に縫い合わ
せ、容器bにセットし、試料が20%の伸長になるように
する。(この際、試料aの生地の下端が容器bの最下部
に位置するようにする。) 3.該容器をスタンドcに取り付けて、天秤dにセットす
る。この際、スタンドcの重量(S)を予め測定してお
く。
内に浸漬し、十分に吸水させた後、水槽から引 き上
げ、スタンドに釣り下げて、5分後の重量(N)を読み取
る。(N-S)が水を含んだ試料aと容器の重量となり、次
式に従って5分後の残留水分量を求め、3枚の平均値で表
す。 5分後の残留水分率R(g)={N−(S+P+M)}/M
の後の、水着の重量変化を想定した評価方法であり、残
留水分率が少ない程、水着が乾きやすいことを意味す
る。
を妨げることがないよう、ストレッチ性にも優れている
ことを特徴とし、タテ、ヨコ共に70%以上の伸長率を
有していることが望ましい。好ましくは70〜250
%、更に好ましくは150〜200%である。
チフィラメント糸条単独、もしくは合成繊維マルチフィ
ラメントとポリウレタン弾性糸からなるが、合成繊維マ
ルチフィラメント糸条としては、ポリエステル系、ポリ
アミド系又は、ポリプロピレン系等が挙げられる。ここ
で合成繊維の糸形態としてマルチフィラメントを用いる
のは、モノフィラメントに比べ肌触り及び着用感に優れ
るからである。
に制限はないが、通常は5〜100フィラメント程度が
好ましく、また単繊維繊度としては、0.01〜4デニ
ール、特に0.01〜1デニールが好ましい。0.01
デニールよりも細くなると、強度、染色性などの問題が
発生するため、好ましくない。
ず、丸断面、三角等の角断面、十字断面、中空断面など
の異形断面を用いることができる。その中でも特に十字
断面であると糸の構造上拡散しやすいため好ましい。
るが、布帛として織編物が代表的である。織物の種類と
しては、平織、綾織、朱子織があるが、いずれでも使用
できる。その中でも特に平織が適当である。編物の種類
としては、丸編地であるシングル丸編、ダブル丸編、経
編地であるトリコット、ラッセルのいずれでも使用でき
る。また合成繊維マルチフィラメント糸条から布帛を製
編織するに際し、布帛の伸長性向上を目的として、ポリ
ウレタン弾性糸と交編織してもよい。ポリウレタン弾性
糸の合成繊維マルチフィラメント糸条に対する混率は、
50%以下、例えば5〜40%、好ましくは、20〜30%程度の範
囲内から適宜選択される。
き説明する。図1は本発明水着の概略を説明するための
部分平面図であり、1は織編地からなる基布、2は吸水
加工部、3は吸水加工がされていない未加工部を示して
いる。基布1はポリアミド系、ポリエステル系、ポリプ
ロピレン系などの合成繊維マルチフィラメント糸条を用
いて製編織される。
の接触面側に施され、他の片面、例えば、肌との非接触
面側には施されない。吸水加工により形成される吸水加
工部2の片面に占める割合は、面積比で5〜60%程
度、好ましくは25〜35%が適当である。吸水加工部
2の占める割合が60%を越えると吸水性には優れるも
のの、肌側で水分が拡散するために水や汗が肌側に残り
やすく、濡れ感は減少しない。逆に5%に満たない場合
は、吸水効果が不十分となるだけでなく、加工が難しく
実用性にかけることになる。
未加工部3とは、水に濡れたときに視覚を通じて明確に
区別できる。従って吸水加工部2を基布1の肌との接触
面側に加え肌との非接触面側にも施すと、水着として着
用したときに非接触面側(外表面側)に於いて、例えば吸
水加工部2が目につき、審美性に劣るものとなり好まし
くない。吸水加工部2を片面、特に肌との接触面側に形
成するときは、裏側に隠れてしまい、審美性への悪影響
はない。
の各種の吸水剤を用いることができ、とりわけ、吸水性
ポリアミド樹脂、又は、吸水性ポリエステル樹脂を主成
分とするものが適当である。ポリアミド系吸水剤では、
一般的に使用されているラノゲンTNT-1(高松油脂(株)
製、商品名)、その他ブレビオールAFM(ヘンケルシ゛ャハ゜ン(株)
製、商品名)、リケンレジンNSR-506(三木理研(株)製、
商品名)、LUROTEX A-25(三井BASF製、商品名)、MULTIMA
SRC-101(ハ゛イエルシ゛ャハ゜ン(株)製、商品名)等を例示でき
る。また、ポリエステル系吸収剤としては、SR-1000(高
松油脂(株)製、商品名)、クラミカル RX-10(京浜化成
(株)製、商品名)ナイスポール PR-333・PR-86(日華化学
(株)製、商品名)、ファインテックス135-SR(大日本イ
ンキ(株)製、商品名)、メイカフィニッシュSRM-35(明
成化学(株)製、商品名)、ユニコンPSR-1(ユニオン化成(株)
製、商品名)、リケンレジンNP-26(三木理研
(株)製、商品名)などを例示できる。
分散するように形成するために、吸水剤が線状及び/又
は点状に塗布し付着される。塗布手段としては、一般的
に工業化されているプリント処方を用いればよく、その
ための装置としては、ローラー捺染機、オートスクリー
ン捺染機、ハンドスクリーン捺染機などを用いることが
できる。捺染機によるプリント形状としては、線(破
線、ドットライン等を含む)を構成要素とするストライ
プ柄、格子状柄、円状柄等を例示でき、その他、点を構
成要素とする水玉模様等であってもよい。吸水剤を塗布
し付着させた後は、後処理を通常の吸水加工処理法に準
じて行えばよい。基布1の吸水加工面の表面形状として
は、平滑形状、梨地形状、凹凸形状、起毛形状のいずれ
でもよい。
着された吸水剤は、他の片面に向けて浸透する。吸水剤
の浸透が他の片面の表面まで達すると、実質的に両面に
吸水加工を施したことになり好ましくない。そこで吸水
剤の塗布付着に際しては、吸水成分の濃度、吸水剤の粘
度及び塗布量などを調節し、浸透深さを制御し、吸水加
工部2を片面の範囲内に止める。
吸水加工が施されていない未加工部3との表面張力の差
により、水をすばやく吸収する。吸収された水は基布1
の繊維組織内を浸透しつつ他の片面側の表面層部分に拡
散されて行き、よって吸水加工部2が形成された片面、
例えば肌との接触面側には、水はほとんど残らなくな
る。因みに、吸水加工を基布1の両面にほどこした場合
には、肌側でも水分が拡散するため、水、汗等の水分が
肌側に残りやすくなり、好ましくない。次に、下記実施
例における伸長率、5分後の残留水分率、濡れ感の評価
方法について述べる。
速伸長法のカットストリップ法で行った。測定手順とし
ては、2.5cm×16cmの評価サンプルをタテ方向、ヨコ方
向にそれぞれ3枚ずつ採取する。自記装置付定速伸長形
引張試験機を用い、上下つかみとも表側は、2.54cm×2.
54cm、裏側は2.54cm×5.08cmのものを取付け、つかみの
間隔を10cmとして評価サンプルのたるみや、張力を除い
て、つかみに固定する。引張り速度30cm/分で1.0kg加重
時まで引き伸ばし、その時のつかみ間隔 L1 を計測し、
次式に従って伸長率を求め3枚の平均値で表す。 伸長率L(%)=((L1−L2)/L2)×100 ここに、L2はつかみ間隔(cm)、L1は1.0kg加重時まで引
き伸ばした時のつかみ間隔(cm)を表す。この伸長率L(%)
が大きいほど水着で着用した場合、身体にフィットして泳ぎ
やすいことを意味する。以下、実施例により、本発明に
ついて具体的に説明する。
合、肌触り、ムレ感、洗濯耐久性、総合評価の判定基準
は、次の通りである。 〈着用乾燥性〉 ◎:よく乾く、○:乾く、△:あまり乾かない、×:全く乾
かない 〈動き易さ〉 ◎:非常に動き易い、○:動き易い、△:やや動き難い、
×:動き難い 〈風合(やわらかさ)〉 ◎:非常にやわらかい、○:柔らかい、△:やや硬い、×:
硬い 〈肌触り〉 ◎:非常に良い、○:良い、△:やや悪い、×:悪い 〈むれ感〉 ◎:非常にむれない、○:むれない、△:ややむれる、×:
非常にむれる 〈総合評価〉 ◎:水切れの良い水着として非常に優れている、 ○:水切れの良い水着として優れている、 ×:水切れの良い水着として不適当である。
のポリエステルフィラメント糸条と40デニールのポリ
ウレタン弾性糸を使用し、28ゲージのシングルトリコッ
ト機で2枚筬にて、フロント筬ポリエステル糸条、バッ
ク筬にポリウレタン弾性糸を配してハーフ組織を編成し
た。各糸条の混率は、ポリエステル80%、ポリウレタ
ン20%にした。編成後、通常の染色法に基づき黒色に
染色した編地を得、これを基布1とした。このモデル図
を図3に示す。この基布1の片面にラノゲンTNT(ホ゜リアミト゛
系吸水剤)10重量部、DKSファインガムSP-150(10%Sol)
60重量部、水30重量部からなる吸水加工溶液を吸水加工
部2が基布1片面の面積に対し、5%が格子状になるよう
にハンドスクリーン(100メッシュ)で付着し、100℃で5
分間乾燥してから、150℃で2分の固着処理を行い、流水
で水洗し、乾燥した。この時の捺染糊の付着量は80〜10
0g/m2であった。吸水加工部2と未加工(疎水性)部3の
形状、大きさはスクリーンの形状、大きさを変えて得
た。このモデル図を図4に示す。得られた本発明編物
は、伸長率タテ195%、ヨコ168%、5分後の残留水分率192
%であった。この本発明品にて水着を試作し、女性10名
による着用評価を行った結果、着用乾燥性、泳ぎによる
動き易さ、風合い、ムレ感などの着用性も満足するもの
であった。評価結果を表1、表2に示す。
い、同一手法で基布片面の面積に対し、吸水加工部2が3
0%になるようにプリントし、実施例1と同様の乾燥処理
を行った。このモデル図を図5に示す。得られた本発明
編地は、伸長率タテ200%、ヨコ166%、5分後の残留水分
率145%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問
題のないものであった。評価結果を表1、表2に併せて
示す。
い,同一手法で基布片面の面積に対し、吸水加工部2が60
%になるようにプリントし、実施例1と同様の乾燥処理を
行った。このモデル図を図6に示す。得られた本発明編
地は、伸長率タテ205%ヨコ160%、5分後の残留水分率194
%であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のな
いものであった。評価結果を表1、表2に併せて示す。
メントのポリエステルフィラメント糸条と40デニールの
ポリウレタン弾性糸を用いた他は、実施例1と同一手法
で基布1片面の面積に対し吸水加工部2が30%になるよう
にプリントした。このモデル図は、図5と同一である。
得られた編地は、伸長率タテ160%、ヨコ92%、5分後の残
留水分率188%であった。実施例1と同様に着用評価結果
は、問題のないものであった。評価結果を表1、表2に
併せて示す。
メントのナイロンフィラメント糸条と40デニールのポリ
ウレタン弾性糸を用い経編み機32ゲージにて編成した他
は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し吸水加
工部2が30%になるようにプリントした。このモデル図
は、図5と同一である。得られた本発明編地は、伸長率
タテ203%、ヨコ146%、5分後の残留水分率167%であっ
た。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のないもの
であった。評価結果を表1、表2に併せて示す。
100%を使い両面丸編み機32ゲージにて、スムース組織を
編成した他は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に
対し、吸水加工部2が30%になるようにプリントした。こ
のモデル図は、図5と同一である。得られた本発明編地
は、伸長率タテ80%、ヨコ92%、5分後の残留水分率197%
であった。実施例1と同様に着用評価結果は、問題のな
いものであった。評価結果を表1、表2に併せて示す。
ル糸条とポリウレタン弾性糸を使い、28ゲージのシング
ルトリコット機で3枚筬にて、フロント筬とミドル筬に
ポリエステル糸条、バック筬にポリウレタン弾性糸を配
し、挿入三層組織を編成した他は、実施例1と同一手法
で基布1片面の面積に対し、吸水加工部が30%になるよう
プリントした。モデル図は、図5と同一である。得られ
た本発明編地は、伸長率タテ103%、ヨコ74%、5分後の残
留水分率195%であった。実施例1と同様に着用評価結果
は、問題のないものであった。評価結果を表1、表2に
併せて示す。
メントのポリエステルフィラメントと40デニールのポリ
ウレタン弾性糸を用い32ゲージの経編み機を用いた他
は、実施例1と同一手法で基布1片面の面積に対し吸水加
工部2が30%になるようにプリントした。このモデル図
は、図5と同一である。得られた編地は、伸長率タテ158
%、ヨコ123%、5分後の残留水分率94%であった。実施例1
と同様に着用評価結果は、問題のないものであった。評
価結果を表1、表2に併せて示す。
剤の付着の全くないものであり、通常の水着用の編地で
ある(図3参照)。目付190g/m2、伸長率はタテ200%ヨコ
170%、5分後の残留水分率312%であった。
く濡れ感があるため、プールなどから上がった後の冷感
が激しいものであった。評価結果を表3,表4に示す。
の面積に対し、吸水加工部2が80%を占めるようにプリン
トした。このモデル図を図7に示す。得られた比較編地
は、伸長率はタテ205%、ヨコ168%、5分後の残留水分率2
63%であった。着用評価結果は、5分後の残留水分率が高
く濡れ感があるため、フ゜ールなどから上がった後の冷感が
激しいものであった。評価結果を表3,表4に示す。
が付着するようにプリントした。このモテ゛ル図を図8に示
す。得られた比較編地は、伸長率はタテ210%、ヨコ165
%、5分後の残留水分率309%であった。着用評価結果は、
5分後の残留水分率が高く、濡れ感があるため、フ゜ールな
どから上がった後の冷感が激しいものであった。評価結
果を表3,表4に示す。
して基布1片面に吸水加工部2が30%を占めるようにフ゜リ
ントした。このモデル図は図5と同一である。得られた比
較編地は、伸長率タテ23%、ヨコ40%、5分後の残留水分率256
%であった。
明に比し低すぎるために、泳ぎにくく疲労感の増大する
ものであった。評価結果を表3,表4に併せて示す。
用感、具体的には、着用乾燥性、動き易さ、風合い、肌
触り、ムレ感、洗濯耐久性のいずれも満足し得る、水切
れ性の良い水着を提供し得ることを可能とした。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】水切れ性評価試験で5分後の残留水分率が2
00%以下の布帛からなることを特徴とする水切れの良
い水着。 - 【請求項2】伸長率がタテ、ヨコともに70%以上の伸
長率を有する布帛であることを特徴とする請求項1記載
の水切れの良い水着。 - 【請求項3】布帛が合成繊維マルチフィラメント糸条単
独、もしくは合成繊維マルチフィラメントとポリウレタ
ン弾性糸からなることを特徴とする請求項1記載の水切
れの良い水着。 - 【請求項4】合成繊維マルチフィラメント糸条が単糸繊
度0.01〜4デニールのフィラメントから構成されて
なることを特徴とする請求項3記載の水切れの良い水
着。 - 【請求項5】布帛の片面に面積比で5〜60%を占める
ように吸水加工が施されていることを特徴とする請求項
1記載の水切れのよい水着。 - 【請求項6】吸水加工が布帛片面の全面に分散するよう
に、点状及び/又は線状を構成要素とする模様状に施さ
れていることを特徴とする請求項5記載の水切れのよい
水着。 - 【請求項7】吸水加工が吸水性ポリアミド樹脂又は吸水
性ポリエステル樹脂のいずれか1種を主成分とする吸水
剤を用いて施されていることを特徴とする請求項5に記
載の水切れのよい水着。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15836899A JP4433232B2 (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 水切れの良い水着 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15836899A JP4433232B2 (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 水切れの良い水着 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000345409A true JP2000345409A (ja) | 2000-12-12 |
JP4433232B2 JP4433232B2 (ja) | 2010-03-17 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP4433232B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009240448A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Unitika Textiles Ltd | 医療用積層布帛、これを用いた医療用ドレープ、これを用いた医療用被服 |
-
1999
- 1999-06-04 JP JP15836899A patent/JP4433232B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009240448A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Unitika Textiles Ltd | 医療用積層布帛、これを用いた医療用ドレープ、これを用いた医療用被服 |
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---|---|
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