JP2000344931A - ポリビニルアルコール系多孔質粒子及びその製造方法 - Google Patents

ポリビニルアルコール系多孔質粒子及びその製造方法

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JP2000344931A
JP2000344931A JP11194850A JP19485099A JP2000344931A JP 2000344931 A JP2000344931 A JP 2000344931A JP 11194850 A JP11194850 A JP 11194850A JP 19485099 A JP19485099 A JP 19485099A JP 2000344931 A JP2000344931 A JP 2000344931A
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cellulose
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Masao Fujita
真夫 藤田
Toshiyuki Uchida
稔幸 内田
Daichu O
大中 王
Takeshi Yamashita
毅 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、かつ、十分な大きさの気孔を
有するポリビニルアルコール系樹脂からなる多孔質粒子
を提供することを目的とする。 【解決手段】 ポリビニルアルコール系樹脂とセルロー
ス又はセルロース誘導体とを主成分とし、上記ポリビニ
ルアルコール系樹脂のポリビニルアルコール換算量と、
上記セルロース又はセルロース誘導体のセルロース換算
量との存在比(重量比)を1:0.02〜1:0.5と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポリビニルアル
コール系樹脂とセルロース又はセルロース誘導体とを主
成分とするポリビニルアルコール系多孔質粒子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアルコール系の樹脂から構成
される多孔質粒子は、従来、下記の方法で製造されてい
た。すなわち、原料を溶解させた水溶液に気孔形成剤、
架橋剤、触媒等の添加物を混練し、これを反応型に流し
込み、湯浴又は空気浴で反応させて不溶化させてスポン
ジ状体を作製する。これを水洗し、所定大きさにカット
することにより、数ミリ角の立方形粒子を製造する。
【0003】しかし、この方法は、製造に時間がかか
り、非効率的である。また、立方体であるため球状粒子
と比較して、装置に充填する場合は充填性が悪く、また
流動床で使用する場合は、流動性が悪い。さらに、摩擦
による角部の摩耗も激しいという問題点を有する。
【0004】これに対し、ポリビニルアルコール、ホル
ムアルデヒド及びアルギン酸ナトリウムの混合水溶液を
酸性溶液中に滴下して多孔質粒子を製造する方法が、特
開平10−204204号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法においては、気孔は、乾燥時のアルギン酸ナトリウ
ムゲルの収縮によって生じるため、2〜4μm程度の微
細な気孔しか生じない。このため、得られた多孔質粒子
は、微生物担持用の担体として使用しにくい。これは、
細菌の大きさは0.2〜10μm程度、酵母の大きさは
8〜10μm程度であるため、上記多孔質粒子に担持さ
せる微生物の種類が限定されてしまうからである。
【0006】また、上記アルギン酸ナトリウム以外の気
孔形成剤を用いることが考えられる。しかし、ポリビニ
ルアルコールの凝固及び架橋は急速には起こらないた
め、アルギン酸ナトリウムのような、所定条件で急速に
凝固する物質が存在しないと、所定形状を保持しにく
い。このため、既存の気孔形成剤では、粒子状の多孔質
粒子を得にくい。
【0007】そこで、この発明は、製造が容易で、か
つ、十分な大きさの気孔を有するポリビニルアルコール
系樹脂からなる多孔質粒子を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポリビニル
アルコール系樹脂とセルロース又はセルロース誘導態と
を主成分とし、上記ポリビニルアルコール系樹脂のポリ
ビニルアルコール換算量と上記セルロース又はセルロー
ス誘導体のセルロース換算量との存在比(重量比)を
1:0.02〜1:0.5とすることにより、上記の課
題を解決したのである。
【0009】このポリビニルアルコール系多孔質粒子
は、所定比のポリビニルアルコール類とビスコースとを
混合して原料液を調整し、これを酸及び架橋剤を含有す
る凝固液中に滴下する、又は、酸を含有する凝固液中に
滴下し、次いで、架橋剤で架橋することにより製造され
る。原料液中にビスコースを含むので、このビスコース
が凝固液中に含まれる酸と反応してセルロースが再生さ
れると同時に硫化水素ガスが発生する。このセルロース
の再生によって上記原料液の液滴状が凝固されると共
に、硫化水素ガスの発生によって大きな気孔が生じる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を説明
する。
【0011】この発明にかかるポリビニルアルコール
(以下,「PVA」と略する。)系多孔質粒子は、PV
A系樹脂とセルロース類とを主成分とする多孔質粒子で
ある。
【0012】上記PVA系樹脂とは、PVA又は各種の
変性PVA(以下、「PVA類」と称する。)を架橋剤
によって架橋することにより製造されたものである。上
記PVA類は特に限定されないが、その平均重合度が1
000〜3000で、鹸化度80%以上のものが好まし
い。
【0013】上記架橋剤とは、上記PVA類を架橋させ
るためのものであり、アルデヒド化合物、エポキシ化合
物、N−メチロール化合物、活性ビニル化合物等があげ
られる。架橋剤及び架橋度は特に限定されないが、これ
らの中でもアルデヒド化合物が特に好ましい。すなわ
ち、PVA類にアルデヒド化合物を反応させると不溶性
のポリアセタール系樹脂が生成する。このときの架橋
度、すなわちアセタール化度は、20〜90%が好まし
く、40〜80%がより好ましい。
【0014】上記アルデヒド化合物の例としては、ホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド等のアルデヒド、グリ
オギザール等のジアルデヒド等があげられる。
【0015】上記セルロース類とは、セルロースや、セ
ルロース同士が架橋した架橋体等のセルロース誘導体を
いう。
【0016】上記PVA系多孔質粒子中のPVA系樹脂
とセルロース類の存在比は、PVA系樹脂のPVA換算
量、すなわち、PVA系樹脂に含まれるPVA相当分
と、セルロース類のセルロース換算量、すなわち、セル
ロース類に含まれるセルロース相当分との比で1:0.
02〜1:0.5(重量比)がよく、1:0.05〜
1:0.5が好ましい。セルロース換算量がPVA換算
量に対して2%未満の場合は、得られるPVA系多孔質
粒子に十分な気孔が生じない場合がある。さらに、PV
A類が架橋されて凝固する速度が遅いため、PVA系多
孔質粒子が粒子状に凝固しない場合が生じる。また、セ
ルロース換算量がPVA換算量に対して50%を越える
場合は、得られるPVA系多孔質粒子の強度が低下する
場合がある。
【0017】上記PVA系多孔質粒子中の気孔は、その
最大気孔の孔径が少なくとも10μmがよい。また、最
大気孔の孔径の最大値は、このPVA系多孔質粒子の粒
子径である。10μmより小さいと、細菌、酵母等の微
生物を十分に担持させることができない場合がある。
【0018】上記PVA系多孔質粒子中の形状は、球
状、円盤状等、任意の形状を取ることができる。
【0019】上記PVA系多孔質粒子には、上記PVA
系樹脂及びセルロース類以外に、本発明の効果を阻害し
ない範囲において、他の助剤を添加することができる。
この助剤としては、ビニロン繊維、ナイロン繊維、ポリ
エスエル繊維、ポリエーテル繊維、セルロース繊維、ア
セテート繊維等の繊維、澱粉、寒天、アルギン酸ナトリ
ウム、カラギーナン、マンナン、キトサン等の多糖類を
含む水溶性高分子、各種微小粒子等があげられる。上記
繊維は、得られるPVA系多孔質粒子の強度向上に供与
することができる。また、上記水溶性高分子は、微小気
孔の生成、上記PVA系多孔質粒子の凝固加速等に供与
することができる。
【0020】次に、この発明にかかるPVA系多孔質粒
子の製造方法について説明する。
【0021】まず、上記のPVA類とビスコース類とを
混合して原料液を調整し、必要に応じて、上記助剤を添
加する。このときのPVA類とビスコース類の混合比
は、PVA類中のPVA換算量とビスコース類中のセル
ロース換算量とが1:0.02〜1:0.5(重量比)
と、好ましくは1:0.05〜1:0.5(重量比)と
する。
【0022】また、酸及び架橋剤を含有する凝固液(以
下、「第1凝固液」と称する。)を調整する。上記酸
は、ビスコースを再生・凝固させるためのものであり、
塩酸、硫酸等の任意の酸を用いることができる。上記酸
及び架橋剤の濃度は、添加する原料液の量、PVA類の
架橋度に合わせて任意に設定すればよい。
【0023】なお、上記第1凝固液には、硫酸ナトリウ
ム、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、ホウ砂、ホウ
酸等の他の助剤を加えてもよい。これらは、上記原料液
が上記第1凝固液に滴下された際に、その凝固を加速
し、かつ、球形化を促進させる効果を有するので使用す
るのが好ましい。この使用量としては、第1凝固液に対
して1wt%〜飽和量が好ましい。
【0024】次いで、上記原料液を上記第1凝固液中に
滴下する。このとき、PVA類の架橋とビスコース類の
再生・凝固が同時に起こる。ただ、PVA類の架橋によ
る凝固の速度が遅く、液滴状を十分に保持できないが、
ビスコースの再生・凝固の速度が速いので、原料液の液
滴が凝固液中に滴下された状態を保持したまま凝固させ
ることができる。また、ビスコースの再生・凝固時に、
硫化水素ガスが発生するので、得られる凝固体に大きな
気孔が生じる。
【0025】上記第1凝固液の温度は、0〜90℃で可
能であるが、室温〜70℃とするのが好ましい。また、
滴下した原料液を第1凝固液中に保持する時間、すなわ
ち、反応時間は、第1凝固液の温度と関連するが、目的
の架橋度に達する時間とすればよい。これにより、十分
な大きさの気孔を有するPVA系多孔質粒子が得られ
る。
【0026】また、上記の方法以外に、ビスコースの再
生・凝固とPVA類の架橋とを別々に行うこともでき
る。すなわち、上記酸を含有する凝固液(以下、「第2
凝固液」と称する。)を調整する。上記酸の濃度は、添
加する原料液の量に合わせて任意に設定すればよい。こ
のとき、上記第2凝固液には、上記と同様に、硫酸ナト
リウム等の他の助剤を加えてもよい。
【0027】そして、上記原料液を上記第2凝固液中に
滴下する。このとき、ビスコース類の再生・凝固が起こ
ると共に、硫化水素ガスが発生する。このため、得られ
る凝固体に大きな気孔が生じる。
【0028】次いで、架橋剤を溶解した架橋液に浸漬
し、反応させる。これにより、PVA類を架橋させる。
【0029】上記第2凝固液及び架橋液の温度は、0〜
90℃で可能であるが、室温〜70℃とするのが好まし
い。また、原料液を第2凝固液及び架橋液中に保持する
時間、すなわち、反応時間は、第2凝固液や架橋液の温
度と関連するが、凝固反応の終了する時間や、目的の架
橋度に達する時間とすればよい。これにより、十分な大
きさの気孔を有するPVA系多孔質粒子が得られる。
【0030】
【実施例】以下に、この発明を実施例を用いて詳細に説
明する。なお、表1中の”%”は、”重量%”を示す。
【0031】〔実施例1〜4、比較例1〜5〕PVAを
水と混合し95℃で溶解した後、室温まで放冷した。こ
の水溶液に表1に記載の原料を、表1に記載の割合とな
るように添加して十分に混合攪拌して原料液を調製し
た。また、表1に記載の原料を、表1に記載の割合とな
るように添加、混合して凝固液を調製した。
【0032】上記凝固液を表1に記載の反応温度に調整
し、ここに、原料液を滴下した。滴下後3時間浸漬して
生成物を得た。結果を下記に示す。また、下記の方法で
強度を測定した。その結果を表1に示す。
【0033】なお、この実施例及び比較例に使用した原
料を下記に示す。 ・PVA:重合度2000、鹸化度99%、ナカライテ
スク社製 ・ビスコース:セロハン製造用:レンゴー社製 ・硫酸:ナカライテスク社製 ・ホルムアルデヒド:ナカライテスク社製 ・澱粉:馬鈴薯澱粉 ・アルギン酸ナトリウム:ナカライテスク社製 ・硫酸ナトリウム:ナカライテスク社製 ・麻繊維:長さ1mm、3デニール
【0034】強度試験 100リットルの円筒形水槽を用い、この水槽の底部中
央に、13W、12.5リットル/minの水中ポンプ
1台を設置し、75リットルの水道水に各PVA系多孔
質粒子を投入して連続的に運転した。1週間及び1ヶ月
経過後、形状を留めている粒子の割合を特定して残存率
を計算した。その結果を表1に示す。なお、評価は下記
に示す通りである。 ○ 残存率95%以上 △ 残存率60〜95% × 残存率60%未満
【0035】
【表1】 結果 実施例1 原料液を凝固液に滴下すると、その液滴は、直ちに凝固
し始め、粒子化した。そして、3時間の浸漬後、球形に
近い多孔質粒子が得られた。得られた多孔質粒子の断面
を電子顕微鏡で観察したところ、100〜1500μm
の気孔が見られた。また、得られた多孔質粒子は十分な
強度を有していた。
【0036】実施例2 原料液を凝固液に滴下すると、その液滴は、直ちに凝固
し始め、粒子化した。そして、3時間の浸漬後、球形に
近い多孔質粒子が得られた。得られた多孔質粒子の断面
を電子顕微鏡で観察した。その電子顕微鏡写真を図1
(a)(b)に示す。図1(a)は、30倍に拡大した
写真を、図1(b)は、100倍に拡大した写真を示
す。その結果、100〜1500μmの大孔と、50μ
m以下の小孔を有することが明らかとなった。この大孔
はビスコースの発泡によって生じ、小孔は、澱粉の分解
によって生じたものと考えられる。また、得られた多孔
質粒子は十分な強度を有していた。
【0037】実施例3 原料液を凝固液に滴下すると、その液滴は、直ちに凝固
し始め、粒子化した。そして、3時間の浸漬後、球形に
近い多孔質粒子が得られた。得られた多孔質粒子の断面
を電子顕微鏡で観察したところ、実施例2と同様に、1
00〜1500μmの大孔と、50μm以下の小孔が見
られた。また、得られた多孔質粒子は十分な強度を有し
ていた。
【0038】実施例4 原料液を凝固液に滴下すると、その液滴は、直ちに凝固
し始め、粒子化した。そして、3時間の浸漬後、球形に
近い多孔質粒子が得られた。得られた多孔質粒子の断面
を電子顕微鏡で観察したところ、数十〜1000μmの
気孔が見られた。また、得られた多孔質粒子は十分な強
度を有していた。
【0039】比較例1、2、4 原料液を凝固液に滴下しても、原料液はすぐには凝固せ
ず、凝固液中で分散していき、球形粒子を得られなかっ
た。
【0040】比較例3 原料液を凝固液に滴下すると、その液滴は、直ちに凝固
し始め、粒子化した。そして、3時間の浸漬後、球形に
近い多孔質粒子が得られた。得られた多孔質粒子の断面
を電子顕微鏡で観察した。その電子顕微鏡写真を図2
(a)(b)に示す。図2(a)は、30倍に拡大した
写真を、図2(b)は、100倍に拡大した写真を示
す。その結果、4μm程度の小さな亀裂しか有していな
いことが明らかとなった。
【0041】比較例5 原料液を凝固液に滴下すると、その液滴は、直ちに凝固
し始め、粒子化した。そして、3時間の浸漬後、球形に
近い多孔質粒子が得られた。得られた多孔質粒子の断面
を電子顕微鏡で観察したところ、1000μm程度の大
孔も見受けられた。しかし、得られた多孔質粒子は十分
な強度を有していなかった。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、容易にかつ十分な大
きさの気孔を有するPVA系樹脂からなる多孔質粒子を
製造することができる。
【0043】また、十分な大きさの気孔を有するPVA
系多孔質粒子が得られるので、微生物担体として使用す
る場合、担持させる微生物の種類に制限を受けることが
ない。
【0044】さらに、得られるPVA系多孔質粒子は、
十分な強度を有するので、長期間の使用に耐えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施例2で得られたPVA系多孔質粒子
の断面の電子顕微鏡写真(30倍) (b)実施例2で得られたPVA系多孔質粒子の断面の
電子顕微鏡写真(100倍)
【図2】(a)比較例3で得られたPVA系多孔質粒子
の断面の電子顕微鏡写真(30倍) (b)比較例3で得られたPVA系多孔質粒子の断面の
電子顕微鏡写真(100倍)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 29/04 C08L 29/04 B (72)発明者 王 大中 福井県坂井郡金津町自由ケ丘1丁目8番10 号 レンゴー株式会社福井研究所内 (72)発明者 山下 毅 福井県坂井郡金津町自由ケ丘1丁目8番10 号 レンゴー株式会社福井研究所内 Fターム(参考) 4F070 AA01 AA02 AA03 AA26 AC39 AE08 GA10 GB06 GC01 4F074 AA02 AA42 BA67 BB01 CB04 CC06Y CC22X CC22Y CC29Z DA03 4J002 AB012 AB022 BE021 CB001

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコール系樹脂とセルロー
    ス又はセルロース誘導体とを主成分とし、上記ポリビニ
    ルアルコール系樹脂のポリビニルアルコール換算量と、
    上記セルロース又はセルロース誘導体のセルロース換算
    量との存在比(重量比)が1:0.02〜1:0.5で
    あるポリビニルアルコール系多孔質粒子。
  2. 【請求項2】 最大気孔の孔径が少なくとも10μmで
    ある請求項1に記載のポリビニルアルコール系多孔質粒
    子。
  3. 【請求項3】 ポリビニルアルコール類とビスコースの
    セルロース分との重量比が1:0.02〜1:0.5と
    なるように、上記のポリビニルアルコール類及びビスコ
    ースを混合して原料液を調整し、この原料液を酸及び架
    橋剤を含有する凝固液中に滴下することにより、上記原
    料液を凝固・再生及び架橋させるポリビニルアルコール
    系多孔質粒子の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリビニルアルコール類とビスコースの
    セルロース分との重量比が1:0.02〜1:0.5と
    なるように、上記のポリビニルアルコール類及びビスコ
    ースを混合して原料液を調整し、この原料液を酸を含有
    する凝固液中に滴下することにより、上記原料液を凝固
    ・再生させ、次いで、架橋剤で架橋させるポリビニルア
    ルコール系多孔質粒子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106113128A (zh) * 2016-06-23 2016-11-16 湖北祥源新材科技股份有限公司 一种聚合物薄片、制造方法及应用
CN115197515A (zh) * 2022-09-16 2022-10-18 中煤科工集团杭州研究院有限公司 一种生物流化载体材料及其制备方法和应用

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