JP2000344513A - 活性白土定形粒子、その製造方法及びその用途 - Google Patents

活性白土定形粒子、その製造方法及びその用途

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部にマクロポアが形成されていると共に、
ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱物の微細構造が
温存されており、しかも粒径が濾過性に優れた範囲に制
御されている活性白土定形粒子を提供する。 【解決手段】 ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱
物をレーザ回折法により求めた体積基準メジアン径(D
50)が1乃至10μmになるまで粒度調整する工程
と、この粉砕処理物に酸可溶性乃至酸分解性無機化合物
を混合する工程と、この混合物をレーザ回折法により求
めた体積基準メジアン径(D50)が10乃至60μm
の定形粒子となるように造粒する工程と、この定形粒子
を粒子形状を維持したまま酸処理する工程とからなるこ
とを特徴とする活性白土定形粒子の製造方法が提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性白土定形粒
子、その製造方法及びその用途に関するもので、より詳
細には、ジオクタヘドラル型スメクタイトの酸処理物か
ら成り粒子内部に大きなマクロポアを有し、優れた吸着
性と濾過性との組合せを有し、優れた脱色性能、触媒性
能等を示す活性白土定形粒子、その製造方法並びにその
用途に関する。
【0002】
【従来の技術】ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱
物は、吸着性能や脱色性能を有することが古くから知ら
れており、英国ではフーラース・アース、或いはブリー
チング・アース等とも呼ばれている。
【0003】ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱物
を酸処理して、比表面積等が増大した所謂活性白土を製
造することも古くから知られており、例えば、特公昭2
3−335号公報には、酸性白土またはこれに類する粘
土を水中で崩壊しないように0.5乃至30mmに混練
成形し、耐酸容器に入れ無機酸を加熱循環させ賦活する
活性白土の製造方法が記載されている。
【0004】また、特公昭32−2960号公報には、
酸性白土に硫酸を加えて賦形後粉砕可能となるまで乾燥
を行い、粉砕、篩い別して一定の粒度のものを捕集後、
常法により賦活する粒状活性白土の製造方法が記載され
ている。
【0005】特公昭45−11209号公報には、酸可
溶性塩基性成分を含有するケイ酸アルミナ質粘土を酸で
処理して活性白土或いは微粉シリカを製造するに際し、
該ケイ酸アルミナ質粘土を、除去すべき塩基性金属成分
に対し1.0乃至1.5当量の酸またはその水溶液を酸
の添加により形成される該粘土の分散液中の粘土粒子が
沈降し始めるような酸水溶液の量以下の量で混合して、
該粘土中の塩基性金属成分と前記酸とを分散液中で反応
せしめ、しかる後分散液から反応生成物を分離し、反応
生成物粒子を水性媒体中でpH1以下にて処理して、該
生成物中の塩基性金属成分を抽出除去することを特徴と
するケイ酸アルミナ質粘土の酸処理方法が記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の酸処理による活
性白土の製造では、酸の濃度、温度及び処理時間等の酸
処理条件を調節することにより、粘土鉱物中の酸可溶性
塩基成分の少なくとも一部を溶出させ、脱色能や比表面
積の向上を図っていた。
【0007】活性白土の用途の内、油脂類の精製剤の用
途に関しては、油脂類に含まれるクロロフィル等の色素
に対して強い吸着性を有することが要求される一方で、
生産性の点で精製された油脂類と廃白土との分離に対し
ては濾過性が良好であることが要求される。
【0008】ところが、従来の活性白土においては、色
素等に対する吸着性と濾過性とは両立しがたいものであ
り、これらの両方を十分に満足するものは知られていな
い。即ち、色素等の吸着性は活性白土の粒径が微細にな
ればなるほど向上するが、逆に濾過性は粒径が微細にな
ればなるほど著しく低下する。
【0009】本発明者らは、内部にマクロポアが形成さ
れていると共に、ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土
鉱物の微細構造が温存されており、しかも粒径が濾過性
に優れた範囲に制御されている活性白土定形粒子の製造
に成功し、この活性白土定形粒子は吸着性と濾過性との
組合せに顕著に優れていることを見出すに至った。
【0010】従って、本発明の目的は、ジオクタヘドラ
ル型スメクタイトの酸処理物から成り、粒子内部に大き
なマクロポアを有し、優れた吸着性と濾過性との組合せ
を有し、優れた脱色性能、触媒性能等を示す活性白土定
形粒子及びその製造方法を提供するにある。本発明の他
の目的は、上記特性を有する活性白土定形粒子を、格別
の装置や手段を用いることなしに容易に且つ生産性よく
製造しうる方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ジオク
タヘドラル型スメクタイト粘土鉱物の酸処理により得ら
れた活性白土であって、レーザ回折法により求めた体積
基準メジアン径(D )が10乃至60μmの定形粒
子からなり、水銀圧入法で測定した細孔半径1000〜
70000オングストロームの細孔容積が0.63乃至
1.00cc/gの範囲にあり、且つBET比表面積が
250乃至400m/gの範囲にあることを特徴とす
る活性白土定形粒子が提供される。
【0012】この定形粒子では、 1.下記式(1) 式中、Rは前記粒子の走査型電子顕微鏡写真輪郭の外
接円半径を表し、Rはその内接円半径を表す、で定義
される真円度(A)が0.8乃至1.0の範囲にあるこ
と、 2.走査型電子顕微鏡写真において、前記粒子はモンモ
リロナイトに特有のひだ状薄片組織とクレーター状多孔
組織とを有すること、 3.X線回折(Cu−α)において、2θ=19〜20
度にモンモリロナイトに特有の回折ピークと、2θ=2
5〜26度に石膏に特有の回折ピークを有することを特
徴とする、 が好ましい。
【0013】本発明によればまた、ジオクタヘドラル型
スメクタイト粘土鉱物をレーザ回折法により求めた体積
基準メジアン径(D50)が1乃至10μmになるまで
粒度調整する工程と、この粉砕処理物に酸可溶性乃至酸
分解性無機化合物を混合する工程と、この混合物をレー
ザ回折法により求めた体積基準メジアン径(D50)が
10乃至60μmの定形粒子となるように造粒する工程
と、この定形粒子を粒子形状を維持したまま酸処理する
工程とからなることを特徴とする活性白土定形粒子の製
造方法が提供される。
【0014】本発明の製造方法では、 1.粉砕処理物に酸可溶性乃至酸分解性無機化合物を乾
燥物基準で1乃至15重量%の量で混合すること、 2.酸分解性無機化合物が炭酸カルシウムであること、 3.混合物の造粒を混合物のスラリーを噴霧乾燥造粒に
より行うこと、 4.定形粒子の酸処理を60乃至100℃の鉱酸水溶液
中に浸漬することにより行うこと、 が好ましい。本発明によれば更に、上掲記載の活性白土
から成る油脂類の精製剤が提供される。本発明によれば
また更に、上掲記載の活性白土から成る触媒担体が提供
される。
【0015】
【発明の実施形態】本発明の活性白土定形粒子は、ジオ
クタヘドラル型スメクタイト粘土鉱物の酸処理により得
られた活性白土からなるが、一定の粒径を有する定形粒
子からなり、内部に大きなマクロポアを有し、且つ色素
等の吸着に必要な活性表面を有することが特徴である。
【0016】添付図面の図1(A)及び1(B)は、本
発明による活性白土定形粒子の粒子構造を示す走査型電
子顕微鏡写真であり、一方図2(A)及び2(B)は従
来油脂類の精製剤として使用されている活性白土の走査
型電子顕微鏡写真である。上記写真の対比から、従来の
活性白土粒子は不定形粒子構造を有するのに対して、本
発明による活性白土定形粒子は球状乃至球状に近い定形
粒子構造を有していること、及びまた本発明による活性
白土定形粒子は従来の活性白土粒子に比してかなり狭い
範囲の粒度分布を有することが理解される。この定形粒
子構造により、本発明の活性白土粒子は、サラサラとし
て粉体としての流動性に優れており、粉体としての取り
扱い性に優れている。
【0017】図4は、本発明による活性白土定形粒子の
レーザ回折法により求めた体積基準の粒度分布の一例を
示す図であり、本発明による活性白土定形粒子では、メ
ジアン径(D50)が10乃至60μm、特に10乃至
45μmの比較的大きな範囲内にある。この活性白土粒
子は、上記範囲内の粒径を有することにより、濾過性に
顕著に優れており、しかも被処理物との均一且つ一様な
接触を可能にするという利点が達成される。
【0018】図5は、本発明による活性白土粒子の水銀
圧入法により求めた細孔分布曲線を示している。図5に
おいて、横軸は細孔半径(オングストローム)の対数値
を示し、縦軸は細孔容積(cc/g)の変化/細孔半径
(オングストローム)の対数値の変化、即ち微分値を示
している。この図から、本発明による活性白土粒子は、
細孔半径が大きい領域、特に細孔半径が15000〜5
0000オングストロームの領域に大きな細孔容積のピ
ークを有するという事実が明らかとなる。本発明による
活性白土粒子では、水銀圧入法で測定した細孔半径10
00〜70000オングストロームの細孔容積(PV)
が0.63乃至1.00cc/g、特に0.65乃至
1.00cc/gの範囲にあり、従来の活性白土粒子の
細孔容積(PV)が0.55cc/gであるのに対し
て、マクロポアが顕著に増大していることが明らかであ
る。この増大したマクロポアにより、本発明による活性
白土粒子では、被処理物の活性吸着サイトへの拡散速度
が増大し、吸着速度や吸着量の増大に役立っていると信
じられる。上記細孔容積(PV)が上記範囲を下回る
と、細孔容積が上記範囲内にある場合に比して、吸着速
度も吸着容量も低下する傾向がある。
【0019】本発明による活性白土粒子は、増大した粒
径及び増大したマクロポアにもかかわらず、BET比表
面積が250乃至400m/g、特に300乃至40
0m /gの範囲にあり、従来の活性白土粒子に比して
勝るとも劣らない比表面積を有している。この比表面積
が上記範囲を下回ると、吸着容量が上記範囲内にある場
合に比して低下する傾向があり、一方上記範囲を上回る
と被吸着質との親和力が低下することにより、吸着容量
が低下する傾向が認められる。
【0020】本発明の活性白土定形粒子が、球状乃至球
状に近い定形粒子構造を有することは既に指摘したが、
下記式(1) 式中、Rは前記粒子の走査型電子顕微鏡写真輪郭の外
接円半径を表し、Rはその内接円半径を表す、で定義
される真円度(A)が0.8乃至1.0、特に0.85
乃至1.0の範囲内にある。この真円度も、濾過性や粉
体としての取り扱い性に密接に関連しており、この範囲
を下回ると、濾過性が低下し、また粉体としての取り扱
い性が低下する傾向がある。
【0021】図3(A)は、本発明による活性白土定形
粒子の微細構造を示す走査型電子顕微鏡写真であり、極
めて興味深い内部構造を示している。即ち、走査型電子
顕微鏡写真において、本発明による活性白土粒子はモン
モリロナイトに特有のひだ状薄片組織とクレーター状多
孔組織とを有することが明らかである。即ち、モンモリ
ロナイトはひだ状薄片組織(湾曲した薄片組織)が多数
寄せ集められた構造を有するが、本発明による活性白土
粒子では、このモンモリロナイトの構造が実質上そのま
ま残存しているという驚くべき事実が明らかとなる。従
来の活性白土粒子では、図3(B)にも示したとおり、
粉砕によりひだ状薄片組織が消失しているが、本発明に
よる活性白土定形粒子では、この組織が残留しており、
これが色素等の吸着に有効に作用している。更に、この
粒子内には、クレーター状多孔組織が形成されており、
これが被処理物質に対する通路となり、吸着サイトへの
拡散速度を増大させるのに役立っている。
【0022】図6は、本発明による活性白土定形粒子の
X線回折像である。このX線回折像(Cu−α)から、
この粒子は、2θ=19〜20度にモンモリロナイトに
特有の回折ピークと、2θ=25〜26度に石膏に特有
の回折ピークを有することを示している。尚、石膏の機
能については、製造方法に関連して後で説明する。
【0023】本発明では、上記活性白土定形粒子は、ジ
オクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱物乃至その予備酸
処理物或いはアルカリ処理物(以下単に原料粘土とも呼
ぶ)をレーザ回折法により求めた体積基準メジアン径
(D50)が1乃至10μmになるまで粒度調整する工
程と、この粉砕処理物に酸可溶性乃至酸分解性無機化合
物を混合する工程と、この混合物をレーザ回折法により
求めた体積基準メジアン径(D50)が10乃至60μ
mの定形粒子となるように造粒する工程と、この定形粒
子を粒子形状を維持したまま酸処理する工程とにより製
造される。
【0024】即ち、本発明の方法では、酸処理工程に先
立って、原料粘土の粒度調整工程、酸可溶性乃至酸分解
性無機化合物の混合工程、及び混合物の造粒工程を行
う。先ず、原料粘土の粒度調整工程は、マクロポアの容
積が大きく、しかも比表面積が大きな活性白土を製造す
る上で必須不可欠な工程であり、原料粘土の粒度が上記
範囲よりも大きいときには、細孔容積や比表面積が減少
する傾向があり、色素などの吸着性能も低下する傾向が
ある。一方、原料粘土の粒度を上記範囲よりも小さくす
ることは、原料粘土の粉砕に要する負担が過度なものと
なって、経済的に好ましくないと共に、最終活性白土の
特性の点でも過粉砕による好ましくない影響がある。
【0025】酸可溶性乃至酸分解性無機化合物を、粒度
調整原料粘土に混合することも、活性白土のマクロポア
を増大させる上で重要である。原料粘土の造粒物中に、
酸可溶性乃至酸分解性無機化合物を含有させることによ
り、粒状物を酸処理する際、これらの無機化合物が酸に
より溶出乃至分解され、その後にマクロポアが形成され
ると信じられる。
【0026】粒度調整原料粘土と酸可溶性乃至酸分解性
無機化合物との混合物を前記粒径の粒状物に造粒するこ
とにより、最終活性白土粒子の粒子形状及び粒径を、前
述した範囲に制御することが可能となり、これにより濾
過性の向上と被処理物との一様な接触とが可能となる。
【0027】本発明では、このようにして形成される混
合物の造粒物を、定形粒子構造が維持される条件下に酸
処理する。この酸処理により、原料粘土の活性化と、酸
可溶性乃至酸分解性無機化合物の酸による溶出乃至分解
とが行われ、粒子内部に大きなマクロポアを有し、優れ
た吸着性と濾過性との組合せを有し、優れた脱色性能、
触媒性能等を示す活性白土定形粒子が得られる。
【0028】[原料粘土鉱物]ジオクタヘドラル型スメ
クタイトは、AlO八面体層が2つのSiO四面体
層でサンドイッチされ、且つAlO八面体層のAlが
FeやMgで同形置換され且つSiO四面体層のSi
がAlで同形置換された三層構造を基本層単位とし、こ
の基本層単位がc軸方向に積層された積層構造から成
り、この層間には同形置換による電荷の不足を補う形で
金属カチオンが存在している。
【0029】図7は図6の活性白土の製造に用いた原料
粘土のX線回折像を示す。図7及び図6から、本発明に
用いる原料粘土、及びそれから製造された活性白土で
は、面指数(11)に明確な回折ピークを示し、これは
粘土中の基本三層構造の存在を示すものであり、この基
本三層構造が活性白土中にも残留していることを示して
いる。
【0030】結晶のX線回折では、下記のBraggの
式(2) nλ = 2dhkl Sinθ ‥‥(2) 式中、nは次数であり、λはX線の波長であり、d
hklは結晶の(hkl)の面間隔であり、θは回折角
である、を満足するとき、干渉に強度ピークが現れるこ
とが知られている。粘土鉱物の底面反射ピーク(00
1)は、左右対称のピークを示すが、(hkl)の反射
に著しい非対称のピークを示すものが多い。これは、各
層が平行には重なっているが、各層の相対的位置がでた
らめであるためである。このような非対称ピークを2次
元反射と呼び、指数(l)は特定の値をとらないので、
指数としては、(hk)で表す。本明細書でいう面指数
(11)はこの意味でのものである。
【0031】ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱物
としては、粘土鉱物分類上、モンモリロナイト、バイデ
ライト、ノントロナイト、ボルコンスコアイトなどが含
まれ、モンモリロナイトには、いわゆる酸性白土、ベン
トナイトなどが包含される。ジオクタヘドラル型スメク
タイトは、火山灰や溶岩等が海水の影響下に変性される
ことにより生成したと考えられる。代表的な原料粘土鉱
物の化学組成の一例を下記に示す。 SiO 64.4重量% Al 16.3重量% Fe 3.3重量% MgO 6.5重量% CaO 0.9重量% KO 0.5重量% NaO 1.4重量% 灼熱減量 6.7重量%
【0032】原料として用いるジオクタヘドラル型スメ
クタイト粘土鉱物には、石砂、鉄分、オパールCT、石
英等の不純物が含有されている場合がある。これらの不
純物を除去するために、石砂分離、浮力選鉱、磁力選鉱
等の精製操作を行うことができる。また、後述する粒度
調整を行うに先立って、軽度の酸処理により鉄分を除去
したり、また軽度のアルカリ処理によりオパールCT、
石英等の不純物を可溶性のケイ酸分に添加することもで
き、このように前処理した原料粘土を本発明の方法に使
用することもできる。
【0033】[粒度調整工程]本発明では、上記原料粘
土をレーザ回折法により求めた体積基準メジアン径(D
50)が1乃至10μm、特に1乃至5μmになるまで
粒度調整する。この粒度調整は、ジオクタヘドラル型ス
メクタイト粘土鉱物の水簸、風簸、或いはその他の分級
操作で行うこともできるし、粉砕操作で行うことも可能
である。一般には、原料粘土の使用効率を高めるため
に、乾式粉砕、或いは湿式粉砕で粒度調整を行うのがよ
く、粉砕には、ボールミル、チューブミル、などの微粉
砕機を用いるのが好適である。一般に、原料粘土を、固
形分濃度が5乃至25重量%の水性スラリーとして、湿
式粉砕により粒度調整を行うことが好ましい。粉砕処理
は、一段で行っても、或いは多段に行うこともでき、粉
砕後或いは粉砕の途中に分級操作を組み合わせて行って
もよい。
【0034】[混合工程]本発明では、粒度調整された
原料粘土に酸可溶性乃至酸分解性無機化合物を混合す
る。酸可溶性乃至酸分解性無機化合物としては、カルシ
ウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、亜鉛、ア
ルミニウムなどの酸化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩
及びアルミニウム、鉄などの金属の内、酸可溶性のもの
や酸分解性のものが使用される。
【0035】これらの内で例えば炭酸カルシウムを用い
ると、酸分解により炭酸ガスを発生し、これが活性白土
粒子中のマクロポア増大に寄与すると考えられる。酸分
解性化合物として、炭酸カルシウムを使用すると、上記
の利点に加えて、更に付加的な利点も得られる。即ち、
炭酸カルシウムを含む原料粘土造粒物を硫酸で酸処理す
ると、炭酸ガスを発生すると同時に石膏を生成する。こ
の石膏は、活性白土定形粒子のマクロポアの中に存在し
て、酸処理後の活性白土定形粒子の乾燥時における収縮
を防止するように作用する。更に、炭酸カルシウムは水
中に不溶性であるため、このものを粒子の形で混合物中
に含有させることができ、湿式混合にて原料粘土と酸分
解性化合物との混合物を製造できるという利点を与え
る。かくして、マクロポアが安定した形で存在する活性
白土定形粒子を製造する上では、特に炭酸カルシウムを
用いることが推奨される。
【0036】酸可溶性乃至酸分解性無機化合物の粒径
(D50)は、一般に0.1乃至5μm、特に0.1乃
至2μmの範囲にあることが、マクロポアを含む定形粒
子を製造する上で好ましい。
【0037】混合すべき酸可溶性乃至酸分解性無機化合
物の量は、種類によっても相違するが、一般に原料粘土
の乾燥物基準で、1乃至15重量%、特に3乃至6重量
%の範囲にあるのが適当である。この量が上記範囲を下
回るとマクロポア増大が不十分となる傾向があり、一方
上記範囲を上回ると粒子強度が低下する傾向がある。混
合は、両者の混合が一様に行われるようなものであれば
よく、一般に攪拌機中で30乃至60分間の攪拌を行う
のがよい。
【0038】[造粒工程]本発明では、かくして得られ
る混合物をレーザ回折法により求めた体積基準メジアン
径(D50)が10乃至60μm、特に10乃至45μ
mの定形粒子となるように造粒する。
【0039】上記粒度の造粒物が得られる限り、造粒手
段は特に限定されないが、特に好ましい方法として、混
合物の水性スラリーを噴霧乾燥造粒する方法が挙げられ
る。この噴霧乾燥造粒法によれば、球状乃至球状に近い
定形粒子が得られると共に、粒径を上記範囲に調節する
ことも容易であるという利点がある。
【0040】噴霧乾燥造粒には、一般に固形分濃度が3
乃至10重量%の水性スラリーを用い、二流体ノズルを
用いて、乾燥雰囲気中に微粒化噴霧し、造粒と乾燥とを
行う。乾燥雰囲気の温度は、80乃至500℃程度が適
当であり、形成される粒子の水分率は15重量%以下が
適当である。
【0041】[酸処理]酸処理は、造粒された定形粒子
をその粒子形状を維持したまま行う。酸処理は、処理槽
に前記混合物の造粒物を充填し、酸水溶液と接触するこ
とにより行われる。酸水溶液としては、鉱酸類、例えば
硫酸、塩酸等、特に硫酸が使用され、その濃度は20乃
至35重量%程度が適当である。処理温度は、60乃至
100℃の範囲、処理時間は3乃至20時間の範囲か
ら、活性白土についての前記要件が満足されるように条
件を選択する。
【0042】一般に、酸処理は予め温度が60乃至10
0℃、好ましくは70乃至95℃の鉱酸水溶液中に、造
粒物を投入することにより行うことが、活性白土定形粒
子の物性を本発明で規定した範囲に維持するために望ま
しい。
【0043】酸処理後の母液中には、アルミナ分、マグ
ネシウム分、カルシウム分、鉄分等の塩基性成分が含有
されているので、この母液は無機系液体凝集剤又は石膏
の原料に使用される。
【0044】母液回収後の酸処理物を水洗し、その後酸
処理物を乾燥し、必要により分級して、活性白土定形粒
子の製品とする。本発明においては、酸処理物中に含有
される水溶性塩類の量が、用いた酸の酸根として、3重
量%以下、特に1重量%以下となるように除去されてい
ることが望ましい。というのは、酸処理物中に含有され
る水溶性塩は、それがかなり微量であっても、製品の品
質に悪影響をもたらすからである。
【0045】得られた酸処理物は、必要により乾燥乃至
焼成することもできる。乾燥乃至焼成により、活性白土
は表面シラノール基の濃度が減少し、水中で幾分膨潤し
難い構造となるものと思われる。乾燥乃至焼成は一般に
80乃至500℃特に100乃至300℃の温度で0.
5乃至10時間、特に0.7乃至5時間程度行うのが望
ましい。
【0046】[活性白土定形粒子及び用途]本発明の活
性白土定形粒子は、前述した特徴を有する。この活性白
土の化学組成は、必ずしもこれに限定されるものでない
が、代表的な化学組成の一例は次の通りである。 SiO 76.6重量% Al 10.4重量% Fe 2.4重量% MgO 2.5重量% CaO 0.5重量% 灼熱減量 6.5重量%
【0047】本発明の活性白土は、エチレングリコール
処理した状態で測定した面間隔が17乃至19オングス
トロームにX線回折ピークを有する。添付図面の図8
は、エチレングリコール処理した状態で測定した本発明
の活性白土のX線回折像を示す。エチレングリコール処
理は、面指数(001)の底面反射の面間隔を上記の一
定の範囲に揃えるものであり、本発明の活性白土は、基
本的にジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱物の層状
構造を失っていないことも明らかとなる。
【0048】本発明の活性白土は、他の特性として、カ
チオン交換容量が30乃至55meq/100gの値を有してい
る。
【0049】本発明の活性白土は、油脂類或いは鉱物油
の精製剤、特に油脂類或いは鉱物油の脱色剤、或いは脱
酸剤として有用である。
【0050】精製すべき油脂類としては、植物油脂、動
物油脂及び鉱物油の少なくとも1種が挙げられる。原料
の油脂は、天然の動植物界に広く存在し、脂肪酸とグリ
セリンとのエステルを主成分とするものであり、例えば
サフラワー油、大豆油、菜種油、パーム油、パーム核
油、べに花油、綿実油、ヤシ油、米糠油、ゴマ油、ヒマ
シ油、亜麻仁油、オリーブ油、桐油、椿油、落花生油、
カポック油、カカオ油、木蝋、ヒマワリ油、コーン油な
どの植物性油脂及びイワシ油、ニシン油、イカ油、サン
マ油などの魚油、肝油、鯨油、牛脂、牛酪脂、馬油、豚
脂、羊脂などの動物性油脂の単独またはそれらを組み合
わせたものが挙げられる。一方、鉱物油としては、各種
潤滑油、例えばスピンドル油、冷凍機油、ダイナモ油、
タービン油、マシン油、船用内燃機関潤滑油、ガソリン
エンジン潤滑油、ディーゼルエンジン潤滑油、シリンダ
ー油、マリンエンジン油、ギヤー油、切削油、絶縁油、
自動変速機油、圧縮機油、油圧作動油、圧延油等が挙げ
られる。
【0051】精製処理に際しては、脱色乃至精製すべき
油脂或いは鉱物油に、活性白土を、粉末の状態で脱色剤
乃至精製剤として添加し、両者を均一に攪拌することに
より、油脂或いは鉱物油中に含有される着色成分や不純
物成分を白土粒子中に吸着させる。本発明による活性白
土定形粒子は、色素や不純物の吸着性に優れていると共
に、精製した油脂類と分離するための濾過に際して、濾
過性に優れているという利点を与える。
【0052】油脂或いは鉱物油の脱色処理は、それ自体
公知の条件であり、例えば油脂或いは鉱物油当たり重量
基準で5%以下の脱色乃至精製剤を添加し、50乃至2
50℃の温度で5乃至30分間、両者の組成物を撹拌す
ることにより、脱色乃至精製処理を完了することができ
る。
【0053】脱色乃至精製処理を終えた混合物は、これ
を任意の濾過機、例えばフィルタープレス、ベルトフィ
ルター、オルバフィルター、アメリカンフィルター、遠
心濾過機等の減圧乃至は加圧式濾過機に供給して、精製
油脂或いは鉱物油と使用済みの脱色乃至精製剤である所
謂廃白土とに分離される。本発明の脱色剤では、この廃
白土の量を低減させることができる。
【0054】本発明の活性白土定形粒子は、また、触媒
或いは触媒担体として用いることもできる。即ち、この
活性白土定形粒子は、固体酸としての活性を有すると共
に、大きなマクロポアを有しているため、活性サイトへ
の拡散速度が大きく、そのため従来の活性白土に比べて
活性が高く、そのため有機化学反応における脱水、分
解、重合、異性化などの触媒として使用することができ
る。
【0055】また、この活性白土定形粒子は、触媒担体
として用いることもでき、例えば、Ti,Zr,V,Cr,Mo,W,M
n,Co,Ni,Pd,Pt,Cuなどのそれ自体公知の触媒金属成分を
この活性白土定形粒子に担持させ、触媒として用いるこ
ともできる。
【0056】
【実施例】次に実施例について述べるが、測定方法は以
下のように行った。
【0057】(1)平均粒子径の測定 平均粒径(メジアン径:μm)は、マルバーン社製のレ
ーザー回折型粒子サイズアナライザー(マスターサイザ
ーS)を用いて測定した。
【0058】(2)BET比表面積 カルロエルバ社製Sorptomatic Serie
s 1900を使用し、BET法により測定した。
【0059】(3)細孔容積 マイクロメリティクス社製オートポア9220を使用
し、水銀圧入法により細孔容積を測定した。
【0060】(4)走査型電子顕微鏡写真(SEM) 走査型電子顕微鏡は、日立製走査型電子顕微鏡S−57
0を用いて撮影した。
【0061】(5)真円度 走査型電子顕微鏡(日立製S−570)で得られた写真
像から、代表的な粒子を選択し、以下の式(1)から求
めた。 式中、Rは前記粒子の走査型電子顕微鏡写真輪郭の外
接円半径を表し、Rはその内接円半径を表す。
【0062】(6)X線回折 理学電気(株)製ガイガーフレックスRAD−1Bシス
テム用をいて、Cu−Kαにて以下の条件で測定した。 ターゲット Cu フィルター Ni 管電圧 35kV 管電流 15mA 走査速度 2deg/min 時定数 1sec スリット DS(SS) 1deg RS 0.3m
【0063】(7)エレングリコール処理した試料のX
線回折 110℃で2時間乾燥した試料を1.0g採取する。こ
れに10%エチレングリコール水溶液をホールピペット
で5ml加える。攪拌棒で良くかき混ぜてから60℃で
12時間乾燥する。乾燥物をメノウ乳鉢ですりつぶして
できた粉末を下記の条件でX線回折測定した。 ターゲット Cu フィルター Ni 管電圧 40kV 管電流 20mA 走査速度 1deg/min 時定数 2sec スリット DS(SS) 1/2deg RS 0.
3mm
【0064】(8)固体酸量 n-ブチルアミン測定法[参考文献:「触媒」Vol.11,No6,
P210-216(1969)]にて測定した。
【0065】(9)充填密度 JIS K 6220に準じて、鉄シリンダー法により測
定した。
【0066】(10)化学組成 強熱減量(Ig−loss)、二酸化ケイ素(Si
2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化鉄(Fe2
3)、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム
(MgO)の分析はJIS.M.8855に準拠して測
定した。また、Na 2O、K2Oは原子吸光法を用いた。
なお、測定試料は試料1gを110℃で3時間乾燥した
物を基準とする。
【0067】(11)pH JIS.K.5101.26に準じて測定した5%サス
ペンジョンのpH値。
【0068】(12)脱色試験法及びクロロフィル残留
濃度 脱色用吸着剤の性能を試験するには図9に示す脱色試験
機を用いる。詳しくは、化学と工業4,125(195
1)を参照すること。脱色試験機には8本の硬質ガラス
製大型試験管(容量200ml)が油浴にセットできる。
各試験管には、下端が丸くなった波形の攪拌棒を入れ、
その下端は試験管の底部に常に接触するようにゴム管で
調節する。8本の攪拌棒は中央の親歯車から分かれた子
歯車によって回転するので、その回転速度は全く等しく
保たれる。中央の親歯車の下には油浴を攪拌する攪拌羽
根がついていて、油浴内の温度を均一に保っている。脱
色試験は最大8個まで、任意の数で試験できる。各試験
管に脱酸処理済みの菜種油を50gづつ採取し、各吸着
剤サンプルを0.5gづつ(油に対して1%)加えて脱
色試験用の攪拌棒でよく混ぜる。各試験管を110℃に
保たれた前記の脱色試験機にセットし、20分間攪拌を
行った後脱色試験機から取り出し、油と吸着剤の混合ス
ラリーを濾過することにより各脱色油を得る。 (脱色試験)各脱色油の白色光線透過率(蒸留水の透過
率を100%としたときの相対値)を(株)平間理化研
究所製光電比色計2C型で測定し、その数値をもって各
吸着剤の脱色能とする。透過率の数値が高いほど用いた
吸着剤の脱色能も高いことを表している。 (クロロフィル残留濃度)各脱色油を紫外線吸光スペク
トルにより波長λ=670nmにおけるクロロフィルの
濃度を測定した。
【0069】(13)濾過性試験 300mlビーカーに脱酸処理済みの大豆油を150g
採取し、加熱式マグネティクスタラー上で攪拌しながら
95℃に加熱した後、吸着剤サンプルを15g(油に対
して10%)加え15分間攪拌を行う。その後、油と吸
着剤の混合スラリーを95℃に保ちながら300mmH
gの減圧下で濾過する。ロート内に油と吸着剤の混合ス
ラリーを注ぎ入れた時から濾過ケーキ表面全体が見える
までの時間を濾過速度とする。
【0070】(実施例1)表1に示すジオクタヘドラル
型スメクタイト粘土鉱物を原料として用い、この原料5
00g(水分40%)を固形分濃度で20wt%スラリ
ーを調整しポットミルにて湿式粉砕を行う。その後、篩
で不純物を除去した後連続式微粒化湿式粉砕機で体積メ
ジアン径(D50)が5μmになるよう湿式粉砕した。
次に、この粉砕した原料スラリー1000gに炭酸カル
シウムを固形分濃度で8wt%に調製したスラリーを1
31g(乾燥物基準で5wt%)を加え攪拌機で30分
間混合する。混合したスラリーをスプレー乾燥し粒状物
(平均粒径35μm)を得た。得られた粒状物を濃度3
5%の硫酸で酸処理し、水洗、乾燥し、150mesh
で篩い活性白土定形粒子を得た。得られた活性白土定形
粒子について物性を測定し、その結果を表1に示す。ま
た、SEM写真を図1(A)に示す。この時の真円度
(A)は0.94であった。脱色試験及び濾過性試験は
良好で、その結果を表3に示す。
【0071】(実施例2)表1に示すジオクタヘドラル
型スメクタイト粘土鉱物を原料として用い、この原料5
00g(水分40%)を固形分濃度で20wt%スラリ
ーを調整しポットミルにて湿式粉砕を行う。その後、篩
で不純物を除去した後連続式微粒化湿式粉砕機で体積メ
ジアン径(D50)が2μmになるよう湿式粉砕した。
次に、この粉砕した原料スラリー1000gに炭酸カル
シウムを固形分濃度で8wt%に調製したスラリーを1
31g(乾燥物基準で5wt%)を加えホモミキサーで
600rpmで60分間混合する。混合したスラリーを
スプレー乾燥し粒状物(平均粒径39.1μm)を得
た。得られた粒状物を濃度35%の硫酸で酸処理し、水
洗、乾燥し、150meshで篩い活性白土定形粒子を
得た。得られた活性白土定形粒子について物性を測定
し、その結果を表1に示す。脱色試験及び濾過性試験は
良好で、その結果を表3に示す。また、SEM写真を図
1(B)に示す。この時の真円度(A)は、0.91で
あった。
【0072】(実施例3)実施例1で炭酸カルシウムを
炭酸マグネシウムに変えた以外は、実施例1と同じ手順
で行い、活性白土定形粒子を得た。得られた活性白土定
形粒子について物性を測定し、その結果を表1に示す。
更に、脱色試験及び濾過性試験は良好で、その結果を表
3に示す。
【0073】(実施例4)実施例2で炭酸カルシウムを
消石灰(水酸化カルシウム)に変えた以外は、実施例2
と同じ手順で行い、活性白土定形粒子を得た。得られた
活性白土定形粒子について物性を測定し、その結果を表
1に示す。更に、脱色試験及び濾過性試験は良好で、そ
の結果を表3に示す。
【0074】(実施例5)実施例2で8wt%炭酸カル
シウムスラリー量を441g(乾燥物基準で15wt
%)に変えた以外は、実施例2と同じ手順で行い、活性
白土定形粒子を得た。得られた活性白土定形粒子につい
て物性を測定し、その結果を表1に示す。更に、脱色試
験及び濾過性試験は良好で、その結果を表3に示す。
【0075】(比較例1)表2に示すジオクタヘドラル
型スメクタイト粘土鉱物を原料として用い、この原料5
00g(水分40%)を固形分濃度で20wt%スラリ
ーを調整しポットミルにて湿式粉砕を行う。その後、篩
で不純物を除去した後連続式微粒化湿式粉砕機で体積メ
ジアン径(D50)が2μmになるよう湿式粉砕した。
このスラリーをスプレー乾燥し粒状物を得た。得られた
粒状物を濃度35%の硫酸で酸処理し、水洗、乾燥し、
150meshで篩い活性白土定形粒子を得た。得られ
た活性白土定形粒子について物性を測定し、その結果を
表2に示す。更に、脱色試験及び濾過性試験の結果を表
3に示す。
【0076】(比較例2)実施例2で8wt%炭酸カル
シウムスラリー量を625g(乾燥物基準で20wt
%)に変えた以外は、実施例2と同じ手順で行い、活性
白土定形粒子を得た。得られた活性白土定形粒子につい
て物性を測定し、その結果を表2に示す。更に、脱色試
験及び濾過性試験の結果を表3に示す。
【0077】(比較例3〜5)表2にそれぞれ示した組
成の市販の活性白土を用いた。それぞれの活性白土につ
いて物性測定を行い、その結果について表2に示す。更
に脱色試験及び濾過性試験の結果を表3に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、内部にマクロポアが形
成されていると共に、ジオクタヘドラル型スメクタイト
粘土鉱物の微細構造が温存されており、しかも粒径が濾
過性に優れた範囲に制御されている活性白土定形粒子の
製造に成功した。この活性白土定形粒子は吸着性と濾過
性との組合せに顕著に優れている。本発明によればま
た、上記特性を有する活性白土定形粒子を、格別の装置
や手段を用いることなしに容易に且つ生産性よく製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の活性白土定形粒子の一例の粒子構造を
示す走査型電子顕微鏡写真である。(倍率:図1(A)
及び図1(B)共に1000倍)
【図2】従来の活性白土の粒子構造を示す走査型電子顕
微鏡写真である。(倍率:図2(A)は1000倍、図
2(B)は300倍)
【図3】本発明の活性白土定形粒子の一例の内部構造を
示す走査型電子顕微鏡写真(図3(A))と、従来の活
性白土の内部構造を示す走査型電子顕微鏡写真(図3
(B))である。(倍率:図3(A)及び図3(B)共
に1000倍)
【図4】本発明の活性白土定形粒子の一例の粒度分布曲
線である。
【図5】本発明の活性白土定形粒子の一例の細孔分布曲
線である。
【図6】本発明の活性白土定形粒子の一例のX線回折像
である。
【図7】原料として用いたジオクタヘドラル型スメクタ
イト粘土鉱物のX線回折像である。
【図8】本発明の活性白土定形粒子の一例をエチレング
リコール処理した状態で測定したX線回折像である。
【図9】脱色試験機の断面図を示す。
【符号の説明】
A 親歯車 B 子歯車 C 電動機連結用プーリー D ゴム管 E 温度計 F ガラス攪拌棒 G 試験管 H 油浴 I 油浴攪拌機 J 電熱器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 21/16 B01J 21/16 Z (72)発明者 久世 大輔 東京都中央区日本橋室町4丁目1番21号 水澤化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4D017 AA03 AA05 BA20 CA01 CB01 DA10 EA03 4G004 KA01 KA02 4G066 AA17A AA17B AA34D AA43A AA43B AA47D AA64B AE01D BA09 BA20 BA25 BA26 BA38 BA50 CA05 CA10 CA56 DA09 DA10 FA11 FA26 FA37 4G069 AA01 BA10A BB16A CA01 EA01Y EC03X 4G073 CM18 FA15 FB10 FB29 FD01 FD02 FD05 FD26 FE01 GA03 GA12 GB02 GB03 UA02 UA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱
    物の酸処理により得られた活性白土であって、レーザ回
    折法により求めた体積基準メジアン径(D )が10
    乃至60μmの定形粒子からなり、水銀圧入法で測定し
    た細孔半径1000〜70000オングストロームの細
    孔容積が0.63乃至1.00cc/gの範囲にあり、
    且つBET比表面積が250乃至400m/gの範囲
    にあることを特徴とする活性白土定形粒子。
  2. 【請求項2】 下記式(1) 式中、Rは前記粒子の走査型電子顕微鏡写真輪郭の外
    接円半径を表し、Rはその内接円半径を表す、で定義
    される真円度(A)が0.8乃至1.0の範囲にあるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の活性白土定形粒子。
  3. 【請求項3】 走査型電子顕微鏡写真において、前記粒
    子はモンモリロナイトに特有のひだ状薄片組織とクレー
    ター状多孔組織とを有することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の活性白土定形粒子。
  4. 【請求項4】 X線回折(Cu−α)において、2θ=
    19〜20度にモンモリロナイトに特有の回折ピーク
    と、2θ=25〜26度に石膏に特有の回折ピークを有
    することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    活性白土定形粒子。
  5. 【請求項5】 ジオクタヘドラル型スメクタイト粘土鉱
    物をレーザ回折法により求めた体積基準メジアン径(D
    50)が1乃至10μmになるまで粒度調整する工程
    と、この粉砕処理物に酸可溶性乃至酸分解性無機化合物
    を混合する工程と、この混合物をレーザ回折法により求
    めた体積基準メジアン径(D50)が10乃至60μm
    の定形粒子となるように造粒する工程と、この定形粒子
    を粒子形状を維持したまま酸処理する工程とからなるこ
    とを特徴とする活性白土定形粒子の製造方法。
  6. 【請求項6】 粉砕処理物に酸可溶性乃至酸分解性無機
    化合物を乾燥物基準で1乃至15重量%の量で混合する
    ことを特徴とする請求項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 酸分解性無機化合物が炭酸カルシウムで
    あることを特徴とする請求項5または6に記載の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 混合物の造粒を混合物のスラリーを噴霧
    乾燥造粒により行うことを特徴とする請求項5乃至7の
    何れかに記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 定形粒子の酸処理を60乃至100℃の
    鉱酸水溶液中に浸漬することにより行うことを特徴とす
    る請求項5乃至8の何れかに記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至4の何れかに記載の活性
    白土から成る油脂類の精製剤。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至4の何れかに記載の活性
    白土から成る触媒担体。
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