JP2000344471A - 重機への接触防止装置 - Google Patents

重機への接触防止装置

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JP2000344471A
JP2000344471A JP11150861A JP15086199A JP2000344471A JP 2000344471 A JP2000344471 A JP 2000344471A JP 11150861 A JP11150861 A JP 11150861A JP 15086199 A JP15086199 A JP 15086199A JP 2000344471 A JP2000344471 A JP 2000344471A
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JP
Japan
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heavy equipment
rod
heavy
attached
crane
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JP11150861A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tatsuoka
清 立岡
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重機への取り付けが容易で、しかも、大きさ
や形状の異なる種々の機種の重機にもそのまま取り付け
が可能で、機種により異なる旋回範囲にも柔軟に対応で
き、重機の走行時や作業休止時には邪魔にならず作業の
妨げになることもない。 【解決手段】 重機の側面に着脱自在に取り付けた垂直
方向に起伏自在な擺動部材としての蝶番10に、長さ調節
自在な複数の棒状体12の基部を弾性部材としてのコイル
スプリング11を介して搖動自在に取り付け、前記棒状体
12を重機から突出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木建設重機に作
業員などが接触することを防止する重機への接触防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】土木建設用の重機1として、例えば旋回
重機の一つに掘削シャベルがあり、その一例としてのバ
ックホウは、図3、図4、図6に示すように下部走行体
2、上部旋回体3、ショベル4、オペレータの運転席5
などから構成されており、上部旋回体3の後部にはカウ
ンターウェイト6が装備されている。そして、作業時に
は運転席5内の作業員が上部旋回体3を旋回しながらシ
ョベル4で掘削などを行う。
【0003】かかる作業時、上部旋回体3の後部のカウ
ンターウェイト6部分は運転席5からは死角となってカ
ウンターウェイト6の下方部分がよく見えず、重機の旋
回半径内にいる作業員が重機の旋回によって重機と接触
したり、重機と構造物との間に挟まれる事故が発生する
ことがある。
【0004】そこで、このような事故を防止するため
に、従来、例えば、重機の旋回範囲内に人が立ち入らな
いように、その周囲の境界線の箇所に重機とは離間させ
てバリケード、カラーコーン、ロープ、単管パイプなど
を立ち入り防止柵として設置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】土木建築現場では作業
状況が常に変化し、重機の移動に合わせてバリケードな
どの立ち入り防止柵も移動しなければならず、その都
度、立ち入り防止柵の撤去と設置の作業を繰り返すこと
になり、作業が煩雑となって設置を怠ることもあり、安
全を十分に確保できなかった。
【0006】一方、重機の周囲側面に立ち入りを阻止す
る手段としてバーなどを取り付けるものもあるが、重機
は、例えば前記のようなバックホーの他に、クレーン、
ブレーカー等の旋回重機、ホイルローダー等の締固め重
機、ダンプトラック等の運搬重機など、種類が多いだけ
でなく、メーカー毎に機種も異なり、それぞれの機種の
大きさや形状に合致するように立ち入りを阻止する部材
を製作することは困難である。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、重機への取り付けが容易で、しかも、大きさや形状
の異なる種々の機種の重機にもそのまま取り付けが可能
で、機種により異なる旋回範囲にも柔軟に対応でき、重
機の走行時や作業休止時には邪魔にならず作業の妨げに
なることもない重機への接触防止装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、重機の側面に着脱自在に取り付けた
垂直方向に起伏自在な擺動部材に、長さ調節自在な複数
の棒状体の基部を弾性部材を介して搖動自在に取り付
け、前記棒状体を重機から突出させたことを要旨とする
ものである。
【0009】第2に、棒状体は基部を弾性部材としての
コイルスプリング内に挿着し、該コイルスプリングの基
端部を擺動部材としての蝶番を介して支持体に起伏自在
に取り付け、該支持体を重機側面の適宜箇所に取り付け
ることを要旨とするものである。
【0010】第3に、棒状体は先端に危険を表示する旗
等の表示体を取り付けたことを要旨とするものである。
【0011】第4に、支持体は磁石で重機側面に磁着す
ること、第5に、支持体は細長板状体で形成し、該細長
板状体の一端に棒状体を配置し、他端にフックなどの係
止部材を取り付け、該係止部材と棒状体とをロープなど
の吊り材を介して、または直接結合することを要旨とす
るものである。
【0012】請求項1記載の本発明によれば、重機の側
面から外方に水平に突出するように取り付けた複数の棒
状体により、重機の旋回範囲が示されて立ち入りが阻止
される。そして、この棒状体は弾性部材により搖動自在
に取り付けられるから、作業員がこれに接触しても棒状
体が搖動することで接触による衝撃が吸収される。ま
た、棒状体は長さを調節できるから、重機により異なる
旋回範囲に合わせて現場で長さを簡単に変更できる。重
機の走行時や作業休止時には擺動部材を介して棒状体を
垂直に立てれば、棒状体が重機の側方に水平に突出しな
いから邪魔にならない。
【0013】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、弾性部材をコイルスプリングで形成したから
棒状体の基部を容易に挿着でき、また、擺動部材を蝶番
で形成したから簡単な部材で棒状体を起伏させることが
できる。そして、これら弾性部材と擺動部材は支持体に
取り付けたから、該支持体を重機側面の適宜箇所に取り
付けることで希望の箇所に棒状体を容易に配設できる。
【0014】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、棒状体は先端に危険を表示する旗等の表示体
を取り付けたから、重機の旋回範囲がより明確に示さ
れ、作業員の注意を惹起できる。
【0015】請求項4記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、支持体は磁石で重機側面に磁着するようにし
たから、重機への着脱がワンタッチ的に簡単に行え、ど
の機種の重機に対しても希望の箇所に容易に着脱でき
る。
【0016】請求項5記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、フックなどの係止部材と棒状体とをロープな
どの吊り材を介して結合することで、棒状体を水平に突
出させた状態での垂れ下がりを防止でき、水平状態を保
持できる。よって、旋回範囲への立ち入り阻止機能を十
分に発揮できる。また、棒状体の途中を係止部材で係止
することにより、重機の走行時や作業休止時に棒状体を
垂直に立てた場合、垂直状態を保持できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の重機への接触
防止装置の実施形態を示す正面図、図2は同上要部の棒
状体の基部の部分の正面図で、重機1の側面に着脱自在
に取り付けるられる支持体として長さ約 300mmの細長
板状体のフラットバー7の下面の両端に、重機1の側面
への固定部材として磁石8を取り付け、該フラットバー
7の上面の一端に後述の棒状体やロープなどの吊り材の
係止部材であるフック9を設け、他端に水平と垂直の方
向に90度回動する擺動部材としての蝶番10を取り付け
る。
【0018】この蝶番10の上面に長さ10cm程度のコイ
ルスプリング11を弾性部材として取り付け、該コイルス
プリング11の内部に棒状体12の基部を挿着する。該棒状
体12は、例えば外管12a内に内管12bをスライド自在に
挿入して伸縮自在とすることで長さ調節自在としたもの
で、例えば 800〜1700mm程度の長さの範囲内で調節可
能なものとして、外管12aの基部がコイルスプリング11
に挿着されることになる。
【0019】そして、フック9と外管12aの先端とにロ
ープやチェーンなどの吊り材13の両端をそれぞれ固定す
る。
【0020】また、棒状体12の内管12bの先端に危険を
表示する表示体として旗14を取り付け、該旗14に例えば
「旋回注意」などの危険を表示する文字表示15を施して
おく。
【0021】以上にようにして構成される接触防止部材
16の複数個を重機1の側面に取り付ける。取付箇所は、
例えば図3に示すように原則として運転席5の側に1
本、その反対側に1〜2本を取り付けるが、本数は重機
の大きさにより適宜決定する。取付の方法は、フラット
バー7を縦長の方向に向けてその裏面に設けてある磁石
8を重機1の側面に当てがえば、磁力によりフラットバ
ー7が重機1の側面にワンタッチ的に固定され、これに
より機種や大きさの異なる重機に対しても容易に棒状体
12が取り付けられる。
【0022】そして、重機1を旋回する作業時には蝶番
10を回動して棒状体12を水平に倒して重機1から外方に
向けて突出させ、外管12a内から内管12bを伸長して棒
状体12の全体の長さを調整する。この場合、棒状体12の
全体の長さはカウンターウェイト6の作業半径(図3に
おいて鎖線で円形に示した部分)よりも20cm程度長く
するのが望ましい。
【0023】この状態で棒状体12は水平方向に突出し、
外管12aの先端の部分がフラットバー7の他端に固定し
た吊り材13により吊支されるから、棒状体12は垂れ下が
ることなく水平状態が保持されて突出される。また、棒
状体12の先端からは旗14が垂れ下がり、旋回範囲が明確
に表示される。
【0024】よって、重機1が旋回する作業時には、作
業員は重機1の上部旋回体3とともに移動する棒状体12
やその先端の旗14を見て旋回範囲を知るから、危険を感
知してこの旋回範囲内に立ち入ることが防止される。そ
して、旋回範囲内に作業員が立ち入ろうとしたときは、
棒状体12が作業員に接触し、立ち入りが阻止される。こ
のとき、棒状体12は作業員との接触により基部が挿着さ
れているコイルスプリング11が撓むから、これにより接
触による衝撃が吸収され、作業員が傷付いたり、棒状体
12が損傷することを防げる。
【0025】重機1の走行時や作業休止時には、図4、
図5に示すように蝶番10を回動して棒状体12を垂直に立
て、棒状体12の途中をフック9に係止すれば、棒状体12
が重機1の側面にそって立ち、この状態が保持されるか
ら外方に突出せず邪魔にならない。また、不使用時には
磁石8の磁力に抗してフラットバー7を重機1から離せ
ば、接触防止部材16を簡単に撤去できる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明の重機への接触
防止装置は、重機への取り付けがワンタッチ的に行えて
容易で、しかも、大きさや形状の異なる種々の機種の重
機にもそのまま取り付けが可能で、棒状体を現場で任意
の長さに自由に伸縮できるから、機種により異なる旋回
範囲にも柔軟に対応でき、重機の走行時や作業休止時に
は棒状体を重機にそって垂直にたてることができるか
ら、邪魔にならず作業の妨げになることもないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重機への接触防止装置の実施の形態を
示す正面図である。
【図2】本発明の重機への接触防止装置の実施の形態を
示す要部の正面図である。
【図3】本発明の重機への接触防止装置を重機に取り付
けた状態の平面図である。
【図4】本発明の重機への接触防止装置を重機に取り付
けた状態の側面図である。
【図5】本発明の重機への接触防止装置の実施の形態を
示す装置を立てた状態の正面図である。
【図6】本発明の重機への接触防止装置を重機に取り付
けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1…重機 2…下部走行体 3…上部旋回体 4…ショベル 5…運転席 6…カウンターウェ
イト 7…フラットバー 8…磁石 9…フック 10…蝶番 11…コイルスプリング 12…棒状体 12a…外管 12b…内管 13…吊り材 14…旗 15…文字表示 16…接触防止部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重機の側面に着脱自在に取り付けた垂直
    方向に起伏自在な擺動部材に、長さ調節自在な複数の棒
    状体の基部を弾性部材を介して搖動自在に取り付け、前
    記棒状体を重機から突出させたことを特徴とする重機へ
    の接触防止装置。
  2. 【請求項2】 棒状体は基部を弾性部材としてのコイル
    スプリング内に挿着し、該コイルスプリングの基端部を
    擺動部材としての蝶番を介して支持体に起伏自在に取り
    付け、該支持体を重機側面の適宜箇所に取り付ける請求
    項1記載の重機への接触防止装置。
  3. 【請求項3】 棒状体は先端に危険を表示する旗等の表
    示体を取り付けた請求項1または請求項2に記載の重機
    への接触防止装置。
  4. 【請求項4】 支持体は磁石で重機側面に磁着する請求
    項2記載の重機への接触防止装置。
  5. 【請求項5】 支持体は細長板状体で形成し、該細長板
    状体の一端に棒状体を配置し、他端にフックなどの係止
    部材を取り付け、該係止部材と棒状体とをロープなどの
    吊り材を介して、または直接結合する請求項1から請求
    項4のいずれかに記載の重機への接触防止装置。
JP11150861A 1999-05-31 1999-05-31 重機への接触防止装置 Pending JP2000344471A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037142A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Sbc Knowledge Ventures Lp インターネット・プロトコル・テレビジョンの認可フィルタリング
JP2017149542A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 中国電力株式会社 高所作業車用安全標識
KR20210088321A (ko) * 2020-01-06 2021-07-14 미노언 주식회사 도로의 차선 차단 신호장치

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