JP2000344318A - コンベヤベルト及びその接合方法 - Google Patents

コンベヤベルト及びその接合方法

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JP2000344318A
JP2000344318A JP11152714A JP15271499A JP2000344318A JP 2000344318 A JP2000344318 A JP 2000344318A JP 11152714 A JP11152714 A JP 11152714A JP 15271499 A JP15271499 A JP 15271499A JP 2000344318 A JP2000344318 A JP 2000344318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既設のコンベヤベルトに対して新規の新たなコ
ンベヤベルトを次々と継ぎ足して行き、ベルト全長を延
ばして行く場合において、ベルト接合を高度の熟練技術
者でなくても容易に且つ短時間で接合できるようにす
る。 【解決手段】補強芯体層12とこれを被覆するカバーゴ
ム14,16とを有する積層構造のコンベヤベルト10
において、後において接合を予定している接合予定部分
に、剥離によって後の接合用の段差状の接合面22を形
成する初期接合層20を段差形状をなすように剥離可能
な強度で且つベルト稼働可能な強度で加硫接着により内
部に予め埋設しておく。そしてベルト接合の必要が生じ
たとき初期接合層20を加熱により剥離させて段差状の
接合面22を形成させ、その接合面22において相手側
の接合面22と加硫接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンベヤベルト及
びその接合方法に関し、特に延伸ベルトコンベヤのコン
ベヤベルトに適用して好適なコンベヤベルト及びその接
合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年トンネルの掘削工事においては施工
の高速化,自動化が進んでおり、これに伴って掘削した
土砂の排出方法が重要な問題となって来ている。
【0003】長さの短いトンネルの場合、掘削装置にて
掘削した土砂をトラックにてトンネル外に排出すること
が可能である。しかしながら長さが例えば3000mを
超えるような長いトンネルの場合、このような方式での
土砂の排出は環境対策等多くの問題がある。そこで特に
このような長いトンネルの工事の場合、延伸ベルトコン
ベヤにて土砂を連続的に排出する方法が採用されてい
る。
【0004】図4はこの延伸ベルトコンベヤを用いた土
砂の排出方式を具体的に表したものである。同図におい
て200はトンネル掘削装置(TBM:トンネルボーリ
ングマシン)で、202はTBMベルトコンベヤであ
る。204は延伸ベルトコンベヤで、この延伸ベルトコ
ンベヤ204はバックアップデッキ206の部分でTB
Mベルトコンベヤ202と機能的に連結されている。
【0005】延伸ベルトコンベヤ204は、中間部にス
トレージカセット208を有しており、その内部にコン
ベヤベルトが所定長さストックされている。図中210
はそのストック部を表している。
【0006】この延伸ベルトコンベヤ204の場合、ト
ンネル掘削装置200がトンネル内を掘り進んで行く
と、(II)に示しているようにストレージカセット20
8内のストック部210からコンベヤベルトが取り出さ
れ、これによってコンベヤベルトが延長されて行く。そ
してストック部210の長さがある一定長さまで短くな
ったところで、(III)に示しているように新たに補給
ベルト212が継ぎ足され、ストック部210の長さが
再び元の長さに戻される(IV)。
【0007】例えば、ストレージカセット208内のス
トック部210の長さは450mとされており、そして
ストック部210が漸次取り出されることによってその
残りの長さが150m程度となったところで、新たに長
さ300mの補給ベルト212が継ぎ足され、再び当初
の450mまで長さが回復せしめられる。
【0008】この延伸ベルトコンベヤ204を用いた土
砂の排出方式の場合、長いトンネルであっても土砂を連
続的にトンネル外に搬出することができ、トンネル工事
の高速化,自動化に対して良く対応することができる。
【0009】ところでこの延伸ベルトコンベヤ204の
場合、新規の補給ベルト212の足増しを定期的且つ頻
繁に行わなければならず、しかもその際のベルト接合作
業を山岳地帯等交通不便の地にて行わなければならず、
加えてそのベルト接合作業は技術的に極めて難しい作業
であるといった問題がある。
【0010】図5は従来一般のコンベヤベルトの接合方
法を示したもので、以下先ずこの接合方法について説明
する。同図において214は補強芯体層で、216,2
18はこれを被覆する状態で加硫接着により積層された
上カバーゴム,下カバーゴムである。ここで補強芯体層
214は複数の芯体帆布(ここでは4層の芯体帆布)2
14a,214b,214c,214dを積層して構成
してある。
【0011】かかる構成のコンベヤベルトを接合するに
際しては、先ず(I)に示しているようにベルトを切除
して同図に示すような段差状(ここでは階段状)の接合
面を形成する。また互いに接合すべき相手側についても
同様にして対応した形状の段差形状(ここでは階段形
状)の接合面を形成し、その後接着剤塗布を行ってそれ
ら各接合面をつなぎ用ゴム220を介して合わせ、加硫
接着してベルト接合を行う。
【0012】このベルト接合に際して、上記の段差状の
接合面の形成は具体的には以下のようにして行う。即
ち、カットナイフを用いて先ず上カバーゴム216だけ
にベルト幅方向に切目を入れるとともに別の位置におい
て第一の芯体帆布214aまで切目を入れ、そしてそれ
ら切目の間の部分をベルト幅方向端末を起点として引き
剥がしながらめくって第一の芯体帆布214aを一部露
出させる。
【0013】更にまた他の別の位置において第二の芯体
帆布214bまで切目を入れ、その切目の間の部分を同
様にして剥離させ、第二の芯体帆布214bを一部露出
させる。以下同様にして第三の芯体帆布214c,第四
の芯体帆布214dを次々と部分的に露出させて行き、
階段状の接合面を形成する。
【0014】上記のようにして切目を入れる作業の際、
具体的には例えば第一の芯体帆布214aを露出させる
際にはその下層の第二の芯体帆布214bを傷付けては
ならず、更にまた第二の芯体帆布214bを露出させる
際にはその下層の第三の芯体帆布214cを傷付けては
ならず、その際に下層の芯体帆布を傷付けてしまうとベ
ルト接合後において、その損傷箇所でベルト破断を起こ
してしまう恐れを生ずる。
【0015】また上記切目を入れた後においてベルトの
一部を剥離する作業を行うに際しても、剥離開始部即ち
先端部を手鉤等で起し、そこを起点として徐々に引き剥
がして行くが、その手鉤等で先端を起こす際にも他の部
分の損傷を誘発してはならず、正確に剥離作業を行わな
ければならない。このような作業は困難を極める作業で
あり、高度に熟練した技術を有するプロの作業員でなけ
ればできない作業とされていた。
【0016】またベルトの一部を剥離した後において、
芯体帆布214a〜214dの残面上に引きちぎられて
残ったゴムによる凹凸を除くべくバフ掛け作業を行う
が、そのバフ掛け作業の際にも芯体帆布214a〜21
4dを傷付けてはならず、この作業も熟練を要する極め
て困難な作業であった。
【0017】このように上記の作業によるベルト接合は
熟練者でなければ行うことのできない難しい作業である
だけでなく、長時間を要する作業であった。特に上記延
伸ベルトコンベヤ204のコンベヤベルトの場合、上記
の作業をトンネル内の限られたスペースで行わなければ
ならないのに加えて、作業場所そのものが山岳地帯等交
通不便の地にある場合が多く、従ってベルト接合の際に
その都度プロの作業員を呼び寄せるといったことは日程
その他の都合で必ずしも簡単ではない。
【0018】しかしながら延伸ベルトコンベヤの場合、
上記のようにベルト接合作業を頻繁且つ定期的に行わな
ければならず、その接合が円滑に行われないとなるとト
ンネルの掘削工事そのものにも支障を来してしまう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のコンベヤベルト
及びその接合方法はこのような課題を解決するために案
出されたものである。而して請求項1はコンベヤベルト
に係るものであって、補強芯体層と該補強芯体層を被覆
するカバーゴムとを有する積層構造のコンベヤベルトに
おいて、後において接合を予定している接合予定部分
に、加熱時の接着強度が前記補強芯体層の接着強度より
も弱く、加熱による剥離によって該後の接合用の段差状
の接合面を形成する初期接合層が該段差形状をなすよう
にして且つベルト稼働可能な接着強度で加硫接着により
内部に予め埋設してあることを特徴とする。
【0020】請求項2のコンベヤベルトは、補強芯体層
と該補強芯体層を被覆するカバーゴムとを有する積層構
造のコンベヤベルトにおいて、後において接合を予定し
ているベルト端末と該端末よりベルト長手方向内側寄り
の位置との接合予定部分に、加熱時の接着強度が前記補
強芯体層の接着強度よりも弱く、加熱による剥離によっ
て該後の接合用の段差状の接合面を形成する剥離層と初
期接合層とがそれぞれ該段差形状をなすように加硫接着
により内部に予め埋設してあり、該初期接合層はベルト
稼働可能な強度で加硫接着されているとともに、該剥離
層は少なくとも前記加熱時において該初期接合層よりも
更に弱い接着強度で加硫接着されていることを特徴とす
る。
【0021】請求項3のコンベヤベルトは、請求項1,
2の何れかに記載のコンベヤベルトにおいて、前記初期
接合層はベルトの一方の面から他方の面にかけてベルト
断面方向に実質上貫通する状態で埋設されていることを
特徴とする。
【0022】請求項4のコンベヤベルトは、請求項1〜
3の何れかに記載のコンベヤベルトにおいて、前記補強
芯体層が芯体帆布にて構成されており、前記初期接合層
が、該芯体帆布よりも細径の糸を該芯体帆布よりも高密
度で平織りした、該芯体帆布よりも表面平滑度の高い接
着処理した合成繊維の薄布から成っていることを特徴と
する。
【0023】請求項5のコンベヤベルトは、請求項1〜
3の何れかに記載のコンベヤベルトにおいて、前記初期
接合層が加熱により軟化ないし溶融する樹脂シートから
成っていることを特徴とする。
【0024】請求項6のコンベヤベルトは、請求項1〜
5の何れかに記載のコンベヤベルトにおいて、前記該コ
ンベヤベルトが延伸コンベヤ装置におけるコンベヤベル
トであることを特徴とする。
【0025】請求項7はコンベヤベルトの接合方法に係
るもので、請求項1〜6の何れかに記載のコンベヤベル
トの前記初期接合層を加熱により剥離させて前記段差状
の接合面を形成させた後、該接合面を対応形状の相手側
のベルト接合面に接合することを特徴とする。
【0026】請求項8のコンベヤベルトの接合方法は、
請求項7に記載の接合方法において、前記初期接合層に
剥離力を加えながら100〜200℃の熱風の吹付けに
よる加熱を行いつつ剥離を進行させて行くことを特徴と
する。
【0027】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のコンベ
ヤベルトは、後における接合予定部分に段差状をなすよ
うにして初期接合層を予め埋設して成るものである。こ
の初期接合層は加熱時において補強芯体層の接着強度よ
りも接着強度が弱く、強制力によって容易に剥離可能な
強度で加硫接着されており、従って接合作業を行うとき
には加熱によりその初期接合層に沿ってコンベヤベルト
を強制剥離させることで容易に段差状の接合面を形成す
ることができ、ひいてはベルト接合を簡単に行うことが
できる。
【0028】即ちこの請求項1のコンベヤベルトでは、
ベルト接合に際してコンベヤベルトにカットナイフにて
切目を入れる作業や、切目を入れた後においてコンベヤ
ベルトの一部を剥離させる作業を不要にでき、従って高
度に熟練した作業者でなくても簡単に且つ短時間で段差
状の接合面を形成でき、ベルト接合を短時間且つ容易に
行えるようになる。
【0029】この請求項1のコンベヤベルトは、上記の
初期接合層がベルト稼働可能な強度で加硫接着されてい
ることを特徴としている。これは次のような意味を有し
ている。例えば上記延伸ベルトコンベヤにおけるコンベ
ヤベルトの場合、ストック部分が短くなって一定長に達
したところで新たな補給用のコンベヤベルトが既設のコ
ンベヤベルトの接合予定部分に接合される。従ってその
接合予定部分は、その接合が行われるまではコンベヤ運
転中、即ちベルト稼働中に破断することがあってはなら
ない。ここにおいて請求項1のコンベヤベルトでは上記
初期接合層がベルト稼働可能な強度で加硫接着されてい
るため、このような不都合は生じない。
【0030】一方で接合が必要となったときにはこの初
期接合層は強制力によって剥離させることができ、これ
によって段差状の接合面を形成し得てベルト接合を容易
に行うことができるのである。ここで初期接合層を設け
た場合にもベルト稼働可能とするためには、その初期接
合層を5N/2.5mm幅以上の強度で加硫接着してお
くことが望ましい。
【0031】請求項2のコンベヤベルトは、ベルト端末
とその端末よりベルト長手方向内側寄りの位置との接合
予定部分に、段差状をなすようにして剥離層と初期接合
層とを予め埋設したもので、このコンベヤベルトの場
合、ベルト端末の剥離層で剥離させて接合面を形成し、
相手側とベルト接合してベルトのエンドレス化を行い、
そして初期接合層を残したままコンベヤ運転することが
できる。そして次に別の新たなコンベヤベルトを接合す
る必要が生じたとき、その残した初期接合層においてベ
ルト接合を行うことができる。
【0032】ここで剥離層は単にベルト接合を行うため
だけの部分であって、接合を行わないで剥離層を残した
ままコンベヤ運転することを予定していない部分であ
る。一方初期接合層は、接合を行うことなくそのままの
状態でコンベヤ運転することを予定された部分であっ
て、接合が必要となったときにそこで初めて剥離されて
相手側ベルトと接合される部分である。
【0033】その目的に従って上記初期接合層はベルト
稼働可能な強度で加硫接着されており、また剥離層は少
なくとも加熱時においてこれよりも弱い接着強度で加硫
接着されている。尚この剥離層は加熱時(100〜20
0℃)における接着強度で1.5N/2.5mm幅以下
としておくことができる。
【0034】本発明においては、上記初期接合層(詳し
くは剥離層)をコンベヤベルトの一方の面から他方の面
にかけてベルト断面方向に実質的に貫通する状態で埋設
しておくことができる(請求項3)。このようにすれ
ば、初期接合層に沿って剥離させるだけで簡単にコンベ
ヤベルトを長手方向に分離でき併せて段差状の接合面を
形成することができる。尚本発明においては接合面の形
状を段差状に形成する場合の外、他の形状の段差形状と
なすことができる。
【0035】請求項4のコンベヤベルトは、補強芯体層
を成すベルトの芯体帆布よりも細径の糸を高密度で平織
りして芯体帆布よりも表面平滑度を高くし且つ接着処理
して成る合成繊維の薄布にて初期接合層を構成したもの
で、このようにすることにより初期接合層に所要の接着
強度、即ちベルト稼働が可能で必要な場合にのみその初
期接合層に沿ってコンベヤベルトを剥離できる接着強度
を容易に付与することができる。
【0036】一般の芯体帆布の場合、これを構成する糸
として太い糸が用いられ且つ表面の凹凸が大きく、この
ため芯体帆布を加硫接着したときに強い接着強度が得ら
れる。これに対して請求項4における初期接合層は、細
い糸を平織りして成る表面平滑度の高い薄布から成って
いるため、その表面の高い平滑度に基づいて加硫接着力
が芯体帆布のそれに比べて弱いものとなる。このためか
かる初期接合層に沿って容易に剥離を行うことができる
のである。
【0037】また初期接合層としてこのような表面平滑
度の高い薄布を用いているため、この初期接合層に沿っ
てコンベヤベルトを剥離させたとき、その剥離残面(接
合面)が微小な凹凸を有しながら全体としては平滑でフ
レッシュなゴム面となり、従来のベルト接合のように後
においてその剥離残面に対しバフ掛け作業することを省
くことが可能となる。従ってそのバフ掛けによってベル
トが損傷するのを避けることができ、またバフ掛けのた
めに高度の熟練を要するという問題も解消することがで
きる。
【0038】上記の初期接合層はまた、加熱により軟化
ないし溶融する樹脂シートにて構成することもできる
(請求項5)。この場合においても初期接合層を加熱す
ることによって容易にその初期接合層によって剥離さ
せ、段差状の接合面を形成することができる。ここでこ
の樹脂シートは融点が80〜150℃(JIS,K71
21「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度)の
ものを用いることができる。
【0039】この請求項5においても、初期接合層を加
熱により軟化ないし溶融させることによって剥離を行う
ことができるため、その剥離した残面を、即ち接合面を
大きな凹凸のない面として残すことができる。即ち従来
のように剥離に際して剥離残面(接合面)に加硫ゴムを
一部引きちぎって残してしまうといったことがなく、従
って後においてバフ掛けによってこれを取り除くといっ
た作業を省略することができる。
【0040】上記説明から明らかなように、本発明は延
伸ベルトコンベヤにおけるコンベヤベルトに適用して特
に効果が大である(請求項6)。
【0041】上記各請求項のコンベヤベルトを接合する
に際しては、初期接合層を加熱により剥離させて段差状
の接合面を形成させた後、その接合面を接着、好適には
自然加硫接着してベルト接合を行うようになすことがで
きる(請求項7)。このようにすれば極めて簡単にベル
ト接合を行うことができる。
【0042】この場合において、上記初期接合層に剥離
力を加えながら100〜200℃の熱風の吹付けにより
上記加熱を行う方法を用いることができる(請求項
8)。このようにすれば、接着界面に大きな剥離方向の
応力をかけた状態で加熱を行うことができるため、比較
的低い温度で簡単に初期接合層に沿って剥離作業を行う
ことができる。
【0043】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は延伸ベルトコンベヤ用
のコンベヤベルト(以下ベルトとする)で、図中12は
断面中心部に埋設された補強芯体層で、14,16はそ
れぞれ補強芯体層12を被覆する状態に積層された上カ
バーゴム,下カバーゴムである。
【0044】本例において、補強芯体層12は複数の芯
体帆布12a,12b,12cを積層して構成してあ
る。本例では芯体帆布を3層に積層しているが、勿論他
の積層数で芯体帆布を積層して補強芯体層12を構成す
ることも可能である。
【0045】ここで各芯体帆布12a,12b,12c
は以下式(1)に示すような組織の経糸ポリエステル,
緯糸ナイロンの平織帆布が用いられている。
【0046】
【数1】
【0047】即ち1500デニールの太さの縦糸を5c
m当り84本の密度で、また1260デニールの横糸を
5cm当り32本の密度で平織りしたものが用いられて
いる。
【0048】この芯体帆布12a,12b,12cは厚
みが0.5mm以上で、その重量は416g/mであ
る。これら芯体帆布12a,12b,12cは接着処理
(ここではRFL処理:レゾルシンホルマリンラテック
ス処理)されたうえ両面にゴムコーティング処理され、
その状態で他の各芯体帆布12a,12b,12cない
し上カバーゴム14,下カバーゴム16に加硫接着され
ている。
【0049】このベルト10には、その端末とそれより
ベルト長手方向内側寄りの位置、詳しくは端末から5m
以内の位置とに剥離層18と初期接合層20とがそれぞ
れ階段形状(段差形状)をなすようにして埋設されてい
る。
【0050】これら剥離層18及び初期接合層20は、
それぞれ第一の芯体帆布12aと第二の芯体帆布12b
との境界に沿って水平方向(ベルト長手方向)に延びる
第一のステップ部18a,20a,第二の芯体帆布12
bと第三の芯体帆布12cとの境界に沿って水平方向
(ベルト長手方向)に延びる第二のステップ部18b,
20b,ベルトの厚み方向に斜めに起立する起立部18
c,20c,18d,20d,18e,20eを有して
おり、両端の起立部18c及び20c,18e及び20
eの各端がコンベヤベルト10の各片面の直近に位置し
ている。
【0051】本例においては、これら剥離層18,初期
接合層20として何れも以下式(2)に示す組織の平織
ナイロン(ナイロン66)薄布が用いられている。
【0052】
【数2】
【0053】即ち210デニールの縦糸を5cm当り1
00本、また210デニールの太さの横糸を5cm当り
100本の密度でそれぞれ縦横に平織りしたナイロン薄
布が用いられている。このナイロン薄布は厚みが0.2
mmで、その重量は105g/mである。
【0054】このように、本例において剥離層18,初
期接合層20として用いられている薄布は上記芯体帆布
12a,12b,12cに比べて縦糸,横糸ともに太さ
が著しく細いものであり、またその織密度も高密度であ
って緻密な組織をなしている。またその結果表面平滑度
も高く、上記芯体帆布12a,12b,12cに比べて
高平滑面をなしている。
【0055】但し初期接合層20においてはそのナイロ
ン薄布が接着処理(RFL処理)されており、各芯体帆
布12a,12b,12c及び上カバーゴム14,下カ
バーゴム16に対し加硫接着されているのに対し、剥離
層18においては上記ナイロン薄布が接着処理されてお
らず、そのままベルト10内部に埋設されている。
【0056】この結果剥離層18においては接着強度が
弱く、この剥離層18に沿ってベルト10が容易に剥離
できるのに対し、初期接合層20は一定以上の接着力で
ベルト10に接着されている。具体的には、初期接合層
20はベルト10を通常稼働する際に剥離を起こすこと
なく十分にこれに耐え得るものとされている。
【0057】尚剥離層18はベルト10の両端末にそれ
ぞれ埋設されている。また初期接合層20も同様にベル
ト10両端末からそれぞれベルト長手方向内側に寄った
位置にそれぞれ埋設されている。
【0058】図2及び図3は上記の剥離層18,初期接
合層20を剥離してベルト接合する際の方法を表してい
る。例えばベルト10を既設の延伸ベルトコンベヤのコ
ンベヤベルトに接合する場合を例として説明すると、先
ず図2(I),(II)に示しているように両ベルト10,1
0の各端末部分を加熱により又は加熱することなく剥離
層18に沿って剥離させ、階段状の接合面22をそれぞ
れに形成する。このとき剥離層18は極く弱い接着力で
ベルト10内部に埋設されているため、ベルト10端末
部分をこの剥離層18に沿って容易に剥離し一部を除去
することができる。
【0059】次に各接合面22,22に接着剤を塗布
し、そしてつなぎ用のゴムを介してそれら階段状の接合
面22,22を(III)に示しているように合わせて加
硫接着する。この作業をベルト10の両端末についてそ
れぞれ行い、以ってベルト10を既設のベルト10に対
しエンドレス接合することができる。
【0060】このとき図2(III)に示しているように
初期接合層20はそのまま残った状態でコンベヤに組み
入れられることとなる。即ち初期接合層20を残したま
まベルト10が通常稼働され、トンネル掘削装置(TB
M)にて掘削された土砂をトンネル外まで搬送すること
となる。
【0061】ここにおいて本例の初期接合層20は、そ
の通常稼働に耐える一定以上の接着力でベルト10内部
に埋設されているため、稼働中にこの初期接合層20で
ベルト10が破断してしまうといったことはない。
【0062】前述したように延伸ベルトコンベヤの場
合、トンネルの掘削の進行に伴ってストック部分の長さ
が一定まで短くなると、新たなコンベヤベルトを継ぎ足
して既設のコンベヤベルトに足増しする。その際には初
期接合層20でベルト10を剥離させて階段状(段差
状)の接合面22を形成し、その接合面22において既
設のベルト10と新規の足増し用のベルト10との接合
を行う。図3はその際の手順を表している。
【0063】同図(II)に示しているようにその接合に
際しては、初期接合層20に沿って剥離力(F)を加え
つつ接着界面に100〜200℃の熱風を吹き付け、初
期接合層20を加熱する。このとき初期接合層20を構
成しているナイロン薄布は表面平滑度の高いものであっ
て、加硫ゴムとの接着力は芯体帆布12a,12b,1
2cのそれ程強いものではなく、従って剥離力を加えな
がら熱風を吹き付けることによって、良好にこの初期接
合層20に沿ってベルト10を剥離させることができ
る。
【0064】そして(III)に示しているようにして階
段状の接合面22を形成したら、図2(IV)に示してい
るように補給用の新たなベルト10をこの階段状の接合
面22において加硫接合する。
【0065】因みに表1は上記の剥離層18,初期接合
層20における接着強度の測定値を示したもので、この
表1の結果に見られるように剥離層18においては接着
強度は弱く、また初期接合層(実施例1)20において
は所定の接着強度を有している。
【0066】ベルトの通常稼働に必要な接着強度は5N
/2.5mm幅以上であることが望ましく、この点で初
期接合層20は十分にこれを満たしている。
【0067】
【表1】
【0068】本例によればベルト10の接合作業を行う
ときにその初期接合層20に沿ってこれを容易に剥離さ
せて階段状の接合面22を形成することができる。即ち
本例のベルト10によれば、ベルト接合に際してベルト
10にカットナイフにて切目を入れる作業や切目を入れ
た後においてベルト10の一部を剥離させる作業を不要
化することができ、従って高度に熟練した作業者でなく
ても簡単に且つ短時間で階段状の接合面22を形成で
き、ベルト接合を容易に行うことができる。
【0069】一方でベルト接合を行うまでの間は、初期
接合層20でベルト剥離を生ぜしめることなく良好にベ
ルト10を通常稼働させることができる。
【0070】また本例では、初期接合層20がベルト1
0の一方の面から他方の面にかけてベルト断面方向に実
質的に貫通する状態で埋設してあるため、初期接合層2
0に沿って剥離させるだけで簡単にベルト10を長手方
向に分離することができる。
【0071】尚本例においては、剥離層18,初期接合
層20を階段形状としているが、他の段差形状でこの剥
離層18,初期接合層20を形成しておくことも可能で
ある。
【0072】以上では初期接合層20としてナイロン薄
布を用いているが、これに代えて100〜200℃の加
熱により軟化ないし溶融する樹脂シート(接着処理した
もの)を用いることも可能である。
【0073】因みに表1には、かかる樹脂シートとして
融点120℃,軟化点70℃(JIS,K7196「熱
可塑性プラスチックフィルム及びシートの熱機械分析に
よる軟化温度試験方法」)のエポキシ樹脂シートを用い
た場合の常温時及び熱風送射時の接着強度を併せて示し
ている(表1中実施例2のもの)。このように加熱によ
り軟化ないし溶融する樹脂シートを初期接着層20とし
て用いた場合にも良好な結果の得られることが分る。
【0074】このように樹脂シートを用いた場合におい
ても、初期接合層20を加熱することによって容易にベ
ルト10をその初期接合層20によって剥離させ、階段
状の接合面22を形成することができる。また初期接合
層20を加熱により軟化ないし溶融させることによって
剥離を行うことができるため、その剥離した残面を即ち
接合面22を大きな凹凸のないきれいな面として残すこ
とができ、後においてバフ掛けによって残面に引きちぎ
られて凹凸状に残ったゴム等を取り除くといった作業を
省略することができる。
【0075】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては初期接合
層,剥離層を上記例示した以外の材料で又は構造で形成
することも可能であるし、また本発明は延伸ベルトコン
ベヤ用のコンベヤベルトのみならず一般のコンベヤベル
トに対しても適用可能であるなど、その主旨を逸脱しな
い範囲において種々変更を加えた形態態様で構成実施可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコンベヤベルトを示す
図である。
【図2】図1のコンベヤベルトの接合方法の説明図であ
る。
【図3】図1のコンベヤベルトにおける初期接合層での
剥離の手順を示す説明図である。
【図4】延伸ベルトコンベヤの説明図である。
【図5】従来のベルト接合方法の説明図である。
【符号の説明】
10 コンベヤベルト 12 補強芯体層 14 上カバーゴム 16 下カバーゴム 18 剥離層 20 初期接合層 22 接合面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強芯体層と該補強芯体層を被覆するカ
    バーゴムとを有する積層構造のコンベヤベルトにおい
    て、 後において接合を予定している接合予定部分に、加熱時
    の接着強度が前記補強芯体層の接着強度よりも弱く、加
    熱による剥離によって該後の接合用の段差状の接合面を
    形成する初期接合層が該段差形状をなすようにして且つ
    ベルト稼働可能な接着強度で加硫接着により内部に予め
    埋設してあることを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 【請求項2】 補強芯体層と該補強芯体層を被覆するカ
    バーゴムとを有する積層構造のコンベヤベルトにおい
    て、 後において接合を予定しているベルト端末と該端末より
    ベルト長手方向内側寄りの位置との接合予定部分に、加
    熱時の接着強度が前記補強芯体層の接着強度よりも弱
    く、加熱による剥離によって該後の接合用の段差状の接
    合面を形成する剥離層と初期接合層とがそれぞれ該段差
    形状をなすように加硫接着により内部に予め埋設してあ
    り、該初期接合層はベルト稼働可能な強度で加硫接着さ
    れているとともに、該剥離層は少なくとも前記加熱時に
    おいて該初期接合層よりも更に弱い接着強度で加硫接着
    されていることを特徴とするコンベヤベルト。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載のコンベヤ
    ベルトにおいて、前記初期接合層はベルトの一方の面か
    ら他方の面にかけてベルト断面方向に実質上貫通する状
    態で埋設されていることを特徴とするコンベヤベルト。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のコンベヤ
    ベルトにおいて、前記補強芯体層が芯体帆布にて構成さ
    れており、前記初期接合層が、該芯体帆布よりも細径の
    糸を該芯体帆布よりも高密度で平織りした、該芯体帆布
    よりも表面平滑度の高い接着処理した合成繊維の薄布か
    ら成っていることを特徴とするコンベヤベルト。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れかに記載のコンベヤ
    ベルトにおいて、前記初期接合層が加熱により軟化ない
    し溶融する樹脂シートから成っていることを特徴とする
    コンベヤベルト。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載のコンベヤ
    ベルトにおいて、前記該コンベヤベルトが延伸コンベヤ
    装置におけるコンベヤベルトであることを特徴とするコ
    ンベヤベルト。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載のコンベヤ
    ベルトの前記初期接合層を加熱により剥離させて前記段
    差状の接合面を形成させた後、該接合面を対応形状の相
    手側のベルト接合面に接合することを特徴とするコンベ
    ヤベルトの接合方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の接合方法において、前
    記初期接合層に剥離力を加えながら100〜200℃の
    熱風の吹付けによる加熱を行いつつ剥離を進行させて行
    くことを特徴とするコンベヤベルトの接合方法。
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