JP2000344144A - 車両用部品の取付構造 - Google Patents

車両用部品の取付構造

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JP2000344144A
JP2000344144A JP11154007A JP15400799A JP2000344144A JP 2000344144 A JP2000344144 A JP 2000344144A JP 11154007 A JP11154007 A JP 11154007A JP 15400799 A JP15400799 A JP 15400799A JP 2000344144 A JP2000344144 A JP 2000344144A
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JP
Japan
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vehicle
weld nut
mounting
mounting structure
vehicle component
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JP11154007A
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English (en)
Inventor
Riichi Sakai
利一 堺
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用シート10(車両用部品)に設けた取付
部16に上方から挿通して車室フロア21を貫通させた
取付ボルト31を、車室フロア21の車室外側の下面側
に固定したウェルドナット32に螺着してシート10を
フロア上に取付ける取付構造において、同部品を取外す
際に取付ボルト31とウェルドナット32との取外しを
車室外から行えるようにする。 【解決手段】ウェルドナットとして、外周にスパナが掛
止されるノッチ32c,32dを有するウェルドナット
32を採用して、スパナをノッチ32c,32dに掛止
して回転操作し、ウェルドナット32の溶接部を引きち
ぎってウェルドナット32を取付ボルト31から螺退し
て取外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シート等車
両用部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用部品の取付構造の一形式として、
例えば車両用シートの取付構造で採用されているよう
に、車両用部品に設けた取付部を車室フロアの車室内側
の上面側に載置して、前記取付部に上方から挿通した取
付ボルトを車室フロアの下面側に固定したウェルドナッ
トに螺着することにより、車両用部品を車室フロア上に
取付ける形式の取付構造がある。当該形式の取付構造に
おいては、車両用部品を車室フロア上に取付けるには、
作業者が車室内に乗り込んで車室内から取付ボルトをウ
ェルドナットに螺着する取付作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両を廃車
するに当たり、車両の各構成部品(車両用部品)および
構成材料をリサイクルすべく車両を解体して分別する場
合、車両用部品を車室のフロアから取外す必要がある
が、車両用部品を取外すには、同部品の取付け作業と同
様に、作業者が車室内に乗り込んで車室内から取付ボル
トをウェルドナットから取外す取外し作業を行う必要が
ある。
【0004】このため、車両用部品の取外し作業は車室
内という狭い空間で行うことになって、取外し作業が面
倒で取外作業の作業性が損なれる。また、車体が大きく
変形している場合には、作業者が車室内に乗り込むこと
ができずに、車両用部品の取外しができないこともあ
る。
【0005】従って、本発明の目的は、取付ボルトのウ
ェルドナットに対する取外し作業を車室の外側から行え
るようにして、車両用部品の取外し作業の作業性を向上
させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用部品の
取付構造に関するもので、車両用部品に設けた取付部を
車室フロアの上面側に載置して、前記取付部に上方から
挿通した取付ボルトを前記車室フロアの下面側に固定し
たウェルドナットに螺着することにより、車両用部品を
車室フロア上に取付ける形式の車両用部品の取付構造を
適用対象とするものである。
【0007】しかして、本発明に係る車両用部品の取付
構造は、上記した形式の取付構造において、前記ウェル
ドナットとして、外周に回転操作用治具が掛止される掛
止部を有するウェルドナットを採用したことを特徴とす
るものである。また、本発明に係る車両用部品の取付構
造においては、車両用部品として車両用シートを対象と
することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明に係る取付構造において
は、採用しているウェルドナットはスパナ等の回転操作
用治具が掛止される掛止部を備えていることから、回転
操作用治具を同掛止部に掛止した状態で取付ボルトを緩
める方向へ回転操作することができ、この回転操作によ
り、ウェルドナットの車室フロア側に対する固定部(溶
接部)を破壊して、ウェルドナットを取付ボルトから螺
退させて離脱させることができる。このウェルドナット
の破壊操作は、車室外側から容易に行うことができる。
【0009】このため、本発明に係る取付構造を採用す
れば、車両用部品の取外し作業時に、従来のごとき作業
者が車室内に乗り込んで車室内にて取付ボルトをウェル
ドナットから螺退させて取外すような取外し作業を行う
必要はない。換言すれば、本発明に係る取付構造によれ
ば、車両用部品の取外し作業を車室外側の広い空間で行
うことができて、車室内の狭い空間での取外し作業に比
較して取外し作業の作業性を大幅に向上させることがで
きる。
【0010】本発明に係る取付構造において、採用する
ウェルドナットの掛止部を、ウェルドナットの外周から
中心側に延びるノッチに形成すれば、また、同ノッチを
ウェルドナットの外周にて互いに対向して複数形成すれ
ば、さらにまた、これら各ノッチを取付ボルトを緩める
方向に延びるように形成すれば、回転操作治具のウェル
ドナットに対する掛止が容易になるとともに、ウェルド
ナットの固定部の破壊が容易になり、かつ、取付ボルト
に対するウェルドナットの螺退による離脱が容易にな
る。
【0011】本発明に係る取付構造において、車両用部
品として車両用シートを対象とする場合には、車両用シ
ートの取外し作業の作業性を一層向上させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1には、本発明に係る取付構造を車両用部
品の一例である車両用シートに適用した例が示されてい
る。当該シート10は、シートクッション11、シート
バック12、およびヘッドレスト13を備えているもの
で、シートクッション11の下面に設けた左右一対の支
持部14の前後の部位に第1,第2取付ブラケット1
5,16が設けられている。
【0013】一方、車室フロア21の内側の上面には前
側の第1シートメンバー22が設けられており、かつ、
車室フロア21の外側の下面には後側の第2シートメン
バー23が設けられている。当該シート10は、第1取
付ブラケット15を第1シートメンバー22上に載置
し、かつ、第2取付ブラケット16を車室フロア21上
に載置した状態で、取付ボルト31およびウェルドナッ
ト32を介して車室フロア21上に取付けられている。
なお、図1における符号33,34は、車室フロア21
に下方に配設されているフューエル配管およびマフラー
である。
【0014】当該取付構造において、ウェルドナット3
2は、前側にあっては、第1シートメンバー22の下面
に複数のプロジェクション部にて溶接されて固着されて
おり、かつ、後側にあっては、第2シートメンバー23
のフランジ部の下面に複数のプロジェクション部にて溶
接されて固着されている。前側の取付ボルト31にあっ
ては、第1取付ブラケット15および第1シートメンバ
ー22の取付穴を挿通した状態で、ウェルドナット32
に螺着され、かつ、後側の取付ボルト31にあっては、
第2取付ブラケット16、車室フロア21、および第2
シートメンバー23の取付穴を挿通した状態で、ウェル
ドナット32に螺着されていて、これにより、当該シー
ト10は車室フロア21上に取付けられている。
【0015】しかして、当該取付構造においては、ウェ
ルドナット32として、図2および図3に示すウェルド
ナット32が採用されている。ウェルドナット32は、
ナット本体32aの裏面側に複数のプロジェクション部
32bを備えるとともに、ナット本体32aの外周側に
一対のノッチ32c,32dを備えている。
【0016】図2は、当該車両用シート10の後側の取
付構造を示しており、当該取付構造においては、ウェル
ドナット32は第2シートメンバー23のフランジ部2
3aの下面に各プロジェクション部32bにて溶接され
ていて、フランジ部23aに設けた取付穴23bと同軸
的に位置している。また、第2シートメンバー23は、
その取付穴23bを車室フロア21に設けた取付穴21
aに同軸的に位置させて、車室フロア21の下面に溶接
されている。
【0017】当該車両用シート10における第2取付ブ
ラケット16は、この状態にある車室フロア21に、そ
の取付穴16aを車室フロア21の取付穴21aに対向
させて載置されていて、取付ボルト31を車室内から各
取付穴16a,21a,23bに挿通して、ウェルドナ
ット32に螺着させている。
【0018】なお、当該車両用シート10の前側の取付
けにおいても、後側の取付けと同様の取付構造が採用さ
れている。当該取付構造においては、第1シートメンバ
ー22の固定部位が車室フロア21に設けた貫通穴21
bを通して下方に開口していて、同貫通穴21bを通し
てウェルドナット32の回転操作が可能になっている。
【0019】かかる構成の取付構造によれば、採用して
いるウェルドナット32は回転操作治具であるスパナが
掛止される一対のノッチ32c,32dを備えていて、
スッパナを両ノッチ32c,32dに掛止した状態でウ
ェルドナット32を周方向へ回転操作することができ、
取付ボルト31を緩める方向へ回転操作することによ
り、ウェルドナット32の車室フロア21に対する溶接
部を破壊して、ウェルドナット32を取付ボルト31に
対して相対的に螺退させて離脱させることができる。こ
のウェルドナット32の破壊操作は、車室外側から容易
に行うことができる。
【0020】このため、当該取付構造を採用すれば、当
該車両用シート10の取外し作業時に、従来のごとき作
業者が車室内に乗り込んで車室内にて取付ボルト31を
ウェルドナット32から螺退させて取外すような取外し
作業を行う必要はない。すなわち、当該取付構造によれ
ば、当該車両用シート10の取外し作業を車室外側の広
い空間で行うことができて、車室内の狭い空間での取外
し作業に比較して取外し作業の作業性を大幅に向上させ
ることができる。
【0021】当該取付構造においては、特に、採用する
ウェルドナット32の掛止部を、ウェルドナット32の
ナット本体32aの外周から中心側に延びる一対のノッ
チ32c,32dに形成していて、かつ、各ノッチ32
c,32dを、取付ボルト31を緩める方向に延びるよ
うに形成しているため、スパナのウェルドナット32に
対する掛止が容易になるとともに、ウェルドナット32
の溶接部の破壊が容易になり、しかも、取付ボルト31
に対するウェルドナット32の螺退による離脱が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付構造を採用して車室フロア上
に取付けた車両用シートの側面図である。
【図2】同シートにおける後側の取付構造を拡大して示
す縦断側面図である。
【図3】同取付構造で採用しているウェルドナットの裏
面側の平面図である。
【符号の説明】
10…車両用シート、11…シートクッション、12…
シートバック、13…ヘッドレスト、14…支持部、1
5,16…取付ブラケット、16a…取付穴、21…車
室フロア、21a…取付穴、21b…貫通穴、22,2
3…シートメンバー、23a…フランジ部、23b…取
付穴、31…取付ボルト、32…ウェルドナット、32
a…ナット本体、32b…プロジェクション部、32
c,32d…ノッチ、33…フューエル配管、34…マ
フラー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用部品に設けた取付部を車室フロアの
    上面側に載置して、前記取付部に上方から挿通した取付
    ボルトを、前記車室フロアの下面側に固定したウェルド
    ナットに螺着することにより、前記車両用部品を前記車
    室フロア上に取付ける車両用部品の取付構造において、
    前記ウェルドナットとして、外周に回転操作用治具が掛
    止される掛止部を有するウェルドナットを採用したこと
    を特徴とする車両用部品の取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用部品の取付構造に
    おいて、前記ウェルドナットの掛止部は、同ウェルドナ
    ットの外周から中心側に延びるノッチであることを特徴
    とする車両用部品の取付構造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両用部品の取付構造に
    おいて、前記ウェルドナットのノッチは、同ウェルドナ
    ットの外周にて互いに対向して複数設けられていて、こ
    れら各ノッチは前記取付ボルトを緩める方向に延びてい
    ることを特徴とする車両用部品の取付構造。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の車両用部品
    の取付構造において、前記車両用部品が車両用シートで
    あることを特徴とする車両用部品の取付構造。
JP11154007A 1999-06-01 1999-06-01 車両用部品の取付構造 Pending JP2000344144A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377578B2 (en) * 2006-08-31 2008-05-27 Honda Motor Co., Ltd. Hanger beam assembly
JP2009119984A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Honda Motor Co Ltd 車両用シートの取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377578B2 (en) * 2006-08-31 2008-05-27 Honda Motor Co., Ltd. Hanger beam assembly
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