JP2000344075A - 車両挙動制御装置 - Google Patents

車両挙動制御装置

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JP2000344075A
JP2000344075A JP11159907A JP15990799A JP2000344075A JP 2000344075 A JP2000344075 A JP 2000344075A JP 11159907 A JP11159907 A JP 11159907A JP 15990799 A JP15990799 A JP 15990799A JP 2000344075 A JP2000344075 A JP 2000344075A
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JP
Japan
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sensor
vehicle
value
output value
wheel
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JP11159907A
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English (en)
Inventor
Koji Furuyama
浩司 古山
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横Gセンサやヨーレイトセンサのゲインがシ
フトした場合に精度高く補正して精度の高い制御を続行
可能として制御品質の向上を図ること。 【解決手段】 車両の旋回に伴い出力値が変化する旋回
応答センサa1および車輪速センサa2を含む車両挙動
検出手段aの検出に基づいて車両姿勢が不安定になった
時に車両挙動安定制御を実行する制御手段bを備えた車
両挙動制御装置において、左右の車輪速の差に基づいて
車両の旋回状態を推定し、この推定旋回状態に基づいて
旋回応答センサa1の出力を推定するセンサ出力値推定
手段cと、制御手段bが車両挙動安定制御を実行してい
ない時に限り、旋回応答センサa1の出力値とセンサ出
力値推定手段cの推定値との比に基づいて旋回応答セン
サa1の出力値の補正値を求める補正値演算手段dと、
を設け、制御手段bを、補正値演算手段dで得られた補
正値に基づいて制御を実行するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両挙動を検出す
る装置に関し、特に、横加速度センサあるいはヨーレイ
トセンサなど旋回時に出力値が変化するセンサの出力値
の補正技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両旋回時に車両が過オ
ーバステア状態あるいは過アンダステア状態となった時
に車両にオーバステア方向とは逆方向、あるいはオーバ
ステア方向にヨーモーメントを発生させて車両姿勢を安
定方向に制御する車両挙動制御を実行するブレーキ制御
装置のように、車両挙動を検出してそれに対応する制御
を実行する制御装置が知られている。このような制御装
置にあっては、車両挙動を検出する手段として、横加速
度センサ(以下、横Gセンサという)やヨーレイトセン
サなどが設けられている。
【0003】このようなセンサでは、経時劣化や雰囲気
温度の影響などにより、左右の旋回方向でゲインが異な
ってしまうことがある。そこで、このようにセンサの異
常検出技術あるいは出力値の補正技術として、例えば、
特開平2−278157号公報に記載の技術や、特開平
5−314397号公報に記載の技術などが公知であ
る。前者の従来技術は、横Gセンサの異常を検出する技
術であって、左右の車輪速に基づいて車両に発生してい
る横加速度を推定する横加速度推定手段と、横Gセンサ
が検出する検出横Gと横加速度推定手段が推定した推定
横Gとを比較して両者の差が所定値以上の状態が所定時
間以上続いたら異常と判定して所定のフェイルセーフ作
動を行うフェイルセーフ作動手段とを備えたものであっ
た。また、後者の従来技術は、速度検出手段の出力と操
舵角検出手段の出力とヨーレイトセンサの出力とからヨ
ーレイト補正信号を演算するヨーレイト補正信号算出手
段と、操舵角のプラス成分のみの積分、および操舵角の
マイナス成分のみの積分を行い、かつ、ヨーレイトのプ
ラス成分のみの積分、および、ヨーレイトのマイナス成
分のみの積分を行い、前者の2つの積分値の比率と後者
の2つの積分値との比率が等しくなるようにヨーレイト
補正信号を形成するヨーレイト補正信号算出手段とを備
えたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな車両挙動制御を実行するブレーキ制御装置にあって
は、制御の開始タイミングや制御量を、横Gセンサやヨ
ーレイトセンサなどの検出値に基づいて決定するよう構
成されているものが提案されており、例えば、ヨーレイ
トセンサの検出値と、各センサ値から推定した推定ヨー
レイト値との差を車両横滑り角速度とし、この値を基に
制御タイミングおよび制御量を決定するものが知られて
いる。このような装置において、横Gセンサの出力値に
左右でゲイン差が生じたり、あるいは、ヨーレイトセン
サの出力ゲインがシフトした場合、演算で得られる車両
横滑り角速度が実際の車両の挙動と異なることとなっ
て、例えば、右旋回中と左旋回中とで制御誤差が生じ、
右旋回と左旋回とで体感上の差異が生じてしまうという
問題が生じる。
【0005】このような問題に対して、上述の従来技術
のうちの前者の従来技術は、横Gセンサの異常を検出し
場合には、例えば制御を中止するなどのフェイルセーフ
作動を行うだけであり、上記問題を解決するものではな
い。また、後者の従来技術にあっては、上述のように0
点がずれるなどヨーレイトセンサの出力ゲインがずれて
しまった場合、補正を行うことができる技術について記
載されている。しかしながら、この従来技術にあって
は、操舵角とヨーレイトセンサの検出値との比較のみに
基づいて補正を行うようにしているが、操舵角とヨーレ
イトとは常時対応しているものではない(例えば、オー
バステア状態やアンダステア状態のように、操舵角と車
両の進行方向とが異なる場合、操舵角とヨーレイトは対
応しなくなる)。したがって、上述のように操舵角とヨ
ーレイトとが対応関係にない状態で上記補正を実行する
と、誤補正がなされるおそれがある。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、横Gセンサやヨーレイトセンサのゲイ
ンがシフトした場合に精度高く補正して精度の高い制御
を続行可能として制御品質の向上を図ることを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の車輪速センサの異常検出装置は、図1のク
レーム対応図に示すように、車両の旋回に伴い出力値が
変化するセンサである旋回応答センサa1および車輪速
センサa2が含んで車両挙動を検出する車両挙動検出手
段aと、この車両挙動検出手段aの検出に基づいて車両
姿勢が不安定になった時に、車両の駆動力あるいは制動
力を制御して車両姿勢の安定を図る車両挙動安定制御を
実行する制御手段bとを備えた車両挙動制御装置におい
て、左右の車輪速の差に基づいて車両の旋回状態を推定
し、この推定旋回状態に基づいて前記旋回応答センサa
1の出力を推定するセンサ出力値推定手段cと、前記制
御手段bが車両挙動安定制御を実行していない時に限
り、前記旋回応答センサa1の出力値とセンサ出力値推
定手段cの推定値との比に基づいて旋回応答センサa1
の出力値の補正値を求める補正値演算手段dと、が設け
られ、前記制御手段bが、補正値演算手段dで得られた
補正値に基づいて制御を実行するよう構成されているこ
とを特徴とする。制御手段bが車両挙動安定制御を実行
しない時には、車輪の操舵角と車輪のスリップ角との関
係が安定しており、したがって、左右の車輪速差で推定
される車両の旋回状態と実際の旋回状態とが一致する。
よって、センサ出力値推定手段cの推定値と旋回応答セ
ンサa1の出力値との比に基づいて、旋回応答センサa
1の出力値に対する補正値を高い精度で得ることができ
る。また、補正値をセンサ出力値と推定値との比で得る
ようにしているため、センサ出力値の全域で高い精度の
補正値を得ることができる。
【0008】なお、請求項2に記載のように、請求項1
記載の車両挙動制御装置において、前記補正値演算手段
dは、旋回方向の違いによりそれぞれ独立して補正値を
求めるよう構成するのが好ましい。したがって、左旋回
と右旋回とで補正値を独立させることができ、左旋回と
右旋回とでゲインのシフト量が違っていても、その違い
に応じて正確な補正を行うことができる。
【0009】また、請求項3に記載のように、請求項1
または2記載の車両挙動制御装置において、前記センサ
出力値推定手段cは、旋回応答センサa1の出力値とし
て、この出力値を所定領域ごとに平均して得られた値を
用いるよう構成するのが好ましい。このように、平均値
によって補正することで補正精度の向上を図ることがで
きる。
【0010】また、請求項4に記載のように、請求項1
ないし3記載の車両挙動制御装置において、前記旋回応
答センサa1が車両の横加速度を検出する横加速度セン
サa11である場合、前記センサ出力値推定手段cを、
推定旋回状態に基づいて車両に発生している横加速度を
推定するよう構成し、前記補正値演算手段dを、横加速
度センサa11の出力値とセンサ出力値推定手段cで得
られた推定横加速度との比に基づいて横加速度センサa
11の出力値の補正値を求めるよう構成するのが好まし
い。
【0011】また、請求項5に記載のように、請求項1
ないし3記載の車両挙動制御装置において、前記旋回応
答センサa1が車両のヨーレイトを検出するヨーレイト
センサa12である場合、前記センサ出力値推定手段c
を、推定旋回状態に基づいて車両に発生しているヨーレ
イトを推定するよう構成し、前記補正値演算手段dを、
ヨーレイトセンサa12の出力値とセンサ出力値推定手
段cで得られた推定ヨーレイトとの比に基づいてヨーレ
イトセンサa12の出力値の補正値を求めるよう構成す
るのが好ましい。
【0012】また、請求項6に記載のように、請求項1
ないし5記載の車両挙動制御装置において、前記制御手
段bを、横加速度センサa11およびヨーレイトセンサ
a12からの入力に基づいて横滑り角を求め、この横滑
り角に基づいて車両の過オーバステア状態を判定すると
ともに、制御量を決定するよう構成してもよい。したが
って、横加速度センサa11あるいはヨーレイトセンサ
a12の出力ゲインがシフトしても、補正値演算手段d
による補正に基づいて、制御量や制御タイミングなどが
影響を受けることがないようにすることができる。
【0013】また、請求項7に記載のように、請求項1
ないし6記載の車両挙動制御装置において、前記センサ
出力値推定手段cを、前後の左輪の車輪速の平均値と、
前後の右輪の車輪速の平均値とから左右の車輪速差を求
めるよう構成するのが好ましい。したがって、駆動輪ス
リップや制動時の荷重移動などにより、車体速との速度
差が大きな車輪が生じても、センサ出力値推定手段cに
おいてその影響を抑えて旋回状態を高い精度で把握する
ことができる。
【0014】また、請求項8に記載のように、請求項7
記載の車両挙動制御装置において、前記センサ出力値推
定手段cには、車輪速センサa2の出力値の異常の有無
を判定する異常判定手段c1と、この異常判定手段c1
が異常と判定した時に、全輪の車輪速に対する異常判定
輪の偏差に基づく補正係数を求め、この補正係数に基づ
いて異常判定輪の車輪速を補正する車輪速補正手段c2
と、を設けることが好ましい。したがって、タイヤの空
気圧が1輪のみ大幅に変化したり、あるいはスペアタイ
ヤに交換するなどして、4輪のうちの1つのタイヤ径が
変わった場合、実際の車輪速と車輪速センサの出力パル
スとの関係が変わってしまうが、このような場合、その
輪の出力値のみがシフトすることになり、車輪速補正手
段c2では、前輪の平均とシフト輪との偏差に基づいて
シフト輪の検出値を補正する。よって、センサ出力値推
定手段cにおける左右の車輪速差に基づく旋回状態の推
定精度が高くなり、制御精度の向上を図ることができ
る。
【0015】また、請求項9に記載のように請求項8記
載の車両挙動制御装置において、前記異常判定手段c1
は、全輪の車輪速が所定車速以上である出力が安定する
速度域であり、かつ、操舵角が所定値以下の直進走行時
であり、かつ、全輪の車輪加減速度が所定値以下の定速
走行状態である時に、各輪の車輪速の出力差の有無に基
づいて異常の有無を判定するよう構成するのが好まし
い。すなわち、全輪の車輪速が一致する走行状態におい
て車輪速に出力差があれば異常と判定するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)実施の形態1は、本発明を走行中に所
望の輪に自動的に制動力を発生させて車両姿勢を安定さ
せる車両挙動制御を含む自動制動制御を実行するブレー
キ制御装置に適用した例である。図2は、実施の形態の
全体図であって、11はブレーキユニットである。この
ブレーキユニット11は、各車輪FL,FR,RL,R
Rのホイルシリンダ圧を任意に制御可能に構成されてい
る。
【0017】また、図において12はコントロールユニ
ットであって、前記ブレーキユニット11およびエンジ
ンの作動を制御するもので、入力手段として、各車輪F
L,FR,RL,RRの回転速度を検出する車輪速セン
サ13と、操舵角を検出する舵角センサ14と、車体の
横方向加速度を検出する横Gセンサ16と、車両に発生
するヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ17とを備
えている。また、エンジン側の出力アクチュエータとし
て、スロットル開度を変更するスロットル開度アクチュ
エータ18が設けられている。
【0018】ここで前記ブレーキユニット11の構造の
一例を図3に示す。すなわち、ブレーキユニット11
は、マスタシリンダ1とホイルシリンダ3とを結ぶブレ
ーキ回路2の途中に設けられており、前記ホイルシリン
ダ3を、常時および増圧時はマスタシリンダ1と連通さ
せ、減圧時にはドレン回路4と連通させ、保持時はマス
タシリンダ1とドレン回路4のいずれとも遮断させる構
造の液圧制御弁5と、ドレン回路4に設けられたリザー
バ6と、このリザーバ6のブレーキ液を吸入してブレー
キ回路2に吐出するポンプ7と、ドレン回路4とマスタ
シリンダ1とを連通させる加給回路8と、加給回路8を
常時は遮断し、後述する自動制動制御時に開弁するイン
側ゲート弁9と、ブレーキ回路2を常時は連通させ、後
述する自動制動制御時に閉弁するアウト側ゲート弁10
と、を備えている。なお、図においてはホイルシリンダ
3は1個しか示していないが、少なくとも液圧制御弁5
は、ホイルシリンダ3と同数設けるものである。また、
コストおよびフェイルセーフの点で、ブレーキ回路2を
2系統に分岐させて各系統にホイルシリンダ3ならびに
液圧制御弁5を2個づつ設け、この各系統にそれぞれリ
ザーバ6、ポンプ7および両ゲート弁9,10を設ける
のが好ましい。
【0019】前記ブレーキユニット11は、コントロー
ルユニット12により液圧制御弁5とイン側ゲート弁9
とアウト側ゲート弁10との開閉を制御することにより
自動制動制御を実行可能である。この自動制動制御は、
運転者の制動操作の有無に関係なく、所望の車輪に所望
量の制動力を発生させる制御であって、例えば、駆動輪
がスリップした時にこの駆動輪スリップを防止すべく制
動力を発生させる駆動スリップ防止制御や、車両が過ア
ンダステアあるいは過オーバステア状態となった時に、
これを改善させる方向に車両にヨーモーメントを発生さ
せるべく制動力を発生させる車両挙動制御や、運転者の
急制動操作時に、運転者の操作に応じた制動力よりも大
きな制動力を発生させるブレーキアシスト制御などを含
むものである。そして、この自動制動制御にあっては、
アウト側ゲート弁10を閉弁させてブレーキ回路2を遮
断させ、一方、イン側ゲート弁9を開弁させるととも
に、ポンプ7を駆動させてマスタシリンダ1のブレーキ
液を、液圧制御弁5側へ供給する。そして、液圧制御弁
5を切り換えて所望輪のホイルシリンダ圧を任意の圧力
に制御して必要な制動力を発生させるものである。な
お、上述の車両挙動制御を実行する際には、制動力を発
生させるだけでなく必要に応じてエンジンの出力も低下
させるよう構成されている。
【0020】また、コントロールユニット12は、上述
の車両挙動制御を含む自動制動制御の他に、横Gセンサ
16の左右ゲインがずれた時にゲインを補正するゲイン
補正を実行する。上記車両挙動制御ならびにゲイン補正
制御について以下に図4〜に基づいて説明する。
【0021】図4は車両挙動制御ならびにゲイン補正制
御の全体の流れを示しており、まずこれについて説明す
る。なお、各ステップにおける処理の詳細については、
後述する。ステップ41では、各変数の初期値をセット
する。ステップ42では、各センサの検出値を読み込
む。ステップ43では、車輪加速度および舵角速度を算
出する。ステップ44では、車輪速度異常判断と補正を
行うとともに、左右車輪速度差に基づいて横Gおよびヨ
ーを推定する。ステップ45では、横G補正係数を作成
する。ステップ46では、各データに基づいて車両状態
を推定する。ステップ47では、車両挙動を安定させる
制御である車両挙動制御の開始判断を実行する。ステッ
プ48では、車両挙動制御における制御量を決定し、こ
の制御量だけアクチュエータを駆動させる。ステップ4
9では、車両挙動制御の終了を判断する。
【0022】次に、上述の各ステップにおける処理を詳
細に説明する。まず、図5は、ステップ41の初期値セ
ットをしめすもので、このステップ41では、図5に示
すように、異常判定フラグBVW_RI,BVW_L
E,BVW_FR,BVW_RR,車輪速補正フラグF
_VW,車輪速タイマVWT,正側平均数CONT
P(),負側平均数CONTN(),正側補正係数GB
P,負側補正係数GBN,推定ロール角TH,アンダス
テアフラグUS_F,オーバステアフラグOS_F,制
御輪フラグFINC,制御時間タイマTIM,制御フラ
グV_Fをそれぞれ0とし、また、G感度係数KG,ヨ
ー感度係数KY,BETA制御係数K1,DB制御係数
K2,YH制御係数K3,各閾値OS,USは予め設定
された適値に設定し、車両トレッドT,ホイルベース
L,舵角比Nは車両諸元値に設定する。
【0023】次に、図6はステップ42を示すもので、
このステップ42では、各輪の車輪速度VWFR,VW
FL,VWRR,VWRLと、操舵角度Hと、ヨーレイ
トYAWと、横加速度Gを読み込む。
【0024】次に、図7はステップ43の車輪加速度V
WDおよび舵角速度HDの算出処理を示すもので、ま
ず、ステップ431において、各輪の車輪速度VWを時
間で微分(30msec前の値との差により求める)し
て各輪について車輪加速度VWDを求めるとともに、操
舵角Hを時間で微分して舵角速度HDを求める。ステッ
プ432では、車輪加速度VWDおよび舵角速度HDを
求める度に、それぞれ車輪加速度VWDおよび舵角速度
HDを求めるのに必要な過去の値を更新する。
【0025】次に、図8および図9はステップ44の補
正および推定処理を示すもので、まず、ステップ440
1において、各輪全ての車輪速VWxx(なお、xx
は、各輪FR,FL,RR,RLを意味するものであ
る)が20Km/h以上であるか否かを判定し、YES
すなわちVWxx≧20Km/hの場合はステップ44
02に進み、NOすなわちVWxx<20Km/hの場
合はステップ4413に進む。ちなみに、この20Km
/h以上の速度領域において、車輪速センサ13の出力
精度が安定し、誤差が生じ難くなる。ステップ4402
では、操舵角Hがほぼ直進走行状態を示す5deg以下
の範囲であるか否かを判定し、YESすなわちH≦5d
egの場合はステップ4403に進み、NOすなわちH
>5degの場合はステップ4413に進む。ステップ
4403では、各輪全ての車輪加速度VWDxxの絶対
値が全て0.1G以下であるか否かを判定し、YESす
なわち|VWDxx|≦0.1Gの場合はステップ44
04に進み、NOすなわち|VWDxx|>0.1Gの
場合はステップ4413に進む。以上のステップ440
1〜4403は、各輪の車輪速VWに差が生じ難い状態
であるか否かを判定しているもので、すなわち、車輪速
VWがある程度高く(20Km/h以上)、ほぼ直進状
態で(H≦5deg)、ほぼ加速も減速も行っておらず
車輪にスリップが生じ難い状態であるときにはステップ
4404に進み、それ以外の状態、すなわち車輪速VW
が低く誤差が生じる可能性が高い状態、操舵各Hが大き
く旋回内輪と旋回外輪とで(左右輪で)車輪速差が生じ
る可能性が高い状態、加速や減速中で前後輪で車輪速差
が生じる可能性が高い状態には、ステップ4413に進
む。
【0026】また、ステップ4404〜4407では、
上述の各輪に車輪速差が生じ難い状況において、各輪の
車輪速の相対差が0.1Km/h未満に収まっているか
否かを判定し、これにより各車輪速センサ13の異常の
有無を判定するもので、車輪速差が0.1Km/h未満
に収まっている場合には、そのままステップ4412に
進むが、ステップ4404において右輪の前後の差が大
きい場合には、ステップ4408に進んで右輪異常判定
フラグBVW_R1を1にセットし、ステップ4405
において左輪の前後の差が大きい場合には、ステップ4
409に進んで左輪異常判定フラグBVW_LEを1に
セットし、ステップ4406において前輪の左右の差が
大きい場合には、ステップ4410に進んで前輪異常判
定フラグBVW_FRを1にセットし、ステップ440
7において後輪の左右の差が大きい場合には、ステップ
4411に進んで後輪異常判定フラグBVW_RRを1
にセットする。なお、このような異常判定がなされる場
合としては、例えば、空気圧異常やスペアタイヤ取付な
どによるタイヤ径の変化による出力値変化、あるいはホ
イルスピンの発生による出力値変化などがある。
【0027】次に、ステップ4412では、全ての異常
判定フラグが0であるか否か、すなわち全車輪速センサ
13に異常がないかどうかを判定し、YESすなわち異
常が無い場合にはステップ4413に進み、NOすなわ
ち車輪速センサ13のいずれかの出力値に異常がある場
合には、ステップ4414に進む。
【0028】ステップ4413では、車輪速補正フラグ
F_VWを0にクリアし、車輪速タイマVWTを0にク
リアし、補正係数S_xxを1.0とする。
【0029】ステップ4412においていずれかの異常
判定フラグがセットされている場合に進むステップ44
14では、車輪速補正フラグF_VWを1にセットし、
続くステップ4415において、車輪速タイマVWT=
0であるか否かを判定し、YESすなわちVWT=0の
場合はステップ4416に進んで、車輪速タイマVWT
を100にセットするとともに、平均車輪速VWbを0
とする。ステップ4417では、車輪速タイマVWTの
カウントを1つ減し、続くステップ4418では、車輪
速タイマVWTが0未満になったか否かを判定し、YE
Sすなわち0未満の場合にはステップ4419に進んで
VWT=0とし、NOすなわちVWT≧0の場合はステ
ップ4420に進んで以下の処理を行う。
【0030】すなわちステップ4420では、平均車輪
速VWbxxを、VWbxx=(VWbxx*(99−
VWT)+VWxx)/(100−VWT)の演算によ
り求めるとともに、補正係数S_xxを、S_xx=
{(VWbFR+VWbFL+VWbRR+VWbR
L)/4}/VWbxxの演算により求めるもので、車
輪速センサ13の出力値に異常がある場合には、その車
輪の車輪速平均値の全輪の車輪速平均値に対する偏差に
基づいて補正係数S_xxを求めるものである。
【0031】ステップ4421では、各輪の車輪速VW
xxに補正係数S_xxを乗じて補正値VL_xxを求
め、さらに、各輪の補正値VL_xxから右側車輪速V
1および左側車輪速V2を、 V1=(VL_FR+VL_RR)/2 V2=(VL_FL+VL_RL)/2 の演算式により求め、さらに、これらV1,V2に基づ
いて疑似車体速Vを、 V=(V1+V2)/2 の演算式により求め、さらに、車輪速推定の横加速度G
Wおよび車輪速推定のヨーレイトYWを、 GW=V/T*(V1−V2)*KG YW=1/T*(V1−V2)*KY の演算式により求める。
【0032】次に、図10〜図12はステップ45の横
G補正係数作成処理を示すもので、まず、ステップ45
01では、制御フラグV_Fが0であるか否か、すなわ
ち車両挙動制御を実行していないか否かを判定し、YE
Sすなわち非制御実行時にはステップ4502に進み、
NOすなわち制御実行中には図12のステップ4525
に進む。ステップ4502では整数化横加速度IGを求
める。この整数化横加速度IGは、ちなみに、本実施の
形態1では、IG=INT(G*20)としており、す
なわち、1Gを20分割している。
【0033】ステップ4503では、整数化横加速度I
Gが0でない、または整数化横加速度IGの絶対値が2
0よりも大きいか否かを判定し、いずれかを満足する場
合にはステップ4504に進み、そのいずれでもない場
合には図12のステップ4525に進む。さらに、ステ
ップ4504では、整数化横加速度IGが0よりも大き
いか否かを判定し、YESすなわちIG>0の場合はス
テップ4505に進み、NOすなわちIG<0の場合は
ステップ4507に進む。
【0034】ステップ4505では、整数化横加速度I
Gの絶対値をレベル整数値iとするとともに、この整数
値iに対応する正側平均数CONTP(i)をインクリ
メントする。続くステップ4506では、正側平均数C
ONTP(i)が所定数(本実施の形態では所定数=2
55であり、これは1biteで表現できる範囲として
いるものである)未満であるか否かを判定し、YESす
なわちCONTP(i)<255の場合は図11のステ
ップ4509に進み、NOすなわちCONTP(i)≧
255の場合は図11のステップ4510に進む。
【0035】一方、ステップ4507および4508に
おいても、負の整数化横加速度IGについて同様に負側
平均数CONTN(i)をインクリメントして、負側平
均数CONTN(i)<255の場合は図11のステッ
プ4516に進み、CONTN(i)≧255の場合は
図11のステップ4517に進む。
【0036】図11のステップ4509では、正側G補
正係数GBP(i)を、GBP(i)={GBP*(C
ONTP−1)+(GW/G)}/CONTPの演算に
より求め、続くステップ4510では、補正回数カウン
タNC,正側最終補正値GGP,GレベルカウンタJを
0にクリアする処理を行う。
【0037】続くステップ4511では、正側平均数C
ONTP(J)が正であるか否かを判定し、NOすなわ
ちCONTP(J)≦0の場合はステップ4514に進
んでGレベルカウンタJをデクリメントするが、YES
すなわちCONTP(J)>0の場合はステップ451
2に進んで、正側最終補正値GGPを、GGP=GGP
+GBP(J)により求め、さらにステップ4513に
おいて、補正回数カウンタNCをインクリメントした後
ステップ4514に進む。
【0038】次に、ステップ4515においてGレベル
カウンタJのカウント値が20以上であるか否かを判定
し、YESすなわちJ≧20の場合はステップ4523
に進み、NOすなわちJ<0の場合はステップ4511
に戻る。
【0039】ステップ4516〜4522にあっては、
上記ステップ4509〜4515と同様の処理を、負側
について行うものであり、GBNが負側G補正係数であ
り、GGNが負側最終補正値である。
【0040】図12のステップ4523では、正側最終
補正値GGPを、GGP=GGP/NCにより求めると
ともに、制御フラグV_Fを1にセットし、一方ステッ
プ4524では、負側最終補正値GGNを、GGN=G
GN/NCにより求めるとともに、制御フラグV_Fを
1にセットする。
【0041】ステップ4525では、車輪速推定の横加
速度GWが正(0より大)であるか否かを判定し、YE
SすなわちGW>0の場合、ステップ4526に進ん
で、GR=G*GGPの演算により補正後横加速度GR
を求め、NOすなわちGW≦0の場合ステップ4527
に進んでGR=G*GGNの演算により補正後横加速度
GRを求める。
【0042】すなわち、ステップ45における横G補正
係数作成処理では、車両挙動制御を実行していない時
に、横加速度を分解した各範囲(本実施の形態では20
分割)毎に、推定横G/検出横Gの比を平均化し、最後
に全ての範囲の値を平均して各補正係数GBP,GBN
を求め、これに基づいて補正後横加速度GRを求めるも
のである。
【0043】次に、図13はステップ46の車両状態推
定処理を示すフローチャートで、まず、ステップ461
では、横滑り角速度DBを、DB=YAW−GG/Vの
演算式により求める。次に、ステップ462において、
横滑り角速度DBの絶対値が所定の閾値2deg/sよ
りも大きいか否かを判定し、NOすなわち閾値2deg
/s未満の場合は、ステップ464にて横滑り角BET
A=0とする処理を行い、YESすなわち閾値2deg
/sよりも大きい場合には、横滑り角DBETAに横滑
り角速度DBを加算した値を横滑り角DBETAとする
処理を行う。すなわち、このステップ462の処理によ
り不感帯が設定される。
【0044】ステップ465では、理論的なヨーレイト
である目標ヨーレイトYAWHを、 YAWH=L/(H/N) の演算式により求める。なお、Lはホイルベース、Hは
操舵角、Nは舵角比である。さらに、こうして得られた
目標ヨーレイトYAWHに基づいてヨーレイト偏差YH
を、 YH=YAWH−YAW の演算式により求める。
【0045】ステップ466では、ヨーレイトYAWの
絶対値が予め設定された閾値5deg/sよりも大きい
か否かを判定し、NOすなわち|YAW|≦5deg/
hの場合には、さらに処理を行うことなくこの流れを終
え、YESすなわち|YAW|≦5deg/hの場合に
は、ステップ467に進んで、ヨーレイトYAWが正で
あるか否かを判定し、YESすなわちYAWが正の場合
には、ステップ468に進んで右旋回と判定して旋回方
向フラグTURN=1とし、NOすなわちYAWが負の
場合はステップ469に進んで左旋回と判定して旋回方
向フラグTURN=0とする。
【0046】次に、図14はステップ47の車両挙動制
御開始判断処理の流れを示し、まずステップ471で
は、ヨーレイト偏差YHの絶対値が予め設定されたアン
ダステア閾値US1よりも大きいか否かを判定し、YE
Sすなわち|YH|>US1の場合にはステップ472
に進んでアンダステア判断フラグUS_F=1にセット
し、NOすなわち|YH|≦US1の場合にはステップ
473に進んでアンダステア判断フラグUS_F=0と
クリアする。ちなみに、アンダステア閾値US1は、車
両が過アンダステア状態であるか否かを判定するための
閾値である。
【0047】次に、ステップ474では、横滑り角BE
TAの絶対値が予め設定されたオーバステア閾値OS1
よりも大きいか否かを判定し、YESすなわち|BET
A|>OS1の場合にはステップ475に進んでオーバ
ステア判断フラグOS_F=1にセットし、NOすなわ
ち|BETA|≦OS1の場合にはステップ476に進
んでオーバステア判断フラグOS_F=0とクリアす
る。ちなみに、オーバステア閾値OS1は、車両が過オ
ーバステア状態であるか否かを判定するための閾値であ
る。
【0048】次に、図15および図16は、ステップ4
8の制御量決定およびアクチュエータ駆動の処理の流れ
を示すもので、ステップ4801では、オーバステアフ
ラグOS_Fが1にセットされているか否かを判定し、
OS_F=1の場合はステップ4802に進み、OS_
F=0の場合はステップ4803に進む。ステップ48
02では、制御量PIDを、PID=BETA*K1+
DB*K2の演算式により求める。
【0049】ステップ4803では、アンダステアフラ
グUS_Fが1にセットされているか否かを判定し、U
S_F=1の場合はステップ4804に進み、US_F
=0の場合はステップ4805に進んで制御量PID=
0とする。また、ステップ4804では、制御量PID
を、PID=YH*K3により求める。すなわち、ステ
ップ4801〜4805では、オーバステアフラグOS
_FあるいはアンダステアフラグUS_Fがセットされ
ている場合、前者の場合は横滑り角BETAおよび横滑
り角速度DBに基づいて制御量PIDを決定し、また後
者の場合はヨーレイト偏差YHに基づいて制御量PID
を決定し、いずれのフラグもセットされていない場合は
制御量PIDを0とする処理を実行する。
【0050】次に、図16に示す部分では、ステップ4
806においてアンダステアフラグUS_Fがセット
(=1)されているか否かを判定し、YESすなわちU
S_F=1の場合にはステップ4807に進み、NOす
なわちUS_F=0の場合にはステップ4811に進
む。このステップ4811ではオーバステアフラグOS
_Fがセットされている(=1)か否かを判定し、YE
SすなわちOS_F=1の場合にはステップ4812に
進み、NOすなわちOS_F=0の場合には後述するス
テップ4908に進む。ステップ4807およびステッ
プ4812では、旋回方向フラグTURNがセットされ
ている(右旋回)か否かを判定し、セットされている場
合には、ステップ4808,4813に進み、セットさ
れていない場合にはステップ4809,4814に進
む。
【0051】すなわち、アンダステアフラグUS_Fが
セット(=1)されている場合、右旋回時にはステップ
4808に進んで、制御輪フラグFINC=1にセット
し(これにより右後輪増圧およびスロットル閉の処理が
実行される)、アンダステアフラグUS_Fがセット
(=1)されている場合、左旋回時にはステップ480
9に進み、制御輪フラグFINC=2にセットする(こ
れにより左後輪増圧およびスロットル閉の処理が実行さ
れる)。また、オーバステアフラグOS_Fがセット
(=1)されている場合、右旋回時にはステップ481
3に進んで、制御輪フラグFINC=3にセットし(こ
れにより左前輪増圧およびスロットル閉の処理が実行さ
れる)、オーバステアフラグOS_Fがセット(=1)
されている場合、左旋回時にはステップ4814に進
み、制御輪フラグFINC=4にセットする(これによ
り右前輪増圧およびスロットル閉の処理が実行され
る)。
【0052】アンダステア時に進むステップ4808,
4809の処理を行った後に進むステップ4810で
は、図17に示すマップに基づいてステップ4804で
決定した制御量PIDから制御時間タイマTIMを設定
し、一方、オーバステア時進むステップ4813,48
14の処理を行った後に進むステップ4815では、図
18に示すマップに基づいてステップ4802で決定し
た制御量PIDから制御時間タイマTIMを設定する。
この制御時間タイマTIMに基づいて、切換弁5により
増圧を実行するとともに図外のエンジンの出力トルクが
低減される。
【0053】次に、図19および図20に基づいてステ
ップ49の制御終了判断処理について説明する。ステッ
プ4901では、制御時間タイマTIMが0以上(制御
が終了していない)か否かを判定し、YESすなわちT
IM≧0の場合はステップ4902に進んで制御時間タ
イマTIMのデクリメントするとともに、制御フラグV
_Fを1にセットしてステップ4903に進み、NOす
なわちTIM<0の場合は処理を行うことなくステップ
4903に進む。
【0054】ステップ4903では、制御時間タイマT
IMが0以下(制御が終了した)か否かを判定し、YE
SすなわちTIM≦0の場合はステップ4904に進ん
で制御時間タイマTIM=0とするとともに、減圧タイ
マDECTを150にセットし、NOすなわちTIM>
0の場合はこの流れの処理を終了する。なお、このステ
ップ4904は、ステップ48の処理から進むステップ
4908において減圧タイマDECT≦0の場合にも進
む。
【0055】ステップ4905では、減圧タイマDEC
Tが正であるか(減圧中か)否かを判定し、YESすな
わちDECT>0の場合にはステップ4906に進んで
減圧タイマDECTをデクリメントし、NOすなわちD
ECT≦0の場合はステップ4907に進んで、減圧タ
イマDECTを0にリセットし、かつ全制御を終了すべ
く制御フラグV_Fを0にリセットする。
【0056】図20はステップ49の制御終了判断処理
の流れを示すものであり、この流れは過オーバステアあ
るいは過アンダステアに対応する制動制御を実行した後
に増圧したホイルシリンダ圧を減圧処理するものであ
り、ステップ4909〜4912は、それぞれ制御輪フ
ラグFINCを判定し、ステップ4913〜4916に
おいて対象輪の減圧を実行するものである。
【0057】次に、図21のタイムチャートに基づい
て、実施の形態1の作動を説明する。本実施の形態1で
は、左右の車輪速差により算出した推定横加速度GWを
真の値とし、ステップ45すなわち図10〜図12に示
す横G補正係数作成処理に基づいて、車両挙動安定制御
を実行していない車両挙動安定状態において、左右旋回
時に出力される横加速度センサ16の出力値Gと、推定
横加速度GWとの比に基づいて左右方向のゲイン(正側
補正値GGP,負側補正値GGN)をそれぞれ求めるこ
とにより、図示のように、例えば、左旋回を行うのに伴
って正側補正値GGPが形成され、右側旋回を行うのに
伴って負側補正値GGNが形成される。なお、この場
合、各補正値GGP,GGNは、平均数を求めるのに要
する時間が長くなるにしたがって一定値に収束すること
になる。
【0058】したがって、本実施の形態では、車両挙動
安定制御における制御量(TIM)を、ヨーレイトYA
Wと横加速度とに基づいて得られた横滑り角BETAか
ら求める装置において、横Gセンサ16の出力値の補正
を左右方向で独立して高い精度で行うことができるた
め、横Gセンサ16の出力ゲインが左右でシフトしても
左旋回と右旋回とで制御タイミングや制御量が微妙に違
って違和感を感じるという問題が生じることが無い。
【0059】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて説明する。この実施の形態2は、ヨーレイトセンサ
17についてゲイン補正を行う例である。この実施の形
態2も、左右の車輪速差から推定ヨーレイトYWを求
め、この値に基づいてヨーレイトを補正するようにして
いるものであり、実施の形態1との相違点のみを説明す
る。図22は実施の形態2の車両挙動制御ならびにヨー
レイト補正制御の全体の流れを示すもので、実施の形態
1との相違点はステップ41bの各変数の初期値セット
処理,ステップ45bのヨーレイト補正係数作成処理,
ステップ46bの車両状態推定処理が、実施の形態1と
異なるもので、他のステップは実施の形態1と同様であ
るので実施の形態1と同じ処理を実行するステップは実
施の形態1のステップと同じ符号を付けて説明を省略す
る。
【0060】図23はステップ41bの各変数の初期値
セット処理を示すものであり、本ステップでは、実施の
形態1において各G補正係数GBP,GBNのリセット
を行っていたのに対して、正側YAW補正係数YBP,
負側YAW補正係数YBNを0にリセットする点が実施
の形態1と異なる。
【0061】図24〜図26は、ステップ45bにおけ
るヨーレイト補正係数作成処理を示すものであるが、実
施の形態1と共通するステップには同じ符号を付けて説
明を省略する。ステップ4552では、所定数の領域に
分割した整数化ヨーレイトIYAWをIYAW=INT
(YAW)により求める。ステップ4553では、IY
AW≠0または|IYAW|>50であるか否かによ
り、すなわち平均値を求める領域内であるか否かを判定
し、YESであればステップ4554に進んでIYAW
>0の判定で旋回方向判定を行い、IYAW>0でステ
ップ4555に進み、IYAW<0でステップ4557
に進む。ステップ4555およびステップ4557で
は、ヨーレイトレベル整数値iを形成する。
【0062】ステップ4559およびステップ4566
では、左右すなわち正側・負側でそれぞれ正側YAW補
正係数YBP,負側YAW補正係数YBNを、 YBP(i)={YBP*(CONTP−1)+(YW
/YAW)}/CONTP YBN(i)={YBN*(CONTP−1)+(YW
/YAW)}/CONTN により求める。ステップ4560,4567では、補正
回数カウンタNC,正側最終補正値YGP,負側補正最
終補正値YGN,ヨーレベルカウンタJをそれぞれ0に
クリアする。ステップ4562,4569では、それぞ
れ正側最終補正値YGP,負側最終補正値YGNを作成
する。ステップ4565およびステップ4572では、
ヨーレベルカウンタJが50以上であるか否かを判定
し、50以上であればステップ4573,4574に進
み、50未満の場合はステップ4511,4518に戻
る。
【0063】ヨーレイトレベルカウンタJが50以上カ
ウントしたら、ステップ4573あるいはステップ45
74において、正側最終補正値YGPあるいは負側最終
補正値YGNを作成するとともに、制御フラグV_Fを
1にセットする。そして、ステップ4576,4577
において、それぞれヨーレイトセンサ17の正側の出力
値YGP,負側の出力値YGNに正側最終補正値YGP
あるいは負側最終補正値YGNを乗じて補正後ヨーレイ
トYAWRを作成する。
【0064】また、図27に示す車両状態推定処理にお
いて、ステップ461bでは、横滑り角速度DBを、補
正後ヨーレイトYAWRと横Gセンサ16の出力値Gと
疑似車体速Vとに基づいて求める。
【0065】この実施の形態2にあっても、車両を左右
に操舵すると、車両挙動安定制御を実行しない安定旋回
状態において、ヨーレベルカウンタJのカウント値が5
0を越えるまでの平均値により、ヨーレイトセンサ17
の出力値YAWと、左右の車輪速差から求めた推定ヨー
レイトYWとの比に基づいて、図28に示すように左右
方向のそれぞれに応じて正側補正値YGP,YGNを作
成してゲイン補正を行う。この場合も、正側補正値YG
P,YGNは、平均を行う時間が長くなるにつれて収束
する。
【0066】以上のように、実施の形態2にあっては、
安定旋回中に得られたデータに基づいた平均値により高
い精度でゲイン補正を行うことができる。
【0067】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
てきたが、本発明は、これら実施の形態の構成に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変
形を含むものである。例えば、実施の形態では、過オー
バステア状態あるいは過アンダステア状態となった時に
所望輪に制動力を発生させる車両挙動安定制御を実行す
るブレーキ制御装置に適用した例を示したが、車両挙動
を正確に検出する必要がある装置において横Gセンサお
よびヨーレイトセンサを有した装置であれば、どのよう
な装置にも適用することができる。また、実施の形態に
あっては、横Gセンサ16のゲイン補正と、ヨーレイト
センサ17のゲイン補正とをそれぞれ別個に行うものを
示したが、両方の補正を行うようにしてもよい。この場
合、ステップ45に示した横G補正係数作成処理とステ
ップ45bに示したヨーレイト補正係数作成処理とを続
けて実行し、かつ、ステップ46の車両状態推定処理に
おいては、ステップ461のように横Gの補正値GRに
基づいて横滑り角速度DBを求めるか、ステップ461
bのようにヨーレイトの補正値YAWRに基づいて横滑
り角速度DBを求めるか、あるいは、横Gの補正値GR
およびヨーレイトの補正値YAWRに基づいて横滑り角
速度DBを求めるようにする。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように本願全請求項に
記載の車両挙動検出装置にあっては、車輪の操舵角と車
輪のスリップ角との関係が安定している制御手段が車両
挙動安定制御を実行していない時に限り、左右の車輪速
差で推定される車両の旋回状態に基づいて得られるセン
サ出力値推定手段の推定値と、旋回応答センサの出力値
との比に基づいて、旋回応答センサの出力値に対する補
正値を得るようにしたため、センサ出力値の全域で高い
精度の補正値を得ることができるものであり、よって、
制御品質の向上を図ることができるという効果が得られ
る。なお、請求項2に記載の発明では、左旋回と右旋回
とで補正値を独立させることができ、左旋回と右旋回と
でゲインのシフト量が違っていても、その違いに応じて
正確な補正を行うことができるという効果が得られる。
また、請求項3に記載の発明では、平均値によって補正
することで補正精度の向上を図ることができるという効
果が得られる。また、請求項6に記載の発明では、横加
速度センサあるいはヨーレイトセンサの出力ゲインがシ
フトしても、補正値演算手段による補正に基づいて、制
御量や制御タイミングなどが影響を受けることがないよ
うにすることができ、制御品質の向上を図ることができ
るという効果が得られる。また、請求項7に記載の発明
では、駆動輪スリップや制動時の荷重移動などにより、
車体速との速度差が大きな車輪が生じても、センサ出力
値推定手段においてその影響を抑えて旋回状態を高い精
度で把握することができるという効果が得られる。ま
た、請求項8に記載の発明では、タイヤの空気圧が1輪
のみ大幅に変化したり、あるいはスペアタイヤに交換す
るなどして、4輪のうちの1つのタイヤ径が変わった場
合、実際の車輪速と車輪速センサの出力パルスとの関係
が変わってしまうが、このような場合、その輪の出力値
のみがシフトすることになり、車輪速補正手段では、前
輪の平均とシフト輪との偏差に基づいてシフト輪の検出
値を補正し、よって、センサ出力値推定手段における左
右の車輪速差に基づく旋回状態の推定精度が高くなり、
制御精度の向上を図ることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪挙動制御装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】本発明実施の形態1を適用したブレーキ制御装
置の全体図である。
【図3】上記ブレーキ制御装置の油圧回路図である。
【図4】実施の形態1の制御流れを示すフローチャート
である。
【図5】実施の形態1のフローチャートの要部処理のフ
ローチャートである。
【図6】実施の形態1のフローチャートの要部処理のフ
ローチャートである。
【図7】実施の形態1のフローチャートの要部処理のフ
ローチャートである。
【図8】実施の形態1のフローチャートの要部処理のフ
ローチャートである。
【図9】実施の形態1のフローチャートの要部処理のフ
ローチャートである。
【図10】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図11】ロール角特性図である。
【図12】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図13】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図14】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図15】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図16】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図17】制御量特性図である。
【図18】制御量特性図である。
【図19】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図20】実施の形態1のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図21】実施の形態1の作動を示すタイムチャートで
ある。
【図22】実施の形態2の制御流れを示すフローチャー
トである。
【図23】実施の形態2のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図24】実施の形態2のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図25】実施の形態2のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図26】実施の形態2のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図27】実施の形態2のフローチャートの要部処理の
フローチャートである。
【図28】実施の形態2の作動例を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
a 車両挙動検出手段 a1 旋回応答センサ a11 横加速度センサ a12 ヨーレイトセンサ a2 車輪速センサ b 制御手段 c センサ出力値推定手段 c1 異常判定手段 c2 車輪速補正手段 d 補正値演算手段 FL,FR,RL,RR 車輪 1 マスタシリンダ 2 ブレーキ回路 3 ホイルシリンダ 4 ドレン回路 5 液圧制御弁 6 リザーバ 7 ポンプ 8 加給回路 9 イン側ゲート弁 10 アウト側ゲート弁 11 ブレーキユニット 12 コントロールユニット 13 車輪速センサ 14 舵角センサ 16 横加速度センサ 17 ヨーレイトセンサ 18 スロットル開度アクチュエータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の旋回に伴い出力値が変化するセン
    サである旋回応答センサ、および各車輪の回転速度を検
    出する車輪速センサを含んで車両挙動を検出する車両挙
    動検出手段と、 この車両挙動検出手段の検出に基づいて車両姿勢が不安
    定になった時に、車両の駆動力あるいは制動力を制御し
    て車両姿勢の安定を図る車両挙動安定制御を実行する制
    御手段とを備えた車両挙動制御装置において、 左右の車輪速の差に基づいて車両の旋回状態を推定し、
    この推定旋回状態に基づいて前記旋回応答センサの出力
    を推定するセンサ出力値推定手段と、 前記制御手段が車両挙動安定制御を実行していない時に
    限り、前記旋回応答センサの出力値とセンサ出力値推定
    手段の推定値との比に基づいて旋回応答センサの出力値
    の補正値を求める補正値演算手段と、が設けられ、 前記制御手段が、補正値演算手段で得られた補正値に基
    づいて制御を実行するよう構成されているていることを
    特徴とする車両挙動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記補正値演算手段は、旋回方向の違い
    によりそれぞれ独立して補正値を求めるよう構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の車両挙動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサ出力値推定手段は、旋回応答
    センサの出力値として、この出力値を所定領域ごとに平
    均して得られた値を用いるよう構成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の車両挙動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記旋回応答センサが車両の横加速度を
    検出する横加速度センサであり、 前記センサ出力値推定手段は、推定旋回状態に基づいて
    車両に発生している横加速度を推定するよう構成され、 前記補正値演算手段が、横加速度センサの出力値とセン
    サ出力値推定手段で得られた推定横加速度との比に基づ
    いて横加速度センサの出力値の補正値を求めるよう構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし3記載の車
    両挙動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記旋回応答センサが車両のヨーレイト
    を検出するヨーレイトセンサであり、 前記センサ出力値推定手段は、推定旋回状態に基づいて
    車両に発生しているヨーレイトを推定するよう構成さ
    れ、 前記補正値演算手段が、ヨーレイトセンサの出力値とセ
    ンサ出力値推定手段で得られた推定ヨーレイトとの比に
    基づいてヨーレイトセンサの出力値の補正値を求めるよ
    う構成されていることを特徴とする請求項1ないし3記
    載の車両挙動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、横加速度センサおよび
    ヨーレイトセンサからの入力に基づいて横滑り角を求
    め、この横滑り角に基づいて車両の過オーバステア状態
    を判定するとともに、制御量を決定するよう構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし5記載の車両挙動
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記センサ出力値推定手段は、前後の左
    輪の車輪速の平均値と、前後の右輪の車輪速の平均値と
    から左右の車輪速差を求めるよう構成されていることを
    特徴とする請求項1ないし6記載の車両挙動制御装置。
  8. 【請求項8】 前記センサ出力値推定手段には、車輪速
    センサの出力値の異常の有無を判定する異常判定手段
    と、この異常判定手段が異常と判定した時に、全輪の車
    輪速に対する異常判定輪の偏差に基づく補正係数を求
    め、この補正係数に基づいて異常判定輪の車輪速を補正
    する車輪速補正手段と、が設けられていることを特徴と
    する請求項7記載の車両挙動制御装置。
  9. 【請求項9】 前記異常判定手段は、全輪の車輪速が所
    定車速以上である出力が安定する速度域であり、かつ、
    操舵角が所定値以下の直進走行時であり、かつ、全輪の
    車輪加減速度が所定値以下の定速走行状態である時に、
    各輪の車輪速の出力差の有無に基づいて異常の有無を判
    定するよう構成されていることを特徴とする請求項8記
    載の車両挙動制御装置。
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