JP2000343367A - ラック式工具マガジンの工具出入庫装置 - Google Patents
ラック式工具マガジンの工具出入庫装置Info
- Publication number
- JP2000343367A JP2000343367A JP11154778A JP15477899A JP2000343367A JP 2000343367 A JP2000343367 A JP 2000343367A JP 11154778 A JP11154778 A JP 11154778A JP 15477899 A JP15477899 A JP 15477899A JP 2000343367 A JP2000343367 A JP 2000343367A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- magazine
- tools
- temporary
- rack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラック式工具マガジンにおける工具の初期セ
ットや段取換えにおける作業者の手間、労力及び時間を
低減できる工具出入庫装置を提供する。 【解決手段】 ラック式工具マガジン2において、複数
の工具グリッパ3を配設した工具仮保持パレット4と、
この工具仮保持パレット4の各工具グリッパ3に対して
工具搬送ロボット9が工具7を着脱するように工具仮保
持パレット4又は工具搬送ロボット9を相対的に移動さ
せる制御部とからなる。
ットや段取換えにおける作業者の手間、労力及び時間を
低減できる工具出入庫装置を提供する。 【解決手段】 ラック式工具マガジン2において、複数
の工具グリッパ3を配設した工具仮保持パレット4と、
この工具仮保持パレット4の各工具グリッパ3に対して
工具搬送ロボット9が工具7を着脱するように工具仮保
持パレット4又は工具搬送ロボット9を相対的に移動さ
せる制御部とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラック式工具マガ
ジンへの工具の搬入出作業を効率化する工具出入庫装置
に関する。
ジンへの工具の搬入出作業を効率化する工具出入庫装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の工具グリッパからなるラックと、
各工具グリッパに装着した工具を個別に着脱、搬送する
工具搬送ロボットとからなるラック式工具マガジンに工
具を収納、保管する工作機械では、工具搬送ロボットに
よりラックの各工具グリッパから取出した工具を自動工
具交換装置から工作機械へと受け渡す。外部からマガジ
ンへの工具の搬入出作業は、(1)マガジンの工具搬出入
口から工具出入庫装置に作業者が1個の工具を装着し、
この工具出入庫装置から工具搬送ロボットへと工具を受
け渡して各工具グリッパへ工具を装着する、又は(2)作
業者が直接手作業で各工具グリッパへ工具を装着する。
こうしたマガジンのラックに対する工具の搬入出作業
は、工具の初期セットや段取換え(工具の配列変更)に多
く見られる。
各工具グリッパに装着した工具を個別に着脱、搬送する
工具搬送ロボットとからなるラック式工具マガジンに工
具を収納、保管する工作機械では、工具搬送ロボットに
よりラックの各工具グリッパから取出した工具を自動工
具交換装置から工作機械へと受け渡す。外部からマガジ
ンへの工具の搬入出作業は、(1)マガジンの工具搬出入
口から工具出入庫装置に作業者が1個の工具を装着し、
この工具出入庫装置から工具搬送ロボットへと工具を受
け渡して各工具グリッパへ工具を装着する、又は(2)作
業者が直接手作業で各工具グリッパへ工具を装着する。
こうしたマガジンのラックに対する工具の搬入出作業
は、工具の初期セットや段取換え(工具の配列変更)に多
く見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】工具の初期セットや段
取換えに伴う工具の搬出入作業は、対象となる工具の数
が増加するにつれて大変な手間、労力及び時間を要す
る。これは、従来の工具出入庫装置が、工具を1個毎に
扱わなければならないからである。実際に、マガジンに
備え付けた工具搬送ロボットは、工具を1個ずつしか扱
えないが、これに合わせて工具出入庫装置への工具の装
着を1個ずつとするのは、むやみに作業者の負担を増
し、工具搬送ロボットの待ち時間を増やす等、全般的な
作業効率の低下をもたらす。そこで、こうした工具の初
期セットや段取換えにおける作業者の手間、労力及び時
間を低減できる工具出入庫装置の開発を目的とし、検討
した。
取換えに伴う工具の搬出入作業は、対象となる工具の数
が増加するにつれて大変な手間、労力及び時間を要す
る。これは、従来の工具出入庫装置が、工具を1個毎に
扱わなければならないからである。実際に、マガジンに
備え付けた工具搬送ロボットは、工具を1個ずつしか扱
えないが、これに合わせて工具出入庫装置への工具の装
着を1個ずつとするのは、むやみに作業者の負担を増
し、工具搬送ロボットの待ち時間を増やす等、全般的な
作業効率の低下をもたらす。そこで、こうした工具の初
期セットや段取換えにおける作業者の手間、労力及び時
間を低減できる工具出入庫装置の開発を目的とし、検討
した。
【0004】
【課題を解決するための手段】検討の結果、開発したも
のが、複数の工具グリッパからなるラックと、各工具グ
リッパに装着した工具を個別に着脱、搬送する工具搬送
ロボットとからなるラック式工具マガジンにおいて、複
数の工具グリッパを配設した工具仮保持パレットと、こ
の工具仮保持パレットの各工具グリッパに対して工具搬
送ロボットが工具を着脱するように工具仮保持パレット
又は工具搬送ロボットを相対的に移動させる制御部とか
らなるラック式工具マガジンの工具出入庫装置である。
のが、複数の工具グリッパからなるラックと、各工具グ
リッパに装着した工具を個別に着脱、搬送する工具搬送
ロボットとからなるラック式工具マガジンにおいて、複
数の工具グリッパを配設した工具仮保持パレットと、こ
の工具仮保持パレットの各工具グリッパに対して工具搬
送ロボットが工具を着脱するように工具仮保持パレット
又は工具搬送ロボットを相対的に移動させる制御部とか
らなるラック式工具マガジンの工具出入庫装置である。
【0005】本発明の工具出入庫装置は、マガジンに収
納すべき複数個の工具を工具仮保持パレットへ一括して
搬入し、それら複数の工具を改めて個別に工具搬送ロボ
ットにより所定ラックの工具グリッパへ搬送する。工具
仮保持パレットに配設する工具グリッパの数、配列は自
由であるが、工具搬送ロボットの軌道に干渉しないよう
に、側方に開放した工具グリッパを縦一列に並べる配列
が好ましい。また、工具仮保持パレットへの工具の装着
を容易にするため、工具仮保持パレットが全体又は各工
具グリッパが、マガジンより前方へ引き出せるようにし
ておくとよい。
納すべき複数個の工具を工具仮保持パレットへ一括して
搬入し、それら複数の工具を改めて個別に工具搬送ロボ
ットにより所定ラックの工具グリッパへ搬送する。工具
仮保持パレットに配設する工具グリッパの数、配列は自
由であるが、工具搬送ロボットの軌道に干渉しないよう
に、側方に開放した工具グリッパを縦一列に並べる配列
が好ましい。また、工具仮保持パレットへの工具の装着
を容易にするため、工具仮保持パレットが全体又は各工
具グリッパが、マガジンより前方へ引き出せるようにし
ておくとよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照しながら説明する。図1は本発明の工具出
入庫装置1を適用したラック式工具マガジン2の一部正
面図であり、図2は同部位の平面図である。
て、図を参照しながら説明する。図1は本発明の工具出
入庫装置1を適用したラック式工具マガジン2の一部正
面図であり、図2は同部位の平面図である。
【0007】本例の工具出入庫装置1は、図1に見られ
るように、側方に開放する工具グリッパ3を8個一体で
構成した工具仮保持パレット4を、図2に見られるよう
に、マガジン2へのアクセスドア5を開いて、マガジン
内外方向で自由に進退させることができる。作業者は、
マガジン2まで台車6に工具を載せて運搬し、工具仮保
持パレット4の各工具グリッパ3へ個別に工具7を装着
する。そして、制御部(図示略)から、各工具グリッパ3
に装着した工具7を所定のラック8上の工具グリッパ3
へ装着するように工具搬送ロボット9へ指示する。これ
により、工具仮保持パレット4に装着した工具7の数だ
け、工具搬送ロボット9は待ち時間なく作動させること
ができる。
るように、側方に開放する工具グリッパ3を8個一体で
構成した工具仮保持パレット4を、図2に見られるよう
に、マガジン2へのアクセスドア5を開いて、マガジン
内外方向で自由に進退させることができる。作業者は、
マガジン2まで台車6に工具を載せて運搬し、工具仮保
持パレット4の各工具グリッパ3へ個別に工具7を装着
する。そして、制御部(図示略)から、各工具グリッパ3
に装着した工具7を所定のラック8上の工具グリッパ3
へ装着するように工具搬送ロボット9へ指示する。これ
により、工具仮保持パレット4に装着した工具7の数だ
け、工具搬送ロボット9は待ち時間なく作動させること
ができる。
【0008】本例の工具仮保持パレット4は、一度に8
個までの工具7を装着でき、それぞれを個別に、制御部
により指定したラック8上の工具グリッパ3へ装着す
る。また、逆に、制御部で指定したラック8上の工具グ
リッパ3に装着した工具7を一度に8個回収して工具仮
保持パレット4に保持させておくことができる。このよ
うに、作業者は工具仮保持パレット4に対する計8個ま
での工具7の装着、回収のみをすればよく、これまで8
個各毎に必要だった工具7の装着、回収から解放され
る。これにより、作業者の手間、労力及び時間を低減で
きるようになる。
個までの工具7を装着でき、それぞれを個別に、制御部
により指定したラック8上の工具グリッパ3へ装着す
る。また、逆に、制御部で指定したラック8上の工具グ
リッパ3に装着した工具7を一度に8個回収して工具仮
保持パレット4に保持させておくことができる。このよ
うに、作業者は工具仮保持パレット4に対する計8個ま
での工具7の装着、回収のみをすればよく、これまで8
個各毎に必要だった工具7の装着、回収から解放され
る。これにより、作業者の手間、労力及び時間を低減で
きるようになる。
【0009】また、これまで工具7各毎に作業者による
装着、回収の作業が必要であったために工具搬送ロボッ
ト9の待ち時間が発生していたものが、本発明により大
幅に待ち時間を削減して、効率良く工具搬送ロボット9
を用いることができるようになる。これは、ひいては自
動工具交換装置(ATC、図示せず)の利用効率を高めるこ
とを意味し、結果として加工作業全体の効率化(加工効
率の向上)を実現する。
装着、回収の作業が必要であったために工具搬送ロボッ
ト9の待ち時間が発生していたものが、本発明により大
幅に待ち時間を削減して、効率良く工具搬送ロボット9
を用いることができるようになる。これは、ひいては自
動工具交換装置(ATC、図示せず)の利用効率を高めるこ
とを意味し、結果として加工作業全体の効率化(加工効
率の向上)を実現する。
【0010】
【発明の効果】本発明により、ラック式工具マガジンに
おける工具の初期セットや段取換えに際し、作業者にと
っては手間、労力及び時間を低減でき、マガジンにおい
ては工具搬送ロボットの待ち時間を削減して、総じて作
業全体の効率化(加工効率の向上)を図ることができるよ
うになる。
おける工具の初期セットや段取換えに際し、作業者にと
っては手間、労力及び時間を低減でき、マガジンにおい
ては工具搬送ロボットの待ち時間を削減して、総じて作
業全体の効率化(加工効率の向上)を図ることができるよ
うになる。
【図1】本発明を適用したラック式工具マガジンの一部
正面図である。
正面図である。
【図2】同部位の平面図である。
1 工具出入庫装置 2 ラック式マガジン 3 工具グリッパ 4 工具仮保持パレット 5 アクセスドア 6 台車 7 工具 8 ラック 9 工具搬送ロボット
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の工具グリッパからなるラックと、
各工具グリッパに装着した工具を個別に着脱、搬送する
工具搬送ロボットとからなるラック式工具マガジンにお
いて、複数の工具グリッパを配設した工具仮保持パレッ
トと、該工具仮保持パレットの各工具グリッパに対して
工具搬送ロボットが工具を着脱するように工具仮保持パ
レット又は工具搬送ロボットを相対的に移動させる制御
部とからなるラック式工具マガジンの工具出入庫装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154778A JP2000343367A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | ラック式工具マガジンの工具出入庫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154778A JP2000343367A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | ラック式工具マガジンの工具出入庫装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000343367A true JP2000343367A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15591700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11154778A Pending JP2000343367A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | ラック式工具マガジンの工具出入庫装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000343367A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1179387A1 (de) * | 2000-08-08 | 2002-02-13 | GROB-Werke Dr. h.c. mult. Dipl.-Ing. Burkhart Grob e.K. | Werkzeugmaschine mit Greifer und/oder Werkzeugmagazinsystem |
WO2003013782A1 (de) * | 2001-08-09 | 2003-02-20 | K.R. Pfiffner Ag | Werkzeugmagazin |
WO2017126010A1 (ja) * | 2016-01-18 | 2017-07-27 | 株式会社牧野フライス製作所 | 工作機械の制御方法及び工作機械 |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11154778A patent/JP2000343367A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1179387A1 (de) * | 2000-08-08 | 2002-02-13 | GROB-Werke Dr. h.c. mult. Dipl.-Ing. Burkhart Grob e.K. | Werkzeugmaschine mit Greifer und/oder Werkzeugmagazinsystem |
US6783484B2 (en) | 2000-08-08 | 2004-08-31 | Grob-Werke Dr. H.C. Mult. Dipl. -Ing. Burkhart Grob E.K. | Machine tool with gripper and/ or tool magazine system |
US7175579B2 (en) | 2000-08-08 | 2007-02-13 | Grob-Werke Dr. H.C. Mult. Dipl.-Ing. Burkhart Grob E.K. | Machine tool with gripper and/or tool magazine system |
WO2003013782A1 (de) * | 2001-08-09 | 2003-02-20 | K.R. Pfiffner Ag | Werkzeugmagazin |
WO2017126010A1 (ja) * | 2016-01-18 | 2017-07-27 | 株式会社牧野フライス製作所 | 工作機械の制御方法及び工作機械 |
CN108472779A (zh) * | 2016-01-18 | 2018-08-31 | 株式会社牧野铣床制作所 | 机床的控制方法及机床 |
EP3406398A4 (en) * | 2016-01-18 | 2019-07-17 | Makino Milling Machine Co., Ltd. | CONTROL PROCESS FOR MACHINE TOOL AND TOOL MACHINE |
US10717163B2 (en) * | 2016-01-18 | 2020-07-21 | Makino Milling Machine Co., Ltd. | Control method for machine tool, and machine tool |
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