JP2000342594A - 内視鏡用突設爪型処置具 - Google Patents
内視鏡用突設爪型処置具Info
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Abstract
さらに回収に際してポリープ切除前後の出血防止等の処
置等を行うことができる内視鏡用突設爪型処置具を提供
すること。 【解決手段】可撓性のシース1と、シース1の先端から
突没して突出時には自己の弾性によって先端側ほど外方
に広がり没入時には窄まる複数の把持爪3と、シース1
の先端から前方に向けて突出する針4とを設けた。
Description
挿通チャンネルに挿通して使用される内視鏡用突設爪型
処置具に関する。
腔内から回収するために、自己の弾性によって先端側ほ
ど外方に広がるように配置された複数の把持爪を、可撓
性のシースの先端から突没させるようにした内視鏡用突
設爪型処置具が広く用いられている。
従来の内視鏡用突設爪型処置具では、ポリープ等を一回
に一個ずつしか把持回収できないので、複数のポリープ
等を回収する際の操作が煩雑であった。
するのが容易であり、さらに回収に際してポリープ切除
前後の出血防止等の処置等を行うことができる内視鏡用
突設爪型処置具を提供することを目的とする。
め、本発明の内視鏡用突設爪型処置具は、可撓性のシー
スと、シースの先端から突没して突出時には自己の弾性
によって先端側ほど外方に広がり没入時には窄まる複数
の把持爪と、シースの先端から前方に向けて突出する針
とを設けたものである。
把持爪と一緒に進退し、針の基部をシースの先端に固定
する針はシースの先端から突出したままになる。また、
針をシース及び把持爪から独立して遠隔操作によって軸
線方向に進退自在にすれば、針だけを任意に突没させる
ことができる。
ることができるようにすれば、針又は把持爪を高周波電
極にして止血処置を行うことができる。
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の内
視鏡用突設爪型処置具の先端部分を示しており、1は、
図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱
される可撓性のシースであり、例えば四フッ化エチレン
樹脂チューブによって形成されている。
の操作ワイヤが軸線方向に進退自在に挿通配置されてお
り、シース1の基端に取り付けられた操作部(図示せ
ず)によって進退操作される。
あるステンレス鋼線製の一対の把持爪3がステンレス鋼
管製の連結筒5を介して連結されている。一対の把持爪
3は180°対称に配置され、先端側を外方に広げた状
態で、基端側を一つに束ねて連結筒5に差し込み、銀ロ
ー付け等で互いに固着してある。把持爪3の先端は内側
に向けて小さく折り曲げられている。
針先を有する例えばステンレス鋼線製の棒状の針4の基
端部分が、連結筒5に差し込まれて銀ロー付け等によっ
て固定されている。
操作部において操作ワイヤ2を軸線方向に進退操作する
と、把持爪3と針4とが一体的に進退してシース1の先
端から突没する。
から突出した状態では、図1に示されるように、自己の
弾性によって先側ほど広がり、シース1内に引き込まれ
ことにより弾性変形して窄まる。
突没するが、図1に示されるように把持爪3より短く形
成してもよいし、用途や手技に応じて、図2及び図3に
示されるように把持爪3より長くあるいは大幅に短く形
成してもよい。また、図4に示されるように、把持爪3
を120°対称に3本配置してもよく、或いは4本以上
配置してもよい。
置具を用いて経内視鏡的に体腔内の切除ポリープ100
を回収する際の状態を略示しており、まずに示される
ように針4でポリープ100を突き刺してに示される
ようにそのポリープ100を把持爪3で掴む。
を突き刺した状態のままの針4で第2のポリープ200
を突き刺し、に示されるように把持爪3内に二つのポ
リープ100,200を同時に把持回収することがで
き、必要に応じて三つ目、四つ目のポリープを同時に把
持回収することもできる。
態の内視鏡用突設爪型処置具の先端部分を示しており、
針4をシース1の先端から常に突出した状態になるよう
にシース1の先端に固定したものである。図6は把持爪
3を開いてポリープ100を把持しようとしている状
態、図7は、ポリープ100を把持する状態に把持爪3
を閉じた状態を示している。
ース1の先端から常時突出しているが、把持爪3の先端
が小さく内側に曲げられているので、図8に示されるよ
うに、把持爪3をいっぱいに引っ込めると針4の突端が
把持爪3でカバーされた状態になり、内視鏡の処置具挿
通チャンネルを突き破るようなことはない。
ース1の先端内に圧入される環状部4aから一体に板状
の針4を折り曲げて中心位置に配置したものあり、図1
0に示されるように環状部4aから直接まっすぐに一対
の針4を180°対称位置に突設してもよい。なお、図
6等に示されるように、シース1の先端部分は環状部4
aが移動しないようにその前後を絞った形状に熱成形し
てある。
用突設爪型処置具の操作部10を含む全体構成を示して
おり、6は、可撓性シース1の基端に設けられた基端口
金7を操作部10に着脱自在に係止するための連結固定
環である。
端部には、操作者の手の親指を係合させるためのリング
状指掛け12が設けられ、人指し指と中指を係合させる
ための糸巻状指掛け13が、操作部本体11に沿ってス
ライド自在に取り付けられている。
れたスリ割り14内には、糸巻状指掛け13に固定され
て糸巻状指掛け13と共に移動するワイヤ連結座15
が、軸線方向にスライド自在に配置されている。
ている操作ワイヤ2の基端に固着連結された駆動ロッド
であり、その基端部分が手動ロックネジ16によってワ
イヤ連結座15に固定されている。
0を接続可能するための接続端子を兼用しており、ワイ
ヤ連結座15及び操作ワイヤ2を介して把持爪3に高周
波電流を通電することができ、把持爪3に針4が触れて
いる状態では針4にも高周波電流が通電される。
置具では、図6に示されるように把持爪3内に切除前の
ポリープ100を掴んで操作ワイヤ2を牽引することに
より、図7に示されるように針4がポリープ100に突
き刺さり、その先端がポリープ100の中心にある血管
101に達する。
ている。したがって、操作ワイヤ2を介して高周波電流
(凝固電流)を通電することにより、血管101部分を
ジュール熱によって直接焼灼凝固し、止血処置を行うこ
とができる。
タイプのものを用いれば、血管101を両側から挟み込
む状態で高周波電流を通じて、ポリープ100内部を幅
広く凝固することができる。
の形態の内視鏡用突設爪型処置具を示しており、第1の
実施の形態の操作ワイヤ2に代えてシース1内で進退自
在な操作管8を配置し、その先端に把持爪3の基端部分
を固定したものである。針4は軸線方向に進退自在に操
作管8内に挿通されており、手元側からの操作によって
進退させることができる。
に示されるように、把持爪3による把持と針4を進退さ
せての穿刺とを繰り返すことにより、複数のポリープ1
00,200を順に把持爪3内に把持して回収すること
ができる。
にすれば、図15に示されるように、切除前のポリープ
100の中心に位置する血管101を針4の先で焼灼凝
固して止血処置を行うことができる。
っ込めて把持爪3を高周波電極として用いることによ
り、血管101の断端の止血処置等を行うこともでき、
把持爪3を3本にすると凝固範囲が広がるので、図17
及び図18に示されるように、101の途中を挟んで有
効に高周波止血を行うことができる。
3を高周波止血電極として用いたものであり、この場合
も把持爪3が3本以上であってもよい。
して突出時には自己の弾性によって先端側ほど外方に広
がり没入時には窄まる複数の把持爪と、シースの先端か
ら前方に向けて突出する針とを設けたことにより、針で
ポリープ等を穿刺しながら複数のポリープ等を同時に容
易に回収することができ、さらに針又は把持片に高周波
電流を通電することにより、ポリープ切除前後の出血防
止等の処置等を容易に行うことができる。
処置具の先端部分の側面断面図である。
処置具に長尺の針が設けられた例の先端部分の側面断面
図である。
処置具に短い針が設けられた例の先端部分の側面断面図
である。
処置具に3本の把持爪が設けられた例の先端部分の側面
断面図である。
処置具の使用手順を示す略示図である。
処置具の把持爪が開いた状態の先端部分の側面断面図で
ある。
処置具の把持状態の先端部分の側面断面図である。
処置具の把持爪が完全に閉じた状態の先端部分の側面断
面図である。
視図である。
独で示す斜視図である。
型処置具の操作部を含む全体構成の側面断面図である。
型処置具の先端部分の側面断面図である。
型処置具の先端部分の透視図である。
型処置具の使用手順を示す略示図である。
型処置具による止血処置状態を示す略示図である。
型処置具による異なる止血処置状態を示す略示図であ
る。
型処置具に三本の把持爪が設けられたものによる止血処
置状態を示す正面図である。
型処置具に三本の把持爪が設けられたものによる止血処
置状態を示す略示断面図である。
具による止血処置の手順を示す略示図である。
Claims (6)
- 【請求項1】可撓性のシースと、上記シースの先端から
突没して突出時には自己の弾性によって先端側ほど外方
に広がり没入時には窄まる複数の把持爪と、上記シース
の先端から前方に向けて突出する針とを設けたことを特
徴とする内視鏡用突設爪型処置具。 - 【請求項2】上記針の基部が上記把持爪の基部に固定さ
れている請求項1記載の内視鏡用突設爪型処置具。 - 【請求項3】上記針の基部が上記シースの先端に固定さ
れている請求項1記載の内視鏡用突設爪型処置具。 - 【請求項4】上記針が、上記シース及び把持爪から独立
して遠隔操作によって軸線方向に進退自在である請求項
1記載の内視鏡用突設爪型処置具。 - 【請求項5】上記針に高周波電流を通電することができ
る請求項1、2、3又は4記載の内視鏡用突設爪型処置
具。 - 【請求項6】上記把持爪に高周波電流を通電することが
できる請求項1、2、3、4又は5記載の内視鏡用突設
爪型処置具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15458199A JP4459324B2 (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 内視鏡用突設爪型処置具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
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CN113855182B (zh) * | 2021-09-15 | 2023-08-04 | 云南省中医医院(云南中医药大学第一附属医院) | 一种椎体穿刺用可抓取固定的穿刺针套件 |
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