JP2000342501A - ワイピング織物およびその製造方法 - Google Patents

ワイピング織物およびその製造方法

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JP2000342501A
JP2000342501A JP11162381A JP16238199A JP2000342501A JP 2000342501 A JP2000342501 A JP 2000342501A JP 11162381 A JP11162381 A JP 11162381A JP 16238199 A JP16238199 A JP 16238199A JP 2000342501 A JP2000342501 A JP 2000342501A
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pyridine
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Tetsuo Takada
哲男 高田
Etsuo Kiyomura
清村  悦央
Takashi Shiotani
隆 塩谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高度の汚染物拭取性を有する上に、
耳ほつれや組織乱れもなく、洗濯後も抗菌加工が落ちな
い優れたワイピング織物およびその製造方法を提供せん
とするものである。 【解決手段】本発明のワイピング織物は、タテ、ヨコと
も0.2〜0.001デニールのポリエステル極細繊維
で構成された高密度織物からなり、かつ、該極細繊維が
ピリジン系抗菌剤を含有することを特徴とするものであ
る。かかるワイピング織物の製造方法は、島成分の単糸
繊維が0.5デニール以下である海島構造を有するポリ
エステル系複合繊維を用い、かつ、該極細繊維の合計単
繊維数にして、タテ、ヨコとも25000本/in以上に
なるように製織してなる高密度織物を、熱水中で処理
し、該ポリエステル系複合繊維の海成分を除去した後、
ピリジン系抗菌剤を付与し、次いで該高密度織物表面を
ウォータージェット加工して交絡処理することを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高度の汚染物拭取
性を有し、耳ほつれや組織乱れが少なく、工業洗濯性に
優れた抗菌性能を有するワイピング織物およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既に普通デニール繊維からなる織物は公
知である。一般にかかる織物は十分な柔らかさあるいは
タッチのよさを持っていないばかりか、目が粗く粗雑な
感じを与える外観しか持っていなかった。これに対し、
超極細繊維を使ってかかる織物を作ることも考えられ
る。しかし実際に作ってみると、フニャフニャ、タラタ
ラで、また薄く、また目が粗いものとなるのが普通であ
る。
【0003】また、織物は耳ほつれが一般に起こり、実
用的価値が著しく乏しいものであり、この傾向は、超極
細繊維織物においても例外ではなかった。
【0004】またこれまで織物の高密度化は織りそのも
のを緻密に織るようにマシンを細かくしたり、張力をか
けたりする以外手がなかった。
【0005】このため、ナイロンを混ぜたり、複合紡糸
したりして分割し、ベンジルアルコールなどで収縮する
などされてきた。この場合はどうしても強度の下がった
ナイロンの混合したものとなったり、強度の下がった繊
維のみからの製品となってしまっていたのが現実であ
る。そして、上記の欠点を改善した布帛として特開昭5
5−116833号公報の超極細繊維織編物があるが、
近年、メチシリン耐性ブドウ状球菌(以下、MRSA)
や、大腸菌O−157等の感染が問題となっており、抗
菌性能を有する布帛が必要となってきている。しかし、
従来の抗菌加工では洗濯耐久性に乏しいものばかりであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術に鑑み、高度の汚染物拭取性を有する上に、耳ほつ
れや組織乱れもなく、洗濯後も抗菌加工が落ちない優れ
たワイピング織物およびその製造方法を提供せんとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明のワイピング織物は、タテ、ヨコ
とも0.2〜0.001デニールのポリエステル極細繊
維で構成された高密度織物からなり、かつ、該極細繊維
がピリジン系抗菌剤を含有することを特徴とするもので
ある。
【0008】かかるワイピング織物の製造方法は、島成
分の単糸繊維が0.5デニール以下である海島構造を有
するポリエステル系複合繊維を用い、かつ、該極細繊維
の合計単繊維数にして、タテ、ヨコとも25000本/
in以上になるように製織してなる高密度織物を、熱水中
で処理し、該ポリエステル系複合繊維の海成分を除去し
た後、ピリジン系抗菌剤を付与し、次いで該高密度織物
表面をウォータージェット加工して交絡処理することを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり高度
の汚染物拭取性を有する上に、耳ほつれや組織乱れもな
く、洗濯後も抗菌加工が落ちない優れたワイピング織物
について、鋭意検討し、特定な極細繊維製高密度織物と
特定な抗菌剤加工、さらに交絡加工とを組み合わせてみ
たところ、意外にも、かかる課題を一挙に解決すること
を究明したものである。
【0010】0.5デニール以下の極細繊維は、俗に海
島型複合繊維といわれる高分子相互配列体繊維による方
法で作っても、また、更にその島成分が海島型複合繊維
と言われる高分子相互配列体繊維になっているものから
作ってもよい。この場合の海成分は溶剤や分解剤であっ
ても分離してもよいし、A、B2成分からなる剥離型の
分割繊維のように分離してもよい。
【0011】また直接紡糸する方法において、紡糸条件
を厳しくして作ってもよい。またスーパードロー現象を
用いて細くしてもよい。これら以外の方法によって作っ
てもよい。
【0012】また更にA、B2成分からなる剥離型の分
割繊維を使用することにより、0.2デニール以下の繊
維となしてもよい。
【0013】織物を作る方法は従来の如何なる方法によ
ってもよい。平織、朱子織、等総ての織り(広義)が含
まれる。
【0014】加工工程としては製織後、熱水処理を行い
該極細繊維を得て、染色加工を行う。染色加工時に抗菌
剤を付与する。なお、染色・抗菌加工についの詳細は下
記に記す。
【0015】次の工程として該極細繊維を絡ませる工程
となるが、この方法は種々考えられるが、最も効果的な
ものはウォータージェットパンチによる方法である。
【0016】すなわち、5〜200kg/cm2 の圧力で、
液体を小孔より、該編物または織物の片面またを両面に
噴射させる方法の典型的な例は、ウォータージェットパ
ンチである。噴射圧は小さすぎると絡まないが、大きす
ぎると繊維が切断してしまってよくない。この範囲の中
で繊維の強度やその時の繊維や束の太さなどによって適
宜決められる。海成分があるとき、ウォータージェット
パンチによって、海成分が除去されることが多く好まし
い。
【0017】ウォータージェットパンチそのものは、模
様が有っても、無くても、いずれでよい。このウォータ
ージェットパンチは、極細繊維以外の普通繊維では、殆
ど絡まず、硬く、外観もタッチも悪いものしか与えず、
さらに絡ませるために強くかけると、繊維自身をフィブ
リル化させたり、切断させるという問題を惹起させるも
のであった。
【0018】かかるウォータージェットパンチの効果
は、極細繊維で発揮されるものであり、かかる極細繊維
をウェップ状にしてかけることにより、さらには非常に
短い短繊維となしてからかけることにより、該極細繊維
同士を絡ませることができ、やっと工業的価値を持たせ
得ているのが現状である。すなわち、普通繊度の繊維を
主体とする織物においては、流体処理によって、顕著な
変化を発現させることができないが、0.2〜0.00
1デニールの超極細繊維を用いれば、驚くべきことに、
ウォータージェットパンチの作用で織物であっても繊維
が絡合し、収縮が起こせ、繊維束内は勿論繊維束間でも
絡合し、織物に十分な膨らみを持たせることができ、ボ
リュウム感、厚みの増加を引き起こすことができるので
ある。
【0019】かかる効果の相乗結果として、耳ほつれの
少ない、緻密な織物となり、風の通り難い、暖かい製品
等数々の応用、用途を引き出すことができたものであ
る。
【0020】なお、0.2〜0.001デニールの繊維
を製造する方法はいくつかの方法が知られている。例え
ば、化学と工業、第36巻第521〜523頁にも説明
されている。本願発明は、構成繊維の繊度を充分小さく
すれば織物においてさえも、流体処理によって顕著な変
化が発現し、異質の織物になるという新たな知見に基づ
くものである。
【0021】繊維の状態は超極細繊維の束化された状態
でウォータージェットパンチを施すことが好ましいが
(例えば、海島型繊維であれば脱海後)、ウォータージ
ェットパンチにより超極細繊維に分割しつつ、あるいは
ウォータージェットパンチにより海成分を除去しつつ、
ウォータージェットパンチにより絡ませてもよい。
【0022】ウォータージェットパンチは、表から、裏
から、あるいは裏返しておいて表からウォータージェッ
トパンチし再度裏返してから行うことの組み合わせがで
きる。ウォータージェットパンチは織物の織り組織の周
期と一致しないように、左右に揺動させたり、サイクリ
ックに揺動させることが好ましい。これにより、パンチ
すじやモワレ現象を軽減させることができる。
【0023】超極細繊維化処理とウォータージェットパ
ンチ処理を平行して進めるときは、分割型繊維に対して
は、分割促進剤を(ポリエステル系とナイロン系の組み
合わせの時は例えばベンジルアルコールを付与)、海島
型繊維の時は、海成分のウォータージェットパンチによ
る除去特性向上性を大きくする油剤を、それぞれ付与す
るのが好ましい。
【0024】本発明は、普通繊維の織物の上に、超極細
繊維をカットして、抄紙法等で乗せるなり、サンドウィ
ッチ状に挟んで、ウォータージェットパンチするとき
は、基本的に異なっていることに注意されなければなら
ない。効果、構成、原理において異なっているのであ
る。
【0025】本発明は、従来の繊維を予め高収縮化し、
織り後収縮処理したものに、更にこのウォータージェッ
トパンチを施すこともでき、且つ好ましい。高収縮化し
たものは伸び易いから避けたい向きには、高収縮化せず
にして織り、次いで沸騰水処理し、しかる後、超極細繊
維化するか、あるいは超極細繊維化せずして、ウォータ
ージェットパンチすることが特に好ましい。ウォーター
ジェットパンチ時の繊維の絡合を向上するために、予
め、織物に油剤処理しておくことが好ましい。また本発
明にかかる織物にウォータージェットパンチを施し、し
かる後収縮処理や沸騰水処理または/および、ヒートセ
ット処理を行うことが特に好ましい。この方法は超緻密
超極細繊維織物を作るのに最も適しているからである。
なお、ウォータージェットパンチ処理による収縮率は少
なくとも15%であるのが好ましい。
【0026】本発明におけるピリジン系抗菌剤として
は、2−クロロ−6−トリクロロメチルピリジン、2−
クロロ−4−トリクロロメチル−6−メトキシピリジ
ン、2−クロロ−4−トリクロロメチル−6−(2−フ
リルメトキシ)ピリジン、ジ(4−クロロフェニル)ピ
リジン、2−ピリジルチオール−1−オキシド亜鉛、ジ
(2−ピリジルチオール−1−オキシド)から選ばれた
少なくとも1種をしようすることができる。かかる抗菌
剤の平均粒子径としては、好ましくは1μm以下である
ものが使用される。かかるピリジン系抗菌剤の平均粒子
径が1μmを越えると、本発明において用いられている
合成繊維の繊度が約2μmであるため、繊維に対して抗
菌剤が吸塵しにくく、十分な抗菌性能を発揮できない。
【0027】本発明においての抗菌加工方法は、該複合
繊維の分割処理後に、液流染色機等でピリジン系抗菌剤
を含む液中に上記のハンカチ兼用ワイピングクロスを浸
し、常圧または加圧の下、90℃〜160℃で10〜1
20分間、より好ましくは120℃〜135℃で20〜
60分間加熱することにより抗菌加工が施される。ま
た、染色同時加工でも同様の効果が得られる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。なお、実施例における表かは、次ぎの方法に
よった。 <制菌性能>制菌性能は統一試験法を採用し、試験媒体
は臨床分離株を用いた。試験方法は、滅菌試料布に上記
試験菌のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器注で37
℃、18時間培養後の生菌数を計測し、殖菌数に対する
菌数を求め、次の基準に従った。 log(B/A)>
1.5の条件下、log(B/C)を菌数増減値差と
し、2.2以上を合格レベルとした。
【0029】ただし、Aは未加工品の接種直後分散回収
した菌数、Bは未加工品の18時間培養後分散回収した
菌数、Cは加工品の18時間培養後分散回収した菌数を
表す。 実施例1〜3、比較例1〜3 高分子相互配列体繊維であって、海成分としてポリスチ
レン、島成分としてポリエチレンテレフタレートであ
り、海/島比90/10で、トータルデニール50×1
0フィラメントのフィラメントヤーンを織物にした。こ
のものを沸騰水の中にいれ抗菌加工行い、乾燥後にウォ
ータージェットパンチをあてた。口金の吐出孔径を0.
15mmとなし、口金板背圧P(kg/cm2 )で後で示す条
件でそれぞれウォータージェットパンチした。織物には
収縮が発生し、絡合いが進行し、目ずれが起こり難く、
厚み感のあるふっくらとしたワイピング織物に大きく変
化した。
【0030】次に、実施例、比較例を行う上での加工工
程を示す。 ・織物 平織 経糸緯糸とも 50D−10f(70島) 島デニール0.067d 島/海比=90/10 ・織り上がり ・織り密度=タテ148×ヨコ100本/in ・リラックス ・脱海 ・中間セット後 ・染色(染色同時に制菌加工) ・ウォータージェットパンチ 次に実施例と比較例の加工条件と結果を示す。 (実施例1) 加工条件:P=100 片面から1回ウォータージェットパンチ 抗菌剤:2−ピリジルチオール−1−オキシド亜鉛 結果:厚み=0.28〜0.31mm 収縮率=タテ27.5×ヨコ14.5% 制菌性(MRSA)=5.1(原布) =4.6(工業洗濯50回後) (比較例1) 加工条件:P=100 片面から1回ウォータージェットパンチ 抗菌剤:1,4(1−ジヨードメチルスルフォニル)ベンゼン 結果:厚み=0.28〜0.31mm 収縮率=タテ27.5×ヨコ14.5% 制菌性(MRSA)=1.1(原布) =0.3(工業洗濯50回後) (実施例2) P=50 片面から1回ウォータージェットパンチ 抗菌剤:2−ピリジルチオール−1−オキシド亜鉛 結果:厚み=0.25〜0.26mm 収縮率=タテ22.5×ヨコ8.5% 制菌性(MRSA)=5.3(原布) =4.9(工業洗濯50回後) (比較例2) P=50 片面から1回ウォータージェットパンチ 抗菌剤:1,4(1−ジヨードメチルスルフォニル)ベンゼン 結果:厚み=0.25〜0.26mm 収縮率=タテ22.5×ヨコ8.5% 制菌性(MRSA)=1.3(原布) =0.7(工業洗濯50回後) (実施例3) P=50 片面から2回ウォータージェットパンチ 抗菌剤:2−ピリジルチオール−1−オキシド亜鉛 結果:厚み=0.26〜0.27mm 収縮率=タテ26.0×ヨコ9.0% 制菌性(MRSA)=5.3(原布) =5.0(工業洗濯50回後) (比較例3) P=50 片面から2回ウォータージェットパンチ 抗菌剤:1,4(1−ジヨードメチルスルフォニル)ベンゼン 結果:厚み=0.26〜0.27mm 収縮率=タテ26.0×ヨコ9.0% 制菌性(MRSA)=0.9(原布) =0.5(工業洗濯50回後) これらの織物は緻密で厚み感があり、ほつれにくく、且
つ、しなやかなものであった。これらも構造は、よく調
べたところ、0.2〜0.001デニールの超極細繊維
の束を主体とした織物であることは勿論で、織り目間及
び糸内の両方で、少なくとも超極細繊維が絡まり合って
いる緻密な且つ耳ほつれの少ない超極細繊維織物となっ
ていた。また制菌性能は実施例1〜3では原布でも工業
洗濯50回後も良好な性能を示したが、比較例1〜3で
は、原布、工業洗濯50回後の両方とも制菌性能を示さ
なかった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、次ぎのような効果を有
するワイピング織物を提供することができる。 (1)タッチのよいワイピング織物が得られる。 (2)高密度のワイピング織物が得られる。 (3)不織布のように耳ほつれや目乱れのないワイピン
グ織物が得られる。 (4)厚み感があり、柔らかく空気保持力あるワイピン
グ織物が得られる。 (5)薬品による収縮方法と異なり、薬品による物性低
下がないので、強度の高いワイピング織物が得られる。 (6)ピリジン系抗菌剤により抗菌加工され、工業洗濯
50回後も抗菌性能が落ちないことを特徴ワイピングク
ロス織物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D06M 101:32 Fターム(参考) 3B074 AA02 AB01 AC00 4L033 AA07 AB02 AB05 AC10 AC12 BA57 4L048 AA20 AA29 AA35 AA56 AC19 BA02 CA00 CA15 DA21 EB00 EB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タテ、ヨコとも0.2〜0.001デニー
    ルのポリエステル極細繊維で構成された高密度織物から
    なり、かつ、該極細繊維がピリジン系抗菌剤を含有する
    ことを特徴とするワイピング織物。
  2. 【請求項2】該高密度織物が、該極細繊維の合計単繊維
    数で、タテ、ヨコとも25000本/in以上で構成され
    ているものである請求項1記載のワイピング織物。
  3. 【請求項3】該ピリジン系抗菌剤が、2−ピリジルチオ
    ール−1−オキシド亜鉛である請求項1記載のワイピン
    グ織物。
  4. 【請求項4】該ワイピングクロスが、工業洗濯50回前
    後の制菌性能がともに2.5以上であるものである請求
    項1〜3のいずれかに記載のワイピング織物。
  5. 【請求項5】島成分の単糸繊維が0.5デニール以下で
    ある海島構造を有するポリエステル系複合繊維を用い、
    かつ、該極細繊維の合計単繊維数にして、タテ、ヨコと
    も25000本/in以上になるように製織してなる高密
    度織物を、熱水中で処理し、該ポリエステル系複合繊維
    の海成分を除去した後、ピリジン系抗菌剤を付与し、次
    いで該高密度織物表面をウォータージェット加工して交
    絡処理することを特徴とするワイピング織物の製造方
    法。
  6. 【請求項6】該ワイピングクロスが請求項5記載のウォ
    ータージェット加工により糸−糸間及び糸内の両方で、
    互いに交絡が形成することを特徴とするワイピング織
    物。
  7. 【請求項7】該ピリジン系抗菌剤を付与する方法が、該
    抗菌剤を含む液中に該織物を浸し、加圧下で100〜1
    50℃の条件で液中処理するものである請求項5記載の
    ワイピング織物の製造方法。
  8. 【請求項8】該ピリジン系抗菌剤が、2−ピリジルチオ
    ール−1−オキシド亜鉛である請求項7記載のワイピン
    グ織物の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102864599A (zh) * 2012-09-25 2013-01-09 陈小春 一种可水彩喷墨打印图案的十字绣绣布及其制备方法

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