JP2000340919A - 電子部品およびその実装方法 - Google Patents

電子部品およびその実装方法

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JP2000340919A
JP2000340919A JP11153780A JP15378099A JP2000340919A JP 2000340919 A JP2000340919 A JP 2000340919A JP 11153780 A JP11153780 A JP 11153780A JP 15378099 A JP15378099 A JP 15378099A JP 2000340919 A JP2000340919 A JP 2000340919A
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Japan
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circuit board
printed circuit
hole
holes
electronic component
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JP11153780A
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English (en)
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Yoshihiro Ueno
好広 上野
Hatsumi Nakano
初美 中野
Takayuki Konuma
孝行 小沼
Takashi Sasaki
高志 佐々木
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Iwaki Electronics Co Ltd
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Iwaki Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイの電力回収回路などに
適用するプリントコイルをプリント回路板上に実装する
際に、基板の直立性を確保しつつ実装時の作業性および
半田付け強度を改善する。 【解決手段】 十字形に形成された2個のスルーホール
6をプリント回路板5に形成しておき、プリントコイル
1の各差込片2aをスルーホール6に挿通する。この状
態で、溶融状態の半田をプリント回路板5の下方から各
スルーホール6に向けて吹き上げる。すると、基板2は
その差込片2aがスルーホール6の主孔に係合する形で
プリント回路板5上にほぼ直立する一方、半田はスルー
ホール6の副孔を通ってプリント回路板5の上側に回り
込み、所定のフィレットを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイの電力回収回路などに適用するに好適なコイル等の
電子部品と、この電子部品をプリント回路板上に実装す
る際の実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のプリント回路板への実装状
態の一例を示す正面図、図7は従来のプリント回路板へ
の実装状態の別の例を示す斜視図である。
【0003】従来、プリント回路板上に電子部品、例え
ばコイルを実装する際には、図6に示すように、銅線を
螺旋状に巻回してコイル11を形成し、このコイル11
の両端11aをプリント回路板5のスルーホール6に挿
通した後、プリント回路板5に半田付けしていた。しか
し、これではコイル11の実装面積が大きくなるととも
に、コイル11を実装したプリント回路板5の重量が重
くなるという欠点があった。
【0004】そこで、こうした欠点を解消すべく、図7
に示すように、基板2に2個の半田付け端子4を形成す
るとともに、これら半田付け端子4を結ぶ形でコイル
(図示せず)を印刷によって形成し、への字形に曲げた
2本のリードピン12を各半田付け端子4に半田付けし
ておき、これらリードピン12をプリント回路板5のス
ルーホール6に挿通した後、プリント回路板5に半田付
けする方法(以下、リードピン方式という。)も採用さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ことろが、このリード
ピン方式では次のような不都合があった。
【0006】第1に、リードピン12とその取付作業が
必要となるため、必然的に実装コストが上昇する。
【0007】第2に、プリント回路板5上にへの字形の
リードピン12を介して基板2が立設された状態となる
ので、基板2の実装位置が高くなる。
【0008】第3に、リードピン12とスルーホール6
との隙間が大きすぎると、基板2が傾いた状態でプリン
ト回路板5上に実装される恐れがあり、その直立性が確
保され難い反面、この隙間にあまり余裕がないと、実装
時の作業性が悪くなるばかりか、半田の通り道が狭くな
り、所期の半田付け強度が得られない。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、実装コ
ストを抑制すると同時に、実装位置を低くし、さらに基
板の直立性を確保しつつ実装時の作業性および半田付け
強度を改善することが可能なプリントコイル等の電子部
品およびその実装方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のうち
電子部品の発明は、所定の回路が構成された板状の基板
(2)を有し、この基板の下側に差込片(2a)を下向
きに突設し、この差込片に半田付け端子(4)を設けて
構成される。こうした構成を採用することにより、プリ
ント回路板(5)への実装に際して、プリント回路板の
スルーホール(6)に差込片を差し込めば、基板がプリ
ント回路板に当接する形で実装されるように作用する。
【0011】また、本発明のうち電子部品の実装方法の
発明は、上記電子部品(1、14)をプリント回路板
(5)上に実装する際に、主孔(6a)と、この主孔に
交差する1個以上の副孔(6b)とからなるスルーホー
ル(6)を前記プリント回路板に形成しておき、前記電
子部品の差込片(2a)を前記スルーホールの主孔に挿
通し、その状態で、このスルーホールに半田を供給して
前記差込片を前記プリント回路板に半田付けするように
して構成される。かかる構成により、基板(2)はその
差込片がスルーホールの主孔に係合する形でプリント回
路板上にほぼ直立する一方、半田はスルーホールの副孔
を通ってプリント回路板の上下両側に回り込み、所定の
フィレットを形成するように作用する。
【0012】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、従って、本発明は図
面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは
「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1は本発明に係る電子部品の第1の実施
形態であるプリントコイルをプリント回路板上に実装し
た状態を示す図であり、(a)はその正面図、(b)は
その斜視図、図2はプリント回路板の第1のスルーホー
ル付近を示す平面図、図3は図2に示すプリント回路板
の断面図であり、(a)は図2のA−A線による断面
図、(b)は図2のB−B線による断面図、図4はプリ
ント回路板の第2のスルーホール付近を示す平面図であ
る。
【0015】このプリントコイル1は、図1に示すよう
に、長方形板状の基板2を有しており、基板2の下辺に
は2個のコの字形の差込片2aが下向きに突設されてい
る。これら差込片2aには、図1(b)に示すように、
それぞれ導体が矩形状に印刷されて半田付け端子4が形
成されている。また、図1(a)に示すように、基板2
の表裏両面にはそれぞれ導体が螺旋状に印刷されてコイ
ル3が形成されており、これらコイル3は、その一端が
ビア8を介して相互に直列接続されているとともに、他
端がそれぞれ半田付け端子4に接続されている。
【0016】一方、このプリントコイル1が実装される
プリント回路板5には、図1(b)に示すように、十字
形に形成された2個のスルーホール6が貫通穿設されて
おり、各スルーホール6は、図2に示すように、長円形
の主孔6aと、この主孔6aに直交する長円形の副孔6
bとから構成されている。さらに、各スルーホール6に
はそれぞれ、図2および図3に示すように、プリント回
路板5の表裏にわたってランド7が周設されている。
【0017】プリントコイル1およびプリント回路板5
は以上のような構成を有するので、このプリントコイル
1をプリント回路板5上に実装する際には次の手順によ
る。
【0018】まず、プリントコイル1の各差込片2aを
プリント回路板5の各スルーホール6に差し込む。する
と、図1に示すように、プリントコイル1がプリント回
路板5上に立設された状態となる。
【0019】次に、このプリントコイル1をプリント回
路板5に固定すべく、溶融状態の半田をプリント回路板
5の下方から各スルーホール6に向けて吹き上げる。す
ると、この半田はプリントコイル1の差込片2aとスル
ーホール6との隙間を這い上がり、図3に示すように、
差込片2aとランド7との間に充填される。この際、プ
リントコイル1の差込片2aは、図2に示すように、ス
ルーホール6の主孔6aに係合しているため、主孔6a
の大部分は差込片2aによって塞がれた状態になってい
るが、スルーホール6の副孔6bは塞がれていないの
で、この副孔6bを通って半田がプリント回路板5の上
側にも十分回り込む。その結果、半田は差込片2a上の
半田付け端子4とランド7との間で所定のフィレット
(メニスカス)を形成し、所期の半田付け強度が得られ
ることになる。ここで、プリントコイル1のプリント回
路板5への実装が終了する。
【0020】こうして実装されたプリントコイル1は、
銅線を螺旋状に巻回したコイル11(図6参照)に比べ
て実装面積が大幅に減少するのは勿論のこと、リードピ
ン方式(図7参照)と違って、リードピン12とその取
付作業が不要であるため、実装コストが抑制されるとと
もに、基板2がプリント回路板5に当接するので、その
実装位置が低くなる。さらに、半田の通り道はスルーホ
ール6の副孔6bによって確保されているため、スルー
ホール6の主孔6aとプリントコイル1の差込片2aと
の隙間を必要最小限の寸法(差込片2aを主孔6aに支
障のない最小寸法)とすることができることから、基板
2の直立性を低下させることなく実装時の作業性および
半田付け強度を高めることが可能となる。
【0021】なお、スルーホール6の副孔6bの個数は
1個に限られず、主孔6aの長さ(基板2の差込片2a
の長さ)等に応じて決めればよい。例えば、図4に示す
ように、2個の副孔6bを主孔6aに直交させてスルー
ホール6をキ字形に形成してもよく、或いは3個以上の
副孔6bを設けても構わない。
【0022】また、上述の実施形態においては、電子部
品としてプリントコイル1を採用した場合について説明
したが、プリントコイル1以外の電子部品、例えば図5
に示すように、基板2上に各種の能動部品9や受動部品
10を装着した混成集積回路部品14に本発明を適用す
ることもできる。
【0023】さらに、上述の実施形態においては、2個
の半田付け端子4を設けたプリントコイル1について説
明したが、半田付け端子4の個数は2個に限られず、基
板2上の回路構成などに応じて設定すればよい。例え
ば、図5に示すように、4個の半田付け端子4を設けて
も構わない。また、この半田付け端子4は信号のやり取
り用のみならず、単なる固定用として使用することもで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち電子
部品の発明によれば、所定の回路が構成された板状の基
板2を有し、この基板2の下側に差込片2aを下向きに
突設し、この差込片2aに半田付け端子4を設けて構成
したので、プリント回路板5への実装に際して、プリン
ト回路板5のスルーホール6に差込片2aを差し込め
ば、基板2がプリント回路板5に当接する形で実装され
ることから、実装コストを抑制すると同時に、実装位置
を低くすることができるプリントコイル1、混成集積回
路部品14等の電子部品を提供することが可能となる。
【0025】また、本発明のうち電子部品の実装方法の
発明によれば、上記電子部品をプリント回路板5上に実
装する際に、主孔6aと、この主孔6aに交差する1個
以上の副孔6bとからなるスルーホール6を前記プリン
ト回路板5に形成しておき、前記電子部品の差込片2a
を前記スルーホール6の主孔6aに挿通し、その状態
で、このスルーホール6に半田を供給して前記差込片2
aを前記プリント回路板5に半田付けするようにして構
成したので、基板2はその差込片2aがスルーホール6
の主孔6aに係合する形でプリント回路板5上にほぼ直
立する一方、半田はスルーホール6の副孔6bを通って
プリント回路板5の上下両側に回り込み、所定のフィレ
ットを形成することから、基板2の直立性を確保しつつ
実装時の作業性および半田付け強度を改善しうる電子部
品の実装方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の第1の実施形態である
プリントコイルをプリント回路板上に実装した状態を示
す図であり、(a)はその正面図、(b)はその斜視図
である。
【図2】プリント回路板の第1のスルーホール付近を示
す平面図である。
【図3】図2に示すプリント回路板の断面図であり、
(a)は図2のA−A線による断面図、(b)は図2の
B−B線による断面図である。
【図4】プリント回路板の第2のスルーホール付近を示
す平面図である。
【図5】本発明に係る電子部品の第2の実施形態(混成
集積回路部品)を示す正面図である。
【図6】従来のプリント回路板への実装状態の一例を示
す正面図である。
【図7】従来のプリント回路板への実装状態の別の例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1……電子部品(プリントコイル) 2……基板 2a……差込片 4……半田付け端子 5……プリント回路板 6……スルーホール 6a……主孔 6b……副孔 14……電子部品(混成集積回路部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沼 孝行 東京都港区新橋5丁目36番11号 いわき電 子株式会社内 (72)発明者 佐々木 高志 東京都港区新橋5丁目36番11号 いわき電 子株式会社内 Fターム(参考) 5E336 AA09 AA16 BB02 BC02 BC15 BC26 BC34 CC22 CC25 CC60 DD02 DD16 DD23 EE02 GG05 GG16 5E344 AA09 BB02 BB06 CC09 CD09 DD02 EE12 EE21 EE26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回路が構成された板状の基板
    (2)を有し、 この基板の下側に差込片(2a)を下向きに突設し、 この差込片に半田付け端子(4)を設けたことを特徴と
    する電子部品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子部品(1、14)
    をプリント回路板(5)上に実装する際に、 主孔(6a)と、この主孔に交差する1個以上の副孔
    (6b)とからなるスルーホール(6)を前記プリント
    回路板に形成しておき、 前記電子部品の差込片(2a)を前記スルーホールの主
    孔に挿通し、 その状態で、このスルーホールに半田を供給して前記差
    込片を前記プリント回路板に半田付けするようにしたこ
    とを特徴とする電子部品の実装方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519247A (ja) * 2008-04-29 2011-06-30 ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム 面内rfidアンテナ
JP2011249547A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 電子装置、それを用いた点灯装置および照明装置
JP2012134225A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Panasonic Corp 基板取付構造
JP2014236091A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 プリント基板及びプリント基板の加工方法

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420