JP2000340796A - 半導体装置、アクティブマトリクス基板、電気光学装置、および半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置、アクティブマトリクス基板、電気光学装置、および半導体装置の製造方法Info
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Abstract
頼性を向上することのできる半導体装置、アクティブマ
トリクス基板、このアクティブマトリクス基板を用いた
電気光学装置、および半導体装置の製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 半導体装置において、コンタクトホール
を介して電気的な接続を行う際には、上層側層間絶縁膜
7には、リンが多くて平坦化という面で優れているボロ
ンリンシリケートガラスを第2の絶縁膜72(ボロン濃
度が約約2重量%、リン濃度が約7重量%)として用い
るが、その下層側には、この第2の絶縁膜72と比較し
てボロン濃度が高くてリン濃度の低いボロンリンシリケ
ートガラスからなる薄い第1の絶縁膜71(ボロン濃度
が約4〜5重量%、リン濃度が約4〜5重量%)を形成
する。この第1の絶縁膜71は、下層側層間絶縁膜4を
形成するノンドープのシリケートガラスとの密着性が高
く、かつ、エッチング速度が遅いので、コンタクトホー
ル8を形成するときに、下層側層間絶縁膜4との界面で
エッチングが進まない。
Description
ティブマトリクス基板、このアクティブマトリクス基板
を用いた電気光学装置、および半導体装置の製造方法に
関するものである。さらに詳しくは、層間絶縁膜を介し
ての電気的接続構造の最適化技術に関するものである。
ランジスタ(以下、TFTと称す。)を用いた液晶装置
などの電気光学装置に用いるアクティブマトリクス基
板、LSIなど、いずれの半導体装置でも、層間絶縁膜
の上層および下層にそれぞれ形成された電極(配線も含
む。)同士については、層間絶縁膜にコンンタクトホー
ルを形成するとともに、このコンタクトホールを上層の
電極で埋めるようにして電気的な接続が図られている。
但し、層間絶縁膜の下層側には、複数の電極が形成され
ているため、層間絶縁膜の下層側は平坦とは限らない。
従って、層間絶縁膜については、下層側の電極によって
形成された凹凸を平坦化する特性が求められる。また、
層間絶縁膜の下層側にアルミニウムあるいはその合金な
どといった比較的、低融点の金属により形成された電極
がある場合には、層間絶縁膜については、このような低
融点金属が酸化などといった熱劣化を生じない温度条件
下で形成しなけばならない。
膜として、比較的、低い温度条件下で成膜できるドープ
トシリケートガラスが用いられている。たとえば、図1
6(a)に示す例は、図3に示すアクティブマトリクス
基板において、画素スイッチング用のTFT30の高濃
度ドレイン領域1eに対して、ゲート絶縁膜2、下層側
層間絶縁膜4、および上層側層間絶縁膜7を貫通するコ
ンタクトホール8を介して画素電極9aを電気的に接続
した例である。ここで、下層側層間絶縁膜4と上層側層
間絶縁膜7との層間には、アルミニウム膜からなるデー
タ線6aが形成されている。この図16(a)に示す例
では、ゲート絶縁膜2および下層側層間絶縁膜4につい
ては、アルミニウム膜からなるデータ線6aより先に形
成するので、データ線6aの融点などの制約を受けない
ので、下層側層間絶縁膜4については、たとえば、80
0℃位の温度条件下での減圧CVD法により、ノンドー
プのシリケートガラスが用いられている。これに対し
て、下層側層間絶縁膜7については、アルミニウム膜か
らなるデータ線6aより後に形成するので、データ線6
aの融点よりかなり低めの温度で成膜することができ、
かつ、下層側の凹凸を吸収して画素電極9aをより平坦
に形成するのに有利な絶縁膜として、ボロンリンシリケ
ートガラスが用いられている。
(a)に示す接続構造を採用したときには、コンタクト
ホール8をウエットエッチングで形成すると、図16
(b)に示すように、下層側層間絶縁膜4と上層側層間
絶縁膜7との境界面に沿ってエッチングが起こってV字
形状の切り込み41が形成されることがある。このよう
な切り込み41は、画素電極9aが断線する原因となっ
て好ましくない。また、このような問題点は、アクティ
ブマトリクス基板だけでなく、多層配線を採用する各種
の半導体装置でも同様に発生する。
層間絶縁膜を介しての電気的な接続部分の信頼性を向上
することのできる半導体装置、アクティブマトリクス基
板、このアクティブマトリクス基板を用いた電気光学装
置、および半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
に、本願発明者が、図16(b)に示すようなV字形状
の切り込み41が発生する原因について種々、検討を重
ねた結果、下層側層間絶縁膜4と上層側層間絶縁膜7と
の密着性が低いとき、あるいは上層側層間絶縁膜7の下
層側層間絶縁膜4と接する部分のエッチング速度が速い
場合に下層側層間絶縁膜4と上層側層間絶縁膜7の境界
面に沿ってエッチングが起こるためであるという新たな
知見を得た。
領域の表面に形成された下層側層間絶縁膜と、該下層側
層間絶縁膜の上に形成された上層側層間絶縁膜と、該上
層側層間絶縁膜および前記下層側層間絶縁膜に形成され
たコンタクトホールを介して、前記上層側層間絶縁膜の
上に形成された電極が前記導電領域に電気的に接続する
半導体装置において、前記上層側絶縁膜は、少なくと
も、前記下層側層間絶縁膜の上に形成された第1の絶縁
膜と、該第1の絶縁膜の上に形成されたボロンリンシリ
ケートガラスからなる第2の絶縁膜とを備え、前記第1
の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりも薄くて該第2の絶
縁膜を形成するボロンリンシリケートガラスよりもエッ
チング速度が遅いドープトシリケートガラスであること
を特徴とする。
域の上に形成された下層側層間絶縁膜と、該下層側層間
絶縁膜の上に形成された上層側層間絶縁膜と、該上層側
層間絶縁膜および前記下層側層間絶縁膜に形成されたコ
ンタクトホールを介して、前記上層側層間絶縁膜の上に
形成された電極が前記導電領域に電気的に接続する接続
構造を有する半導体装置において、前記上層側絶縁膜
は、少なくとも、前記下層側層間絶縁膜の上に形成され
た第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜の上に形成されたボ
ロンリンシリケートガラスからなる第2の絶縁膜とを備
え、前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりも薄く
て該第2の絶縁膜を形成するボロンリンシリケートガラ
スよりもシリケートガラスに対する密着性の高いドープ
トシリケートガラスであることを特徴とする。
記第2の絶縁膜に用いたボロンリンシリケートガラスと
比較してボロン濃度が高くて、リン濃度の低いボロンリ
ンシリケートガラス、あるいはボロンシリケートガラス
を用いることができる。
側層間絶縁膜に対してコンタクトホールを形成する際
に、たとえウエットエッチングを行っても、上層側層間
絶縁膜が下層側層間絶縁膜に直接、接しているのは、第
2の絶縁膜に用いたボロンリンシリケートガラスと比較
して下層側層間絶縁膜に対する密着性が高く、かつ、エ
ッチング速度が遅いシリケートガラスからなる第1の絶
縁膜である。従って、コンタクトホールを形成する際
に、ウエットエッチングを用いても、下層側層間絶縁膜
と上層側層間絶縁膜との境界面に沿ってエッチングが進
行しない。それ故、下層側層間絶縁膜と上層側層間絶縁
膜との境界面にV字形状の切り込みなどが形成されない
ので、上層側層間絶縁膜の表面に形成した電極は、コン
タクトホール内で断線することなく、導電領域に電気的
接続する。よって、信頼性の高い半導体装置を提供する
ことができる。
は、たとえば、ノンドープのシリケートガラスである。
は、前記第2の絶縁膜の上に形成されたボロンシリケー
トガラスからなる第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜の上
に形成されたノンドープのシリケートガラスからなる第
4の絶縁膜を備えていることが好ましい。このように構
成すると、吸湿しやすいボロンリンシリケートガラスか
らなる第2の絶縁膜をボロンシリケートガラスからなる
第3の絶縁膜で保護することができ、かつ、ノンドープ
のシリケートガラスからなる第4の絶縁膜によって、後
工程で行う洗浄やウエットエッチングなどからボロンシ
リケートガラスからなる第3の絶縁膜を保護することが
できる。
りも下層側にはアルミニウム電極を備えている場合があ
る。
ば、薄膜トランジスタのソース領域あるいはドレイン領
域である。すなわち、本発明は、液晶装置などの電気光
学装置において、走査線と、データ線と、前記走査線と
データ線に接続された薄膜トランジスタと、前記薄膜ト
ランジスタに接続された画素電極とを有するアクティブ
マトリクス基板に適用することができる。この場合に
は、前記電極は、たとえば、前記コンタクホールを介し
て薄膜トランジスタのドレイン領域(導電領域)に電気
的に接続する画素電極である。
気光学装置を形成するには、前記画素電極に電気光学物
質を介して対向する共通電極を形成する。
は、前記下層側層間絶縁膜および前記上層側層間絶縁膜
を形成した後、前記コンタクトホールを形成する際に
は、ドライエッチングを行なった後、ウエットエッチン
グを行うことを特徴とする。このように構成すると、ウ
エットエッチング時に、下層側層間絶縁膜よりも上層側
層間絶縁膜においてエッチングが速く進行するので、内
周面が斜め上向きのコンタクトホールを形成することが
できる。それ故、コンタクトホールを介しての電気的な
接続部分の信頼性が向上する。
形成する際には、同一の成膜室内で原料ガスの組成を切
り換えながら成膜を連続的に行うことにより、各シリケ
ートガラスを連続的に形成していく方法を採用してもよ
い。また、前記上層側層間絶縁膜を形成する際には、原
料ガスの組成が異なる複数の成膜室で順次、成膜を行う
ことにより、各シリケートガラスを連続的に形成してい
く方法を採用してもよい。
形成する際には、テトラエチル・オルソシリケート−オ
ゾン系の原料ガスを用いることが好ましい。
形成する際には、成膜温度が450℃以下の条件で行う
ことが好ましい。このように構成すると、上層側層間絶
縁膜より下層側にアルミニウムあるいはアルミニウム合
金からなる電極などが形成してあっても、このような温
度条件であれば、電極を損傷、劣化させない。
を形成する際には、成膜温度が800℃前後の減圧CV
D法によってノンドープのシリケートガラスを形成して
もよい。
形態を説明する。なお、以下の説明では、半導体装置、
あるいは電気光学装置の一例として、アクティブマトリ
クス型の液晶装置に用いるアクティブマトリクス基板に
対して、本発明を適用した例を説明する。また、本発明
を適用したアクティブマトリクス基板でも、図16を参
照して説明した構造と略同様な接続構造を採用している
ので、対応する部分には同一の符号を付して説明する。
クス型の液晶装置の構成および動作について、図1から
図3を参照して説明する。図1は、液晶装置の画像表示
領域を構成するためにマトリクス状に形成された複数の
画素における各種素子、および配線などの等価回路図で
ある。図2は、データ線、走査線、画素電極、遮光膜な
どが形成されたアクティブマトリクス基板において相隣
接する画素の平面図である。図3は、図2のA−A′線
に相当する位置での断面、およびアクティブマトリクス
基板と対向基板との間に電気光学物質としての液晶を封
入した状態の断面を示す説明図である。なお、これらの
図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度
の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならし
めてある。
おいて、マトリクス状に形成された複数の画素の各々に
は、画素電極9a及び画素電極9aを制御するための画
素スイッチング用のTFT30が形成されており、画素
信号を供給するデータ線6aが当該TFT30のソース
に電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画
素信号S1、S2・・・Snは、この順に線順次に供給
する。また、TFT30のゲートには走査線3aが電気
的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3a
にパルス的に走査信号G1、G2・・・Gmを、この順
に線順次で印加するように構成されている。画素電極9
aは、TFT30のドレインに電気的に接続されてお
り、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけ
そのオン状態とすることにより、データ線6aから供給
される画素信号S1、S2・・・Snを各画素に所定の
タイミングで書き込む。このようにして画素電極9aを
介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号S1、
S2、・・・Snは、後述する対向基板に形成された対
向電極との間で一定期間保持される。
のを防ぐことを目的に、画素電極9aと対向電極との間
に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70を付加する
ことがある。たとえば、画素電極9aの電圧は、ソース
電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ蓄積容
量70により保持される。これにより、電荷の保持特性
は改善され、コントラスト比の高い表示を行うことので
きる液晶装置が実現できる。なお、蓄積容量70を形成
する方法としては、容量を形成するための配線である容
量線3bとの間に形成する場合、あるいは前段の走査線
3aとの間に形成する場合もいずれであってもよい。
リクス基板上には、マトリクス状に複数の透明な画素電
極9a(点線部9a′により輪郭が示されている。)が
各画素毎に形成され、画素電極9aの縦横の境界領域に
沿ってデータ線6a、走査線3aおよび容量線3bが形
成されている。データ線6aは、コンタクトホール5を
介してポリシリコン膜からなる半導体層1aのうち後述
のソース領域に電気的に接続されており、画素電極9a
は、コンタクトホール8を介して半導体層1aのうち後
述のドレイン領域に電気的に接続されている。また、半
導体層1aのうち後述のチャネル形成用領域(図中右下
がりの斜線の領域)に対向するように走査線3aが通っ
ている。
クティブマトリクス基板10と、これに対向配置される
対向基板20とを備えている。アクティブマトリクス基
板10の基体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透明
基板10bからなり、対向基板20の基体もまた、石英
基板や耐熱性ガラス板などの透明基板20bからなる。
アクティブマトリクス基板10には、画素電極9aが設
けられており、その上側には、ラビング処理等の所定の
配向処理が施された配向膜64が形成されている。画素
電極9aは、たとえばITO(Indium Ti Oixde)膜等
の透明な導電性薄膜からなる。また、配向膜64は、た
とえばポリイミド薄膜などの有機薄膜からなる。
素電極9aに隣接する位置に、各画素電極9aをスイッ
チング制御する画素スイッチング用のTFT30が形成
されている。ここに示すTFT30は、LDD(Lightl
y Doped Drain)構造を有しており、走査線3a、走査
線3aから供給される走査信号の電界によりチャネルが
形成される半導体膜1aのチャネル形成用領域1a′、
走査線3aと半導体層1aとを絶縁するゲート絶縁膜
2、データ線6a、半導体層1aの低濃度ソース領域1
b並びに低濃度ドレイン領域1c、および半導体層1a
の高濃度ソース領域1d並びに高濃度ドレイン領域1e
を備えている。
ニウム等の金属膜や金属シリサイド等の合金膜等から構
成されている。また、走査線3a、ゲート絶縁膜2およ
び下地保護膜12の上には、高濃度ソース領域1dへ通
じるコンタクトホール5、および高濃度ドレイン領域1
eへ通じるコンタクトホール8が各々形成された下層側
層間絶縁膜4が形成されている。このソース領域1dへ
のコンタクトホール5を介して、アルミニウム膜からな
るデータ線6aが高濃度ソース領域1dに電気的に接続
されている。さらに、データ線6a(ソース電極)およ
び下層側層間絶縁膜4の上には上層側層間絶縁膜7が形
成されている。ここで、画素電極9aは、上層側層間絶
縁膜7の上に形成され、ゲート絶縁膜2、下層側層間絶
縁膜4および上層側層間絶縁膜7に形成されたコンタク
トホール8を介して高濃度ドレイン領域1eに接続され
ている。
ようにLDD構造をもつが、低濃度ソース領域1bおよ
び低濃度ドレイン領域1cに相当する領域に不純物イオ
ンの打ち込みを行わないオフセット構造を有していても
よい。また、TFT30は、ゲート電極3aをマスクと
して高濃度で不純物イオンを打ち込み、自己整合的に高
濃度ソースおよびドレイン領域を形成したセルフアライ
ン型のTFTであってもよい。
をゲート電極3aに対向する位置から延設して誘電体膜
として用いるとともに、半導体1aを延設して第1電極
1fとし、さらにこれらに対向する容量線3bの一部を
第2電極とすることにより、蓄積容量70が構成されて
いる。すなわち、半導体1aの高濃度ドレイン領域1e
が、データ線6aおよび走査線3aの下にまで延設され
て、同じくデータ線6aおよび走査線3aに沿って延び
る容量線3bにゲート絶縁膜2(誘電体膜)を介して対
向配置されて、第1電極(半導体層)1fとされてい
る。
クス基板10の基体たる透明基板10bと下地保護膜1
2の間には、各画素電極9aの縦横の境界領域に沿って
不透明な高融点金属であるTi(チタン)、Cr(クロ
ム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo
(モリブデン)、Pb(鉛)などからなる遮光膜11a
(図2における左下がりの斜線領域)を形成してもよ
い。
て対向電極21が形成され、その表面には、ラビング処
理等の所定の配向処理が施された配向膜65が形成され
ている。対向電極21も、たとえば、ITO膜などの透
明導電性薄膜からなる。また、対向基板20の配向膜6
5も、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなる。対向基
板20には、各画素の開口領域以外の領域に対向基板側
遮光膜23がマトリクス状に形成されている。このた
め、対向基板20の側からの入射光はTFT30の半導
体層1aのチャネル形成用領域1a′やLDD(Lightl
y Doped Drain )領域1b、1cに届くことはない。さ
らに、対向基板側の遮光膜23は、コントラストの向上
などの機能を有する。
基板10と対向基板20とは、画素電極9aと対向電極
21とが対面するように配置され、かつ、これらの基板
間には、後述するシール材により囲まれた空間内に電気
光学物質としての液晶50が封入され、挟持される。液
晶50は、画素電極9aからの電界が印加されていない
状態で配向膜により所定の配向状態をとる。液晶50
は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合し
たものなどからなる。なお、シール材は、アクティブマ
トリクス基板10と対向基板20とをそれらの周辺で貼
り合わせるための光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからな
る接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするための
グラスファイバー或いはガラスビーズ等のギャップ材が
配合されている。
ホール8を介して画素電極9aとTFT30の高濃度ド
レイン領域1eとが電気的に接続している部分の拡大断
面図である。
基板10では、図4に示すように、画素スイッチング用
のTFT30の高濃度ドレイン領域1eに対しては、ゲ
ート絶縁膜2、下層側層間絶縁膜4、および上層側層間
絶縁膜7を貫通するコンタクトホール8を介して画素電
極9aが電気的に接続している。ここで、下層側層間絶
縁膜4と上層側層間絶縁膜7との層間には、アルミニウ
ム膜からなるデー線6aが形成されている(図3を参
照。)。従って、ゲート絶縁膜2および下層側層間絶縁
膜4については、アルミニウム膜からなるデータ線6a
より先に形成するため、データ線6aの融点などの制約
を受けないので、下層側層間絶縁膜4については、たと
えば、800℃位の温度条件下での減圧CVD法によ
り、ノンドープのシリケートガラスが用いられている。
これに対して、下層側層間絶縁膜7については、アルミ
ニウム膜からなるデータ線6aより後に形成するので、
データ線6aの融点よりかなり低めの温度で成膜するこ
とができ、かつ、下層側の凹凸を吸収して画素電極9a
をより平坦に形成するのに有利な絶縁膜を用いる必要が
ある。
には、リンが多くて平坦化という面で優れているボロン
リンシリケートガラスを第2の絶縁膜72(ボロン濃度
が約約2重量%、リン濃度が約7重量%)として用いて
いるが、その下層側には、この第2の絶縁膜72と比較
してボロン濃度が高くてリン濃度の低いボロンリンシリ
ケートガラスからなる第1の絶縁膜71(ボロン濃度が
約2〜3重量%、リン濃度が約2〜3重量%)が100
nm以下、たとえば約40nmの膜厚で形成され、その
上に、厚いボロンリンシリケートガラスからなる第2の
絶縁膜72がたとえば約6600nmの膜厚で形成され
ている。従って、上層側層間絶縁膜7において、下層側
層間絶縁膜4と接しているのは第1の絶縁膜71であ
る。
の絶縁膜72の上には、ボロンシリケートガラスからな
る第3の絶縁膜73がたとえば約40nmの膜厚で形成
され、この第3の絶縁膜73の上には、ノンドープのシ
リケートガラスからなる第4の絶縁膜74がたとえば約
100nmの膜厚で形成されている。従って、本実施形
態では、第4の絶縁膜74の上に画素電極9aが形成さ
れている。ここで、第3の絶縁膜73は、吸湿しやすい
ボロンリンシリケートガラスからなる第2の絶縁膜72
を保護する機能を有している。また、ノンドープのシリ
ケートガラスからなる第4の絶縁膜74は、後工程で行
う洗浄などからボロンシリケートガラスからなる第3の
絶縁膜73を保護する機能を有している。
ングを行うと、下層側層間絶縁膜4よりも上層側層間絶
縁膜7においてエッチングが速く進行するのを利用し
て、コンタクトホール8を形成する際に、ドライエッチ
ングを行なった後、ウエットエッチングを行うことによ
り、コンタクトホール8の内周面81を斜め上向きに形
成してある。このため、画素電極9aがコンタクトホー
ル8内で途切れることがないので、画素電極9aとTF
T30の高濃度ドレイン領域1eとの電気的な接続の信
頼性が高い。
の絶縁膜72と比較してボロン濃度が高くてリン濃度の
低いボロンリンシリケートガラスを形成した例を説明し
たが、第1の絶縁膜71としてボロンシリケートガラス
を形成しても略同様な効果を得ることができる。この場
合の構成は、第1の絶縁膜71として、第2の絶縁膜7
2と比較してボロン濃度が高くてリン濃度の低いボロン
リンシリケートガラスを用いた場合と同様に表わされる
ので、その説明を省略する。
このように構成した液晶表示装置用のアクティブマトリ
クス基板10の製造方法を図5ないし図9を参照して説
明する。
ティブマトリクス基板10の製造方法を示す工程断面図
であり、図2のA−A′線に相当する。
リクス基板10の基体たる透明基板10aを用意する。
この透明基板10aについては、縦型拡散炉内などで、
N2(窒素)などの不活性ガス雰囲気、かつ、約900
℃〜約1300℃の高温雰囲気中で熱処理を行い、後に
実施される高温プロセスにおいて歪みが少なくなるよう
に前処理しておく。すなわち、製造プロセスにおける最
高温度に合わせて予め透明基板10aを最高温度と同等
の温度か、あるいはそれ以上の温度で熱処理しておく。
たとえば、製造プロセスにおける最高温度が1150℃
であれば、この前処理工程では透明基板10aを115
0℃位で30秒から30分間、加熱する。ここで、11
50℃という温度は、透明基板10aを構成する材料の
歪点に近い温度である。
10aの全面に、不透明な高融点金属であるTi、C
r、W、Ta、Mo、Pbなどの金属単体あるいは合金
をスパッタ等により、1000nm〜3000nm程度
の層厚で形成した後(成膜工程)、この金属膜上にフォ
トリソグラフィ技術を用いてレジストマスクを形成し、
このレジストマスクを介して金属膜に対しエッチングを
行うことにより、遮光膜11aを形成しても良い。な
お、遮光膜11aは、少なくともTFT30の半導体層
のうちチャンネル領域1a、低濃度ソース領域1b、低
濃度ドレイン領域1c、を透明基板10bの裏面から見
て覆うように形成すると良い。
11aの上に、例えば、常圧又は減圧CVD法等により
TEOS(テトラ・エチル・オルソ・シリケート)ガ
ス、TEB(テトラ・エチル・ボートレート)ガス、T
MOP(テトラ・メチル・オキシ・フォスレート)ガス
等を用いて、ノンドープのシリケートガラス、リンシリ
ーケートガラス)、ボロンシリケートガラス、ボロンリ
ンシリケートガラスなどのシリケートガラス膜、窒化シ
リコン膜や酸化シリコン膜等からなる下地保護膜12を
形成する。下地保護膜12の層厚は、約500nm〜1
5000nm、好ましくは約6000nm〜8000n
mの厚さとなる。或いは、減圧CVD法等により高温酸
化シリコン膜(HTO膜)や窒化シリコン膜を約500
nmの比較的薄い厚さに堆積し、厚さ約2000nmの
多層構造を持つ下地保護膜12を形成しても良い。更
に、このようなシリケートガラス膜に重ねて又は代え
て、SOG(スピンオンガラス:紡糸状ガラス)をスピ
ンコートして又はCMP(Chemical Mech
anical Polishing)処理を施すことに
より、平坦な膜を形成しても良い。このように、下地保
護膜12の上面をスピンコート処理又はCMP処理によ
り平坦化しておけば、その上に後でTFT30を形成し
やすいという利点がある。
護膜12の上に、約450℃〜約550℃、好ましくは
約500℃の比較的低温環境中で、流量約400cc/
min〜約600cc/minのモノシランガス、ジシ
ランガス等を用いた減圧CVD(例えば、圧力が約20
Pa〜40PaのCVD)により、アモルファスシリコ
ン膜を形成する。その後、約600℃〜約700℃にて
約1時間〜約10時間、好ましくは、約4時間〜約6時
間のアニール処理を窒素雰囲気中で施することにより、
ポリシリコン膜1を約500nm〜約2000nmの厚
さ、好ましくは約1000nmの厚さとなるまで固相成
長させる。
をnチャネル型とする場合には、当チャネル形成用領域
にSb(アンチモン)、As(砒素)、P(リン)など
のV族元素のドーパンドを僅かにイオン注入等によりド
ープしてもよい。また、画素スイッチング用TFT30
をpチャネル型とする場合には、B(ボロン)、Ga
(ガリウム)、In(インジウム)などのIII 族元素の
ドーパンドを僅かにイオン注入等によりドープしても良
い。なお、アモルファスシリコン膜を経ないで、減圧C
VD法等によりポリシリコン膜1を直接形成しても良
い。あるいは、減圧CVD法等により堆積したポリシリ
コン膜にシリコンイオンを打ち込んで一旦非晶質化(ア
モルファス化)し、その後アニール処理等により再結晶
化させてポリシリコン膜1を形成しても良い。
ソグラフィ工程、エッチング工程等により、図2に示し
たパターンの半導体層1aを形成する。すなわち、デー
タ線6a下で容量線3bが形成される領域、および走査
線3aに沿って容量線3bが形成される領域には、TF
T30を構成する半導体層1aから延設された第1電極
1fを形成する。
0を構成する半導体層1aと共に第1電極1fを約90
0℃〜約1300℃の温度、好ましくは約1150℃の
温度により熱酸化することにより、約300nmの比較
的薄い熱酸化シリコン膜を形成する。
コン膜(HTO膜)や窒化シリコン膜を約500nmの
比較的薄い厚さに堆積し、多層構造を持つゲート絶縁膜
2、および蓄積容量形成用の誘電体膜を形成する。この
結果、第1電極1fの厚さは、約300nm〜約150
0nmの厚さ、好ましくは約350nm〜約500nm
の厚さとなり、容量形成用の誘電体膜(ゲート絶縁膜
2)の厚さは、約200nm〜約1500nmの厚さ、
好ましくは約300nm〜約1000nmの厚さとな
る。ここで、ポリシリコン膜1は、約1150℃の温度
条件下での熱酸化のみで単一層構造を持つゲート絶縁膜
2を形成してもよい。
fとなる半導体層部分に、例えば、Pイオンをドーズ量
約3×1012/cm2 でドープして低抵抗化させてお
く。
D法等によりポリシリコン膜3を堆積した後、リン
(P)を熱拡散し、ポリシリコン膜3を導電化する。又
は、Pイオンをポリシリコン膜3の成膜と同時に導入し
たドープドシリコン膜を用いても良い。
マスクを用いたフォトリソグラフィ工程、エッチング工
程等により、図2に示したパターンの走査線3aおよび
容量線3bを形成する。これらの容量線3bおよび走査
線3aの層厚は、例えば、約3500nmである。
したTFT30をLDD構造を持つnチャネル型のTF
Tとする場合、半導体層1aに、まず低濃度ソース領域
1bおよび低濃度ドレイン領域1cを形成するために、
走査線3aを拡散マスクとして、PなどのV族元素のド
ーパント200を低濃度で(例えば、Pイオンを1×1
013/cm2 〜3×1013/cm2 のドース量にて)ド
ープする。これにより走査線3a下の半導体層1aは、
チャネル形成用領域1a′となる。この不純物のドープ
により容量線3bおよび走査線3aも低抵抗化される。
30の高濃度ソース領域1dおよび高濃度ドレイン領域
1eを形成するために、走査線3aよりも幅の広いマス
クでレジストマスク202を走査線3a上に形成した
後、同じくPなどのV族元素のドーパンド201を高濃
度でドープする。また、TFT30をpチャネル型とし
ても良い。なお、低濃度のドープを行わずに、オフセッ
ト構造のTFTとしても良く、走査線3a(ゲート電
極)をマスクとして、Pイオン、Bイオン等を用いたイ
オン注入技術によりセルフアライン型のTFTとしても
良い。この不純物のドープにより容量線3bおよび走査
線3aはさらに低抵抗化する。
0における走査線3a、容量線3bおよび走査線3aを
覆うように、例えば、原料ガスとしてTEOS−O
3(オゾン)を用い、温度条件を約800℃に設定した
減圧CVD法によって、ノンドープのシリケートガラス
からなる下層側層間絶縁膜4を形成する。下層側層間絶
縁膜4の層厚は、約5000nm〜約15000nmが
好ましい。
ドレイン領域1eを活性化するために、約1000℃の
アニール処理を20分程度行った後、図7(e)に示す
ように、データ線31に対するコンタクトホール5を、
反応性イオンエッチング、反応性イオンビームエッチン
グ等のドライエッチング、あるいはウエットエッチング
により形成する。
絶縁層4の上に、スパッタ処理等により、アルミニウム
膜6を、約1000nm〜約5000nmの厚さ、好ま
しくは約3000nmに堆積する。
ソグラフィ工程、エッチング工程等により、データ線6
aを形成する。
6a上を覆うように上層側層間絶縁膜7を形成する。こ
の上層側層間絶縁膜7の層厚は、全体で約5000nm
〜約15000nmが好ましい。この工程の詳細な内容
は、図11を参照して後述する。
のレジストマスク8bを形成する。
層間絶縁膜7をエッチングして、図9(a)に示すよう
に、TFT30において、画素電極9aと高濃度ドレイ
ン領域1eとを電気的接続するためのコンタクトホール
8を形成する。この工程の詳細な内容は、図11を参照
して後述する。
間絶縁膜7の上に、スパッタ処理等により、ITO膜等
の透明導電性薄膜9を、約500nm〜約2000nm
の厚さに堆積する。
グ工程等により透明導電性薄膜9をパターニングして、
図9(c)に示すように、画素電極9aを形成する。な
お、液晶装置100を反射型の液晶表示装置に用いる場
合には、アルミニウムなどの反射率の高い不透明な材料
から画素電極9aを形成する。
配向膜の塗布液を塗布した後、所定のプレティルト角を
持つように且つ所定方向でラビング処理を施すこと等に
より、配向膜(図示せず。)が形成される。
ール8の形成工程の詳細説明)図10(a)〜(e)
は、上層側層間絶縁膜7の形成工程を拡大して示す工程
断面図である。図11(a)〜(c)は、コンタクトホ
ール8の形成工程を拡大して示す工程断面図である。
絶縁膜7の形成工程では、まず、図10(a)に示すよ
うに形成されたノンドープのシリケートガラスからなる
下層側層間絶縁膜4の上に、図10(b)に示すよう
に、例えば、原料ガスとして、TEOS−O3(オゾ
ン)に、TEBなどの有機ボロンと、TMPOなどの有
機リンを加えた混合ガスを用い、成膜温度を約380℃
に設定した常圧CVD法により、後で形成する第2の絶
縁膜72よりもボロン濃度が高くてリン濃度の低いボロ
ンリンシリケートガラスからなる第1の絶縁膜71を1
00nm以下、たとえば約40nmの膜厚で形成する。
ここで、原料ガスとして、オゾン濃度を80g/m3と
し、キャリア(窒素ガス)の流量を18L(SLM)と
し、有機シリコンとしてのTEOSのバブリング流量を
2.5SLMとし、有機ボロンとしてのTEBのバブリ
ング流量を1.8SLMとし、有機リンとしてのTMO
Pのバブリング流量を0.5SLMとしたとき、第1の
絶縁膜71のボロン濃度は約4〜5重量%であり、リン
濃度も約2〜3重量%であった。
絶縁膜71の表面に、例えば、原料ガスとして、TEO
S−O3(オゾン)に、TEBなどの有機ボロンと、T
MPOなどの有機リンを加えた混合ガスを用い、成膜温
度を約380℃に設定した常圧CVD法により、ボロン
濃度およびリン濃度が通常のボロンリンシリケートガラ
スからなる第2の絶縁膜72をたとえば約6600nm
の膜厚で形成する。ここで、原料ガスとして、オゾン濃
度を80g/m3とし、キャリア(窒素ガス)の流量を
18L(SLM)とし、有機シリコンとしてのTEOS
のバブリング流量を2.5SLMとし、有機ボロンとし
てのTEBのバブリング流量を0.9SLMとし、有機
リンとしてのTMOPのバブリング流量を2.0SLM
としたとき、第2の絶縁膜71のボロン濃度は約2重量
%であり、リン濃度は約7重量%であった。
絶縁膜73の上に、例えば、原料ガスとして、TEOS
−O3(オゾン)に、TEBなどの有機ボロンを加えた
混合ガスを用い、成膜温度を約380℃に設定した常圧
CVD法により、ボロンシリケートガラスからなる第3
の絶縁膜73をたとえば約40nmの膜厚で形成する。
絶縁膜74の表面に、例えば、原料ガスとして、TEO
S−O3(オゾン)を用い、成膜温度を約380℃に設
定した常圧CVD法により、ノンドープのシリケートガ
ラスからなる第4の絶縁膜74をたとえば約100nm
の膜厚で形成する。
した後、図11(a)に示すように、コンタクトホール
8を形成するためのレジストマスク8bを形成した後、
本形態では、反応性イオンエッチング、反応性イオンビ
ームエッチング等のドライエッチングを行う。このよう
な異方性エッチングを行うと、図11(b)に示すよう
に、開孔形状がマスク形状とほぼ同じのコンタクトホー
ル8を形成できる。
介してウエットエッチングを行う。その結果、下層側層
間絶縁膜4よりも上層側層間絶縁膜7においてエッチン
グが速く進行し、コンタクトホール8の内周面81は、
斜め上向きにエッチングされる。
て説明したように、画素電極9aがコンタクトホール8
内で途切れることがないので、画素電極9aとTFT3
0の高濃度ドレイン領域1eとの電気的な接続の信頼性
が高い。
よび上層側層間絶縁膜7に対してコンタクトホール8を
形成する際に、たとえウエットエッチングを行っても、
上層側層間絶縁膜8が下層側層間絶縁膜4に直接、接し
ているのは、第2の絶縁膜72と比較してボロン濃度が
高く、リン濃度が低いボロンリンシリケートガラスから
なる第1の絶縁膜71であり、この第1の絶縁膜71
は、通常のボロンリンシリケートガラスからなる第2の
絶縁膜72と比較して下層側層間絶縁膜4に対する密着
性が高く、かつ、エッチング速度が遅い。従って、コン
タクトホール8を形成する際に、ウエットエッチングを
用いても、下層側層間絶縁膜4と上層側層間絶縁膜7と
の境界面に沿ってエッチングが進行しない。それ故、下
層側層間絶縁膜4と上層側層間絶縁膜7との境界面に
は、図16(b)を参照して説明したようなV字形状の
切り込みなどが形成されないので、上層側層間絶縁膜7
の表面に形成した画素電極9aは、コンタクトホール8
内で断線することなく、TFT30の高濃度ドレイン領
域1eに確実に電気的接続する。また、第1の絶縁膜7
1は、リン濃度が低いため、平坦化という面で劣ってい
ても、その表面側にはリンの濃度が高くて平坦化に有利
なボロンリンシリケートガラスからなる第2の絶縁膜7
2を形成するので、上層側層間絶縁膜7全体としては平
坦化という面で支障がない。よって、信頼性の高いアク
ティブマトリクス基板10を形成することができる。
スとして、TEOS−O3(オゾン)系を用いたので、
段差被覆性に優れているという利点もある。
の絶縁膜72と比較してボロン濃度が高くてリン濃度の
低いボロンリンシリケートガラスを形成した例を説明し
たが、第1の絶縁膜71としてボロンシリケートガラス
を形成しても略同様な効果を得ることができる。この場
合の構成も、第1の絶縁膜71として、第2の絶縁膜7
2と比較してボロン濃度が高くてリン濃度の低いボロン
リンシリケートガラスを用いた場合と同様に表わされる
ので、その説明を省略する。
それぞれ、図10に示す上層側層間絶縁膜の形成工程に
用いる各常圧CVD装置の一例を示す説明図である。
を形成するにあたっては、図12に示す常圧CVD装置
のように、同一の成膜室201内で、ガス供給管202
から供給される原料ガスの組成を順次切り換えて、図1
0を参照して説明した第1ないし第4の絶縁膜71〜7
4を形成する方法がある。
に、組成の異なる原料ガスが供給される複数の成膜室2
03〜206を有し、ロボットアーム207で基板を成
膜室203〜206に順送りに搬入し、それぞれの成膜
室203〜206において、第1ないし第4の絶縁膜7
1〜74を形成する各種のシリケートガラスを順位形成
してもよい。
したアクティブマトリクス基板10を用いた液晶装置1
00の全体構成を図14および図15を参照して説明す
る。なお、図14は、液晶装置100をその上に形成さ
れた各構成要素と共に対向基板20の側から見た平面図
であり、図15は、対向基板20を含めて示す図14の
H−H′断面図である。
板10の上には、シール材52がその縁に沿って設けれ
らており、その内側領域には、遮光性材料からなる額縁
53が形成されている。シール材52の外側の領域に
は、データ線駆動回路101および実装端子102がア
クティブマトリクス基板10の一辺に沿って設けられて
おり、走査線駆動回路104が、この一辺に隣接する2
辺に沿って形成されている。走査線に供給される走査信
号の遅延が問題にならないのならば、走査線駆動回路1
04は片側だけでも良いことは言うまでもない。更にア
クティブマトリクス基板10の残る一辺には、画像表示
領域の両側に設けられた走査線駆動回路104間をつな
ぐための複数の配線105が設けられており、更に、額
縁53の下などを利用して、プリチャージ回路や検査回
路が設けられることもある。また、対向基板20のコー
ナー部の少なくとも1箇所においては、アクティブマト
リクス基板10と対向基板20との間で電気的導通をと
るための上下導通材106が形成されている。そして、
図15に示すように、図14に示したシール材52とほ
ぼ同じ輪郭をもつ対向基板20が当該シール材52によ
りアクティブマトリクス基板10に固着されている。
ば、投射型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)において
使用される。この場合、3枚の液晶装置100がRGB
用のライトバルブとして各々使用され、各液晶装置10
0の各々には、RGB色分解用のダイクロイックミラー
を介して分解された各色の光が投射光として各々入射さ
れることになる。従って、前記した各形態の液晶装置1
00にはカラーフィルタが形成されていない。但し、対
向基板20において各画素電極9aに対向する領域にR
GBのカラーフィルタをその保護膜とともに形成するこ
とにより、投射型液晶表示以外にも、カラー液晶テレビ
などといったカラー液晶表示装置を構成することができ
る。さらに、対向基板20に対して、各画素に対応する
ようにマイクロレンズを形成することにより、入射光の
画素電極9aに対する集光効率を高めることができるの
で、明るい表示を行うことができる。さらにまた、対向
基板20に何層もの屈折率の異なる干渉層を積層するこ
とにより、光の干渉作用を利用して、RGB色をつくり
出すダイクロイックフィルタを形成してもよい。このダ
イクロイックフィルタ付きの対向基板によれば、より明
るいカラー表示を行うことができる。
アクティブマトリクス基板だけでなく、LSIなど、各
種の半導体装置、あるいは液晶装置だけでなくエレクト
ロフミネッセンス等各種電気光学装置に適用することが
できる。
絶縁膜および上層側層間絶縁膜に対してコンタクトホー
ルを形成する際に、たとえウエットエッチングを行って
も、上層側層間絶縁膜が下層側層間絶縁膜に直接、接し
ているのは、第2の絶縁膜に用いたボロンリンシリケー
トガラスと比較して下層側層間絶縁膜に対する密着性が
高く、かつ、エッチング速度が遅いシリケートガラスか
らなる第1の絶縁膜である。従って、コンタクトホール
を形成する際に、ウエットエッチングを用いても、下層
側層間絶縁膜と上層側層間絶縁膜との境界面に沿ってエ
ッチングが進行しない。それ故、下層側層間絶縁膜と上
層側層間絶縁膜との境界面にV字形状の切り込みなどが
形成されないので、上層側層間絶縁膜の上に形成した電
極は、コンタクトホール内で断線することなく、導電領
域に電気的接続する。よって、信頼性の高い半導体装置
を提供することができる。
おいて、マトリクス状に配置された複数の画素に形成さ
れた各種素子、配線などの等価回路図である。
リクス基板に形成された各画素の構成を示す平面図であ
る。
図2のA−A′線に相当する位置での断面図である。
て、画素電極とTFTのドレイン領域とをコンタクトホ
ールを介して電気的に接続する部分を拡大して示す断面
図である。
リクス基板の製造方法を示す工程断面図である。
リクス基板の製造方法において、図6に示す工程に続い
て行う各工程の工程断面図である。
リクス基板の製造方法において、図6に示す工程に続い
て行う各工程の工程断面図である。
リクス基板の製造方法において、図7に示す工程に続い
て行う各工程の工程断面図である。
リクス基板の製造方法において、図8に示す工程に続い
て行う各工程の工程断面図である。
層間絶縁膜の形成工程を拡大して示す工程断面図であ
る。
層間絶縁膜の形成工程の後に行うコンタクトホールの形
成工程を拡大して示す工程断面図である。
用いる常圧CVD装置の一例を示す説明図である。
用いる別の常圧CVD装置の一例を示す説明図である。
図である。
ブマトリクス基板において、画素電極とTFTのドレイ
ン領域とをコンタクトホールを介して電気的に接続する
部分を拡大して示す断面図、およびその問題点を示す説
明図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 導電領域と、該導電領域の表面に形成さ
れた下層側層間絶縁膜と、該下層側層間絶縁膜の上に形
成された上層側層間絶縁膜と、該上層側層間絶縁膜およ
び前記下層側層間絶縁膜に形成されたコンタクトホール
を介して、前記上層側層間絶縁膜の上に形成された電極
が前記導電領域に電気的に接続する半導体装置におい
て、 前記上層側絶縁膜は、少なくとも、前記下層側層間絶縁
膜の上に形成された第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜の
上に形成されたボロンリンシリケートガラスからなる第
2の絶縁膜とを備え、 前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりも薄くて該
第2の絶縁膜を形成するボロンリンシリケートガラスよ
りもエッチング速度が遅いドープトシリケートガラスで
あることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 導電領域と、該導電領域の上に形成され
た下層側層間絶縁膜と、該下層側層間絶縁膜の上に形成
された上層側層間絶縁膜と、該上層側層間絶縁膜および
前記下層側層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを
介して、前記上層側層間絶縁膜の上に形成された電極が
前記導電領域に電気的に接続する半導体装置において、 前記上層側絶縁膜は、少なくとも、前記下層側層間絶縁
膜の上に形成された第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜の
上に形成されたボロンリンシリケートガラスからなる第
2の絶縁膜とを備え、 前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりも薄くて該
第2の絶縁膜を形成するボロンリンシリケートガラスよ
りもシリケートガラスに対する密着性の高いドープトシ
リケートガラスであることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記第1の
絶縁膜は、前記第2の絶縁膜と比較してボロン濃度が高
くてリン濃度の低いボロンリンシリケートガラスである
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1または2において、前記第1の
絶縁膜は、ボロンシリケートガラスであることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記下層側層間絶縁膜は、ノンドープのシリケートガラ
スであることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
前記上層側層間絶縁膜は、前記第2の絶縁膜の上に形成
されたボロンシリケートガラスからなる第3の絶縁膜
と、該第3の絶縁膜の上に形成されたノンドープのシリ
ケートガラスからなる第4の絶縁膜を備えていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
前記上層側層間絶縁膜よりも下層側には、アルミニウム
またはアルミニウム合金からなる電極または配線を備え
ていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
前記導電領域は、薄膜トランジスタのソース領域および
ドレイン領域の少なくとも一方であることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項9】 請求項8に規定する半導体装置の接続構
造を用いたアクティブマトリクス基板であって、該アク
ティブマトリクス基板上には走査線と、データ線と、前
記走査線とデータ線に接続された薄膜トランジスタと、
前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とを有し、
前記電極は、前記コンタクホールを介して前記薄膜トラ
ンジスタのドレイン領域に電気的に接続する画素電極で
あることを特徴とするアクティブマトリクス基板。 - 【請求項10】 請求項9に規定するアクティブマトリ
クス基板を用いた電気光学装置であって、前記画素電極
に電気光学物質を介して対向する共通電極を備えること
を特徴とする電気光学装置。 - 【請求項11】 請求項1ないし8のいずれかに規定す
る半導体装置の製造方法において、前記下層側層間絶縁
膜および前記上層側層間絶縁膜を形成した後、前記コン
タクトホールを形成する際には、ドライエッチングを行
なった後、ウエットエッチングを行うことを特徴とする
半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 請求項1ないし8のいずれかに規定す
る半導体装置の製造方法において、前記上層側層間絶縁
膜を形成する際には、同一の成膜室内で原料ガスの組成
を切り換えながら成膜を連続的に行うことにより、各シ
リケートガラスを連続的に形成していくことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 請求項1ないし8のいずれかに規定す
る半導体装置の製造方法において、前記上層側層間絶縁
膜を形成する際には、原料ガスの組成が異なる複数の成
膜室で順次、成膜を行うことにより、各シリケートガラ
スからなる絶縁膜を連続的に形成していくことを特徴と
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 請求項11ないし13のいずれかにお
いて、前記上層側層間絶縁膜を形成する際には、テトラ
エチル・オルソシリケート−オゾン系の原料ガスを用い
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項15】 請求項11ないし14のいずれかにお
いて、前記上層側層間絶縁膜を形成する際には、成膜温
度が400℃以下の条件で行うことを特徴とする半導体
装置の製造方法。 - 【請求項16】 請求項11ないし15のいずれかにお
いて、前記下層側層間絶縁膜を形成する際には、成膜温
度が800℃以上の減圧CVD法によるノンドープのシ
リケートガラスを形成することを特徴とする半導体装置
の製造方法。
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