JP2000340520A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000340520A
JP2000340520A JP11147172A JP14717299A JP2000340520A JP 2000340520 A JP2000340520 A JP 2000340520A JP 11147172 A JP11147172 A JP 11147172A JP 14717299 A JP14717299 A JP 14717299A JP 2000340520 A JP2000340520 A JP 2000340520A
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Atsushi Kojima
淳 小島
Yuichi Takeuchi
有一 竹内
Yoshihiro Miyoshi
好広 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属とSiCとのコンタクト部におけるコン
タクト抵抗率を低減できるようにする。また、高温熱処
理を行なわずにオーミック性が得られるようにする。 【解決手段】 炭化珪素からなるn型層3と金属膜7と
のコンタクト部分にイオン注入を行なうことにより、該
コンタクト部分においてn型層3の表層部に欠陥層6を
形成する。このように、イオン注入を行なうことによっ
て、n型層3の表層部に欠陥層6を形成することができ
る。この欠陥層6によってコンタクト部分のエネルギー
バンドにエネルギー準位が形成される。このため、エネ
ルギー準位を介して電流が流れ、コンタクト部分の抵抗
率を低減することができる。このため、オーミック接触
とするための高温熱処理を行なわなくても低抵抗コンタ
クトを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化珪素(以下、
SiCという)と金属とのコンタクト部において、容易
にオーミック接触が成されるようにできる半導体装置の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SiCは、Siに比べて絶縁破壊強度が
1桁大きいことから、パワーデバイス向けの材料として
期待されている。
【0003】しかしながら、SiCの場合、電極を形成
する際、金属とSiCとの界面のエネルギー障壁(ショ
ットキー障壁)が大きくなる。このコンタクト抵抗率は
数式1で示される。
【0004】
【数1】
【0005】ただし、ρc はコンタクト抵抗率、φb
ショットキー障壁高さ、Nd はキャリア濃度を示してい
る。
【0006】この式に示されるように、ショットキー障
壁が大きいほど、コンタクト抵抗率が高くなる。このた
め、SiCの場合、低抵抗のオーミックコンタクトを形
成することは容易でないことが判る。
【0007】SiCでは、低温熱処理を行なうだけでは
高いショットキー障壁が存在するためオーミック性が得
られない。そのため、高温熱処理を行なうことでオーミ
ック性を得ているが、コンタクト抵抗率について言え
ば、現状では満足した値は得られていない。
【0008】一方、SiCの場合、n型とp型でオーミ
ック電極に適した金属材料が異なるが、仮にコンタクト
に用いる金属を同一金属とした場合、理想的にはn型と
p型のコンタクト抵抗率は、数式2の関係を有してい
る。
【0009】
【数2】φb n+φb p=Eg ただし、φb nはn型のショットキー障壁、φb pはp
型のショットキー障壁、Eg はバンドギャップを示して
いる。
【0010】この式に示されるように、一方の導電型の
抵抗率の低下は、他方の導電型の抵抗率の増加をもたら
す。この影響は、バンドギャップの大きな半導体である
ほど、顕著に現れる。このため、バンドギャップの大き
い半導体では、n型とp型とでコンタクトに用いる金属
材料を変える場合が多い。
【0011】しかしながら、このようにn型とp型とで
異なる金属材料を使用しなければならないため、半導体
装置の製造工程が多く必要になるという問題がある。
【0012】なお、このことは炭化珪素に限らず、バン
ドギャップの大きい半導体すべてに共通のことと言え
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされ、熱処理温度が高温度を必要としても、より
コンタクト抵抗が低減できるようにすることを第1の目
的とする。
【0014】また、熱処理温度を比較的低温度にしても
電極のオーミック性が得られるようにすることを第2の
目的とする。
【0015】さらに、n型とp型ともに同一の金属材料
をコンタクト材料として用いる場合に、両方の導電型に
おいてオーミック性を得てコンタクト抵抗が低減できる
ようにすることを第3の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決すべく、
請求項1に記載の発明においては、半導体(3、11)
と金属膜(7)とのコンタクトが取られてなる半導体装
置において、半導体と金属膜とのコンタクト部分におい
て、半導体の表層部には欠陥層(6)によるエネルギー
準位が形成されていることを特徴としている。
【0017】このように、金属膜とのコンタクト部分に
おいて、半導体の表層部に欠陥層を形成することによ
り、欠陥層が形成された部分において、エネルギーバン
ド中にエネルギー準位が形成されるため、このエネルギ
ー準位を介して電流が流れるようにできる。これによ
り、金属とSiCとのコンタクト部におけるコンタクト
抵抗を低減することができる。
【0018】従って、請求項2に示すように、半導体の
うち、金属膜とのコンタクト部分が、n型及びp型の双
方の導電型を含んで構成されている場合においても、コ
ンタクト抵抗を低減することができるため、いずれの導
電型の場合にも同一種類の金属膜でコンタクトを取るこ
とができる。これにより、金属膜を形成する工程の簡略
化を図ることができる。
【0019】請求項3に記載の発明においては、半導体
(3、11)と金属膜(7)とのコンタクト部分にイオ
ン注入を行なうことにより、該コンタクト部分における
半導体の表層部に欠陥層(6)を形成することを特徴と
している。
【0020】このように、イオン注入を行なうことによ
って、半導体の表層部に欠陥層を形成することができ
る。なお、イオン注入は、請求項4に示すように、金属
膜を配置したあとに、金属膜上からイオン注入を行な
い、金属膜を通過させて、半導体の表層部に欠陥層
(6)を形成するようにしてもよい。
【0021】また、請求項5に示すように、半導体のう
ち、金属膜とのコンタクト部分となる表面を露出させた
状態で、該表面をターゲットとしたスパッタリングを行
い、該半導体の表層部に欠陥層を形成することもでき
る。
【0022】さらに、請求項6に示すように、半導体上
に金属膜を配置したのち、熱処理を施すことにより、熱
処理しない場合と比べてオーミック接触を得ることがで
きる。
【0023】具体的には、請求項7に示すように、熱処
理工程によって、金属膜から炭化珪素に金属を拡散させ
ると共に、炭化珪素から金属膜へSi原子若しくはC原
子を拡散させ、炭化珪素の表層部にSi空孔若しくはC
空孔を形成することにより、欠陥層を形成する。
【0024】請求項8に記載の発明においては、熱処理
工程を真空雰囲気若しくは不活性ガス雰囲気中で行なう
ことを特徴としている。
【0025】このように真空雰囲気若しくは不活性ガス
雰囲気中で熱処理を行なうことにより、金属膜の酸化を
防止することができる。
【0026】なお、請求項3乃至8のように欠陥層を形
成した場合には、請求項9に示すように、1000℃以
下の熱処理若しくは熱処理工程を行なわないで電極を形
成することができる。これにより、高温の熱処理を避け
ることができる。すなわち、低温の熱処理によっても電
極のオーミック性が得られる。
【0027】このように、半導体と金属膜とのコンタク
ト部分におけるコンタクト抵抗を低減できれば、請求項
10に示すように、半導体のうち、金属膜とのコンタク
ト部分が、n型及びp型の双方の導電型を有している場
合において、双方の導電型ともに、金属膜を同一種類の
金属で構成することができる。
【0028】これにより、請求項2と同様の効果を得る
ことができる。
【0029】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態に示す図中の符号との対応関係を示している。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の一実施形態を適用した半導体装置の製造工程を示す。
以下、図1に基づいて本実施形態の半導体装置の製造方
法について説明する。なお、半導体としてSICを例に
とって説明する。
【0031】まず、図1(a)に示す工程に示すよう
に、SiC基板1を用意する。このSiC基板1として
は、p型の4H−SiCで不純物濃度が1×1018cm
-3のものを用いている。
【0032】次に、所定パターンのマスク(例えば、酸
化膜)2を用いて窒素のイオン注入を行ない、SiC基
板1の表面にn型層3を形成する。このときの注入濃度
を1×1020cm-3とし、深さを0.5μmとした。こ
の後、マスク2を除去したのち、Ar雰囲気中で150
0℃の温度で熱処理を行ない、注入された窒素を活性化
させる。
【0033】続いて、図1(b)に示すように、酸化膜
4を蒸着したのち、フォトエッチングによって酸化膜4
にコンタクトホール5を形成する。そして、酸化膜4を
マスクとしてArのイオン注入を行なう。このとき、イ
オン注入は、注入濃度を1×1018cm-3とし、加速電
圧を25keVとした。
【0034】これにより、図1(c)に示すように、n
型層3の表層部6において結晶欠陥が生じる。以下、こ
の結晶欠陥が生じた表層部6を欠陥層という。
【0035】次に、図1(d)に示すように、金属膜7
としてW(タングステン)をスパッタリングによって蒸
着させる。その後、Ar雰囲気中において、800℃、
10分間の熱処理を行なった。
【0036】このように、Arをイオン注入して形成し
たTLM素子を用いて電流−電圧特性を測定した結果を
図7に示す。また、参考として、Arをイオン注入して
いない場合のTLM素子を用いて電流−電圧特性を測定
した結果を図7中に示す。
【0037】この図に示されるように、本実施形態のよ
うにArをイオン注入した場合においてはオーミック特
性を示したが、Arをイオン注入していない場合にはオ
ーミック特性を示さなかった。
【0038】この現象は、図2に示すエネルギーバンド
図を基に説明される。図2(a)は本実施形態のように
Arをイオン注入して欠陥層6を形成した場合を示して
おり、図2(b)は欠陥層6を形成していない場合を示
している。なお、図2中の矢印は電子電流の流れを示し
ている。
【0039】一般的に、金属膜とn型層3との接触部に
おいては、大きなショットキー障壁が存在するため、図
2(b)に示すように、このショットキー障壁によって
電流の流れが阻まれ、コンタクト抵抗が増加する。
【0040】このショットキー障壁については、コンタ
クト材料として使用される金属によって一義的に決定さ
れる物性値であるため、材料決定後はショットキー障壁
を小さくすることはできない。
【0041】しかしながら、本実施形態のように欠陥層
6を形成した場合には、図3(a)に示すように、結晶
欠陥の部分においてドナーやアクセプタ以外にエネルギ
ー準位が形成され、この準位を介する電流量が増大する
ので、ショットキー障壁が大きくても、コンタクト抵抗
率を低減することができるのである。
【0042】このように、金属とコンタクトが取られる
n型層3の表面にイオン注入を行なうことにより、n型
層3の表層部に欠陥層6を形成し、この欠陥層6をコン
タクト部として金属とn型層3とがオーミック接触させ
ることができる。
【0043】そして、このようにエネルギーギャップ中
にエネルギー準位を形成することにより、電極形成時の
熱処理温度を従来よりも低温(例えば1000℃以下)
としても、充分なオーミック性を得ることができる。
【0044】また、本実施形態においては、n型層3と
金属膜とのコンタクトについて説明しているが、p型層
であっても同様であり、エネルギーギャップ中にエネル
ギー準位が形成されることにより、p型層と金属膜との
コンタクト抵抗率を低減することができる。
【0045】従って、図3に示すように、n型層3とp
型層11の双方にコンタクトが必要とされる半導体装置
において、n型層3及びp型層11ともに同じ金属材料
をコンタクト用の金属膜7として用いることができるた
め、電極形成工程を共通化でき、工程の簡略化を図るこ
とができる。
【0046】なお、n型層3とp型層の双方にコンタク
トが必要とされる半導体装置としては、例えばNチャネ
ルタイプの縦型MOSトランジスタ等があり、このよう
な半導体装置の場合には、n+ 型ソース領域とp- 型ベ
ース層との双方にコンタクトが必要とされる。
【0047】(第2実施形態)本実施形態における半導
体装置の製造工程を図4に示す。なお、本実施形態にお
ける半導体装置の製造方法は、第1実施形態とほぼ同様
であるため、異なる部分についてのみ説明する。
【0048】第1実施形態では、Arのイオン注入を行
なった後に金属膜7を形成したが、本実施形態では、金
属膜7を形成した後に、Arのイオン注入を行なうよう
にする。
【0049】すなわち、まず、図4(a)に示すよう
に、酸化膜4にコンタクトホール5を形成したのち、コ
ンタクトホール5を介してn型層3の表面に金属膜7を
スパッタリングによって形成する。
【0050】その後、図4(b)に示すように、金属膜
7の表面に向かって、Arをイオン注入する。これによ
り、金属膜7を通過して、n型層3の表層部にArが注
入され、欠陥層6が形成される。
【0051】このように、金属膜7を形成したあとにイ
オン注入を行ない、欠陥層6を形成しても第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0052】(第3実施形態)本実施形態における半導
体装置の製造工程を図5に示す。なお、本実施形態にお
ける半導体装置の製造方法は、第1実施形態とほぼ同様
であるため、異なる部分についてのみ説明する。
【0053】第1実施形態では、Arのイオン注入を行
なうことによって欠陥層6を形成したが、本実施形態で
は、第1実施形態と異なる方法によって欠陥層6を形成
する。
【0054】まず、図5(a)に示すように、酸化膜4
にコンタクトホール5を形成したのち、n型層3の表層
部をターゲットとしてスパッタリングを行なう。このス
パッタリングによってイオンが衝突したn型層3の表層
部に欠陥層6が形成される。この後、第1実施形態と同
様に金属膜7を形成すると、図6(b)に示すように、
金属膜7とn型層3とのコンタクト部に欠陥層6が形成
された半導体装置が完成する。
【0055】このように、スパッタリングによってコン
タクト部の表層部に欠陥層6を形成しても、第1実施形
態と同様の効果を得ることができる。
【0056】(第4実施形態)本実施形態における半導
体装置の製造工程を図6に示す。なお、本実施形態にお
ける半導体装置の製造方法は、第1実施形態とほぼ同様
であるため、異なる部分についてのみ説明する。
【0057】第1実施形態では、Arのイオン注入を行
なうことによって欠陥層6を形成し、コンタクト部にお
けるエネルギーバンド中にエネルギー準位を形成した
が、本実施形態では、第1実施形態と異なる方法によっ
てさらにエネルギー準位を形成する方法を示す。
【0058】まず、図6(a)に示すように、酸化膜4
にコンタクトホール5を形成したのち、Arのイオン注
入のあとコンタクトホール5を介してn型層3の表面に
金属膜7をスパッタリングによって蒸着させる。
【0059】この後、真空雰囲気中若しくは不活性ガス
雰囲気中で熱処理を施すことにより、図6(b)の矢印
で示されるように、金属膜7からn型層3内に金属を拡
散させると共に、金属膜7中にSi若しくはC原子を拡
散させる。これにより、格子間原子や置換型原子が形成
され、コンタクト部におけるエネルギーバンド中にエネ
ルギー準位を形成することができる。具体的には、金属
膜7中にSi若しくはC原子が拡散されたことにより、
エネルギー準位を形成する欠陥として、SiC中にSi
空孔及びC空孔が形成される。
【0060】このように、熱処理によって金属膜7から
SiC内に金属を拡散させることによって、コンタクト
部におけるエネルギーバンド中にエネルギー準位を形成
することができ、n型層3と金属膜7とのコンタクト抵
抗率を低減することができる。
【0061】本実施形態では、n型層3と金属膜7との
コンタクトについて説明したが、p型層11(図3参
照)であっても同様であり、エネルギーバンド中にエネ
ルギー準位が形成されることにより、p型層11と金属
膜7とのコンタクト抵抗率を低減することができる。
【0062】従って、n型層3及びp型層11ともに同
じ金属材料をコンタクト用の金属として用いる場合にお
いても、コンタクト抵抗率の低減を図ることができる。
【0063】また、真空雰囲気中若しくは不活性ガス雰
囲気中で熱処理を施しているため、金属膜7の酸化を防
止することができる。
【0064】(他の実施形態)上記実施形態では、金属
膜7を配置したのち熱処理を施すようにしているが、金
属膜7を蒸着しながら熱処理を施してもよい。また、イ
オン注入を行ないながら金属膜7の蒸着を行なってもよ
いし、さらに、イオン注入を行ないながら金属膜7を蒸
着する際に熱処理を施すようにしてもよい。
【0065】以上、SiCを例にとって説明したが、本
発明が有効と考えられる半導体としては、いわゆるワイ
ドギャップ半導体と呼ばれるもので、例えば、ダイヤモ
ンド、GaN、AlN、AlAs、GaP、GaAs、
InP、InN、ZnO、ZnSe、CdS、CdT
e、HgS、BP、BAsなどに適用可能であり、特
に、バンドギャップが2.0eV以上のものに有効と言
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図2】図1に示す半導体装置のエネルギーバンドを示
す図である。
【図3】本発明をn型層3及びp型層4を共に備えた半
導体装置に適用した場合を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図6】本発明の第4実施形態における半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図7】TLM素子を用いて電流−電圧特性を測定した
結果を示す図である。
【符号の説明】
1…p型基板、2…マスク、3…n型層、4…酸化膜、
5…コンタクトホール、6…欠陥層、7…金属膜、11
…p型層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 好広 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4M104 AA03 AA04 AA05 AA06 AA10 BB18 CC01 DD22 DD26 DD37 DD79 DD82 GG09 HH15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体(3、11)と金属膜(7)との
    コンタクトが取られてなる半導体装置において、 前記半導体と前記金属膜とのコンタクト部分において、
    前記半導体の表層部には欠陥層(6)によるエネルギー
    準位が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体のうち、前記金属膜とのコン
    タクト部分は、n型及びp型の双方の導電型を含んで構
    成されており、これら双方の導電型とのコンタクト部分
    いずれの場合にも前記金属膜が同一種類の金属で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 半導体(3、11)と金属膜(7)との
    コンタクトが取られる半導体装置の製造方法において、 前記半導体と前記金属膜とのコンタクト部分にイオン注
    入を行なうことにより、該コンタクト部分における前記
    半導体の表層部に欠陥層(6)を形成する工程と、 前記欠陥層上に前記金属膜を配置する工程と、を含んで
    いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体(3、11)と金属膜(7)との
    コンタクトが取られる半導体装置の製造方法において、 前記半導体の表面に前記金属膜を配置する工程と、 前記金属膜上からイオン注入を行ない、前記金属膜を通
    過させて、前記半導体の表層部に欠陥層(6)を形成す
    る工程と、を含んでいることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体(3、11)と金属膜とのコンタ
    クトが取られる半導体装置の製造方法において、 前記半導体のうち、前記金属膜とのコンタクト部分とな
    る表面を露出させた状態で、該表面をターゲットとした
    スパッタリングを行い、該半導体の表層部に欠陥層
    (6)を形成する工程と、 前記欠陥層上に金属膜を形成する工程と、を含んでいる
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記金属膜を配置した後、熱処理を施す
    ことにより、前記半導体のうち、前記金属膜とのコンタ
    クト部分となる表層部に欠陥層(6)を形成する工程、
    を含んでいることを特徴とする請求項3乃至5のいずれ
    か1つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記半導体は炭化珪素からなり、前記熱
    処理工程は、前記金属膜から前記炭化珪素に金属を拡散
    させると共に、前記半導体から前記金属膜へSi原子若
    しくはC原子を拡散させ、前記炭化珪素の表層部にSi
    空孔若しくはC空孔を形成することにより、前記欠陥層
    を形成する工程であることを特徴とする請求項6に記載
    の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記熱処理工程を真空雰囲気若しくは不
    活性ガス雰囲気中で行なうことを特徴とする請求項6又
    は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記金属膜を配置する工程では、100
    0℃以下の熱処理若しくは熱処理工程を行なわないで前
    記金属膜を配置することを特徴とする請求項3乃至8の
    いずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記半導体のうち、前記金属膜とのコ
    ンタクト部分が、n型及びp型の双方の導電型を有して
    いる場合において、双方の導電型ともに、前記金属膜を
    同一種類の金属で構成することを特徴とする請求項3乃
    至9のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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