JP2000340471A - チップ型電解コンデンサと同電解コンデンサ用の座板 - Google Patents

チップ型電解コンデンサと同電解コンデンサ用の座板

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JP2000340471A
JP2000340471A JP11151001A JP15100199A JP2000340471A JP 2000340471 A JP2000340471 A JP 2000340471A JP 11151001 A JP11151001 A JP 11151001A JP 15100199 A JP15100199 A JP 15100199A JP 2000340471 A JP2000340471 A JP 2000340471A
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Kunihiko Ishii
邦彦 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座板に設けられている金属端子板とコンデン
サ本体のリード端子とを簡単な作業で強固に接続可能と
する。 【解決手段】 コンデンサ本体10aと、その封口部側
に装着される座板20とを備え、座板20にはリード挿
通部21が形成されているとともに、金属端子板30が
装着されており、コンデンサ本体10aのリード端子1
3を丸棒状としてリード挿通部21を通して金属端子板
30に接続するにあたって、座板20のリード挿通部2
1にその底面側から見て所定深さの凹部211を形成す
るとともに、金属端子板30のリード接続部32を凹部
211内に配置し、コンデンサ本体10aのリード端子
13を凹部211内において金属端子板30のリード接
続部32に高温ハンダ材にてハンダ付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ型電解コンデ
ンサと同電解コンデンサ用の座板に関し、さらに詳しく
言えば、電解コンデンサのリード端子とその座板に設け
られている金属端子板との接続手段に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、リード同一方向型(ディスクリー
ト型)アルミニウム電解コンデンサにおいても、他のチ
ップ部品(例えば、チップ型抵抗素子もしくはICパッ
ケージなど)と同様に回路基板に対して表面実装を可能
とするためのチップ化が進められている。
【0003】その典型例としては、ディスクリート型の
コンデンサ本体の封口部側に、一対のリード挿通孔を有
する耐熱合成樹脂からなる座板を装着し、そのリード挿
通孔を通して引き出されたコンデンサ本体の各リード端
子を座板の底面に沿って互いに離反する方向に折り曲げ
るようにしている。
【0004】しかしながら、これによると回路基板に対
するハンダ付け面はリード端子の先端側だけであるた
め、十分なハンダ付け面積が確保できない。そればかり
でなく、リード端子の折り曲げ時にコンデンサ素子に対
して余計な応力が加えられることになる。
【0005】さらには、リード端子の折り曲げ後にいわ
ゆるスプリングバックが発生しやすく、これにより回路
基板に対する実装時の安定性が損なわれることになる。
もっとも、このスプリングバックの問題は、リード端子
の折り曲げ基部に楔状の切り込みを入れることにより解
決されるが、このようにすると他方において、特に車載
用の場合には過激な振動により、その切り込み部分から
リード端子が切断してしまうおそれがあるという新たな
課題が発生することになる。
【0006】そこで、このような問題を解決するために
なされた従来例を図5(a)の部分破断正面図および同
図(b)の底面図により説明すると、この従来例では、
コンデンサ本体1に座板2を装着するにあたって、ま
ず、座板2の底面側にあらかじめ金属端子板3,3を設
けておくとともに、座板2の一つ側辺から金属端子板
3,3に至る一対のスリット4,4を互いに平行に形成
しておく。
【0007】そして、この座板2をコンデンサ本体1の
封口部に対して、その側方からスリット4,4内にコン
デンサ本体1のリード端子5,5を導き入れながら取り
付けた後、金属端子板3,3とリード端子5,5とをレ
ーザ溶接する。これによれば、金属端子板3,3により
広いハンダ付け面が得られ、また、リード端子5,5の
折り曲げ加工なども不要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、他方に
おいて、次のような解決すべき課題が残されている。す
なわち、リード端子5,5をスリット4,4を通して金
属端子板3,3との溶接部分に導き入れるようにしてい
るため互いに分離しやすく、したがって、それらをレー
ザ溶接するにあたっては、接着材などにより、コンデン
サ本体1と座板2とを仮止めしておく必要がある。
【0009】また、座板2には2条のスリット4,4が
切り込まれているため、回路基板にハンダ付けする際、
ハンダがスリット4,4から這い上がり、コンデンサ本
体1に悪影響を与えるおそれもある。さらには、組立作
業性の面においても、スリット4,4内にリード端子
5,5を入れる際の位置合わせなどが難しく、その作業
性がよくない。
【0010】また、リード端子5,5を金属端子板3,
3にレーザー溶接するためには、リード端子5,5の端
部を座板2の底面近くまで引き出すことになるが、短す
ぎると溶接が困難となり、長すぎると座板底面から突き
出て実装時の安定性が損なわれることになるため、リー
ド端子の切断寸法にはかなりの厳密さが要求される。
【0011】さらには、レーザー溶接は基本的に点溶接
であるため、機械的にも電気的にも信頼性に不安があ
る。もっとも、リード端子5と金属端子板3の接合部全
周にわたってレーザー溶接すればよいのであるが、これ
には溶接時間がかかりすぎ現実的ではない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その第1の目的
は、座板に設けられている金属端子板とコンデンサ本体
のリード端子とを、簡単な作業で強固に連結し得るよう
にしたチップ型電解コンデンサを提供することにある。
【0013】また、本発明の第2の目的は、コンデンサ
本体のリード端子に対して、簡単な作業で強固に連結し
得る金属端子板を備えたチップ型電解コンデンサ用の座
板を提供することにある。
【0014】上記第1の目的を達成するため、本発明
は、コンデンサ素子が収納されている金属ケースの封口
部から一対のリード端子が同一方向に引き出されている
コンデンサ本体と、同コンデンサ本体の封口部側に装着
される耐熱合成樹脂製の座板とを備え、上記座板には一
対のリード挿通部が形成されているとともに、同座板の
底面側には一対の金属端子板が装着されており、上記各
リード端子が上記各リード挿通部を通して上記各金属端
子板に接続されているチップ型電解コンデンサにおい
て、上記座板の各リード挿通部には、その底面側から見
て所定深さの凹部が形成されているとともに、上記各金
属端子板は、上記座板の底面に沿って配置される端子板
本体と、同端子板本体に連設されていて上記凹部内に配
置されるリード接続部とを備え、上記各リード端子が上
記凹部内において上記金属端子板の各リード接続部に高
温ハンダ材にてハンダ付けされていることを特徴として
いる。
【0015】この構成によれば、コンデンサ本体のリー
ド端子を単純に座板のリード挿通部に差し込んで、金属
端子板のリード接続部に高温ハンダ材にてハンダ付けす
るだけで、コンデンサ本体に座板を固定することができ
る。しかも、ハンダ付けは凹部内において行なわれるた
め、リード端子が座板の底面から突き出るようなおそれ
はない。このことは、リード端子の切断寸法にさほどの
厳密さが要求されないことを意味している。
【0016】本発明において、リード端子はコンデンサ
本体の封口部から引き出された形状、すなわち丸棒状の
ままであってよい。
【0017】高温ハンダ材としては、リフローハンダ時
の熱(例えば240℃以下)では溶けない高融点のハン
ダ材が用いられ、これによれば、回路基板に面実装して
リフローハンダしたとしても、まったく支障は生じな
い。
【0018】金属端子板の一部または全体には、ハンダ
メッキが形成されていることが好ましい。なお、ハンダ
メッキは、通常、5〜15μmの範囲で行なわれること
がもっとも多いため、本発明においても、この範囲でハ
ンダメッキを行なうことが好ましい。
【0019】各リード端子を金属端子板の各リード接続
部にハンダ付けする際、ハンダが他方のリード接続部に
回り込まないようにするため、リード挿通部の凹部間に
は、仕切壁が形成されていることが好ましいと言える。
【0020】リード接続部の形状は、リード端子がハン
ダ付け可能なものであれば特に制限はないが、リード端
子の位置決め性およびハンダ付けの容易性からすれば、
リード接続部には、リード端子が挿通されるリード挿通
孔が穿設されていることが好ましい。同様な意味におい
て、リード接続部の端縁に、リード端子の周面に接触す
るU字、V字もしくはコ字状の溝が形成されていてもよ
い。
【0021】座板は樹脂成形体よりなり、その成形金型
の寸法精度はかなり高い。したがって、金属端子板をイ
ンサート金具として座板に対して一体的に取り付けるこ
とにより、座板の底面に端子板本体を平坦性よく取り付
けることができる。
【0022】また、本発明は、コンデンサ素子が収納さ
れている金属ケースの封口部から一対のリード端子が同
一方向に引き出されているコンデンサ本体の上記封口部
側に装着される耐熱合成樹脂板からなり、一対のリード
挿通部を備えているとともに、底面側に一対の金属端子
板が装着されており、上記各リード端子が上記各リード
挿通部を通して上記各金属端子板に接続されるチップ型
電解コンデンサ用座板において、上記各リード挿通部に
は、当該座板の底面側から見て所定深さの凹部が形成さ
れているとともに、上記各金属端子板は、上記座板の底
面に沿って配置される端子板本体と、同端子板本体に連
設されていて上記凹部内に配置されるリード接続部とを
備え、上記凹部内において上記コンデンサ本体のリード
端子が上記金属端子板のリード接続部に接続されるよう
にしたことを特徴としており、これにより上記第2の目
的が達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示されてい
る実施例に基づいてより詳しく説明する。
【0024】図1は、この実施例の分解斜視図で、この
チップ型電解コンデンサ10はコンデンサ本体10a
と、同コンデンサ本体10aの封口部側に取り付けられ
る座板20とを備えている。なお、図1はこのチップ型
電解コンデンサ10を座板20の底面202側から見た
図である。
【0025】コンデンサ本体10aは、例えばアルミニ
ウムからなる有底円筒状の金属ケース11を有し、図示
されていないが、同金属ケース11内にはコンデンサ素
子が収納されている。なお、コンデンサ素子は、ともに
アルミニウム箔からなる陽極箔と陰極箔とをそれらの間
にセパレータ紙を挟んで渦巻き状に巻回することにより
形成され、同コンデンサ素子には所定の電解液が含浸さ
れている。
【0026】金属ケース11の開口部は、例えばブチル
ゴムからなる封口体12によって気密的に封口されてい
る。この封口体12には一対の貫通孔121,121が
穿設されており、これらの貫通孔121,121を通し
てコンデンサ素子のリード端子13,13が引き出され
ている。
【0027】リード端子13,13には、例えばCP線
(銅被覆鋼線)が用いられている。この実施例におい
て、各リード端子13,13はあらかじめ所定の長さに
切断され、丸棒状態のままとされている。
【0028】座板20は、例えばPPS(ポリフェニル
サルファイド)や液晶ポリマーなどの耐熱合成樹脂板か
らなり、リード端子13,13と対向する部位にリード
挿通部21,21が設けられている。なお、座板20の
隣り合う2箇所の角部は斜めにカットされており、その
斜めカット部分がリード端子13の極性を表わす極性表
示部201,201とされている。
【0029】座板20の底面202には、金属端子板3
0,30が一対として装着されている。また、この実施
例において、座板20の底面202には、補助端子4
0,40が一対として装着されている。
【0030】この場合、金属端子板30,30は座板2
0の対向する2辺の中央部分にそれぞれ配置され、これ
に対して、補助端子40,40は座板20の残りの対向
する2辺の中央部分にそれぞれ配置されている。なお、
補助端子40,40は回路基板に対する実装時の安定性
とハンダ付け強度を高めるためだけのダミー端子であっ
て、電気的にはなんら関与しない。
【0031】図2はコンデンサ本体10aに座板20を
取り付けた状態の要部断面図であり、図3には金属端子
板30の斜視図が示されている。図1とこれらの図2,
3を併せて参照すると、座板20のリード挿通部21,
21には、その底面202側から見て所定深さの凹部2
11,211が形成されている。
【0032】なお、座板20に金属端子板30が装着さ
れていない状態を仮想すると、凹部211,211はそ
れぞれリード端子13,13を挿通し得る透孔である。
凹部211,211は一連に形成されていてもよいが、
この実施例では、凹部211,211間に仕切壁22が
形成されており、これにより凹部211,211は独立
した存在となっている。
【0033】この仕切壁22は、その一部または全体が
座板20の底面202と同一面であってもよいが、好ま
しくは金属端子板30の底面と同一の高さにまで高くす
るとよい。
【0034】金属端子板30,30は左右対称として配
置されるほかは同一構成であるため、図3によりその一
方について説明する。金属端子板30は、例えば42ア
ロイなどの一枚構成の金属帯板からなり、座板20の底
面202に沿って配置される端子板本体31と、リード
挿通部21の凹部211内に配置されるリード接続部3
2とを備えている。
【0035】端子板本体31とリード接続部32との間
には段差部33が設けられていて、これにより図3の状
態において、端子板本体31側から見てリード接続部3
2は一段低いところに位置している。
【0036】したがって、図2に示されているように、
端子板本体31を座板20の底面202上に配置した状
態で、リード接続部32はリード挿通部21の凹部21
1内において、座板20の上面側(コンデンサ本体10
aの装着面側)寄りに配置され、これにより座板20の
底面202側から見て、所定深さの凹部211が形成さ
れる。
【0037】ちなみに、この実施例において、金属端子
板30の板厚は0.1mmで、座板20の板厚は1.0
mmであり、したがって端子板本体31を含む座板20
の全体厚さは1.1mm、凹部211の深さは0.9m
mとされている。
【0038】図3に示されているように、この実施例に
おいて、リード接続部32には、コンデンサ本体10a
のリード端子13が挿通されるリード挿通孔321が穿
設されているが、変形例として、図4に示されているよ
うに、リード接続部32の端縁に例えばU字状の溝32
2を形成して、コンデンサ本体10aのリード端子13
の周面に接触させるようにしてもよい。なお、溝322
をV字状またはコ字状としてもよい。
【0039】金属端子板30および補助端子40は、座
板20の成形後に取り付けられてもよいが、座板20を
樹脂成形する図示しない成形金型内にインサート金具と
してセットしておき、その後に溶融樹脂を射出成形して
座板20に対して一体に取り付けることが好ましく、こ
の実施例でもそのようにしている。これによれば、きわ
めて高い取り付け精度が得られる。
【0040】金属端子板30をインサート金具とするに
あたっては、図3に示されているように、例えば端子板
本体31の両側にアンカー部34を設けることが好まし
い。このアンカー部34はリード接続部32の端部35
に設けてもよい。
【0041】組み立てにあたっては、コンデンサ本体1
0aの各リード端子13,13を座板20の底面202
から突き出ないような長さに切断し、その各リード端子
13,13をリード挿通部21,21にある金属端子板
30,30の各リード挿通孔321,321に挿通させ
るようにして、コンデンサ本体10aの封口部側に座板
20を取り付ける。
【0042】そして、座板20の底面202側から、リ
ード挿通部21,21の凹部211,211内におい
て、図2に示されているように、金属端子板30,30
の各リード接続部32,32に各リード端子13,13
を高温ハンダ材50,50によりハンダ付けする。これ
により、コンデンサ本体10aに対して座板20が一体
的に取り付けられ、縦置き実装タイプのチップ型電解コ
ンデンサ10が得られる。
【0043】ここで用いられる高温ハンダ材50は、こ
のチップ型電解コンデンサ10を回路基板にリフローハ
ンダ付けする際の熱(例えば240℃)では溶けない高
融点を有するハンダ材であり、このようなハンダ材とし
ては、例えばPb・Ag・Snの合金からなり、融点が
285〜295℃であるタルチン社製の高温ハンダ材
(品番#4048)がある。また、これよりも高い融点
のハンダ材としては、同社性の高温ハンダ材(品番#4
066)があり、このハンダ材の融点は309℃であ
る。
【0044】なお、金属端子板30には、リード端子1
3のハンダ付け時およびリフローハンダ付け時のハンダ
付着性を良好とするため、ハンダメッキが施されている
とよい。なお、ハンダメッキは、通常、5〜15μmの
範囲で行なわれることがもっとも多いため、本発明にお
いも、この範囲でハンダメッキを行なうことが好まし
い。
【0045】同様に、補助端子40にもハンダメッキが
施されていることが好ましいが、本発明において、補助
端子40は必須の構成要件ではない。場合によっては、
補助端子40はなくてもよい。
【0046】本発明を実施する上で、金属端子板30お
よびリード挿通部21などの大きさや形状は任意に選択
することができる。上記実施例では、端子板本体31を
その板厚分だけ座板20の底面202上に露出させてい
るが、例えば端子板本体31の面が座板20の底面20
2と同一面となるように、端子板本体31をその板厚分
座板20に埋設するようにしてもよく、このような当業
者であるならば容易に思い付くであろう変形例はすべて
本発明に含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
座板の各リード挿通部にその底面側から見て所定深さの
凹部を形成するとともに、その凹部内に金属端子板のリ
ード接続部を配置して、同凹部内においてリード端子と
リード接続部とを高温ハンダ材にてハンダ付けするよう
にしたことにより、作業性よくコンデンサ本体に座板を
固定することができる。
【0048】しかも、ハンダ付けは凹部内において行な
われるため、リード端子が座板の底面から突き出るよう
なおそれはない。また、最終的にリード挿通部はハンダ
材にて塞がれるため、リフローハンダがコンデンサ本体
側に回り込むようなことがなく、コンデンサ本体に悪影
響をおよぼすおそれもない。
【0049】さらには、リード端子と金属端子板とが高
温ハンダによって広い面で接続されるため、機械的およ
び電気的に高い信頼性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るチップ型電解コンデンサ
を示した分解斜視図。
【図2】上記実施例において、コンデンサ本体に座板を
取り付けた状態の要部断面図。
【図3】上記実施例において、座板に取り付けられる金
属端子板を示した斜視図。
【図4】上記金属端子板の変形例を示した要部斜視図。
【図5】従来例を示した部分破断正面図およびその底面
図。
【符号の説明】
10 チップ型電解コンデンサ 10a コンデンサ本体 11 金属ケース 12 封口体 13 リード端子 20 座板 202 底面 21 リード挿通部 211 凹部 22 仕切壁 30 金属端子板 31 端子板本体 32 リード接続部 321 リード挿通孔 40 補助端子 50 高温ハンダ材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ素子が収納されている金属ケ
    ースの封口部から一対のリード端子が同一方向に引き出
    されているコンデンサ本体と、同コンデンサ本体の封口
    部側に装着される耐熱合成樹脂製の座板とを備え、上記
    座板には一対のリード挿通部が形成されているととも
    に、同座板の底面側には一対の金属端子板が装着されて
    おり、上記各リード端子が上記各リード挿通部を通して
    上記各金属端子板に接続されているチップ型電解コンデ
    ンサにおいて、上記座板の各リード挿通部には、その底
    面側から見て所定深さの凹部が形成されているととも
    に、上記各金属端子板は、上記座板の底面に沿って配置
    される端子板本体と、同端子板本体に連設されていて上
    記凹部内に配置されるリード接続部とを備え、上記各リ
    ード端子が上記凹部内において上記金属端子板の各リー
    ド接続部に高温ハンダ材にてハンダ付けされていること
    を特徴とするチップ型電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 上記高温ハンダ材として、リフローハン
    ダ時の熱では溶けない高融点のハンダ材が用いられる請
    求項1に記載のチップ型電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 上記金属端子板の一部または全部には、
    ハンダメッキが形成されている請求項1または2に記載
    のチップ型電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 上記リード挿通部の凹部間には、仕切壁
    が形成されている請求項1に記載のチップ型電解コンデ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 上記リード接続部には、上記リード端子
    が挿通されるリード挿通孔が穿設されている請求項1に
    記載のチップ型電解コンデンサ。
  6. 【請求項6】 上記リード接続部の端縁には、上記リー
    ド端子の周面に接触する溝が形成されている請求項1に
    記載のチップ型電解コンデンサ。
  7. 【請求項7】 上記金属端子板は、上記座板に対するイ
    ンサート金具として、同座板に一体的に取り付けられて
    いる請求項1,3,4,5,6のいずれか1項に記載の
    チップ型電解コンデンサ。
  8. 【請求項8】 コンデンサ素子が収納されている金属ケ
    ースの封口部から一対のリード端子が同一方向に引き出
    されているコンデンサ本体の上記封口部側に装着される
    耐熱合成樹脂板からなり、一対のリード挿通部を備えて
    いるとともに、底面側に一対の金属端子板が装着されて
    おり、上記各リード端子が上記各リード挿通部を通して
    上記各金属端子板に接続されるチップ型電解コンデンサ
    用座板において、 上記各リード挿通部には、当該座板の底面側から見て所
    定深さの凹部が形成されているとともに、上記各金属端
    子板は、上記座板の底面に沿って配置される端子板本体
    と、同端子板本体に連設されていて上記凹部内に配置さ
    れるリード接続部とを備え、上記凹部内において上記コ
    ンデンサ本体のリード端子が上記金属端子板のリード接
    続部に接続されるようにしたことを特徴とするチップ型
    電解コンデンサ用座板。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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