JP2000339554A - 複合型監視装置 - Google Patents

複合型監視装置

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JP2000339554A
JP2000339554A JP11148970A JP14897099A JP2000339554A JP 2000339554 A JP2000339554 A JP 2000339554A JP 11148970 A JP11148970 A JP 11148970A JP 14897099 A JP14897099 A JP 14897099A JP 2000339554 A JP2000339554 A JP 2000339554A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線センサと画像センサとが組み合わされ
た監視装置において、共用のカバーの汚れに対処して正
確な判定を行う。 【解決手段】 受光波形解析部34によって赤外線の受
光信号が解析され、それにより第1評価値E1が算出さ
れる。画像解析部32によって画像情報が解析されこれ
によって第2評価値E2が算出される。総合判定部36
は、各評価値を個別的に評価しつつ、状況に応じて2つ
の評価値を加算し、その加算値に基づいて総合判定を行
なう。総合判定部36は人体の有無及び画策の有無の判
定を行っている。画像情報に基づいて、カバーの透光度
すなわちカバーの汚れ度合いに対応する補正係数が決定
され、その補正係数を利用して第1評価係数E1が補正
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合型監視装置に関
し、特に監視領域内に侵入した人体を検出する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】人体を検出する監視装置に
おいては各種のセンサが利用される。そのセンサには大
別してアクティブ型及びパッシブ型がある。後者のパッ
シブ型のセンサとしては、例えば赤外線センサ(PIR
センサ)、CMOSやCCDなどの撮像素子を利用した
画像センサが知られている。
【0003】ところで、防犯用の監視装置の場合、赤外
線センサなどのセンサが部屋の天井の隅などに設置さ
れ、その地点から斜め方向に室内が監視される。ここ
で、センサの前面には、通常、センサを保護するため及
び意匠的な観点からカバー(監視窓)が設けられる。監
視装置の設置後、長期間を経過すると、そのカバー表面
上に、たばこの脂、埃、塵などが付着する。そのような
カバーが汚れた状態では、カバーの透光度が変動し、す
なわち赤外線の透過割合が低下し、その結果、人体の検
出精度が低下するおそれがある。
【0004】このため、赤外線センサを利用した監視装
置に対しては、定期点検時などにおいてカバーの汚れを
目視判断し、汚れていれば清浄を行うという作業が不可
欠である。
【0005】しかしながら、信頼性の高いシステムを構
築するためには、人為的な判断だけに委ねるだけでな
く、自動的な検査・確認が要望され、また必要に応じて
汚れに対して自動対処することが望まれる。
【0006】上記問題は、人体以外の物体の検出を行う
場合にも指摘される問題である。なお、特開平6−22
3276号公報、特開昭62−147391号公報には
関連する技術が開示されているが、以下の本発明の目的
を達成できるものではない。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、カバーの汚れに自動的に対処
できる監視装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、カバーの汚れに応じ
て動作条件を適宜調整して精度の高い検出を実現できる
監視装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、カバーの汚れの自動
判定を行える監視装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、監視領域に向けて赤外線センサ及
び撮像センサが配置され、それらのセンサがカバーで覆
われた検出部と、前記赤外線センサからの検出信号及び
前記撮像センサからの画像情報に基づいて、前記監視領
域の監視を行う監視手段と、前記画像センサからの画像
情報に基づいて、前記赤外線センサの感度あるいは前記
検出信号の処理条件を補正する補正手段と、を含むこと
を特徴とする。
【0011】上記構成によれば、画像情報を利用して赤
外線センサの感度あるいは検出信号の処理条件を変える
ことができるので、例えばカバーの透光度(赤外線透過
度)が劣化したような場合にそれに対応して的確な監視
を行える。すなわち、監視精度を常に良好に維持して信
頼性の高い監視装置を提供できる。
【0012】赤外線センサの感度は、センサの動作条
件、信号増幅度などを可変することにより直接的に調整
可能であり、また、検出信号の処理条件(例えば判定閾
値や乗算係数)を変更しても、結果として感度調整と同
様の結果を得られる。
【0013】望ましくは、前記検出部には光源が設けら
れ、少なくとも前記補正手段による補正実行時に、前記
光源が点灯される。この構成によれば、カバーを内側か
ら照明して再現性よくカバーの透光度をチェックできる
利点がある。ここで、光源として近赤外光源を用いるこ
とができる。
【0014】望ましくは、前記画像情報に基づいて前記
カバーの透光度変動を判定する手段を含む。その判定さ
れた透光度変動を利用して感度補正を含む各種の制御を
行うことができ、例えば、それを利用して画策の判定を
行うようにしてもよい。また、メンテナンスの要求が自
動発行されるようにしてもよい。ここで、望ましくは、
前記カバーの透光度変動が所定値を超える場合にアラー
ムを出力する手段を含む。
【0015】望ましくは、前記補正手段は、前記画像情
報に基づいて前記監視領域についての平均輝度を演算
し、その平均輝度に基づいて補正を実行する。この構成
によれば、カバー全体の透光度変動を考慮できる。
【0016】(2)また、上記目的を達成するために、
本発明は、監視領域に向けて赤外線センサ及び画像セン
サが配置され、それらのセンサがカバーで覆われた検出
部と、前記赤外線センサからの検出信号及び前記画像セ
ンサからの画像情報に基づいて、前記監視領域内におけ
る人体の存否を判定する判定手段と、前記画像センサか
らの画像情報に基づいて、前記判定手段における判定条
件を補正する補正手段と、を含むことを特徴とする。こ
こで、判定条件の補正の概念には、感度補正、信号処理
条件の補正も含まれる。
【0017】(3)図1を利用して、本発明の好適な実
施形態の概念について説明する。図1において、赤外線
センサ及び画像センサの双方がカバー内に収容された状
態において、画像センサからの画像情報を利用して平均
輝度が演算され、それがS101において所定値Aと比
較される。平均輝度が所定値Aよりも大きければ、監視
領域が明るく適正な補正処理を行えないとして、この処
理は終了する。その一方、平均輝度が所定値A以下であ
れば、S102において照明が点灯され、S103にお
いて撮像が行われる。S104では、その状態で取得さ
れた画像情報に基づいてフレーム内平均輝度(カバーの
汚れに相当)が演算され、S105ではその平均輝度に
応じて赤外線センサの感度が直接的又は間接的に補正さ
れる。S106では、平均輝度が所定値B以下であるか
否かが判定され、平均輝度が所定値B以下であればS1
07で外部に汚れ検出信号が出力される。
【0018】上記構成によれば、赤外線センサの感度調
整を自動的に行って常に監視条件を適正にでき、しかも
一定以上の透光度変動が発生した場合には自動的に外部
にアラームを出力できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0020】図2には、本発明の好適な実施形態が示さ
れており、図1はその全体構成を示す概念図である。
【0021】図2において、本実施形態にかかる複合型
監視装置はたとえば防犯用途として用いられるものであ
る。その複合型監視装置はたとえば部屋の天井の隅など
に設置される。その場合、部屋全体が監視領域とされ
る。
【0022】カバー10は、たとえばドーム型の形状を
有し、そのカバー10内には画像センサ12、照明用L
ED16、及び赤外線センサ14が設けられ、それらに
よって検出部が構成されている。図示のように、カバー
10は、各センサ共通の監視窓として機能する。ちなみ
に、それらのセンサは固定設置されていてもよいが、可
動型であってもよい。画像センサ12は、たとえば近赤
外領域の光を検出するCCD撮像素子などで構成される
ものである。もちろん、その画像センサ12としてはC
CD撮像素子以外にもCMOS撮像素子などの装置を利
用してもよい。画像センサにはカメラであってもよい。
画像センサ12の前方側にはレンズ18が設けられ、そ
のレンズ18によって監視領域全体からの光が集光さ
れ、画像センサ12上に結像されている。
【0023】赤外線センサ14は、監視領域内からの赤
外線を検出するセンサであり、本実施形態においては、
PIRセンサとしての焦電素子が利用されている。もち
ろん、他のタイプの赤外線センサを利用することも可能
である。赤外線センサ14の前方にはフレネルレンズ2
0が設けられ、これによって監視領域内における複数の
ゾーンからの赤外線が赤外線センサ14によって受光さ
れる。ちなみに、本実施形態においては、監視領域内に
おける物体の移動に伴う赤外線信号に基づいて後述する
信号波形処理が実行されている。
【0024】照明用LED16は、たとえば夜間などに
おいて監視領域を画像センサ12によって撮像するため
の近赤外光源として機能するものである。後述する感度
補正は、照明用LED16の夜間点灯時に行ってもよい
が、状況によっては照明用LED16を日中点灯して感
度補正を実行することもできる。あるいは、タイマーを
利用して夜間に感度補正を行うようにしてもよい。
【0025】画像センサ12からの信号はA/D変換器
22においてデジタル信号に変換され、そのデジタル信
号としての画像情報が演算処理部30に出力されてい
る。また、赤外線センサ14からの受光信号はアンプ2
4によって増幅された後、それがA/D変換器26にお
いてデジタル信号に変換され、そのデジタル信号として
の受光信号が演算処理部30に出力されている。
【0026】演算処理部30はたとえばMPUなどで構
成されるものであり、図2にはその演算処理部30の主
要な機能がブロック図として示されている。具体的に
は、演算処理部30は画像解析部32、受光波形解析部
34及び総合判定部36を有する。それらの各手段全体
として監視部が構成されている。
【0027】受光波形解析部34は、赤外線の受光信号
に対して波形解析を行って、人体の存在可能性の大きさ
を示す第1評価値E1を演算する手段である。また、画
像解析部32は、画像情報を解析することによって、人
体の存在可能性の大きさを示す第2評価値E2を演算す
る手段である。総合判定部36は、第1評価値E1及び
第2評価値E2に基づいて人体の有無および画策の有無
の判定を行なう手段である。その判定結果は出力部38
を介して外部に出力されている。たとえば、その出力信
号は通信回線を介して監視センタなどに送られている。
【0028】演算処理部30には電源部40が接続され
ており、この電源部40を介して商用電源から電力が供
給され、あるいはバッテリーから電力が供給される。ま
た、演算処理部30にはEEPROMなどからなる外部
メモリ42が接続されており、その外部メモリ42内に
は演算処理部30の演算にあたって必要な情報が適宜格
納される。
【0029】ちなみに、図2に示す複合型監視装置はそ
れ全体としてカバー10内に収納可能であり、当該装置
は上述のように部屋の天井などに下向きで設置される。
次に、図3〜図6を用いて、演算処理部30の動作につ
いて説明する。
【0030】図3には、メインルーチンを示すフローチ
ャートが示されている。ここで、このメインルーチンは
たとえば25msごとに実行されるものである。
【0031】まず、S200に示す汚れ補正処理は、演
算処理部30によって実行されるものであり、その処理
内容は図10に示されている。
【0032】S201に示す受光波形解析処理は、図2
に示した受光波形解析部34によって実行されるもので
あり、その具体的な処理内容は図4に示されている。ま
た、S202に示す画像解析処理は、図2に示した画像
解析部32によって行われるものであり、その具体的な
処理内容は図5に示されている。また、S203に示す
判断処理は、図2に示した総合判定部36によって実行
されるものであり、その具体的な処理内容が図6に示さ
れている。以下、図4〜図6及び図10に示す各処理を
説明した上で、図3に示すS204〜S216の各処理
について説明することにする。
【0033】図10には、汚れ補正処理のフロ−チャー
トが示されている。S601では、所定の撮像カウンタ
2が1つインクリメントされる。S602では、その撮
像カウンタ2の値が所定値(例えば288000(2時
間に相当))と比較される。これは一定間隔で後述のS
604の判定を行うためである。S602において、撮
像カウンタ2が所定値を超えたと判定された場合、S6
03において撮像カウンタ2がリセットされる。そし
て、S604では、画像情報に基づくフレーム内の平均
輝度値と所定値(例えば50)とが比較され、平均輝度
値が所定値よりも小さい場合のみ以下の補正処理が実行
される。これは、室内が十分に暗い状態において補正処
理を行うためであり、それとは逆に室内が明るい状態で
補正処理を行うと、室内照明や室内に存在する物体の像
などの影響を受け、汚れ補正処理に不適当な平均輝度と
なる可能性があるためである。
【0034】S605では、まず撮像カウンタがリセッ
トされ、S606では照明用LED16が点灯される。
その状態で、S607で画像センサ12によって撮像が
行われ、画像情報が取り込まれる。照明用LEDの点灯
状態で画像情報を取得するのは、自ら投光した安定した
光による反射光に基づいてカバーの透光度(汚れ)を直
接的にモニタするためですなわち、カバーの汚れが増大
すると、カバーの透光度が低下し、その結果、画像情報
の輝度が全体として低下することになる。S608で
は、照明用LED16が消灯される。
【0035】S609では、取得された画像情報に従っ
て、フレーム内の平均輝度Xが算出され、順次記憶され
る。そして、S610において所定の補正カウンタが1
つインクリメントされる。その後、S611において、
その補正カウンタの値と所定値(例えば168(2週間
に相当))とが比較される。これは、一定期間ごとに感
度補正を行うためであり、その補正間隔は設置環境など
に応じて適宜設定すればよい。
【0036】S611の条件が満たされると、S612
において、上記の平均輝度値(空間平均値)に基づいて
一定期間内における時間平均値Xaveが算出される。S
613において、最初(第1回目)の平均値演算である
と判断された場合、基準値Xinitを作成するために、平
均値Xaveが基準値Xinitに代入される。この作業は本
実施形態では最初の1回のみ実行されているが、必要に
応じて所定タイミング(例えばカバー清掃直後のタイミ
ング)で基準値Xinitが取得されるようにしてもよい。
【0037】S615では、基準値Xinitから現在の平
均値Xaveが減算され、これにより差分値が求められ
る。この差分値は、過去のある時点で取得された平均値
からの現在の平均値のずれを表すものであり、具体的に
は相対的な汚れ度合いを示すものである。カバーの汚れ
が大きくなると、その差分値は増大する。S615で
は、その差分値と所定値(第1閾値、例えば20)とが
比較されており、差分値が所定値よりも小さければ補正
不要であるとしてS619へ処理が移行し、一方、差分
値が所定値よりも大きければ補正必要であるとして、S
616において、補正係数dが演算される。後述する図
7の(C)には差分値と補正係数gとの関係の一例が示
されている。図示されるように、本実施形態において補
正係数gは1.00から2.00までの範囲で設定され
る。ここで、差分値が大きくなった場合、すなわちカバ
ーの汚れが大きくなったような場合、補正係数gとして
より大きな値が設定される。
【0038】また、S617では、差分値と所定値(第
2閾値、例えば61)とが比較されており、差分値がそ
の所定値よりも小さければ処理がS619に移行し、そ
の一方、差分値が所定値よりも大きければ処理がS61
8に移行し、汚れ異常フラグがセットされる。その後、
S619において補正カウンタがリセットされ、また、
S620において平均値Xaveがリセットされる。
【0039】以上の処理によれば、室内が十分に暗い状
態を利用して比較条件を一致させ、これによりカバーの
汚れを精度良く検出できるという利点がある。
【0040】図4には、受光波形解析処理が示されてい
る。まずS301では、赤外線の受光信号の電圧値と所
定の閾値とが比較され、閾値を超える信号が発生したか
否かが判断される。ここで、所定の閾値とは、赤外線の
受光信号が人体に起因したものでないことが明らかな場
合における電圧値の上限及び下限である。閾値を超える
電圧値の存在が判定されると、S302において所定の
PIRカウンタが1つインクリメントされ、S303に
おいて、ピーク値a、ピーク回数b及び極性変化回数c
に関する処理が実行される。それらのパラメータは受光
信号波形の特徴を示すものであり、後述するPIRデー
タ(第1評価値)E1を算出するための要素となるもの
である。従って、波形の特徴を指標できる限りにおい
て、各種の特徴量を利用可能である。
【0041】本実施形態において、ピーク値aは一定期
間内における電圧値のピークの値を示しており、S30
3では、過去に求められたピーク値よりも大きなピーク
値が得られた場合、変数aが新しい値に更新される。ま
た、ピーク回数bは後述するリセットがなされるまでの
ピークの発生回数を示すものであり、また極性変化回数
cは後述するリセットまでの期間において基準電圧とゼ
ロクロスを生じた回数に相当している。もちろん、その
ような各パラメータの定義及びその利用方法については
各種のものがあり、図4に示されたものに限られない。
【0042】S304では、本実施形態において、ピー
ク値a,ピーク回数b及び極性変化回数cを利用して、
PIRデータとしての第1評価値E1が算出される。こ
こで、その算出方法について説明すると、そのようなP
IRデータE1は、図7の(E)に示す式によって算出
されており、また各パラメータa,b,c,dはそれぞ
れ(A)〜(D)に示すテーブルによってその値が決定
される。なお、パラメータaは、ピーク値の電圧によっ
て定義されている。
【0043】パラメータgは、上述した補正係数であ
り、その補正係数gが乗算されることにより、評価値の
補正が実行される。上述のように、補正係数gは1から
2までの範囲をとり、カバーの汚れが増大すると、受光
量の低下からパラメータaなどの値が低下するが、補正
係数gの値が大きくなるため、結果として、汚れ寄与分
が排除される。
【0044】図7(E)に示す計算式によって第1評価
値E1を定義した場合、その値は基本的に0〜150ま
でをとり得る。もちろん、この計算式は一例であって、
各種の状況に応じて各種の計算式を採用し得る。例え
ば、補正係数gをパラメータaに作用させてもよい。
【0045】図4に戻って、S301で赤外線の受光信
号の電圧値が所定の閾値を超えていないと判断された場
合、S305で所定のPIRカウンタの値が0を超える
か否かが判断され、PIRカウンタの値が0を超えると
判断された場合、S306においてPIRカウンタが1
つインクリメントされ、S307でPIRカウンタの値
が400(10秒に相当)を超えるか否かが判断され
る。すなわち、このS307は、リセットまでの猶予期
間を設定するための条件として機能する。PIRカウン
タの値が400を超えなければS303が実行され、P
IRカウンタの値が400を超えればS308におい
て、各パラメータa、b、c及びPIRカウンタがゼロ
にリセットされる。
【0046】上記の補正処理では、第1評価値E1の計
算結果を補正することにより間接的に感度調整を図るも
のであったが、当然、赤外線の受光信号の増幅幅を制御
するなど感度を直接的に制御するようにしてもよい。ま
た、人体や画策の判定基準を操作することにより、結果
として、感度調整と同様の結果を得てもよい。
【0047】図5には、画像解析処理がフローチャート
として示されている。
【0048】S401では、所定の撮像カウンタが1つ
インクリメントされる。そして、S402では、その撮
像カウンタの値が4になったか否かが判断されている。
すなわち、S403以降のステップを0.1秒ごとに実
行させるために、この撮像カウンタが機能している。
【0049】S402の条件が満たされた場合、S40
3で撮像カウンタがリセットされる。そして、S404
において所定の基準画像からの変化があったか否かが判
断される。ここで、基準画像は現在の画像に対して対比
される画像であり、たとえば装置立ち上げ時における人
体が存在していない状態でのデフォルト画像である。も
ちろん、基準画像としては各種のものを採用できる。ま
た、その基準画像を用いることなくたとえばフレーム間
差分などを利用して画像変化を検出してもよい。
【0050】S404の条件が満たされた場合、S40
5において所定の画像カウンタが1つインクリメントさ
れる。S406では、現画像における変化領域の大きさ
dが算出される。そして、S407では、その変化領域
の大きさdが全画像の50%を超えるか否かが判断され
る。すなわち、変化領域がかなり大きい場合、図2に示
したカバー10に対して何らかの画策が施された可能性
が高いため、そのような状況をこのS407によって判
定するものである。したがって、そのような判定が行な
える限りにおいて各種の条件を採用可能である。
【0051】S408では所定のカバーカウンタが1つ
インクリメントされ、S409ではそのカバーカウンタ
の値が600を超えたか否かが判断される。ここで、そ
のようなS409の条件が設けられているのは、たとえ
ば図2に示したカバー10の清掃などによって一時的に
変化領域が発生している可能性があるためである。たと
えば1分以上にわたって変化領域が存在するような場合
には画策の可能性が高いので、S410において画策検
出フラグ1がセットされる。
【0052】S407に戻って、変化領域の大きさdが
全画面の50%以下であれば、S411において変化領
域の位置e及び連続性fが算出される。それらについて
は後に詳述する。
【0053】S412においては、カバーカウンタがリ
セットされ、S413において第2評価値としての画像
データE2が算出される。これについて図8及び図9を
用いて説明する。
【0054】図8(C)には、S413における第2評
価値E2の算出式の一例が示されている。このような算
出式を採用した場合、第2評価値E2は0〜150まで
の値をとり得る。ここで、(A)には、連続性に相当す
る連続回数とパラメータfとの関係が示されており、た
とえば変化領域が連続して存在するフレームの個数すな
わち連続回数としてfが定義される。また、(B)に示
すように変化領域の大きさdは、その変化領域を定義し
ている画素数によって決定されている。もちろん、この
ようなパラメータの定義は一例であって、第2評価値の
算出要素としては各種のものを採用可能である。
【0055】図9(A)には部屋100内の天井に設置
される複合型監視装置102の概念が示されている。こ
のような状態において部屋100内を撮像すると(B)
に示すような画像200を得ることができる。ここで、
部屋100内に人体が存在すれば符号202で示すよう
な変化領域が発生する。ちなみに、符号102Aは複合
型監視装置の位置を示している。上述した変化領域の大
きさdはこの変化領域202を構成する画素の個数によ
って定義される。また、本実施形態においては、複合型
監視装置から撮像位置までの距離を考慮するため、画像
200が複合型監視装置の位置に近い側と遠い側とで2
分割されており、近い領域に変化領域が存在している場
合には位置のパラメータeに1が設定され、遠い領域の
場合にはそのパラメータeに2が設定される。実際に画
像200を画面表示する場合には、通常、画面上側が遠
い領域で画面下側が近い領域となるように表示される。
【0056】図5における上述のS406及びS411
においては、上記のパラメータe,f,dのそれぞれに
ついて値が決定され、そしてS413においては図8
(C)に示す計算式が実行され、その結果、第2評価値
E2が決定される。本実施形態においては、複合型監視
装置からの距離に応じて変化するパラメータeを計算式
内に取り込んでいるので、人体の見方の相違にしたがっ
て的確な判定を行なえるという利点がある。
【0057】図5におけるS404で基準画像からの変
化がないと判断された場合、S414で画像カウンタの
値が0よりも大きいか否かが判断され、画像カウンタの
値が0よりも大きい場合にはS415において画像カウ
ンタが1つインクリメントされ、S416において画像
カウンタの値が20(2秒に相当)よりも大きいか否か
が判断される。ここで、S416はリセットまでの猶予
期間を設定するための条件に相当する。S416で画像
カウンタの値が20よりも大きいと判断された場合に
は、S417において各パラメータd,e,f及び画像
カウンタがゼロにリセットされる。
【0058】図6には、総合判断処理の内容がフローチ
ャートとして示されている。
【0059】S501では、第1評価値(PIRデー
タ)E1が100以上であるか否かが判断される。10
0(第1閾値)以上であれば、S502において上記の
画像カウンタがリセットされ、またS503において上
記の画策フラグ1がリセットされる。そして、S504
において人体検出フラグがセットされる。
【0060】S501において、第1評価値E1が10
0未満である場合には、S505において第2評価値
(画像データ)E2が100(第2及び第5閾値)以上
であるか否かが判断される。ここで、E2が100以上
であれば、S506において、第1評価値E1が0(第
4閾値以下)であるか否かが判断される。ここで、第1
評価値E1が0であれば、S507において、所定の画
策カウンタが1つインクリメントされ、S508におい
てその画策カウンタが10以上であるか否かが判断され
る。ここで、画策カウンタが10以上であれば、S50
9において所定の画策フラグ2がセットされ、その後、
S512において上記の画策カウンタがリセットされ
る。
【0061】その一方、上記のS506において、第1
評価値E1が0でなければ、また、S508において画
策カウンタが10未満であれば、S510において所定
の人体検出フラグがセットされる。他方、S505にお
いて第2評価値E2が100未満であれば、S511が
実行される。
【0062】S511では、第1評価値E1と第2評価
値E2が加算され、その加算値が100(第3閾値)以
上であるか否かが判断される。すなわち、各評価値は相
互に規格化されており、このような線形加算によって両
方の評価値を総合評価することが可能となる。ここで、
その加算値が100未満であれば本ルーチンが終了し、
一方、100以上であればS510において人体検出フ
ラグがセットされる。
【0063】この図6の処理について補足説明すると、
図6に示すA1は、赤外線解析を優先させた単独判定に
相当する。すなわち、第1評価値E1のみによって人体
が判定される場合である。図6に示すA2は、画像解析
結果を優先させた単独判定に相当するものである。ま
た、図6に示すB1は総合判定の結果として人体が判定
された場合に相当している。更に、図6に示すB2は、
総合判定の結果として画策が判定された場合に相当して
いる。すなわち、その場合においては第2指標値と第1
指標値とに矛盾が生じており、その結果、赤外線の検出
に対する妨害工作つまり画策行為がなされたことが有力
視されるのである。
【0064】ちなみに、S508において画策カウンタ
と一定値とを比較するのは、一定時間にわたって上記の
矛盾状態が生じた場合において初めて画策判定を行なう
ためである。すなわち外乱などによって突発的に矛盾が
生じた場合に誤報が発生してしまうことを防止するもの
である。
【0065】ここで図3に戻って、以上のように各処理
においてフラグが設定された結果、S204において人
体検出フラグがセットされていると判断された場合、S
205において外部に人体検出信号が出力される。そし
て、S206では上記の人体検出フラグがリセットされ
る。
【0066】また、S212において、汚れ異常フラグ
がセットされていると判断された場合には、S214に
おいて汚れ異常検出信号が出力され、そして、S216
において、その汚れ異常フラグがリセットされる。
【0067】また、S207において、画策検出フラグ
1がセットされていると判断された場合またはS208
において画策検出フラグ2がセットされていると判断さ
れた場合には、S209において画策検出信号が外部に
出力され、S210において2つの画策検出フラグがそ
れぞれリセットされる。ちなみに、S204,S21
2,S207,S208の各工程において何れのフラグ
もセットされていないと判断された場合には、上述のS
201からの各工程が所定のサイクルで実行される。
【0068】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、目的物体すなわち人体の存否及び画策の有無を総合
判定できる。特に、画像情報に基づいて、赤外線センサ
の感度、信号処理条件あるいは人体等の判定条件を補正
することができるので、カバーの汚れによらずに正確性
の高い判定を行える。また、特にカバーの汚れが顕著で
ある場合にはアラームを外部に出力できるという利点が
ある。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カバーの汚れに自動的に対処できる監視装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる補正方式の概念を示すフロー
チャートである。
【図2】 本実施形態にかかる複合型監視装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図3】 演算処理部によって実行されるメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図4】 受光波形解析部によって実行される受光波形
解析処理を示すフローチャートである。
【図5】 画像解析部によって実行される画像解析処理
を示すフローチャートである。
【図6】 総合判定部によって実行される総合判断処理
を示すフローチャートである。
【図7】 第1評価値を算出するための各パラメータの
定義及び算出式を示す図である。
【図8】 第2評価値を算出するための各パラメータの
定義及び算出式を示す図である。
【図9】 複合型監視装置の設置状態とそれにより取得
される画像とを示す概念図である。
【図10】 汚れ補正処理の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 カバー、12 画像センサ、14 赤外線セン
サ、18 レンズ、20フレネルレンズ、30 演算処
理部、32 画像解析部、34 受光波形解析部、36
総合判定部、38 出力部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視領域に向けて赤外線センサ及び撮像
    センサが配置され、それらのセンサがカバーで覆われた
    検出部と、 前記赤外線センサからの検出信号及び前記撮像センサか
    らの画像情報に基づいて、前記監視領域の監視を行う監
    視手段と、 前記画像センサからの画像情報に基づいて、前記赤外線
    センサの感度あるいは前記検出信号の処理条件を補正す
    る補正手段と、 を含むことを特徴とする複合型監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 光源が設けられ、少なくとも前記補正手段による補正実
    行時に、前記光源が点灯されることを特徴とする複合型
    監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記画像情報に基づいて前記カバーの透光度変動を判定
    する手段を含むことを特徴とする複合型監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 前記カバーの透光度変動が所定値を超える場合にアラー
    ムを出力する手段を含むことを特徴とする複合型監視装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記補正手段は、前記画像情報に基づいて前記監視領域
    についての平均輝度を演算し、その平均輝度に基づいて
    補正を実行することを特徴とする複合型監視装置。
  6. 【請求項6】 監視領域に向けて赤外線センサ及び画像
    センサが配置され、それらのセンサがカバーで覆われた
    検出部と、 前記赤外線センサからの検出信号及び前記画像センサか
    らの画像情報に基づいて、前記監視領域内における人体
    の存否を判定する判定手段と、 前記画像センサからの画像情報に基づいて、前記判定手
    段における判定条件を補正する補正手段と、 を含むことを特徴とする複合型監視装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004220147A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Takenaka Engineering Co Ltd 視野妨害監視機構を備えた監視カメラ
JP2010200190A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Hitachi Ltd 映像監視システム
JP2019021041A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 セコム株式会社 監視カメラ装置

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