JP2000338646A - マスクパターンの作成方法 - Google Patents

マスクパターンの作成方法

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JP2000338646A
JP2000338646A JP14760899A JP14760899A JP2000338646A JP 2000338646 A JP2000338646 A JP 2000338646A JP 14760899 A JP14760899 A JP 14760899A JP 14760899 A JP14760899 A JP 14760899A JP 2000338646 A JP2000338646 A JP 2000338646A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストが倒れたり剥がれるなどのことがな
いマスクパターンの作成方法を提供する。 【解決手段】 基板上のダミーパターンを形成しない領
域を論理変数の「1」として表した第5パターンと、基
板に対応する領域全面に矩形状のダミーパターンを論理
変数の「1」として表したパターン領域を規則的に配列
し、ダミーパターン以外の領域を論理変数の「0」として
表した第7パターン15との論理積をとって得られた第
8パターン16に対し、それぞれのダミーパターンの各
辺から中心に向かう方向に閾値サイズの1/2である3
μmの幅の領域を減算し、マイナスになって図形として
表せなくなるダミーパターンを消去する処理を行った後
拡大することにより、閾値サイズ以上のサイズのダミー
パターンだけを選択的に残したダミーパターン18を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクパターンの
作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の高密度化、微細化に
伴って半導体基板上に複数設けた素子同士を分離するた
めに、素子間に溝(トレンチ溝)を設けて電気的に素子
を分離するトレンチ分離技術が導入されている。
【0003】一般に、トレンチ溝による素子の分離によ
って凹凸が形成された基板表面に沿って絶縁膜を堆積し
た後、表面を平坦化処理するが、この表面平坦化処理の
1つとして、化学研磨剤と研磨パッドとを使用して基板
表面を機械的及び化学的に研磨する化学機械研磨法(C
MP法)がある。
【0004】CMP法は、化学研磨剤を添加しながら研
磨パッドにより基板表面を研磨することによって基板表
面を化学的及び機械的に研磨して平坦化する方法であ
る。この方法は、加工単位が小さいため高度の鏡面が得
られ、粘弾性のポリッシャを使用しないため鏡面度が高
く、さらに化学反応を利用しているため、加工変質が極
めて少ないという特徴を有している。
【0005】しかしながら、CMP法は、研磨パッドが
基板表面に形成された絶縁膜の表面に沿って研磨するの
で、例えば、大きなトレンチ溝等の段差部分を埋めるよ
うに形成された絶縁膜部分のように表面が若干凹状にな
る領域を研磨する場合、絶縁膜表面の凹状に沿って表面
が研磨されることとなる。
【0006】そのため、最終的に得られる基板の表面が
部分的に凹状となったり、パターンの段差を形成する角
部が削られたり、さらには大きなトレンチ溝に囲まれた
微細パターンなどが研磨されて消失したり、トレンチ溝
の中央部分の絶縁膜が部分的に研磨されて堀り下がって
しまう場合がある。
【0007】このような研磨による微細パターンの消失
や絶縁膜の部分的な堀り下がりを防止するために、特開
平9−181159号公報には、トレンチ溝内に規則的
に凸状のダミーを複数設けて、実質的な溝の寸法を小さ
くし、上層に形成される絶縁膜の表面を構造的に均一に
することが提案されている。
【0008】この特開平9−181159号公報におい
ては、まず、活性領域、ゲート電極領域、配線領域及び
各領域の近傍を含む領域の論理和をとって形成した基板
上のダミーパターン非形成領域を表すパターンを形成す
る。次に、形成したパターンと、複数のダミーを規則的
に配列したときのダミーパターンの非形成領域を表す格
子状ダミーパターンとの論理和を取って第10の中間マ
スク領域を形成し、この第10の中間マスク領域と、半
導体を形成する活性領域を表すパターンを反転した非活
性領域の形成パターンとの論理積をとって基板上のダミ
ーパターン非形成領域を表す第11の中間マスク領域を
形成し、この第11の中間マスク領域におけるダミーパ
ターン形成領域とダミーパターン非形成領域とを反転し
て得たパターンがトレンチパターンとなり、得られたト
レンチパターンに基いてマスクを形成し、半導体装置の
パターニングを行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ダミーは、ある程度
(例えば、縦×横が0.5μm×0.5μm程度)以上の大
きさでなければ、ダミー形成時に基板表面に形成したレ
ジストパターンが倒れてしまったり、レジストパターン
が剥げたり、剥げたレジストパターンが他のパターン上
に飛んで活性領域を表すパターンやダミーパターンを表
すパターンなどの他のパターンに付着するという問題が
発生しやすく、レジストパターンが倒れたり、はげたり
することによってエッチング後のパターンが所望のパタ
ーンとは異なる形状となってしまう。
【0010】また、余りにもダミーパターンの寸法が小
さいと露光用マスクに形成するダミーパターンとして残
すための遮光領域も小さくなり、露光時の光の回り込み
によって所望のパターンがパターニング出来ないという
難点もある。
【0011】上述した特開平9−181159号公報の
マスクの作成方法では、単にパターンを複数重ね合わて
最終的なパターンを決定しているだけであるため、活性
領域、ゲート電極及び配線に最も近接して設けられるダ
ミーパターンが部分的に削られた状態となることは避け
られない。
【0012】そのため、実際には光の回り込みなどによ
り露光不可能な微小サイズのダミーパターンがマスクに
形成されたり、露光可能であっても基板上に形成された
レジストが倒れたり、基板上に形成されたレジストが剥
げて他のレジストに付着する恐れがある。レジストが倒
れたままや他のレジストに付着したままでエッチングさ
れることにより、例えば、エッチングにより形成される
活性領域が変形したり、活性領域パターン同士が接続さ
れてショートするなど、所望のパターンとは異なる形状
のパターンが形成されという問題が生じる。
【0013】以上のことから本発明は、レジストが倒れ
たり剥がれるなどのことがないマスクパターンの作成方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明のマスクパターンの作成方法は、パタ
ーニング領域内のダミーパターン形成領域を第1の論理
変数で表した第1のパターンと、前記パターニング領域
全面に第1の論理変数で表した所定数のダミーパターン
を配した第2のパターンとの論理積をとって、前記パタ
ーニング領域内に形成するダミーパターンを表した中間
パターンを形成し、前記中間パターンから予め定めた閾
値サイズ以下のダミーパターンを消去する処理を行う。
【0015】すなわち、請求項1の発明では、まず、パ
ターニング領域内に形成するダミーパターンを表す中間
パターンを形成する。即ち、第1の論理変数で表したダ
ミーパターン形成領域のパターンである第1のパターン
と、パターニング領域全面に第1の論理変数で表した所
定数のダミーパターンを配した第2のパターンとの論理
積をとることによって、ダミーパターン形成領域内に形
成するダミーパターンを表した中間パターンを得る。
【0016】この中間パターンは、単にパターン同士を
重ね合わせた結果のパターンであるので、予め定めた閾
値サイズよりも小さいサイズのダミーパターンも含まれ
ている。そのため、請求項1では、次に、中間パターン
から予め定めた閾値サイズ以下のダミーパターンを消去
する処理を行って、レジストが倒れたり剥がれる可能性
の或るサイズのダミーパターンを取り除き、レジストが
倒れたり剥がれるなどのことがないマスクパターンを得
る。
【0017】中間パターンから予め定めた閾値サイズ以
下のダミーパターンを消去する処理は、例えば、請求項
2に記載したように、中間パターンの各ダミーパターン
の外縁から中心方向に向かって前記閾値サイズの1/2
の幅だけ縮小し、残存したダミーパターンを予め定めた
幅で前記縮小した方向と逆の方向に拡大する処理を行う
ようにすることが好ましい。
【0018】すなわち、各ダミーパターンの外縁から中
心方向に向かって前記閾値サイズの1/2の幅の領域を
縮小するように処理することにより、ダミーパターンの
中心位置を変化させずに各々のダミーパターンを縮小で
きる。
【0019】このとき、予め定めた閾値サイズよりも大
きなサイズのダミーパターンは、予め定めた閾値サイズ
との差の幅のサイズに縮小されたパターンになり、予め
定めた閾値サイズよりも小さいサイズのダミーパターン
は縮小できなくなるのでその時点で消去されることとな
る。
【0020】ダミーパターンが消去された位置にはパタ
ーンを表すデータがなくなるので、その後、得られた縮
小パターンをそれぞれ予め定めた幅分、縮小した方向と
逆の方向に拡大することにより、予め定めた閾値サイズ
よりも大きなサイズのダミーパターンのみが残ったパタ
ーンが得られる。
【0021】なお、このときの拡大幅を、請求項3に記
載したように、閾値サイズの1/2の幅とすることによ
り、予め定めた閾値サイズよりも大きなサイズのダミー
パターンのみが元のサイズに戻されたパターンが得られ
る。
【0022】なお、予め定めた閾値サイズは、レジスト
の種類、パターンの大きさなどの種々の要因により決定
されるものであるが、少なくともレジストを形成したと
きにレジストが倒れたり剥がれることがない、例えば、
0.5μm以上で、且つ、CMP研磨による平坦性が損
なわれない、例えば、10μm以下の寸法とすることが
好ましい。
【0023】また、中間パターンにおける個々のダミー
パターンの縮小処理と拡大処理の方法としては、請求項
2に記載の方法に限らず、例えば、各ダミーパターンの
一角を構成する二辺の端から閾値サイズ幅分縮小する処
理を行った後、残ったパターンだけ縮小と逆の方向に拡
大する処理を行う等のようにしてもよい。
【0024】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
から請求項3のいずれか1項に記載のマスクパターンの
作成方法において、前記中間パターンと半導体素子を構
成する活性領域を表すパターンとの和のパターンを形成
して半導体素子を構成する活性領域のパターンを含むダ
ミーパターンを作成する方法である。
【0025】即ち、請求項4の発明では、作成するマス
クパターンに半導体素子を構成する活性領域のマスクパ
ターンが含まれるようにすることによって、得られるマ
スクパターンに基いて形成されるマスクや半導体装置に
おいてダミーパターンのパターニングと同時に活性領域
のパターニングが行えるようにし、パターニングの作業
効率を向上させている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態では、
本発明のマスクパターンの作成方法を用いて、露光マス
クを作成し、得られた露光マスクを用いて半導体装置を
製造する場合の一例である。
【0027】まず、図1(A)に示すように、破線で示
した活性領域を表すパターン20のパターンを各外縁か
ら、例えば、5μmの幅の領域分、パターン20の中心
から離れる方向に拡大し、活性領域とその周囲を含んだ
領域を論理変数の「1」で表し、それ以外の領域を論理
変数の「0」で表し、「1」として表した領域よりなる第
1パターン30(斜線部)を形成する。
【0028】ここでは、活性領域を表すパターン20を
5μmの幅の領域分拡大したが、このパターン拡大の範
囲としては、レジストの種類によっても変わるが、好ま
しくは0.5μm以上10μm以下とするとよい。
【0029】0.5μmより小さいとダミーが活性領域
に0.5μmよりも近い位置に形成されてしまう可能性
が大きくなり、ダミーが活性領域に0.5μmよりも近
い位置に形成されてしまうとパターニング不良やゴミな
どによりダミーと活性領域とが電気的に接続してショー
トする可能性が大きくなるため好ましくない。
【0030】また、10μmよりも大きいと逆にダミー
と活性領域とが離れ過ぎてしまうので、ダミーとしての
機能が果たせず上層に形成される絶縁膜の垂れ下がりが
起きてしまうので好ましくないためである。なお、以下
の拡大処理の幅も同様な理由により0.5μm以上10
μm以下としている。
【0031】また、図1(B)に示すように、破線で示
したゲート電極を表すパターン22と配線を表すパター
ン24の各パターン20の各外縁から5μmの幅の領域
分、パターン20の中心から離れる方向に拡大し、ゲー
ト電極とその周囲とを含んだ領域を論理変数の「1」で
表し、それ以外の領域を論理変数の「0」で表し、「1」
として表した領域よりなる第2パターン32(斜線部)
と、配線とその周囲を含んだ領域を論理変数の「1」で
表し、それ以外の領域を論理変数の「0」で表し、「1」
として表した領域よりなる第3パターン34(斜線部)と
を形成する。
【0032】さらに、図1(C)に示すように、破線で
示したウェル境界26から0.25μm以上5μm以下
の幅の領域分拡大した矩形26aと、ウェル境界26を
0.25μm以上5μm以下の幅の領域分縮小した矩形
26bとの間で挟まれる領域を論理変数の「1」で表
し、それ以外の領域を論理変数の「0」で表し、「1」と
して表した領域よりなる第4パターン36(斜線部)を形
成する。なお、ウェル境界26の拡大及び縮小の範囲も
上記と同様に、ウェル境界26近傍に形成されるダミー
パターンがウェル境界26に近づきすぎず、且つ、離れ
過ぎない距離となるようにしている。
【0033】図1(A)〜図1(C)の論理変数の
「1」として表した領域よりなる第1〜第4パターン3
0、32、34、36は、それぞれ基板に対応する領域
10内においてダミーパターンを形成しない領域であ
り、これら「1」として表したパターンの論理和を取る
ことにより、図2の斜線部として示したような、基板上
のダミーパターンを形成しない領域を論理変数の「1」
として表した第5パターン12が得られる。
【0034】その後、図2において「1」として表した
基板上のダミーパターンを形成しない領域を表す第5パ
ターン12を反転し、図3の斜線部に示すように、基板
上のダミーパターンを形成する領域を「1」とし、ダミ
ーパターンを形成しない領域を「0」とし、「1」とし
て表した領域よりなる第6パターン13を得る。
【0035】その後、図4に示すように、基板に対応す
る領域10全面に矩形状のダミーパターンを論理変数の
「1」として表したパターン領域14を規則的に配列
し、ダミーパターン以外の領域を論理変数の「0」として
表した第7パターン15と、得られた基板上のダミーを
形成する領域を論理変数の「1」として表した第6パタ
ーン13との論理積をとって図5に示すような基板上に
形成するダミーパターンを論理変数の「1」として表し
た第8パターン16を得る。
【0036】次に、得られた第8パターン16には、矩
形状のダミーパターン14の一部が削られて小さくなっ
たダミーパターン14a、14b、14cが含まれてお
り、このようなダミーパターン14a、14b、14c
を消去するために以下の処理を行う。
【0037】まず、基板上に形成させるダミーパターン
の最小寸法(すなわち、閾値寸法)を決定する。ダミー
パターンとして形成できる寸法としては、少なくともレ
ジストが倒れず、且つ、マスクに形成する矩形パターン
がマスクとして使用できるサイズであればよく、本実施
の形態では、一例としてダミーパターン14の寸法を縦
×横が7μm×7μm、閾値を表すパターンサイズを縦
×横が6μm×6μmとする。
【0038】次に、図5に示すような基板上に形成する
ダミーパターンを表す第8パターン16における個々の
ダミーパターン14に対し、各辺からダミーパターンの
中心に向かう方向に閾値サイズの1/2である3μmの
幅の領域を減算する処理を行ってパターンを縮小する。
パターン形成時に削られていないダミーパターン14
は、図6(A)に示すように、四辺が全て7μmであるの
で、各辺からパターンの中心に向かう方向に3μmの幅
の領域を減算する処理を行ってパターンを縮小すると、
一辺が1μmの矩形として残る。同様に、図6(B)に示
すように、パターン形成時に部分的に削られていても四
辺の長さが全て閾値サイズ以上であるダミーパターン1
4bは、各辺からダミーパターンの中心に向かう方向に
3μmの幅の領域を減算する処理を行ってパターンを縮
小しても、一辺が1μmの矩形として残る。
【0039】また、図6(C)及び図6(D)に示すよう
に、縮小対象となるパターンのうち、閾値サイズよりも
小さいサイズのダミーパターン14c、14dは、各辺
からダミーパターンの中心に向かう方向に3μmの幅の
領域分減算するとマイナスになって図形として表せなく
なるので、その時点でダミーパターンを表すデータを消
去する処理を行う。これにより、閾値サイズである縦×
横が6μm×6μmよりも小さいサイズのダミーパター
ンは全て消去されることとなる。
【0040】すなわち、縮小処理によって残るダミーパ
ターンは、図6の場合は、図6(A)及び図6(B)のよう
に閾値サイズ以上のサイズのダミーパターン14、14
aを縮小したパターンだけであり、閾値サイズ以上のサ
イズのダミーパターン14だけを選択的に縮小したパタ
ーンが得られる。
【0041】その後、得られたパターンを逆の手順で3
μmの幅の領域分加算することにより拡大する処理を施
して、図7に示すように、閾値サイズ以上のサイズのダ
ミーパターンだけで構成された第9パターン18を得
る。
【0042】その後、得られた第9パターン18と、図
1(A)の活性領域のパターン20を表すパターンを各
辺から0.5μm以上10μm以下の幅分拡大し、活性
領域とその周囲を含んだ領域をを論理変数の「1」として
表した第1パターン30との論理和をとって得たパター
ンに基いて露光用マスクを作成する。
【0043】この露光用マスクは、投影露光により縮小
することを考慮して本実施の形態では、7μm×7μm
のダミーに対応する矩形状遮光部を28μm×28μm
程度若しくは35μm×35μm程度の寸法のCr膜に
より形成する。なお、矩形状遮光部の寸法は、2μm以
上とすることにより光の回りこみによってパターニング
が出来なくなることがなく、且つ、基板上で0.5μm
以上の寸法のダミーパターンを形成できるので好まし
い。また、50μm以下とすることによって基板上に1
0μm以下のダミーが形成できるので好ましい。
【0044】このようにして形成されたマスクに基いて
を露光を行って得られるダミーパターンは、図8に示す
ように、予め定めた閾値サイズ寸法よりも小さいレジス
トが露光されて形成されることがないので、小さいレジ
ストが倒れたり、基板表面から飛んで他のレジストに付
着する等に起因して種々の問題が発生するのを防止でき
る。
【0045】従って、得られる半導体装置も表面が部分
的に凹状となったり、パターンの段差を形成する角部が
削られたり、例えば、大きなトレンチ溝に囲まれた微細
パターンなどが研磨されて消失したり、トレンチ溝の中
央部分の絶縁膜が部分的に研磨されて堀り下がるなどの
恐れがない性能のよいものとなる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、予め定めた閾値サイズより小さいサイズのダミ
ーパターンは消去されるため、レジストが倒れたり剥が
れるなどのことがないダミーパターンが作成できる、と
いう効果がある。
【0047】また、請求項2及び請求項3の発明によれ
ば、予め定めた閾値サイズより小さいサイズのダミーパ
ターンを消去する処理によりダミーパターンの位置が始
めの位置からずれることなく、且つ、簡単に予め定めた
閾値サイズより小さいサイズのパターンを選択的に消去
できる、という効果がある。
【0048】また、請求項4の発明では、凸状のダミー
パターンと活性領域とを同時に形成できるので、ダミー
パターンを形成するために新たに露光工程を設ける必要
がない、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板に対応する領域内において、図1(A)は
基板に対応する領域内において活性領域とその周囲を含
んだ領域を表す第1パターンを示す図、図1(B)はゲ
ート電極とその周囲とを含んだ領域を表す第2パターン
を示す図、図1(C)はウェル境界の周囲を含んだ領域
を表すパターンを示す図である。
【図2】パターニング領域内のダミーパターンを形成し
ない領域を表すパターンを示す図である。
【図3】パターニング領域内のダミーパターンを形成す
る領域を表すパターンを示す図である。
【図4】パターニング領域全面に矩形状のダミーパター
ンを規則的に配列したパターンを示す図である。
【図5】ダミーパターン形成領域内のダミーパターンを
示す図である。
【図6】本実施の形態における縮小処理の一例を示す説
明図である。
【図7】縮小処理及び拡大処理後のダミーパターン形成
領域内のダミーパターンを示す図である。
【図8】本実施の形態でのダミーパターンと活性領域の
パターンとを示す図である。
【符号の説明】
10 基板に対応する領域(パターニング領域) 12 第5パターン 13 第6パターン(第1のパターン) 14、14a〜14c ダミーパターン 15 第7パターン(第2のパターン) 16 第8パターン(中間パターン) 18 第9パターン 20 活性領域を表すパターン 22 ゲート電極を表すパターン 24 配線を表すパターン 26 ウェル境界 26a ウェル境界を拡大した矩形 26b ウェル境界を縮小した矩形 30 第1パターン 32 第2パターン 34 第3パターン 36 第4パターン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターニング領域内のダミーパターン形
    成領域を第1の論理変数で表した第1のパターンと、前
    記パターニング領域全面に第1の論理変数で表した所定
    数のダミーパターンを配した第2のパターンとの論理積
    をとって、前記パターニング領域内に形成するダミーパ
    ターンを表した中間パターンを形成し、 前記中間パターンから予め定めた閾値サイズ以下のダミ
    ーパターンを消去する処理を行うマスクパターンの作成
    方法。
  2. 【請求項2】 前記中間パターンの各ダミーパターンの
    外縁から中心方向に向かって前記閾値サイズの1/2の
    幅だけ縮小し、残存した各ダミーパターンを予め定めた
    幅で前記縮小した方向と逆の方向に拡大する処理を行う
    ことにより、前記予め定めた閾値サイズ以下のダミーパ
    ターンを消去する請求項1に記載のマスクパターンの作
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記予め定めた幅は、前記閾値サイズの
    1/2の幅である請求項2に記載のマスクパターンの作
    成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載のマスクパターンの作成方法において、 前記中間パターンと半導体素子を構成する活性領域を表
    すパターンとの和のパターンを形成して半導体素子を構
    成する活性領域のパターンを含むダミーパターンを作成
    するマスクパターンの作成方法。
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