JP2000337141A - 船外機の排気構造 - Google Patents
船外機の排気構造Info
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- JP2000337141A JP2000337141A JP11146824A JP14682499A JP2000337141A JP 2000337141 A JP2000337141 A JP 2000337141A JP 11146824 A JP11146824 A JP 11146824A JP 14682499 A JP14682499 A JP 14682499A JP 2000337141 A JP2000337141 A JP 2000337141A
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 34
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構造で排気ガスを採取可能な船外機の排
気構造を提供するにある。 【解決手段】エンジンホルダ2の上方にシリンダヘッド
14やシリンダブロック15等から構成されるエンジン
3を、下方にオイルパン5をそれぞれ配置すると共に、
エンジンホルダ2内に排気通路24と冷却水通路とを隣
接して備えた船外機1において、エンジンホルダ2の壁
2aに排気通路24に繋がる排気ガス採取口27を形成
したものである。
気構造を提供するにある。 【解決手段】エンジンホルダ2の上方にシリンダヘッド
14やシリンダブロック15等から構成されるエンジン
3を、下方にオイルパン5をそれぞれ配置すると共に、
エンジンホルダ2内に排気通路24と冷却水通路とを隣
接して備えた船外機1において、エンジンホルダ2の壁
2aに排気通路24に繋がる排気ガス採取口27を形成
したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の排気構造
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のエンジンには例えば複数のシリ
ンダを上下方向に並設したシリンダブロックを有するも
のがある。また、シリンダブロックに接合されたシリン
ダヘッドには各シリンダ毎に吸気ポートおよび排気ポー
トが形成されている。そして、各排気ポートから排出さ
れる排気ガスは共通の排気通路に集合されて船外機外に
排出するようになっている。
ンダを上下方向に並設したシリンダブロックを有するも
のがある。また、シリンダブロックに接合されたシリン
ダヘッドには各シリンダ毎に吸気ポートおよび排気ポー
トが形成されている。そして、各排気ポートから排出さ
れる排気ガスは共通の排気通路に集合されて船外機外に
排出するようになっている。
【0003】排気通路は排気ガスによって非常に高温に
なるため、その周囲に冷却水通路を形成して冷却水によ
って排気通路を冷却している。冷却水通路は例えばシリ
ンダブロックやエンジンホルダ、オイルパンなど排気通
路が通過する部材に設けられている。
なるため、その周囲に冷却水通路を形成して冷却水によ
って排気通路を冷却している。冷却水通路は例えばシリ
ンダブロックやエンジンホルダ、オイルパンなど排気通
路が通過する部材に設けられている。
【0004】ところで、エンジンから排出される排気ガ
スはその成分を分析するために採取可能である必要があ
り、船外機はそのための排気ガス採取手段、通常は採取
口を備えている。
スはその成分を分析するために採取可能である必要があ
り、船外機はそのための排気ガス採取手段、通常は採取
口を備えている。
【0005】排気ガスの採取位置は、各気筒の排気ガス
が集合された後でなければならないので上述した排気通
路で行われるが、あまり下流過ぎると冷却排水と混ざっ
てしまう虞があるので、例えばエンジンのシリンダブロ
ックに設けられた排気通路に排気ガスの採取口を設けて
いる。
が集合された後でなければならないので上述した排気通
路で行われるが、あまり下流過ぎると冷却排水と混ざっ
てしまう虞があるので、例えばエンジンのシリンダブロ
ックに設けられた排気通路に排気ガスの採取口を設けて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ダブロックやエンジンホルダ、オイルパンなど排気通路
が通過する部材に冷却水通路を設けても十分に排気ガス
が冷却されないことが多い。高温の排気ガスが排気通路
からシャフトハウジング内に排出されるとシャフトハウ
ジング壁は排気ガスによって加熱されて壁温が上昇し、
海水中のカルシウムがシャフトハウジング壁に付着する
といった問題が生じる。
ダブロックやエンジンホルダ、オイルパンなど排気通路
が通過する部材に冷却水通路を設けても十分に排気ガス
が冷却されないことが多い。高温の排気ガスが排気通路
からシャフトハウジング内に排出されるとシャフトハウ
ジング壁は排気ガスによって加熱されて壁温が上昇し、
海水中のカルシウムがシャフトハウジング壁に付着する
といった問題が生じる。
【0007】一方、排気通路に排気ガスの採取口を形成
すると以下のような問題が生じる。
すると以下のような問題が生じる。
【0008】例えば図6(a)および(b)に示すよう
に、冷却水通路Rが排気通路Hと一体に形成されたエン
ジンの場合、冷却水通路Rを跨って排気ガスの採取口S
を形成すると型抜き上の制限から排気通路や冷却水通路
の周辺に堕肉Dが形成されてしまう。
に、冷却水通路Rが排気通路Hと一体に形成されたエン
ジンの場合、冷却水通路Rを跨って排気ガスの採取口S
を形成すると型抜き上の制限から排気通路や冷却水通路
の周辺に堕肉Dが形成されてしまう。
【0009】また、例えば図7(a)および(b)に示
すように、排気通路Hとは別体に例えば排気カバーCを
設けて冷却水通路Rを形成したエンジンの場合、堕肉が
形成されることはないが、排気ガスの採取口Sを形成す
ると二つの部品に穴加工が必要になると共に、新たにシ
ーリング(図示せず)が必要になるなど、構造が複雑化
してしまう。
すように、排気通路Hとは別体に例えば排気カバーCを
設けて冷却水通路Rを形成したエンジンの場合、堕肉が
形成されることはないが、排気ガスの採取口Sを形成す
ると二つの部品に穴加工が必要になると共に、新たにシ
ーリング(図示せず)が必要になるなど、構造が複雑化
してしまう。
【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、簡単な構造で排気ガスを採取可能な船外機の排
気構造を提供することを目的とする。
もので、簡単な構造で排気ガスを採取可能な船外機の排
気構造を提供することを目的とする。
【0011】本発明の他の目的は、排気ガスの冷却効率
の向上を図った船外機の排気構造を提供するにある。
の向上を図った船外機の排気構造を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の排
気構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、エンジンホルダの上方にシリンダヘッ
ドやシリンダブロック等から構成されるエンジンを、下
方にオイルパンをそれぞれ配置すると共に、上記エンジ
ンホルダ内に排気通路と冷却水通路とを隣接して備えた
船外機において、上記エンジンホルダの壁に上記排気通
路に繋がる排気ガス採取口を形成したものである。
気構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、エンジンホルダの上方にシリンダヘッ
ドやシリンダブロック等から構成されるエンジンを、下
方にオイルパンをそれぞれ配置すると共に、上記エンジ
ンホルダ内に排気通路と冷却水通路とを隣接して備えた
船外機において、上記エンジンホルダの壁に上記排気通
路に繋がる排気ガス採取口を形成したものである。
【0013】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記排気ガスの採取口を上記
エンジンホルダのいずれか一方の側壁に形成したもので
ある。
求項2に記載したように、上記排気ガスの採取口を上記
エンジンホルダのいずれか一方の側壁に形成したもので
ある。
【0014】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記エンジンホルダ内に上
記冷却水通路内の冷却水を上記排気通路に導く冷却水導
入路を形成したものである。
請求項3に記載したように、上記エンジンホルダ内に上
記冷却水通路内の冷却水を上記排気通路に導く冷却水導
入路を形成したものである。
【0015】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記排気ガスの採取口
を少なくとも上記冷却水導入路の冷却水出口より上方に
配置したものである。
に、請求項4に記載したように、上記排気ガスの採取口
を少なくとも上記冷却水導入路の冷却水出口より上方に
配置したものである。
【0016】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、上記冷却水導入路を、冷却
水が上記採取口の下方に向かって噴射するように斜め下
向きに形成したものである。
請求項5に記載したように、上記冷却水導入路を、冷却
水が上記採取口の下方に向かって噴射するように斜め下
向きに形成したものである。
【0017】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項6に記載したように、上記冷却水導入路を、
上記排気通路を挟んで上記エンジンホルダの側壁に対向
する位置に配置したものである。
に、請求項6に記載したように、上記冷却水導入路を、
上記排気通路を挟んで上記エンジンホルダの側壁に対向
する位置に配置したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0019】図1は、この発明を適用した船外機の一実
施形態を示す船外機の左側面図である。図1に示すよう
に、この船外機1はエンジンホルダ2を備え、このエン
ジンホルダ2の上方にエンジン3が設置される。なお、
このエンジン3はその内部にクランクシャフト4を略垂
直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンである。
また、エンジンホルダ2の下方にはオイルパン5が配置
されると共に、例えばエンジンホルダ2にはブラケット
6が取付けられ、このブラケット6を介して船外機1が
図示しない船体のトランサムに装着される。
施形態を示す船外機の左側面図である。図1に示すよう
に、この船外機1はエンジンホルダ2を備え、このエン
ジンホルダ2の上方にエンジン3が設置される。なお、
このエンジン3はその内部にクランクシャフト4を略垂
直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンである。
また、エンジンホルダ2の下方にはオイルパン5が配置
されると共に、例えばエンジンホルダ2にはブラケット
6が取付けられ、このブラケット6を介して船外機1が
図示しない船体のトランサムに装着される。
【0020】また、この船外機1のエンジン3、エンジ
ンホルダ2およびオイルパン5の周囲はエンジンカバー
7によって覆われる。エンジンカバー7は、エンジン3
下部、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲を覆
うロアカバー7aと、エンジン3上部を覆うアッパーカ
バー7bとに上下二分割されて構成される。
ンホルダ2およびオイルパン5の周囲はエンジンカバー
7によって覆われる。エンジンカバー7は、エンジン3
下部、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲を覆
うロアカバー7aと、エンジン3上部を覆うアッパーカ
バー7bとに上下二分割されて構成される。
【0021】オイルパン5の下部にはシャフトハウジン
グ8が設置される。エンジンホルダ2、オイルパン5お
よびシャフトハウジング8内にはドライブシャフト9が
略垂直に配置され、その上端部がクランクシャフト4の
下端部に連結される。ドライブシャフト9はシャフトハ
ウジング8内を下方に向かって延び、シャフトハウジン
グ8の下部に設けられたギヤケース10内のベベルギヤ
11およびプロペラシャフト12を介してプロペラ13
を駆動するように構成される。
グ8が設置される。エンジンホルダ2、オイルパン5お
よびシャフトハウジング8内にはドライブシャフト9が
略垂直に配置され、その上端部がクランクシャフト4の
下端部に連結される。ドライブシャフト9はシャフトハ
ウジング8内を下方に向かって延び、シャフトハウジン
グ8の下部に設けられたギヤケース10内のベベルギヤ
11およびプロペラシャフト12を介してプロペラ13
を駆動するように構成される。
【0022】図2は、図1に示す船外機1のエンジン3
部分の拡大側面図であり、エンジンカバー7のみを断面
で示す。図1および図2に示すように、この船外機1に
搭載されるエンジン3は、例えばシリンダヘッド14、
シリンダブロック15およびクランクケース16等を組
み合わせて構成された水冷4サイクル三気筒エンジンで
ある。
部分の拡大側面図であり、エンジンカバー7のみを断面
で示す。図1および図2に示すように、この船外機1に
搭載されるエンジン3は、例えばシリンダヘッド14、
シリンダブロック15およびクランクケース16等を組
み合わせて構成された水冷4サイクル三気筒エンジンで
ある。
【0023】エンジン3の最前部、図1および図2にお
いては最も左側に配置されるクランクケース16の後方
(右側)にはシリンダブロック15が配置される。ま
た、シリンダブロック15の後方にはシリンダヘッド1
4が配置される。さらに、エンジン3の前側から左側面
に向かってはスタータモータ17aや電装品ボックス1
7b、点火装置17cなどの電装品17が配置される。
いては最も左側に配置されるクランクケース16の後方
(右側)にはシリンダブロック15が配置される。ま
た、シリンダブロック15の後方にはシリンダヘッド1
4が配置される。さらに、エンジン3の前側から左側面
に向かってはスタータモータ17aや電装品ボックス1
7b、点火装置17cなどの電装品17が配置される。
【0024】そして、この船外機1のエンジン3は水冷
式であって、図1に示すように、ギヤケース10に設け
られた取水口18から取り入れられた海水や湖水、河水
等を冷却水としてエンジン3の冷却に用いる。冷却水
は、ドライブシャフト9によって駆動されるウォータポ
ンプ19で取水口18から取り入れられ、送水管20を
経由してオイルパン5内およびエンジンホルダ2内に形
成される冷却水通路21,22に導かれ、詳細には図示
しないが、これらの冷却水通路21,22を経てエンジ
ン3内に冷却水が導かれる。
式であって、図1に示すように、ギヤケース10に設け
られた取水口18から取り入れられた海水や湖水、河水
等を冷却水としてエンジン3の冷却に用いる。冷却水
は、ドライブシャフト9によって駆動されるウォータポ
ンプ19で取水口18から取り入れられ、送水管20を
経由してオイルパン5内およびエンジンホルダ2内に形
成される冷却水通路21,22に導かれ、詳細には図示
しないが、これらの冷却水通路21,22を経てエンジ
ン3内に冷却水が導かれる。
【0025】図1および図2に示すように、シリンダブ
ロック15内にはシリンダヘッド14内に形成される排
気ポート(図示せず)に繋がり、集合管を兼ねた第一排
気通路23が形成される。また、エンジンホルダ2内に
は第一排気通路23に繋がる第二排気通路24が形成さ
れ、同様にオイルパン5内には第二排気通路24に繋が
る第三排気通路25が形成される。そして、第三排気通
路25の下流端はシャフトハウジング8内に形成される
空間に向かって開口し、この空間を排気室26として利
用する。
ロック15内にはシリンダヘッド14内に形成される排
気ポート(図示せず)に繋がり、集合管を兼ねた第一排
気通路23が形成される。また、エンジンホルダ2内に
は第一排気通路23に繋がる第二排気通路24が形成さ
れ、同様にオイルパン5内には第二排気通路24に繋が
る第三排気通路25が形成される。そして、第三排気通
路25の下流端はシャフトハウジング8内に形成される
空間に向かって開口し、この空間を排気室26として利
用する。
【0026】第一排気通路23の周囲には第一排気通路
23冷却用の第一冷却水通路(図示せず)が形成され
る。なお、第一排気通路23冷却用の第一冷却水通路の
下流にはシリンダブロック15およびシリンダヘッド1
4冷却用の冷却水通路(図示せず)が設けられる。
23冷却用の第一冷却水通路(図示せず)が形成され
る。なお、第一排気通路23冷却用の第一冷却水通路の
下流にはシリンダブロック15およびシリンダヘッド1
4冷却用の冷却水通路(図示せず)が設けられる。
【0027】図3は、オイルパン5の下面図である。ま
た、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。図
3および図4に示すように、エンジンホルダ2に設けら
れた第二配置通路の周囲には第二排気通路24冷却用の
第二冷却水通路22が形成され、この第二冷却水通路2
2は第一冷却水通路に繋がる。また、この第二冷却水通
路22は第二排気通路24を挟んでエンジンホルダ2の
側壁2aとは反対側に、第二排気通路24の二側面を囲
む様、平面視L字状に形成される。
た、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。図
3および図4に示すように、エンジンホルダ2に設けら
れた第二配置通路の周囲には第二排気通路24冷却用の
第二冷却水通路22が形成され、この第二冷却水通路2
2は第一冷却水通路に繋がる。また、この第二冷却水通
路22は第二排気通路24を挟んでエンジンホルダ2の
側壁2aとは反対側に、第二排気通路24の二側面を囲
む様、平面視L字状に形成される。
【0028】さらに、オイルパン5に設けられた第三排
気通路25の周囲には排気通路に隣接して第三排気通路
25冷却用の第三冷却水通路21が形成され、この第三
冷却水通路21は下流側が第二冷却水通路22に、上流
側が前記送水管20にそれぞれ繋がるエンジンホルダ2
の第二排気通路24が形成された側の壁、本実施形態に
おいては左側壁2aには第二排気通路24に繋がる排気
ガス採取口27が形成され、この採取口27は外側から
例えばキャップ28で塞がれる。また、エンジンホルダ
2に形成された第二排気通路24と第二冷却水通路22
とを区画する壁には第二冷却水通路22内の冷却水を第
二排気通路24に導く冷却水導入路29が形成される。
気通路25の周囲には排気通路に隣接して第三排気通路
25冷却用の第三冷却水通路21が形成され、この第三
冷却水通路21は下流側が第二冷却水通路22に、上流
側が前記送水管20にそれぞれ繋がるエンジンホルダ2
の第二排気通路24が形成された側の壁、本実施形態に
おいては左側壁2aには第二排気通路24に繋がる排気
ガス採取口27が形成され、この採取口27は外側から
例えばキャップ28で塞がれる。また、エンジンホルダ
2に形成された第二排気通路24と第二冷却水通路22
とを区画する壁には第二冷却水通路22内の冷却水を第
二排気通路24に導く冷却水導入路29が形成される。
【0029】この冷却水導入路29は、第二排気通路2
4側を挟んでエンジンホルダ2およびオイルパン5の側
壁2a,5aに対向する位置、すなわち、排気ガス採取
口27に対向した位置に配置され、冷却水が採取口27
より下方に向かって噴射するように斜め下向きに形成さ
れる。また、排気ガスの採取口27は少なくとも冷却水
導入路29の冷却水出口30より上方に配置される。
4側を挟んでエンジンホルダ2およびオイルパン5の側
壁2a,5aに対向する位置、すなわち、排気ガス採取
口27に対向した位置に配置され、冷却水が採取口27
より下方に向かって噴射するように斜め下向きに形成さ
れる。また、排気ガスの採取口27は少なくとも冷却水
導入路29の冷却水出口30より上方に配置される。
【0030】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0031】エンジンホルダ2に設けられた第二配置通
路を挟んでエンジンホルダ2の側壁2aとは反対側に第
二冷却水通路22を形成し、この側壁2aに排気ガスの
採取口27を形成したことにより、採取口27が第二冷
却水通路22に干渉することがないので第二排気通路2
4や第二冷却水通路22の周辺に堕肉が形成されること
がなく、採取口27と第二冷却水通路22との間のシー
リングも不要なので、構造が簡素化できる。
路を挟んでエンジンホルダ2の側壁2aとは反対側に第
二冷却水通路22を形成し、この側壁2aに排気ガスの
採取口27を形成したことにより、採取口27が第二冷
却水通路22に干渉することがないので第二排気通路2
4や第二冷却水通路22の周辺に堕肉が形成されること
がなく、採取口27と第二冷却水通路22との間のシー
リングも不要なので、構造が簡素化できる。
【0032】また、排気ガスの採取口27をエンジンホ
ルダ2のいずれか一方の側壁、好ましくは第二排気通路
24が形成された側の壁2aに形成したことにより、採
取口27と第二排気通路24との間隔が短くなって採取
口27の形成が容易になると共に、排気ガスの採取も簡
単に行える。
ルダ2のいずれか一方の側壁、好ましくは第二排気通路
24が形成された側の壁2aに形成したことにより、採
取口27と第二排気通路24との間隔が短くなって採取
口27の形成が容易になると共に、排気ガスの採取も簡
単に行える。
【0033】さらに、エンジンホルダ2内に第二冷却水
通路22内の冷却水を第二排気通路24に導く冷却水導
入路29を形成したことにより、ウォータポンプ19に
よって汲み上げられた温度の低い冷却水が直接排気ガス
中に噴射されて排気ガスを冷却する。その結果、排気ガ
スの温度が従来のものより大幅に低下し、シャフトハウ
ジング8内の排気室26に排出された排気ガスがシャフ
トハウジング8壁の温度を高めないので、シャフトハウ
ジング8壁へのカルシウムの付着が防止される。
通路22内の冷却水を第二排気通路24に導く冷却水導
入路29を形成したことにより、ウォータポンプ19に
よって汲み上げられた温度の低い冷却水が直接排気ガス
中に噴射されて排気ガスを冷却する。その結果、排気ガ
スの温度が従来のものより大幅に低下し、シャフトハウ
ジング8内の排気室26に排出された排気ガスがシャフ
トハウジング8壁の温度を高めないので、シャフトハウ
ジング8壁へのカルシウムの付着が防止される。
【0034】さらにまた、排気ガスの採取口27を少な
くとも冷却水導入路29の冷却水出口30より上方に配
置すると共に、冷却水導入路29を、冷却水が採取口2
7の下方に向かって噴射するように斜め下向きに形成し
たことにより、採取される排気ガスへの冷却水の影響が
最小となって、信頼度の高い分析結果が得られる。
くとも冷却水導入路29の冷却水出口30より上方に配
置すると共に、冷却水導入路29を、冷却水が採取口2
7の下方に向かって噴射するように斜め下向きに形成し
たことにより、採取される排気ガスへの冷却水の影響が
最小となって、信頼度の高い分析結果が得られる。
【0035】そして、冷却水導入路29を、第二排気通
路24側を挟んでエンジンホルダ2およびオイルパン5
の側壁2a,5aに対向する位置に配置したことによ
り、冷却水出口30から噴射する冷却水がエンジンホル
ダ2およびオイルパン5の側壁2a,5aに直接当た
り、これらの側壁2a,5aをも冷却することになる。
その結果、排気ガスの冷却がさらに促進される。
路24側を挟んでエンジンホルダ2およびオイルパン5
の側壁2a,5aに対向する位置に配置したことによ
り、冷却水出口30から噴射する冷却水がエンジンホル
ダ2およびオイルパン5の側壁2a,5aに直接当た
り、これらの側壁2a,5aをも冷却することになる。
その結果、排気ガスの冷却がさらに促進される。
【0036】なお、上述した実施形態においては冷却水
導入路29を斜め下向きに形成した例を示したが、噴射
される冷却水が採取口27より下方に到達する限り、冷
却水導入路29は必ずしも斜め下向きに形成される必要
はなく、図5に示すように、水平でも良い。
導入路29を斜め下向きに形成した例を示したが、噴射
される冷却水が採取口27より下方に到達する限り、冷
却水導入路29は必ずしも斜め下向きに形成される必要
はなく、図5に示すように、水平でも良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の排気構造によれば、エンジンホルダの上方にシリン
ダヘッドやシリンダブロック等から構成されるエンジン
を、下方にオイルパンをそれぞれ配置すると共に、上記
エンジンホルダ内に排気通路と冷却水通路とを隣接して
備えた船外機において、上記エンジンホルダの壁に上記
排気通路に繋がる排気ガス採取口を形成したため、排気
ガスの採取構造が簡素化する。
機の排気構造によれば、エンジンホルダの上方にシリン
ダヘッドやシリンダブロック等から構成されるエンジン
を、下方にオイルパンをそれぞれ配置すると共に、上記
エンジンホルダ内に排気通路と冷却水通路とを隣接して
備えた船外機において、上記エンジンホルダの壁に上記
排気通路に繋がる排気ガス採取口を形成したため、排気
ガスの採取構造が簡素化する。
【0038】また、上記排気ガスの採取口を上記エンジ
ンホルダのいずれか一方の側壁に形成したため、採取口
の形成および排気ガス採取の容易性が向上する。
ンホルダのいずれか一方の側壁に形成したため、採取口
の形成および排気ガス採取の容易性が向上する。
【0039】さらに、上記エンジンホルダ内に上記冷却
水通路内の冷却水を上記排気通路に導く冷却水導入路を
形成したため、排気ガスの冷却効率が向上する。
水通路内の冷却水を上記排気通路に導く冷却水導入路を
形成したため、排気ガスの冷却効率が向上する。
【0040】さらにまた、上記排気ガスの採取口を少な
くとも上記冷却水導入路の冷却水出口より上方に配置し
たため、採取される排気ガスへの冷却水の影響が少な
い。
くとも上記冷却水導入路の冷却水出口より上方に配置し
たため、採取される排気ガスへの冷却水の影響が少な
い。
【0041】そして、上記冷却水導入路を、冷却水が上
記採取口の下方に向かって噴射するように斜め下向きに
形成したため、採取される排気ガスへの冷却水の影響が
少ない。
記採取口の下方に向かって噴射するように斜め下向きに
形成したため、採取される排気ガスへの冷却水の影響が
少ない。
【0042】そしてまた、上記冷却水導入路を、上記排
気通路を挟んで上記エンジンホルダの側壁に対向する位
置に配置したため、冷却水がエンジンホルダおよびオイ
ルパンの側壁に直接当たってこれらの側壁を冷却する。
気通路を挟んで上記エンジンホルダの側壁に対向する位
置に配置したため、冷却水がエンジンホルダおよびオイ
ルパンの側壁に直接当たってこれらの側壁を冷却する。
【図1】本発明に係る船外機の排気構造の一実施形態を
示す船外機の左側面図。
示す船外機の左側面図。
【図2】図1に示す船外機のエンジン部分の拡大側面
図。
図。
【図3】オイルパンの下面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す断面図。
【図6】(a)は排気通路に排気ガス採取口を形成した
従来例を示す図であり、(b)は(a)のVIb−VI
b線に沿う断面図。
従来例を示す図であり、(b)は(a)のVIb−VI
b線に沿う断面図。
【図7】(a)は排気通路に排気ガス採取口を形成した
他の従来例を示す図であり、(b)は(a)のVIIb
−VIIb線に沿う断面図。
他の従来例を示す図であり、(b)は(a)のVIIb
−VIIb線に沿う断面図。
01 船外機 02 エンジンホルダ 02a エンジンホルダの側壁 03 エンジン 05 オイルパン 08 シャフトハウジング 14 シリンダヘッド 15 シリンダブロック 21 第三冷却水通路 22 第二冷却水通路 23 第一排気通路 24 第二排気通路 25 第三排気通路 27 排気ガス採取口 29 冷却水導入路 30 冷却水出口
Claims (6)
- 【請求項1】 エンジンホルダの上方にシリンダヘッド
やシリンダブロック等から構成されるエンジンを、下方
にオイルパンをそれぞれ配置すると共に、上記エンジン
ホルダ内に排気通路と冷却水通路とを隣接して備えた船
外機において、上記エンジンホルダ2の壁2aに上記排
気通路24に繋がる排気ガス採取口27を形成したこと
を特徴とする船外機の排気構造。 - 【請求項2】 上記排気ガスの採取口27を上記エンジ
ンホルダ2のいずれか一方の側壁2aに形成した請求項
1記載の船外機の排気構造。 - 【請求項3】 上記エンジンホルダ2内に上記冷却水通
路22内の冷却水を上記排気通路24に導く冷却水導入
路29を形成した請求項1または2記載の船外機の排気
構造。 - 【請求項4】 上記排気ガスの採取口27を少なくとも
上記冷却水導入路29の冷却水出口30より上方に配置
した請求項3記載の船外機の排気構造。 - 【請求項5】 上記冷却水導入路29を、冷却水が上記
採取口27の下方に向かって噴射するように斜め下向き
に形成した請求項3または4記載の船外機の排気構造。 - 【請求項6】 上記冷却水導入路29を、上記排気通路
24を挟んで上記エンジンホルダ2の側壁2aに対向す
る位置に配置した請求項3、4または5記載の船外機の
排気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146824A JP2000337141A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 船外機の排気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146824A JP2000337141A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 船外機の排気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000337141A true JP2000337141A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15416367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11146824A Pending JP2000337141A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 船外機の排気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000337141A (ja) |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP11146824A patent/JP2000337141A/ja active Pending
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