JP2000336956A - ルームユニット - Google Patents

ルームユニット

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JP2000336956A
JP2000336956A JP11146560A JP14656099A JP2000336956A JP 2000336956 A JP2000336956 A JP 2000336956A JP 11146560 A JP11146560 A JP 11146560A JP 14656099 A JP14656099 A JP 14656099A JP 2000336956 A JP2000336956 A JP 2000336956A
Authority
JP
Japan
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space
toilet
floor
shower
entrance
Prior art date
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Pending
Application number
JP11146560A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Masuda
輝夫 増田
Koichi Yamada
浩一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11146560A priority Critical patent/JP2000336956A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰掛け便器設備等のトイレスペースに位置し
た機器を、容易に洗浄できるルームユニットを提供す
る。 【解決手段】 壁パネルを建並べて形成されたルーム空
間14を、湯水混合水栓21aを有したシャワー設備2
1が設けられたシャワースペース14a及びトイレ設備
22が設けられたトイレスペース14bにそれぞれ分割
したルームユニットにおいて、前記湯水混合水栓21a
に接続した配管部24を設け、その配管部24に接続し
たトイレシャワーヘッド24aが前記トイレスペース1
4bに配設された構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院又は高齢者施
設等に設置されるルームユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のルームユニットとして、
特開平8−254030号公報に開示された図3及び図
4に示す構成のものが存在する。このものは、壁パネル
を建並べて内部にルーム空間A2を設け、そのルーム空
間A2が摺動自在の仕切部材A1によって用途の異なる一
方空間A21及び他方空間A22に分割されたユニット本体
Aと、一方空間A21及び他方空間A22にそれぞれ位置し
た一方床部B1及び他方床部B2を有した床パネルBと、
一方空間A21及び他方空間A22にそれぞれ配設された各
設備Cと、一方空間A21に通じる出入口部Dとを備え
る。
【0003】さらに詳しくは、一方空間A21が設備Cで
あるトイレ設備C1を設けてトイレスペースを、及び他
方空間A22が設備Cであるシャワー設備C2を設けてシ
ャワースペースをそれぞれ形成する。ユニット本体Aは
床パネルBと、その床パネルBに対面した天井パネル
と、その天井パネルから垂下した奥壁パネルA3と、そ
の奥壁パネルA3に略直交した両側壁パネルA41,A42
とを有して形成される。そして、両側壁パネルA41,A
42がトイレ設備C1側へ位置した側壁パネルA41と、シ
ャワー設備C2側へ位置した側壁パネルA42とで構成さ
れて、出入口部Dに対して反対側の奥壁パネルA3と、
両側壁パネルA41,A42とで、平断面略コ字型に形成さ
れる。また、出入口部Dが一つであってトイレスペース
である一方空間A21のみに連通する。
【0004】また、床パネルBは一方床部B1及び他方
床部B2が出入口部D側の壁面から、奥壁パネルA3へ向
かって下り勾配を形成するとともに、互いに同一平面に
形成されず一方床部B1を高くして段差部B3を形成す
る。そして、その段差部B3は他方空間A22であるシャ
ワースペースで使用された湯水が一方空間A21であるト
イレスペースへ流れ込むことを阻止するとともに、断面
略45度程度の勾配を設けて被介護者が蹴躓かないよう
にしている。また、一端部に排水口B41を設けた排水溝
B4が、奥壁パネルA3に沿った床パネルBの端部に形成
されて、一方床部B1又は他方床部B2の下り勾配に沿っ
て流れ込んだ湯水を排水する。
【0005】また、小型の手洗い器C3が腰掛け便器C1
側の側壁パネルA41に設けられるとともに、水平片E1
及び垂直片E2を有して略L字型に形成されたL字型手
摺Eが、手洗い器C3及び奥壁パネルA3間で腰掛け便器
C1の近傍に位置して、同様に腰掛け便器C1側の側壁パ
ネルA41に設けられる。そして、被介護者が腰掛け便器
C1に立座りする時、L字型手摺Eを掴むことによって
立座りをサポートされる。また、直方体状に形成されて
扉を設けた小物用品収納箱Fが奥壁パネルA3側の床パ
ネルBに設置されて、尿瓶又は尿を蓄積した畜尿瓶等の
小物用品を収納する。
【0006】また、シャワー設備C2は湯水混合水栓C2
1、シャワー水を吐出するシャワーヘッドC22、シャワ
ー水の温度を調節するノブハンドルC23、シャワー水量
を調節するレバー式ハンドルC24、垂設されたスライド
バーC25、そのスライドバーC25に支持されて略垂直方
向へ摺動自在に摺動する係止フックC26、及び固定式の
固定フックC27を有して構成されて、それぞれが奥壁パ
ネルA3に突設される。そして、係止フックC26が任意
の高さでスライドバーC25に保持されるようクリック式
に構成し、シャワーヘッドC22を任意の方向へ向けて着
脱自在に係止するよう構成して、シャワー水の吐水方向
を自由に調節できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のルーム
ユニットでは、被介護者が一人で又は看護婦等の介添え
に介護されて用途の異なる一方空間A21又は他方空間A
22に行き、各空間に設けられた設備Cを容易に利用でき
る。
【0008】しかしながら、トイレスペースに設けられ
たトイレ設備C1又は畜尿瓶(図示せず)、若しくはト
イレスペースに位置した一方床部B1等を洗浄したいと
き、シャワースペースに位置して距離的に離れたシャワ
ーヘッドC22を使用せざるを得ず、容易に洗浄できない
という問題があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、トイレ設備等のトイレス
ペースに位置した機器を、容易に洗浄できるルームユニ
ットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、壁パネルを建並べて形
成されたルーム空間を、湯水混合水栓を有したシャワー
設備が設けられたシャワースペース及びトイレ設備が設
けられたトイレスペースにそれぞれ分割したルームユニ
ットにおいて、前記湯水混合水栓に接続した配管部を設
け、その配管部に接続したトイレシャワーヘッドが前記
トイレスペースに配設された構成にしてある。
【0011】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、湯水の温度を調節する温度調節手段又は湯
水の流量を調節する流量調節手段のうち少なくともどち
らか一方が、前記湯水混合水栓に設けられた構成にして
ある。
【0012】請求項3記載のものは、請求項1又は請求
項2記載のものにおいて、前記シャワー設備及び前記ト
イレ設備が前記壁パネルのうち出入口部に対向した奥壁
パネル側へ配設されたものであって、前記配管部が前記
奥壁パネルに対して前記ルーム空間の反対側へ設けられ
た構成にしてある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び
図2に基づいて以下に説明する。
【0014】1はユニット本体で、天井パネル1aとそ
の天井パネル1aに対面した床パネル11を設けるとと
もに、天井パネル1aから垂下した奥壁パネル12、及
び奥壁パネル12の両端部から突設されてその奥壁パネ
ル12に略直交した両側壁パネル13a,13bを設け
る。そして、奥壁パネル12と両側壁パネル13a,1
3bとで平断面略コ字型に形成されて、一方側へ開口し
たユニット開口部、及び平面略長方形状で一方空間14
a及び他方空間14bを有したルーム空間14が内部に
形成される。
【0015】ここで、床パネル11が一方空間14aに
位置した一方床部11a、及び他方空間14bに位置し
た他方床部11bを有して、その一方床部11a及び他
方床部11bの各床面が段差部を設けることなく互いに
略同一平面に形成される。そして、両側壁パネル13
a,13bの突設方向へ沿ったカーテンレール1cが天
井パネル1aに設けられて、カーテンである仕切部材1
5がカーテンレールに保持され垂下してユニット開口部
側へ向かった摺動方向へ摺動自在に摺動する。そして、
ルーム空間14を2分割して、用途の異なる一方空間1
4a及び他方空間14bを形成する。また、略コ字型に
形成されたスライドバー16が奥壁パネル12に垂設さ
れるとともに、そのスライドバー16に支持されて略垂
直方向へ摺動自在に摺動する係止フック17を設ける。
【0016】2は設備で、シャワー設備21及びトイレ
設備22で構成される。シャワー設備21が湯水混合水
栓21a、給水ホース21b、及びその給水ホース21
bに接続して止水スイッチ21c1を有したシャワーヘ
ッド21cを設けて、一方空間14aの奥壁パネル12
側へ配設されて、シャワースペースを形成する。さらに
詳しくは、湯水混合水栓21aが湯水の温度を調節する
温度調節手段(図示せず)、及び湯水の流量を調節する
流量調節手段(図示せず)を内蔵し、奥壁パネル12か
らルーム空間14側へ突設されて、側部に設けられた温
度調節レバー21a1を操作して適温に調節された湯水
を、開閉釦21a2でもって開閉する。
【0017】ここで、一方吐水口及び他方吐水口を有し
た分岐部23が湯水混合水栓21aに接続されて、給水
ホース21bが一方吐水口に接続されて、分岐部23を
介して湯水混合水栓21aに接続される。そして、シャ
ワーヘッド21cがスライドバー16に設けられた係止
フック17に着脱自在に係止されて、スライドバー16
に沿って略垂直方向へ可動して任意の高さに調節される
とともに、止水スイッチ21c1を開状態に操作したと
き、適温に調節されたシャワー水を吐出する。さらに、
略四角状で複数のスリットを有した設置台21dが、奥
壁パネル12から突設されて洗面器(図示せず)を設置
する。さらに、配管部24が奥壁パネル12に対してル
ーム空間14の反対側へ設けられて、一端を分岐部23
の他方吐水口に接続する。このものについては詳しく後
述する。
【0018】トイレ設備22が頂部22cを有した腰掛
け便器本体22a、及びロータンク22bを設けて他方
空間14bに配設されトイレスペースを形成して、すな
わち用途の異なる一方空間14a及び他方空間14bを
それぞれ形成する。そして、他方空間14bの奥壁パネ
ル12側へそれぞれ設けられて、後述する移動機器(図
示せず)の移動スペースがルーム空間14の略中央部に
形成される。
【0019】ここで、配管部24の他端がトイレスペー
スに導入されるとともに、給水ホース及び止水スイッチ
24a1を有したトイレシャワーヘッド24aがトイレ
スペースに配設されて、給水ホースを介して配管部24
の他端に接続される。すなわち、トイレシャワーヘッド
24aが給水ホース、配管部24、及び分岐部23を介
して湯水混合水栓21aに接続される。
【0020】3は3枚引き戸で、図2に示すように、互
いに重合する第1引き戸31、第2引き戸32、及び第
3引き戸33を有して形成され、ユニット本体1の前壁
パネル1bに設けられた下枠及び上枠に保持されてユニ
ット開口部に配設される。各引き戸は正面略矩形状の枠
部3a、及びその枠部3aに保持される板部3bを有し
て構成されて、第1引き戸31が平面略U字型に形成さ
れた第1取手31a、及び第2引き戸32の枠部3aに
当接する第1当接片31bを設ける。また、第3引き戸
33が平面略U字型に形成された第2取手33a、及び
第2引き戸32の枠部3aに当接する第2当接片33b
を設ける。
【0021】そして、仕切部材15の摺動方向に対する
略直交方向両側(左右方向)へ開閉自在に可動する。す
なわち、第1引き戸31が第1取手31aを操作される
ことによって右側へ可動し、第1当接片31bを第2引
き戸32の枠部3aに当接させ第2引き戸32を可動さ
せて、他方空間14bに連通した他方出入口部34bを
形成する。また、第3引き戸33が第2取手33aを操
作されることによって左側へ可動し、第2当接片33b
を第2引き戸32の枠部3aに当接させ第2引き戸32
を可動させて、一方空間14aに連通した一方出入口部
34aを形成する。つまり、出入口部34は一方出入口
部34a及び他方出入口部34bからなる二つで形成さ
れて、その一方出入口部34a及び他方出入口部34b
は被介護者を搭乗する移動機器である車椅子(図示せ
ず)が出入し得る開口幅、例えば850mm以上に設定
される。また、仕切部材15が出入口部34に対する略
直交方向へ摺動自在に摺動する。
【0022】4は排水溝で、ルーム空間14へ向かって
開口した溝凹所(図示せず)、及びその溝凹所に連通し
た収容凹所(図示せず)を有して床パネル11に設けら
れる。奥壁パネル12側へ位置した一端部及び他端部を
有した第1排水溝41と、及びその第1排水溝41の他
端部から両側へ突設されて第1排水溝41に連続した第
2排水溝42とで、略T字型に形成される。
【0023】第1排水溝41が一方床部11a及び他方
床部11bの境界部に、第2排水溝42が出入口部34
に沿ってユニット開口部にそれぞれ設けられる。さら
に、排水口カバーを有した排水口41aが第1排水溝4
1の一端部に設けられて、ルーム空間14で使用された
湯水を第1排水溝41又は第2排水溝42を介して排水
口41aから外方へ排水する。
【0024】排水溝4の溝凹所をカバーする溝蓋(グレ
ーチング)4aが第1排水溝41及び第2排水溝42に
設けられて、一方床部11a及び他方床部11bの各床
面と略同一平面(各床面との段差3mm以内)を形成す
るよう、第1排水溝41及び第2排水溝42の収容凹所
にそれぞれ収容される。そして、第2排水溝42をカバ
ーする溝蓋4aが3枚引き戸3の下枠と略同一高さに設
定される。
【0025】5は手洗い器で、四角状に形成され、従来
例と比較して大型で、手洗い器本体5aと、その手洗い
器本体5aに固定された鏡及び湯水を供給するカラン部
を有して、被介護者(図示せず)がトイレ設備22に座
った状態で手洗いし得る位置にて、トイレ設備22側の
側壁パネル13bに設けられる。そして、手洗い器本体
5aが互いに直交した一方側部51及び他方側部52を
有し、一方側部51が天井パネル1aに、他方側部52
が奥壁パネル12にそれぞれ対向する。
【0026】6は一対の手摺で、樹脂又は金属により、
垂直手摺61及び水平手摺62でもって形成され、トイ
レ設備22側の側壁パネル13bに設けられて、被介護
者の両手で捕まれることによって、トイレ設備22への
被介護者の立座りをサポートする。
【0027】ここで、垂直手摺61は垂直手摺片61a
と、その垂直手摺片61aの両端部から突設された垂直
固着片61bとで略コ字型に形成されて、垂直固着片6
1bが側壁パネル13bに固着される。そして、トイレ
設備22への立座りをサポートし易いよう、手洗い器5
の一方側部51における略中央部に隣接して垂直に設置
される。
【0028】水平手摺62は水平手摺片62aと、その
水平手摺片62aの両端部から突設された水平固着片6
2bとで略コ字型に形成されて、水平固着片62bが同
様に側壁パネル13bに固着される。そして、トイレ設
備22への立座りをサポートし易いよう、手洗い器5の
一他方側部52における下部に隣接して手洗い器5及び
奥壁パネル12間に水平に設置される。
【0029】このように、水平片E1及び垂直片E2が連
続したL字型手摺Eであった従来と異なって、垂直手摺
61及び水平手摺62に分割されて、垂直手摺61が手
洗い器5の一方側部51に、水平手摺62が他方側部5
2にそれぞれ隣接して配設されているので、パネル本体
の奥行き方向における寸法を短い所定寸法に設定したと
きであっても、大型の手洗い器5が側壁パネル13bに
設けられる。また、紙巻き機が水平手摺62の下方へ設
けられる。
【0030】このものの取り扱い操作を説明する。移動
機器である車椅子に搭乗した被介護者は、3枚引き戸3
の第1引き戸31が操作されて形成された他方出入口部
34b、又は第3引き戸33が操作されて形成された一
方出入口部34aから、一方空間14a又は他方空間1
4bへ進入する。この時、一方出入口部34a及び他方
出入口部34bが車椅子の出入し得る開口幅に設定され
ているので、容易に一方空間14a又は他方空間14b
へ進入する。
【0031】ここで、3枚引き戸3が仕切部材15の摺
動方向に対する略直交方向へ沿って設けられて、かつ出
入口部34が一方出入口部34a及び他方出入口部34
bからなる二つで形成されて、他方空間14bが他方出
入口部34bに、一方空間14aが一方出入口部34a
にそれぞれ連通する。従って、被介護者は一方空間14
a及び他方空間14bにそれぞれ配設された各設備2
を、一方空間14a又は他方空間14bを迂回すること
なく効率よく使用する。
【0032】また、被介護者は一方床部11a及び他方
床部11bの各床面、並びに排水溝4に設けられた溝蓋
4aが互いに略同一平面に形成されて大きな段差部を設
けていないので、一方空間14a又は他方空間14bの
間を、車椅子に搭乗した状態で容易に移動するととも
に、車椅子から降りた状態であっても段差部に蹴躓くこ
となく行き来する。
【0033】そして、体の状態に合わせて、垂直手摺6
1又は水平手摺62のうちどちらか一方を、又は両方を
つかむことによってサポートされた状態でトイレ設備2
2への立座りを行って、他方空間14bに設けられたト
イレ設備22を使用する。
【0034】次いで、トイレ設備22に座った状態で手
洗い器5を使用して手を洗い、一方空間14aへ移動
し、仕切部材15を摺動させてシャワー設備21を使用
する。このとき、出入口部34に対する略直交方向へ摺
動する仕切部材15がユニット本体1に摺動自在に設け
られて、かつ第1排水溝41の対応位置を越えてシャワ
ースペース側へ配設されたので、仕切部材15がシャワ
ー設備21で使用された湯水を遮蔽して一方空間14a
から他方空間14bへの湯水の侵入を阻止するととも
に、湯水を一方床部11aにのみ落下させて排水溝4で
もって確実に排水させる。このように、湯水は第1排水
溝41及び仕切部材15によって一方空間14aから他
方空間14bへ侵入することなく、かつ第2排水溝42
によって一方空間14aからルーム空間14の外方へ流
出することなく、第1排水溝41及び第2排水溝42を
介して排水口41aから外方へ排水される。
【0035】そして、温度調節手段又は流量調節手段で
もって湯水の温度又は流量を調節し、トイレスペースに
設けられたトイレ設備22又は畜尿瓶(図示せず)、若
しくはトイレスペースに位置した他方床部11b等が、
シャワースペースに設けられたシャワーヘッド21cで
はなく、距離的に近いトイレシャワーヘッド24aを使
用して洗浄される。この時使用された湯水は、第1排水
溝41によって他方空間14bから一方空間14aへ侵
入することなく、かつ第2排水溝42によって他方空間
14bからルーム空間14の外方へ流出することなく、
第1排水溝41及び第2排水溝42を介して排水口41
aから外方へ排水される。
【0036】かかる第1実施形態のルームユニットにあ
っては、上記したように、一方床部11a及び他方床部
11bの各床面が互いに略同一平面に形成されたから、
一方床部11a及び他方床部11b間に段差部を形成し
ないので、例えば被介護者が一方空間14a及び他方空
間14bの間を段差によって蹴躓くことなく行き来し
て、空間14a,14bにそれぞれ設けられた各設備2
を容易に使用することができる。
【0037】また、ルーム空間14に通じる出入口部3
4が仕切部材15の摺動方向に対する略直交方向へ沿っ
て設けられて、かつ出入口部34が二つで形成されて一
方出入口部34aが一方空間14aに、他方出入口部3
4bが他方空間14bにそれぞれ通じるから、被介護者
が一方出入口部34a又は他方出入口部34bから、一
方空間14a又は他方空間14bを迂回することなく直
接進入して、一方空間14a及び他方空間14bにそれ
ぞれ設けられた各設備2を効率よく使用することができ
る。
【0038】また、一方出入口部34a及び他方出入口
部34bが被介護者を搭乗した移動機器の出入し得る開
口幅に設定されたから、一方出入口部34a又は他方出
入口部34bから進入した車椅子等の移動機器が、一方
床部11a及び他方床部11b間を段差部によって妨げ
られることなく移動して、一方空間14a及び他方空間
14bのそれぞれに設けられた各設備2を、車椅子に搭
乗した状態で被介護者に負担をかけることなく容易に使
用することができる。
【0039】また、一方出入口部34a及び他方出入口
部34bが、仕切部材15の摺動方向に対する略直交方
向両側へ可動し得る3枚引き戸3でもって形成されたか
ら、3枚引き戸3を左右へ操作することによって、一方
空間14aに連通した一方出入口部34a、及び他方空
間14bに連通した他方出入口部34bをそれぞれ容易
に形成することができる。
【0040】また、移動機器の移動スペースがルーム空
間14の略中央部に設けられたから、移動機器に搭乗し
た被介護者が一方空間14a及び他方空間14bの間を
容易に移動することができる。
【0041】また、ルーム空間14で使用された湯水を
排水する排水溝4が一方床部11a及び他方床部11b
の境界部に設けられたから、一方空間14a又は他方空
間14bのどちらか一方で湯水を使用したとき、他方へ
の水の侵入を阻止することができる。
【0042】また、第1排水溝41に接続した排水口4
1aが出入口部34側に対する反対側の一端部に設けら
れたから、構造の複雑な出入口部34側へ排水のための
工事を施すことなく、第1排水溝41に流入した湯水を
外方へ容易に排水することができる。
【0043】また、第1排水溝41に接続した第2排水
溝42が出入口部34に沿って配設されたから、一方空
間14a又は他方空間14bで使用された湯水が出入口
部34から外方へ流出することを阻止できる。
【0044】また、溝蓋4aが第1排水溝41及び第2
排水溝42に設けられて、一方床部11a及び他方床部
11bの各床面と略同一平面に形成されたから、溝蓋4
aが一方床部11a及び他方床部11b間に大きな段差
部を形成することなく各床面と略同一平面に形成され
て、被介護者が排水溝4によって蹴躓くことを阻止でき
る。
【0045】また、出入口部34に対する略直交方向へ
摺動する仕切部材15がユニット本体1に摺動自在に設
けられたから、被介護者が一方空間14aに設置された
シャワー設備21を使用した時、湯水が仕切部材15に
よって遮蔽されて一方空間14aから他方空間14bへ
侵入することを阻止できる。
【0046】また、一対の手摺6をトイレ設備22側の
側壁パネル13bに設け、垂直手摺61が手洗い器5に
おける天井パネル1aに対向した一方側部51に、水平
手摺62が奥壁パネル12に対向した他方側部52にそ
れぞれ隣接して配設されたから、垂直手摺61及び水平
手摺62をトイレ設備22への立座りをサポートし易い
位置に、手洗い器5をトイレ設備22に座った状態で容
易に手洗いし得る位置にそれぞれ設置して、一対の手摺
6及び手洗い器5を使い易い最適レイアウトで配置でき
るとともに、手洗い器5を大型化して使い易くすること
ができる。
【0047】また、配管部24を設け、その配管部24
を介して湯水混合水栓21aに接続したトイレシャワー
ヘッド24aがトイレスペースに配設されたから、トイ
レスペースに設けられたトイレ設備22又は畜尿瓶、若
しくはトイレスペースに位置した他方床部11b等をト
イレシャワーヘッド24aを使用して容易に洗浄するこ
とができる。
【0048】また、湯水の温度を調節する温度調節手
段、及び湯水の流量を調節する流量調節手段が湯水混合
水栓21aに設けられたから、温度調節手段又は流量調
節手段でもって湯水の温度及び流量を調節して、トイレ
設備22、他方床部11b、又は畜尿瓶等の汚れを容易
に洗浄できるとともに、被介護者の尻部等も洗浄するこ
とができる。
【0049】また、配管部24が奥壁パネル12に対し
てルーム空間14の反対側、すなわち外側へ設けられた
から、ルーム空間14への配管部24の露出を少なくし
て美観性を向上させることができる。
【0050】なお、本実施形態では、一方出入口部34
a及び他方出入口部34bを3枚引き戸3でもって形成
したが、2枚引き戸でもって形成してもよく、さらに一
方出入口部34a又は他方出入口部34bのどちらか一
方のみであってもよく、限定されない。
【0051】また、床パネル11の一方床部11a及び
他方床部11bの各床面を、段差部を設けることなく互
いに略同一平面に形成したが、段差部を設けて形成して
もよく、限定されない。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載のものは、配管部を設け、
その配管部を介して湯水混合水栓に接続したトイレシャ
ワーヘッドがトイレスペースに配設されたから、トイレ
スペースに設けられたトイレ設備又は畜尿瓶、若しくは
トイレスペースに位置した床パネル等をトイレシャワー
ヘッドを使用して容易に洗浄することができる。
【0053】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、湯水の温度を調節する温度調節手
段、又は湯水の流量を調節する流量調節手段のうち少な
くともどちらか一方が湯水混合水栓に設けられたから、
温度調節手段又は流量調節手段でもって湯水の温度又は
流量を調節して、トイレ設備、床パネル、又は畜尿瓶等
の汚れを容易に洗浄できるとともに、被介護者の尻部等
も洗浄することができる。
【0054】請求項3記載のものは、請求項1又は請求
項2記載のものの効果に加えて、シャワー設備及びトイ
レ設備が壁パネルのうち出入口部に対向した奥壁パネル
側へ配設されたものであれば、配管部が奥壁パネルに対
してルーム空間の反対側、すなわち外側へ設けられたか
ら、ルーム空間への配管部の露出を少なくして美観性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す正面斜視図である。
【図2】同上の3枚引き戸の平面図である。
【図3】従来例を示す正面斜視図である。
【図4】同上の平面図である。
【符号の説明】
1 ユニット本体 1a 天井パネル(壁パネル) 11 床パネル(壁パネル) 11a 一方床部 11b 他方床部 12 奥壁パネル(壁パネル) 14 ルーム空間 14a 一方空間(シャワースペース) 14b 他方空間(トイレスペース) 15 仕切部材 17 手摺部 2 設備 21 シャワー設備 21a 湯水混合水栓 21c シャワーヘッド 22 トイレ設備 24 配管部 24a トイレシャワーヘッド 3 3枚引き戸 34 出入口部 34a 一方出入口部 34b 他方出入口部 4 排水溝 4a 溝蓋 43 第1排水溝 43a 排水口 44 第2排水溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D032 GA02 GA11 2E025 BA04 BA05 BB05 BC01 BC02 4C094 AA01 BA01 BA08 BA15 BA16 BA25 BC12 CC12 DD14 EE17 EE20 FF02 FF09 FF11 GG02 GG08 GG11 GG13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルを建並べて形成されたルーム空
    間を、湯水混合水栓を有したシャワー設備が設けられた
    シャワースペース及びトイレ設備が設けられたトイレス
    ペースにそれぞれ分割したルームユニットにおいて、 前記湯水混合水栓に接続した配管部を設け、その配管部
    に接続したトイレシャワーヘッドが前記トイレスペース
    に配設されたことを特徴とするルームユニット。
  2. 【請求項2】 湯水の温度を調節する温度調節手段又は
    湯水の流量を調節する流量調節手段のうち少なくともど
    ちらか一方が、前記湯水混合水栓に設けられたことを特
    徴とする請求項1記載のルームユニット。
  3. 【請求項3】 前記シャワー設備及び前記トイレ設備が
    前記壁パネルのうち出入口部に対向した奥壁パネル側へ
    配設されたものであって、前記配管部が前記奥壁パネル
    に対して前記ルーム空間の反対側へ設けられたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のルームユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2457815A (en) * 2008-02-26 2009-09-02 Daly Engineering Services Ltd A wet room floor unit with plumbing fixture support plinth
JP2015202175A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 積水ホームテクノ株式会社 サニタリールームにおけるカーテン構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2457815A (en) * 2008-02-26 2009-09-02 Daly Engineering Services Ltd A wet room floor unit with plumbing fixture support plinth
JP2015202175A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 積水ホームテクノ株式会社 サニタリールームにおけるカーテン構造

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