JP2000336331A - 硬化型粘接着テープ - Google Patents

硬化型粘接着テープ

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JP2000336331A
JP2000336331A JP11151643A JP15164399A JP2000336331A JP 2000336331 A JP2000336331 A JP 2000336331A JP 11151643 A JP11151643 A JP 11151643A JP 15164399 A JP15164399 A JP 15164399A JP 2000336331 A JP2000336331 A JP 2000336331A
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Japan
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curable adhesive
resin
tape
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JP11151643A
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Mitsuru Ozasa
満 小笹
Makoto Miura
誠 三浦
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期には粘着性を示しながら紫外線の照射に
よって硬化され、高耐熱性と凹凸追従性を示すととも
に、液しみ込みによって生じる接着力低下を解決できる
硬化型粘接着両面テープを提供する。 【解決手段】 繊維材料から形成され、10〜200メ
ッシュの開口部を多数有する粗多孔性シートの開口部に
連通する空隙部が可撓性樹脂により含浸されてなる芯材
の両面に、粘着性ポリマーと、カチオン重合性化合物
と、光カチオン重合開始剤からなる硬化型粘接着剤層を
形成した硬化型粘接着テープとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、初期には粘着性を
示しながら、硬化することによって接着剤なみの接着強
度を発現する硬化型粘接着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非常に強固な接着特性が得られる
新規な接着材料として、光による後硬化粘接着テープが
提案された(特開平9−279103号公報参照)。こ
のテープは、紫外線を照射する前は粘着性を有し、被着
体に圧着、ラミネート等の簡易な方法で接着することが
できる。また、紫外線照射後は徐々に硬化反応が進むた
め、照射直後もしばらくは粘着性を保持しており、粘着
力を利用して被着体に貼合することができる。更に、一
旦紫外線照射を受けた後は照射を継続しなくとも硬化反
応が進行するため、最終的に接着剤のように強固な接着
強度を発現する。従って、この硬化プロセスでは基本的
に熱を必要とせず、光を通さない材料でも接着できるた
め、従来の熱硬化型接着剤が適用できなかった非耐熱材
料を強固に接着することができるとして注目されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のテー
プは従来の粘着剤を用いた両面粘着テープよりも飛躍的
に高い耐熱性が発現するため、半田付け工程に適用する
試みがなされている。従来の両面粘着テープ用の芯材と
しては不織布、プラスチックフィルム、金属箔、紙、
布、又はこれらの複合体が用いられてきたが、特に被着
体の微小な反りや撓みに追従させて貼合物の密着性を向
上させるためにはテープ厚みを嵩高くすることが有効で
あり、そのため芯材として厚み方向に伸縮性を有する不
織布やガラスクロス等の支持体を用いる場合が多い。こ
れにより、密着性が確保されるだけでなく、過剰な粘着
剤のしみだしが防止できたり、打ち抜き作業におけるカ
ット刃への粘着剤付着防止や微細打抜き形状への対応、
ラベルのカス取り時の粘着剤のメクレ防止といった加工
性を向上することができる。
【0004】しかしながら不織布やガラスクロス等の内
部空隙の多い芯材を使用することが不利に作用する場合
がある。例えば、貼合した被着体を洗浄するため、両面
粘着テープが洗浄液に浸される場合、これらの芯材では
毛細管現象により、液が両面粘着テープ内部に入り込
み、接着力が著しく低下してしまうという問題点があっ
た。
【0005】半田付け工程においても、半田付け時に付
着したフラックスを除くためアルコール系溶剤で洗浄す
る工程があり、このとき前記した不織布やガラスクロス
等の内部空隙の多い芯材を用いた上記後硬化粘接着テー
プでは、やはり液のしみ込みによる粘着力低下の問題が
あった。本発明の目的は、高耐熱性を示す後硬化両面テ
ープに好適に用いられ、液しみ込みの非常に少ないテー
プの構成を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維材料から
形成され、10〜200メッシュの開口部を多数有する
粗多孔性シートの開口部に連通する空隙部が可撓性樹脂
により含浸されてなる芯材の両面に、硬化型粘接着剤層
が積層されてなる硬化型粘接着テープを構成要件とし、
これにより上記目的が達せられる。以下に詳細を説明す
る。
【0007】本発明の硬化型粘接着テープ(以下、単に
本発明と略す)に用いられる芯材を構成する繊維材料と
しては、合成樹脂繊維、動植物繊維等の有機繊維や金属
繊維、ガラス繊維、岩石繊維、スラッグ繊維等の無機繊
維などが挙げられる。これらの繊維材料は単独で用いら
れてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよ
い。繊維材料の形状については、平均径1〜20μm程
度、長さ30mm程度以上のものが好ましいが、特にこ
れらに限定されるものではない。繊維材料はそれ自身が
単独で直接にシート状に加工されてもよく、複数をまず
糸状に加工し、糸状のものからシート状に加工されても
よい。
【0008】繊維材料はシート状に加工されたものが本
発明の芯材を構成する。加工の形態としては熱融着や接
着剤を利用する不織布状或いは織布状、編布状いずれが
採用されてもよいが、これらシート状に加工された芯材
は、少なくともその表面に10〜200メッシュの開口
部を多数有しているとともに、内部には開口部に通じる
空隙が形成されている必要があり、更にその開口部に連
通する空隙部に可撓性の樹脂が含浸されてなるものであ
る。
【0009】開口部が200メッシュを超えると、シー
トの内部に形成される空隙も必然的に小さくなって見か
けの密度が大きくなり、芯材に含浸される樹脂が可撓性
を有するものであっても芯材全体の柔軟性、即ち厚み方
向の伸縮性が損なわれる結果、被着体の微小な反りや撓
みに追従して、貼合物の密着性を向上させる効果が低減
する。逆に、開口部が10メッシュ未満であると、芯材
の空隙部の大半が樹脂で充填されてしまう結果、もはや
繊維材料の動きの自由度がなくなって、やはり芯材全体
の柔軟性が損なわれることになり、本発明が目的とする
効果が減殺される。
【0010】芯材の厚さは、通常の両面粘着テープに使
用されるものと同等程度のものが使用でき、特に50μ
m〜1mm程度が好ましい。50μmを下回ると貼合物
の密着性が低下する傾向が避けられず、1mmを超える
と芯材の強度不足を生じる恐れがある。
【0011】粗多孔性シートの空隙部に含浸される可撓
性樹脂としては、柔軟で可撓性を示すとともに、適宜の
溶媒に溶解ないしは微分散可能であれば採用し得る。但
し、含漬後の芯材の厚さ方向の強度を確保する上で、重
量平均分子量2万程度以上、好ましくは5万程度以上あ
ることが望ましい。本発明に使用できる可撓性樹脂とし
て、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、天然
ゴム系又は合成ゴム系樹脂等が例示できる。これらは単
独で用いられてもよいし、2種以上が混合されて用いら
れてもよく、更に樹脂成分以外の添加物が配合されてい
てもよい。また、本発明に用いられる未硬化状態の硬化
型粘接着剤を使用しても差し支えない。これは、貼り合
わせ時には硬化前のゲル分が低い状態であり、被着体へ
のそり追従性に悪影響を与えることがないためである。
【0012】含漬の方法としては、適宜の溶剤に溶解さ
せたり微分散させたりしたものを準備し、芯材をディッ
ピングしたり、芯材に塗布したりする方法が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0013】本発明に用いられる硬化型粘接着剤は、初
期状態では粘着性を示しながら、何らかのトリガーによ
り、内在する反応性樹脂が硬化して接着強度が大きく上
昇するものであればよく、例えば加熱硬化タイプ、放射
線硬化タイプ、湿気硬化タイプ、嫌気硬化タイプ等のい
ずれのタイプも採用可能である。これらのうち、特に前
記した特開平9−279103号公報に開示されたよう
な光硬化型であって、カチオン重合反応機構によって硬
化反応が進行するタイプのものが、使用上の制約を受け
ることが少ないので総合的に最も望ましい。即ち、加熱
を嫌う材料にも適用でき、被着体の透明性が問われるこ
ともなく、雰囲気の影響を受けることもない。また、一
旦反応が開始すると、トリガーが除かれても徐々にしか
も確実に反応が継続進行するという反応機構が、作業上
の制約を大きく緩和することになるからである。
【0014】このような光によるカチオン重合反応を利
用する硬化型粘接着剤として、具体的には粘着性ポリマ
ーと、粘着性ポリマーを除くカチオン重合性化合物と、
光カチオン重合開始剤からなるものが挙げられる。
【0015】粘着性ポリマーとしては、従来の感圧性接
着剤の主成分として汎用されているアクリル系ポリマー
やゴム系ポリマーが用いられる。アクリル系ポリマーと
しては、例えば、アルキル基の炭素数が2〜14である
アルキル(メタ)アクリレートモノマーの単独重合体又
は共重合体を挙げることができ、より好ましくは、上記
アルキル(メタ)アクリレートモノマーと、該アルキル
(メタ)アクリレートモノマーと共重合可能な不飽和結
合を有するビニルモノマーとの共重合体を挙げることが
できる。また、ゴム系ポリマーとしては、例えば、アク
リルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ランダ
ム型スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ポリイソ
ブチレンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン
ゴム、ウレタンゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロックゴム、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロックゴム、スチレン−ブタジエンブロックゴムな
どの合成ゴム系ポリマーを例示することができる。
【0016】もっとも、ポリジメチルシロキサン、ポリ
ジフェニルシロキサンなどのシリコーンゴムとトリメチ
ルシリル基もしくはトリフェニルシリル基を有するポリ
シロキサンなどのシリコーンレジンとの混合物のような
シリコーン類、ポリエステル類、ポリウレタン類、ポリ
エーテル類、ポリカーボネート類、ポリビニルエーテル
類などの他のポリマーを用いてもよい。
【0017】カチオン重合性化合物は分子内にカチオン
重合性の官能基、例えば、水酸基、ビニルエーテル基、
エピスルフィド基、エチレンイミン基、エポキシ基を有
する種々のモノマー、オリゴマー又はポリマーである。
ポリマーとしてはアクリル系、ウレタン系、ポリエステ
ル系、ポリオレフィン系、ポリエーテル系、天然ゴム、
ブロック共重合体ゴム、シリコーン系などの各種ポリマ
ーを用いることができる。これらカチオン重合性化合物
は単独で用いられてもよく、2種以上併用されてもよ
い。
【0018】上記カチオン重合性化合物としては、エポ
キシ基を有する化合物が好ましく用いられる。エポキシ
基の開環重合は反応性が高く、かつ硬化時間が短いた
め、接着工程の短縮化を図ることができる。更に、凝集
力及び弾性率が高いため、耐熱性及び接着強度に優れた
接着硬化物を得ることができ、例えばプリント回路基板
やフレキシブルプリント基板の製造過程における半田付
け等の高熱にさらされる工程において、剥離やズレなど
の接着不良を効果的に防止することができる。
【0019】上記エポキシ基を有する化合物としては、
エポキシ樹脂が好適に用いられる。このエポキシ樹脂と
しては、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、フ
ェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、グリ
シジルエーテル型、グリシジルアミン型等のエポキシ樹
脂を挙げることができる。また、エポキシ基含有オリゴ
マーも好適に用いることができ、例えば、ビスフェノー
ルA型エポキシオリゴマーを挙げることができる。更
に、上記エポキシ基含有モノマーやオリゴマーの付加重
合体を用いてもよく、例えば、グリシジル化ポリエステ
ル、グリシジル化ポリウレタン、グリシジル化アクリル
などを挙げることができる。
【0020】上記カチオン重合性化合物は、必要に応じ
て、異種の樹脂で変性されていてもよく、ラジカル重合
性不飽和結合を導入したものなどの反応性官能基を有す
るものであってもよい。また、カチオン重合性化合物の
カチオン重合性官能基当量は、硬化型粘接着剤として1
50〜5000(g/mol)程度であることが好まし
い。官能基当量がこれより小さいと、官能基密度が大き
くなり過ぎて反応性が高まり、照射後に被着体に貼付す
るまでの作業時間が制約されることがあり、官能基当量
がこれより大きいと、反応速度が遅くなって硬化までに
長時間を要することがある。もっとも、上記官能基の量
は、目的とする反応速度及び硬化物性によって定められ
るため、一義的には決定され得ない。
【0021】粘着性ポリマーは、粘着性ポリマーとカチ
オン重合性化合物の合計100重量部に対して、40〜
90重量部であることが好ましい。40重量部より少な
いと、初期粘着性が低くなり、90重量部を超えると硬
化後の接着剤の弾性率が低くなり接着強度が低くなるた
めである。
【0022】光カチオン重合開始剤は、光を照射される
ことにより活性化され、カチオン重合開始物質を発生す
るものであり、比較的低エネルギーでも重合を開始する
ことができる。光カチオン重合開始剤は、イオン性光酸
発生タイプ及び非イオン性光酸発生タイプの何れでもよ
い。イオン性光酸発生タイプとしては、芳香族ジアゾニ
ウム塩、芳香族ハロニウム塩、芳香族スルホニウム塩等
のオニウム塩や、鉄−アレン錯体、チタノセン錯体、ア
リールシラノール−アルミニウム錯体などの有機金属錯
体類などを挙げることができる。また、非イオン性光酸
発生タイプとしては、ニトロベンジルエステル、スルホ
ン酸誘導体、リン酸エステル、スルホン酸誘導体、リン
酸エステル、フェノールスルホン酸エステル、ジアゾナ
フトキノン、N−ヒドロキシイミドスルホナートなどを
用いることができる。
【0023】光カチオン重合開始剤については、単独で
用いられてもよく、2種以上併用されてもよく、有効活
性波長の異なる複数の光カチオン重合開始剤を用い2段
階硬化させてもよい。更に、他の光重合開始剤、例えば
光ラジカル重合開始剤又は光アニオン重合開始剤を併用
してもよい。この場合、必ずしも、光ラジカル重合開始
剤や光アニオン重合開始剤を活性化する光の波長は、光
カチオン重合開始剤を活性化する波長と同等である必要
はない。
【0024】光カチオン重合開始剤は硬化型粘接着剤に
おいて、上記カチオン重合性化合物の官能基1molに
対し、0.0001〜10mol%の範囲で配合するこ
とが好ましい。0.0001mol%よりも少ない場合
には、十分にカチオン重合が進行せず、硬化速度が遅く
なり、10mol%よりも多いと、光照射による硬化が
速く進みすぎ、被着体に貼付するまでの作業時間が制約
されることがある。
【0025】照射する光としては、マイクロ波、赤外
線、可視光、紫外線、X線、γ線などを用いることがで
きるが、一般的に取扱いが容易かつ簡便であり、比較的
高エネルギーを得ることができる紫外線が好適に用いら
れる。より好ましくは、波長200〜400nmの紫外
線が用いられる。紫外線は、高圧水銀灯、マイクロ波励
起型ランプ、ケミカルランプなどの適宜の光源を用いて
照射することができる。
【0026】また、硬化型粘接着剤には、上記粘着性ポ
リマー、カチオン重合性化合物及び光カチオン重合開始
剤の他に、公知の改質樹脂や増量剤などを適宜配合して
もよい。例えば、本発明より得られる硬化物の可撓性を
向上させ、接着性や屈曲性を高めるために架橋ゴム粒子
を用いることが好ましい。
【0027】架橋ゴム粒子は、組成物中に均一に分散す
ることで、被着体の変形等の応力が加わった場合に、粘
接着剤中でその応力を緩和する効果が高く、大幅に接着
力を向上させることができる。架橋ゴムはゴム自体の有
するゴム弾性により変形に追従し易く、かつ分子内に橋
架けを有するため他の組成物に相溶しにくく安定な海島
構造を保持するため、安定した硬化後の接着物性が得ら
れる。架橋ゴム粒子は、粘着性ポリマーとカチオン重合
性化合物の合計100重量部に対して0.1〜50重量
部程度配合することが好ましい。0.1重量部より少な
いと配合の効果が得にくく、50重量部より多いと初期
粘着性が低くなるためである。
【0028】また、硬化型粘接着剤の粘着性を向上させ
る目的で、ロジン系樹脂、変性ロジン系樹脂、テルペン
樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変性テルペン樹
脂、C5系又はC9系の石油樹脂、クマロン樹脂等の粘
着付与樹脂を添加してもよい。特に、被着体がポリオレ
フィン類の場合には、強い接着力を発現させることがで
きるという点で、ロジン系樹脂及び石油樹脂が好まし
い。
【0029】更に、テープ化する際の塗工性を向上させ
る目的で、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、イ
ソプレンゴム、ブチルゴム等の増粘剤;コロイダルシリ
カ、ポリビニルピロリドン等のチキソトロープ剤;炭酸
カルシウム、酸化チタン、クレー等の増量剤;等を添加
してもよい。
【0030】本発明に係る硬化型粘接着テープの製造方
法については、例えば、押出法、キャスト法などの成形
方法を用いて上記芯材上に粘接着剤層を直接形成しても
よく、或いは剥離性基材上に形成された粘接着剤層を上
記芯材に転写することによってもよい。このとき粘接着
剤層の厚みが2μmより薄いと、光照射後に硬化が急速
に進み作業時間が制約されることになり、500μmを
超えると、硬化に長時間を要することになるので、粘接
着剤層の厚みをこの範囲で調節することが好ましい。ま
た、テープとされた後は、表面が剥離性を有するように
構成された剥離性支持体によって保護されていることが
好ましい。この場合、片面のみ剥離性を有する剥離性支
持体であればテープの両面に積層する必要があるが、両
面が剥離性を有するように構成された剥離性支持体を用
いれば、一方の面に積層するだけでロール状に巻回して
保管できるので経済的に有利である。
【0031】本発明に係る硬化型粘接着テープは、光照
射を受けて粘接着剤層内でカチオン重合反応が進行し徐
々に硬化する。カチオン重合反応は、活性種が酸素など
の反応阻害を受け難く、長期に渡り存在するため、光照
射後の硬化型粘接着テープは暗反応にて硬化させること
ができる。従って、光を照射し続けなくても硬化反応が
進行するため、光を照射した後被着体に貼付するにあた
り、貼付場所がシャドーゾーンであっても、確実に接着
強度に優れた接着硬化物を得ることができる。なお、光
を照射しても硬化型粘接着テープの感圧接着性は直ちに
は喪失しないので、被着体貼付時には十分な感圧接着性
を保持し得る。
【0032】一方、カチオン重合反応は水や塩基性物質
の存在により進行を阻害される。もっとも、阻害の程度
は阻害物質の種類や粘接着剤組成によって差があるた
め、被着体中或いは接着面上、及び粘接着剤組成物中の
これらの阻害物質が重合硬化反応を著しく阻害しないよ
うに、粘接着剤組成及び被着体が設計・選択されること
が望ましい。また、カチオン重合反応により硬化したテ
ープは、カチオン重合性官能基の3次元架橋により凝集
力が高められ、硬度及び耐熱性に優れた接着硬化物を与
えることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を説明する
ことにより、本発明を明らかにする。 (硬化型粘接着剤溶液の調整)重量平均分子量40万の
ポリアクリル酸エチルの酢酸エチル50重量%溶液10
0重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェ
ルエポキシ社製、商品名「エピコート#828」)50
重量部、グリシジル基含有架橋ゴム粒子(ジェイエスア
ール社製、商品名「XER−71」)10重量部及び光
カチオン重合開始剤(旭電化社製、商品名「アデカオプ
トマーSP170」)3重量部からなる組成物を万能ミ
キサーにて50℃雰囲気下で混合し、硬化型粘接着剤溶
液を調製した。
【0034】(実施例1)上記で調整した硬化型粘接着
剤溶液を超音波水槽に入れ、この中に厚みが60μm、
開口部が平均54メッシュのガラスクロス(ユニチカグ
ラスファイバー社製、商品名「H50 F5 11
0」)を1分間浸漬した状態で振動を与えて脱泡しなが
ら、空隙部に十分溶液を含漬させた後、引き上げて乾燥
させた。次いで、この芯材の両面に上記粘接着剤溶液を
塗布し、乾燥後の厚さがそれぞれ約40μmの硬化型粘
接着剤層を形成して両面テープを得、その両表面をシリ
コーン離型処理したポリエチレンテレフタレート(以
下、単に離型PETと略す)で被覆保護した。
【0035】(比較例1)上記の溶液を離型PET上に
乾燥後厚さ約30μmで塗工乾燥したものを、実施例1
で用いたものと同じガラスクロスの両面に転写した後、
更にこの上から上記溶液を乾燥後厚さ約50μmで塗工
乾燥して両面テープを得、その両表面を離型PETで被
覆保護した。
【0036】(比較例2)上記溶液を離型PET上に乾
燥後厚さ約150μmで塗工乾燥し、芯材のない両面テ
ープとし、他面も離型PETで被覆した。
【0037】(比較例3)不織布を芯材とし、アクリル
系粘着剤層が積層されてなる市販の両面粘着テープを評
価に供した。
【0038】(両面テープの評価)実施例1及び比較例
1〜3で得た各両面テープについて、以下の項目につい
てそれぞれの要領で評価した。結果は表1に示した。 初期粘着力:23℃、65%RHの雰囲気下で、各両
面テープの一方の粘接着剤層を露出させ、バッキング材
として厚さ50μmのポリイミド(PI)フィルムを積
層した後、10mm幅に裁断したものを試験片とし、長
さ120mm×幅50mm×厚さ2mmのSUS304
からなる表面研磨されたステンレス板に、他方の粘接着
剤層を露出させつつ貼り付けし、PI背面から2kgの
ゴムローラを300mm/分の速度で往復させ圧着し
た。30分後に速度50mm/分で180度方向に粘接
着シートを剥離する際の剥離抵抗を測定し、これを初期
粘着力とした。
【0039】硬化後接着力:比較例3を除いた各両面
テープの裁断試験片の離型PET側から、高圧水銀灯を
用いて中心波長365nmの紫外線を光エネルギーが
1.5J/cm2 となるように照射し、照射10分後に
離型PETを剥離しながら前記と同じステンレス板に8
0℃×20秒(圧力5kg/cm2 )で圧着し、110
℃で1時間エージングした。この後、と同じ方法で剥
離抵抗を測定し、これを硬化後接着力とした。比較例3
についてはこの項目は評価しなかった。
【0040】耐熱接着力:と同様の方法でステンレ
ス板に圧着した試験片を、また、比較例3については紫
外線照射と110℃エージングを除いて同様に準備した
試験片を250℃のオーブンにて加熱して、発泡や剥離
等により表面状態が変化するまでの時間を測定した。試
験は5分までとした。この後、と同様に剥離抵抗を測
定し、これを耐熱後接着力とした。
【0041】耐溶剤接着力:と同様の方法でステン
レス板に圧着した試験片を、赤インクで着色した50℃
のエタノールを入れた超音波水槽内に浸漬し、5分間超
音波運転を実施した。その後、110℃×5分の条件で
乾燥させた後、と同様に剥離抵抗を測定し、これを耐
溶剤接着力とした。また、剥離面の着色度合いによる液
のしみ込みを目視で観察した。
【0042】粘接着剤のしみ出し:の圧着試験片
(比較例3はの圧着試験片)の作製時の粘接着剤のし
み出しの有無を目視で評価した。
【0043】
【表1】
【0044】実施例1の両面テープでは液の浸入が見ら
れず、従って溶剤浸漬後の接着力も低下することがない
のに対し、比較例1では芯材の内部に樹脂が含漬されて
いないため、毛細管現象による液のしみ込みが甚だし
く、接着力低下も著しい。比較例2の両面テープは芯材
を有さないため耐溶剤性は問題ないが、圧着時の粘接着
剤のしみ出しが実用上問題となる。
【0045】
【発明の効果】後硬化型粘接着剤の耐熱性、高接着力を
両面テープに適用して、凹凸追従性に優れた後硬化型両
面粘接着テープを得るに際し、従来の芯材を用いた両面
テープの耐溶剤性に劣る欠点を、本発明の芯材の構成と
することで克服することができる。これにより、例え
ば、FPCと補強板の貼り合わせなどに用いられた場
合、半田付けによるフラックスの洗浄工程にも液のしみ
込みがなく、従って接着力の低下を起こすことがない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維材料から形成され、10〜200メ
    ッシュの開口部を多数有する粗多孔性シートの開口部に
    連通する空隙部が可撓性樹脂により含浸されてなる芯材
    の両面に、硬化型粘接着剤層が積層されてなる硬化型粘
    接着テープ。
  2. 【請求項2】 硬化型粘接着剤が粘着性ポリマーと、粘
    着性ポリマーを除くカチオン重合性化合物と、光カチオ
    ン重合開始剤からなる請求項1記載の硬化型粘接着テー
    プ。
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