JP2000335864A - 車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置 - Google Patents
車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置Info
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- JP2000335864A JP2000335864A JP11147412A JP14741299A JP2000335864A JP 2000335864 A JP2000335864 A JP 2000335864A JP 11147412 A JP11147412 A JP 11147412A JP 14741299 A JP14741299 A JP 14741299A JP 2000335864 A JP2000335864 A JP 2000335864A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車椅子利用客のいる乗降口に特殊踏段が到達
するまでの時間を短くできる車椅子用ステップ付きエス
カレータの制御装置を得る事である。 【解決手段】 係員が運転モード切替装置3により通常
運転モードから特殊踏段2を車椅子用ステップに形成し
て運転する車椅子運転モードに切り替えると、運転制御
装置6は位置検出装置4の検出信号に基づいて特殊踏段
2の位置を判定し、車椅子利用者の待つ乗降口に特殊踏
段2が到達するまでの時間が短い方向にエスカレータを
運転する。これにより、特殊踏段2の到着までの待ち時
間が短縮される。
するまでの時間を短くできる車椅子用ステップ付きエス
カレータの制御装置を得る事である。 【解決手段】 係員が運転モード切替装置3により通常
運転モードから特殊踏段2を車椅子用ステップに形成し
て運転する車椅子運転モードに切り替えると、運転制御
装置6は位置検出装置4の検出信号に基づいて特殊踏段
2の位置を判定し、車椅子利用者の待つ乗降口に特殊踏
段2が到達するまでの時間が短い方向にエスカレータを
運転する。これにより、特殊踏段2の到着までの待ち時
間が短縮される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータの各
踏段のうちの車椅子用の特殊踏段を隣接する踏段と同一
平面にして車椅子搭載用のステップを形成し車椅子運転
を行う車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置に
関する。
踏段のうちの車椅子用の特殊踏段を隣接する踏段と同一
平面にして車椅子搭載用のステップを形成し車椅子運転
を行う車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エスカレータは、多数の無端状
に連結された循環移動する踏段からなっており、運転制
御装置で駆動装置を制御して各踏段を循環移動させる。
また、近年では車椅子を使用した状態で乗込みを可能と
する車椅子用ステップ付きエスカレータが駅舎等などに
設置されている。
に連結された循環移動する踏段からなっており、運転制
御装置で駆動装置を制御して各踏段を循環移動させる。
また、近年では車椅子を使用した状態で乗込みを可能と
する車椅子用ステップ付きエスカレータが駅舎等などに
設置されている。
【0003】車椅子用ステップ付きエスカレータにおい
ては、多数が無端状に連結されて循環移動する踏段のう
ち少なくとも一つ以上の車椅子用の特殊踏段を設けて車
椅子使用者を搭載して運搬輸送できるようになってい
る。特殊踏段は、通常運転時には一般客用の踏段として
動作し、車椅子運転時には特殊踏段を隣接する踏段と同
一平面にして車椅子搭載用のステップを形成し、車椅子
搭載のスペースを確保した車椅子運転を行うようにして
いる。これにより、一般乗客及び車椅子利用による乗客
が兼用して使用できるようになっている。
ては、多数が無端状に連結されて循環移動する踏段のう
ち少なくとも一つ以上の車椅子用の特殊踏段を設けて車
椅子使用者を搭載して運搬輸送できるようになってい
る。特殊踏段は、通常運転時には一般客用の踏段として
動作し、車椅子運転時には特殊踏段を隣接する踏段と同
一平面にして車椅子搭載用のステップを形成し、車椅子
搭載のスペースを確保した車椅子運転を行うようにして
いる。これにより、一般乗客及び車椅子利用による乗客
が兼用して使用できるようになっている。
【0004】車椅子運転への切り替え動作は、まず一般
利用客を完全に輸送する。その輸送完了時点で、同伴す
る係員が車椅子運転への運転モード切替装置の操作を行
う。特殊踏段が車椅子利用客のいる乗降口にきたとき、
運転制御装置はエスカレータの駆動装置を停止させエス
カレータを停止させる。この状態で車椅子利用客を乗
せ、安全に乗ったことを確認後に運転を再開する。
利用客を完全に輸送する。その輸送完了時点で、同伴す
る係員が車椅子運転への運転モード切替装置の操作を行
う。特殊踏段が車椅子利用客のいる乗降口にきたとき、
運転制御装置はエスカレータの駆動装置を停止させエス
カレータを停止させる。この状態で車椅子利用客を乗
せ、安全に乗ったことを確認後に運転を再開する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置では、切
り替え操作のタイミングにより、特殊踏段が車椅子利用
客のいる乗降口に到達するまでに時間がかかる問題があ
った。例えば、特殊踏段が車椅子利用客のいる乗降口を
通過した直後に車椅子運転への切り替え操作を行った場
合、特殊踏段はほご一周走行して再び乗降口にきた時に
自動的に停止することになる。
車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置では、切
り替え操作のタイミングにより、特殊踏段が車椅子利用
客のいる乗降口に到達するまでに時間がかかる問題があ
った。例えば、特殊踏段が車椅子利用客のいる乗降口を
通過した直後に車椅子運転への切り替え操作を行った場
合、特殊踏段はほご一周走行して再び乗降口にきた時に
自動的に停止することになる。
【0006】このため、車椅子利用者が実際に特殊踏段
に乗り込むまでに時間がかかる場合があり、車椅子利用
者に対して不快感を与えることになりサービスが低下す
る。特に昇降行程の長いエスカレータの場合には、車椅
子利用者に対するサービスが著しく低下するという問題
があった。
に乗り込むまでに時間がかかる場合があり、車椅子利用
者に対して不快感を与えることになりサービスが低下す
る。特に昇降行程の長いエスカレータの場合には、車椅
子利用者に対するサービスが著しく低下するという問題
があった。
【0007】本発明の目的は、車椅子利用客のいる乗降
口に特殊踏段が到達するまでの時間を短くすることが可
能な車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置を得
ることである。
口に特殊踏段が到達するまでの時間を短くすることが可
能な車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置を得
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置は、複数
の踏段を無端に連結したエスカレータを上下階の各乗降
口の間に傾斜して配置し、車椅子運転モードの際に前記
各踏段のうちの車椅子用の特殊踏段を隣接する踏段と同
一平面にして車椅子用ステップを形成し車椅子運転を行
う車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置におい
て、車椅子運転モードと通常運転モードとを切り替える
運転モード切替装置と、前記特殊踏段の位置を求めるた
めの信号を検出する位置検出装置と、前記運転モード切
替装置で車椅子運転モードに切り替えられたとき前記位
置検出装置の検出信号に基づいて前記踏段の位置を判定
し車椅子利用者の待つ乗降口に前記特殊踏段が到達する
までの時間が短い方向にエスカレータを運転する運転制
御装置とを備えたことを特徴とする。
車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置は、複数
の踏段を無端に連結したエスカレータを上下階の各乗降
口の間に傾斜して配置し、車椅子運転モードの際に前記
各踏段のうちの車椅子用の特殊踏段を隣接する踏段と同
一平面にして車椅子用ステップを形成し車椅子運転を行
う車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置におい
て、車椅子運転モードと通常運転モードとを切り替える
運転モード切替装置と、前記特殊踏段の位置を求めるた
めの信号を検出する位置検出装置と、前記運転モード切
替装置で車椅子運転モードに切り替えられたとき前記位
置検出装置の検出信号に基づいて前記踏段の位置を判定
し車椅子利用者の待つ乗降口に前記特殊踏段が到達する
までの時間が短い方向にエスカレータを運転する運転制
御装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置では、係員が運転モード切
替装置により通常運転モードから特殊踏段を車椅子用ス
テップに形成して運転する車椅子運転モードに切り替え
ると、運転制御装置は位置検出装置の検出信号に基づい
て特殊踏段の位置を判定し、車椅子利用者の待つ乗降口
に特殊踏段が到達するまでの時間が短い方向にエスカレ
ータを運転する。これにより、特殊踏段の到着までの待
ち時間が短縮される。
付きエスカレータの制御装置では、係員が運転モード切
替装置により通常運転モードから特殊踏段を車椅子用ス
テップに形成して運転する車椅子運転モードに切り替え
ると、運転制御装置は位置検出装置の検出信号に基づい
て特殊踏段の位置を判定し、車椅子利用者の待つ乗降口
に特殊踏段が到達するまでの時間が短い方向にエスカレ
ータを運転する。これにより、特殊踏段の到着までの待
ち時間が短縮される。
【0010】請求項2の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置は、請求項1の発明におい
て、前記位置検出装置は前記特殊踏段が通過したとき動
作するリミットスイッチであり、前記運転制御装置は、
前記リミットスイッチの動作時点からの経過時間に基づ
いて前記特殊踏段の位置を判定することを特徴とする。
付きエスカレータの制御装置は、請求項1の発明におい
て、前記位置検出装置は前記特殊踏段が通過したとき動
作するリミットスイッチであり、前記運転制御装置は、
前記リミットスイッチの動作時点からの経過時間に基づ
いて前記特殊踏段の位置を判定することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置では、請求項1の発明の作
用に加え、通常運転モードから車椅子運転モードに運転
モードが切り替わると、運転制御装置は特殊踏段の位置
をリミットスイッチからの最新の入力信号を受けた時点
からの経過時間および特殊踏段の移動速度に基づいて特
殊踏段の位置を判断する。
付きエスカレータの制御装置では、請求項1の発明の作
用に加え、通常運転モードから車椅子運転モードに運転
モードが切り替わると、運転制御装置は特殊踏段の位置
をリミットスイッチからの最新の入力信号を受けた時点
からの経過時間および特殊踏段の移動速度に基づいて特
殊踏段の位置を判断する。
【0012】請求項3の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置は、請求項1の発明におい
て、前記位置検出装置は前記特殊踏段の移動速度に同期
してパルス信号を発生するパルスジェネレータであり、
前記運転制御装置は、前記パルスジェネレータからのパ
ルス数に基づいて前記特殊踏段の位置を判定することを
特徴とする。
付きエスカレータの制御装置は、請求項1の発明におい
て、前記位置検出装置は前記特殊踏段の移動速度に同期
してパルス信号を発生するパルスジェネレータであり、
前記運転制御装置は、前記パルスジェネレータからのパ
ルス数に基づいて前記特殊踏段の位置を判定することを
特徴とする。
【0013】請求項3の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置では、請求項1の発明の作
用に加え、通常運転モードから車椅子運転モードに運転
モードが切り替わると、運転制御装置はパルスジェネレ
ータからのパルス信号のカウント値と予めパルス数に対
応して記憶されている特殊踏段の位置の情報とから特殊
踏段の位置を判断する。
付きエスカレータの制御装置では、請求項1の発明の作
用に加え、通常運転モードから車椅子運転モードに運転
モードが切り替わると、運転制御装置はパルスジェネレ
ータからのパルス信号のカウント値と予めパルス数に対
応して記憶されている特殊踏段の位置の情報とから特殊
踏段の位置を判断する。
【0014】請求項4の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置は、請求項1乃至請求項3
のいずれか1項の発明において、前記運転制御装置が前
記特殊踏段の位置に基づいて判定したエスカレータの運
転方向を音声出力する音声発生装置を設けたことを特徴
とする。
付きエスカレータの制御装置は、請求項1乃至請求項3
のいずれか1項の発明において、前記運転制御装置が前
記特殊踏段の位置に基づいて判定したエスカレータの運
転方向を音声出力する音声発生装置を設けたことを特徴
とする。
【0015】請求項4の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置では、請求項1乃至請求項
3のいずれか1項の発明の作用に加え、運転モード切替
装置で車椅子運転モードに切り替えられたとき、音声発
生装置に対し運転制御装置が判定したエスカレータの運
転方向を音声出力する。これにより、車椅子利用者はい
ずれの方向から踏段が周回してくるか聴覚で認識でき
る。
付きエスカレータの制御装置では、請求項1乃至請求項
3のいずれか1項の発明の作用に加え、運転モード切替
装置で車椅子運転モードに切り替えられたとき、音声発
生装置に対し運転制御装置が判定したエスカレータの運
転方向を音声出力する。これにより、車椅子利用者はい
ずれの方向から踏段が周回してくるか聴覚で認識でき
る。
【0016】請求項5の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置は、請求項4の発明におい
て、前記音声発生装置に代えて、前記エスカレータの運
転方向を表示出力する表示装置を設けたことを特徴とす
る。
付きエスカレータの制御装置は、請求項4の発明におい
て、前記音声発生装置に代えて、前記エスカレータの運
転方向を表示出力する表示装置を設けたことを特徴とす
る。
【0017】請求項5の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置では、請求項4の発明の作
用に代えて、運転モード切替装置で車椅子運転モードに
切り替えられたとき、運転制御装置が判定したエスカレ
ータの運転方向を表示装置に表示出力する。これによ
り、車椅子利用者はいずれの方向から踏段が周回してく
るか目視で認識できる。
付きエスカレータの制御装置では、請求項4の発明の作
用に代えて、運転モード切替装置で車椅子運転モードに
切り替えられたとき、運転制御装置が判定したエスカレ
ータの運転方向を表示装置に表示出力する。これによ
り、車椅子利用者はいずれの方向から踏段が周回してく
るか目視で認識できる。
【0018】請求項6の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置は、請求項4または請求項
5の発明において、前記エスカレータの運転方向を切り
替えるための運転方向切替装置を設け、前記運転制御装
置は、前記運転方向切替装置で指定操作された方向にエ
スカレータの運転方向を切り替えることを特徴とする。
付きエスカレータの制御装置は、請求項4または請求項
5の発明において、前記エスカレータの運転方向を切り
替えるための運転方向切替装置を設け、前記運転制御装
置は、前記運転方向切替装置で指定操作された方向にエ
スカレータの運転方向を切り替えることを特徴とする。
【0019】請求項6の発明に係わる車椅子用ステップ
付きエスカレータの制御装置では、請求項4または請求
項5の発明の作用に加え、音声発生装置または表示装置
で報知された運転方向を確認してから運転方向切替装置
を操作する。これにより、エスカレータの運転方向は、
車椅子利用者により指定された運転方向に切り替わる。
付きエスカレータの制御装置では、請求項4または請求
項5の発明の作用に加え、音声発生装置または表示装置
で報知された運転方向を確認してから運転方向切替装置
を操作する。これにより、エスカレータの運転方向は、
車椅子利用者により指定された運転方向に切り替わる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる車椅子
用ステップ付きエスカレータの制御装置の構成図であ
る。
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる車椅子
用ステップ付きエスカレータの制御装置の構成図であ
る。
【0021】車椅子用ステップ付きエスカレータ1(以
下エスカレータ1という)は、上下階の各乗降口の間に
配置した複数の踏段を無端に連結し、かつ所定位置に車
椅子用踏段に形成できる特殊踏段2を適数個有する。図
1では1個の特殊踏段2を有したエスカレータ1を示し
ている。
下エスカレータ1という)は、上下階の各乗降口の間に
配置した複数の踏段を無端に連結し、かつ所定位置に車
椅子用踏段に形成できる特殊踏段2を適数個有する。図
1では1個の特殊踏段2を有したエスカレータ1を示し
ている。
【0022】エスカレータ1の上下階の各乗降口には運
転モード切替装置3a、3bが設けられ、通常運転モー
ドと車椅子運転モードとの切り替えが行われるようにな
っている。また、エスカレータ1の上下階の各乗降口の
近傍には、特殊踏段2の位置を求めるための信号を検出
する位置検出装置4a、4bがそれぞれ設けられてい
る。図1では、位置検出装置4a、4bとしてリミット
スイッチを用いた場合を示しており、特殊踏段2がその
リミットスイッチの設置個所を通過したときリミットス
イッチは動作するようになっている。
転モード切替装置3a、3bが設けられ、通常運転モー
ドと車椅子運転モードとの切り替えが行われるようにな
っている。また、エスカレータ1の上下階の各乗降口の
近傍には、特殊踏段2の位置を求めるための信号を検出
する位置検出装置4a、4bがそれぞれ設けられてい
る。図1では、位置検出装置4a、4bとしてリミット
スイッチを用いた場合を示しており、特殊踏段2がその
リミットスイッチの設置個所を通過したときリミットス
イッチは動作するようになっている。
【0023】運転モード切替装置3a、3bおよび位置
検出装置4a、4bの検出信号は、入力インターフェー
ス5を介して運転制御装置6に入力され、運転制御装置
6ではこれらの検出信号に基づいて駆動装置7に指令を
出力してエスカレータ1を制御する。すなわち、運転制
御装置6は、通常運転モードであるときは各踏段を通常
の階段状に形成して通常運転を行い、車椅子運転モード
であるときは、特殊踏段2を隣接する踏段と同一平面に
して車椅子用ステップを形成し車椅子運転を行う。
検出装置4a、4bの検出信号は、入力インターフェー
ス5を介して運転制御装置6に入力され、運転制御装置
6ではこれらの検出信号に基づいて駆動装置7に指令を
出力してエスカレータ1を制御する。すなわち、運転制
御装置6は、通常運転モードであるときは各踏段を通常
の階段状に形成して通常運転を行い、車椅子運転モード
であるときは、特殊踏段2を隣接する踏段と同一平面に
して車椅子用ステップを形成し車椅子運転を行う。
【0024】車椅子運転の際には、位置検出装置4a、
4bの検出信号に基づいて特殊踏段2の位置を検出し、
車椅子利用者の待つ乗降口に特殊踏段2が到達するまで
の時間を算出する。そして、特殊踏段2が車椅子利用者
の待つ乗降口に短時間で到着するようにエスカレータ1
の運転方向を決定する。
4bの検出信号に基づいて特殊踏段2の位置を検出し、
車椅子利用者の待つ乗降口に特殊踏段2が到達するまで
の時間を算出する。そして、特殊踏段2が車椅子利用者
の待つ乗降口に短時間で到着するようにエスカレータ1
の運転方向を決定する。
【0025】いま、エスカレータ1が上昇方向に通常運
転されているとする。このとき、係員が下階の運転モー
ド切替装置3bにより通常運転から特殊踏段2を車椅子
用踏段に形成する車椅子運転に切り替え操作したとす
る。運転モード切替装置3bのモード切替信号は入力イ
ンターフェース5を介して運転制御装置6に送られる。
一方、運転制御装置6には、特殊踏段2が位置検出装置
4a、4bを通過する度に、位置検出装置4a、4bか
らの検出信号が入力インターフェース5を介して入力さ
れている。
転されているとする。このとき、係員が下階の運転モー
ド切替装置3bにより通常運転から特殊踏段2を車椅子
用踏段に形成する車椅子運転に切り替え操作したとす
る。運転モード切替装置3bのモード切替信号は入力イ
ンターフェース5を介して運転制御装置6に送られる。
一方、運転制御装置6には、特殊踏段2が位置検出装置
4a、4bを通過する度に、位置検出装置4a、4bか
らの検出信号が入力インターフェース5を介して入力さ
れている。
【0026】運転制御装置6では、運転モードが車椅子
運転モードとなると、位置検出装置4a、4bの検出信
号のうちいずれの検出信号が最新の検出信号であるかを
判断し、その最新の検出信号を受けた時点からの経過時
間を算出する。そして、その経過時間と予め記憶されて
いる特殊踏段2の移動速度とから特殊踏段2の位置を判
断し、上昇方向に運転を継続した場合の車椅子利用者の
待つ下階の乗降口に特殊踏段2が到達するまでの時間、
および下降方向に運転を切り替えた場合の車椅子利用者
の待つ下階の乗降口に特殊踏段2が到達するまでの時間
を計算する。そして、車椅子利用者の待つ下階の乗降口
に特殊踏段2が到達するまでの時間が短い方の運転方向
で運転をする。
運転モードとなると、位置検出装置4a、4bの検出信
号のうちいずれの検出信号が最新の検出信号であるかを
判断し、その最新の検出信号を受けた時点からの経過時
間を算出する。そして、その経過時間と予め記憶されて
いる特殊踏段2の移動速度とから特殊踏段2の位置を判
断し、上昇方向に運転を継続した場合の車椅子利用者の
待つ下階の乗降口に特殊踏段2が到達するまでの時間、
および下降方向に運転を切り替えた場合の車椅子利用者
の待つ下階の乗降口に特殊踏段2が到達するまでの時間
を計算する。そして、車椅子利用者の待つ下階の乗降口
に特殊踏段2が到達するまでの時間が短い方の運転方向
で運転をする。
【0027】また、図2に示すように、予め運転方向を
切り替えるためのテーブルを運転制御装置6内に記憶し
ておき、特殊踏段2の位置する領域を判定して運転方向
を切り替えるようにしても良い。
切り替えるためのテーブルを運転制御装置6内に記憶し
ておき、特殊踏段2の位置する領域を判定して運転方向
を切り替えるようにしても良い。
【0028】例えば、図1に示すように、下階の位置検
出装置4bで特殊踏段2の位置を検知した直後に、係員
が下階の運転モード切替装置3bを操作したとする。こ
の場合、運転制御装置6は下階の運転モード切替装置3
bが操作されたことから車椅子利用者が下階の乗降口に
いると判断する。また、位置検出装置4bの検出信号の
入力時点からの経過時間と予め記憶されている特殊踏段
2の移動速度とから特殊踏段2の位置が図1のA領域に
あることを判断する。
出装置4bで特殊踏段2の位置を検知した直後に、係員
が下階の運転モード切替装置3bを操作したとする。こ
の場合、運転制御装置6は下階の運転モード切替装置3
bが操作されたことから車椅子利用者が下階の乗降口に
いると判断する。また、位置検出装置4bの検出信号の
入力時点からの経過時間と予め記憶されている特殊踏段
2の移動速度とから特殊踏段2の位置が図1のA領域に
あることを判断する。
【0029】そして、図2に示した運転方向切替テーブ
ルを参照する。車椅子利用者が下階の乗降口にいること
と特殊踏段2の位置が図1のA領域にあることから、上
昇運転から下降運転に運転方向を切り替える。これによ
り、車椅子利用者の待つ下階の乗降口に特殊踏段2が到
達するまでの時間を短時間にできる。運転方向の切替の
際には、運転制御装置6は、エスカレータ1を一旦停止
してから駆動装置7に下降運転指令を出す。
ルを参照する。車椅子利用者が下階の乗降口にいること
と特殊踏段2の位置が図1のA領域にあることから、上
昇運転から下降運転に運転方向を切り替える。これによ
り、車椅子利用者の待つ下階の乗降口に特殊踏段2が到
達するまでの時間を短時間にできる。運転方向の切替の
際には、運転制御装置6は、エスカレータ1を一旦停止
してから駆動装置7に下降運転指令を出す。
【0030】この第1の実施の形態によれば、運転モー
ドが車椅子運転モードに切り替わった場合に、車椅子用
の特殊踏段の位置を検出して、車椅子利用者が待つ乗降
口に短時間で特殊踏段が到着するように運転方向を切り
替えるので、車椅子利用者へのサービスを向上できる。
ドが車椅子運転モードに切り替わった場合に、車椅子用
の特殊踏段の位置を検出して、車椅子利用者が待つ乗降
口に短時間で特殊踏段が到着するように運転方向を切り
替えるので、車椅子利用者へのサービスを向上できる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第2の実施の形態に係わる車椅子用
ステップ付きエスカレータの制御装置の構成図である。
この第2の実施の形態は、位置検出装置4a、4bとし
てリミットスイッチに代えてパルスジェネレータを用い
て、特殊踏段2の位置を検出するようにしたものであ
る。その他の構成は、図1の第1の実施の形態と同一で
あるので同一要素には同一番号を付し重複する説明は省
略する。
る。図3は本発明の第2の実施の形態に係わる車椅子用
ステップ付きエスカレータの制御装置の構成図である。
この第2の実施の形態は、位置検出装置4a、4bとし
てリミットスイッチに代えてパルスジェネレータを用い
て、特殊踏段2の位置を検出するようにしたものであ
る。その他の構成は、図1の第1の実施の形態と同一で
あるので同一要素には同一番号を付し重複する説明は省
略する。
【0032】図3において、係員が上階の運転モード切
替装置3aにより通常運転から車椅子運転に切り替えた
とすると、運転モード切替装置3aの信号は入力インタ
ーフェース5を介して運転制御装置6に入力される。ま
た、運転制御装置6は位置検出装置4であるパルスジェ
ネレータから入力インターフェース5を介してバルス信
号を受け、そのパルス信号に基づいて特殊踏段2の位置
を判定する。
替装置3aにより通常運転から車椅子運転に切り替えた
とすると、運転モード切替装置3aの信号は入力インタ
ーフェース5を介して運転制御装置6に入力される。ま
た、運転制御装置6は位置検出装置4であるパルスジェ
ネレータから入力インターフェース5を介してバルス信
号を受け、そのパルス信号に基づいて特殊踏段2の位置
を判定する。
【0033】これは、特殊踏段2の初期位置(例えば特
殊踏段2の停止位置である上下階の乗降口のいずれかの
予め定めた位置)からパルスジェネレータがカウントす
るパルス数に対して、予め特殊踏段2の位置情報を記憶
しておき、その記憶値とパルスジェネレータのパルス数
のカウント値とを比較演算して特殊踏段2の位置を判断
する。
殊踏段2の停止位置である上下階の乗降口のいずれかの
予め定めた位置)からパルスジェネレータがカウントす
るパルス数に対して、予め特殊踏段2の位置情報を記憶
しておき、その記憶値とパルスジェネレータのパルス数
のカウント値とを比較演算して特殊踏段2の位置を判断
する。
【0034】例えば、下階の乗降口を特殊踏段2の初期
位置とすると、パルスジェネレータは下階の乗降口から
のパルス数を更新カウントする。いま、エスカレータ1
が一周走行するには2000パルス必要であるとし、パ
ルスジェネレータからのパルス数が1200パルスであ
るとすると、運転制御装置6は、パルスジエネレータか
らのパルス入力数が1200パルスであることから、特
殊踏段2は図3のB領域にあると判断することになる。
位置とすると、パルスジェネレータは下階の乗降口から
のパルス数を更新カウントする。いま、エスカレータ1
が一周走行するには2000パルス必要であるとし、パ
ルスジェネレータからのパルス数が1200パルスであ
るとすると、運転制御装置6は、パルスジエネレータか
らのパルス入力数が1200パルスであることから、特
殊踏段2は図3のB領域にあると判断することになる。
【0035】運転制御装置6は、車椅子利用客が上部乗
降口にいることおよび特殊踏段2がB領域にあることか
ら、例えば、図2に示した運転方向切替テーブルにより
下降運転を選択する。その場合、運転方向切替テーブル
の運転方向と現在の運転方向とが異なるため、エスカレ
ータを一旦停止しその後に下降運転を行う。
降口にいることおよび特殊踏段2がB領域にあることか
ら、例えば、図2に示した運転方向切替テーブルにより
下降運転を選択する。その場合、運転方向切替テーブル
の運転方向と現在の運転方向とが異なるため、エスカレ
ータを一旦停止しその後に下降運転を行う。
【0036】以上述べたように、第2の実施の形態によ
れば、車椅子運転への切り替え時において、位置検出装
置4としてパルスジェネレータを使用するので、特殊踏
段2の位置をより適切に検出できる。
れば、車椅子運転への切り替え時において、位置検出装
置4としてパルスジェネレータを使用するので、特殊踏
段2の位置をより適切に検出できる。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図4は、第3の実施の形態に係わる車椅子用ステッ
プ付きエスカレータの制御装置の構成図である。この第
3の実施の形態は、図3に示した第2の実施の形態にお
いて、運転制御装置6が特殊踏段2の位置に基づいて判
定したエスカレータの運転方向を音声出力する音声発生
装置8a、8bを所定の位置に追加して備えたものであ
る。その他の構成は図3に示した第2の実施の形態と同
一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する説
明は省略する。
る。図4は、第3の実施の形態に係わる車椅子用ステッ
プ付きエスカレータの制御装置の構成図である。この第
3の実施の形態は、図3に示した第2の実施の形態にお
いて、運転制御装置6が特殊踏段2の位置に基づいて判
定したエスカレータの運転方向を音声出力する音声発生
装置8a、8bを所定の位置に追加して備えたものであ
る。その他の構成は図3に示した第2の実施の形態と同
一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する説
明は省略する。
【0038】図4において、係員が運転モード切替装置
3により車椅子運転への切り替え操作を行ったとき、音
声発生装置8a、8bは、運転制御装置6が特殊踏段2
の位置に基づいて判定したエスカレータの運転方向を音
声出力する。例えば、運転制御装置6が最適な運転方向
として現在の運転方向と異なる下降運転を行うと判定し
たときは、その運転指令を駆動装置7に出力するととも
に、運転方向が切替わることを音声データで音声発生装
置8a、8bに出力する。例えば、音声発生装置8a、
8bは、運転制御装置6から入力した音声データに基づ
き「下降運転へ切替わります。注意して下さい。」と周
囲にアナウンスする。
3により車椅子運転への切り替え操作を行ったとき、音
声発生装置8a、8bは、運転制御装置6が特殊踏段2
の位置に基づいて判定したエスカレータの運転方向を音
声出力する。例えば、運転制御装置6が最適な運転方向
として現在の運転方向と異なる下降運転を行うと判定し
たときは、その運転指令を駆動装置7に出力するととも
に、運転方向が切替わることを音声データで音声発生装
置8a、8bに出力する。例えば、音声発生装置8a、
8bは、運転制御装置6から入力した音声データに基づ
き「下降運転へ切替わります。注意して下さい。」と周
囲にアナウンスする。
【0039】この第3の実施の形態によれば、車椅子利
用者がエスカレータを使用する場合に、音声発生装置8
によりいずれの方向からエスカレータの特殊踏段2が来
るのが分かるので安全性が向上する。
用者がエスカレータを使用する場合に、音声発生装置8
によりいずれの方向からエスカレータの特殊踏段2が来
るのが分かるので安全性が向上する。
【0040】また、図5に示すようにエスカレータの運
転方向を切り替えるための運転方向切替装置9a、9b
を追加して設け、係員や車椅子利用者は、音声発生装置
8a、8bのアナウンスを聞いて、その運転方向を確認
してから運転方向を切り替えるようにすることも可能で
ある。これにより安全性が向上する。この場合、運転制
御装置6は、運転方向切替装置9a、9bで指定操作さ
れた方向にエスカレータの運転方向を切り替えることに
なるが、必ずしも音声発生装置8a、8bでアナウンス
された方向に運転方向を切り替える必要はないので、運
転方向を変更したくないときには有効である。
転方向を切り替えるための運転方向切替装置9a、9b
を追加して設け、係員や車椅子利用者は、音声発生装置
8a、8bのアナウンスを聞いて、その運転方向を確認
してから運転方向を切り替えるようにすることも可能で
ある。これにより安全性が向上する。この場合、運転制
御装置6は、運転方向切替装置9a、9bで指定操作さ
れた方向にエスカレータの運転方向を切り替えることに
なるが、必ずしも音声発生装置8a、8bでアナウンス
された方向に運転方向を切り替える必要はないので、運
転方向を変更したくないときには有効である。
【0041】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図6は、第4の実施の形態に係わる車椅子用ステッ
プ付きエスカレータの制御装置の構成図である。この第
4の実施の形態は、図4に示した第3の実施の形態の音
声発生装置8a、8bに代えて、運転制御装置6が特殊
踏段2の位置に基づいて判定したエスカレータの運転方
向を表示出力する表示装置10a、10bを所定の位置
に設けたものである。その他の構成は図4に示した第3
の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号
を付し重複する説明は省略する。
る。図6は、第4の実施の形態に係わる車椅子用ステッ
プ付きエスカレータの制御装置の構成図である。この第
4の実施の形態は、図4に示した第3の実施の形態の音
声発生装置8a、8bに代えて、運転制御装置6が特殊
踏段2の位置に基づいて判定したエスカレータの運転方
向を表示出力する表示装置10a、10bを所定の位置
に設けたものである。その他の構成は図4に示した第3
の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号
を付し重複する説明は省略する。
【0042】図6において、係員が運転モード切替装置
3により車椅子運転への切り替え操作を行ったとき、表
示装置10a、10bは、運転制御装置6が特殊踏段2
の位置に基づいて判定したエスカレータの運転方向を表
示出力する。例えば、運転制御装置6が最適な運転方向
として現在の運転方向と異なる下降運転を行うと判定し
たときは、その運転指令を駆動装置7に出力するととも
に、運転方向が切替わることを表示データで表示装置1
0a、10bに出力する。
3により車椅子運転への切り替え操作を行ったとき、表
示装置10a、10bは、運転制御装置6が特殊踏段2
の位置に基づいて判定したエスカレータの運転方向を表
示出力する。例えば、運転制御装置6が最適な運転方向
として現在の運転方向と異なる下降運転を行うと判定し
たときは、その運転指令を駆動装置7に出力するととも
に、運転方向が切替わることを表示データで表示装置1
0a、10bに出力する。
【0043】例えば、表示装置10a、10bは、運転
制御装置6から入力した表示データに基づき、下降運転
となることを示す「↓」を表示する。これにより、車椅
子利用者がエスカレータを使用する場合に、表示装置1
0により目視でいずれの方向からエスカレータの特殊踏
段2が来るのが分かるので安全性が向上する。
制御装置6から入力した表示データに基づき、下降運転
となることを示す「↓」を表示する。これにより、車椅
子利用者がエスカレータを使用する場合に、表示装置1
0により目視でいずれの方向からエスカレータの特殊踏
段2が来るのが分かるので安全性が向上する。
【0044】また、図7に示すようにエスカレータの運
転方向を切り替えるための運転方向切替装置9a、9b
を追加して設け、係員や車椅子利用者は、表示装置10
a、10bの表示内容を見て、その運転方向を確認して
から運転方向を切り替えるようにすることも可能であ
る。これにより安全性が向上する。この場合、運転制御
装置6は、運転方向切替装置9a、9bで指定操作され
た方向にエスカレータの運転方向を切り替えることにな
るが、必ずしも音声発生装置8a、8bでアナウンスさ
れた方向に運転方向を切り替える必要はないので、運転
方向を変更したくないときには有効である。
転方向を切り替えるための運転方向切替装置9a、9b
を追加して設け、係員や車椅子利用者は、表示装置10
a、10bの表示内容を見て、その運転方向を確認して
から運転方向を切り替えるようにすることも可能であ
る。これにより安全性が向上する。この場合、運転制御
装置6は、運転方向切替装置9a、9bで指定操作され
た方向にエスカレータの運転方向を切り替えることにな
るが、必ずしも音声発生装置8a、8bでアナウンスさ
れた方向に運転方向を切り替える必要はないので、運転
方向を変更したくないときには有効である。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、通常運転から車椅子運転への切り替え時において、
車椅子利用客のいる乗降口に特殊踏段が到達するまでの
時間が短くなる方向にエスカレータを運転させることが
できる。また、周囲に運転方向を報知することにより周
囲の安全を確実にし、車椅子利用客に対するサービスの
低下を防ぐことができる。
ば、通常運転から車椅子運転への切り替え時において、
車椅子利用客のいる乗降口に特殊踏段が到達するまでの
時間が短くなる方向にエスカレータを運転させることが
できる。また、周囲に運転方向を報知することにより周
囲の安全を確実にし、車椅子利用客に対するサービスの
低下を防ぐことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる車椅子用ス
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における運転方向切
替テーブルの説明図。
替テーブルの説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係わる車椅子用ス
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係わる車椅子用ス
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係わる車椅子用ス
テップ付きエスカレータの制御装置の他の一例の構成
図。
テップ付きエスカレータの制御装置の他の一例の構成
図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係わる車椅子用ス
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
テップ付きエスカレータの制御装置の構成図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わる車椅子用ス
テップ付きエスカレータの制御装置の他の一例の構成
図。
テップ付きエスカレータの制御装置の他の一例の構成
図。
1 エスカレータ 2 特殊踏段 3 運転モード切替装置 4 位置検出装置 5 入力インターフェース 6 運転制御装置 7 駆動装置 8 音声発生装置 9 運転方向切替装置 10 表示装置
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の踏段を無端に連結したエスカレー
タを上下階の各乗降口の間に傾斜して配置し、車椅子運
転モードの際に前記各踏段のうちの車椅子用の特殊踏段
を隣接する踏段と同一平面にして車椅子用ステップを形
成し車椅子運転を行う車椅子用ステップ付きエスカレー
タの制御装置において、車椅子運転モードと通常運転モ
ードとを切り替える運転モード切替装置と、前記特殊踏
段の位置を求めるための信号を検出する位置検出装置
と、前記運転モード切替装置で車椅子運転モードに切り
替えられたとき前記位置検出装置の検出信号に基づいて
前記踏段の位置を判定し車椅子利用者の待つ乗降口に前
記特殊踏段が到達するまでの時間が短い方向にエスカレ
ータを運転する運転制御装置とを備えたことを特徴とす
る車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置。 - 【請求項2】 前記位置検出装置は前記特殊踏段が通過
したとき動作するリミットスイッチであり、前記運転制
御装置は、前記リミットスイッチの動作時点からの経過
時間に基づいて前記特殊踏段の位置を判定することを特
徴とする請求項1に記載の車椅子用ステップ付きエスカ
レータの制御装置。 - 【請求項3】 前記位置検出装置は前記特殊踏段の移動
速度に同期してパルス信号を発生するパルスジェネレー
タであり、前記運転制御装置は、前記パルスジェネレー
タからのパルス数に基づいて前記特殊踏段の位置を判定
することを特徴とする請求項1に記載の車椅子用ステッ
プ付きエスカレータの制御装置。 - 【請求項4】 前記運転制御装置が前記特殊踏段の位置
に基づいて判定したエスカレータの運転方向を音声出力
する音声発生装置を設けたことを特徴とする請求項1乃
至請求項3のいずれか1項に記載の車椅子用ステップ付
きエスカレータの制御装置。 - 【請求項5】 前記音声発生装置に代えて、前記エスカ
レータの運転方向を表示出力する表示装置を設けたこと
を特徴とする請求項4に記載の車椅子用ステップ付きエ
スカレータの制御装置。 - 【請求項6】 前記エスカレータの運転方向を切り替え
るための運転方向切替装置を設け、前記運転制御装置
は、前記運転方向切替装置で指定操作された方向にエス
カレータの運転方向を切り替えることを特徴とする請求
項4または請求項5に記載の車椅子用ステップ付きエス
カレータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11147412A JP2000335864A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11147412A JP2000335864A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000335864A true JP2000335864A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15429726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11147412A Pending JP2000335864A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000335864A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015051839A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの保守点検システムおよびこれに利用するスイッチユニット |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP11147412A patent/JP2000335864A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015051839A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの保守点検システムおよびこれに利用するスイッチユニット |
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