JP2004262598A - マンコンベア管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エスカレータに車椅子を乗せるための昇降踏段部を設け、エスカレータの運転中に車椅子を検出するとエスカレータを減速させるとともにエスカレータの乗り口位置に昇降踏段部が一致するように前記エスカレータを停止させる。そして、昇降踏段部を車椅子が搭乗可能な所定位置まで上昇させ、前記所定位置まで上昇した昇降踏段部上に車椅子が乗ったことを検出すると、エスカレータの運転を再開する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば身障者などが搭乗した車椅子を乗せることが可能であるとともに、その運搬が可能な車椅子エスカレータ及び動く歩道を含むマンコンベア管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のマンコンベアに関するものとして、複数の通常踏段間に車椅子搬送用の昇降踏板を有する特殊踏段が介在配置された車椅子兼用エスカレータがある。この車椅子兼用エスカレータの特殊踏段には、下部に踏板支え部材5を設けた昇降踏板6と、昇降踏板6を昇降可能に支持し前方に隣接する通常踏板2の踏み面と同じ高さに位置決めする昇降手段4,7,8と、昇降踏板6の踏板支え部材5にリンク支持機構11を介して連結され常時はリンク支持機構11を介して昇降踏板6上に重ね合わされ、車椅子搬送時にはリンク支持機構11を介してほぼ平行状態を保ちながら昇降踏板6の後方に当該昇降踏板6の踏み面と位置決め設定するように移動する移動踏板12とが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような車椅子兼用エスカレータに車椅子に搭乗した利用者が乗る場合に、前記利用者が最寄りの係員にエスカレータに乗りたい旨を告げると、係員はエスカレータの停止ボタンを操作する。すると、動作中のエスカレータは、その特殊踏段が乗り口に達した時点で停止し、さらに、昇降踏板6を前方に隣接する通常踏板2の踏み面と同じ高さまで上昇させ、かつ移動踏板12を昇降踏板6の後方にその昇降踏板6の踏み面と同じ高さとなるように位置決めする。これにより車椅子の利用者は車椅子に搭乗したまま乗り口からエスカレータに乗ることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−246156号公報(第4頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の車椅子兼用エスカレータは、車椅子に搭乗した利用者がエスカレータに乗る場合は逐一係員がボタンを操作することによってエスカレータを停止させるなど、人手を介在させるようにしていることから、人手を介在せずに自在に車椅子をエスカレータに乗せることが可能なシステムが要望されている。
【0006】
したがって、本発明は、車椅子に搭乗した利用者が例えばエスカレータ等に乗る場合、人手を介在せずに自在に車椅子をエスカレータに乗せることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、複数の踏板と、これらの踏段のうち少なくとも1つを昇降可能に支持する昇降機構とを備えたエスカレータなどのマンコンベアと、前記エスカレータの乗り口に近づく車椅子を検出する第1の検出手段と、エスカレータの運転中に第1の検出手段により車椅子が検出されると、昇降可能に支持された前記踏板がエスカレータの乗り口位置に一致するようにエスカレータを停止させ、かつ昇降機構によりこの踏板を車椅子が搭乗可能な所定位置まで上昇させて隣り合う他の踏板とともに車椅子の載置面を形成する制御手段と、前記載置面上に車椅子が乗ったか否かを検出する第2の検出手段と、第2の検出手段の検出出力に応じてエスカレータの運転を再開する運転再開手段とを備えるものである。
【0008】
この場合、運転再開手段によりエスカレータの運転が再開された後、エスカレータにより運搬中の車椅子を検出する第3の検出手段と、第3の検出手段の検出出力に応じてエスカレータを減速させエスカレータの降り口位置に前記載置面が一致するようにエスカレータを停止させるエスカレータ停止手段とを含むものである。
また、エスカレータの減速時にエスカレータの減速の旨を音声アナウンスする手段とエスカレータの運転再開時にエスカレータの運転再開の旨を音声アナウンスする手段の少なくとも一方を備えるものである。
【0009】
また、本発明は、動く歩道と、動く歩道への乗り口及び動く歩道からの降り口にそれぞれ形成され車椅子の載置が可能な第1及び第2の車椅子用置台部と、乗り口に近づく車椅子を検出する第1の検出手段と、動く歩道の通常速度による運転中に第1の検出手段により車椅子が検出されると、動く歩道を減速させる第1の減速手段と、第1の検出手段による車椅子の検出後にこの車椅子が第1の車椅子用置台部上に乗ったか否かを検出する第2の検出手段と、第2の検出手段の検出出力に応じて車椅子を前記乗り口から前記動く歩道側へ送り出すように第1の車椅子用置台部を制御する手段と、動く歩道に車椅子が送り出された後、動く歩道を通常速度で運転する運転手段と、運転手段による動く歩道の通常速度運転後に動く歩道により運搬され降り口に近づく車椅子を検出する第3の検出手段と、第3の検出手段により車椅子が検出されると、動く歩道を減速させる第2の減速手段と、第3の検出手段による車椅子の検出後にこの車椅子の前輪が第2の車椅子用置台部に乗ったか否かを検出する第4の検出手段と、第4の検出手段の検出出力に応じて車椅子を動く歩道から降り口へ送り出すように第2の車椅子用置台部を制御する手段とを備えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明に係るマンコンベア管理システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。第1の実施の形態に示すマンコンベア管理システムは、車椅子80を乗せることが可能な車椅子兼用エスカレータの例であり、このエスカレータ50は、通常踏段51を有するとともに、昇降踏段部60を備えた特殊踏段52を有する。
【0011】
特殊踏段52に設けられた昇降踏段部60は、図1(b)に示すように、下部に踏板支え板65を設けた昇降踏板66と、昇降踏板66を昇降可能に支持し前方に隣接する通常踏板51の踏み面と同じ高さに位置決めする昇降手段を構成する支持機構64,押上アーム67,ローラ68と、昇降踏板66の踏板支え板65にリンク支持機構71を介して連結され常時はリンク支持機構71を介して昇降踏板66上に重ね合わされ、車椅子搬送時にはリンク支持機構71を介してほぼ平行状態を保ちながら昇降踏板66の後方に当該昇降踏板66の踏み面と位置決め設定するように移動する移動踏板72とから構成されている。
【0012】
ところで、昇降踏段部60の動作として、上昇動作と下降動作とがある。前記上昇動作は、昇降手段により昇降踏板66を前方に隣接する通常踏段51の踏み面と同じ高さまで上昇させて位置決めし、この位置決めの終了後に移動踏板72を昇降踏板66の後方にその昇降踏板66の踏み面と同じ高さとなるように位置決めする動作である。また、前記下降動作は、移動踏板72を昇降踏板66上に重ね合わせ、この重ね合わせの終了後に昇降踏板66を移動踏板72と一緒に下降させ通常踏段として使用可能にさせる動作である。
【0013】
ここで、本エスカレータ管理システムでは、図1(a)に示すように、例えば下階から上階へ身障者等の利用者が搭乗した車椅子80を下階側のエスカレータ乗り口から上階側のエスカレータ降り口まで運搬する場合、車椅子80にICタグを設けるとともに、下階側のエスカレータ乗り口を含むその乗り口の後方側に、ICタグの情報の検出が可能なICタグ識別装置を有する各ゲートG1〜G5を順次配置し、かつ上階側のエスカレータ降り口を含むその降り口の手前側にICタグの情報の検出が可能なICタグ識別装置を有する各ゲートG6〜G9を順次配置している。
【0014】
図2は、エスカレータシステムを構成する各部の詳細なブロック図である。車椅子80に設けられた図2(a)に示すICタグ10は、メモリ11と、制御回路12と、アンテナ13とからなり、メモリ11には車椅子を表す情報(車椅子情報)が格納され、この車椅子情報は制御回路12により読み出されてアンテナ13から無線信号として送出される。
ゲートGに設けられた図2(b)に示すICタグ識別装置20は、ICタグ情報読取部21と、制御部22と、無線送信部23とからなり、ICタグ情報読取部21は、ICタグ10のメモリ11に格納されている車椅子情報を制御回路12及びアンテナ13を介して読み取るとともに、制御部22はICタグ情報読取部21が読み取った前記車椅子情報を無線送信部23から無線信号として送出させる。
【0015】
図2(c)に示すエスカレータ駆動装置100は、エスカレータ50の駆動制御を行うもので、無線受信部101と、制御部102と、音声合成部103と、スピーカ104とからなり、ゲートGに設けられたICタグ識別装置20により読み取られ無線送信されたICタグ10の車椅子情報が無線受信部101により受信されると、制御部102は、エスカレータ50を駆動するモータ50Aの回転速度を制御するとともに、昇降踏段部60を上昇または下降制御する。なお、こうしたエスカレータ50の駆動制御の際に制御部102は必要に応じて音声合成部103を駆動して、例えば「エスカレータに乗って下さい」など、車椅子の利用者がエスカレータ50に乗る際の手助けとなる音声メッセージを発生させスピーカ104から送出させる。
【0016】
車椅子80に搭乗した利用者がエスカレータ50に乗るためにゲートG1,G2,G3,G4を順次通過すると、各ゲートG1〜G4に設けられたICタグ識別装置20は車椅子80のICタグ10の情報を順次検出する。この検出出力によりエスカレータ50は次第に減速して停止するとともに、特殊踏段52に設けられた昇降踏段部60が前述した上昇動作を行う。そして、車椅子80がエスカレータ乗り口に達し、さらにその車椅子80の前輪及び後輪がそれぞれ通常踏段51及び昇降踏段部60上の所定の位置に到達したことがゲートG5のICタグ識別装置20により検出されると、昇降踏段部60の移動踏板72に設けられた車止め75により車椅子80の後方への移動が阻止されるとともに、その後、エスカレータ50は通常の速度で運転を開始する。
【0017】
車椅子80を乗せたエスカレータ50が通常の速度で運転を開始することにより、車椅子80が上階側へ運搬され、その車椅子80がエスカレータ降り口手前の各ゲートG6,G7,G8を順次通過すると、各ゲートG6〜G8に設けられたICタグ識別装置20は車椅子80のICタグ10の情報を順次検出する。この検出出力によりエスカレータ50は次第に減速する。そして、車椅子80がエスカレータ降り口に達したことがゲートG9のICタグ識別装置20により検出されると、エスカレータ50は停止するとともに、その後、ゲートG9のICタグ識別装置20により車椅子80がエスカレータ降り口から降車したことが検出されると、車止め75が復旧され、かつ特殊踏段52に設けられた昇降踏段部60が前述した下降動作を行って復旧する。その後、エスカレータ50は通常の速度で運転を開始する。
【0018】
さて、以上のように構成されたエスカレータ管理システムの詳細な動作を図3に基づいて説明する。
車椅子80に搭乗した利用者がエスカレータ50に乗るために車椅子80に搭乗したままゲートG1を通過すると(ステップS1)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG1に設けられたICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達される。この場合、エスカレータ駆動装置100の制御部102はモータ50Aを減速制御し(ステップS2)、エスカレータ50の速度をAとする(ステップS3)。
【0019】
続いて、その車椅子80がゲートG2を通過すると(ステップS4)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG2のICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達されることにより、エスカレータ駆動装置100はモータ50Aをさらに減速制御し(ステップS5)、エスカレータ50の速度をB(B<A)とする(ステップS6)。さらに、その車椅子80がゲートG3を通過すると(ステップS7)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG3に設けられたICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達されることにより、エスカレータ駆動装置100はモータ50Aをさらに減速制御し(ステップS8)、エスカレータ50の速度をC(C<B)とする(ステップS9)。なお、エスカレータ駆動装置100の制御部102は、こうしたエスカレータ50の減速時には、音声合成部103を駆動して「エスカレータを減速する」旨の音声メッセージを発生させスピーカ104から送出させる。これにより、車椅子80の利用者やエスカレータ50を利用する他の利用者はエスカレータ50が減速したことを認識できる。
【0020】
ここで、車椅子80がゲートG4を通過すると(ステップS10)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG4に設けられたICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達されることにより、エスカレータ駆動装置100はエスカレータ50の特殊踏段52がエスカレータ乗り口の位置に一致する位置でモータ50Aを停止させエスカレータ50の停止を行うとともに、特殊踏段52に設けられた昇降踏段部60を上昇制御し上昇させる(ステップS11,S12)。なお、エスカレータ駆動装置100の制御部102は、こうしたエスカレータ50の昇降踏段部60の上昇時には、音声合成部103を駆動して「しばらくお待ち下さい」旨の音声メッセージを発生させスピーカ104から送出させるとともに、昇降踏段部60の上昇が終了すると、「エスカレータに乗って下さい」旨の音声メッセージをスピーカ104から送出させる。これにより、エスカレータ50に乗る際の車椅子80の利用者の安全性を確保できる。
【0021】
こうした音声メッセージを聴取した利用者の搭乗した車椅子80がエスカレータ乗り口に達し、さらにその車椅子80の前輪が通常踏段51に、かつ後輪が昇降踏段部60上の所定の位置に到達すると(ステップS13)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG5に設けられたICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達されることにより、エスカレータ駆動装置100は、昇降踏段部60の移動踏板72に設けられた車止め75を出して車椅子80が後方へ移動しないようにロックする(ステップS14,S15)とともに、音声合成部103から「運転を再開します」旨の音声メッセージを発生させスピーカ104から送出させた後、モータ50Aを通常の運転速度に制御することによりエスカレータ50を通常の運転速度に戻し運転を再開する(ステップS16)。
【0022】
こうして利用者の搭乗した車椅子80を乗せたエスカレータ50が通常の速度で運転を再開することにより、車椅子80が上階側へ運搬され、その車椅子80がエスカレータ降り口手前に配置されたゲートG6を通過すると(ステップS17)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG6のICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達されることにより、エスカレータ駆動装置100はモータ50Aを減速制御し(ステップS18)、エスカレータ50の速度をAとする(ステップS19)。
【0023】
続いて、車椅子80がゲートG7を通過すると(ステップS20)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG6のICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達されることにより、エスカレータ駆動装置100はモータ50Aをさらに減速制御し(ステップS21)、エスカレータ50の速度をB(B<A)とする(ステップS22)。さらに、その車椅子80がゲートG8を通過すると(ステップS23)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG8に設けられたICタグ識別装置20により検出されてエスカレータ駆動装置100に伝達されることにより、エスカレータ駆動装置100はモータ50Aをさらに減速制御し(ステップS24)、エスカレータ50の速度をC(C<B)とする(ステップS25)。なお、こうしたエスカレータ50の減速時には、エスカレータ駆動装置100は、音声合成部103を駆動して「エスカレータを減速する」旨の音声メッセージを発生させスピーカ104から送出させる。
【0024】
そして、車椅子80がエスカレータ降り口に達したことがゲートG9のICタグ識別装置20により検出されると(ステップS26)、エスカレータ駆動装置100はモータ50Aを停止しエスカレータ50を停止させる(ステップS27)とともに、その後、ゲート9のICタグ識別装置により車椅子80がエスカレータ降り口から降車したことが検出されると、車止め75を復旧し(ステップS28)、かつ特殊踏段52に設けられた昇降踏段部60を前述した下降動作させて復旧させる(ステップS29)。その後、音声合成部103から「運転を再開します」旨の音声メッセージを発生させスピーカ104から送出させた後、モータ50Aを通常の運転速度に制御することによりエスカレータ50を通常の運転速度に戻し運転を再開する(ステップS30)。
【0025】
このように、第1の実施の形態では、車椅子80の利用者がエスカレータ50に乗る場合は、人手を介在せずに自在に車椅子80をエスカレータ50に乗せることができるとともに、エスカレータ50から降車する場合も同様に人手を介在せずに自在に車椅子80をエスカレータ50から降車させることができる。
なお、第1の実施の形態では、エスカレータ50を停止してから車椅子80の乗降を行わせるようにしているが、エスカレータ50を停止しないで車椅子80の乗降を行わせることも可能である。
【0026】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明に係るマンコンベア管理システムの第2の実施の形態を示すブロック図である。第2の実施の形態に示すマンコンベア管理システムは、車椅子80を乗せることが可能な動く歩道の例である。
【0027】
このような本発明の動く歩道90には、図4に示すように、動く歩道部91に対する乗り口側及び降り口側にそれぞれ車椅子用置台部92,93を設けるとともに、動く歩道乗り口を含むその乗り口の後方側に、車椅子80に設けられたICタグ10の情報の検出が可能なICタグ識別装置20を有する各ゲートG1〜G5を順次配置し、かつ動く歩道降り口を含むその降り口の手前側に同様に前記ICタグ2の情報の検出が可能なICタグ識別装置20を有する各ゲートG6〜G10を順次配置している。
【0028】
ここで、車椅子80に搭乗した利用者が動く歩道部91に乗るためにゲートG1,G2,G3,G4を順次通過すると、各ゲートG1〜G4に設けられたICタグ識別装置20は車椅子80のICタグ10の情報を順次検出する。この検出出力により動く歩道部91は次第に減速するとともに、車椅子80が動く歩道乗り口に達したことがゲートG5のICタグ識別装置20により検出されると、この乗り口に設けられている車椅子用置台部92が、動く歩道部91に接するその一端aを支点として図中上側に回動することによって動く歩道部91側へ傾斜し、この車椅子用置台部92の傾斜により車椅子80は動く歩道乗り口から動く歩道部91側へ送り出される。
【0029】
動く歩道部91に車椅子80が送り出されると、動く歩道部91は通常の速度で動作し、これにより車椅子80は動く歩道降り口側へ運搬されるとともに、このとき車椅子用置台部92の傾斜は復旧し車椅子用置台部92は平坦状態になる。そして、その運搬された車椅子80が動く歩道降り口手前の各ゲートG6,G7,G8,G9を順次通過すると、各ゲートG6〜G9に設けられたICタグ識別装置20は車椅子80のICタグ10の情報を順次検出する。この検出出力により動く歩道部91は次第に減速する。ここで、車椅子80の前輪が動く歩道降り口に達したことがゲートG10のICタグ識別装置により検出されると、この降り口に設けられている車椅子用置台部93が、動く歩道部91に接するその始端bを支点として図中下側へ回動することにより降り口の終端部側へ傾斜し、この車椅子用置台部93の傾斜により車椅子80は動く歩道部91から動く歩道降り口へ送り出される。車椅子80が動く歩道降り口へ送り出されると、動く歩道部91は通常の速度で動作し、かつ、このとき車椅子用置台部93の傾斜は復旧し車椅子用置台部93は平坦状態になる。
【0030】
図2(d)は、このような動く歩道90を駆動制御する駆動装置200の構成を示すブロック図である。この駆動装置200は、無線受信部201と、制御部202と、音声合成部203と、スピーカ204とからなり、ゲートGに設けられたICタグ識別装置20により読み取られ無線送信されたICタグ10の情報が無線受信部201により受信されると、制御部202は、動く歩道部91を駆動するモータ91Aの回転速度を制御するとともに、車椅子用置台部92,93が傾斜するように制御する。なお、こうした動く歩道90の駆動制御の際に制御部202は必要に応じて音声合成部203を駆動して、例えば「動く歩道を減速します」など、車椅子の利用者が動く歩道90に乗る際の手助けとなる音声メッセージを発生させスピーカ204から送出させる。
【0031】
さて、以上のように構成された動く歩道管理システムの動作を図5を参照して説明する。
車椅子80に搭乗した利用者が動く歩道90に乗るために車椅子80に搭乗したままゲートG1を通過すると(ステップS41)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG1のICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達される。この場合、動く歩道駆動装置200の制御部202はモータ91Aを減速制御し(ステップS42)、動く歩道部91の速度をAとする(ステップS43)。
【0032】
続いて、その車椅子80がゲートG2を通過すると(ステップS44)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG2のICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達されることにより、動く歩道駆動装置200はモータ91Aをさらに減速制御し(ステップS45)、動く歩道部91の速度をB(B<A)とする(ステップS46)。さらに、その車椅子80がゲートG3を通過すると(ステップS47)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG3に設けられたICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達されることにより、動く歩道駆動装置200はモータ91Aをさらに減速制御し(ステップS48)、動く歩道部91の速度をC(C<B)とする(ステップS49)。
【0033】
さらに、車椅子80がゲートG4を通過すると(ステップS50)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG4に設けられたICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達されることにより、動く歩道駆動装置200はモータ91Aをさらに減速制御し(ステップS51)、動く歩道部91の速度をさらに減速させる(ステップS52)。なお、動く歩道駆動装置200の制御部202は、こうした動く歩道部91の減速時には、音声合成部203を駆動して「動く歩道を減速する」旨の音声メッセージを発生させスピーカ204から送出させる。これにより、車椅子80の利用者や動く歩道部91を利用する他の利用者は動く歩道部91が減速したことを認識できる。
【0034】
ここで、車椅子80が動く歩道乗り口に達したことがゲートG5のICタグ識別装置20により検出され動く歩道駆動装置200に伝達されると(ステップS53)、動く歩道駆動装置200の制御部202は、この動く歩道乗り口に設けられている車椅子用置台部92を前述した傾斜制御し(ステップS54)、この車椅子用置台部92の傾斜により車椅子用置台部92上の車椅子80を動く歩道乗り口から動く歩道部91側へ送り出す。そして、車椅子80が動く歩道部91側へ送り出されることによって、ゲートG5のICタグ識別装置20により車椅子80が検出されなくなると、動く歩道駆動装置200の制御部202は、車椅子用置台部92の傾斜を復旧する(ステップS55)。これにより、車椅子用置台部92は平坦状態になる。車椅子80を動く歩道部91側へ送り出した後、動く歩道駆動装置200は、音声合成部203から「動く歩道の速度を通常速度に戻します」旨の音声メッセージを発生させスピーカ204から送出させるとともに、モータ91Aを通常の運転速度に制御することにより動く歩道部91を通常の運転速度に戻す(ステップS56)。
【0035】
こうして利用者の搭乗した車椅子80を乗せた動く歩道部91が通常の速度で運転されることにより、車椅子80が動く歩道降り口側へ運搬され、その車椅子80が動く歩道降り口手前に配置されたゲートG6を通過すると(ステップS57)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG6のICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達されることにより、動く歩道駆動装置200はモータ91Aを減速制御し(ステップS58)、動く歩道部91の速度をAとする(ステップS59)。
【0036】
続いて、車椅子80がゲートG7を通過すると(ステップS60)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG6のICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達されることにより、動く歩道駆動装置200はモータ91Aをさらに減速制御し(ステップS61)、動く歩道部91の速度をB(B<A)とする(ステップS62)。さらに、その車椅子80がゲートG8を通過すると(ステップS63)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG8に設けられたICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達されることにより、動く歩道駆動装置200はモータ91Aをさらに減速制御し(ステップS64)、動く歩道部91の速度をC(C<B)とする(ステップS65)。さらに、その車椅子80がゲートG9を通過すると(ステップS66)、車椅子80のICタグ10の車椅子情報がゲートG9に設けられたICタグ識別装置20により検出されて動く歩道駆動装置200に伝達されることにより、動く歩道駆動装置200はモータ91Aをさらに減速制御し(ステップS67)、動く歩道部91の速度をさらに減速する(ステップS68)。なお、こうした動く歩道部91の減速時には、動く歩道駆動装置200は、音声合成部203を駆動して「動く歩道を減速する」旨の音声メッセージを発生させスピーカ204から送出させる。
【0037】
そして、車椅子80の前輪が動く歩道降り口に達したことがゲートG10のICタグ識別装置により検出されると(ステップS69)、動く歩道駆動装置200の制御部202は、この動く歩道降り口に設けられている車椅子用置台部93を前述した傾斜制御する(ステップS70)。この車椅子用置台部93の傾斜により車椅子80は動く歩道部91から動く歩道降り口へ送り出される。そして、車椅子80が動く歩道降り口側へ送り出されることによって、ゲートG5のICタグ識別装置20により車椅子80が検出されなくなると、動く歩道駆動装置200の制御部202は、車椅子用置台部93の傾斜を復旧する(ステップS71)。これにより、車椅子用置台部93は平坦状態になる。その後、動く歩道駆動装置200は、音声合成部203から「動く歩道の速度を通常速度に戻します」旨の音声メッセージを発生させスピーカ204から送出させるとともに、モータ91Aを通常の運転速度に制御することにより動く歩道部91を通常の運転速度に戻す(ステップS72)。
【0038】
このように、第2の実施の形態では、車椅子80の利用者が動く歩道90に乗る場合は、人手を介在せずに自在に車椅子80を動く歩道90に乗せることができるとともに、動く歩道90から降車する場合も同様に人手を介在せずに自在に車椅子80を動く歩道90から降車させることができる。また、動く歩道90に対する車椅子80の乗降の際には動く歩道90の速度が減速されることから、車椅子80の利用者は安全に動く歩道90に対して乗降できる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の踏板とこれらの踏段のうち少なくとも1つを昇降可能に支持する昇降機構とを有するエスカレータなどのマンコンベアを備え、前記エスカレータの乗り口に近づく車椅子を検出すると、エスカレータの乗り口位置に、昇降可能に支持された前記踏板が一致するようにエスカレータを停止させ、かつ昇降機構によりこの踏板を車椅子が搭乗可能な所定位置まで上昇させて隣り合う他の踏板とともに車椅子の載置面を形成する一方、前記載置面上に車椅子が乗ったことを検出するとエスカレータの運転を再開するようにしたので、車椅子に搭乗した利用者が例えばエスカレータに乗る場合、人手を介在せずに自在に自身の車椅子をエスカレータに乗せることができる。
【0040】
また、エスカレータの運転が再開された後、エスカレータにより運搬中の車椅子を検出すると、エスカレータを減速させエスカレータの降り口位置に昇降踏段部が一致するようにエスカレータを停止させるようにしたので、利用者は自身が搭乗した車椅子を容易にエスカレータから降車させることができる。
また、本発明は、利用者が搭乗した車椅子を動く歩道に安全に乗せることができ、また、動く歩道から安全に降ろすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマンコンベア管理システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】上記システムを構成する各部の詳細ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態の動作を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態の動作を示す図である。
【符号の説明】
10…ICタグ、11…メモリ、12…制御回路、13…アンテナ、20…ICタグ識別装置、21…ICタグ情報読取部、22,102,202…制御部、23…無線送信部、50…エスカレータ、51…通常踏段、52…特殊踏段、60…昇降踏段部、75…車止め、90…動く歩道、91…動く歩道部、92,93…車椅子用置台部、101,201…無線受信部、50A,91A…モータ、103,203…音声合成部、104,204…スピーカ。
Claims (4)
- 複数の踏板と、これらの踏段のうち少なくとも1つを昇降可能に支持する昇降機構とを備えたマンコンベアと、
前記マンコンベアの乗り口に近づく車椅子を検出する第1の検出手段と、
前記マンコンベアの運転中に前記第1の検出手段により前記車椅子が検出されると、昇降可能に支持された前記踏板が前記マンコンベアの乗り口位置に一致するように前記マンコンベアを停止させ、かつ前記昇降機構によりこの踏板を前記車椅子が搭乗可能な所定位置まで上昇させて隣り合う他の踏板とともに車椅子の載置面を形成する制御手段と、
前記載置面上に前記車椅子が乗ったか否かを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出出力に応じて前記マンコンベアの運転を再開する運転再開手段と
を有することを特徴とするマンコンベア管理システム。 - 請求項1において、
前記マンコンベアはエスカレータであって、
前記運転再開手段により前記エスカレータの運転が再開された後、前記エスカレータにより運搬中の前記車椅子を検出する第3の検出手段と、
前記第3の検出手段の検出出力に応じて前記エスカレータを減速させ前記エスカレータの降り口位置に前記載置面が一致するように前記エスカレータを停止させるエスカレータ停止手段と
を含むことを特徴とするマンコンベア管理システム。 - 請求項1または2において、
前記マンコンベアの減速時に前記マンコンベアの減速の旨を音声アナウンスする手段と前記マンコンベアの運転再開時に前記マンコンベアの運転再開の旨を音声アナウンスする手段の少なくとも一方を備えることを特徴とするマンコンベア管理システム。 - 動く歩道と、
前記動く歩道への乗り口及び前記動く歩道からの降り口にそれぞれ形成され車椅子の載置が可能な第1及び第2の車椅子用置台部と、
前記乗り口に近づく車椅子を検出する第1の検出手段と、
前記動く歩道の通常速度による運転中に前記第1の検出手段により前記車椅子が検出されると、前記動く歩道を減速させる第1の減速手段と、
前記第1の検出手段による前記車椅子の検出後にこの車椅子が前記第1の車椅子用置台部上に乗ったか否かを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出出力に応じて前記車椅子を前記乗り口から前記動く歩道側へ送り出すように前記第1の車椅子用置台部を制御する手段と、
前記動く歩道に前記車椅子が送り出された後、前記動く歩道を通常速度で運転する運転手段と、
前記運転手段による前記動く歩道の通常速度運転後に前記動く歩道により運搬され前記降り口に近づく車椅子を検出する第3の検出手段と、
前記第3の検出手段により前記車椅子が検出されると、前記動く歩道を減速させる第2の減速手段と、
前記第3の検出手段による前記車椅子の検出後にこの車椅子の前輪が前記第2の車椅子用置台部に乗ったか否かを検出する第4の検出手段と、
前記第4の検出手段の検出出力に応じて前記車椅子を前記動く歩道から前記降り口へ送り出すように前記第2の車椅子用置台部を制御する手段と
を有することを特徴とするマンコンベア管理システム。
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JP2011236009A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エスカレーターの安全装置 |
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- 2003-02-28 JP JP2003054498A patent/JP4239616B2/ja not_active Expired - Fee Related
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