JP2000335781A - カード搬送装置 - Google Patents

カード搬送装置

Info

Publication number
JP2000335781A
JP2000335781A JP14733299A JP14733299A JP2000335781A JP 2000335781 A JP2000335781 A JP 2000335781A JP 14733299 A JP14733299 A JP 14733299A JP 14733299 A JP14733299 A JP 14733299A JP 2000335781 A JP2000335781 A JP 2000335781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
contact
transport
convex portion
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14733299A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Okubo
志郎 大窪
Hideo Okutsu
秀雄 奥津
Akitsugu Maeda
晃嗣 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP14733299A priority Critical patent/JP2000335781A/ja
Publication of JP2000335781A publication Critical patent/JP2000335781A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード自体が有する力学的エネルギーにてカ
ードが搬送される搬送経路を有するカード搬送装置であ
って、搬送中のカードがこの搬送経路をスムーズに搬送
されるカード搬送装置を提供する。 【解決手段】 カード4自体が有する力学的エネルギー
のみにてカード4が搬送される搬送経路1を具備するカ
ード搬送装置である。この搬送経路1を一対の搬送面2
にて挟まれた空間として形成する。少なくとも一方の搬
送面2に、搬送経路1を搬送されるカード4の表面に向
かって突出する接触凸部3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード搬送装置に
関し、詳しくはプリペイドカード等のカードを発行する
発券装置のようなカード処理装置に好適に使用すること
ができるカード搬送装置に関するものであり
【0002】
【従来の技術】磁気カードやICカード等を発券する発
券装置や、磁気カードやICカード等に格納されたデー
タを読み取り、あるいはこれらのカードにデータを書き
込むリーダーライター等のカード処理装置内には、内部
に納められたカードや内部に挿入されたカードを内部で
搬送するための搬送装置が設けられている。このような
搬送装置においては、カードのデータを読み取ったり、
あるいはカードにデータを格納したりするための工程で
は、カードを磁気ヘッドやアンテナ等に正確に位置合わ
せするために、搬送中において常に駆動力を加えておく
ことが望ましいが、このような正確な位置合わせが不要
な工程においては、むしろカードに駆動力を与える駆動
機構をできるだけ削減して、カード搬送装置の構造を簡
略化することが好ましい。このような場合は、カードに
予め運動エネルギーや位置エネルギー等の力学的エネル
ギーを与えておき、あとはこのカード自体が有する力学
的エネルギーにてカードが搬送されるようにするもので
ある。
【0003】このように、カード自体が有する力学的エ
ネルギーにてカードを搬送する場合においては、位置精
度を正確にする必要がない場合であっても、カードが目
的の位置に搬送されるようにするために、カードをガイ
ドするための搬送経路を設け、この搬送経路において、
カードが、カード自体が有する力学的エネルギーにて搬
送されるようにするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カードがこの
ガイドとなる搬送経路と接触すると、その摩擦によりカ
ードの搬送が阻害され、場合によってはカードがこの搬
送経路に詰まったりするおそれがある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、カード自体が有する力学的エネルギーにてカード
が搬送される搬送経路を有するカード搬送装置であっ
て、搬送中のカードがこの搬送経路をスムーズに搬送さ
れるカード搬送装置を提供することを目的とするもので
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
カード搬送装置は、カード4自体が有する力学的エネル
ギーのみにてカード4が搬送される搬送経路1を具備す
るカード搬送装置であって、この搬送経路1を一対の搬
送面2にて挟まれた空間として形成し、少なくとも一方
の搬送面2に、搬送経路1を搬送されるカード4の表面
に向かって突出する接触凸部3を設けて成ることを特徴
とするものである。
【0007】また本発明の請求項2に係るカード搬送装
置は、請求項1の構成に加えて、接触凸部3をカード4
の搬送方向と直交する方向に扁平な形状に形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項3に係るカード搬送装
置は、請求項1又は2の構成に加えて、接触凸部3の表
面を搬送面2から突出する凸曲面として形成して成るこ
とを特徴とするものである。
【0009】また本発明の請求項4に係るカード搬送装
置は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、カー
ド4の搬送方向と直交する方向に並び、カード4の搬送
方向と直交する方向の表面形状が凸曲面である複数の接
触凸部3を設けると共に、隣り合う接触凸部3の間に、
カード4の搬送方向と直交する方向の表面形状が接触凸
部3の表面と連続する凹曲面である凹部5を設けて成る
ことを特徴とするものである。
【0010】また本発明の請求項5に係るカード搬送装
置は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、カー
ド4の搬送方向の表面形状が凸曲面である接触凸部3を
設けて成ることを特徴とするものである。
【0011】また本発明の請求項6に係るカード搬送装
置は、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、搬送
経路1の入り口に接触凸部3の端部を位置させて成るこ
とを特徴とするものである。
【0012】また本発明の請求項7に係るカード搬送装
置は、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、接触
凸部3を搬送経路1の搬送面2にカード4の搬送方向の
全長に亘って形成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0013】また本発明の請求項8に係るカード搬送装
置は、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、一つ
の搬送面2において接触凸部3を少なくとも二個設けて
成ることを特徴とするものである。
【0014】また本発明の請求項9に係るカード搬送装
置は、請求項1乃至9のいずれかの構成に加えて、接触
凸部3を搬送面2よりも摩擦係数の小さい材質にて形成
して成ることを特徴とするものである。
【0015】また本発明の請求項10に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至9のいずれかの構成に加えて、接
触凸部3の表面を導電性を有する材質にて形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0016】また本発明の請求項11に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至10のいずれかの構成に加えて、
カード4の搬送方向と直交する方向の表面形状が凸曲面
である接触凸部3を設けて成ることを特徴とするもので
ある。
【0017】また本発明の請求項12に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至11のいずれかの構成に加えて、
カード4の搬送方向の表面形状を、搬送経路1を搬送さ
れるカード4の軌跡に沿った形状に形成して成ることを
特徴とするものである。
【0018】また本発明の請求項13に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至12のいずれかの構成に加えて、
一つの搬送面2に少なくとも二個の接触凸部3を設ける
と共に、この接触凸部3をカード4の搬送方向に沿って
略平行に配置して成ることを特徴とするものである。
【0019】また本発明の請求項14に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至13のいずれかの構成に加えて、
一つの搬送面2に少なくとも二個の接触凸部3を設ける
と共に、隣り合う接触凸部3間の間隔Wを、搬送中に変
形されたカード4がこの接触凸部3間において搬送面2
と接触しない範囲で形成して成ることを特徴とするもの
である。
【0020】また本発明の請求項15に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至14のいずれかの構成に加えて、
一つの搬送面2に少なくとも二個の接触凸部3を、搬送
経路1におけるカード4の搬送方向と直交する方向に間
隔をあけて並べて設けると共に、最も間隔をあけて形成
された二個の接触凸部3間の間隔Wを、搬送中に姿勢が
傾いたカード4の端縁が搬送面2に接触しない範囲で形
成して成ることを特徴とするものである。
【0021】また本発明の請求項16に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至15のいずれかの構成に加えて、
搬送面2を構成する板材6に切り部7を設けると共に切
り部7の先端同士を結ぶ直線を折り部8とし、切り部7
と折り部8にて囲まれた領域を切り残し部9として形成
し、この切り残し部9を折り部8にて折り曲げ成形して
板材6から突出させることにより接触凸部3として形成
して成ることを特徴とするものである。
【0022】また本発明の請求項17に係るカード搬送
装置は、請求項1乃至16のいずれかの構成に加えて、
搬送面2を形成する板材6の、隣り合う接触凸部3の形
成位置の間の領域に開口10を設けると共に、この開口
10内部に板材6と折り部8にて接続された切り残し部
9を設け、この切り残し部9を折り部8にて折り曲げ成
形して板材6から突出させることにより接触凸部3とし
て形成して成ることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0024】図12に本発明に係るカード搬送装置の概
要の一例を示す。カード4としては、磁気カードやIC
カード等のように、データの記録や読み取りが可能なも
のが用いられ、例えば金銭的価値が記録されたプリペイ
ドカード4が用いられる。18はカード供給容器であ
り、内部にカード4が積層されて収容されている。カー
ド供給容器18の底部からカード供給容器18の前方に
向かって、カード4が搬送される駆動系搬送路24が形
成されている。この駆動系搬送路24はカード供出搬送
部17a、順方向搬送部17b及び双方向搬送部17c
に形成されている。これらの各搬送部17a〜17c
は、カード4の搬送方向に並んだ少なくとも二個の非駆
動ローラ12と、モータの回転軸から出力される回転運
動が伝達される駆動ローラ13と、非駆動ローラ12及
び駆動ローラ13に掛架されるコンベアベルト16とか
ら構成されており、順方向搬送部17b及び双方向搬送
部17cには更にコンベアベルト16を介して非駆動ロ
ーラ12の上方に配置されるピンチローラ14が設けら
れている。駆動系搬送路24はこれらの各搬送部17a
〜17cにおいて、非駆動ローラ12の上方におけるコ
ンベアベルト16の上面に形成され、各搬送部の駆動ロ
ーラ13をモータにて駆動することによりコンベアベル
ト16を回転させて、駆動系搬送路24に配置されたカ
ード4が搬送される。
【0025】カード供出搬送部17aの少なくとも一つ
の非駆動ローラ12はカード供給容器18に積層される
カード4のうちの最下層に配置されるカード4の下方に
コンベアベルト16を介して配置されており、駆動ロー
ラ13を駆動させることにより、カード供給容器18に
積層されたカード4が最下層に配置されたものから一枚
ずつ前方に供出され、順方向搬送部17bへと搬送され
る。順方向搬送部17bはカード供出搬送部17aの前
方に配置されており、カード供出搬送部17aから搬送
されてきたカード4は、順方向搬送部17bのコンベア
ベルト16とピンチローラ14の間に挟持され、順方向
搬送部17bの駆動ローラ13を駆動させることによ
り、このカード4が前方、すなわち駆動系搬送路24に
おける搬送方向の順方向に送られ、双方向搬送部17c
へと搬送される。双方向搬送部17cは順方向搬送部1
7bの前方に配置されており、順方向搬送部17bから
搬送されてきたカード4は双方向搬送部17cのコンベ
アベルト16とピンチローラ14の間に挟持され、双方
向搬送部17cの駆動ローラ13を順方向に駆動させる
ことによりこのカード4が駆動系搬送路24の順方向に
送られ、駆動ローラ13を逆方向に駆動させることによ
りこのカード4が後方、すなわち駆動系搬送路24の搬
送方向と逆方向に送られる。また双方向搬送部17cに
おける駆動系搬送路24の上方には、カード4に格納さ
れた情報を読み取るデータ読み取り器19が設けられて
いる。
【0026】また順方向搬送部17bと双方向搬送部1
7cの間にはダンパー20が設けられている。このダン
パー20は、平坦部20aと湾曲部20bとからなる。
平坦部20aは略平坦に形成されており、順方向搬送部
17bにおける駆動系搬送路24と双方向搬送部17c
における駆動系搬送路24の間に配置される。この平坦
部20aは前方、すなわち双方向搬送部17cが配置さ
れている側に向けて上方に傾斜するように配置されるも
のであり、前方側の端部が駆動系搬送路24よりもやや
上方に配置されると共に、後方側、すなわち順方向搬送
部17bが配置されている側の端部が駆動系搬送路24
よりもやや下方に配置される。湾曲部20bは平坦部2
0aの後方側の端部から延出されて形成されており、下
方に向けて緩やかに湾曲するように形成されている。ま
た平坦部20aには、軸孔22が形成された軸支部21
が設けられており、ダンパー20はこの軸孔22を中心
に回動自在に軸支されている。
【0027】上記のように構成されるカード搬送装置を
用いてカード4を搬送するにあたってのカード4の経路
を図13を示して説明する。カード供出搬送部17aを
駆動させてカード供給容器18内のカード4を一枚供出
させて順方向搬送部17bへ搬送し、このカード4は順
方向搬送部17bを駆動させることにより、矢印αに示
されるように更に前方へ搬送される。順方向搬送部17
bにて前方に搬送されたカード4は、ダンパー20の平
坦部20aの上面に送られる。このときダンパー20は
図中に点線で示すように、カード4からの荷重により回
動して前方側の端部が下降すると共に後方側の端部が上
昇し、順方向搬送部17b及び双方向搬送部17cにお
ける駆動系搬送路24と略面一となるものであり、この
状態でカード4はダンパー20の上面において双方向搬
送部17cに向けて搬送される。双方向搬送部17cに
搬送されたカード4は、双方向搬送部17cを順方向に
駆動させることにより、データ読み取り器19の下方に
配置されるまで搬送される。データ読み取り器19の下
方において、カード4に記録された情報がデータ読み取
り器19にて読み取られ、データ読み取り器19はこの
読み取った情報から、カード4を一定の判断基準の元に
二種の類型(例えば良品と不良品)のうちのいずれかに
分類する。カード4が一の類型(例えば良品)に分類さ
れた場合は、双方向搬送部17cが順方向に駆動されて
図中の矢印βのようにカード4が前方に搬送される。ま
たカード4が他の類型(例えば不良品)に分類された場
合は、双方向搬送部17cが逆方向に駆動されて図中の
矢印γのようにカード4が後方に搬送され、更にダンパ
ー20の下面側を通って図中の矢印Σのように、ダンパ
ー20の下方に搬送される。
【0028】図14に、双方向搬送部17cにて後方に
搬送されたカード4の軌道を、4a〜4kに示す。符号
4aに示すように、カード4はダンパー20の下面側に
送られる。ダンパー20の下面において、符号4b、4
cに示すように、カード4の搬送方向側の端部には湾曲
部20bにより前方に向かう抗力がかけられて弾性変形
し、この弾性変形が解放されることによりカード4の搬
送方向側の端部には前方の斜め下方に向かう運動エネル
ギーが加えられる。またカード4は重力により下方に落
下する。すなわちカード4は搬送方向側の端部が有する
運動エネルギーによりこの端部が前方の斜め下方に向け
て慣性運動すると共に、位置エネルギーを消費しながら
下方へ移動するものであり、ダンパー20から離れた後
は、符号4d〜4kに示すようにダンパー20の下方に
おいて、カード4自体が有する力学的エネルギーのみに
よって、裏返りながら全体として前方の斜め下方に向け
て搬送されるものである。
【0029】ここで、ダンパー20の下方には、カード
回収容器23が設けられる。このカード回収容器23に
は、カード回収容器23内に連通する搬送経路1が接続
されている。この搬送経路1は上面側に形成された上搬
送面2aと、下面側に形成された下搬送面2bの、一対
の搬送面2に挟まれた空間に形成されているものであ
り、前端がカード回収容器23内に連通されたカード4
の出口として形成され、後端が斜め上方に向けて開口1
0するカード4の入り口として形成されている。またこ
の搬送経路1はダンパー20の下方において、カード4
自体が有する力学的エネルギーのみによって搬送される
カード4の軌道上に配置されているものであり、搬送経
路1をカード4の軌道に沿った形状とするために、一対
の搬送面2はカード4の入り口側に向けて上方に傾斜す
ると共に上搬送面2aが下搬送面2bよりも大きく傾斜
するように形成されている。従ってダンパー20の下方
を搬送されるカード4はこの搬送経路1を搬送されてカ
ード回収容器23内に送られる。
【0030】上記のように構成されるカード搬送装置
は、例えばプリペイドカードの発券装置に適用すること
ができる。この場合、一旦使用したプリペイドカードを
回収してカード供給容器18内に入れ、プリペイドカー
ドを発券する際に駆動系搬送路24にてプリペイドカー
ドをデータ読み取り器19に搬送する。そしてカード読
み取り器19にてプリペイドカードに記録されている情
報を読み取り、この情報が読み取り不良である場合や、
所定の識別データが記録されていない場合や、あるいは
このプリペイドカードに記録されている使用回数が所定
の耐用回数を超過していたりする場合を不良として、搬
送経路1を通じてカード回収容器に搬送して回収し、こ
のような不良が発見されなかった場合にはそのまま駆動
系搬送路において順方向に搬送して発券するものであ
る。
【0031】請求項1に係る発明は、上記の搬送経路1
のような、カード4自体が有する力学的エネルギーのみ
にてカード4が搬送される搬送経路1を具備するカード
搬送装置であって、この搬送経路1を一対の搬送面2に
て挟まれた空間として形成し、少なくとも一方の搬送面
2に、搬送経路1を搬送されるカード4の表面に向かっ
て突出する接触凸部3を設けたものである。このように
形成される搬送経路1としては、図1、3、4、8、9
に示すものを挙げることができる。これらの図に示す搬
送経路1においては、上搬送面2aには、上搬送面2a
と対向する下搬送面2bに向けて突出する接触凸部3が
設けられており、下搬送面2bには、下搬送面2bと対
向する上搬送面2aに向けて突出する接触凸部3が設け
られている。このようにして形成される搬送経路1を有
するカード搬送装置では、搬送経路1を搬送されるカー
ド4は接触凸部3によって搬送面2と接触することが抑
制され、カード4と搬送経路1の内面との接触面積を小
さくすることができるものであり、カード4が搬送経路
1の内面から受ける摩擦力を低減することができ、搬送
経路1においてカード4がスムーズに搬送される。
【0032】この接触凸部3は、搬送されるカード4と
同一の材質にて形成することが好ましく、この場合、接
触凸部3とカード4との摩擦による静電気の発生が抑制
される。また接触凸部3をポリテトラフルオロエチレン
(テフロン)、セラミック等のような、耐摩耗性を有す
る材質にて形成することの好ましく、この場合、長期間
使用しても接触凸部3の摩耗が抑制されて摩耗による表
面形状の粗化が防止され、接触凸部3の摩擦係数の上昇
を防いで、接触凸部3との摩擦によりカード4の搬送が
阻害されることを防ぐことができる。また後述するよう
に、接触凸部3の表面を導電性に優れる材質にて形成す
ることも好ましい。
【0033】請求項2に係る発明は、接触凸部3をカー
ド4の搬送方向と直交する方向に扁平な形状に形成する
ものである。このようにして形成される接触凸部3とし
ては、図1、3、4に示すものを挙げることができる。
これらの図に示される接触凸部3は、カード4の搬送方
向に沿った寸法よりもカード4の搬送方向と直交する方
向に沿った寸法が小さく形成されているものである。接
触凸部3は、カード4の搬送方向の寸法に関してはある
程度の大きさを有するほうが、カード4と搬送面2との
接触が搬送経路1内の広い領域において抑制されて好ま
しいものであるが、カード4の搬送方向と直交する方向
の寸法に関してはどのような寸法であってもカード4と
搬送面2との接触を抑制する効果を得ることができるも
のであり、むしろ接触凸部3とカード4との接触面積を
低減してカード4にかかる摩擦力を低減するためには、
接触凸部3をカード4の搬送方向と直交する方向に扁平
な形状に形成する方が好ましいものである。
【0034】請求項3に係る発明は、接触凸部3の表面
を搬送面2から突出する凸曲面として形成するものであ
る。このような接触凸部3としては、例えば図8に示す
ものを挙げることができる。この接触凸部3は、表面の
全面が曲面として形成されており、しかもこの曲面がい
ずれの箇所においても搬送面2から突出するように形成
されているものであり、接触凸部3と搬送面2との接合
面の面積が接触凸部3の寸法に対して大きく形成され、
接触凸部3を搬送面2に接着して形成する際の接着強度
を強くすることができ、接触凸部3の耐久性を向上する
ことができるものである。
【0035】請求項4に係る発明は、カード4の搬送方
向と直交する方向に並び、カード4の搬送方向と直交す
る方向の表面形状が凸曲面である複数の接触凸部3を設
けると共に、隣り合う接触凸部3の間に、カード4の搬
送方向と直交する方向の表面形状が接触凸部3の表面と
連続する凹曲面である凹部5を設けるものである。この
ような接触凸部3としては、図9に示すものを挙げるこ
とができる。この図に示される接触凸部3は、カード4
の搬送方向に長い凸条として形成されているものであ
り、この接触凸部3がカード4の搬送方向と直交する方
向に複数個並んで形成されている。また隣り合う接触凸
部3間には凹部5が形成されている。接触凸部3及び凹
部5の、カード4の搬送方向と直交する面における断面
形状においては、図9(b)に示すように、その表面の
輪郭が連続する曲線にて形成されており、接触凸部3に
おいてはその輪郭は搬送面2から突出する凸曲線に、凹
部5においては搬送面2に向けて凹んだ凹曲線になって
いる。このような接触凸部3及び凹部5を設けると、接
触凸部3の表面及び隣合う接触凸部3間の表面は角張っ
た部分がなく滑らかに形成され、カード4が搬送経路1
を搬送される際に発生する気流が接触凸部3付近で乱れ
ることなく滑らかに流動するものであり、搬送経路1に
おける気流の乱れの発生が抑制されてカード4がスムー
ズに搬送されるものである。また接触凸部3や隣合う接
触凸部3間に埃やゴミ等がたまりにくくなり、接触凸部
3がゴミや埃により汚染されてその摩擦係数が大きくな
ることを防止することができ、接触凸部3からカード4
にかけられる摩擦力が上昇することを防ぐことができる
ものであり、搬送経路1においてカード4がスムーズ搬
送されるものである。
【0036】請求項5に係る発明は、カード4の搬送方
向の表面形状が凸曲面である接触凸部3を設けるもので
ある。このような接触凸部3としては、例えば図1乃至
4、図8乃至11、並びに図14に示すものを挙げるこ
とができる。これらの図に示される接触凸部3は、カー
ド4と接触する表面の、カード4の搬送方向に沿った形
状が、接触面から突出する凸曲面となっている。そのた
め搬送経路1を搬送されるカード4と接触凸部3とが接
触する場合に、接触凸部3の表面上のカード4の搬送方
向に沿った線と、カード4との接触は常に点接触とな
り、カード4と接触凸部3その接触面積が低減され、接
触凸部3からカード4にかかる摩擦力が低減されて、搬
送経路1においてカード4がスムーズに搬送されるもの
である。またカード4が接触凸部3と接触しながら搬送
される場合は、カード4が接触凸部3に引っかかること
なく滑らかに搬送されるものであり、この点においても
カード4はスムーズに搬送されるものであり、更にカー
ド4が接触凸部3にて傷つけられることが防止されるも
のである。このような接触凸部3の形状としては、例え
ば図2(a)乃至(d)に示すような種々のものを挙げ
ることができる。
【0037】請求項6に係る発明は、搬送経路1の入り
口に接触凸部3の端部を位置させるものである。このよ
うな接触凸部3としては、例えば図3、4、14に示す
ものを挙げることができる。これらの図に示される接触
凸部3は、接触凸部3の搬送経路1の入り口側の端部
が、搬送面2の入り口側の端部から形成されているもの
であり、そのため搬送経路1において搬送されるカード
4は、搬送経路1の入り口に導入された時点から搬送面
2との接触が抑制され、搬送経路1において更にスムー
ズに搬送されるものである。またこれらの図に示される
接触凸部3は上記のようにカード4の搬送方向の表面形
状が凸曲面であるため、カード4の搬送方向に滑らかな
形状の接触凸部3が搬送経路1の入り口から形成されて
いるものであり、搬送経路1に導入されるカード4は搬
送経路1の入り口において引っかかることなくスムーズ
に搬送経路1内に導入されて搬送されることとなる。
【0038】請求項7に係る発明は、接触凸部3を搬送
経路1の搬送面2にカード4の搬送方向の全長に亘って
形成するものである。このように形成される接触凸部3
としては、図9、14に示すものを挙げることができ
る。これらの図に示される接触凸部3は、搬送面2の入
り口側の端部から出口側の端部の全長に亘って形成され
ているものであり、そのため搬送経路1を搬送されるカ
ード4は、搬送経路1の全領域にわたって搬送面2との
接触が接触凸部3によって抑制されるものであり、搬送
経路1においてカード4が更にスムーズに搬送されるも
のである。
【0039】請求項8に係る発明は、一つの搬送面2に
おいて接触凸部3を少なくとも二個設けるものである。
このようにして形成される接触凸部3としては、例えば
図1、3、4、6、7、8、9、11に示すものを挙げ
ることができる。接触凸部3が一つしか設けられていな
いと、搬送経路1においてカード4の一部が接触凸部3
に接触してその部分においてカード4と搬送面2との接
触が防止されてもカード4の他の部分が搬送面2と接触
するおそれがあるが、接触凸部3を複数個設けるとカー
ド4と搬送面2との接触が二箇所以上の部分において防
止され、カード4と搬送面2との接触が更に抑制される
ものである。また図1、3、4、6、7、8、9に示さ
れる接触凸部3はカード4の搬送方向と直交する方向に
並んで形成されているものであり、そのため搬送経路1
におけるカード4の搬送方向に並ぶ領域のうち、接触凸
部3が形成されている領域で、カード4と搬送面2との
接触が二箇所以上の部分において防止されている。ここ
で複数の接触凸部3としては、同一形状のものを搬送方
向と直交する方向に並べて形成することが好ましく、こ
のようにするとカード4が接触凸部3と接触しながら搬
送される場合にカード4の姿勢が傾きにくくなり、カー
ド4の有する位置エネルギーや運動エネルギー等の力学
的エネルギーがこのような姿勢の傾きにて損なわれるこ
とが防止され、カード4が更にスムーズに搬送されるこ
ととなる。
【0040】請求項9に係る発明は、接触凸部3を搬送
面2よりも摩擦係数の小さい材質にて形成するものであ
る。例えば有色クロメートめっき等のような表面加工が
施された摩擦係数0.60の鉄にて形成された搬送面2
に接触凸部3を設ける場合、接触凸部3をステンレスに
て形成してその表面の摩擦係数を0.32とするもので
ある。このようにして接触凸部3を形成すると、カード
4が接触凸部3から受ける摩擦力は、搬送面2から受け
る摩擦力よりも常に小さくなるものであり、接触凸部3
を設けることによって逆にカード4にかかる摩擦力が大
きくなるようなことがなくなり、カード4が更にスムー
ズに搬送されることとなる。特にカード4がスムーズに
搬送されるためには、接触凸部3の摩擦係数が、0.4
以下であることが好ましい。
【0041】請求項10に係る発明は、接触凸部3の表
面を導電性を有する材質にて形成するものである。この
導電性を有する材質としては、ステンレス繊維、カーボ
ン繊維、銅染色アクリル繊維、ステンレス導電性不織布
等の導電性繊維を挙げることができ、これらの導電性繊
維をブラシ状に形成した除電ブラシや、導電性繊維を不
織布等に形成した除電クロスを、導電性フィラー等を含
む導電性の優れた接着剤や両面粘着テープにて接触凸部
3の表面に接着固定することができるものである。
【0042】カード4が帯電しているとカード4と接触
凸部3との間に静電気力が働き、場合によってはカード
4が接触凸部3に張り付いてカード4と接触凸部3との
間に生じる摩擦力が増大する等して、カード4の搬送が
阻害されるものであり、またカード4に埃等のごみが付
着して、このごみ等がデータ読み取り時にデータ読み取
り器19に付着して故障の原因となったり、あるいはカ
ード4の表面に放電スパークが発生してデータ読み取り
器19等の電気系部品の故障の原因となったりする静電
気障害が発生するおそれもあるが、請求項10の発明で
は搬送中のカード4が接触凸部3の導電性を有する材質
に接触することによりカード4の静電気が除電され、こ
のようなカード4の帯電による障害が発生することが防
止されるものである。
【0043】請求項11に係る発明は、カード4の搬送
方向と直交する方向の表面形状が凸曲面である接触凸部
3を設けるものである。このようにして形成される接触
凸部3としては、図5、8、9に示すものを挙げること
ができる。これらの図に示される接触凸部3は、カード
4と接触する表面の、カード4の搬送方向と直交する方
向に沿った形状が、接触面から突出する凸曲面となって
いる。そのため搬送経路1を搬送されるカード4と接触
凸部3とが接触する場合に、接触凸部3の表面上のカー
ド4の搬送方向と直交する方向に沿った線とカード4と
の接触は常に点接触となり、カード4と接触凸部3との
接触面積が低減され、接触凸部3からカード4にかかる
摩擦力が低減されて、搬送経路1においてカード4がス
ムーズに搬送されるものであり、またカード4が接触凸
部3にて傷つけられることが防止されるものである。
尚、接触凸部3は、バリ取りのために角部が研磨される
ことが好ましく、この場合も接触凸部3には曲面が形成
されるが、この請求項11に係る発明では、カード4の
搬送方向と直交する方向の表面形状がすべて曲面となる
ように形成するものであり、バリ取りのための表面加工
ではない。
【0044】請求項12に係る発明は、カード4の搬送
方向の表面形状を、搬送経路1を搬送されるカード4の
軌跡に沿った形状に形成するものである。すなわち、図
12に示すように、搬送経路1が設けられていない場合
のカード4の軌跡を想定し、この想定された軌跡を内部
に含む搬送経路1を形成すると共に、この軌跡に重なら
ないように沿わせて接触凸部3を形成するものである。
接触凸部3はカード4に摩擦力をかけないようするため
に、極力搬送中のカード4と接触しないようにすること
が好ましいが、請求項12の発明では、搬送中のカード
4と接触凸部3との接触が抑制され、またカード4と接
触凸部3とが接触したとしても、搬送されるカード4の
移動方向を大きく変えるようなことがなく、搬送される
カード4が有する運動エネルギーや位置エネルギー等の
力学的エネルギーの減少や変化が抑制されて、カード4
がスムーズに搬送されるものである。
【0045】請求項13に係る発明は、図1、3、4、
6、7、8、9、11示されるように一つの搬送面2に
少なくとも二個の接触凸部3を設けるものであるが、こ
のとき接触凸部3をカード4の搬送方向に沿って略平行
に配置するものである。このように形成される接触凸部
3としては、例えば図1、3、4、8、9に示すものを
挙げることができる。接触凸部3を搬送経路1におい
て、カード4の搬送方向の一定の領域に設ける場合、カ
ード4の搬送方向に対して斜め方向に設けると、接触凸
部3の寸法が大きくなり、カード4と接触凸部3との接
触部位が大きくなる。それに対して請求項13の発明で
は、カード4の搬送方向の一定の領域に接触凸部3を設
ける場合に、接触凸部3の寸法を最低限の寸法に形成す
ることができ、カード4と接触凸部3との接触部位の面
積を小さくして、カード4にかかる摩擦力を低減し、カ
ード4をスムーズに搬送することができる。
【0046】また請求項14に係る発明は、図1、3、
4、8、9、11示されるように一つの搬送面2に少な
くとも二個の接触凸部3を設けるものであるが、このと
き隣り合う接触凸部3間の間隔Wを、図6に示すよう
に、搬送中に変形されたカード4がこの接触凸部3間に
おいて搬送面2と接触しない範囲で形成するものであ
る。搬送経路1を搬送されるカード4は、接触凸部3と
接触した場合に、搬送面2に二個以上の接触凸部3が設
けられていても、弾性変形することにより隣り合う接触
凸部3間の領域において搬送面2と接触するおそれがあ
る。そこで搬送経路1を搬送されるカード4が隣り合う
接触凸部3に接触した状態での変形された場合の、この
接触凸部3の間の領域におけるカード4の搬送面2に向
かう方向への変形量Cを想定し、この変化量Cの最大値
が接触凸部3の搬送面2からの高さDよりも小さくなる
ように、接触凸部3間の間隔Wを設定するものである。
この接触凸部3間の間隔Wは、カードの弾性やカード4
が有する力学的エネルギーの状態に応じて設定されるも
のであるが、好ましくはカード4の、搬送方向と直交す
る方向の寸法の3/5〜4/5の範囲とするものであ
る。
【0047】請求項15に係る発明は、図1、3、4、
8、9、11示されるように一つの搬送面2に少なくと
も二個の接触凸部3を、搬送経路1におけるカード4の
搬送方向と直交する方向に間隔をあけて並べて設けるも
のであるが、このとき図7に示されるように、最も間隔
をあけて形成された二個の接触凸部3間の間隔Wを、搬
送中に姿勢が傾いたカード4の端縁が搬送面2に接触し
ない範囲で形成するものである。搬送面2に二個以上の
接触凸部3が設けられていても、最も間隔をあけて形成
された二個の接触凸部3間の間隔Wが狭い場合は、搬送
経路1を搬送されるカード4は、接触凸部3と接触した
場合に、その姿勢がカード4の搬送方向と直交する方向
に傾いてカード4の端縁が搬送面2に接触するおそれが
ある。そこで搬送経路1を搬送されるカード4の、接触
凸部3に接触した状態でのその姿勢のカード4の搬送方
向と直交する方向の傾きを想定し、最も間隔をあけて形
成された二個の接触凸部3間の間隔Wを、その傾いた姿
勢においてカード4の端縁が搬送面2に接触しない範囲
に設定するものである。この接触端部間の間隔Wは、カ
ード4が有する力学的エネルギーの状態に応じて設定さ
れるものであるが、好ましくはカード4の、搬送方向と
直交する方向の寸法の1/3以上とするものである。
【0048】請求項16に係る発明は、搬送面2を構成
する板材6に切り部7を設けると共に切り部7の先端同
士を結ぶ直線を折り部8とし、切り部7と折り部8にて
囲まれた領域を切り残し部9として形成し、この切り残
し部9を折り部8にて折り曲げ成形して板材6から突出
させることにより接触凸部3として形成するものであ
る。このような接触凸部3の形成方法としては、例えば
図10、11に示すものを挙げることができる。図10
では、搬送面2を構成する板材6に円弧状に切り抜かれ
た切り部7を設け、この切り部7の先端同士を結ぶ直線
を折り部8としている。そしてこのように形成された切
り残し部9を、板材6の搬送面2となる面から略垂直に
突出するように、折り部8にて折り曲げることにより、
接触凸部3として形成したものである。図11に関して
は後述する。このような接触凸部3の形成方法により、
例えば図1、2、3、4、14に示されるような接触凸
部3を形成することができる。このようにして接触凸部
3を形成すると、搬送面2と接触凸部3とを同一の部材
にて形成することができ、別体の接触凸部3を搬送面2
に接着したり溶接するような煩雑な手間を削減すること
ができるものである。
【0049】請求項17に係る発明は、請求項16の発
明のように搬送面2を構成する板材6にて接触凸部3を
形成するにあたって、搬送面2を形成する板材6の、隣
り合う接触凸部3の形成位置の間の領域に開口10を設
けると共に、この開口10内部に板材6と折り部8にて
接続された切り残し部9を設け、この切り残し部9を折
り部8にて折り曲げ成形して板材6から突出させること
により接触凸部3として形成するものである。このよう
な接触凸部3の形成方法としては、例えば図11に示す
ものを挙げることができる。図11では、搬送面2を構
成する板材6に円弧状に切り抜かれた切り部7を設け、
この切り部7の先端同士を結ぶ直線を折り部8としてい
る。このように形成される同一形状を有する切り残し部
9を板材6に、切り部7同士が向かい合うと共に折り部
8同士が略平行に配置されるように設ける。また更にこ
の板材6を、各切り残し部9の切り部7の一端同士を結
ぶ切断線11と、切り部7の他端同士を結ぶ切断線11
にて切断し、板材6の、切り部7及び切断線11にて囲
まれる領域を切り抜いて開口10を設ける。このとき切
り残し部9は開口10内に配置された状態となってい
る。そしてこのように形成された切り残し部9を、それ
ぞれ板材6の搬送面2となる面から略垂直に突出するよ
うに、折り部8にて折り曲げることにより、接触凸部3
として形成したものである。このような接触凸部3の形
成方法により、例えば図1、2、3、4、14に示され
るような接触凸部3を形成することができる。このよう
にして接触凸部3を形成すると、隣り合う接触凸部3間
の領域において搬送面2に開口10が形成され、この領
域においてはカード4が搬送面2と接触することがな
く、またカード4が帯電していてもこの領域においては
接触面との間に静電気力が働かず、カード4の搬送が阻
害されることがなくなり、カード4がスムーズに搬送さ
れるものである。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るカード搬送装置
は、カード自体が有する力学的エネルギーのみにてカー
ドが搬送される搬送経路を具備するカード搬送装置であ
って、この搬送経路を一対の搬送面にて挟まれた空間と
して形成し、少なくとも一方の搬送面に、搬送経路を搬
送されるカードの表面に向かって突出する接触凸部を設
けるものであり、搬送経路を搬送されるカードは接触凸
部によって搬送面との接触が抑制され、カードと搬送経
路の内面との接触面積を小さくすることができるもので
あり、カードが搬送経路の内面から受ける摩擦力を低減
することができ、搬送経路においてカードをスムーズに
搬送することができるものである。
【0051】また本発明の請求項2に係るカード搬送装
置は、接触凸部をカードの搬送方向と直交する方向に扁
平な形状に形成するものであり、カードの搬送方向に沿
った接触凸部の寸法を小さくすることなく、接触凸部と
カードとの接触面積を低減してカードにかかる摩擦力を
低減することができるものである。
【0052】また本発明の請求項3に係るカード搬送装
置は、接触凸部の表面を搬送面から突出する凸曲面とし
て形成するものであり、接触凸部と搬送面との接合面の
面積が接触凸部の寸法に対して大きく形成され、接触凸
部を搬送面に接着して形成する際の接着強度を強くする
ことができ、接触凸部の耐久性を向上することができる
ものである。
【0053】また本発明の請求項4に係るカード搬送装
置は、カードの搬送方向と直交する方向に並び、カード
の搬送方向と直交する方向の表面形状が凸曲面である複
数の接触凸部を設けると共に、隣り合う接触凸部の間
に、カードの搬送方向と直交する方向の表面形状が接触
凸部の表面と連続する凹曲面である凹部を設けるもので
あり、接触凸部の表面及び隣合う接触凸部間の表面は角
張った部分がなく滑らかに形成され、カードが搬送経路
を搬送される際に発生する気流が接触凸部付近で乱れる
ことなく滑らかに流動するものであり、搬送経路におけ
る気流の乱れの発生が抑制されてカードがスムーズ搬送
されるものである。また接触凸部や隣合う接触凸部間に
埃やゴミ等がたまりにくくなり、接触凸部がゴミや埃に
より汚染されてその摩擦係数が大きくなることを防止す
ることができ、接触凸部からカードにかけられる摩擦力
が上昇することを防ぐことができるものであり、搬送経
路においてカードがスムーズ搬送されるものである。
【0054】また本発明の請求項5に係るカード搬送装
置は、カードの搬送方向の表面形状が凸曲面である接触
凸部を設けるものであり、搬送経路を搬送されるカード
と接触凸部とが接触する場合に、接触凸部の表面上のカ
ードの搬送方向に沿った線と、カードとの接触を常に点
接触とし、カードと接触凸部との接触面積を低減して接
触凸部からカードにかかる摩擦力を低減し、搬送経路に
おいてカードを更にスムーズに搬送することができるも
のである。またカードが接触凸部と接触しながら搬送さ
れる場合は、カードが接触凸部に引っかかることなく滑
らかに搬送されるものであり、この点においてもカード
は更にスムーズに搬送されるものであり、しかもカード
が接触凸部にて傷つけられることが防止されるものであ
る。
【0055】また本発明の請求項6に係るカード搬送装
置は、搬送経路の入り口に接触凸部の端部を位置させる
ものであり、搬送経路に導入されるカードを搬送経路の
入り口において引っかかることなくスムーズに搬送経路
内に導入して搬送することができるものである。
【0056】また本発明の請求項7に係るカード搬送装
置は、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、接触
凸部を搬送経路の搬送面にカードの搬送方向の全長に亘
って形成するものであり、搬送経路を搬送されるカード
は、搬送経路の全領域にわたって搬送面との接触が接触
凸部によって抑制されるものであり、搬送経路において
カードが更にスムーズに搬送されるものである。
【0057】また本発明の請求項8に係るカード搬送装
置は、一つの搬送面において接触凸部を少なくとも二個
設けるものであり、カードと搬送面との接触が二箇所以
上の部分において防止され、カードと搬送面との接触が
更に抑制されるものである。またカードが接触凸部と接
触しながら搬送される場合にカードの姿勢が傾きにくく
なり、カードの有する位置エネルギーや運動エネルギー
等の力学的エネルギーがこのような姿勢の傾きにて損な
われることが防止され、カードが更にスムーズに搬送さ
れることとなる。
【0058】また本発明の請求項9に係るカード搬送装
置は、接触凸部を搬送面よりも摩擦係数の小さい材質に
て形成するものであり、カードと接触凸部との間に生じ
る摩擦力を低減し、カードが更にスムーズに搬送するこ
とができるものである。
【0059】また本発明の請求項10に係るカード搬送
装置は、接触凸部の表面を導電性を有する材質にて形成
するものであり、帯電したカードが接触凸部と接触する
ことにより除電され、カードと搬送面との間の静電気力
によりカードの搬送が阻害されることを防ぐことができ
るものである。
【0060】また本発明の請求項11に係るカード搬送
装置は、カードの搬送方向と直交する方向の表面形状が
凸曲面である接触凸部を設けるものであり、搬送経路を
搬送されるカードと接触凸部とが接触する場合に、接触
凸部の表面上のカードの搬送方向と直交する方向に沿っ
た線とカードとの接触は常に点接触となり、カードと接
触凸部との接触面積が低減され、接触凸部からカードに
かかる摩擦力が低減されて、搬送経路においてカードを
スムーズに搬送することができるものであり、またカー
ドが接触凸部にて傷つけられることを防止することがで
きるものである。
【0061】また本発明の請求項12に係るカード搬送
装置は、カードの搬送方向の表面形状を、搬送経路を搬
送されるカードの軌跡に沿った形状に形成するものであ
り、搬送中のカードと接触凸部との接触を抑制すると共
に、カードと接触凸部とが接触したとしても搬送される
カードの移動方向を大きく変えるようなことがなく、搬
送されるカードが有する運動エネルギーや位置エネルギ
ー等の力学的エネルギーの減少や変化を抑制することが
ででき、カードをスムーズに搬送することができるもの
である。
【0062】また本発明の請求項13に係るカード搬送
装置は、一つの搬送面に少なくとも二個の接触凸部を設
けると共に、この接触凸部をカードの搬送方向に沿って
略平行に配置するものであり、カードの搬送方向の一定
の領域に接触凸部を設ける場合に、接触凸部の寸法を最
低限の寸法に形成することができ、カードと接触凸部と
の接触部位の面積を小さくして、カードにかかる摩擦力
を低減し、カードを更にスムーズに搬送することができ
るものである。
【0063】また本発明の請求項14に係るカード搬送
装置は、一つの搬送面に少なくとも二個の接触凸部を設
けると共に、隣り合う接触凸部間の間隔を、搬送中に変
形されたカードがこの接触凸部間において搬送面と接触
しない範囲で形成するものであり、搬送中に変形された
カードが隣り合う接触凸部間で搬送面と接触することを
防止して、カードを更にスムーズに搬送することができ
るものである。
【0064】また本発明の請求項15に係るカード搬送
装置は、一つの搬送面に少なくとも二個の接触凸部を、
搬送経路におけるカードの搬送方向と直交する方向に間
隔をあけて並べて設けると共に、最も間隔をあけて形成
された二個の接触凸部間の間隔を、搬送中に姿勢が傾い
たカードの端縁が搬送面に接触しない範囲で形成するも
のであり、搬送中に姿勢が傾いたカードの端縁が搬送面
に接触することを防止して、カードを更にスムーズに搬
送することができるものである。
【0065】また本発明の請求項16に係るカード搬送
装置は、搬送面を構成する板材に切り部を設けると共に
切り部の先端同士を結ぶ直線を折り部とし、切り部と折
り部にて囲まれた領域を切り残し部として形成し、この
切り残し部を折り部にて折り曲げ成形して板材から突出
させることにより接触凸部として形成するものであり、
搬送面と接触凸部とを同一の部材にて形成することがで
き、別体の接触凸部を搬送面に接着したり溶接するよう
な煩雑な手間を削減することができるものである。
【0066】また本発明の請求項17に係るカード搬送
装置は、搬送面を形成する板材の、隣り合う接触凸部の
形成位置の間の領域に開口を設けると共に、この開口内
部に板材と折り部にて接続された切り残し部を設け、こ
の切り残し部を折り部にて折り曲げ成形して板材から突
出させることにより接触凸部として形成するものであ
り、隣り合う接触凸部間の領域において搬送面に開口が
形成され、この領域においてはカードが搬送面と接触す
ることがなく、またカードが帯電していてもこの領域に
おいては接触面との間に静電気力が働かず、カードの搬
送が阻害されることがなくなり、カードが更にスムーズ
に搬送されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a)は側面図、(b)は(a)の一部の正面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の他例を示すものであり、
(a)乃至(d)はそれぞれ接触凸部の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、(a)は側面図、(b)は(a)の一部の正面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、(a)は側面図、(b)は(a)の一部の正面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、接触凸部の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、カードと接触凸部の配置状態を説明する正面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、カードと接触凸部の配置状態を説明する正面図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、(a)は側面図、(b)は(a)の一部の正面図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、(a)は側面図、(b)は(a)の一部の正面図、
(c)は(b)のA−A′断面図である。
【図10】本発明の実施の形態の更に他例における接触
凸部の形成工程の一例を示すものであり、(a)は一工
程目の平面図、(b)は二工程目の平面図、(c)は
(b)の正面図、(d)は(b)の側面図である。
【図11】本発明の実施の形態の更に他例における接触
凸部の形成工程の他例を示すものであり、(a)は一工
程目の平面図、(b)は二工程目の平面図、(c)は二
工程目の平面図、(d)は(c)の正面図、(e)は
(c)の側面図である。
【図12】本発明に係るカード搬送装置の一例の概要を
示す概念図である。
【図13】同上のカード搬送装置の動作を示す一部の拡
大図である。
【図14】同上のカード搬送装置の他の動作を示す一部
の拡大図である。
【符号の説明】
1 搬送経路 2 搬送面 3 接触凸部 4 カード 5 凹部 6 板材 7 切り部 8 折り部 9 切り残し部 10 開口 W 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 晃嗣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3F101 FA02 FB02 FC05 FC11 FD01 FD07 LA10 LB09

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード自体が有する力学的エネルギーの
    みにてカードが搬送される搬送経路を具備するカード搬
    送装置であって、この搬送経路を一対の搬送面にて挟ま
    れた空間として形成し、少なくとも一方の搬送面に、搬
    送経路を搬送されるカードの表面に向かって突出する接
    触凸部を設けて成ることを特徴とするカード搬送装置。
  2. 【請求項2】 接触凸部をカードの搬送方向と直交する
    方向に扁平な形状に形成して成ることを特徴とする請求
    項1に記載のカード搬送装置。
  3. 【請求項3】 接触凸部の表面を搬送面から突出する凸
    曲面として形成して成ることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のカード搬送装置。
  4. 【請求項4】 カードの搬送方向と直交する方向に並
    び、カードの搬送方向と直交する方向の表面形状が凸曲
    面である複数の接触凸部を設けると共に、隣り合う接触
    凸部の間に、カードの搬送方向と直交する方向の表面形
    状が接触凸部の表面と連続する凹曲面である凹部を設け
    て成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載のカード搬送装置。
  5. 【請求項5】 カードの搬送方向の表面形状が凸曲面で
    ある接触凸部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載のカード搬送装置。
  6. 【請求項6】 搬送経路の入り口に接触凸部の端部を位
    置させて成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載のカード搬送装置。
  7. 【請求項7】 接触凸部を搬送経路の搬送面にカードの
    搬送方向の全長に亘って形成して成ることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載のカード搬送装置。
  8. 【請求項8】 一つの搬送面において接触凸部を少なく
    とも二個設けて成ることを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載のカード搬送装置。
  9. 【請求項9】 接触凸部を搬送面よりも摩擦係数の小さ
    い材質にて形成して成ることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載のカード搬送装置。
  10. 【請求項10】 接触凸部の表面を導電性を有する材質
    にて形成して成ることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれかに記載のカード搬送装置。
  11. 【請求項11】 カードの搬送方向と直交する方向の表
    面形状が凸曲面である接触凸部を設けて成ることを特徴
    とする請求項1乃至10のいずれかに記載のカード搬送
    装置。
  12. 【請求項12】 カードの搬送方向の表面形状を、搬送
    経路を搬送されるカードの軌跡に沿った形状に形成して
    成ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記
    載のカード搬送装置。
  13. 【請求項13】 一つの搬送面に少なくとも二個の接触
    凸部を設けると共に、この接触凸部をカードの搬送方向
    に沿って略平行に配置して成ることを特徴とする請求項
    1乃至12のいずれかに記載のカード搬送装置。
  14. 【請求項14】 一つの搬送面に少なくとも二個の接触
    凸部を設けると共に、隣り合う接触凸部間の間隔を、搬
    送中に変形されたカードがこの接触凸部間において搬送
    面と接触しない範囲で形成して成ることを特徴とする請
    求項1乃至13のいずれかに記載のカード搬送装置。
  15. 【請求項15】 一つの搬送面に少なくとも二個の接触
    凸部を、搬送経路におけるカードの搬送方向と直交する
    方向に間隔をあけて並べて設けると共に、最も間隔をあ
    けて形成された二個の接触凸部間の間隔を、搬送中に姿
    勢が傾いたカードの端縁が搬送面に接触しない範囲で形
    成して成ることを特徴とする請求項1乃至14のいずれ
    かに記載のカード搬送装置。
  16. 【請求項16】 搬送面を構成する板材に切り部を設け
    ると共に切り部の先端同士を結ぶ直線を折り部とし、切
    り部と折り部にて囲まれた領域を切り残し部として形成
    し、この切り残し部を折り部にて折り曲げ成形して板材
    から突出させることにより接触凸部として形成して成る
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の
    カード搬送装置。
  17. 【請求項17】 搬送面を形成する板材の、隣り合う接
    触凸部の形成位置の間の領域に開口を設けると共に、こ
    の開口内部に板材と折り部にて接続された切り残し部を
    設け、この切り残し部を折り部にて折り曲げ成形して板
    材から突出させることにより接触凸部として形成して成
    ることを特徴とする請求項16に記載のカード搬送装
    置。
JP14733299A 1999-05-26 1999-05-26 カード搬送装置 Withdrawn JP2000335781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14733299A JP2000335781A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 カード搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14733299A JP2000335781A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 カード搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000335781A true JP2000335781A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15427798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14733299A Withdrawn JP2000335781A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 カード搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000335781A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241022A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
JP2013112511A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Brother Industries Ltd シート搬送装置
JP2013177248A (ja) * 2013-05-30 2013-09-09 Jvc Kenwood Corp スタッカー及びそれを備えたカード処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241022A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
JP2013112511A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Brother Industries Ltd シート搬送装置
JP2013177248A (ja) * 2013-05-30 2013-09-09 Jvc Kenwood Corp スタッカー及びそれを備えたカード処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001233527A (ja) 排紙装置及び印刷装置
JPH04226225A (ja) 頂部用紙供給装置
US20070143937A1 (en) Card cleaning mechanism
JP2000335781A (ja) カード搬送装置
KR100613529B1 (ko) 자기판독장치 및 프린터
EP0944029A2 (en) Card for Cleaning a card processor
EP0030260B1 (en) Information transducing apparatus
JPH10329969A (ja) 搬送機構
US20040085424A1 (en) Mechanism for passing rigid medium under image-forming mechanism
JP7254523B2 (ja) カード処理装置
JP2006281088A (ja) クリーニングシート及び清掃方法
JPH04333443A (ja) 紙搬送装置
JP2000148940A (ja) カードおよびカード処理システム
JPH075571Y2 (ja) 磁気カードリーダーライター
JPH0554345A (ja) 自動改札機用清掃体及び清掃装置
JPH07271922A (ja) カード処理装置
JP2000207878A (ja) 磁気カ―ドリ―ダ
JP2728353B2 (ja) 媒体送り装置
JP2580668Y2 (ja) カード印字部の送り装置
JP4495565B2 (ja) 媒体処理装置
JPH0324531Y2 (ja)
JPH06231431A (ja) クリーニングカード
JP3700413B2 (ja) カード搬送装置
JP3082698B2 (ja) カードリーダ
JPH09102018A (ja) カード搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801