JP2000334680A - 釘打機の除釘装置 - Google Patents

釘打機の除釘装置

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JP2000334680A
JP2000334680A JP11148857A JP14885799A JP2000334680A JP 2000334680 A JP2000334680 A JP 2000334680A JP 11148857 A JP11148857 A JP 11148857A JP 14885799 A JP14885799 A JP 14885799A JP 2000334680 A JP2000334680 A JP 2000334680A
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Akishi Hamano
晃史 濱野
Takahiro Nagaoka
孝博 長岡
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Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】座屈等でノーズ部内に詰まった釘を容易に取り
出すことができる釘打機のノーズ部の除釘装置を提供す
ること。 【解決手段】ノーズ部8には、マガジン9に開口する開
口する開口部15の一側に、マガジン9の一側の釘ガイ
ド面と連続する第1の釘ガイド面16aを一体に形成す
る一方、ノーズ部8の第1の釘ガイド面と対向する側に
は開閉可能なドア部材17を配設し、ドア部材には、射
出口7の一部を構成する射出ガイド面17bと、連結釘
10の軸部を案内する第2の釘ガイド面17aを形成す
るとともに、第2の釘ガイド面がノーズ部8の射出口及
びマガジン9側に連続する釘ガイド面と同一面となる閉
鎖位置でノーズ部8に対して係止可能なラッチ機構をノ
ーズ部8とドア部材との間に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノーズ部に詰まっ
た釘を取り除くための連結釘用釘打機におけるノーズ部
の除釘装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スティック状に連結された連結釘
を使用する連結釘用釘打機は、釘打ち出し用のノーズ部
に直鞘状のマガジンを連結し、マガジンに設けられたプ
ッシャーにより連結釘を順次ノーズ部内に供給し、ピス
トンに結合されたドライバによりノーズ部から釘を打ち
出すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、釘打ち
作業においてノーズ部内で釘が座屈してノーズ部内に詰
まってしまうことがあるが、ノーズ部内に詰まった釘を
除去する為にはノーズ部とマガジンの結合を解除してノ
ーズ部からマガジンを取りはずさなければならず、除釘
の作業が大変面倒であった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、座屈等でノ
ーズ部内に詰まった釘を容易に取り除くことができる連
結釘用釘打機のノーズ部の除釘装置を提供することをそ
の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る連結釘用釘打機におけるノーズ部の除
釘装置は、釘を打ち出すドライバを案内する射出口を有
するノーズ部の側部に、直線状に連結された連結釘を収
容するマガジンの端部を結合した釘打機において、上記
ノーズ部には、マガジンに開口する開口する開口部の一
側に、マガジンの一側の釘ガイド面と連続する第1の釘
ガイド面を一体に形成する一方、上記ノーズ部の上記第
1の釘ガイド面と対向する側には開閉可能なドア部材を
配設し、このドア部材には、上記射出口の一部を構成す
る射出ガイド面と、連結釘の軸部を案内する第2の釘ガ
イド面を形成するとともに、上記第2の釘ガイド面がノ
ーズ部の射出口及びマガジン側に連続する釘ガイド面と
同一面となる閉鎖位置で上記ノーズ部に対して係止可能
なラッチ機構をノーズ部とドア部材との間に形成したこ
とを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1において符号1は釘打機を示
す。この釘打機1はボディ2の内部に打撃シリンダ3を
設け、このシリンダ3内を上下に摺動する打撃ピストン
4にドライバ5を一体に結合し、グリップ6内に供給さ
れた圧縮エアをトリガレバー7aの引き操作によって打
撃シリンダ3内に供給して打撃ピストン4を駆動するよ
うに構成されているもので、ボディ2の先端には上記ド
ライバ5を摺動案内するとともに釘を打ち出す射出口7
を備えたノーズ部8が延長形成されている。このノーズ
部8の側部には、直線状に連結された連結釘10を収容
するマガジン9の端部が結合されて、マガジン9から供
給された釘10´は打撃ピストン4の駆動によって射出
口7の先端から打ち出されるように構成されている。
【0007】ところで、上記ノーズ部8にはマガジン9
内の連結釘を導入案内する開口部15が形成されてい
る。この開口部15の一側には、図2(a)に示すよう
にガイド壁16が形成され、ガイド壁16には、マガジ
ン9の一側の釘ガイド面11と連続して釘の軸部を射出
口7まで案内する第1の釘ガイド面16aが形成されて
いる。また、ノーズ部8と一体のガイド壁16の後端上
部には、マガジン9の釘頭部のガイド部9aの前端部を
収容するマガジン受け凹部18が形成されており、図2
(b)に示すように、マガジン9の前端部を収容するこ
とにより、その幅方向と上方向の位置を固定する。ま
た、ガイド壁16の下方には溝19を形成し、この溝1
9に図2(b)に示すようにマガジン9の前端縁9bを
収容してマガジン9の下方部分の横方向の位置決めをす
る。さらに、マガジン9の側方へ膨出部分(釘を供給す
るための定荷重バネ36を収容する空間)31の側壁に
形成した長溝31aとノーズ部8のガイド壁16との間
に取付板(図示せず)を挿し渡して両者をネジ止めする
ことでマガジン9とノーズ部8とが固定されるように構
成されている。
【0008】次に、上記ノーズ部8の上記ガイド壁16
と対向する側にはドア部材17が配設されている。この
ドア部材17はノーズ部8に形成された軸受20に支軸
21で開閉可能に軸支され、図3(a)に示すように、
内側面には釘の軸部を射出口7まで案内する第2の釘ガ
イド面17aと射出口7の内壁の一部を構成する射出ガ
イド面17bとが形成され、開いた時には、図2(b)
及び図3(b)に示すように、ノーズ部8の内部(射出
口7)が開放されるように構成されている。
【0009】そして、ドア部材17には、ドア部材17
をノーズ部8に係止するラッチ機構が設けられている。
このラッチ機構は、図4(a)に示すように、ドア部材
17の上部に形成されたガイド25内に上下動可能に収
容され、常にスプリング26で上動するように付勢され
たラッチ爪27と、ノーズ部8に形成された係止孔28
とからなり、閉鎖時にはラッチ爪27が係止孔28に係
合してドア部材17をノーズ部8に係止し、ラッチ爪2
7に突出形成されたレバー29をスプリング26に抗し
て押し下げることにより、ラッチ爪27と係止孔28と
の係合が外れ、ドア部材17を開くことができるように
構成されている(図4(b)参照)。ドア部材17が閉
鎖されたときは、上記第2の釘ガイド面17aがノーズ
部8の射出口7及びマガジン9側に連続する釘ガイド面
9cと同一面となる。
【0010】なお、マガジン9には図5に示すように内
部に装填された釘をノーズ部8の射出口7内に押し出す
プッシャ30が設けられている。このプッシャ30はマ
ガジン9に長手方向に形成された膨出部31及び凹溝3
2(図2(a)参照)に摺動可能にガイドされるとともに、
支軸33が釘頭部ガイド溝34にガイドされ、支軸33
に回転可能に軸支されたドラム35には定荷重バネ36
の一端が固定され、他端がガイド壁16にネジ40で固
定され、定荷重バネ36の巻き戻り力で常にノーズ部8
方向に付勢され、先端に突出形成された押圧突部37で
マガジン9内の釘10を常にノーズ部8の射出口7内に
順次供給できるように構成されている。
【0011】そして、上記プッシャ30の側面には、操
作レバー38がマガジン9の外方に突出するように形成
され、定荷重バネ36に抗して操作レバー38を引くこ
とにより釘の押圧を解除できるように構成されている。
【0012】上述のように構成された釘打機において、
座屈等で釘がノーズ部8内に詰まった時は、ラッチ機構
のレバー29を押し下げてラッチ爪27を係止孔28か
ら外し、ドア部材17のラッチ機構を解除してドア部材
17を開きノーズ部8の内部(射出口7)及び連結部を
開放する。次に、プッシャ30の操作レバー38を定荷
重バネ36に抗して引き戻し、釘の押圧を解除して未使
用の連結釘を後退させる。このようにしてノーズ部8を
開放して射出口7内に詰まった釘を容易に取り出すこと
ができる。
【0013】なお、ドア部材17がノーズ部8に係止さ
れていない時は、トリガレバー7aが操作できないよう
にしてもよい。このことにより、ドア部材17が開いた
状態で釘打機が作動するトラブルの発生を防止すること
ができる。
【0014】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ノーズ部
内に釘が詰まった際、ラッチ機構を操作してドア部材を
開くことによりノーズ部の射出口及び連結部を開放する
ことができ、射出口内に詰まった釘を除去する作業を簡
単に行うことができる。
【0015】また、釘が射出口内で座屈するとドア部材
を開ける方向に大きな外力が作用するが、ドア部材はラ
ッチ機構によりノーズ部に係止されているため、作業者
が意識的に係止解除操作をしない限り不用意に開いてし
まうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連結釘用釘打機の側面図
【図2】(a)(b)はノーズ部とマガジンとの連結状
態を説明する斜視図
【図3】(a)(b)はノーズ部を切断した連結釘用釘
打機の要部底面図
【図4】(a)(b)はラッチ機構の作動状態を説明す
るノーズ部の要部断面図
【図5】(a)(b)はドア部材の開閉状態とプッシャ
の作動状態を説明する要部を切断したノーズ部及びマガ
ジンの底面図
【符号の説明】
1 連結釘用釘打機 2 ボディ 8 ノーズ部 9 マガジン 10 連結釘 15 開口部 16a 第1の釘ガイド面 17 ドア部材 17a 第2の釘ガイド面 17b 射出ガイド面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘を打ち出すドライバを案内する射出口
    を有するノーズ部の側部に、直線状に連結された連結釘
    を収容するマガジンの端部を結合した釘打機において、 上記ノーズ部には、マガジンに開口する開口部の一側
    に、マガジンの一側の釘ガイド面と連続する第1の釘ガ
    イド面を一体に形成する一方、 上記ノーズ部の上記第1の釘ガイド面と対向する側には
    開閉可能なドア部材を配設し、 このドア部材には、上記射出口の一部を構成する射出ガ
    イド面と、連結釘の軸部を案内する第2の釘ガイド面を
    形成するとともに、 上記第2の釘ガイド面がノーズ部の射出口及びマガジン
    側に連続する釘ガイド面と同一面となる閉鎖位置で上記
    ノーズ部に対して係止可能なラッチ機構をノーズ部とド
    ア部材との間に形成したことを特徴とする釘打機の除釘
    装置。
JP14885799A 1999-05-27 1999-05-27 釘打機の除釘装置 Expired - Lifetime JP3724545B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7441683B2 (en) 2004-07-09 2008-10-28 Hitachi Koki Co., Ltd. Fastener driving tool
US11123850B2 (en) 2016-06-30 2021-09-21 Black & Decker Inc. Cordless concrete nailer with removable lower contact trip

Cited By (3)

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US7441683B2 (en) 2004-07-09 2008-10-28 Hitachi Koki Co., Ltd. Fastener driving tool
US8066165B2 (en) 2004-07-09 2011-11-29 Hitachi Koki Co., Ltd. Fastener driving tool
US11123850B2 (en) 2016-06-30 2021-09-21 Black & Decker Inc. Cordless concrete nailer with removable lower contact trip

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