JP2000334572A - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JP2000334572A
JP2000334572A JP11145797A JP14579799A JP2000334572A JP 2000334572 A JP2000334572 A JP 2000334572A JP 11145797 A JP11145797 A JP 11145797A JP 14579799 A JP14579799 A JP 14579799A JP 2000334572 A JP2000334572 A JP 2000334572A
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electrode
gun
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繁夫 藤田
Tadashi Nakamura
但 中村
Taiichiro Morishita
泰一郎 森下
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/3054Cooled electrodes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化及び製作コストの低減を図るこ
とができると共に、高精度に安定して多点溶接を行うこ
とができる溶接装置を提供することにある。 【解決手段】 下電極部5と、上電極部6と、上電極部
6の溶接電極加圧シリンダガン13に冷却水を循環供給す
る冷却水循環流路14と、を備える。また、冷却水循環流
路14におけるシリンダガン13よりも上流側に、チェック
弁15を配設する。さらに、冷却水循環流路14におけるシ
リンダガン13よりも下流側に、ブースタ16を配設し、ブ
ースタ16からシリンダガン13を経由してチェック弁15ま
での流路14内の冷却水を加圧して、シリンダガン13を伸
長して溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図7と図8に示すように、下ベー
ス部aと下ベース部aに接近分離自在として昇降可能に
設けられた上ベース部bと有する電極型部cと、下ベー
ス部aに設けられた複数個の下電極部d…と、上ベース
部bに設けられた複数個の上電極部e…と、上ベース部
bを昇降させる昇降駆動機構と、を備えた溶接装置が公
知であった。
【0003】さらに詳しく説明すると、上電極部eは、
未加圧状態で冷却水が循環供給され、かつ、加圧状態で
下電極部dの上に設置された被溶接物fと圧接する溶接
電極加圧シリンダガンgを有し、各シリンダガンg…は
冷却水循環供給流路hと接続されている。また、この流
路hにおけるシリンダガンgよりも上流側に、ブースタ
iが配設されると共に、流路hにおけるシリンダガンg
よりも下流側に、ストップバルブjが配設されている。
なお図例では、複数本のシリンダガンg…を一群とし、
この一群に対応するよう1個のブースタi及び1個のス
トップバルブjが設けられている場合を例示している。
即ち、複数群のシリンダガンg…に夫々対応する複数個
のブースタi…及び複数個のストップバルブj…が、こ
の溶接装置に備えられている。
【0004】図8(イ)は、シリンダガンgの未加圧状
態を示し、このときブースタi及びストップバルブjと
も開状態であり、冷却水が流路hを通ってシリンダガン
gに循環供給されている。溶接時には、同図(ロ)に示
す如く、電磁弁kを切換えて圧縮エアーをストップバル
ブjに供給して閉状態とし、かつ、電磁弁mを切換えて
圧縮エアーをブースタiに供給して閉状態に作動させ
て、ブースタiからシリンダガンgを経由してストップ
バルブjまでの流路h内の冷却水を加圧することによ
り、一群のシリンダガンgを伸長させて下電極部dの上
に設置された被溶接物fに圧接させて溶接する。なお、
図8(ロ)に於て、斜線部分は加圧された冷却水を示し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ブー
スタi…及び各ストップバルブj…は、1サイクル生産
毎に各1回か2回程度の使用頻度のため、使用率の割に
設置スペースを要し、また、各ブースタi…及び各スト
ップバルブj…に夫々対応する電磁弁k…,m…を設け
るため、コストが嵩む等の欠点があった。
【0006】また最近では、例えば、自動車の衝突安全
基準の変更によりボディ剛性アップと共にプレス材部品
数・溶接スポット打点も極端に増加する傾向にあり、そ
れによって溶接装置においても上下電極部が増加し、そ
れに伴ってブースタ等の部品の増加や構造の複雑化を生
じている。しかしながら、現行のガン加圧制御は多数個
(例えば18個)ものブースタの圧力制御を1サイクル中
に個別に設定できず、溶接要素である加圧力制御を一定
にせざるを得ない等の溶接性に直接関係する問題もあ
る。また、上電極部を昇降させる昇降駆動機構に関して
は、クランク昇降駆動機構を採用しているため、構成部
品点数が多くコスト高であり、また、ダイハイト(型の
高さ)設定が手動方式であったり型交換が半自動である
といったことが、生産稼働率に悪影響となっていた。
【0007】そこで、本発明は上述の問題を解決して、
構造の簡素化及び製作コストの低減を図ることができる
と共に、高精度に多点溶接を行うことができる溶接装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る溶接装置は、相互に接近分離自在に
少なくとも一方が昇降駆動される下ベース部と上ベース
部とを有する電極型部と、上記下ベース部に設けられた
下電極部と、上記上ベース部に設けられると共に未加圧
状態で冷却水が循環供給されかつ加圧状態で上記下電極
部の上に設置された被溶接物と圧接する溶接電極加圧シ
リンダガンを有する上電極部と、該シリンダガンに冷却
水を循環供給する冷却水循環流路と、を備えた溶接装置
に於て、該冷却水循環流路における上記シリンダガンよ
りも上流側に、チェック弁を配設すると共に、上記冷却
水循環流路における上記シリンダガンよりも下流側に、
ブースタを配設し、該ブースタからシリンダガンを経由
して上記チェック弁までの冷却水循環流路内の冷却水を
ブースタにて加圧して、チェック弁を閉じかつシリンダ
ガンを伸長して、上記被溶接物に圧接させて溶接するよ
うに構成したものである。
【0009】また、相互に接近分離自在に少なくとも一
方が昇降駆動される下ベース部と上ベース部とを有する
電極型部と、上記下ベース部に設けられた複数個の下電
極部と、上記上ベース部に設けられると共に未加圧状態
で冷却水が循環供給されかつ加圧状態で上記下電極部の
上に設置された被溶接物と圧接する溶接電極加圧シリン
ダガンを有する複数個の上電極部と、該シリンダガンに
冷却水を循環供給する冷却水循環流路と、を備えた溶接
装置に於て、1個乃至所定複数個の上記上電極部を一群
として所定複数群に対応する1個のブースタを、上記冷
却水循環流路における上記シリンダガンよりも下流側に
配設し、各群のシリンダガンに対応する1個のチェック
弁を、上記冷却水循環流路における上記シリンダガンよ
りも上流側に配設し、上記ブースタ側に連通又はブース
タ側を回避させるよう切換可能な1個の分岐弁を、上記
冷却水循環流路における上記シリンダガンと上記ブース
タとの間に各群のシリンダガンに対応して配設し、複数
個の上記分岐弁を選択切換えし、かつ、ブースタにて冷
却水を加圧することにより、所定群のシリンダガンを伸
長して上記被溶接物に圧接させて溶接するように構成し
たものである。
【0010】また、下ベース部と該下ベース部に接近分
離自在として昇降可能に設けられた上ベース部とを有す
る電極型部と、上記下ベース部に設けられた下電極部
と、上記上ベース部に設けられた上電極部と、上記上ベ
ース部を昇降させる昇降駆動機構と、を備えた溶接装置
に於て、該昇降駆動機構が、上記上ベース部に設けられ
たナット部と、該ナット部に螺合するスクリューシャフ
トと、該スクリューシャフトを回転駆動するモータと、
を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0012】図1と図2は、本発明の溶接装置の実施の
一形態を示し、この溶接装置は、相互に接近分離自在に
少なくとも一方が昇降駆動される下ベース部1と上ベー
ス部2とを有する電極型部3とを備えており、電極型部
3は、基体フレーム4に着脱自在に取付けられている。
また、下ベース部1には複数個の下電極部5…が設けら
れると共に、上ベース部2には複数個の上電極部6…が
設けられている。
【0013】具体的に説明すると、上ベース部2は基体
フレーム4に昇降可能に設けられており、昇降駆動機構
8によって上ベース部2と共に上電極部6…が昇降駆動
される。この昇降駆動機構8は、上ベース部2を上下ス
ライド自在に案内する基体フレーム4に取付けられた鉛
直ガイド杆7と、上ベース部2に設けられたナット部9
と、基体フレーム4に鉛直状に回転自在として設けられ
たナット部9に螺合するスクリューシャフト10と、スク
リューシャフト10を回転駆動するモータ11とを備え、モ
ータ11からのトルクがベルトやプーリ等の回転力伝達部
材によってスクリューシャフト10に伝達される。また、
12はモータ11の負荷を軽減するためのバランスウェイト
である。(なお、モータ11の馬力をアップして上記バラ
ンスウェイト12を省略するも、自由である。)
【0014】また、この溶接装置に於て、上電極部6
は、未加圧状態で冷却水が循環供給されかつ加圧状態で
下電極部5の上に設置された被溶接物Wと圧接する溶接
電極加圧シリンダガン13を有すると共に、各上電極部6
…の各シリンダガン13…に冷却水を循環供給する冷却水
循環流路14が設けられている。なお、冷却水は図外の冷
却水供給装置から流路14を通って矢印A方向に循環して
いる。
【0015】さらに、図1と図3に示すように、本発明
の溶接装置は、冷却水循環流路14におけるシリンダガン
13よりも上流側に、チェック弁15を配設すると共に、流
路14におけるシリンダガン13よりも下流側に、ブースタ
16を配設して構成されている。この場合、1個乃至所定
複数個のシリンダガン13…を一群とし、この一群のシリ
ンダガン13…に1個のチェック弁15及び1個のブースタ
16を対応させている。即ち、この溶接装置は、複数群の
シリンダガン13…に夫々対応する複数個のチェック弁15
…及び複数個のブースタ16…を、備えている。また、17
はブースタ16に供給する圧縮エアーの供給方向を切換え
る電磁弁である。なお、上述の如く、本発明に於ては、
1個乃至複数個で群を構成するものと定義する。
【0016】図3(イ)は、シリンダガン13の未加圧状
態(非溶接状態)であり、このとき、冷却水循環流路14
を流れる冷却水はチェック弁15、シリンダガン13及びブ
ースタ16を順に通過して循環される。しかして、溶接の
際は、図2で説明した昇降駆動機構8にて上ベース部2
を所定高さ位置まで下降させ、図3(ロ)に示す如く、
電磁弁17を切換えてブースタ16を閉状態に作動させるこ
とにより、ブースタ16からシリンダガン13を経由してチ
ェック弁15までの流路14内の冷却水を加圧し、それによ
ってチェック弁15を閉じかつシリンダガン13を(水圧に
て)伸長して、下電極部5の上に設置された被溶接物W
にシリンダガン13の先端電極部18を圧接して溶接する。
なお、斜線部分は冷却水の加圧状態を示している。即
ち、一群の4本のシリンダガン13…が同時に伸長して溶
接する(図1参照)。
【0017】そして溶接後は、図3(イ)に示すよう
に、電磁弁17を再び切換えてブースタ16を開状態に作動
させることによりチェック弁15が開き、冷却水が再び循
環供給されると共に、圧縮エアー(矢印B)が送られた
シリンダガン13が短縮状態となって下電極部5から離間
する。
【0018】このように、図示されていない他の群のシ
リンダガンの場合も、それに対応する各ブースタ16…を
開閉作動させることにより、群毎でシリンダガンが伸長
・短縮し、溶接することができる。
【0019】また、図4と図5に示すように、本発明の
溶接装置は、上電極部6を多数(例えば72個)有する場
合には、1個乃至所定複数個の上電極部6…を一群とし
て所定複数群に対応する1個のブースタ16を、冷却水循
環流路14におけるシリンダガン13よりも下流側に配設
し、各群のシリンダガン13…に対応する1個のチェック
弁15…を、流路14におけるシリンダガン13よりも上流側
に配設し、ブースタ16側に連通又はブースタ16側を回避
させるよう切換可能な1個の分岐弁19を、流路14におけ
るシリンダガン13とブースタ16との間に各群のシリンダ
ガン13…に対応して配設して構成する。
【0020】図4における本実施の形態を具体的に説明
すると、4個の上電極部6…(シリンダガン13…)を一
群として第1群31、第2群32、第3群33、第4群34、第
5群35…等の複数群が設けられている。そして、1個の
ブースタ16が四群のシリンダガン13…に対応するように
設けられると共に、1個のチェック弁15及び1個の分岐
弁19が一群のシリンダガン13…に対応するよう設けられ
ている。即ち、図例では、1個のブースタ16aが第1群
31〜第4群34に対応している。
【0021】また、図外の冷却水供給装置に接続された
冷却水循環流路14は、その上流部に於て複数の第1分岐
流路21…に分岐しており、各第1分岐流路21…から各チ
ェック弁15…、各群のシリンダガン13…及び各分岐弁19
…の順に冷却水が通過するように配管されている(図5
参照)。なお、一群における各シリンダガン13…は、第
1分岐流路21にて直列的に連通連結されている。
【0022】また、図4と図5に示すように、1個の分
岐弁19から下流側は、ブースタ16側へ連通するよう第2
分岐流路22が設けられ、かつ、ブースタ16を回避するよ
う第3分岐流路23が設けられている。このとき、4個の
分岐弁19…に対応する4本の第2分岐流路22…は1本に
合流して1個のブースタ16を経由して(図外の)冷却水
供給装置まで設けられると共に、4個の分岐弁19…に対
応する4本の第3分岐流路23…は1本に合流して(図外
の)冷却水供給装置まで設けられている。即ち、第1・
第2・第3分岐流路21…,22…,23…等にて冷却水循環
流路14が構成されている。
【0023】また、図4に示す如くエアー配管24,25,
26,27が設けられており、図外のコンプレッサーから供
給された圧縮エアーは(矢印Bの如く)エアー配管24,
25,26,27を通って各ブースタ16…や各分岐弁19…や各
シリンダガン13…に送られる。なお、28は電空レギュレ
ータであり、29はガン戻し用増圧弁であり、30はタンク
である。
【0024】図4と図5は、各群のシリンダガン13…の
未加圧状態(非溶接状態)であり、このとき、各群に対
応する各分岐弁19…は、各第2分岐流路22…を閉じた状
態として切換えられている。従って、冷却水循環流路14
を流れる冷却水は、各チェック弁15…、各シリンダガン
13…、各分岐弁19…を通過して冷却水供給装置へ循環さ
れる。
【0025】しかして、例えば、第1群31の上電極部6
…にて溶接する場合、図6に示す如く、先ず、上記第1
群31に対応する分岐弁19(19a)を選択切換えしてブー
スタ16(16a)と第2分岐流路22とを連通させる。この
とき、この分岐弁19aに対応する電磁弁20を切換えて圧
縮エアーを送ることにより、分岐弁19aのピストン弁部
36が移動して分岐流路23が閉じ、かつ、分岐流路22が開
く。その後、ブースタ16aを作動させることにより、ブ
ースタ16aから上記分岐弁19a及びシリンダガン13aを
経由してチェック弁15aまでの流路14内の冷却水を加圧
し、それによってチェック弁15aを閉じかつシリンダガ
ン13aを伸長して、下電極部5の上に設置された被溶接
物Wにシリンダガン13aの先端電極部18を圧接して溶接
する。即ち、第1群31の4個のシリンダガン13…を電極
加圧して溶接する(図4参照)。なお、斜線部分は冷却
水の加圧状態を示している。このとき、未加圧状態(非
溶接状態)の第2群32、第3群33、第4群34等の他の群
のシリンダガン13…には継続して冷却水が循環供給され
ている。
【0026】そして溶接後は、図5に示すように、ブー
スタ16aを開くと共に分岐弁19aを切換動作させること
によりチェック弁15aが開いて冷却水が再び循環供給さ
れると共に、圧縮エアー(矢印B)が送られたシリンダ
ガン13aが短縮状態に戻る。次に、第2群32の上電極部
6…にて溶接する場合は、上述と同様に、第2群32に対
応する分岐弁19bを選択切換えし、かつ、ブースタ16a
を作動させて冷却水を加圧することにより、第2群32の
4本のシリンダガン13…が伸長して溶接することができ
る。このように、第3群33、第4群34というように上電
極部6…のシリンダガン13…を、群毎に順次伸長させて
溶接することができる。また、第5群35以降の上電極部
6…にて溶接する場合は、各群に対応するブースタ16及
び分岐弁19を選択して作動させる。
【0027】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、溶接の順番は、第1群31からとは限ら
ず、各ブースタ16…に対応する電磁弁17及び各分岐弁19
…に対応する電磁弁20…の制御により自由に設定するこ
とができると共に、第1群31の上電極部6…と第4群34
の上電極部6…とを同時に作動させて溶接するなど、一
度に複数群にて溶接することも可能である。また、ブー
スタ16による打点箇所毎の電極加圧制御が可能となり、
高精度に溶接することができる。
【0028】また、本実施の形態では、1個のブースタ
16が四群の上電極部6…に対応する場合を例示したが、
1個のブースタ16を一群乃至三群あるいは五群以上の上
電極部6…に対応させるようにしても良い。また、一群
当たりの上電極部6…の数も自由である。なお、1個の
ブースタ16が対応する群数が少ない場合───例えば、
1個のブースタ16が一群の上電極部6…にのみ対応する
場合───は、分岐弁19を省略しても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0030】(請求項1によれば)従来必要であったス
トップバルブ及び電装回路を省略することができ、構造
が簡素化すると共に、製作コストを低減することができ
る。また、小型のチェック弁15の使用により、部品交換
やメンテナンスが容易となったり、取付け配置場所の変
更が容易となる。また、従来配置不可能であった型脱着
ポートに直接取付けも可能となり、それによって冷却水
循環流路14の配管経路が短縮でき、加圧時の高圧配管ホ
ース膨張によるガン加圧の遅延・追従性が向上する。
【0031】(請求項2によれば)上電極部6を多数個
有する溶接装置に於て、各群の上電極部6…に1個の分
岐弁19及び1個のチェック弁15を対応させることによ
り、ブースタ16の個数を大幅に削減───例えば、従来
の18個から4個までに削減───することができ、組付
工数の低減や省スペース化により配管施工が容易となる
と共に、製作コストを低減することができる。また、ブ
ースタ16の圧力制御に電空レギュレータを採用できるた
め、打点毎の加圧制御が可能となり、溶接品質が安定し
た高精度な多点溶接を行うことができる。即ち、溶接品
質の安定化に対し溶接加工要素である電極加圧力制御が
確立できる。また従来では、多数のブースタの各経路毎
にガン水圧を検知する圧力センサを配置する必要があっ
たが、ブースタ16…の減少に伴って圧力センサも大幅に
減少できる。
【0032】(請求項3によれば)昇降駆動機構8の構
造が簡素化し、駆動系の部品点数の減少及び製作コスト
の低減を行うことができる。また、ダイハイト(型の高
さ)変更に対応可能であり、ダイハイトが低く設定でき
るため、電極型部の材料費のコストダウンとなる。さら
に、型交換が自動化でき、生産可動率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接装置の実施の一形態を示す簡略構
成説明図である。
【図2】昇降駆動機構を示す構成説明図である。
【図3】溶接電極加圧シリンダガンの未加圧状態及び加
圧状態を示す作用説明図である。
【図4】溶接装置の他の実施の形態を示す構成説明図で
ある。
【図5】溶接電極加圧シリンダガンの未加圧状態を示す
説明図である。
【図6】溶接電極加圧シリンダガンの加圧状態を示す説
明図である。
【図7】従来例を示す簡略構成説明図である。
【図8】従来における溶接電極加圧シリンダガンの未加
圧状態及び加圧状態を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 下ベース部 2 上ベース部 3 電極型部 5 下電極部 6 上電極部 8 昇降駆動機構 9 ナット部 10 スクリューシャフト 11 モータ 13 溶接電極加圧シリンダガン 14 冷却水循環流路 15 チェック弁 16 ブースタ 19 分岐弁 W 被溶接物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 泰一郎 滋賀県甲賀郡土山町大字南土山乙の41番地 高尾金属工業株式会社内 Fターム(参考) 4E065 AA01 BA03 BB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接近分離自在に少なくとも一方が
    昇降駆動される下ベース部1と上ベース部2とを有する
    電極型部3と、上記下ベース部1に設けられた下電極部
    5と、上記上ベース部2に設けられると共に未加圧状態
    で冷却水が循環供給されかつ加圧状態で上記下電極部5
    の上に設置された被溶接物Wと圧接する溶接電極加圧シ
    リンダガン13を有する上電極部6と、該シリンダガン13
    に冷却水を循環供給する冷却水循環流路14と、を備えた
    溶接装置に於て、該冷却水循環流路14における上記シリ
    ンダガン13よりも上流側に、チェック弁15を配設すると
    共に、上記冷却水循環流路14における上記シリンダガン
    13よりも下流側に、ブースタ16を配設し、該ブースタ16
    からシリンダガン13を経由して上記チェック弁15までの
    冷却水循環流路14内の冷却水をブースタ16にて加圧し
    て、チェック弁15を閉じかつシリンダガン13を伸長し
    て、上記被溶接物Wに圧接させて溶接するように構成し
    たことを特徴とする溶接装置。
  2. 【請求項2】 相互に接近分離自在に少なくとも一方が
    昇降駆動される下ベース部1と上ベース部2とを有する
    電極型部3と、上記下ベース部1に設けられた複数個の
    下電極部5…と、上記上ベース部2に設けられると共に
    未加圧状態で冷却水が循環供給されかつ加圧状態で上記
    下電極部5の上に設置された被溶接物Wと圧接する溶接
    電極加圧シリンダガン13を有する複数個の上電極部6…
    と、該シリンダガン13…に冷却水を循環供給する冷却水
    循環流路14と、を備えた溶接装置に於て、1個乃至所定
    複数個の上記上電極部6を一群として所定複数群に対応
    する1個のブースタ16を、上記冷却水循環流路14におけ
    る上記シリンダガン13よりも下流側に配設し、各群のシ
    リンダガン13に対応する1個のチェック弁15を、上記冷
    却水循環流路14における上記シリンダガン13よりも上流
    側に配設し、上記ブースタ16側に連通又はブースタ16側
    を回避させるよう切換可能な1個の分岐弁19を、上記冷
    却水循環流路14における上記シリンダガン13と上記ブー
    スタ16との間に各群のシリンダガン13に対応して配設
    し、複数個の上記分岐弁19を選択切換えし、かつ、ブー
    スタ16にて冷却水を加圧することにより、所定群のシリ
    ンダガン13を伸長して上記被溶接物Wに圧接させて溶接
    するように構成したことを特徴とする溶接装置。
  3. 【請求項3】 下ベース部1と該下ベース部1に接近分
    離自在として昇降可能に設けられた上ベース部2とを有
    する電極型部3と、上記下ベース部1に設けられた下電
    極部5と、上記上ベース部2に設けられた上電極部6
    と、上記上ベース部2を昇降させる昇降駆動機構8と、
    を備えた溶接装置に於て、該昇降駆動機構8が、上記上
    ベース部2に設けられたナット部9と、該ナット部9に
    螺合するスクリューシャフト10と、該スクリューシャフ
    ト10を回転駆動するモータ11と、を備えたことを特徴と
    する溶接装置。
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