JP2000333186A - マルチバンド画像出力方法および装置 - Google Patents

マルチバンド画像出力方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチバンド画像データを出力する際、画像再
現方法を連続的に切り換え、目的に最も適合した画像再
現方法で画像を出力する。 【解決手段】マルチバンド画像データの出力方法であっ
て、マルチバンドカメラによって撮影された画像の各画
素毎の分光波形を、画像出力機に出力するための、複数
の画像再現法に対応した制御信号に変換し、前記複数の
制御信号を合成して、最終的な制御信号を得ることを特
徴とするマルチバンド画像出力方法および係る方法を実
行する装置を提供することにより前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチバンド画像
の出力方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像技術の進歩により、多チャン
ネル撮影機(マルチバンドカメラ)、とくに、撮影対象
の分光波形を実用上充分な精度で復元できる程度のチャ
ンネル数を有する撮影機が実用化されつつある。これ
は、複数種類(多くは、4種類以上)の光を透過する波
長領域(マルチバンド)で、被写体を撮影して複数の画
像データ(マルチバンド画像データ)を得るカメラであ
る。これらについては、宮川他、光学、11(6)、p
p.573〜578(1982)等に記載されている。このマル
チバンドカメラにより撮影されたマルチバンド画像デー
タは、画素毎に分光波形を持っているので、様々な応用
が期待されている。
【0003】また、マルチバンド画像データの出力につ
いても、様々な出力方法が知られており、その代表的な
ものは、被写体の色度を再現する方法(以下、色度再現
法という)と、被写体の分光波形を再現する方法(以
下、波形再現法という)である。以下、これらの画像出
力方法について説明するが、話を簡単にするために、被
写体をマルチバンドカメラで撮影し、カラープリンタで
出力するものとする。そして、被写体の分光反射率をf
0(λ)とし、プリントの分光反射率をf( λ)とし、等
色関数をx- ( λ)、y- ( λ)、z- ( λ)とする。
【0004】まず、色度再現法は、原画像(オリジナ
ル)と複製画像の人間の見た目の一致を重視するもので
あり、次の式(1)を満たすf(λ)を選択するもので
ある。 (f0 ,x- ) = (f ,x- ) (f0 ,y- ) = (f ,y- ) ・・・(1) (f0 ,z- ) = (f ,z- ) なおここで、記号(A,B)は、λの関数A(λ)、B
(λ)の内積を表すものであり、次の式(2)によって
定義される。 (A,B) = ∫A(λ)B(λ)dλ ・・・(2)
【0005】上記式(1)が成り立つようなf(λ)を
なんらかの方法で選び出すのであるが、実際には、出力
機(プリンタ)の色再現域の制約から、上記式(1)を
厳密な意味で満足するf(λ)が存在するとは限らな
い。そこで、このような場合には、f0 ( λ)とf
(λ)との距離‖f0 −f‖を、次の式(3)で定義し
て、この距離を最小にする分光波形f(λ)を選択して
出力すればよい。 ‖f0 −f‖={|(f0 ,x- )−(f,x- )|2 +|(f0 ,y- )−(f,y- )|2 +|(f0 ,z- )−(f,z- )|2 1/2 ・・・(3) もちろん上記式(1)が成立するときは、式(3)で表
される距離は0となるのであるが、0にならずとも、な
るべく0に近い、すなわちf0 (λ)に最も近いf
(λ)を選ぼうというものである。
【0006】一方これに対して波形再現法では、分光波
形を一致させるために、距離‖f0−f‖として式
(3)の代わりに、f0 とfの差について全ての波長に
関する積分を行う次の式(4)を用い、これを最小とす
るf0 (λ)を選んで出力するようにする。 ‖f0 −f‖={ ∫|f0 (λ)−f(λ)|2 dλ }1/2 ・・・(4) あるいはまた、これ以外にも、距離‖f0 −f‖として
次の式(5)のように単に差の絶対値の積分を用いても
よいし、式(6)のように差の絶対値の上限(sup)
を用いてもよい。 ‖f0 −f‖= ∫|f0 (λ)−f(λ)|dλ ・・・(5) ‖f0 −f‖= sup{ |f0 (λ)−f(λ)| }・・・(6) ただし、式(6)におけるsupは、すべての波長λに
ついてとるものとする。また、実際の計算では離散的な
値のみを扱うため、sup(上限)はmax(最大)で
よい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記色
度再現法および波形再現法には、以下のような問題があ
る。すなわち、色度再現法は、限られた光源の下で色再
現を行う場合には、オリジナルと複製画像の間での高い
見えの一致度を与えるが、観察光源等の観察条件が変わ
ると、見えの一致度が大きく劣化するという問題があ
る。また、波形再現法は、観察光源等の観察条件に依ら
ない安定した見えの一致度を与えるが、限られた観察条
件の下での一致度は色度再現法に劣るという問題があ
る。
【0008】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、マルチバンド画像データを出力する際、
画像再現方法を連続的に切り換えて、原画像と複製画像
の見えの一致度と、見えの安定性のどちらを優先して色
再現するかといった目的に最も適合した画像再現方法で
画像を出力することのできるマルチバンド画像出力方法
および装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第一の態様は、マルチバンド画像データの
出力方法であって、マルチバンドカメラによって撮影さ
れた画像の各画素毎の分光波形を、画像出力機に出力す
るための、複数の画像再現法に対応した制御信号に変換
し、前記複数の制御信号を合成して、最終的な制御信号
を得ることを特徴とするマルチバンド画像出力方法を提
供する。
【0010】また、前記複数の画像再現法が前記画素毎
の分光波形の色度再現と波形再現を含むことが好まし
い。
【0011】また、前記複数の画像再現法に対するプラ
イオリティを設定し、前記複数の制御信号を前記プライ
オリティに基づいて合成することが好ましい。
【0012】更に、前記プライオリティが、対話的に設
定されることが好ましい。
【0013】また、前記課題を解決するために、本発明
の第二の態様は、マルチバンドカメラによって撮影され
た画像から得られるマルチバンド画像データを入力する
データ入力手段と、画素毎の分光波形を画像出力機に出
力するための複数の画像再現法に対応した制御信号に変
換する制御信号変換手段と、前記制御信号変換手段によ
り変換された前記複数の制御信号を合成し、最終的な制
御信号を得る制御信号合成手段と、を備えたことを特徴
とするマルチバンド画像出力装置を提供する。
【0014】また、前記複数の画像再現法に対するプラ
イオリティを設定する手段を有し、前記制御信号合成手
段が、前記制御信号変換手段により変換された前記複数
の制御信号を、前記プライオリティに基づいて合成し、
最終的な制御信号を得ることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマルチバンド
画像出力方法について、添付の図面に示される好適実施
形態を基に、詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明のマルチバンド画像出力装
置を組み込んだ画像再現システムの概略を示すブロック
図である。図1に示すように、本システムは、撮影対象
(被写体)10を画像入力部12よりマルチバンド画像
データとして取り込み、撮影対象10の分光波形を推定
し、これを画像出力部(画像出力装置)14において目
的に応じた画像を出力するための制御信号に変換し、こ
の制御信号によりレーザプリンタ16から複製画像18
として出力するものである。
【0017】限定された観察条件の下での、原画像と複
製画像の見えの一致度が求められる場合には、色度再現
が適している。一方、観察条件が変わっても見え方が大
きく変化しないという、複数の観察条件の下での見えの
安定性が求められる場合には、波形再現が適している。
本実施形態は、見えの一致度と、見えの安定性のいずれ
を優先するかという画像再現の目的に応じて、画像再現
方法を切り換えてその目的に適合した画像を出力するよ
うにしたものである。
【0018】本実施形態においては、画像入力部12
は、マルチバンドカメラによるマルチバンド写真法によ
り撮影された複数の画像をデジタル画像データに変換し
て画像出力部14に送るものである。本システムにおい
ては、マルチバンド画像を用いて撮影対象10全面の分
光反射率を測定する。
【0019】図2に示すように、例えば人物をスタジオ
撮影する場合を例にとり、マルチバンド写真法の原理を
説明する。図2に示すように、撮影対象(被写体)10
に所定の光源20をあて、撮影対象10の色情報を、異
なる透過波長帯域を持つ8つのフィルタ22を用いて、
分光感度の異なる複数のチャンネルを通して、レンズ2
4により、可視波長域においてほぼ均一な分光感度を持
った白黒フィルム26上に結像させ、8枚の写真を撮影
する。この8枚の画像を入力装置(例えばスキャナ)で
読み取り、デジタルデータに変換し、その情報から撮影
対象10の分光反射率を復元する。図3に、各チャンネ
ルごとに得られた相対感度を示す。これらのデータか
ら、補間技法を用いることにより、撮影対象10の分光
反射率f0(λ)が推定できる。
【0020】また、例えば、撮影用レンズおよび結像し
た光の像を光電的に読み取るCCDセンサを有し、上記
撮影用レンズの前に複数個、少なくとも4個のカラーフ
ィルタからなるバンドパスフィルタを配し、撮影時にこ
のバンドパスフィルタを順次取り替えながら同一被写体
を撮影する方法も挙げられる。また、撮影用レンズと、
分光感度特性の異なる少なくとも4種の波長域で結像し
た画像を光電的に読み取ることのできる少なくとも4種
のCCDセンサを有した、上記バンドパスフィルタを用
いない撮影法も挙げることができ、この場合CCDセン
サにバンドパスフィルタが組み込まれているものでもよ
い。また、バンドパスフィルタは液晶チューナブルフィ
ルタでもよい。
【0021】このときチャンネルの数は、多ければ多い
程、高精度で撮影対象の分光反射率を復元できるが、装
置の簡便さと撮影時間の短縮を考えると、6〜20チャ
ンネル程度の方がよい。コンピュータでのシミュレーシ
ョンによれば、チャンネル数の増大による改善の度合い
が8チャンネル程度で飽和することから、8チャンネル
程度で充分であることが分かっている。
【0022】画素毎の分光波形が推定されたマルチバン
ド画像データは、画像出力部14により、目的に応じた
画像を出力するための制御信号に変換される。画像出力
部14の概略構成を図4に示す。図4に示すように、画
像出力部14は、画像入力部12より推定された画素毎
の分光波形を受け取るデータ入力手段30、該データか
ら、見えの一致度が得られるような波形を求める色度再
現による分光反射率算出手段32、見えの安定性が得ら
れるような波形を求める波形再現による分光反射率算出
手段34、これら各波形をそれぞれ画像を出力するため
の制御信号に変換する制御信号変換手段36、目的に応
じて色度再現と波形再現のどちらを優先するかというプ
ライオリティを指定するプライオリティ設定手段38お
よび上で得られた各制御信号をプライオリティに応じて
合成し、画像出力用の一つの制御信号を作成する制御信
号合成手段40とを含んでいる。
【0023】色度再現による分光反射率算出手段32
は、撮影対象10の分光反射率f0 (λ)から、見えの
一致度が得られるプリントの分光反射率f(λ)を算出
する。これは、前記式(3)を最小とするような波形f
(λ)として求められる。一方、波形再現による分光反
射率算出手段34は、撮影対象10の分光反射率f
0 (λ)から、見えの安定性が得られるプリントの分光
反射率f(λ)を算出する。これは、前記式(4)を最
小とするような波形f(λ)として求められる。もっと
も、波形再現の場合、式(4)の代わりに式(5)ある
いは式(6)を用いてもよい。
【0024】次に制御信号変換手段36では、レーザプ
リンタ16が印画紙にR、G、Bのレーザビームをあて
て画像露光する際の制御信号(R、G、B)と分光反射
率f(λ)との関係を示すルックアップテーブル(LU
T)により、上で求めた各分光反射率f(λ)をそれぞ
れ制御信号に変換する。このLUTは、予めシステムに
与えておいてもよいし、システムで作成してもよい。作
成する場合には、例えば、レーザプリンタ16から複数
のパッチを出力し、それを分光測色計等で読み取り、レ
ーザプリンタ16がパッチを出力する際の制御信号と測
定された分光反射率との関係を求めるようにすればよ
い。色度再現によって得られた分光反射率を変換した制
御信号を(R0 ,G0 ,B 0 )とし、波形再現によって
得られた分光反射率を変換した制御信号を(R1
1 ,B1 )とする。
【0025】また、画像の用途等により、見えの一致を
重視する場合や、見えの安定性が必要とされる場合があ
り、それぞれの目的に従ってどちらをより優先するかを
示すプライオリティkをプライオリティ設定手段38に
より設定する。そして、制御信号合成手段40により、
プライオリティkを用いて、上で得られた2つの制御信
号(R0 ,G0 ,B0 )と(R1 ,G1 ,B1 )を合成
して1つの画像出力用の制御信号(Rk ,Gk ,Bk
を得る。この合成は、次の式(7)によって行われる。 (Rk ,Gk ,Bk t =(1−k)・(R0 ,G0 ,B0 t + k・(R1 ,G1 ,B1 t ・・・(7) ここで、制御信号の右肩のtは転置(transpose)を表
す。
【0026】上記式(7)によって最終的な制御信号が
与えられる場合には、プライオリティkは、任意の実数
値をとり得るが、好ましい範囲は、0≦k≦1である。
このように、プライオリティkを導入することにより、
見えの一致度を求める場合には、kを0とすれば色度再
現(R0 ,G0 ,B0 )が得られ、見えの安定性を求め
る場合には、kを1とすれば波形再現(R1 ,G1 ,B
1 )が得られ、kにその他の値を入れることにより中間
的な再現も可能となる。これをまとめると次の表1のよ
うに表される。 この表で、・・・の部分は中間的な再現を表している。
こうして目的に適合した色再現の行われた画像がレーザ
プリンタ16より出力される。このとき必要に応じた各
種画像処理が施されるがそれについては説明を省略す
る。
【0027】なお、プライオリティ設定手段38は、実
際には本システムの主要部をなす画像出力装置を構成す
るパーソナルコンピュータに接続されたキーボード等で
あり、オペレータがこれからプライオリティkを打ち込
む。そして、変換後の出力画像をパーソナルコンピュー
タのディスプレイ等に表示して、オペレータがそれを見
ながらプライオリティkを設定し直す等して、求める画
像が得られるように対話的に処理を進めることが好まし
い。
【0028】なお、出力機(プリンタ)にとって、色度
再現と波形再現との相違は撮影対象の分光波形f
0 (λ)とプリントの分光波形f(λ)の近さを表す距
離‖f0 −f‖の定義の相違(上の場合、式(3)を用
いるか(色度再現)、式(4)を用いるか(波形再現)
の違い)に過ぎない。従って、例えば式(3)や式
(4)の他に前記式(5)若しくは式(6)あるいは他
の距離の定義を用い、これら複数の与えられた距離の数
だけ制御信号(Ri ,Gi ,Bi )を求めて、各制御信
号毎にプライオリティki を与えて、次の式(8)のよ
うに、これらの制御信号を合成して出力機に供給するこ
ともできる。 (R,G,B)t =Σki ・(Ri ,Gi ,Bi )t /Σki ・・・(8) ここで、Σは異なる距離の数i(i=0,・・・,n)
だけ加えられる。従って、目的が同じであっても、距離
の定義が異なっていれば、上のように与えられた距離の
数だけ制御信号を求めて、式(8)で合成して出力する
ようにしてもよい。上記式(8)で最終的な制御信号が
与えられる場合には、各プライオリティkiは、任意の
実数値をとり得るが、好ましい範囲は、非負の実数であ
る。このように本実施形態によれば、目的に応じて再現
方法を連続的に切り換えることができる。
【0029】以下、具体的な実施例について説明する。 (実施例1)本実施例では、マルチバンドカメラによ
り、人物をスタジオ撮影し、得られた複数チャンネルの
画像データから、補間技法により画素毎の分光反射率を
推定する。この補間技法は、特に限定されるものではな
く、通常よく知られた補間方法でよい。次に、富士写真
フイルム社製プリンタPictrography3000により、9
×9×9通りのプリントパッチを出力、作成する。そし
て、このプリントパッチの分光反射率を日立製作所製カ
ラーアナライザC2000により、測定する。前記プリ
ントパッチを出力する際の制御信号と、前記プリントパ
ッチの分光反射率を同時に参照して、制御信号と分光反
射率の関係を示すルックアップテーブルLUTを作成す
る。
【0030】前記画素毎の分光反射率に対し、前記式
(3)を最小とする分光反射率f(λ)を求め、これを
前記LUTを用いて、制御信号(第一制御信号)
(R0 ,G0,B0 )に変換する。また、前記式(4)
を最小とする分光反射率f(λ)を求め、同様に前記L
UTを用いて、制御信号(第二制御信号)(R1 ,G
1 , 1 )に変換する。
【0031】そしてプライオリティk(0≦k≦1)を
設定し、前記第一制御信号と第二制御信号を前記式
(7)により合成し、出力画像データとして出力する。
ここでプライオリティkは、出力画像がある一定の基準
光源の下でしか観察されないものであれば、プライオリ
ティkを0とすれば、式(3)を用いた色度再現による
第一制御信号により見えの一致度が得られるし、様々な
観察光源の下で観察されるものである場合には、プライ
オリティkを1とすれば、前記式(4)を用いた波形再
現による前記第二制御信号により見えの安定性が得られ
る。また、プライオリティkを0と1の中間の値とすれ
ば、中間の色再現が得られる。例えば、見えの安定性は
必要だが、多少安定性は落としても見えの一致度もほし
いという場合には、プライオリティkを例えば0.8に
する等の再現方法の切り換えを容易に行うことができ
る。
【0032】(実施例2)本実施例では、次のような構
成で製作されたマルチバンドカメラを用いる。すなわ
ち、本実施例のマルチバンドカメラは、CCDカメラ
部、分光フィルタ部およびパーソナルコンピュータから
構成される。CCDカメラは、DALSA社製CA−D
4−1024A、PCI I/Fを用いた。このCCD
カメラはモノクロで、ピクセル数1024×1024
(pixel)、ピクセルサイズ12×12(μ)である。分
光フィルタは、CRI社製の液晶チューナブルフィル
タ、Varispec TunableFilter RS232C I/Fを
用いた。これは、波長範囲400〜720nm、で中心波
長を任意に選択可能であり、波長半値幅30nm、透過率
6〜60%(波長に依存)である。また、パーソナルコ
ンピュータは、PROSIDE社製のブック型PC(Wi
ndows95)C++であり、CPUは166MHz、RAM
は128Mbyteである。
【0033】上のようなマルチバンドカメラを用いて、
次のような撮影条件で、被写体としてマクベスチャート
および人物顔を撮影した。撮影条件は、光源としては、
被写体照度12000lux のメタルハライドランプを用
い、レンズは、Nikomart(f=50mm、F1.4)で、
F2.8を使用した。また、紫外および赤外カットフィ
ルタを用いて、410nm以下および730nm以上の波長
帯域をカットし、波長範囲410nm〜710nmを波長間
隔20nmで分割した、図5に示すような16の波長(チ
ャンネル)に関するデータ(デジタルデータ)として、
16枚のスペクトル画像を得た。なお、撮影時間は、1
ショットの露出時間は25msecで、トータルの撮影時間
は3sec である。
【0034】このようにして得られた16枚の各波長の
入力画像中にあるマクベスチャートのグレーチャートの
中から6段を選び、そのデジタルデータ値を抜き取る。
このデジタルデータ値と、既に得られているマクベスチ
ャートグレー6段の分光反射率とを対比して1次元のル
ックアップテーブル(1DLUT)を作成する。そし
て、この各波長ごとの1DLUTを用いて、入力画像の
デジタルデータ値をすべて分光反射率に変換する。そし
て、画素毎の分光反射率を得る。
【0035】以下前記実施例1と同様に、画素毎の分光
反射率に対し、前記式(3)を最小とする分光反射率を
求め、これを前記実施例1のLUTを用いて(第一)制
御信号へと変換する。また一方、前記式(4)を最小と
する分光反射率を求め、これも同様に前記LUTを用い
て(第二)制御信号に変換する。そして、プライオリテ
ィk(0≦k≦1)を設定し、前記第一制御信号と第二
制御信号とを式(7)により合成して、出力画像データ
として出力する。
【0036】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、画像再現の目的に応じて、画像再現方法を連続的に
切り換えることが可能となる。その結果、原画像と複製
画像の見えの一致度と、見えの安定性のどちらを優先し
て色再現するかといった目的に最も適合した画像再現方
法で画像を出力することができる。
【0037】以上、本発明のマルチバンド画像の画像出
力方法および装置について詳細に説明したが、本発明
は、以上説明したものには限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な改良や変
更を行ってもよいのはもちろんである。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、画
像再現の目的に応じて、画像再現方法を連続的に切り換
えることができ、原画像と複製画像の見えの一致度と、
見えの安定性のどちらを優先して色再現するかといった
目的に最も適合した画像再現方法で画像を出力すること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマルチバンド画像出力装置を組み込
んだ画像再現システムの概略を示すブロック図である。
【図2】 マルチバンド写真法の原理を示す説明図であ
る。
【図3】 マルチバンド写真法によって得られた各チャ
ンネルごとの相対感度を示す線図である。
【図4】 本実施形態における画像出力装置の概略を示
すブロック図である。
【図5】 実施例2におけるマルチバンドカメラで撮影
する16チャンネルごとの各感度を示す線図である。
【符号の説明】
10 撮影対象 12 画像入力部 14 画像出力部(画像出力装置) 16 レーザプリンタ 18 複製画像 20 光源 22 フィルタ 24 レンズ 26 白黒フィルム 30 データ入力手段 32 色度再現による分光反射率算出手段 34 波形再現による分光反射率算出手段 36 制御信号変換手段 38 プライオリティ設定手段 40 制御信号合成手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチバンド画像データの出力方法であっ
    て、 マルチバンドカメラによって撮影された画像の各画素毎
    の分光波形を、画像出力機に出力するための、複数の画
    像再現法に対応した制御信号に変換し、 前記複数の制御信号を合成して、最終的な制御信号を得
    ることを特徴とするマルチバンド画像出力方法。
  2. 【請求項2】前記複数の画像再現法が前記画素毎の分光
    波形の色度再現と波形再現を含む請求項1に記載のマル
    チバンド画像出力方法。
  3. 【請求項3】前記複数の画像再現法に対するプライオリ
    ティを設定し、前記複数の制御信号を前記プライオリテ
    ィに基づいて合成する請求項1または2に記載のマルチ
    バンド画像出力方法。
  4. 【請求項4】前記プライオリティが、対話的に設定され
    る請求項3に記載のマルチバンド画像出力方法。
  5. 【請求項5】マルチバンドカメラによって撮影された画
    像から得られるマルチバンド画像データを入力するデー
    タ入力手段と、 画素毎の分光波形を画像出力機に出力するための複数の
    画像再現法に対応した制御信号に変換する制御信号変換
    手段と、 前記制御信号変換手段により変換された前記複数の制御
    信号を合成し、最終的な制御信号を得る制御信号合成手
    段と、 を備えたことを特徴とするマルチバンド画像出力装置。
  6. 【請求項6】前記複数の画像再現法に対するプライオリ
    ティを設定する手段を有し、前記制御信号合成手段が、
    前記制御信号変換手段により変換された前記複数の制御
    信号を、前記プライオリティに基づいて合成し、最終的
    な制御信号を得ることを特徴とする請求項5に記載のマ
    ルチバンド画像出力装置。
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