JP2000330342A - 樹脂被覆キャリア、二成分系現像剤及び画像形成方法 - Google Patents
樹脂被覆キャリア、二成分系現像剤及び画像形成方法Info
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Abstract
も画像濃度の低下およびカスレが生じず、トナー濃度を
制御する検知部位を汚染することのない樹脂被覆キャリ
アを提供する。 【解決手段】 (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c
(A)d 式(I) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c及びdは、モル分率を示し、且つ下記
条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,a+
b+c+d≦1 を満足する。)で示される組成のフェライト成分によっ
て形成されるキャリアコア、及び該キャリアコア表面に
該キャリアコアの質量に対して0.01〜2.0質量%
の樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリアであり、該樹脂
被覆キャリアは、25〜55μmの平均粒径を有してい
ることを特徴とする。
Description
は静電印刷法などにおいて電気的潜像または磁気的潜像
を現像するのに用いられる現像剤中のキャリアに関し、
とりわけ耐久性と画質及び環境特性を著しく改良した樹
脂被覆キャリア,該樹脂被覆キャリアを用いた二成分系
現像剤および画像形成方法に関する。
導電性キャリアと絶縁性キャリアに大別され、導電性キ
ャリアとしては通常酸化又は未酸化の鉄粉が用いられ
る。この鉄粉キャリアを用いた二成分系現像剤において
は、トナーに対する摩擦帯電性が不安定であり、且つ二
成分系現像剤により形成される可視像にカブリが発生す
る欠点がある。即ち、二成分系現像剤の使用に伴ない、
鉄粉キャリア粒子の表面にトナー粒子が付着,蓄積(ス
ペント・トナー)するため、キャリア粒子の電気抵抗が
増大して、バイアス電流が低下し、しかも摩擦帯電性が
不安定となり、この結果形成される可視像の画像濃度が
低下しカブリが増大する。従って、鉄粉キャリアを含有
する現像剤を用いて電子複写装置により連続的に複写を
行なうと、少数回で現像剤が劣化するため、現像剤を早
期に交換することが必要となり、結局コストが高いもの
となる。
ル及びフェライトの如き強磁性体より成るキャリア芯材
の表面を、絶縁性樹脂により均一に被覆したキャリアが
代表的なものである。この絶縁性キャリアを用いた二成
分系現像剤においては、キャリア表面にトナー粒子が融
着することが導電性キャリアの場合に比べて著しく少な
く、同時にトナーとキャリアとの摩擦帯電性を制御する
ことが容易であり耐久性に優れ使用寿命が長い点で、特
に高速の電子複写機に好適であるという利点がある。
種々あるが、特に重要な特性として適当な帯電性、耐衝
撃性、耐摩耗性、芯材(コア)と被覆材料との良好な密
着性及び電荷分布の均一性を挙げることができる。
れてきた絶縁性キャリアは依然として改善すべき問題を
残しており、完全なものは今のところ知られていない。
例えば、アクリル系樹脂をキャリアの被覆材として用い
る例は、特開昭47−13954号公報、特開昭60−
208765号公報で開示されている。特に分子量につ
いて述べられているものとしては、特開昭60−208
767号公報などで開示されており、分子量を一定管理
することにより被覆されたキャリアの帯電性が安定化す
ることが知られている。ところが、被覆樹脂をキャリア
芯材に付着させるには、装置の条件や被覆を行う環境、
特に湿度の影響を受けやすく、たとえそれらを厳しく管
理しても樹脂を安定的に芯材に付着させ、十分な帯電
性、耐久性を持たせる為には、未だ満足がゆくものがな
いのが現状である。
防ぐために表面エネルギーの小さい樹脂を被覆層として
用いることにより耐久性を向上させる提案がなされてお
り、例えば表面エネルギーの小さい樹脂としてシリコー
ン樹脂が挙げられる。
外に撥水性が高いという利点を持つ反面、シリコーン樹
脂は接着性が悪いため被覆層に使用した場合に剥離し易
いという問題点を持つ。
成シリコーン樹脂を用いる方法(特開昭55−1275
69号公報)、ビニルシランを含有せしめ他の樹脂と反
応させる方法(特開昭56−32149号公報)、トリ
アルコキシシランとエチルセルロースとの混合物を用い
る方法(USP3,840,464)、オルガノシリコ
ーンターポリマーとポリフェニレン樹脂との混合物を用
いる方法(USP3,849,127)が提案されてい
る。しかしながら、その被覆膜の形成のため300℃以
上の高温が必要であったり、シリコーン樹脂と他の樹脂
との相溶性が悪く被覆膜が不均一になり、期待される特
性が得られないという問題があった。さらに、比較的低
い硬化温度にて被覆膜を作ることも提案されている(特
開昭55−127569号公報)が、接着性が不充分で
あり且つ被覆膜の強靭性が不充分であるため摩耗し易
く、例えば高速複写機のような現像部内での強い長時間
の撹拌により、キャリア粒子が現像部内壁や感光体表面
に衝突したり、又は粒子間同士が衝突すると、シリコー
ン樹脂被覆層が時間とともに摩損・剥離して、摩擦帯電
がトナーとシリコーン樹脂間の帯電から、トナーとキャ
リア芯材の帯電へと変化するため、現像剤の帯電量が一
定に保たれず、画像品質の劣化をきたすものであった。
の要求が市場では高まっており、当該技術分野では、ト
ナーの粒径を細かくして高画質カラー化を達成しようと
いう試みがなされているが、粒径が細かくなると単位質
量当りの表面積が増え、トナーの帯電気量が大きくなる
傾向にあり、画像濃度薄や耐久劣化が懸念されるところ
である。
においては、連続階調性は画質に影響を及ぼす重要な因
子であり、多数枚複写後に画像の周辺部のみが強調され
るエッジ効果が生じることは画像の階調性を大きく損な
う。実際の輪郭の近傍にエッジ効果による擬似輪郭を形
成することがあり、カラー複写における色再現性を含め
た、複写再現性を貶めるものとなる。従来の白黒コピー
で使用される画像面積は10%以下であり、画像として
手紙,文献,報告書など、ほとんどライン画像部分であ
るのに対して、カラー複写の場合、画像面積が最低でも
20%以上であり、画像も写真,カタログ,地図,絵画
など階調性を有するベタ画像がかなりの頻度または領域
を占めている。
て連続複写を行うと、通常、初期は高画像濃度の複写物
が得られるが、しだいに二成分現像剤へのトナー補給が
間に合わなくなり、トナー濃度の低下が生じたり、補給
トナーが帯電不十分の状態で現像領域に供給され、カブ
リの原因となったり、現像スリーブ上で部分的なトナー
濃度(トナーとキャリアの混合比を示す)の増減が生じ
画像のカスレや画像濃度の一様性が得られなくなる傾向
がある。この傾向は、トナーを小径化した場合に一層顕
著である。
ち、トナー濃度)が低すぎること、または補給トナーと
二成分現像剤中のキャリア間のすみやかな摩擦帯電の立
ち上がりが悪く、非制御性で不十分な帯電量のトナーが
現像に関与することによるものであり、これらの現像不
足やカブリが発生すると思われる。
の連続的な複写で良画質の画像を常に出力できる能力は
必須である。従来画像面積が大きくトナー消費量が非常
に多い原稿に対処するため、現像剤自身の改良よりも現
像装置の改良により多くは対応していた。すなわち、現
像スリーブの静電潜像への接触機会を高めるために、現
像スリーブの周速を早めたり、又は現像スリーブの大き
さを大口径のものにすることなどが行われている。
の、現像装置からのトナー飛散による機内への汚染や、
現像装置駆動への過負荷により装置寿命が著しく制限を
受けることなどが生ずる。さらには、現像剤の現像能力
不足を補うために多量の現像剤を現像装置内に投入する
ことで対応する場合もあるが、これらも、複写機の質量
の増加、装置の大型化によるコストアップ、上述と同様
に現像装置駆動への過負荷などを招く結果となり、あま
り好ましいものではない。
立ち上がりのため、特開平8−6302号公報や特開平
8−69185号公報に、キャリア芯材表面性をコント
ロールしてキャリアの流動性向上、トナー搬送能力向上
で改善する試みがなされているが、まだ十分に達成でき
たとは言い難い。
ア粒子間の磁化のばらつきを低減し、磁気的な力による
キャリアの流動性の均一化による帯電性向上を試みてい
るが、キャリア芯材表面性のコントロールは不十分であ
り、磁気的な作用だけでは二成分系現像剤の速やかな帯
電の立ち上がりを達成するには至っていない。
を一定範囲でコントロールする必要がある。これをコン
トロールすることは、現像性の安定化の一端をになって
いる。この方法の一つとしては、トナーとキャリアの比
率(以下「トナー濃度」と呼ぶ)を現像器内で、光の反
射光量で検知しこれを制御する、光トナー濃度検知方法
がある。この光トナー濃度検知においても、トナーの帯
電状態がキャリアの流動性の問題からこの検知部(「検
知窓」とも呼ぶ)を汚すことがある。この汚染により、
画像濃度の変動が著しいことがみられる。これは、画像
面積の大きい画像を出力し続けた場合や、特に低湿環境
下で画像面積の小さい画像を出力し続けた場合は、この
光トナー検知の汚染による誤動作という点では未だ十分
解決できてはいない。
出力した場合は、高湿下での検知部の汚れは現像剤、と
りわけキャリアの流動性の悪化に起因し、トナーが十分
にキャリアと混合・帯電できずに検知窓部に付着する。
低湿下での窓汚れは、被覆樹脂のコート平滑性が悪いた
め、画像面積の小さい出力の場合に、トナーの入れ替り
が少ないことから、トナーを過剰に帯電させ、この過剰
に帯電したトナーがキャリアに強く付着することで、反
対極性に帯電するトナーが生じ、このトナーが窓汚れの
原因となる。
の如き問題点を解決した樹脂被覆キャリア、該樹脂被覆
キャリアを用いた二成分系現像剤及び画像形成方法を提
供することにある。
ラー原稿の連続複写を行っても画像濃度の低下およびカ
スレの生じない樹脂被覆キャリア、該樹脂被覆キャリア
を用いた二成分系現像剤及び画像形成方法を提供するこ
とにある。
明な画像特性を有し、かつ耐久安定性にすぐれた樹脂被
覆キャリア、該樹脂被覆キャリアを用いた二成分系現像
剤及び画像形成方法を提供することにある。
性の少ない樹脂被覆キャリア、該樹脂被覆キャリアを用
いた二成分系現像剤及び画像形成方法を提供することに
ある。
の連続複写を様々な環境下で行なっても、トナー濃度を
制御する検知部位を汚染することのない樹脂被覆キャリ
ア、該樹脂被覆キャリアを用いた二成分系現像剤及び画
像形成方法を提供することにある。
示し、a,b,c及びdは、モル分率を示し、且つ下記
条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,a+
b+c+d≦1 を満足する。)で示される組成のフェライト成分によっ
て形成されるキャリアコア、及び該キャリアコア表面に
該キャリアコアの質量に対して0.01〜2.0質量%
の樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリアであり、該樹脂
被覆キャリアは、25〜55μmの平均粒径を有してい
ることを特徴とする樹脂被覆キャリアに関する。
脂被覆キャリアを有する二成分系現像剤に関する。
れているトナー及びキャリアを有する二成分系現像剤
を、静電潜像担持体と該現像剤担持体との対向領域であ
る現像領域に搬送し、該現像領域で該静電潜像担持体に
担持されている静電潜像を該現像剤担持体に担持されて
いる二成分系現像剤のトナーによって現像する現像工程
を有する画像形成方法において、該キャリアとして、上
記構成の樹脂被覆キャリアを用いることを特徴とする画
像形成方法に関する。
いて鋭意検討を行った結果、樹脂コートキャリアコアを
特定のフェライト成分によって形成することにより、キ
ャリアコアの抵抗及び磁気特性を適正にコントロールす
ることが可能となり、且つ、キャリアコアの粒子表面が
凹凸やしわの少ない平滑な表面性を有するようになるの
で、このキャリアコア粒子の表面を特定量の樹脂被覆層
で被覆して、キャリアコアの粒子表面の特異的な表面性
を樹脂被覆層の表面にも現出させることができることに
着目した。
れば、 (a)樹脂被覆層の表面が従来にない平滑性を有するこ
とになり、トナーに対する摩擦帯電付与性が均一であ
り、キャリア表面のトナーに対する融着や汚染が生じ難
く、キャリアの耐久性が向上し; (b)樹脂被覆キャリアの表面は、樹脂被覆層の層厚が
部分的に均一で、トナーに対する摩擦帯電付与性が均一
であり、上記(a)の効果との組み合わせにより、トナ
ーの摩擦帯電量分布をシャープにすることができ、且
つ、樹脂被覆層の耐衝撃性が部分的に均一であり、樹脂
被覆層のハガレが生じ難く、上記(a)の効果との組み
合わせにより、キャリアの耐久性が向上し; (c)樹脂被覆キャリアの抵抗及び磁気特性が適正とな
るので、現像剤担持体上に形成される平均粒径の小さい
樹脂被覆キャリアによる磁気ブラシにより、トナーの摩
擦の立上がりを高めて高温高湿下において良好な画像形
成が可能となる;ことを見出したものである。
は、下記式(I) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d 式(I) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c及びdは、モル分率を示し、且つ下記
条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,a+
b+c+d≦1 を満足する。)で示される組成のフェライト成分によっ
て形成され、好ましくは、該フェライト成分は、下記式
(II) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d(SiO2)e 式(II) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c,d及びeは、モル分率を示し、且つ
下記条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,0.
0005<e<0.002,a+b+c+d+e≦1 を満足する。)で示されるものである。
が0.4以下の場合は、キャリアコアの抵抗が高くなる
ため、現像電界のエッジ効果が強い画像になるととも
に、現像実効電界強度も下がることで画像濃度が低くな
る。aが0.6以上の場合は、抵抗が低くなるとともに
磁気力が低下して、キャリアの穂立ちが低く画像濃度が
低くなる。
の抵抗が低くなり、キャリアから電界リーク跡が生じ
る。bが0.45以上の場合は、磁気特性が低下し、キ
ャリア付着が発生する。
の抵抗が低下しキャリアから電界リーク跡が生じる。c
が0.12以上の場合は、抵抗が高くなりエッジ効果が
強くなる。
性が「しわの寄った」状態になり、dが0.015を超
える場合は、キャリアコア粒子が焼成で塊合しやすく、
解砕で平滑な表面性になりにくい。
のにSiO2を更に組成成分として含んだものであり、
eが0.0005以下では、シリコーン樹脂との被覆性
の点で平滑な表面が達成しにくく、eが0.002以上
の場合は、キャリアの抵抗値が高くなる傾向にある。
SrO,CaO及びAl2O3の好ましいモル比率は、下
記条件 SrO≧CaO≧Al2O3≧0.0005 を満足することが好ましい。
l2O3の場合には、キャリアコア粒子が製造時に合一し
易い傾向にあり、本発明に係るキャリアコア粒子が有す
る特定の表面性を安定して得られ難くなる。
算のmol%であり、組成比を分析する場合は、樹脂被
覆キャリアの場合では、600℃以上で樹脂を分解除去
したのち、塩酸と塩化ヒドロキシアンモニウム溶液で溶
解後、ICP−AESで原子質量%を測定しこれを金属
酸化物のmol%に換算して算出する。
分布を有することも特徴である。
25〜55μm、好ましくは30〜55μm、より好ま
しくは30〜50μm、さらに好ましくは35〜45μ
mである。樹脂被覆キャリアの平均粒径が25μm未満
の場合には、現像剤の現像担持体上での磁気力による穂
立ちが不均一で、ベタ画像の均質性がなくなる。樹脂被
覆キャリアの平均粒径が55μmを超える場合には、磁
性による現像剤立ちが高く、この穂による現像剤の掃き
むらが生じる。粒径21μm以下の粒子含有量が好まし
くは6.0体積%以下で、より好ましくは4.0体積%
以下である。粒径21μm以下の粒子含有量が6.0体
積%を超える場合は、キャリアの流動性を損ね、画像の
均質性が劣る。
は6.0体積%以下で、より好ましくは4.0体積%以
下である。粒径72μm以上の粒子含有量が6.0体積
%を超える場合は、現像の穂立ちが乱れ、画像の鮮鋭さ
が損なわれる。
異的な表面性をもち、樹脂を被覆した後もその表面性が
従来にみられない平滑性が達成できる。この平滑性は、
樹脂被覆キャリアの窒素吸着によるBET比表面積(S
1:cm2/g)と該樹脂被覆キャリアの平均粒径
(D:cm)と真比重(ρ:g/cm3)との比(ρ/
D)を指標とし、下記関係 0.5≦S1/(ρ/D)≦1.2 を満たすことでキャリアの良好な流動性が達成でき、二
成分系現像剤の高画像濃度、ハイライト再現性及び細線
再現性を達成できる。
キャリア表面の樹脂被覆が薄く、被覆樹脂の耐久による
剥がれが生じ易い。S1/(ρ/D)が1.2を超える
場合は、被覆樹脂が微視的にうねった状態、もしくは多
孔質な状態で被覆されており、キャリアの流動性は悪
く、十分な高画像濃度、ハイライト再現性及び細線再現
性を達成できるには至らない。
(D:μm)と樹脂被覆量(W:キャリアコア材に対す
る質量%)との関係が、好ましくは下記関係 D/500≦W≦D/300 より好ましくは下記関係 D/450≦W≦D/350 を満たすときキャリアの良好な表面性が形成され、耐久
性やトナーに付与する帯電性も良好になる。
脂としては、シリコーン系樹脂、アクリル変性シリコー
ン樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレ
ン・アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、
フッ素・アクリル系樹脂等、およびこれらの樹脂の混合
物が挙げられるが、特に好ましくは、シリコーン系樹
脂、アクリル変性シリコーン樹脂が挙げられる。
タクリル酸エステル変性シリコーン樹脂、アクリル酸エ
ステル変性シリコーン樹脂、スチレン−メタクリル酸エ
ステル変性シリコーン樹脂及びスチレン−アクリル酸エ
ステル変性シリコーン樹脂が挙げられる。これらは単独
で又は複数を混合して用いることができる。
するシリコーンオリゴマー又はシリコーン樹脂を生成す
る。
ェニル基から選ばれる炭化水素基を表わす。)
を生成する際に下記式(III),(IV),(Va)
及び(Vb)を使用しても良い。
ル酸エステルと、下記式(VI)
り、CH3、CH2CH3、OCH3又はOCH2CH3を表
す。但し、R8,R9及びR10の少なくとも1つはOCH
3又はOCH2CH3である。)で示される化合物とを反
応させたオリゴマー又は樹脂を、上記シリコーンオリゴ
マー又はシリコーン樹脂と組み合わせて使用してもよ
い。
剤やチタンカップリング剤を添加しても良い。
剤に希釈し、キャリアコアの表面に被覆するのが一般的
である。ここに用いられる溶剤は、各樹脂に可溶なもの
であればよく、有機溶剤に可溶性樹脂である場合は、有
機溶剤として、トルエン、キシレン、セルソルブブチル
アセテート、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、メタノールが挙げられ、水溶性樹脂またはエマル
ジョンタイプである場合には、水を用いればよい。キャ
リア芯材表面に、溶剤で希釈された樹脂を被覆させる方
法は、浸漬法、スプレー法、ハケ塗り法及び混練法の如
き塗布方法により塗布され、その後、溶剤を揮発させ
る。なお、このような溶剤を用いた湿式法ではなく、乾
式法によってキャリア芯材表面に樹脂粉を被覆すること
も可能である。
けする場合は、外部加熱方式または内部加熱方式のいず
れでもよく、例えば固定式または流動式電気炉、ロータ
リー式電気炉、バーナー炉でもよく、もしくはマイクロ
ウェーブによる焼き付けでもよい。焼き付けの温度は使
用する樹脂により異なるが、融点またはガラス転移点以
上の温度は必要であり、また熱硬化性樹脂または縮合型
樹脂では、十分硬化が進む温度まで上げる必要がある。
が被覆・焼き付けされた後、冷却され、解砕、粒度調整
を経て樹脂コーティングキャリアが得られる。
と混合して二成分系現像剤として用いられる。本発明に
用いられるトナーは、重量平均粒径が好ましくは4.0
〜10.5μm、より好ましくは4.5〜9.0μmで
あることが良い。
場合には、低湿下で過剰な帯電量の上昇傾向が生じ、現
像性が低下する。10.5μmを超える場合には、細線
再現性やハーフトーン画質のなめらかさで劣る。
m以下の粒径のトナー粒子が全粒子数の5〜40個数
%、好ましくは10〜30個数%が良い。4μm以下の
粒径のトナー粒子の含有量が5個数%未満であると、高
画質に有効な非磁性トナー粒子が少なく、特に、コピー
又はプリントアウトを続けることによってトナーが使わ
れるに従い、有効な非磁性トナー粒子成分が減少して、
非磁性トナーの粒度分布のバランスが悪化し、画質がし
だいに低下する恐れがある。特に本発明に係るキャリア
と組合せたときその傾向は顕著である。4μm以下の粒
径のトナー粒子の含有量が40個数%を超えると、トナ
ー粒子相互の凝集状態が生じ易く、本来の粒径以上のト
ナー塊となり易いため、荒れた画質となったり、解像性
を低下させたり、又は潜像のエッジ部と内部との濃度差
が大きくなり、中抜け気味の画像となり易い。
2.0〜20.0体積%であることが良く、好ましくは
3.0〜18.0体積%が良い。8μm以上の粒径のト
ナー粒子の含有量が20.0体積%より多いと画質が悪
化するとともに、必要以上の現像、すなわちトナーの乗
り過ぎが起こり、トナー消費量の増大を招く。8μm以
上の粒径のトナー粒子の含有量が2.0体積%未満であ
ると、トナー処方をどんなに工夫しても流動性の低下に
より、画像性が低下する恐れがある。
ール、ニーダー、エクストルーダー等の熱混練機によっ
て構成材料を良く混練した後、機械的な粉砕,分級によ
って得る方法、或は結着樹脂溶液中に着色剤等の材料を
分散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、又は、
結着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合した後、
この乳化懸濁液を重合させることによりトナーを得る重
合トナー製造法等それぞれの方法が応用できる。
は、従来電子写真用トナー結着樹脂として知られる各種
の材料樹脂が用いられる。
エン共重合体、スチレン・アクリル共重合体等のスチレ
ン系共重合体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体のような
エチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ系樹
脂、アクリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂及びマレイン酸系樹脂が挙げられる。いずれ
の樹脂もその製造方法等は特に制約されるものではな
い。
ポリエステル系樹脂を用いた場合に本発明の効果は絶大
である。すなわち、ポリエステル系樹脂は、定着性にす
ぐれ、カラートナーに適している反面、負帯電能が強く
帯電が過大になりやすいが、本発明の上記の樹脂被覆キ
ャリアと組み合わせるトナーの結着樹脂としてポリエス
テル樹脂を用いると弊害は改善され、優れた負帯電性ト
ナーが得られる。
はそれぞれ1以上の整数であり、かつx+yの平均値は
2〜10である。)で代表されるビスフェノール誘導体
もしくは置換体をジオール成分とし、2価以上のカルボ
ン酸またはその酸無水物またはその低級アルキルエステ
ルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸など)とを共縮重合したポ
リエステル樹脂がシャープな溶融特性を有するので、よ
り好ましい。
化するために荷電制御剤を配合しても良い。カラートナ
ーにおいては、トナーの色調に影響を与えない無色又は
淡色の荷電制御剤が好ましい。このようなカラートナー
に適した負荷電制御剤としては、例えばアルキル置換サ
リチル酸の金属錯体(例えばジ−tert−ブチルサリ
チル酸のアルミニウム錯体又は亜鉛錯体)の如き有機金
属錯体が挙げられる。負荷電制御剤をトナーに配合する
場合には結着樹脂100質量部に対して0.1〜10質
量部、好ましくは0.5〜8質量部添加するのが良い。
の場合には、添加による負荷電制御効果が少なく、10
質量部を超える場合には、高湿環境下で帯電の緩和が著
しくなり放置で帯電が減少し、トナー飛散が生じる。
特性を損ねない範囲で添加剤を混合しても良いが、その
ような添加剤としては、例えばテフロン(登録商標)、
ステアリン酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデンの如き滑剤、
あるいは定着助剤(例えば低分子量ポリエチレン、低分
子量ポリプロピレンなど)、有機樹脂粒子等がある。
の染顔料、例えばフタロシアニンブルー、インダスレン
ブルー、ピーコックブルー、パーマネントレッド、レー
キレッド、ローダミンレーキ、ハンザイエロー、パーマ
ネントイエロー、ベンジジンイエロー等広く使用するこ
とができる。その含有量としては、OHPフィルムの透
過性に対し敏感に反映するよう結着樹脂100質量部に
対して12質量部以下であり、好ましくは0.5〜9質
量部である。
には、トナーから遊離した着色剤が多くなり、キャリア
や現像剤担持体の表面に汚染を生じさせ易くなる。
二成分を調製する場合、その混合比率は現像剤中のトナ
ー濃度として、2〜12質量%、好ましくは3〜9質量
%にすると通常良好な結果が得られる。トナー濃度が2
質量%未満では画像濃度が低く実用不可となり、12質
量%を超えるとカブリや機内飛散を増加せしめ、現像剤
の耐用寿命を短める。
1〜0.2μmの無機微粒子を外添剤として外添した重
量平均粒径1〜9μmであるトナーを有する現像剤であ
ることが好ましい。特に、無機微粒子としては、表面処
理された酸化チタン又はアルミナ微粒子は好適である。
すなわち、アルミナ又は酸化チタン微粒子は、それ自身
はほぼ中性の帯電を有しており、それらを外添したトナ
ーは概して帯電の立ち上がりは遅くなる。しかるに、本
発明のキャリアと組み合せることで、酸化チタン又はア
ルミナ微粒子を外添したトナーにおいても、非常に良好
な帯電の立ち上がりが達成され、フルカラー原稿の如き
画像面積の大きいオリジナルを連続してコピーあるいは
プリントアウトしてもカブリや画像濃度低下の如き画質
劣化を生じない。
はアルミナ微粒子としては、水存在下でカップリング剤
を加水分解しながら表面処理を行った、アナターゼ型酸
化チタン、アモルファス酸化チタンあるいはアルミナ微
粒子が帯電の安定化や流動性付与の点で極めて有効であ
る。
な含有量は、外添するトナー粒子の質量を基準として、
0.5〜5質量%、好ましくは0.7〜3質量%、より
好ましくは1.0〜2.5質量%である。
場合には、トナーの流動性が充分に高まらず、5質量%
を超える場合には、トナー粒子から遊離した無機微粒子
による感光体へのフィルミングが生じ易くなる。
を使用して、潜像保持体と現像担持体との間に直流/交
流の重畳電界を少なくとも印加することにより、潜像を
トナーで現像する現像方法を有する画像形成方法も好ま
しい形態の一つである。
流バイアス電圧を重畳した現像バイアス電圧を用いた二
成分現像方法は知られているが、直流/交流重畳時のピ
ーク電界強度は非常に大きいため、バイアスリークある
いは潜像電荷のキャリアヘの電荷注入による潜像の乱れ
を防止するために、低抵抗のキャリア芯材に多量の樹脂
を被覆して、高抵抗タイプのキャリアとして使用してき
た。しかしながら、多量の樹脂を被覆することによるキ
ャリア流動性の低下で、逆に長期における安定性が損わ
れてしまっていた。
リアコアに表面エネルギーの小さい樹脂を薄層コートし
た場合には、キャリア流動性の良好な高抵抗キャリアが
達成され、結果としてバイアスリーク,キャリア付着,
電荷注入等の画像劣化のない高画質化が長期にわたって
達成できる。
述べる。
定 樹脂被覆キャリアの平均粒径及び粒度分布は、レーザー
回折式粒度分布測定装置HELOS(日本電子製)に乾
式分散ユニットRODOS(日本電子製)を組み合わせ
て用い、レンズ焦点距離200mm,分散圧3.0ba
r,測定時間1〜2秒の測定条件で粒径0.5μm〜3
50.0μmの範囲を下記表に示す通り31チャンネル
に分割して測定し、体積分布の50%粒径(メジアン
径)を平均粒径として求めると共に、体積基準の頻度分
布から各粒径範囲の粒子の体積%を求めた。
度分布測定装置HELOSは、フランホーファ回折原理
を用いて測定を行う装置である。この測定原理を簡単に
説明すれば、レーザー光源から測定粒子にレーザービー
ムを照射すると、回折像がレーザー光源の反対側のレン
ズの焦点面にでき、その回折像を検出器によって検出し
て演算処理することにより、測定粒子の粒度分布を算出
するものである。
5を用いて測定した。
30で測定した。
(コールター社製)を用い、個数平均分布・体積平均分
布を出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−
1パーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接続し、電
解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液
を調製する。
150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはア
ルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さ
らに測定試料を0.5〜50mg加える。
約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターカウンタ
ーTA−II型により、アパチャーとして100μmア
パチャーを用いて2.00〜50.80μmの粒子の粒
度分布を測定して体積平均分布・個数平均分布を求め
る。
粒子を透過型電子顕微鏡(TEM)で10万倍に拡大し
て写真撮影を行って得られた、長径1〜10mmの粒子
が300以上確認できる拡大写真を用いて、実測粒径
0.5mm以上の粒子をランダムに300個サンプリン
グし、サンプリングされた300個の粒子の長径をそれ
ぞれ測定して平均することにより、無機微粒子単体の個
数平均粒径を求めた。
mの粒子が300以上確認できない場合には、10万倍
の拡大写真を複写機により、長径1〜10mmの粒子が
300以上確認できるような倍率に拡大複写して得られ
た拡大複写像を用いて上記の測定を行う。
形成方法について説明する。
担持体)とこれに内蔵されたマグネットローラーのう
ち、例えばマグネットローラーを固定して現像スリーブ
を単体で回転し、磁性粒子であるキャリアと絶縁性カラ
ートナーからなる二成分系現像剤を現像スリーブ上で循
環搬送し、該二成分系現像剤にて静電潜像担持体表面に
形成された静電潜像を現像する現像工程を有する。
像形成装置の好ましい一具体例を図1を参照しなから、
以下に説明する。
ルカラー画像プリンタ部(以下単に「プリンタ部」とい
う。)Iと、上記のデジタルカラー画像リーダ部(以下
単に「リーダ部」という。)IIとを備えており、例え
ば、リーダ部IIで読み取った原稿Dの画像に基づき、
プリンタ部Iによって記録材Pに画像を形成する。
ダ部IIの構成を説明する。
される静電潜像担持体としての感光ドラム1を有する。
感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、
一次帯電器(帯電手段)2、露光手段3、現像装置(現
像手段)4、転写装置5、クリーニング器6、前露光ラ
ンプ7が配置されている。転写装置5の下方(すなわち
プリンタ部Iの下半部)には、記録材Pの給送搬送部8
が配置され、さらに転写装置5の上部には分離手段9が
設置され、また分離手段9の下流側(記録材Pの搬送方
向についての下流側)には加熱加圧定着器10及び排紙
部11が配置されている。
状の基体1aと、その表面を覆うOPC(有機光半導
体)の感光体1bとを有し、駆動手段(不図示)によっ
て矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で
回転駆動されるように構成されている。
部分が開口したシールド2aと、シールド2aの内側に
感光ドラム1の母線と平行に配置された放電ワイヤ2b
と、シールド2aの開口部に配置されて帯電電位を規制
するグリッド2cとを有するコロナ帯電器である。一次
帯電器2は、電源(不図示)によって帯電バイアスが印
加され、これにより、感光ドラム1表面を所定の極性、
所定の電位に均一に帯電するようになっている。
画像信号に基づいてレーザ光を発光するレーザ出力部
(不図示)と、レーザ光を反射するポリゴンミラー3a
と、レンズ3bと、ミラー3cとを有する。露光手段3
は、このレーザ光が感光ドラム1表面を照射することに
よって感光ドラム1を露光し、露光部分の電荷を除去し
て静電潜像を形成するように構成されている。本実施例
では、感光ドラム1表面に形成される静電潜像は、原稿
の画像に基づいて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラ
ックの4色に色分解され、それぞれの色に対応した静電
潜像が順次形成されるようになっている。
(矢印R1方向)に沿って上流側から順にイエロートナ
ー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーの
各色トナー(現像剤)を収納した現像器4Y、4C、4
M、4Bkを備えている。各現像器4Y、4C、4M、
4Bkは、それぞれ感光ドラム1表面に形成された静電
荷像を現像するためのトナーを有する現像剤を担持して
いる現像スリーブ4aを有し、静電荷像の現像に供せら
れる所定の色の現像器が偏心カム4bによって、択一的
に感光ドラム1表面に近接する現像位置に配置されてい
る。現像スリーブ4aに担持されている現像剤のトナー
が静電荷像を現像し、顕像としてのトナー像(可視画
像)を形成するように構成されている。現像に供せられ
る現像器以外の他の3色の現像器は、現像位置から退避
するようになっている。
細に説明する。現像装置4は、現像容器46を有してお
り、現像容器46の内部は、隔壁47によって現像室
(第1室)R1と撹拌室(第2室)R2とに区画され、撹
拌室R2の上方には隔壁47を隔ててトナー貯蔵室R3が
形成されている。現像室R1及び撹拌室R2内には二成分
系現像剤49が収容されており、トナー貯蔵室R3内に
は補給用トナー(非磁性トナー)48が収容されてい
る。トナー貯蔵室R3には補給口40が設けられ、補給
口40を経て消費されたトナーに見合った量の補給用ト
ナー48が撹拌室R2内に落下補給される。
補給は、現像室R1内に設けられている光トナー濃度
(ATR)検知部材50によって現像室R1内の二成分
系現像剤49のトナー濃度が所定の濃度よりも低下した
ことを検知した場合に行なわれる。この光トナー濃度検
知部材50は、現像室R1内の現像剤49と接触する位
置に設けられており、接触する面には、透光性を有する
材料による検知窓が設けられていて、この検知窓を通し
て照明し、現像剤49からの反射光量によって現像剤4
9のトナー濃度を検知するようになっている。
けられており、この搬送スクリュー43の回転駆動によ
って現像室R1内の現像剤49は、現像スリーブ41の
長手方向に向けて搬送される。同様に、貯蔵室R2内に
は搬送スクリュー44が設けられ、搬送スクリュー44
の回転によって、補給口40から撹拌室R2内に落下し
た補給用トナー48を現像スリーブ41の長手方向に沿
って搬送する。
アとを有した二成分系現像剤である。
位には開口部が設けられ、該開口部から現像スリーブ4
1が外部に突出し、現像スリーブ41と感光ドラム1と
の間には間隙が設けられている。非磁性材にて形成され
る現像スリーブ41には、バイアスを印加するためのバ
イアス印加手段53が配置されている。
手段としてのマグネットローラ、即ち磁石42は、上述
したように、現像磁極S2とその下流に位置する磁極N2
と、現像剤49を搬送するための磁極N3、S1、N1と
を有する。磁石42は、現像磁極S2が感光ドラム1に
対向するように現像スリーブ41内に配置されている。
現像磁極S2は、現像スリーブ41と感光ドラム1との
間の現像部の近傍に磁界を形成し、該磁界によって磁気
ブラシが形成される。
スリーブ41上の現像剤49の層厚を規制する規制ブレ
ード45は、磁性材料で作製される磁性ブレード45の
端部と現像スリーブ41面との距離は300〜1000
μm、好ましくは400〜900μmである。この距離
が300μmより小さいと、磁性キャリアがこの間に詰
まり現像剤層にムラを生じやすいと共に、良好な現像を
行うのに必要な現像剤を塗布することが出来ず、濃度の
薄いムラの多い現像画像しか得られないという問題点が
ある。現像剤中に混在している不用粒子による不均一塗
布(いわゆるブレードづまり)を防止するためには40
0μm以上が好ましい。1000μmより大きいと現像
スリーブ41上へ塗布される現像剤量が増加し所定の現
像剤層厚の規制が行えず、感光ドラム1への磁性キャリ
ア粒子の付着が多くなると共に現像剤の循環,磁性ブレ
ード45による現像規制が弱まりトナーのトリボが不足
しカブリやすくなるという問題点がある。
°〜25°である。θ1<−5°の場合、現像剤に働く
磁気力,鏡映力,凝集力等により形成される現像剤薄層
がまばらでムラの多いものとなり、θ>35°の場合は
非磁性ブレードでは現像剤塗布量が増加し、所定の現像
剤量を得ることが難しい。
が矢印方向に回転駆動されても磁気力,重力に基づく拘
束力とスリーブ41の移動方向への搬送力との釣合によ
ってスリーブ表面から離れるに従って動きが遅くなる。
もちろん重力の影響により落下するものもある。
リア粒子の流動性及び磁気特性を適宜選択する事により
磁性キャリア粒子層はスリーブに近い程磁極N1方向に
搬送し移動層を形成する。この磁性キャリア粒子の移動
により現像スリーブ41の回転に伴なって現像領域へ現
像剤は搬送され現像に供される。51は、上流側トナー
飛散抑制部であり、52は下流側トナー飛散抑制部であ
り、この上流側トナー飛散抑制部51及び下流側トナー
飛散抑制部52によってトナー飛散の発生を抑えてい
る。
材Pを担持する転写ドラム(転写材担持体)5a、感光
ドラム1上のトナー像を転写材Pに転写する転写帯電器
(転写帯電手段)5b、転写材Pを転写ドラム5aに吸
着させるための吸着帯電器5cとこれに対向する吸着ロ
ーラ5d、内側帯電器5e、外側帯電器5fを有し、矢
印R5方向に回転駆動されるように軸支された転写ドラ
ム5aの周面開口域には誘電体からなる転写材担持シー
ト5gが円筒状に一体的に張設されている。転写材担持
シート5gは、ポリカーボネートフィルムの如き誘電体
シートを使用している。転写装置5は転写ドラム5a表
面に転写材Pを吸着して担持するように構成されてい
る。
ずに感光ドラム1表面に残った残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード6a、及び掻き落したトナーを回
収するクリーニング容器6bを備えている。
に隣接して配置され、クリーニング器6によって清掃さ
れた感光ドラム1表面の不要な電荷を除去する。
を積載収納する複数の給紙カセット8a、給紙カセット
8a内の転写材Pを給紙する給紙ローラ8b、多数の搬
送ローラ、そしてレジストローラ8c等を有し、所定の
大きさの転写材Pを転写ドラム5aに供給する。
転写材Pを転写ドラム5aから分離するための分離帯電
器9a、分離爪9b、そして分離押上げころ9cを有す
る。
する定着ローラ10aと、定着ローラ10aの下方に配
置され、転写材Pを定着ローラ10aに押し付ける加圧
ローラ10bとを有する。
側に配置された、搬送パス切替えガイド11a、排出ロ
ーラ11b、排紙トレイ11cを有する。搬送パス切替
えガイド11aの下方には、1枚の転写材Pに対してそ
の両面に画像形成を行うために搬送縦パス11d、反転
パス11e、積載部材11f、中間トレイ11g、さら
に搬送ローラ11h、11i、反転ローラ11j等が配
置されている。
と現像装置4との間には、感光ドラム表面の帯電電位を
検出する電位センサS1が、また現像装置4と転写ドラ
ム5aとの間には、感光ドラム1上のトナー像の濃度を
検知する濃度センサS2が、それぞれ配置されている。
る。プリンタ部Iの上方に配置されたリーダ部IIは、
原稿Dを載置する原稿台ガラス12a、移動しながら原
稿Dの画像面を無光走査する露光ランプ12b、原稿D
からの反射光をさらに反射させる複数のミラー12c、
反射光を集光するレンズ12d、そしてレンズ12dか
らの光に基づいてカラー色分解画像信号を形成するフル
カラーセンサ12e等を有する。カラー色分解画像信号
は、増幅回路(不図示)を経て、ビデオ処理ユニット
(不図示)によって処理を施され、上述のプリンタ部I
に送出されるようになっている。
明する。以下の説明においては、イエロー、シアン、マ
ゼンタ、ブラックの順に4色フルカラーの画像を形成す
るものとする。
された原稿Dの画像は、露光ランプ12bによって照射
され、色分解されてまずイエローの画像がフルカラーセ
ンサ12eによって読み取られ、所定の処理を施され画
像信号としてプリンタ部Iに送られる。
1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均
一に帯電される(帯電工程)。上述のリーダ部IIから
送られてきた画像信号に基づいて、露光手段3のレーザ
出力部からレーザ光が照射され、ポリゴンミラー3a等
を介して帯電済の感光ドラム1表面を光像Eによって露
光する。感光ドラム1表面の霧光を受けた部分は、電荷
が除去され、これによりイエローに対応した静電荷像が
形成される(潜像形成工程)。現像装置4においては、
イエローの現像器4Yが所定の現像位置に配置され、そ
の他の現像器4C、4M、4Bkは現像位置から退避さ
れる。感光ドラム1上の静電荷像は、現像器4Yによっ
てイエローのトナーが付着され、頭像化されてイエロー
トナー像となる(現像工程)。この感光ドラム1上のイ
エロートナー像は、転写ドラム5aに担持された転写材
Pに転写される。転写材Pは、原稿画像に適した大きさ
の転写材Pが所定の給紙カセットを8aから給紙ローラ
8b、搬送ローラ、そしてレジストローラ8cを介して
所定のタイミングで転写ドラム5aに供給されたもので
ある。このようにして供給された転写材Pは、転写ドラ
ム5aの表面に巻き付くように吸着されて矢印R5方向
に回転し、転写帯電器5bによって感光ドラム1上のイ
エロートナー像が転写される(転写工程)。
感光ドラム1は、クリーニング器6によって表面の残留
トナーが除去され、さらに前露光ランプ7によって不要
な電荷が除去され、一次帯電から始まる次の画像形成に
供される。
りから、転写ドラム5a上の転写材Pに対するトナー像
の転写、さらには感光ドラム1の清掃、除電に至る各プ
ロセスが、イエロー以外の他の色、すなわちシアン、マ
ゼンタ、ブラックについても同様に行われ、転写ドラム
5a上の転写材Pには、イエロートナー,シアントナ
ー,マゼンタトナー及びブラックトナーの4色のトナー
像が重なるようにして転写される。
は、分離帯電器9a、分離爪9b等によって転写ドラム
5aから分離され、未定着のトナー像を表面に担持した
状態で定着器10に搬送される。転写材Pは、加熱加圧
定着器10の定着ローラ10a及び加圧ローラ10bに
よって加熱加圧され、カラートナー像が溶融されて定着
され、フルカラー画像が転写材の一方の面に形成される
(定着工程)。定着後の記録材Pは、排出ローラ11b
によって排紙トレイ11c上に排出される。
画像を形成するものについて説明したが、次にこのフル
カラー画像を転写材の表面及び裏面の両方に形成する方
法及び装置について図1を参照しながら説明する。
る場合は、加熱加圧定着器10は排出後の転写材Pを、
すぐに搬送パス切替えガイド11aを駆動し、搬送パス
11dを経て、反転パス11eに一旦導いた後、反転ロ
ーラ11jの逆転により、送り込まれた際の後端を先頭
にして、送り込まれた方向と反対向きに退出させ、中間
トレイ11gに収納する。その後、中間トレイ11gの
一方の面にフルカラー画像を有する転写材Pは転写ドラ
ム5aに送られ、他方の面に再度上述の画像形成プロセ
スによリイエロートナー,シアントナー及びマゼンタト
ナーのカラートナーが転写され、さらにブラックトナー
が転写される。
画像を有する転写材Pは、転写ドラム5aから分離さ
れ、加熱加圧定着器10へ送られ、未定着のカラートナ
ー画像は、転写材の他方の面に加熱加圧定着され、転写
材Pの両面にフルカラー画像が形成される。
ップブラシ13b及びオイル除去ローラ14aとバック
アッププラシ14bによって清掃を行う。このような清
掃は、必要により画像形成前もしくは画像形成後に行
い、またジャム(紙づまり)が発生した場合には随時行
う。
らこれに限定されるものではない。「部」は「質量部」
を意味する。
されているような組成になるよう、各酸化物を湿式ボー
ルミルで6時間粉砕混合した後、乾燥させて、800℃
で仮焼成する。このあと湿式ボールミルで8時間粉砕
し、分散粒子径が2μm程度になったスラリーとして、
分散剤、バインダーを添加し、スプレードライヤーで造
粒、乾燥させる。次に酸素濃度を制御しながら電気炉中
で1200℃以上で焼成した後、解砕し、気流分級で分
級した。
り分析した。
製造例1〜14を芯材としてシリコーン系樹脂(商品
名:SR2410,東レダウコーニング社製)をトルエ
ンに溶解し、流動床を用いて表3に示す様にコーティン
グを施し、キャリア1〜18を得た。
押出式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマーミルを
用いて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次いでエアージェ
ット方式による微粉砕機で微粉砕した。さらに得られた
微粉砕物を分級して、重量平均粒径が6.8μm、4.
0μm以下のトナー粒子の含有量が12個数%、8.0
μm以上のトナー粒子の含有量が15体積%である負摩
擦帯電性のシアン粉体(トナー粒子)を得た。
メトキシシランで疎水化処理したアルミナ微粉体(平均
粒径:20nm)1.0部とを混合して、表4に示す物
性を有するトナー1とした。
ンで疎水化処理した酸化チタン微粉体(平均粒径:30
nm)1.0部とを混合して、表4に示す物性を有する
トナー2とした。
粉体を得て、トナー1と同様にアルミナ微粉体を外添し
て、表4に示す物性を有するトナー3及び4とした。
て、C.I.Pigment Red122,C.I.
Pigment Yellow17及びカーボンブラッ
クを用いることを除いては、同様にしてマゼンタ粉体、
イエロー粉体及びブラック粉体をそれぞれ得て、トナー
1と同様にアルミナ微粉体を外添して、表4に示す物性
を有するトナー5、6及び7とした。
とをトナー濃度8%で混合して二成分系現像剤を作製
し、図1に示す画像形成装置としてキヤノン社製フルカ
ラー複写機CLC730を用い、画像面積比率20%の
原稿を用いて、30℃/90%RH下で5000枚の連
続画出しをした後、10日間放置、その後1000枚連
続画出しを行い、23℃/5%RH下では、画像面積比
率5%の原稿を10000枚連続画出しを行い画像濃
度、カブリ、ハイライト再現性の他に、CLC730で
のトナー濃度を検知する光ATRの検知部汚れを評価し
た。上記の画像形成においては、トナー濃度8%を保つ
ように光トナー濃度検知部材でトナー濃度を検知してト
ナーを補給しつつ連続画像形成を行った。この結果を表
5に示す。
に示すキャリアとトナーの組み合わせで二成分系現像剤
を製造し、実施例1と同じ評価をしたところ、実施例1
と同様な良好な結果が得られた(表5に結果を示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、低湿下では耐久とともない
カブリが生じ、高湿下においても、カブリやトナー飛散
がみられ、また放置後は、画像濃度の低下がみられた。
連続画出しをした後の現像装置を分解してトナー濃度光
検知窓を確認したところ、汚れが生じており、画像濃度
の低下は、トナー濃度光検知窓が汚れることに起因する
トナー濃度誤検知によるものと見られる(表5に結果を
示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、低湿下では実施例1に比べ
カブリが目立ち、高湿下においてはハイライト再現性に
劣っていた。また放置後は、画像濃度の低下が若干見ら
れた。連続画出しをした後の現像装置を分解してトナー
濃度光検知窓を確認したところ、汚れが生じており、画
像濃度の低下は、トナー濃度光検知窓が汚れることに起
因するトナー濃度誤検知によるものと見られる(表5に
結果を示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、低湿下では耐久とともない
カブリが生じ、高湿下においても、カブリやトナー飛散
がみられ、また放置後は、画像濃度の低下がみられた。
連続画出しをした後の現像装置を分解してトナー濃度光
検知窓を確認したところ、汚れが生じており、画像濃度
の低下は、トナー濃度光検知窓が汚れることに起因する
トナー濃度誤検知によるものと見られる(表5に結果を
示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、低湿下では耐久とともない
カブリが生じ、高湿下においても、カブリやトナー飛散
がみられ、また放置後は、画像濃度の低下がみられた。
連続画出しをした後の現像装置を分解してトナー濃度光
検知窓を確認したところ、汚れが生じており、画像濃度
の低下は、トナー濃度光検知窓が汚れることに起因する
トナー濃度誤検知によるものと見られる(表5に結果を
示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、キャリアのコート性不十分
であるため、画像濃度が低くまたカブリも悪かった。連
続画出しをした後の現像装置を分解してトナー濃度検知
窓を確認したところ、汚れが生じていた(表5に結果を
示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、初期からカブリがひどく、
耐久により増加する傾向にあった。キャリアのコート量
が過剰であったためか、コート材料の凝集体がキャリア
中にも見られ、これが帯電不良をもたらしたと思われ
る。連続画出しをした後の現像装置を分解してトナー濃
度検知窓を確認したところ、汚れが生じていた(表5に
結果を示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、初期からカブリが悪く、耐
久枚数とともカブリが増加し、ハイライトの再現性も著
しく低下した。連続画出しをした後の現像装置を分解し
てトナー濃度検知窓を確認したところ、汚れが生じてい
た(表5に結果を示す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、画像濃度が低く、ハイライ
トの再現性が満足できるレベルではなかった。連続画出
しをした後の現像装置を分解してトナー濃度光検知窓を
確認したところ、特に高温高湿下に放置後、さらに連続
画出しをした後に汚れが顕著であった(表5に結果を示
す)。
ナー1の組み合わせで二成分系現像剤を製造し、実施例
1と同じ評価をしたところ、実施例1と比較して、複写
枚数とともにカブリが悪化する傾向にあった。また、高
湿下での連続画像形成後の放置後は、画像濃度の低下が
見られ、連続画出しを行なった後の現像装置を分解して
トナー濃度検知窓を確認したところ、汚れが生じてお
り、画像濃度の低下は、トナー濃度光検知窓が汚れるこ
とでトナー濃度誤検知によるものと見られる(表5に結
果を示す)。
部を測定した。
TER MODELTC−8DSを使用して測定し、シ
アントナー画像ではamberフィルターを使用し、下
記式より算出した。数値が小さい程、カブリが少ない。
(%)−サンプルの非画像部の反射率(%)
ル画像を複写し、複写画像を目視で観察した。以下に評
価基準を示す。
であった。 B:画像濃度の均一性にやや欠ける複写画像であった。 C:画像濃度の濃淡ムラが見られ、細線の太さの違いが
見られる画像であった。 D:画像濃度の濃淡ムラが顕著であり、細線の太さの違
いも著しい画像であった。 E:画像濃度の濃淡ムラが最も顕著であり、細線の太さ
を評価できない画像であった。
評価基準に基づいて評価した。
ー5とキャリア1とをトナー濃度8%で、トナー6とキ
ャリア1とをトナー濃度8%で、トナー7とキャリア1
とをトナー濃度6%で、それぞれ混合して二成分系現像
剤を製造した。
製フルカラー複写機CLC730のシアン現像器に実施
例1で製造したシアン色の二成分系現像剤を用い、マゼ
ンタ現像器に上記の製造したマゼンタ色の二成分系現像
剤を用い、イエロー現像器に上記の製造したイエロー色
の二成分系現像剤を用い、ブラック現像器に上記の製造
したブラック色の二成分系現像剤を用い、フルカラー画
像の形成を行なったところ、ハイライト再現性の良好な
画像が得られた。特に2次色であるグリーン、赤のハー
フトーンに優れ、人物画像のはだ色を再現性が非常に良
好であった。また、実施例1と同様に低温、硬質環境下
での通史試験に対しても良好な画像を維持できた。
のフェライトキャリアに極薄層の樹脂を均一かつ平滑に
被覆することができ、その結果、現像剤の流動性がきわ
めて良好で、迅速、かつ均一なトナー帯電を付与するこ
とができる。
像剤は長期にわたり、様々な環境下においても高品位画
像を提供できるものである。
成装置の一具体例を示す図である。
Claims (61)
- 【請求項1】 下記式(I) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d 式(I) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c及びdは、モル分率を示し、且つ下記
条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,a+
b+c+d≦1 を満足する。)で示される組成のフェライト成分によっ
て形成されるキャリアコア、及び該キャリアコア表面に
該キャリアコアの質量に対して0.01〜2.0質量%
の樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリアであり、 該樹脂被覆キャリアは、25〜55μmの平均粒径を有
していることを特徴とする樹脂被覆キャリア。 - 【請求項2】 該キャリアコア表面は、該キャリアコア
の質量に対して0.05〜1.0質量%の樹脂被覆層に
よって被覆されていることを特徴とする請求項1に記載
の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項3】 該キャリアコア表面は、該キャリアコア
の質量に対して0.05〜0.5質量%の樹脂被覆層に
よって被覆されていることを特徴とする請求項1に記載
の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項4】 該キャリアコア表面は、該キャリアコア
の質量に対して0.07〜0.3質量%の樹脂被覆層に
よって被覆されていることを特徴とする請求項1に記載
の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項5】 該樹脂被覆キャリアは、30〜55μm
の平均粒径を有していることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれかに記載の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項6】 該樹脂被覆キャリアは、30〜50μm
の平均粒径を有していることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれかに記載の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項7】 該樹脂被覆キャリアは、35〜45μm
の平均粒径を有していることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれかに記載の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項8】 該フェライト成分は、下記式(II) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d(SiO2)e 式(II) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c,d及びeは、モル分率を示し、且つ
下記条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,0.
0005<e<0.002,a+b+c+d+e≦1 を満足する。)で示されることを特徴とする請求項1乃
至7のいずれかに記載の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項9】 該樹脂被覆キャリアは、平均粒径25〜
55μmを有し、粒径21μm以下の粒子の含有量が
6.0体積%以下、及び粒径72μm以上の粒子の含有
量が6.0体積%以下である粒度分布を有していること
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の樹脂被
覆キャリア。 - 【請求項10】 該樹脂被覆キャリアの窒素吸着による
BET比表面積(S1:cm2/g)と、該樹脂被覆キ
ャリアの平均粒径(D:cm)と真比重(ρ:g/cm
3)との比(ρ/D)との関係が、下記関係 0.5≦S1/(ρ/D)≦1.2 を満足していることを特徴とする請求項1乃至9のいず
れかに記載の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項11】 該樹脂被覆キャリアの平均粒径(D:
μm)と、該樹脂被覆キャリアの樹脂被覆量(W:キャ
リアコア材に対する質量%)との関係が、下記式 D/500≦W≦D/300 を満足していることを特徴とする請求項1乃至9のいず
れかに記載の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項12】 該樹脂被覆キャリアは、平均粒径25
〜55μmを有し、粒径21μm以下の粒子の含有量が
6.0体積%以下、及び粒径72μm以上の粒子の含有
量が6.0体積%以下である粒度分布を有しており、該
樹脂被覆キャリアの窒素吸着によるBET比表面積(S
1:cm2/g)と、該樹脂被覆キャリアの平均粒径
(D:cm)と真比重(ρ:g/cm3)との比(ρ/
D)との関係が、下記関係 0.5≦S1/(ρ/D)≦1.2 を満足しており、該樹脂被覆キャリアの平均粒径(D:
μm)と、該樹脂被覆キャリアの樹脂被覆量(W:キャ
リアコア材に対する質量%)との関係が、下記式 D/500≦W≦D/300 を満足していることを特徴とする請求項1乃至9のいず
れかに記載の樹脂被覆キャリア。 - 【請求項13】 トナー及びキャリアを有する二成分系
現像剤において、該キャリアは、下記式(I) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d 式(I) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c及びdは、モル分率を示し、且つ下記
条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,a+
b+c+d≦1 を満足する。)で示される組成のフェライト成分によっ
て形成されるキャリアコア、及び該キャリアコア表面に
該キャリアコアの質量に対して0.01〜2.0質量%
の樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリアであり、 該樹脂被覆キャリアは、25〜55μmの平均粒径を有
していることを特徴とする二成分系現像剤。 - 【請求項14】 該キャリアコア表面は、該キャリアコ
アの質量に対して0.05〜1.0質量%の樹脂被覆層
によって被覆されていることを特徴とする請求項13に
記載の二成分系現像剤。 - 【請求項15】 該キャリアコア表面は、該キャリアコ
アの質量に対して0.05〜0.5質量%の樹脂被覆層
によって被覆されていることを特徴とする請求項13に
記載の二成分系現像剤。 - 【請求項16】 該キャリアコア表面は、該キャリアコ
アの質量に対して0.07〜0.3質量%の樹脂被覆層
によって被覆されていることを特徴とする請求項13に
記載の二成分系現像剤。 - 【請求項17】 該樹脂被覆キャリアは、30〜55μ
mの平均粒径を有していることを特徴とする請求項13
乃至16のいずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項18】 該樹脂被覆キャリアは、30〜50μ
mの平均粒径を有していることを特徴とする請求項13
乃至16のいずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項19】 該樹脂被覆キャリアは、35〜45μ
mの平均粒径を有していることを特徴とする請求項13
乃至16のいずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項20】 該フェライト成分は、下記式(II) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d(SiO2)e 式(II) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c,d及びeは、モル分率を示し、且つ
下記条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,0.
0005<e<0.002,a+b+c+d+e≦1 を満足する。)で示されることを特徴とする請求項13
乃至19のいずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項21】 該樹脂被覆キャリアは、平均粒径25
〜55μmを有し、粒径21μm以下の粒子の含有量が
6.0体積%以下、及び粒径72μm以上の粒子の含有
量が6.0体積%以下である粒度分布を有していること
を特徴とする請求項13乃至20のいずれかに記載の二
成分系現像剤。 - 【請求項22】 該樹脂被覆キャリアの窒素吸着による
BET比表面積(S1:cm2/g)と、該樹脂被覆キ
ャリアの平均粒径(D:cm)と比重(ρ:g/c
m3)との比(ρ/D)との関係が、下記関係 0.5≦S1/(ρ/D)≦1.2 を満足していることを特徴とする請求項13乃至21の
いずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項23】 該樹脂被覆キャリアの平均粒径(D:
μm)と、該樹脂被覆キャリアの樹脂被覆量(W:キャ
リアコア材に対する質量%)との関係が、下記式 D/500≦W≦D/300 を満足していることを特徴とする請求項13乃至21の
いずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項24】 該樹脂被覆キャリアは、平均粒径25
〜55μmを有し、粒径21μm以下の粒子の含有量が
6.0体積%以下、及び粒径72μm以上の粒子の含有
量が6.0体積%以下である粒度分布を有しており、 該樹脂被覆キャリアの窒素吸着によるBET比表面積
(S1:cm2/g)と、該樹脂被覆キャリアの平均粒
径(D:cm)と真比重(ρ:g/cm3)との比(ρ
/D)との関係が、下記関係 0.5≦S1/(ρ/D)≦1.2 を満足しており、該樹脂被覆キャリアの平均粒径(D:
μm)と、該樹脂被覆キャリアの樹脂被覆量(W:キャ
リアコア材に対する質量%)との関係が、下記式 D/500≦W≦D/300 を満足していることを特徴とする請求項13乃至21の
いずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項25】 該トナーは、4μm以下の粒径を有す
るトナー粒子の含有量が全トナー粒子の個数基準で5〜
40個数%である粒度分布を有することを特徴とする請
求項13乃至24のいずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項26】 該トナーは、8μm以上の粒径を有す
るトナー粒子の含有量が全トナー粒子の体積基準で2.
0〜20.0体積%である粒度分布を有することを特徴
とする請求項13乃至24のいずれかに記載の二成分系
現像剤。 - 【請求項27】 該トナーは、4μm以下の粒径を有す
るトナー粒子の含有量が全トナー粒子の個数基準で5〜
40個数%であり、8μm以上の粒径を有するトナー粒
子の含有量が全トナー粒子の体積基準で2.0〜20.
0体積%である粒度分布を有することを特徴とする請求
項13乃至24のいずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項28】 該トナーは、4.0〜10.5μmの
重量平均粒径を有することを特徴とする請求項27に記
載の二成分系現像剤。 - 【請求項29】 該トナーは、結着樹脂及び着色剤を含
有していることを特徴とする請求項13乃至28のいず
れかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項30】 該トナーは、該結着樹脂としてポリエ
ステル樹脂を含有している負帯電性トナーであることを
特徴とする請求項29に記載の二成分系現像剤。 - 【請求項31】 該負帯電性トナーは、負荷電制御剤を
該結着樹脂100質量部に対して0.1〜10質量部含
有していることを特徴とする請求項30に記載の二成分
系現像剤。 - 【請求項32】 該二成分系現像剤は、現像剤の質量基
準で2〜12質量%のトナー濃度を有することを特徴と
する請求項13乃至31のいずれかに記載の二成分系現
像剤。 - 【請求項33】 該二成分系現像剤は、現像剤の質量基
準で3〜9質量%のトナー濃度を有することを特徴とす
る請求項13乃至31のいずれかに記載の二成分系現像
剤。 - 【請求項34】 該トナーは、トナー粒子及び外添剤と
しての重量平均粒径0.001〜0.2μmの無機微粒
子を有することを特徴とする請求項13乃至33のいず
れかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項35】 該無機微粒子の外添量が、該トナー粒
子の質量基準で0.5〜5.0質量%であることを特徴
とする請求項34に記載の二成分系現像剤。 - 【請求項36】 現像剤担持体に担持されているトナー
及びキャリアを有する二成分系現像剤を、静電潜像担持
体と該現像剤担持体との対向領域である現像領域に搬送
し、該現像領域で該静電潜像担持体に担持されている静
電潜像を該現像剤担持体に担持されている二成分系現像
剤のトナーによって現像する現像工程を有する画像形成
方法において、 該キャリアは、下記式(I) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d 式(I) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c及びdは、モル分率を示し、且つ下記
条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,a+
b+c+d≦1 を満足する。)で示される組成のフェライト成分によっ
て形成されるキャリアコア、及び該キャリアコア表面に
該キャリアコアの質量に対して0.01〜2.0質量%
の樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリアであり、 該樹脂被覆キャリアは、25〜55μmの平均粒径を有
していることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項37】 該キャリアコア表面は、該キャリアコ
アの質量に対して0.05〜1.0質量%の樹脂被覆層
によって被覆されていることを特徴とする請求項36に
記載の画像形成方法。 - 【請求項38】 該キャリアコア表面は、該キャリアコ
アの質量に対して0.05〜0.5質量%の樹脂被覆層
によって被覆されていることを特徴とする請求項36に
記載の画像形成方法。 - 【請求項39】 該キャリアコア表面は、該キャリアコ
アの質量に対して0.07〜0.3質量%の樹脂被覆層
によって被覆されていることを特徴とする請求項36に
記載の画像形成方法。 - 【請求項40】 該樹脂被覆キャリアは、30〜55μ
mの平均粒径を有していることを特徴とする請求項36
乃至39のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項41】 該樹脂被覆キャリアは、30〜50μ
mの平均粒径を有していることを特徴とする請求項36
乃至39のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項42】 該樹脂被覆キャリアは、35〜45μ
mの平均粒径を有していることを特徴とする請求項36
乃至39のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項43】 該フェライト成分は、下記式(II) (Fe2O3)a(MnO)b(MgO)c(A)d(SiO2)e 式(II) (式中、Aは、SrO、CaO及びAl2O3の混合物を
示し、a,b,c,d及びeは、モル分率を示し、且つ
下記条件 0.4<a<0.6,0.35<b<0.45,0.0
7<c<0.12,0.005<d<0.015,0.
0005<e<0.002,a+b+c+d+e≦1 を満足する。)で示されることを特徴とする請求項36
乃至42のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項44】 該樹脂被覆キャリアは、平均粒径25
〜55μmを有し、粒径21μm以下の粒子の含有量が
6.0体積%以下、及び粒径72μm以上の粒子の含有
量が6.0体積%以下である粒度分布を有していること
を特徴とする請求項36乃至43のいずれかに記載の画
像形成方法。 - 【請求項45】 該樹脂被覆キャリアの窒素吸着による
BET比表面積(S1:cm2/g)と、該樹脂被覆キ
ャリアの平均粒径(D:cm)と真比重(ρ:g/cm
3)との比(ρ/D)との関係が、下記関係 0.5≦S1/(ρ/D)≦1.2 を満足していることを特徴とする請求項36乃至44の
いずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項46】 該樹脂被覆キャリアの平均粒径(D:
μm)と、該樹脂被覆キャリアの樹脂被覆量(W:キャ
リアコア材に対する質量%)との関係が、下記式 D/500≦W≦D/300 を満足していることを特徴とする請求項36乃至44の
いずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項47】 該樹脂被覆キャリアは、平均粒径25
〜55μmを有し、粒径21μm以下の粒子の含有量が
6.0体積%以下、及び粒径72μm以上の粒子の含有
量が6.0体積%以下である粒度分布を有しており、該
樹脂被覆キャリアの窒素吸着によるBET比表面積(S
1:cm2/g)と、該樹脂被覆キャリアの平均粒径
(D:cm)と真比重(ρ:g/cm3)との比(ρ/
D)との関係が、下記関係 0.5≦S1/(ρ/D)≦1.2 を満足しており、該樹脂被覆キャリアの平均粒径(D:
μm)と、該樹脂被覆キャリアの樹脂被覆量(W:キャ
リアコア材に対する質量%)との関係が、下記式 D/500≦W≦D/300 を満足していることを特徴とする請求項36乃至44の
いずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項48】 該トナーは、4μm以下の粒径を有す
るトナー粒子の含有量が全トナー粒子の個数基準で5〜
40個数%である粒度分布を有することを特徴とする請
求項36乃至47のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項49】 該トナーは、8μm以上の粒径を有す
るトナー粒子の含有量が全トナー粒子の体積基準で2.
0〜20.0体積%である粒度分布を有することを特徴
とする請求項36乃至47のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項50】 該トナーは、4μm以下の粒径を有す
るトナー粒子の含有量が全トナー粒子の個数基準で5〜
40個数%であり、8μm以上の粒径を有するトナー粒
子の含有量が全トナー粒子の体積基準で2.0〜20.
0体積%である粒度分布を有することを特徴とする請求
項36乃至47のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項51】 該トナーは、4.0〜10.5μmの
重量平均粒径を有することを特徴とする請求項50に記
載の画像形成方法。 - 【請求項52】 該トナーは、結着樹脂及び着色剤を含
有していることを特徴とする請求項36乃至51のいず
れかに記載の画像形成方法。 - 【請求項53】 該トナーは、該結着樹脂としてポリエ
ステル樹脂を含有している負帯電性トナーであることを
特徴とする請求項52に記載の画像形成方法。 - 【請求項54】 該負帯電性トナーは、負荷電制御剤を
該結着樹脂100質量部に対して0.1〜10質量部含
有していることを特徴とする請求項53に記載の画像形
成方法。 - 【請求項55】 該二成分系現像剤は、現像剤の質量基
準で2〜12質量%のトナー濃度を有することを特徴と
する請求項36乃至54のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項56】 該二成分系現像剤は、現像剤の質量基
準で3〜9質量%のトナー濃度を有することを特徴とす
る請求項36乃至55のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項57】 該トナーは、トナー粒子及び外添剤と
しての重量平均粒径0.001〜0.2μmの無機微粒
子を有することを特徴とする請求項36乃至56のいず
れかに記載の画像形成方法。 - 【請求項58】 該無機微粒子の外添量が、該トナー粒
子の質量基準で0.5〜5.0質量%であることを特徴
とする請求項57に記載の画像形成方法。 - 【請求項59】 該現像工程において、直流バイアス電
圧に交流バイアス電圧を重畳した現像バイアス電圧を該
現像剤担持体に印加して現像を行うことを特徴とする請
求項36乃至58のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項60】 該現像剤担持体は、現像スリーブ及び
該現像スリーブ内に内包されているマグネットを有する
ことを特徴とする請求項59に記載の画像形成方法。 - 【請求項61】 該トナーとして、イエロートナー,マ
ゼンタトナー,シアントナー及びブラックトナーをそれ
ぞれ用いてフルカラー画像を形成することを特徴とする
請求項36乃至60のいずれかに記載の画像形成方法。
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