JP2000330193A - 一眼レフカメラ - Google Patents

一眼レフカメラ

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JP2000330193A
JP2000330193A JP11233627A JP23362799A JP2000330193A JP 2000330193 A JP2000330193 A JP 2000330193A JP 11233627 A JP11233627 A JP 11233627A JP 23362799 A JP23362799 A JP 23362799A JP 2000330193 A JP2000330193 A JP 2000330193A
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Japan
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shutter
lever
mirror
film back
lid
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JP11233627A
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English (en)
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Takanori Toyoguchi
孝典 豊口
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Mamiya OP Co Ltd
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Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体からフィルムバックを取り外した
とき、シャッタ幕やミラー作動部材が露出しないように
して接触による破損を防止する。 【解決手段】 フィルムバックを取り外すと、突出部7
1aの押圧が解除されて着脱検知レバー71がばね74
により右旋し、その腕71bが係止レバー75を同方向
に回動させ、チャージ連動レバー81が自由となりばね
83により下降する。これにより、切欠部81dに落ち
込んでいたレバー91の突出部91aがチャージ連動レ
バー81の上端部81cに押し上げられて右旋し、ばね
93の突出折曲部93aが不図示の後幕係止レバーを押
圧してシャッタ後幕を係止する。また、メインレリーズ
レバー41を左旋させ、不図示のミラーホルダを上昇さ
せると同時にシャッタ駆動部のシャッタレリーズレバー
を押下し、シャッタ先幕を走行させてシャッタを開放さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルムバック
交換可能なフォーカルプレンシャッタ付一眼レフカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィルムバックが交換可能でフ
ォーカルプレンシャッタを有する一眼レフカメラにおい
ては、フィルムバックを取り外すことによりカメラ本体
側のシャッタ幕あるいはシャッタ羽根(以下ともに「シ
ャッタ幕」という)がカメラ本体の後部に露出された状
態となる。
【0003】したがって、この状態で不用意にシャッタ
幕に触れたり、他物がシャッタ幕に当接したりすると、
シャッタ幕が変形または破損し、高精度なフォーカルプ
レンシャッタの性能に悪影響を与え、最悪の場合には作
動不能になるおそれがあった。このシャッタ幕の変形ま
たは破損事故は、35mm判の一眼レフカメラよりシャ
ッタ開口面積が大きい中判の一眼レフカメラにおいて発
生する可能性が著しく大きくなる。
【0004】このような問題点を解決するため、従来、
フィルムバックを取り外したときにカメラ本体側のシャ
ッタ先幕だけを走行させ、シャッタ後幕は蓄勢状態に保
持することにより、シャッタ開口部を開放状態に保持す
るようにしたフォーカルプレンシャッタ付カメラにおけ
る保護装置が開示されている(例えば特公昭63−33
129号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカメラにあっては、フィルムバックに遮光部
材である引蓋を挿入してカメラ本体から取り外した状態
では、シャッタ保護装置が働いてカメラ本体のシャッタ
開口部は開放状態に保たれるが、一眼レフカメラの場合
にはミラーが下降状態に保たれているので、ミラー及び
その一部の駆動部材がシャッタ開口部を通してその近傍
で露出される状態にあった。
【0006】そのため、フィルムバック離脱状態で誤っ
てミラーやその駆動部材に触れるか他物が当接した場合
には、高精度に調整されているミラーやその駆動部材の
調整が損なわれ、ミラー作動不良やミラー面のずれに起
因するピント不良の原因となるおそれもあった。
【0007】また、フィルムバックを取り外してカメラ
本体のシャッタ開口部が開放状態に保たれている状態
で、再度フィルムバックをカメラ本体に装着した場合に
は、電子回路ユニットを介してシャッタ後幕が走行して
シャッタ開口部が遮蔽されるようになっているが、電池
切れ等でシャッタ後幕が走行せずシャッタ開口部が開放
状態のまま、カメラ本体側のシャッタが閉じたものと思
ってうっかりフィルムバックの引蓋を引き抜くと、フィ
ルムバック側のフィルム面が露光されてしまうという不
都合もあった。
【0008】さらに、フィルムバックを装着した状態で
は、カメラ本体側のフォーカルプレンシャッタが露光済
みの状態にあるので、次の撮影のためにはシャッタを巻
上げなければならず、時間的ロスが生じて緊急の撮影に
際してはシャッタチャンスを逸するおそれもあった。
【0009】さらにまた、フィルムバックを取り外して
シャッタ先幕が開放状態にあるカメラ本体は、不用意に
レリーズボタンを押圧するか他物がレリーズボタンに当
接すると、シャッタ後幕が走行してシャッタ作動が完了
する。この状態ではシャッタ後幕がカメラ本体のシャッ
タ開口部から露出され、結果的にシャッタ保護装置が役
に立たなくなる。
【0010】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、フィルムバック離脱状態では常時カメラ本体は
シャッタ開放状態でミラー上昇状態に保たれ、フィルム
バック装着に同期してフォーカルプレンシャッタ及びミ
ラーを自動的に復帰させる一眼レフカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、フィルムバック交換可能なフォーカルプ
レンシャッタ付一眼レフカメラにおいて、フィルムバッ
ク側の情報とカメラ本体側の情報とを相互に伝達する信
号伝達手段と、この信号伝達手段により上記フィルムバ
ックを上記カメラ本体から離脱したことを検知したとき
には、上記カメラ本体のフォーカルプレンシャッタを開
放させるとともにミラーを上昇させる退避手段とを設け
た一眼レフカメラを提供するものである。
【0012】そして、上記の一眼レフカメラにおいて、
フォーカルプレンシャッタが、画面開口部を有するほぼ
方形のシャッタ基板に組み込まれたシャッタ先幕及びシ
ャッタ後幕とそれらを駆動するシャッタ駆動部を有する
ユニット式フォーカルプレンシャッタであり、信号伝達
手段が、上記シャッタ基板を挿通して設けられた第1の
信号伝達ピンであるようにするのがよい。
【0013】また、退避手段が、フィルムバックの装着
により自己の付勢力に抗して回動可能なカメラ本体側の
着脱検知レバーと、この着脱検知レバーに追従して回動
する係止レバーと、シャッタ及びミラーのチャージに連
動して自己の付勢力に抗して変位し、その変位位置で上
記係止レバーにより保持されるチャージ連動レバーと、
このチャージ連動レバーに連動して回動しシャッタ後幕
をチャージ状態に保持可能な後幕拘束部材と、上記シャ
ッタ及びミラーのチャージを解除するレリーズ部材とか
らなり、上記フィルムバックの離脱により、上記着脱検
知レバーが上記係止レバーを係止解除方向に駆動し、上
記チャージ連動レバーが復帰して上記シャッタ後幕をチ
ャージ状態に保持したまま、上記レリーズ部材を駆動し
てシャッタ先幕及びミラーを作動させるようにする。
【0014】上記の一眼レフカメラにおいて、フォーカ
ルプレンシャッタ開放並びにミラー上昇状態で、カメラ
本体にフィルムバックを装着したことを信号伝達手段が
検知したときには、フォーカルプレンシャッタを巻き上
げるとともに上記ミラーを下降させるチャージ手段を設
け、このチャージ手段が、カメラ本体の背面から突出す
る方向に付勢され、フィルムバック装着によりその付勢
力に抗して押圧される第2の信号伝達ピンと、この第2
の信号伝達ピンを介して、少なくともシャッタ及びミラ
ーチャージ用のモータに通電する常開のフィルムバック
着脱検知用のスイッチとを有するようにする。
【0015】さらに、上記の一眼レフカメラにおいて、
信号伝達手段によりチャージ手段の作動完了信号がフィ
ルムバック側へ入力されたときには、フィルムバック側
の遮光用の引蓋を引抜き不能としていた安全装置を解除
する解除手段を設けるのが好ましい。
【0016】そして、その安全装置が、引蓋の挿脱方向
に平行な側面に形成した切欠部と、この切欠部に係脱自
在な突起部を備えて常時係合方向へ付勢され、上記引蓋
の引抜き方向への移動によりその付勢力に抗して離脱方
向に駆動される引蓋係止レバーと、フィルムバックの前
面から突出する方向に付勢して設けられ、引蓋係止レバ
ーの回動を阻止及び許容する大径部及び小径部を備えた
引蓋信号ピンとからなり、フィルムバックをカメラ本体
から離脱することにより、引蓋係止レバーが引蓋信号ピ
ンの大径部に対向して引蓋の引抜きを阻止するようにす
る。
【0017】また、上記の一眼レフカメラにおいて、解
除手段が、カメラ本体側のシャッタ及びミラーのチャー
ジ完了に伴ってカメラ本体の背面から突出する第1の信
号伝達ピンと、フィルムバック側の引蓋信号ピンとを有
し、カメラ本体側のシャッタ及びミラーのチャージ完了
時、第1の信号伝達ピンを介して引蓋信号ピンが押圧さ
れることにより、その小径部が引蓋係止レバーに対向し
て引蓋の引抜きを許容するのが好ましい。
【0018】さらに、上記の一眼レフカメラにおいて、
フィルムバックの離脱時にはカメラ本体の作動を不能と
する作動抑止手段を設けるのがよく、その作動抑止手段
が、フィルムバック離脱時にカメラ本体の背面から突出
する第2の信号伝達ピンと、この第2の信号伝達ピンの
突出によりオフとなるフィルムバック着脱検知用のスイ
ッチとを有するのがよい。
【0019】この発明は、上記のように構成することに
より、フィルムバックを取り外したときには、カメラ本
体側のフォーカルプレンシャッタが開放状態となると共
にミラーが上昇してシャッタ開口部からこれらの作動部
材に接触するおそれはなくなる。
【0020】また、この状態でフィルムバックをカメラ
本体に再度装着したときには、カメラ本体側のフォーカ
ルプレンシャッタとミラーがチャージされ、その作動が
完了してシャッタ開口部が遮光されるとその信号がフィ
ルムバック側へ入力され、フィルムバック側の引蓋を引
抜き可能として撮影態勢が整えられる。
【0021】しかし。フィルムバックがカメラ本体に装
着されても、電池切れ等の何らかの原因でカメラ本体側
のシャッタ及びミラーのチャージが行われなかったり不
十分であったりした場合には、カメラ本体側からのチャ
ージ完了信号がフィルムバック側へ伝達されないので、
引蓋は引き抜くことができず、フィルムへの無駄な露光
を未然に防止することができる。
【0022】さらに、フィルムバック取外し時にはカメ
ラ本体の作動が不能となってカメラ本体単体でフォーカ
ルプレンシャッタやミラーを作動させたり、復帰させた
りすることもできないので、それによるシャッタ幕やミ
ラーへの接触も防止されてそれに基づく作動不良や破損
のおそれもなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態におけるフィルムバック装着時の着脱検知部を示
す分解斜視図、図2は、同じくそのシャッタ及びミラー
の駆動機構のチャージ完了状態を示す分解斜視図、図3
は、図2の要部のみを示す拡大図、図4は、同じくその
カメラ本体の背面斜視図、図5は、同じくそのフィルム
バックの前面斜視図である。
【0024】この発明による一眼レフカメラは、図4に
そのカメラ本体100の背面を示すように、ユニット式
フォーカルプレンシャッタを有し、図5にその前面を示
すフィルムバック200を着脱可能である。まず、この
カメラ本体100とフィルムバック200との着脱検知
手段の説明に先立ち、図2及び図3を参照してカメラ本
体100のシャッタ及びミラーの駆動機構を説明する。
【0025】ミラー1を保持するミラーホルダ2は、図
示しないミラーボックス内に収納され、このミラーボッ
クスの左右両側面の相対応する位置に設けた第1の枢軸
3,3により断面コの字状の第1のミラーアーム4の両
端を枢着し、第2の枢軸5,5により断面コの字状の第
2のミラーアーム6の両端を枢着する。
【0026】第1のミラーアーム4の両腕をミラーホル
ダ2に連結軸7,7(図2ではその一方のみを示す)に
より連結し、第2のミラーアーム6の両腕をミラーホル
ダ2に連結軸8,8により連結して、第1のミラーアー
ム4の左腕にローラ軸9を突設する。このローラ軸9を
上方へ駆動して第1のミラーアーム4を時計方向へ回動
させることにより、第2のミラーアーム6も時計方向へ
回動してミラーホルダ2をスイングバックさせながら上
昇させる。
【0027】ミラーボックスの左側面にミラー作動部材
であるミラー上げレバー10を軸11で枢着し、第1の
腕10aの先端部を第1のミラーアーム4のローラ軸9
に係合し得るようにし、第2の腕10bの先端部にロー
ラ軸12を突設する。ミラー上げレバー10の第3の腕
10cとミラーボックス固定部との間にミラー上げばね
13を係着してミラー上げレバー10を左旋方向へ付勢
するとともに、第4の腕10dと第1のミラーアーム4
との間にミラー下げばね14を係着して第1のミラーア
ーム4を左旋方向へ付勢する。
【0028】一方、複数のシャッタ幕20a(図7参
照)を有する縦走りのフォーカルプレンシャッタ20
は、シャッタ幕20aを収納するシャッタ基板21と、
シャッタ作動部材であるシャッタ駆動部22とからな
り、シャッタ駆動部22のセットレバー23をシャッタ
チャージレバー24により右旋方向へ押圧することによ
り、シャッタをチャージすることができる。シャッタチ
ャージレバー24は軸25により図示しないカメラ本体
側に軸着され、先端部に突設したチャージピン26がセ
ットレバー23に突設した連動ピン27に係合する。
【0029】このように構成したシャッタ及びミラー作
動部材をチャージするチャージ機構はカメラ本体側に設
けられている。駆動源であるモータ30の出力軸に固設
した出力軸ピニオン39の回転を減速輪列31を介して
その最終段であるチャージ歯車32に伝え、チャージ歯
車32の左側面にシャッタチャージカム33を、右側面
にセットカム34及びミラーチャージカム35を一体に
設ける。
【0030】シャッタチャージカム33の立体カム面を
シャッタチャージレバー24の一端に突設したカムフォ
ロア28に係合させ、セットカム34の段部34aを図
示のチャージ完了状態で係止レバー36により係止可能
とし、この係止レバー36を軸37でカメラ本体固定部
に軸着しばね38により左旋方向へ付勢する。また、ミ
ラーチャージカム35をミラー上げレバー10のローラ
軸12に係合させ、チャージ歯車32の一回転によりミ
ラー上げレバー10を時計方向へ回動させてミラー上げ
ばね13をチャージし得るようにする。
【0031】さらに、ミラーボックス左側面に軸40で
メインレリーズレバー41を軸着しばね42により右旋
方向へ付勢して一端折曲部41aでミラー上げレバー1
0の下端部をチャージ状態で係止可能とし、メインレリ
ーズレバー41の他端に設けた軸43によりサブレリー
ズレバー44を軸着し、メインレリーズレバー41との
間に弱いばね45を係着してサブレリーズレバー44を
右旋方向へ付勢する。
【0032】そして、メインレリーズレバー41の腕4
1bを係止レバー36の下端部に係合させ、メインレリ
ーズレバー41の左旋により係止レバー36を係止解除
方向へ右旋させるようにし、これらによりレリーズ部材
を構成する。また、サブレリーズレバー44の一端をメ
インレリーズレバー41の腕41bの基部に係合させる
とともに、サブレリーズレバー44の下端を爪車50の
歯部50aに係合させ、この爪車50を上述した減速輪
列31の初段歯車60と同軸上に設ける。
【0033】初段歯車60は、モータ30の出力軸ピニ
オン39に歯合する駆動部である駆動歯車61と、この
駆動歯車61の中心孔に軸部62aが回転可能に嵌入す
る従動部である従動ピニオン62とを備え、従動ピニオ
ン62の端面に突設した突起部62bが爪車50の端面
に突設した突起部50bに適当な回転遊びを有して当接
することにより従動ピニオン62と爪車50の回転伝導
を行っている。
【0034】そして、駆動歯車61と従動ピニオン62
とをスリップ可能に摩擦伝導させ、モータ30の過回転
による駆動歯車61の回転により爪車50にかかる過大
な力を防止するスリップ手段を構成する。
【0035】このような構成で図2に示すチャージ完了
状態ではモータ30はフリーとなっている。この状態か
らカメラボディ側のレリーズ操作に連動してモータ30
を回転させ、初段歯車60の駆動部を構成する駆動歯車
61をレリーズ方向(矢示B方向)へ僅かに回転させる
と、従動ピニオン62がそれに伴って回転し、その突起
部62bが爪車50の突起部50bに当接するに及んで
爪車50を矢示B方向へ回転させる。
【0036】爪車50の矢示B方向の回転により、歯部
50aがサブレリーズレバー44を軸43の方向へ押し
上げ、ばね42の付勢力に抗してメインレリーズレバー
41を左旋させ、一端折曲部41aによるミラー上げレ
バー10の係止を解除する。これにより、ミラー上げレ
バー10はミラー上げばね13の付勢力により反時計方
向へ回動し、その第1の腕10aがローラ軸9を上方へ
押圧して第1のミラーアーム4を時計方向へ回動させ、
ミラーホルダ2が第2のミラーアーム6を回動させてス
イングバックしながら上昇する。上記の過程において、
メインレリーズレバー41によるミラー上げレバー10
の係止が解除された後、なおモータ30の矢示B方向の
回転が続いた場合には、初段歯車60がスリップして駆
動系の過回転とそれによる機構部の破損を防止する。
【0037】ミラーホルダ2が上昇し終ると、図示しな
いシャッタレリーズ手段によりフォーカルプレンシャッ
タ20が作動して撮影が行われる。これに並行してメイ
ンレリーズレバー41の左旋により、その腕41b(図
3)が係止レバー36をばね38の付勢力に抗して右旋
させ、セットカム34の段部34aから退避し、チャー
ジ歯車32の係止を解いて初段歯車60のチャージ方向
(矢示A方向)の回転を可能とする。
【0038】このとき、爪車50をレリーズ方向へ回転
させる力を減速輪列31の初段歯車60から得ているの
で、レリーズのタイムラグを小さくすることができる。
また、そのレリーズ力量もモータ30の起動トルクその
ものを用いるのではなく、初段歯車60から得ているの
で、初段歯車の減速比の逆数倍の力量が得られ、その減
速比を適当に定めることにより、モータ30は小形のも
ので充分となる。
【0039】フォーカルプレンシャッタ20の作動が終
ると、モータ30が回転を開始し減速輪列31を介して
チャージ歯車32を矢示A方向へ回転させる。これによ
り、チャージ歯車32と一体のミラーチャージカム35
が同方向へ回転し、ローラ軸12を駆動してミラー上げ
レバー10をミラー上げばね13の付勢力に抗して時計
方向へ回動させる。ミラー上げレバー10の時計方向の
回動に追従して第1のミラーアーム4がミラー下げばね
14の付勢力により反時計方向へ回動し、ミラーホルダ
2が下降して図示しないミラー止めに当接して斜在位置
に保持される。
【0040】チャージ歯車32が一回転すると、シャッ
タチャージカム33がカムフォロア28を駆動し、シャ
ッタチャージレバー24を右旋させてセットレバー23
を矢示方向へ回動させてシャッタをチャージした後、カ
ムフォロア28がシャッタチャージカム33の低部へ落
ち込んで図2に示す状態となり、セットカム34の段部
34aが係止レバー36に当接してチャージ歯車32の
回転が係止され、モータ30はチャージ終了直前で急停
止する。
【0041】この状態では、減速輪列31の最終段であ
るチャージ歯車32は停止位置でロックされるが、モー
タ30の回転はフリーとなるので、減速輪列31のバッ
クラッシュ分だけ初段歯車60は反動で矢示B方向へ逆
転する。しかし、初段歯車60と爪車50との間には回
転方向に遊びを設けてあるので、初段歯車60の逆転に
より爪車50が矢示B方向へ回転駆動されることはな
く、この爪車50に駆動されてメインレリーズレバー4
1が反時計方向へ回動するおそれはない。
【0042】次に、このようなシャッタ及びミラーの駆
動機構を有するカメラ本体100側のフィルムバック着
脱検知手段を図1,図4及び図5を参照して説明する。
カメラ本体100の背面には、図4に示すように、フィ
ルムバック200(図5)を着脱自在に装着する固定の
下部結合爪101及び上部結合爪102,102を有
し、それぞれフィルムバック200の固定の下部結合片
201及び可動の上部結合片202,202にそれぞれ
結合し、着脱つまみ203を操作することにより上部結
合片202,202を駆動してフィルムバック200を
カメラ本体100から取り外すことができる。
【0043】図1に示す着脱検知レバー71は固定の軸
受72に回動自在に支持された軸73に軸支され、ばね
74により図で時計方向に付勢されており、その突出部
71aは、図4に示すように、下部結合爪101の溝1
01a内を移動可能である。軸73の左端部には係止レ
バー75をばね76により左旋方向に付勢して固定し、
その折曲部75aは着脱検知レバー71の腕71bに係
合している。また、軸73の右端部に信号伝達レバー7
7を一体に固定している。
【0044】係止レバー75の折曲部75bに係脱可能
な段部81aを有するチャージ連動レバー81は、長孔
81b,81bと軸82,82により図1で上下方向に
移動自在に装着され、ばね83により下方へ付勢されて
いる。チャージ連動レバー81の上部には、上端部81
cとの間に切欠部81dを形成し、下部には突起81e
を突設して上述のメインレリーズレバー41に設けた折
曲部41cに係合している。
【0045】チャージ連動レバー81の切欠部81d内
に進入する折曲部84aを有する連動レバー84は、軸
85により軸着され、他端に上述のミラーチャージカム
35に係合して転動するコロ86を有する。また、チャ
ージ連動レバー81の図1で上方には、レバー91を軸
92により軸着してばね93により反時計方向に付勢
し、チャージ連動レバー81の上端部81cによりその
反時計方向の回動を阻止し、図示のチャージ連動レバー
81の上昇位置においては、レバー91に形成した突出
部91aがチャージ連動レバー81の切欠部81dに落
ち込んで左旋状態にある。
【0046】ばね93の下部はレバー91の折曲部によ
り拘持され、その下端部には突出折曲部93aを形成し
てその先端部がレバー91の下端部91bに保持され、
突出折曲部93aは、図6及び図7に示すように、シャ
ッタ駆動部22の側面上部の後幕係止レバー95に若干
の隙間Xをおいて対向している。シャッタ駆動部22の
側面下部にはシャッタレリーズレバー96が上下に回動
自在に設けてある。
【0047】また、図3に示すように、メインレリーズ
レバー41と同軸40にレバー97がばね99により右
旋方向に付勢して軸着され、その先端部97aが図7に
示したシャッタ駆動部22のシャッタレリーズレバー9
6を押圧し得る位置にあり、先端近くに突設したコロ9
8はミラー上げレバー10のカム部10eに係合し得る
位置にある。
【0048】さらに、カメラ本体100の後部には、図
8に示すようにシャッタ基板21を挿通して第1の信号
伝達ピン103が図で左右に摺動自在に設けてあり、そ
の右端部は信号伝達レバー77に係合し、左端側はフィ
ルムバック200に突出方向に付勢して設けた引蓋信号
ピン204(図5)に係合している。また、カメラ本体
100の後部には、図4に示すように、フィルムバック
200の着脱を検知する第2の信号伝達ピン104が前
後に摺動自在に設けてある。
【0049】第2の信号伝達ピン104は、図9に示す
ように、ばね105によりカメラ本体100の背板10
0aから後方(図で右方)へ突出する方向に付勢され、
カメラ本体100の内部には、第2の信号伝達ピン10
4の左端部に若干の間隙をおいてフィルムバック着脱検
知用のスイッチ106のアクチュエータ106aが対向
している。
【0050】一方、フィルムバック200の遮光部材で
ある引蓋210は、図10に示すように、下部に台形状
の切欠部210aを形成して引蓋係止レバー211の突
起部211aを係脱自在としている。引蓋係止レバー2
11は、軸212で固定部に軸着さればね213により
右旋方向に付勢され、図に実線で示すように突起部21
1aが引蓋210の切欠部210aに係合した状態にあ
る。
【0051】そして、この状態でフィルムバック200
がカメラ本体100から取り外され、引蓋信号ピン20
4が自己の付勢力により突出状態にあるときには、引蓋
係止レバー211が引蓋信号ピン204の大径部204
aに当接し得る状態にある。そのため、引蓋210を矢
示方向に引き抜こうとして引蓋係止レバー211がばね
213の付勢力に抗して左旋しようとしても、引蓋信号
ピン204の大径部204aにその回動が阻止されて引
蓋係止レバー211が実線で示す状態に保たれ、引蓋2
10の引抜きは不能となる。
【0052】また、図9に示すように、カメラ本体10
0の第2の信号伝達ピン104がばね105の付勢力に
より後方に突出し、フィルムバック着脱検知用のスイッ
チ106のアクチュエータ106aの押圧が解除されて
スイッチ106がオフとなる。同時に、図1に示す着脱
検知レバー71が自由になり、ばね74の付勢力により
図1で時計方向へ回動し、その腕71bが係止レバー7
5をばね76の付勢力に抗して時計方向に回動させる。
【0053】係止レバー75の回動により、その折曲部
75bにより係止されていたチャージ連動レバー81が
ばね83の付勢力により下方へ移動する。このとき、チ
ャージ連動レバー81の切欠部81dに落ち込んでいた
レバー91の突出部91aがチャージ連動レバー81の
上端部81cに押し上げらればね93の付勢力に抗して
時計方向に回動し、これに同動するばね93の突出折曲
部93aが図6に示すシャッタ駆動部22の後幕係止レ
バー95を押圧して後幕拘束部材に充当され、フィルム
バック200の取外しに伴うカメラ本体100側の作動
の第1順位としてシャッタ後幕を係止する。
【0054】また、チャージ連動レバー81の下方移動
によりその突起81eがメインレリーズレバー41の折
曲部41cを押下してメインレリーズレバー41をばね
42の付勢力に抗して反時計方向に回動させ、一端折曲
部41aにより係止されていたミラー上げレバー10が
反時計方向に回動し、ミラーホルダ2をスイングバック
させながら上昇させ、これが第2順位となる。
【0055】ミラー上げレバー10の反時計方向の回動
時に、そのカム部10eがレバー97上のコロ98を押
下することにより、レバー97はばね99の付勢力に抗
して軸40を中心として反時計方向へ回動し、レバー9
7の先端部97aがシャッタ駆動部22のシャッタレリ
ーズレバー96を押し下げてシャッタ先幕が走行する
が、シャッタ後幕は後幕係止レバー95が押圧されてい
るため蓄勢状態に保たれてシャッタが開放状態となる。
これが第3順位となる。
【0056】さらに、軸73の回動によりこれと一体の
カメラ本体100側の信号伝達レバー77も時計方向へ
回動し、信号伝達レバー77の先端折曲部77aから離
間した第1の信号伝達ピン103は前後に移動可能状態
となり、カメラ本体側がレリーズ状態またはミラー,シ
ャッタのセット未完了状態を示している。
【0057】この状態でフィルムバック200をカメラ
本体100に装着すると、フィルムバック200側の引
蓋信号ピン204がカメラ本体100の第1の信号伝達
ピン103と当接する。このとき、カメラ本体100に
電源がないかあるいはカメラ本体100側のチャージ力
に必要な電気容量がない場合には、カメラ本体側はチャ
ージされないので、第1の信号伝達ピン103は引込み
状態に、フィルムバック200側の引蓋信号ピン204
は突出状態に保たれ、引蓋210の引抜きは阻止され、
不用意に引蓋210を引き抜くことによるフィルム面へ
の漏光が防止されている。
【0058】次に、カメラ本体100側の電源がミラー
及びシャッタのチャージに必要な電気容量を有する通常
の状態でフィルムバック200をカメラ本体100に装
着しようとすると、フィルムバック200側の下部結合
片201がカメラ本体100側の下部結合爪101に嵌
合して着脱検知レバー71の突出部71aを押下する。
これにより、係止レバー75はばね76の付勢力により
反時計方向へ回動しようとするが、チャージ連動レバー
81の下部テーパ面に当接しているので右旋状態に保た
れている。
【0059】フィルムバック200がカメラ本体100
に完全に装着される頃、フィルムバック200側の上部
結合片202,202がカメラ本体100側の上部結合
爪102,102に噛み合い、同時にカメラ本体100
側の第2の信号伝達ピン104がばね105に抗して引
込み方向に押圧され、フィルムバック着脱検知用のスイ
ッチ106のアクチュエータ106aを押圧してスイッ
チ106をオンとし、フィルムバック200が装着され
たことをカメラ本体100側で検知する。
【0060】これにより、図2に示すモータ30が所定
方向に回転し、減速輪列31を介してシャッタチャージ
カム33及びミラーチャージカム35を時計方向へ回動
させる。そして、ミラーチャージカム35の回動により
連動レバー84のコロ86がカム面に添って転動するこ
とによって連動レバー84を時計方向へ回動させ、その
先端折曲部84aによってチャージ連動レバー81の上
端部81cをばね83の付勢力に抗して上昇させる。
【0061】チャージ連動レバー81が上昇端まで移動
して図1に示す状態になると、レバー91はばね93の
付勢力により反時計方向へ回動し得る状態となり、その
突出部91aがチャージ連動レバー81の切欠部81d
に落ち込んだ状態で停止する。このとき、ばね93の突
出折曲部93aがシャッタ駆動部22の後幕係止レバー
95から退避するので、シャッタ後幕は走行し、シャッ
タ開口部は遮蔽される。これと並行して、ミラーチャー
ジカム35の時計方向の回動により、ミラー上げレバー
10も時計方向に回動してチャージ状態となる。
【0062】さらに、モータ30の回転により、シャッ
タチャージカム33の立体カム面上をシャッタチャージ
レバー24のカムフォロア28が転動することにより、
シャッタチャージレバー24が図2の矢示方向に回動
し、シャッタ駆動部22のセットレバー23を時計方向
に回動してシャッタチャージ状態とする。
【0063】また、上記のミラーチャージカム35の初
期の回動により、連動レバー84が時計方向に回動して
チャージ連動レバー81を上昇させ、係止レバー75の
左旋により上昇端で停止させるが、それに連動して軸7
3及び信号伝達レバー77も係止レバー75と共に回動
し、その先端折曲部77aが第1の信号伝達ピン103
を介してフィルムバック200側の引蓋信号ピン204
(図5)を押圧し、図10に示す引蓋係止レバー211
が引蓋信号ピン204の小径部204bに対向する。し
たがって、この状態で引蓋210を引き抜くと、その切
欠部210aのテーパ部に押されて引蓋係止レバー21
1がばね213の付勢力に抗して左旋し、引蓋210を
引き抜くことができる。
【0064】なお、上記の実施形態ではこの発明を中判
の一眼レフカメラに実施した場合について説明したが、
この発明はそれに限るものではなく、35mm判や大判
の一眼レフカメラ等にも何等支障なく実施することがで
きる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による一眼
レフカメラによれば、その請求項1に係る発明では、フ
ィルムバックを取り外したときには、カメラ本体側のフ
ォーカルプレンシャッタが開放状態となると共に、ミラ
ーも上昇してカメラ本体背面のシャッタ開口部から作動
部材が全く露出されなくなるので、不用意にシャッタ幕
やミラー作動部材に接触したり、他物を当接させたりす
るおそれがなく、それらに起因する作動不良や破損を未
然に防止することができる。
【0066】請求項2に係る発明によれば、フォーカル
プレンシャッタをユニット式フォーカルプレンシャッタ
とすることによりカメラ本体への組込みを容易にするこ
とができ、カメラ本体側の情報とフィルムバック側の情
報とをシャッタ基板を挿通した第1の信号伝達ピンによ
り相互に伝達することによりフィルムバック着脱面の面
積を小さくし得てカメラ本体の小型化と保持性の向上を
図ることができる。
【0067】請求項3に係る発明によれば、カメラ本体
からフィルムバックを離脱することにより、すべてメカ
的な作動によりシャッタを開放させるとともにミラーを
上昇させるようにしたので、カメラ本体側が電池切れの
状態でも常にシャッタ開口部から作動部材をなくするこ
とが可能になる。
【0068】請求項4に係る発明によれば、フォーカル
プレンシャッタ開放並びにミラー上昇状態でカメラ本体
にフィルムバックを装着したときに、シャッタを巻き上
げるとともにミラーを下降させることにより、その都度
カメラ本体側のシャッタやミラーをチャージする手間が
省けて一眼レフカメラの操作性を一段と向上させること
ができる。
【0069】請求項5に係る発明によれば、フィルムバ
ック装着によりカメラ本体側から突出している第2の信
号伝達ピンを介してシャッタ及びミラーチャージ用のモ
ータに通電するようにしたので、きわめて簡単な構成で
確実にシャッタを巻き上げるとともにミラーをチャージ
させることができる。
【0070】請求項6に係る発明によれば、カメラ本体
側のシャッタ及びミラーのチャージの作動完了信号がフ
ィルムバック側へ入力されたときに始めてフィルムバッ
ク側の引蓋が引き抜けるようにしたので、万一、カメラ
本体側が電池切れ等でチャージ未了でシャッタが開放状
態のときに引蓋を引き抜いてフィルムを露光させるとい
う不具合が防止される。
【0071】請求項7に係る発明によれば、上記の引蓋
の引き抜きを阻止する安全装置を、引蓋の引き抜きによ
り係止解除方向に駆動される引蓋係止レバーと、この引
蓋係止レバーの回動を阻止及び許容する大径部及び小径
部を備えた引蓋信号ピンとからなるようにしたので、簡
単且つ確実な構成により実施することが可能になる。
【0072】請求項8に係る発明によれば、上記の安全
装置の解除手段が、シャッタ及びミラーのチャージ完了
に伴ってカメラ本体の背面から突出する第1の信号伝達
ピンを介してフィルムバック側の引蓋信号ピンが押圧さ
れることにより、その小径部が上記引蓋係止レバーに対
向するようにしたので、各構成部材に無理な力が作用す
るおそれをなくすることができる。
【0073】請求項9に係る発明によれば、フィルムバ
ックの離脱時にはカメラ本体の作動を不能としたので、
カメラ本体単体でシャッタミラーをレリーズしたり巻き
上げたりして、シャッタ開口部にシャッタ幕やミラー作
動部材を露出させるおそれがなく、いかなる状態におい
ても安全性を確保することができる。
【0074】請求項10に係る発明によれば、上記のカ
メラ本体の作動抑止手段が、フィルムバック離脱時にカ
メラ本体の背面から突出する第2の信号伝達ピンによっ
てオフとなるスイッチを有するようにしたので、きわめ
て簡単な構成によりカメラ本体の作動を阻止することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるフィルムバック
装着時の着脱検知部を示す分解斜視図である。
【図2】同じくそのシャッタ及びミラーの駆動機構のチ
ャージ完了状態を示す分解斜視図である。
【図3】同じく図2の要部のみを示す拡大図である。
【図4】同じくそのカメラ本体の背面斜視図である。
【図5】同じくそのフィルムバックの前面斜視図であ
る。
【図6】同じくそのカメラ本体のシャッタ駆動部を示す
断面図である。
【図7】同じくそのシャッタユニットを示す斜視図であ
る。
【図8】同じくそのカメラ本体のフィルムバック装着状
態を示す要部断面図である。
【図9】同じくそのフィルムバック着脱により作動又は
不作動となるスイッチを示す説明図である。
【図10】フィルムバック側の引蓋引抜き防止機構を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1:ミラー 2:ミラーホルダ 10:ミラー上げレバー 13:ミラー上げばね 14:ミラー下げばね 20:フォーカルプレンシャッタ 21:シャッタ基板 22:シャッタ駆動部 23:セットレバー 24:シャッタチャージレバー 30:モータ 31:減速輪列 32:チャージ歯車 33:シャッタチャージカム 34:セットカム 35:ミラーチャージカム 36:係止レバー 41:メインレリーズレバー 44:サブレリーズレバー 71:着脱検知レバー 75:係止レバー 77:信号伝達レバー 81:チャージ連動レバー 84:連動レバー 91,97:レバー 95:後幕係止レバー 96:シャッタレリーズレバー 100:カメラ本体 103:第1の信号伝達ピン 104:第2の信号伝達ピン 106:フィルムバック着脱検知用のスイッチ 200:フィルムバック 204:引蓋信号ピン 210:引蓋 211:引蓋係止レバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムバック交換可能なフォーカルプ
    レンシャッタ付一眼レフカメラにおいて、フィルムバッ
    ク側の情報とカメラ本体側の情報とを相互に伝達する信
    号伝達手段と、該信号伝達手段により上記フィルムバッ
    クを上記カメラ本体から離脱したことを検知したときに
    は、上記カメラ本体のフォーカルプレンシャッタを開放
    させるとともにミラーを上昇させる退避手段とを設けた
    ことを特徴とする一眼レフカメラ。
  2. 【請求項2】 フォーカルプレンシャッタが、画面開口
    部を有するほぼ方形のシャッタ基板に組み込まれたシャ
    ッタ先幕及びシャッタ後幕とそれらを駆動するシャッタ
    駆動部を有するユニット式フォーカルプレンシャッタで
    あり、信号伝達手段が、上記シャッタ基板を挿通して設
    けられた第1の信号伝達ピンであることを特徴とする請
    求項1記載の一眼レフカメラ。
  3. 【請求項3】 退避手段が、フィルムバックの装着によ
    り自己の付勢力に抗して回動可能なカメラ本体側の着脱
    検知レバーと、該着脱検知レバーに追従して回動する係
    止レバーと、シャッタ及びミラーのチャージに連動して
    自己の付勢力に抗して変位し、その変位位置で上記係止
    レバーにより保持されるチャージ連動レバーと、該チャ
    ージ連動レバーに連動して回動しシャッタ後幕をチャー
    ジ状態に保持可能な後幕拘束部材と、上記シャッタ及び
    ミラーのチャージを解除するレリーズ部材とからなり、
    上記フィルムバックの離脱により、上記着脱検知レバー
    が上記係止レバーを係止解除方向に駆動し、上記チャー
    ジ連動レバーが復帰して上記シャッタ後幕をチャージ状
    態に保持したまま、上記レリーズ部材を駆動してシャッ
    タ先幕及びミラーを作動させるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の一眼レフカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の一眼レフカメラにおい
    て、上記フォーカルプレンシャッタ開放並びにミラー上
    昇状態で、上記カメラ本体に上記フィルムバックを装着
    したことを上記信号伝達手段が検知したときには、上記
    フォーカルプレンシャッタを巻き上げるとともに上記ミ
    ラーを下降させるチャージ手段を設けたことを特徴とす
    る一眼レフカメラ。
  5. 【請求項5】 チャージ手段が、カメラ本体の背面から
    突出する方向に付勢され、フィルムバック装着によりそ
    の付勢力に抗して押圧される第2の信号伝達ピンと、該
    第2の信号伝達ピンを介して、少なくともシャッタ及び
    ミラーチャージ用のモータに通電する常開のフィルムバ
    ック着脱検知用のスイッチとを有することを特徴とする
    請求項4記載の一眼レフカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の一眼レフカメラにおい
    て、上記信号伝達手段により上記チャージ手段の作動完
    了信号が上記フィルムバック側へ入力されたときには、
    該フィルムバック側の遮光用の引蓋を引抜き不能として
    いた安全装置を解除する解除手段を設けたことを特徴と
    する一眼レフカメラ。
  7. 【請求項7】 安全装置が、引蓋の挿脱方向に平行な側
    面に形成した切欠部と、該切欠部に係脱自在な突起部を
    備えて常時係合方向へ付勢され、上記引蓋の引抜き方向
    への移動によりその付勢力に抗して離脱方向に駆動され
    る引蓋係止レバーと、フィルムバックの前面から突出す
    る方向に付勢して設けられ、上記引蓋係止レバーの回動
    を阻止及び許容する大径部及び小径部を備えた引蓋信号
    ピンとからなり、上記フィルムバックをカメラ本体から
    離脱することにより、上記引蓋係止レバーが上記引蓋信
    号ピンの大径部に対向して上記引蓋の引抜きを阻止する
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の一眼レフカ
    メラ。
  8. 【請求項8】 解除手段が、カメラ本体側のシャッタ及
    びミラーのチャージ完了に伴って上記カメラ本体の背面
    から突出する第1の信号伝達ピンと、フィルムバック側
    の引蓋信号ピンとを有し、カメラ本体側のシャッタ及び
    ミラーのチャージ完了時、上記第1の信号伝達ピンを介
    して上記引蓋信号ピンが押圧されることにより、その小
    径部が引蓋係止レバーに対向して引蓋の引抜きを許容す
    るようにしたことを特徴とする請求項7記載の一眼レフ
    カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項1,4,6のいずれか1項記載の
    一眼レフカメラにおいて、上記フィルムバックの離脱時
    には上記カメラ本体の作動を不能とする作動抑止手段を
    設けたことを特徴とする一眼レフカメラ。
  10. 【請求項10】 作動抑止手段が、フィルムバック離脱
    時にカメラ本体の背面から突出する第2の信号伝達ピン
    と、該第2の信号伝達ピンの突出によりオフとなるフィ
    ルムバック着脱検知用のスイッチとを有することを特徴
    とする請求項9記載の一眼レフカメラ。
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WO2010029689A1 (ja) * 2008-09-10 2010-03-18 パナソニック株式会社 カメラ本体および撮像装置

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